JP3546632B2 - 現像装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、複写機、プリンタなどの電子写真方式の画像形成装置に用いられる現像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、電子写真方式の画像形成装置において用いられる、像担持体上に形成された静電潜像にトナーを付着させることにより静電潜像を可視化して現像像を形成する現像装置として、トナーのみの一成分現像剤を用いる一成分現像方式と、トナーとキャリアとからなる二成分現像剤を用いる二成分現像方式とが知られている。これらの現像装置には像担持体と対向する位置に回転可能な現像剤担持体が備えられており、現像剤は現像剤担持体表面に担持され現像剤担持体の回転により現像剤担持体と像担持体とが互いに対向する現像領域に搬送される。現像領域では、現像剤担持体と像担持体との間に印加された現像バイアス電圧により電界が形成されており、この電界によりトナーは像担持体上の静電潜像に転移し、像担持体上にトナーによる現像像が形成される。
【0003】
このような現像装置では、現像領域においてトナーを像担持体上の静電潜像に確実に転移させるために、トナーに所定の帯電量の電荷を付与する必要がある。二成分現像方式の現像装置では、摩擦帯電序列上で互いに隔たったトナーと磁性キャリアとを混合、撹拌することによりトナーに電荷が付与されるが、混合、撹拌中にトナーに外添された帯電制御剤が遊離してキャリア表面を汚染することがある。従って、キャリアを長期間使用すると帯電制御剤の影響でトナーの帯電能力が次第に低下してくるため、現像剤の交換が必要になるという欠点がある。また、トナーとキャリアとの混合比を一定に保つためのトナー濃度制御装置や現像剤撹拌装置を必要とし、また、現像剤担持体の内部に磁性キャリアを担持するためのマグネットを配設する必要があり、装置の複雑化を招くという問題がある。
【0004】
一方、一成分現像方式の現像装置には上記のような二成分現像方式の欠点がないため一成分現像方式の現像装置も広く用いられている。一成分現像方式の現像装置では、現像剤(トナー)担持体にブレードと呼ばれる弾性材料からなるトナー層形成部材を圧接させ、トナー担持体上に薄いトナー層を形成するとともに、トナー層とトナー層形成ブレードとの摩擦帯電によりトナーに電荷を付与する方式が広く採用されている。しかし、一般にブレードによるトナー帯電能力は低いためトナーを十分に帯電することが難しく、所望の極性とは逆の極性に帯電した所謂逆極性トナーが発生しやすく、その逆極性トナーにより画像背景部に地カブリを発生することが多いという欠点がある。すなわち、ブレードによる摩擦帯電においては、トナー粒子がブレードと接触する確率が低く、特に微小トナーは摩擦帯電されずにトナー層形成ブレードを通過してしまうことがある。そこで摩擦帯電を促進するために、トナー層に対するトナー層形成ブレードの圧接力を増加させることが考えられるが、圧接力を増加させると摩擦熱の増大によりトナーのバインダー樹脂が溶融し、凝集したトナーがブレードに詰まり、画像に白筋を発生させるという問題を生じることがある。
【0005】
上記のような、摩擦帯電装置の問題点を解消するために、トナーに直接電荷を付与する方式の現像装置が提案されている。この方式の現像装置として、例えば、実開昭63−138560号公報には、トナー担持体と対向する位置にコロナ放電器を配設し、コロナ放電器からトナー層へ所望の極性のイオンを照射することによりトナーに電荷を付与する方式の現像装置が開示されている。しかし、コロナ放電器を用いるとコロトロンワイヤーに汚れが付着し均一な放電が得られなくなるという問題が発生することがある。また、コロトロンワイヤー近傍の空気層を電離させるために高電圧の印加が必要であり、放電の軸方向の安定性などを考慮すると5kV以上の高電圧が必要となる。さらに、放電時にオゾンの発生が多いなどの欠点もある。
【0006】
そこで、コロナ放電を利用せずにトナーに電荷を付与する現像装置が、例えば、特開昭54−17030号公報、特開昭62−291678号公報、特開昭64−62675号公報などに開示されている。これらの現像装置について、図6および図7を用いて説明する。
