JP2006263174A - 食器洗浄機および扉の開閉検知装置 - Google Patents

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輝男 中村
Tomoo Kobayashi
朋生 小林
Hiroyuki Hanawa
博之 塙
Hiroshi Ito
拓 伊藤
Yoshinori Wakatsuki
芳紀 若月
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Abstract

【課題】 扉の開閉検知装置のスイッチ部への水の侵入を防止するようにした食器洗浄機およびその扉の開閉検知装置を得る。
【解決手段】 洗浄槽2の開口部3を開閉する扉体(上扉4、下扉5)と、扉体のロック手段31と、このロック手段のロック動作に関連して扉体の開閉状態を検知する扉開閉検知手段とを備え、扉開閉検知手段が、スイッチ手段を配置する空間34とロック爪7が挿入する空間35とを区画する隔壁36と、この隔壁に設けられた突起挿入口37と、この突起挿入口に挿入される突起38を有しロック爪により押されるレバー40とを備え、扉体の閉鎖時、ロック爪により押されたレバーの突起が隔壁の突起挿入口を通してスイッチ手段を作動させる構成とする。
【選択図】 図8

Description

本発明は、食器洗浄機に関し、特に、食器洗浄機における扉の開閉検知装置に関する。
食器洗浄機(あるいは食器洗浄乾燥機)は、汚れた食器類を食器かご内に入れ、これを食器洗い機本体の洗浄槽内にセットし、洗浄水をノズルから噴射することにより汚れた食器類を洗浄するものである。したがって、洗浄中は、洗浄槽の開口部は扉体で固く閉じられており、扉側に設けられたロック爪が洗浄槽側に設けられたロック爪挿入口に挿入されて係合部に係止しロックされるようになっている。そして、このロック部には一般に扉体の開閉状態を検知する検出スイッチが設けられている(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−70218号公報(第4、5頁、図3、図12)
しかしながら、従来の食器洗浄機は、扉側に設けられたロック爪が洗浄側の検出スイッチのアクチュエータに直接接触する構成となっており、検出スイッチは前方に開口するロック爪挿入口に連通する空間内に配置されているため、食器類を洗浄槽に入れる際などに、食器や手などに付いた水がふりかかってロック爪挿入口を通じて内部空間に侵入しスイッチ部に水をかけてしまうことがあった。そのため、スイッチ部を濡らしてしまい誤検知を起こすことがあった。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、扉の開閉検知装置のスイッチ部への水の侵入を防止するようにした食器洗浄機およびその扉の開閉検知装置を得ることを目的とする。
本発明に係る食器洗浄機は、洗浄槽の開口部を開閉する扉体と、扉体のロック手段と、このロック手段のロック動作に関連して前記扉体の開閉状態を検知する扉開閉検知手段とを備え、前記扉開閉検知手段が、スイッチ手段を配置する空間とロック爪が挿入する空間とを区画する隔壁と、この隔壁に設けられた突起挿入口と、この突起挿入口に挿入される突起を有し前記ロック爪により押されるレバーとを備え、扉体の閉鎖時、前記ロック爪により押された前記レバーの突起が前記隔壁の突起挿入口を通して前記スイッチ手段を作動させることを特徴としている。
本発明によれば、扉開放時に、たとえ食器や手に付いた水がロック爪挿入口から扉開閉検知装置の本体内部に侵入しても隔壁により遮られるため、スイッチ手段が配置される空間まで水が入ることはない。したがって、スイッチ手段の誤検知がなくなり、扉開閉検知装置の信頼性が向上する。
という効果を有する。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
実施の形態1.