図6は、従来の現像装置の一例を示す概略構成図である。
【0007】
図6に示す現像装置20には、像担持体1に近接して配設された、矢印A方向に回転するトナー担持体22と、現像装置20内のトナーを撹拌しトナー担持体22表面にトナーを供給する撹拌供給部材24と、トナー担持体22に圧接し、撹拌供給部材24により供給されたトナーを所定の厚さのトナー層に形成するトナー層形成ブレード23と、トナー担持体22と接触して、あるいは微小間隔を隔てて配設された円筒状の帯電電極25と、トナー担持体22に現像バイアス電圧を供給するバイアス電源27と、帯電電極25にトナー帯電用の電圧を供給するトナー帯電用電源28と、これら各構成要素のうち電源以外の各部を収納するハウジング21とが備えられている。このように構成した現像装置20を用い、トナー帯電用電源28により帯電電極25に帯電用電圧を印加し帯電電極25とトナー担持体22との間隙に放電電界を形成し、放電により発生したイオンまたは電子をトナーに付着させることによりトナーを帯電させる。
【0008】
図7は、従来の現像装置の他の例を示す概略構成図である。
図7に示す現像装置30には、図6に示す現像装置20における帯電電極25に相当するものは備えられておらず、その代わりに、トナー担持体32に圧接するトナー層形成ブレード33にトナー帯電用電源38からのトナー帯電用電圧が印加される。トナー層形成ブレード33は、トナー担持体32上にトナー層を形成するとともに、トナー層形成ブレード33とトナー担持体32との間隙に放電電界を形成し放電により発生したイオンまたは電子をトナーに付着させることによりトナーを帯電させる。
【0009】
図6または図7に示す方式の現像装置は、コロナ放電器ほどの高電圧を必要とせず、さらに印加電圧が低いためオゾンの発生も少ないという利点があるが、その反面、以下に示すような問題点がある。すなわち、これらの方式の現像装置では、体積抵抗率の高いトナーを使用しているため、図6の現像装置20においては、帯電電極25に印加される電圧が放電電圧以下であると電荷誘導が十分に行われず、トナーを所望の極性に帯電させることができない。そこで、帯電電極25への印加電圧を放電電圧以上に高めて帯電電極25からの放電現象によりトナーを帯電させることが考えられるが、そのようにした場合は、次に説明するように、所望の極性(この場合はマイナス)とは逆極性(この場合はプラス)に帯電したトナーが生じてしまう。
【0010】
図8は、図6に示す現像装置におけるトナー担持体上のトナーの帯電状態を示す図であり、図9は、図7に示す現像装置におけるトナー担持体上のトナーの帯電状態を示す図である。
図8に示すように、図6に示す現像装置20において、帯電電極25への印加電圧を高めて放電が起こるようにした場合は、帯電電極25とトナー担持体22との間に、放電に伴う電離により電子なだれ現象が発生し、その結果、放電領域にプラスイオン4という正の極性を持つ電荷担体および電子またはマイナスイオン3という負の極性を持つ電荷担体とが発生する。その結果、帯電後のトナーは、所望の極性(マイナス)に帯電したトナー2aと逆極性(プラス)に帯電したトナー2bとが混在した状態となる。
【0011】
また、図9に示すように、図7に示す現像装置30においてもトナー層形成ブレード33とトナー担持体32との間に電子なだれ現象が発生し、その結果、正の極性を持つ電荷担体および負の極性を持つ電荷担体が発生する。従って、このような状態でトナー2を所望の極性(例えばマイナス)に帯電させようとしても、放電領域は電離により発生した正の極性を持つプラスイオン4と、負の極性を持つ電子またはマイナスイオン3とで満たされているため、トナー2は、正の極性あるいは負の極性のいずれかの極性に帯電され、その結果、帯電後のトナーには、所望のマイナス極性に帯電したトナー2aと逆極性のプラスに帯電したトナー2bとが混在することとなる。なお、逆極性とは、本例のようにトナーをマイナスに帯電させたい場合はプラス極性をさすが、トナーをプラスに帯電させたい場合はマイナス極性をさす。
【0012】
ここで、上記のような放電領域においてどの程度プラスイオンが発生するかについて検証した結果について説明する。文献「放電現象」(東京電機大学出版、本多侃士著、64ページ)の記載に基づき、平行に配置された2つの電極間に発生する電子およびプラスイオンの相対密度を計算してみると次に示す結果が得られた。
【0013】
図10は、従来の現像装置の放電領域に発生する電子およびプラスイオンの電荷密度を示す図である。なお、図10(a)は、横軸に帯電電極からトナー担持体までの距離(μm)、縦軸に電荷密度をとり、プラスイオン密度と電子密度とをそれぞれ相対値で示したものであり、図10(b)は、図10(a)のうちのトナー担持体寄りのA部の拡大図である。
【0014】
図10(a)および図10(b)に示すように、帯電電極からトナー担持体までの距離を100μmとした時、陽極(この例ではトナー担持体)の極く近傍にもプラスイオンが存在していることが示されている。トナーの大きさ(7μm〜10μm)と同程度の距離内に電子の数千倍のプラスイオンがあることがわかる。従って、トナーをマイナスに帯電させようとした場合にも、かなりの量のプラスに帯電したトナーが発生する。
【0015】
また、「最近の電子写真現像システムとトナー材料の開発・実用化」(日本科学情報株式会社出版部、竹内学。303ページ)に記載に基づき、トナー粒子1個1個の極性と帯電量を分布として計測する方法により上記の現像装置における逆極性トナーの発生量を求めた結果、逆極性トナーはトナー全体の20wt%であった。このような逆極性トナーがトナー担持体により現像領域に搬送されると、現像後のトナー像に地かぶりなどの画質劣化が発生し良好な画像を得ることはできない。また、逆極性トナーがトナー担持体上のトナー層から飛散し機内のトナー汚染を招くという問題がある。
【0016】
そこで、この逆極性トナーの問題を解決するために、帯電電極を用いてトナーを帯電させる方式の現像装置(図6参照)の改良型として、図11に示すように、帯電電極とトナー担持体との間に、帯電電極とトナー担持体との間に生じる電界の電離領域を制限する制御電極を設けて逆極性トナーの発生を防止するようにした現像装置が考えられる。
【0017】
図11は、帯電電極とトナー担持体との間に制御電極を設けて逆極性トナーの発生を防止するようにした現像装置の概略構成図である。
図11に示す現像装置40では、帯電電極45aとトナー担持体42との間にメッシュ状の制御電極45bを設け、帯電電極45aと制御電極45bとの間に放電開始電圧以上の高電圧を印加するとともに、制御電極45bとトナー担持体42との間に放電を生じない低電圧を印加し、トナー担持体42付近に所望の極性のイオンまたは電子がトナー担持体42側へ移動するような電界を形成する。帯電電極45aと制御電極45bとの間には強い電界が形成され放電が発生し、放電による電離による電子なだれ現象によりプラスイオン、マイナスイオンおよび電子などの電荷担体が発生する。一方、制御電極45bとトナー担持体42との間には弱い電界が形成されるため電離は起こらず電荷担体は発生しない。制御電極45bとトナー担持体42との間に形成された弱い電界の作用により帯電電極45aと制御電極45bとの間の電離領域に発生したプラスまたはマイナスの電荷担体のうちのいずれか一方の所望極性の電荷担体がトナー担持体42側に引き付けられる。こうして、トナー担持体42上のトナーを所望の極性のみに帯電させることができ、逆極性トナーの問題を解決することができる。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、この方式の現像装置にも次のような問題がある。いま、図11に示す現像装置40における帯電器45によるトナー層の帯電の過程について考えてみる。トナー層形成ブレード43によりトナー担持体42上に連続的に形成されるトナー層のうちの、静電潜像の現像に寄与するトナー層領域の帯電が終わった時点において、帯電器45への電圧印加の必要はなくなるので当然電源からの電圧供給は停止されるのが普通である。しかし、このように、静電潜像の現像に寄与するトナー層領域を帯電し終わった直後に帯電器45によるトナー帯電を停止してしまうと、現像領域Dにおいて現像に寄与するトナー層領域のトナーによる静電潜像の現像が終わった時点では、トナー担持体42がハウジング41から像担持体1側に露出している露出部42a上のトナー層のうち、少なくとも現像領域Dよりもトナー担持体42の回転方向Bの上流側に存在するトナー層は帯電器45による帯電を受けていないためその帯電量は極めて低い状態にある。