図1は本発明の実施の形態1を示す食器洗浄機の扉閉鎖状態の外観斜視図、図2は扉開放状態の外観斜視図、図3は食器洗浄機の右側面図である。
図1ないし図3において、この食器洗浄機の本体(食器洗浄機本体)1は、内部に食器類を洗浄するための洗浄槽2を有する。食器類は図示しない食器かごに収納されて、その食器かごを洗浄槽2の前面側に開口する開口部3から出し入れするようになっている。
洗浄槽2の開口部3は、複数の扉体、すなわちこの例では上扉4と下扉5によって閉鎖および開放状態にされる。このように扉体を複数個に分割することにより、各扉体の開閉動作の範囲を小さくすることができるので、狭いスペースでも食器洗浄機の設置が可能となる。
洗浄槽2の開口部3は、一般に、正面からみて四角形状に形成され、側面からみて開口面の上方部分がやや後方に傾斜した滑らかな曲面形状に開口面が形成されている。この開口部3の周囲の各辺にはゴム材料からなるシール部材が装着され、また上扉4と下扉5の合わせ部にもシール部材が装着され、扉閉鎖時の水密性が保たれている。
上扉4は、下扉5に比べて縦方向の長さが多少小さく形成され、後述する連動手段によって上方へ回転して開くようになっている。この上扉4の開閉軌道については後で詳しく説明する。下扉5は、正面の手前側にほぼ90゜回転して開くようになっている。
下扉5には扉のロックを解除するための扉ロック解除ボタン6が設けられており、下扉5の左右両側には扉ロック解除ボタン6を押すことによってロックを解除する方向に動作するロック爪7(ロック手段の一例)が設けられている。このロック爪7は対応する洗浄槽2の前面の両側に設けられたロック爪挿入口8に挿入し、内部の係合部(ロック手段の一例)に係合して扉をロックするようになっている。また、ロック爪挿入口8の内部には本発明の要部である扉開閉検知装置30が設けられている。この扉開閉検知装置およびロック装置については後で詳しく説明する。
次に、連動手段を有する扉の連動開閉機構について詳細に説明する。なお、連動開閉機構は洗浄槽2の左右両側面にそれぞれ設けられているが、同一の構成であるので、ここでは右側について示す。
図4は食器洗浄機の外カバー9を取り外した状態を右側面からみた内部構造図で、(a)は扉閉鎖時、(b)は扉開放時の状態を示している。図5は扉と連動開閉機構のみを取り出して示した動作説明図で、(a)は扉閉鎖時の動作説明図、(b)は上扉および下扉の開放途中状態を示す動作説明図である。図6(a)〜(d)は図4、図5に示される扉の連動開閉機構の動作を模式的にあらわした動作説明図である。
図4ないし図6に示すように、扉の連動開閉機構10は、リンク機構により構成されており、上扉4と下扉5の連動手段として、第1のリンク11および第2のリンク12を備えている。
下扉5は、洗浄槽2の下部に回転支点13(図5、図6参照)で回転自在に枢支されており、さらに下扉5と一体に下扉アーム14が形成されている。この下扉アーム14の先端部に上記第1のリンク11の下端部が支点15で回転自在に連結されている。第1のリンク11の上端部には第2のリンク12の先端部が支点16で回転自在に連結され、第2のリンク12の基端部は洗浄槽2の側面(あるいは洗浄槽の側面に取り付けられる取付板)に支点17で回転自在に連結されている。そして、上扉4に一体に設けられた上扉支持アーム18が第2のリンク12に支点19で回転自在に連結されている。なお、第2のリンク12には扉開放時に上扉4が自重によりフリーに下降しないように規制するストッパ20が設けられている。
また、図6において、21は洗浄槽2の天井部(または食器洗浄機本体1の天板部)であり、洗浄槽天井部21の前面、すなわち洗浄槽2の開口面22(図5参照)の上辺部と、これに対面する上扉4の上辺部には、ラビリンス状に形成された凹状部23と、これに嵌合する凸状部24が設けられてシール部25を構成している。凹状部23および凸状部24は、図示とは反対に上扉4側に凹状部23を、洗浄槽2側に凸状部24を設けてもよい。また、凹状部23および凸状部24は、少なくとも洗浄槽2と上扉4の各上辺部に設けることが好ましい。