このトナー層はトナー層形成ブレード43との摩擦帯電により弱く帯電されてはいるものの帯電器45で帯電された帯電量に比べるとその帯電量は極めて低い。この未帯電トナーはトナー担持体42との静電的付着力が弱いため、像担持体1の回転による空気流や静電潜像の形成する電界により飛散して機内汚れを引き起こしやすい。また、この現像装置40がカラー用画像形成装置の現像ユニットとして用いられた場合は、飛散したトナーが他の異なる色のトナーと混ざり合っていわゆる混色を引き起こしたりする。また、ロータリー式の現像装置を用いたカラー画像形成装置の場合はロータリーの回転によりトナーが機内にこぼれて機内汚れや混色をひき起こすこともある。
【0019】
本発明は、上記の事情に鑑み、未帯電トナーの飛散による機内汚れや混色を防止し、長期にわたり良好な画質が得られる現像装置を提供することを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成する本発明の現像装置は、所定の現像領域において、静電潜像を担持して所定の方向に移動する像担持体に近接もしくは接触するように配置され、非磁性一成分トナーが供給され供給されたトナーを表面に担持して循環移動するトナー担持体と、トナー担持体に供給されたトナーをトナー担持体表面を覆う所定の厚さのトナー層に形成するトナー層形成部材と、上記トナー担持体を循環移動させることにより上記トナー層形成部材により形成されたトナー層を上記現像領域に搬送するトナー担持体駆動手段と、トナー層形成部材により形成されたトナー層を担持したトナー担持体に対向して配置された、トナー層を帯電する帯電器と、帯電器に電圧を印加して上記トナー担持体上のトナー層を帯電させるトナー帯電用電源と、上記現像領域側に開口を有し、上記トナー担持体の、開口から露出した露出部を除く部分を覆う収納体と、上記像担持体と上記トナー担持体との間に、上記トナー担持体駆動手段により上記現像領域に搬送されてきたトナー層から上記像担持体にトナーを選択的に転移させることにより上記像担持体上の静電潜像を可視化して現像像を生成するためのバイアス電圧を印加するバイアス電源と、
上記トナー担持体の循環移動に伴って上記トナー層形成部材によりトナー担持体に連続的に形成されるトナー層のうちの、上記静電潜像の現像に寄与するトナー層領域を帯電する時間内では、トナー層領域が所定の現像用帯電量に帯電され、その時間経過後も、少なくとも上記トナー担持体の上記露出部に担持されるトナー層領域が帯電されるように、上記トナー帯電用電源による上記帯電器への電圧の印加期間を制御する帯電制御手段とを備えたことを特徴とする。
【0021】
ここで、上記帯電制御手段が、上記トナー担持体の循環移動に伴って上記トナー層形成部材によりトナー担持体に連続的に形成されるトナー層のうちの、上記静電潜像の現像に寄与するトナー層領域を帯電する時間内では、トナー層領域が所定の現像用帯電量に帯電され、その時間経過後は、少なくとも上記トナー担持体の上記露出部に担持されるトナー層領域が、上記現像用帯電量と比べ極性が同一であって、かつ現像用帯電量よりも高い帯電量に帯電されるように、上記トナー帯電用電源による上記帯電器への印加電圧をも制御するものであることが好ましい。
【0022】
また、上記帯電器が、上記トナー担持体との間に所定の間隔をおいて配置され、上記トナー帯電用電源により上記トナー担持体との間に所定の帯電電圧が印加される帯電電極と、帯電電極と上記トナー担持体とに挟まれた位置に配置された、上記トナー帯電用電源により上記トナー担持体との間に上記帯電電極の電位とトナー担持体の電位との中間的な電位の制御電圧が印加される制御電極とを有し、
上記帯電制御手段が、上記帯電電圧および制御電圧のうちの少なくとも一方を変化させることにより、上記トナー担持体のトナー層を所定の現像用帯電量に帯電させるモードと現像用帯電量よりも高い帯電量に帯電させるモードとを切り替えるものであることも好ましい態様である。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について説明する。
図1は、本発明の現像装置をカラー画像形成装置に適用した第一の実施形態を示す概略構成図である。
図1には、静電潜像を担持してA方向に移動する像担持体1、および図1に示すような現像装置ユニット10がイエロー、マゼンタ、シアン、黒の4色分組み込まれたロータリー式の現像装置を備えたカラー画像形成装置が示されている。このロータリー式現像装置では、上記の4組の現像装置ユニットのうちのいずれか一つの現像装置ユニット10が、ロータリー機構により像担持体1と対向する現像位置に順次回動されてそれぞれの色のトナーによる現像が行われる。
【0024】
現像装置ユニット10には、ハウジング11と、トナー担持体12と、バイアス電源17と、トナー層形成ブレード13と、撹拌供給部材14と、帯電器15と、トナー帯電用電源18と、帯電制御手段19と、図示しないトナー担持体駆動手段とが備えられている。なお、帯電器15は帯電電極15aと制御電極15bとからなり、トナー帯電用電源18は、第1、第2のトナー帯電用電源18a,18bからなる。
【0025】
トナー担持体12は、現像領域Dにおいて、像担持体1に近接もしくは接触するように配置されており、供給されたトナーを表面に担持してB方向に循環移動する。トナー担持体12には、バイアス電源17により−200Vの直流電圧が印加される。なお、バイアス電源17からトナー担持体12に印加される電圧は、良好な現像性能を確保するため直流電圧と交流電圧とを重畳した電圧としてもよい。トナー担持体12には、アルミニウムまたはステンレスの丸棒またはパイプを切削加工した後、サンドブラスト、液体ホーニング、エメリー研磨などの機械加工を施すか、あるいは化学腐食を施すことにより外周面に表面あらさRa=0.1〜5.0μm程度の凹凸を形成したものを用いることができる。また、アルミニウムまたはステンレスの丸棒またはパイプを切削加工した後に、導電粉を分散させた樹脂層を形成したものでもよい。あるいは、表面にゴム層を被覆した金属ロールでもよい。本実施形態のトナー担持体12は直径20mmのアルミニウムパイプを切削加工した後、外周面にサンドブラスト陽極酸化処理を施したものが用いられている。
【0026】
撹拌供給部材14は、トナーを撹拌するとともにトナー担持体12表面にトナーを供給するものであり、直径10mmの半導電性スポンジ材料からなるロール状の部材が用いられる。
トナー層形成ブレード13は、本発明にいうトナー層形成部材に相当するものであり、トナー担持体12に供給されたトナーをトナー担持体12表面を覆う所定の厚さのトナー層に形成する。本実施形態に用いられるトナー層形成ブレード13は、厚さ0.03〜0.3mm程度の18−8ステンレス(SUS303)の板バネに導電性粉を分散させたシリコーンゴムまたはEPDMゴムからなる圧接部材を加硫接着したものが用いられる。トナー層形成ブレード13のトナー担持体12への接触圧力は5〜100g/cm程度に設定される。シリコーンゴムの硬度は20〜80度のものが使用可能であるが、特に30〜60度が好ましい。トナー担持体12上のトナーがトナー層形成ブレード13で圧接されることにより、トナー担持体12上に5〜30μm程度のトナー層が形成される。トナー層形成ブレード13により形成されたトナー層は図示しないトナー担持体駆動手段によるトナー担持体12の循環移動に伴われて矢印B方向に搬送される。
【0027】
トナー層形成ブレード13により形成されたトナー層を担持したトナー担持体12に対向する位置に、トナー層を帯電する帯電器15が配置されている。帯電器15は、円筒状の帯電電極15aおよび帯電電極15aとトナー担持体12に挟まれる位置に配置されたメッシュ状の制御電極15bからなる。帯電電極15aにはトナー担持体12上のトナー層を帯電させるための電圧を印加する第1のトナー帯電用電源18aが接続され、制御電極15bには、帯電電極15aによって生じる放電の電離領域を制限する制御電圧を印加する第2のトナー帯電用電源18bが接続されている。
【0028】