次に、この実施の形態における扉開閉検知装置の構成について詳細に説明する。扉開閉検知装置についても洗浄槽2の両側面に同一の構成のものが取り付けられており、ここではその一方のみを示す。
図7は扉開閉検知装置の主な構成部品の分解斜視図および組立図で、同図の上段図(左側の図)は洗浄槽の右側面に取り付けられる取付面方向からみた分解斜視図、同図の下段図(右側の図)は上記の逆方向(外側方向)からみた分解斜視図である。図8は扉開閉検知装置の動作を示す説明図で、(a)はロック前、(b)はロック時、(c)は扉開閉検知装置の主要部品のみを取り出して示す動作説明図である。図9はさらにこの主要部品の動作を示す拡大図で、(a)はスイッチオフ時、(b)はスイッチオン時、(c)は両者の動作時を併記した図である。
図7ないし図9に示すように、この扉開閉検知装置30は、扉のロック手段31と、ロック手段31のロック動作に関連して動作するスイッチ(例えば、マイクロスイッチ)32とを有する構成となっている。扉開閉検知装置30は、図2ないし図4に示すように、洗浄槽2の左右両側面に取り付けられ、外カバー9で覆われるようになっている。
扉開閉検知装置30は洗浄槽2の側面にネジで取り付けられる本体ケース33を有し、この本体ケース33の中に、マイクロスイッチ32が配置されるスイッチ配置空間34と、ロック爪挿入口8に連通しロック爪7が挿入されるロック爪挿入空間35と、両空間34、35を区画する隔壁36と、隔壁36に設けられた突起挿入口37と、突起38が設けられ一端部が回転支点39で回転自在に枢着されるレバー40と、ロック爪7が係合する係合部41とが設けられている。また、突起挿入口37の幅(本体ケース33底面からの高さ)はレバー40の幅よりも小さく形成されている。なお、ロック手段31を構成する係合部41は図示のように本体ケース33と一体でなく別体に構成することもできる。
図7において、本体ケース33はアルミダイカストや強化プラスチックなどで片面が開口された鞘型につくられている。本体ケース33には前面にロック爪7が挿入される方形状のロック爪挿入口8が設けられ、隔壁36によって前部室と後部室に区画されている。前部室はロック爪挿入口8に連通するロック爪挿入空間35となっており、後部室はマイクロスイッチ32が配置されるスイッチ配置空間34となっている。また、ロック爪7に係合する係合部41は、図8に示すように、ロック爪挿入口8の背面、すなわちロック爪挿入空間35の前部に形成されている。
図7に示す42はカバーであり、配線済みのマイクロスイッチ32(但し、配線は図示省略)およびレバー40を組み立てた後に本体ケース33にカバー42を固定し、カバー42と本体ケース33との間に配線済みのマイクロスイッチ32およびレバー40を保持するようになっている。マイクロスイッチ32はスイッチレバー43が隔壁36の突起挿入口37に対面するようにセットされる。また、マイクロスイッチ32はここではコネクタを介して配線されるようになっており、配線は本体ケース33の外部に引き出される。また、本体ケース33にはマイクロスイッチ32を保持するための突起軸や軸嵌合部、レバー40の回転支点39となる突起軸の嵌合部等が設けられている。カバー42にも同様の嵌合部や孔が設けられている。
なお、図8、図9はカバー42を取り外した状態を示している。
次に動作について説明する。まず、食器洗浄装置の基本的な動作について概略説明する。
食器洗浄機の動作は、一般的に食器類の洗浄工程、すすぎ工程、乾燥工程の順に実行される。
洗浄工程では、給水手段(図示せず)により水を洗浄槽2内に一定量給水し、さらに食器類の汚れを分解して落とすための洗剤を洗浄槽2内に入れる。洗浄水はシーズヒータ等の発熱体で一定温度に昇温される。この洗浄水を洗浄ポンプ(図示せず)により吸い込んで、洗浄ノズル(図示せず)へ送水し、洗浄ノズルの孔より食器類へめがけて噴射することにより食器類の汚れを洗い落とす。噴射した洗浄水は洗浄槽2の中に落下して戻り、再び洗浄ポンプに吸い込まれて洗浄水を循環しながら噴射を繰り返す。一定時間洗浄ポンプを稼働した後、洗浄槽2の内部の水は、排水口(図示せず)より外部の下水などへ排水される。