帯電電極15aは、直径10mmの円筒状に形成され回転可能に支持されている。帯電電極15aの材質は、シリコーンゴムにイオン導電性微粒子を配合したものもしくはシリコーンゴムに導電性微粒子を配合して体積抵抗率105 〜1010Ω・cm程度としたものが用いられる。その体積抵抗率は、107 〜108 Ω・cmの範囲内であることが好ましい。
【0029】
制御電極15bは、線径50μm、ピッチ127μmのステンレスのメッシュ状部材からなり、帯電電極15aより大径の円筒状に形成されている。制御電極15bは、帯電電極15aに外挿され、帯電電極15aとトナー担持体12とに挟まれていて、トナー担持体12との対向位置で制御電極15b内周面の一部が帯電電極15aと接触して従動回転する。制御電極15bは、この例に限らず例えば厚さ100μmの導電性材料からなる円筒状フィルムに直径80μmの微小開口を開口率80%で形成したものを用いてもよい。
【0030】
本実施形態では、トナー担持体12上のトナーは負極性に帯電される。帯電電極15aと制御電極15bとの間には第1のトナー帯電用電源18aにより、放電開始電圧以上の高電圧が印加され、帯電電極15aと制御電極15bとの間に強い電界を形成する。一方、制御電極15bとトナー担持体12との間には第2のトナー帯電用電源18bにより、放電を生じない程度の低電圧が印加され、弱い電界が形成される。
【0031】
本実施形態では、制御電極15bの電位とトナー担持体12の電位との間には次の関係が保たれている。
(トナー担持体電位)−(制御電極電位)=500V
また、帯電電極15aの電位と制御電極15bの電位との間には次の関係が保たれている。
【0032】
(制御電極電位)−(帯電電極電位)=1500V
なお、これらの各電極の電位は帯電電極15aとトナー担持体12との間隔、制御電極15bの構造、厚さなどによって適宜調整される。また、帯電電極15a、制御電極15b、およびトナー担持体12が、それぞれ所定の間隙をおいて設けられるときには、これらの間隙の大きさも考慮して各電極の電位が定められる。本実施形態では、トナー担持体12にはバイアス電源17から−200Vの電圧が印加され、制御電極15bには第2の帯電用電源18bから−700Vの電圧が印加され、帯電電極15aのシャフトには第1のトナー帯電用電源18aから−2200Vの電圧が印加されている。
【0033】
この現像装置ユニット10には非磁性トナーからなる一成分系の現像剤が用いられる。トナーは、スチレン樹脂、アクリル樹脂もしくはポリエステル樹脂などの各種熱可塑性樹脂中に顔料や含金属アゾ染料などの極性制御剤を分散させ、粉砕し、分級して3〜20μm(平均粒径7μm)の大きさに揃えたものが用いられる。このトナーに、さらに電荷制御剤を添加してもよい。電荷制御剤としては、疎水化処理したシリカ、アルミナ、チタンなどの0.1μm以下の微粒子を用いることができるが、疎水性シリカが最も好ましい。また、トナーの流動性助剤を外添することも現像性能を安定させる上で有効である。
【0034】
なお、画像形成装置の像担持体1としては、セレン系感光体や有機感光体が用いられ、像担持体1とトナー担持体12とは接触させて配置してもよいし、あるいは100μm〜600μm程度の間隙をおいてトナー担持体12と対向させて配置してもよい。
トナー担持体12、トナー層形成ブレード13、撹拌供給部材14、帯電器15などはハウジング11内に収納されている。ハウジング11は、像担持体1側に開口11aを有しており、トナー担持体12の、開口11aから露出した露出部12aを除くすべての部分を覆っている。
【0035】
このように構成された現像装置ユニット10において、撹拌供給部材14の回転によりハウジング11内のトナーが撹拌され、トナー担持体12表面に供給される。トナー担持体12の表面に供給されたトナーはトナー担持体12の回転によりトナー層形成ブレード13との対向位置へ搬送され、トナー層形成ブレード13の押圧力によりトナー担持体12上にトナー層が形成される。形成されたトナー層は帯電電極15aと制御電極15bとの対向位置に搬送される。帯電電極15aと制御電極15bとの間、および制御電極15bとトナー担持体12との間には前述の電圧が印加されており、それぞれの印加電圧により形成された電界の作用でトナー層が帯電される。帯電されたトナー層は現像領域Dに搬送される。像担持体1とトナー担持体12との間にはバイアス電源17によりバイアス電圧が印加されており、現像領域Dに搬送されてきたトナー層から像担持体1にトナーが選択的に転移されることにより像担持体1上の静電潜像が可視化されて現像像が生成される。
【0036】
このようにして像担持体1上の静電潜像の現像が終了すると、トナー担持体12上のトナー層の役割も終了する。従って、現像プロセスとしては、トナー担持体12に連続的に形成されるトナー層のうちの、静電潜像の現像に寄与するトナー層領域の帯電が終了した時点以降はトナー層の帯電を続ける必要はない。しかし、前述のように、この時点で帯電を停止してしまうと、トナー担持体12上のトナー層のうちのハウジング11から露出している部分のトナー、すなわち、少なくとも現像領域Dよりもトナー担持体12の回転方向Aの上流側に存在するトナーは帯電電極15aによる帯電を受けておらず、トナー層形成ブレード13との摩擦帯電による少ない帯電量しか持っていない。このような帯電量の少ないトナーはトナー担持体12との静電的付着力が弱いため飛散しやすく機内汚れや混色を引き起こしやすい。
【0037】
そこで、本実施形態の現像装置ユニット10は、トナー担持体12上に連続的に形成されるトナー層のうちの、静電潜像の現像に寄与するトナー層領域を帯電する時間の経過も、少なくともトナー担持体12の露出部12aに担持されるトナー層領域が帯電されるように帯電器15への電圧印加期間を制御する帯電制御手段19を備えている。なお、本実施形態の現像装置ユニット10の帯電器15には、帯電電極15aのほかに、帯電電極15aとトナー担持体12とに挟まれた位置に配置された、トナー帯電用電源18によりトナー担持体12との間に帯電電極15aの電位とトナー担持体12の電位との中間的な電位の制御電圧が印加される制御電極15bが備えられている。制御電極15bは、前述のように、帯電電極を備えた現像装置における逆極性トナーの発生を防止するためのものであり、帯電電極15aとトナー担持体12とに挟まれた位置に配置される。制御電極15bとトナー担持体12との間には、放電を生じない程度の低電圧を印加して弱い電界を形成することにより、帯電電極15aと制御電極15bとの間に放電による電離で発生したプラス極性の電荷担体とマイナス極性の電荷担体とのうちマイナスの極性の電荷担体のみがトナー担持体12側に引き寄せられ、トナー担持体12上のトナーはすべてマイナスの極性に帯電する。
【0038】
図2は、第一の実施形態における帯電スケジュールを示す概要図であり、図3は、図2に示す帯電スケジュールの詳細を示す一部拡大図である。
図2に示すように、先ず、第1色用の現像装置ユニットが像担持体に対向する現像位置に回動され、その帯電電極、制御電極、およびトナー担持体にそれぞれ所定の電圧が印加されて第1色の現像用の帯電が行われ、次にロータリーが駆動されて第2色用の現像装置ユニットが現像位置に回動され、その帯電電極、制御電極、およびトナー担持体にそれぞれ所定の電圧が印加されて第2色の現像用の帯電が行われる。以下同様にして順次第4色までの現像用の帯電が行われる。
【0039】
ここで、図3および図1を参照して第n色用の現像装置ユニットの帯電電極、制御電極、およびトナー担持体への帯電スケジュールを詳細に説明する。
図3および図1に示すように、第n色用の現像装置ユニットに対して、帯電制御手段19は、時刻t1に、帯電電極15a、制御電極15b、およびトナー担持体12に、それぞれ−2200V、−700V、−200Vの電圧の印加を開始するよう各部を制御し、その結果、現像に寄与するトナーが現像用帯電量に帯電される。時刻t1は、少なくとも静電潜像の現像に寄与するトナー層領域の先頭部が帯電器15に対向する位置に到達する時刻t2より早いタイミングに設定される。
【0040】