すすぎ工程は、食器類に付着した洗剤や汚水をすすぎ洗いする目的で行うものであり、洗い動作それ自体は洗浄工程と変わらない。すすぎ工程では、洗剤を入れた上記の洗浄水を洗浄槽2から全部排水した後、きれいな水を給水してその水を洗浄ノズルより噴射することにより食器類をすすぎ洗いする。
この水の給水→一定時間の循環噴射→排水を通常2〜4回程度行うことで食器類の洗浄と、すすぎが行われる。
そして、最後に送風機(図示せず)により温風あるいは室温の風を食器類に当てて食器類を乾燥する。乾燥用空気は洗浄槽2の天井部に設けられた排気孔(図示せず)より外部へ排気される。
次に、扉の連動開閉機構10の動作について、主に図6を参照して説明する。
まず、上扉4、下扉5が図6(a)のように閉じた状態から、図6(b)のように下扉5を開く。下扉5は、扉ロック解除ボタン6を押すことによりロック爪7のロックが解除されるので、下方へ回転して開くことができる。すなわち、下扉5は回転支点13を中心に矢印51の方向に回転し、これに伴い下扉5と一体に形成された下扉アーム14も回転支点13を中心に上方へ回転する。下扉アーム14が上方へ回転すると、下扉アーム14に連結された第1のリンク11が矢印52で示す上方へ押し上げられる。これによって、第1のリンク11に連結された第2のリンク12が支点17を中心に矢印53で示す上方へ回転する。
さらに、第2のリンク12が上方へ回転することにより、上扉4と一体に形成された上扉支持アーム18が支点19で第2のリンク12に連結されているので、上扉支持アーム18と第2のリンク12とのなす角度θ1が図6(b)に示すように角度θ2になるまで上扉支持アーム18は支点19を中心に矢印54で示す下方へ回転する。なお、上扉支持アーム18と第2のリンク12はストッパ20により角度θ2以上の回転が生じないように保持される。
すなわち、上扉支持アーム18と第2のリンク12とのなす角度は、上扉4、下扉5を完全に閉じた状態(図6(a))のときの角度θ1よりも、上扉4、下扉5が少し開いた状態(図6(b))のときの角度θ2の方が若干大きくなる。このように、上扉アーム18と第2のリンク12とのなす角度が増加することで、上扉4は、図6(b)、(d)のように、開口面22に対してほぼ垂直の方向(矢印55)に移動して開離する。そのため、上扉4の上辺部に設けられた凸状部24が洗浄槽天井部21の前面(開口部3の上辺部)に設けられた凹状部23より開離する。これによって、凸状部24と凹状部23との嵌合が外れる。
下扉5がさらに回転が進むと、第2のリンク12が第1のリンク11により押し上げられるため、図6(c)に示すように、上扉支持アーム18と第2のリンク12は角度θ2を保持しつつ一体的に支点17を中心に矢印56で示す上方へ大きく回転する。これにより、上扉4は食器洗浄機本体1の天板部上に回転して位置することになり、下扉5は下方へほぼ90゜回転して開くことになる。
下扉5を閉じるときは上記と逆の動作となる。
この連動開閉機構10は、上述のように、下扉5の開閉動作に連動する第1のリンク11に第2のリンク12を連結し、さらにこの第2のリンク12に上扉アーム18を連結する構成となっているので、上扉4の開閉動作の軌道は、開口面22に対してほぼ垂直な方向に移動する第1の移動成分(矢印35で示す成分)と、ついで開口面22にほぼ平行な方向に移動する第2の移動成分(矢印56で示す成分)とを有する。この第1の移動成分により、開口面22にほぼ垂直方向の移動距離を大きくとることができるので、上扉4と洗浄槽2とのシール構造(シール部25)を、例えばラビリンス状に深い溝を持つ凹状部23と凸状部24により構成することができる。
したがって、扉閉鎖時、凹状部23と凸状部24とを嵌合させて上扉4を閉鎖することにより、洗浄槽2内の食器類などに衝突して飛散する水が、たとえこれらの凹状部23と凸状部24とからなるシール部25に直撃しても、凹状部23と凸状部24間の隙間で水の勢いが減殺されるため、この隙間から水が天板上に滲み出るようなことはない。
よって、上扉4と洗浄槽2間の水密性、特に開口部3の上辺部における水密性を大幅に向上させることができる。
また、開口面22に対する垂直方向の移動距離が大きいことから、ゴムからなるシール部材(図示せず)を十分に押し付けることができるため、上記シール部25をこのようなシール部材で構成するだけでも十分な水密性を発揮させることができる。
さらに、上記シール部材を凹状部23の中に装着することにより、シール部25を構成した場合には、更なる水密性の向上が実現できる。
また、上に例示したシール部25の構成によれば、洗浄槽2の天井部21すなわち食器洗浄機本体1の天板部の厚さをより薄くすることも可能であるので、洗浄槽2の容積を大きくできるほか、食器洗浄機の小型・軽量化、コスト低減など波及効果が大きいものである。
次に、扉開閉検知装置30の動作について、図8、図9を参照して説明する。
まず、ロック手段31のロック爪7が、図8(a)、図9(a)に示すように、ロック動作に関連して本体ケース33のロック爪挿入口8からロック爪挿入空間35内に挿入すると、ロック爪7の先端でレバー40を押し、レバー40は回転支点39を中心に図8(b)、図9(b)に示すように隔壁36の方向に回転する。レバー40が回転すると、レバー40の背面に設けられた突起38が隔壁36の突起挿入口37より挿入し、この突起38によって隔壁36の後部室、すなわちスイッチ配置空間34に配置されたマイクロスイッチ32のスイッチレバー43を押す。スイッチレバー43は回転支点44を中心に回転し、これによって、マイクロスイッチ32のスイッチ押し部45が押し下げられてスイッチオンの状態(図8(c)、図9(c)の実線で示す状態)となる。同時に、ロック爪7の引っ掛け部が係合部41に係合し、上扉4および下扉5が完全に閉鎖した状態となる。すなわち、このときのマイクロスイッチ32のスイッチオン信号により、扉体(上扉4および下扉5)の閉鎖状態が検知される。逆に、スイッチオフ信号により、扉体の開放状態または不完全閉鎖状態(この例では、下扉5の不完全閉鎖状態)を検知することができる。
ロック爪7が係合部41から外れてロック手段31が解除されると、レバー40は自重およびマイクロスイッチ32に内蔵されたばね((図示せず)の力により元の状態(図8(c)、図9(c)の点線で示す状態)に復帰する。このときは上記のようにスイッチオフ信号により、扉体の開放状態または不完全閉鎖状態を検知することができる。
以上のように、この食器洗浄機の扉開閉検知装置30では、マイクロスイッチ32(スイッチ手段)を配置する空間34とロック爪7が挿入する空間35とを隔壁36により区画し、この隔壁36に突起挿入口37を設けるとともに、扉体の閉鎖時、突起挿入口37に挿入される突起38を設けたレバー40をロック爪7により押し、これにより、レバー40の突起38が隔壁36の突起挿入口37を通してマイクロスイッチ32を作動させるように構成したので、扉体の開放時、たとえ食器や手に付いた水がロック爪挿入口8より本体ケース33内部に侵入しても、隔壁36に遮られてマイクロスイッチ32が配置された空間34まで水が入ることはない。したがって、マイクロスイッチ32に水がかかることはなく、マイクロスイッチ32の誤検知がなくなり、扉開閉検知装置30の信頼性が著しく向上することになる。
また、本体ケース33の中に、隔壁36を間にして前部室にレバー40を、後部室にマイクロスイッチ32を配置することにより、スイッチレバー43とレバー40を近接することができるので、扉開閉検知装置30の機構部をコンパクトに構成することができる。
また、突起挿入口37を有する隔壁36の前面側にはレバー40が回転自在に配置されており、さらに突起挿入口37の幅(本体ケース33の底面からの高さ)はレバー40の幅よりも小さくなっているため、ロック爪挿入空間35に侵入した水が突起挿入口37を通じてスイッチ配置空間34まで侵入することは全くない。
よって、扉開閉検知装置30のスイッチ部への水の侵入を防ぎ、信頼性の高い扉開閉検知装置30が得られている。
実施の形態2.
図10は本発明の実施の形態2を示す食器洗浄機の扉開閉検知装置の動作説明図で、図8に対応するものである。
この実施の形態2における扉開閉検知装置30は、隔壁36とレバー40との間に復帰ばね46(弾性部材の一例)を介在させたもので、その他の構成は実施の形態1と同じである。したがって、同じ構成部品または相当部分には同一符号を付して説明は省略する。
隔壁36とレバー40との間に復帰ばね46を設けることにより、レバー40を、扉体の開放時、より確実に元の状態に戻すことができる。
以上の実施の形態では主に食器洗浄機の扉開閉検知装置30について説明したが、本発明の扉開閉検知装置は食器洗浄機に限られるものでないことはいうまでもない。例えば、電気洗濯機の洗濯槽の蓋、電気衣類乾燥機の扉などにも本発明の扉開閉検知装置を利用することが可能である。したがって、扉開閉検知装置の「扉」は、開口部を開閉する扉体だけでなく、物体に開閉自在に設けられる蓋体をも含むものと解すべきである。
本発明の実施の形態1を示す食器洗浄機の扉閉鎖状態の外観斜視図である。 実施の形態1における食器洗浄機の扉開放状態の外観斜視図である。 実施の形態1における食器洗浄機の右側面図である。 実施の形態1における扉の連動開閉機構を示す右側面の内部構造図で、(a)は扉閉鎖時、(b)は扉開放時の状態を示す構造図である。 実施の形態1における扉と連動開閉機構の動作説明図で、(a)は扉閉鎖時の動作説明図、(b)は上扉および下扉の開放途中状態を示す動作説明図である。 実施の形態1における扉の連動開閉機構の動作を模式的にあらわした動作説明図である。 実施の形態1における扉開閉検知装置の主な構成部品の分解斜視図および組立図である。 実施の形態1における扉開閉検知装置の動作を示す説明図である。 実施の形態1における扉開閉検知装置の主要部品の動作を示す拡大図である。 本発明の実施の形態2を示す食器洗浄機の扉開閉検知装置の動作説明図である。
符号の説明
1 食器洗浄機本体、2 洗浄槽、3 開口部、4 上扉、5 下扉、6 扉ロック解除ボタン、7 ロック爪(ロック手段)、8 ロック爪挿入口、9 外カバー、10 連動開閉機構、11 第1のリンク、12 第2のリンク、13 回転支点、14 下扉アーム、15 支点、16 支点、17 支点、18 上扉支持アーム、19 支点、20 ストッパ、21 洗浄槽天井部、22 開口面、23 凹状部、24 凸状部、25 シール部、30 扉開閉検知装置、31 ロック手段、32 マイクロスイッチ(スイッチ手段)、33 本体ケース、34 スイッチ配置空間、35 ロック爪挿入空間、36 隔壁、37 突起挿入口、38 突起、39 回転支点、40 レバー、41 係合部(ロック手段)、42 カバー、43 スイッチレバー、44 スイッチレバーの回転支点、45 スイッチ押し部、46 復帰ばね(弾性部材)。

Claims (6)

  1. 洗浄槽の開口部を開閉する扉体と、扉体のロック手段と、このロック手段のロック動作に関連して前記扉体の開閉状態を検知する扉開閉検知手段とを備え、
    前記扉開閉検知手段が、スイッチ手段を配置する空間とロック爪が挿入する空間とを区画する隔壁と、この隔壁に設けられた突起挿入口と、この突起挿入口に挿入される突起を有し前記ロック爪により押されるレバーとを備え、扉体の閉鎖時、前記ロック爪により押された前記レバーの突起が前記隔壁の突起挿入口を通して前記スイッチ手段を作動させることを特徴とする食器洗浄機。
  2. 前記扉開閉検知手段は、前記洗浄槽の側面に取り付けられる本体ケースを有し、この本体ケースの中に、前記スイッチ手段、前記2つの空間を区画する隔壁、一端部が回転自在に枢着された前記レバー、および前記ロック爪が係合する係合部を具備することを特徴とする請求項1記載の食器洗浄機。
  3. 前記隔壁の突起挿入口は、前記レバーの幅よりも小さく形成されていることを特徴とする請求項1または2記載の食器洗浄機。
  4. 前記扉体は上扉と下扉からなり、この下扉に前記ロック爪を設けるとともに、前記下扉の開閉動作に連動して前記上扉を開閉させる連動開閉機構を設けたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の食器洗浄機。
  5. 前記隔壁と前記レバーとの間にレバーを押し戻す弾性部材が設けられていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の食器洗浄機。
  6. 物体に開閉自在に設けられた蓋体または扉体のロック手段と、このロック手段のロック動作に関連して動作するスイッチ手段とを有する扉開閉検知手段であって、前記スイッチ手段を配置する空間とロック爪が挿入する空間とを区画する隔壁と、この隔壁に設けられた突起挿入口と、この突起挿入口に挿入されて前記スイッチ手段を作動する突起を有し前記ロック爪により押されるレバーとを備えたことを特徴とする扉の開閉検知装置。
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