静電潜像の現像に寄与するトナー層領域の終端部が帯電器15に対向する位置を通過する時刻t3までの間、トナー層のうちの静電潜像の現像に寄与するトナー層領域が帯電されるよう制御される。ここで、本実施形態の現像装置では、帯電制御手段19が、時刻t3が経過した後も、少なくともトナー担持体12の、現像装置ユニットのハウジング11から露出した部分(露出部12a)に担持されるトナー層領域が上記の現像用帯電量に帯電されるように制御を行う。この帯電が十分に行われた後、時刻t5においてトナー担持体12の循環移動が停止される。次に、図2に示すように、ロータリーが駆動を開始して第n+1色用の現像装置ユニットが像担持体に対向する現像位置に回動され、次の色の現像用の帯電が開始される。こうして、各色の現像時に、露出部12aに担持されたトナーを現像用帯電量に帯電することにより、像担持体の回転に伴う空気流によるトナー飛散や、ロータリー機構の回動に伴うトナークラウドが減少し機内汚れや混色の発生が防止される。
【0041】
次に、本発明の現像装置の第二の実施形態について説明する。
第二の実施形態では、帯電制御手段は、帯電器への電圧の印加期間を制御するとともに、静電潜像の現像に寄与するトナー層領域が所定の現像用帯電量に帯電される時間を経過した後、少なくともトナー担持体の露出部に担持されるトナー層領域が現像用帯電量と比べ極性が同一であって、かつ現像用帯電量よりも高い帯電量に帯電されるように、トナー帯電用電源による帯電器への印加電圧をも制御する。
【0042】
なお、本実施形態では、帯電制御手段には、トナー担持体のトナー層を所定の現像用帯電量に帯電させるモードと、トナー担持体のトナー層を現像用帯電量よりも高い帯電量に帯電させるモードとの切り替え可能な二つのモードを有しており、帯電電圧および制御電圧のうちの少なくとも一方を変化させることにより、これら二つのモードのうちのいずれか一つのモードを選択できるように構成されている。
【0043】
図4は、第二の実施形態における帯電のスケジュールを示す概要図であり、図5は、図4に示す帯電スケジュールの詳細を示す一部拡大図である。
図4および図5に示すように、第1色用から第4色用までの各現像装置ユニットの帯電電極、制御電極、およびトナー担持体に各所定の電圧が印加されそれぞれの色の現像用の帯電が行われる。本実施形態では、図5に示す第n色用の現像装置ユニットにおいて、帯電制御手段は、静電潜像の現像に寄与するトナー層領域の終端部が帯電器に対向する位置を通過する時刻t3が過ぎた後、少なくともトナー担持体の露出部に担持されるトナー層領域が、現像用帯電量と比べ極性が同一であってかつ現像用帯電量以上に帯電されるよう、時刻t4においてトナー帯電用電源による帯電器への印加電圧を増加させるよう制御を行う。トナー担持体の露出部に担持されたトナーが現像用帯電量以上の帯電量に十分帯電された時点(t5)でトナー担持体の循環移動が停止される。
【0044】
第n色用の現像装置ユニットによる現像が終了すると、図4に示すように、ロータリーが駆動を開始して第n+1色用の現像装置ユニットが像担持体に対向する現像位置に回動され、第n+1色の現像が開始される。こうして、各色の現像時に、露出部に担持されたトナーを現像用帯電量以上に帯電することにより、像担持体の回転に伴う空気流によるトナー飛散や、ロータリー機構の回動に伴うトナークラウドが一層効果的に防止され、機内汚れや混色の発生をより効果的に防止することができる。
【0045】
なお、本実施形態では、帯電制御手段が帯電電極および制御電極の双方への印加電圧を高めるよう制御する例について示したが、帯電制御手段による印加電圧の制御は必ずしも帯電電極および制御電極の双方に対して行う必要はなく、帯電電極または制御電極のうちのいずれか一方の印加電圧を高めるよう制御を行っても差し支えない。
【0046】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の現像装置によれば、帯電制御手段が、現像に寄与するトナー層領域を帯電する時間の経過後も、少なくともトナー担持体の露出部に担持されるトナー層領域が現像用帯電量あるいは現像用帯電量以上に帯電されるように帯電器への印加電圧の制御を行うので、トナー担持体の露出部に担持されるトナーが強い静電的付着力でトナー担持体に付着しトナーの飛散やこぼれを引き起こすことがなく機内汚れや混色を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の現像装置をカラー画像形成装置に適用した第一の実施形態を示す概略構成図である。
【図2】第一の実施形態における帯電スケジュールを示す概要図である。
【図3】図2に示す帯電スケジュールの詳細を示す一部拡大図である。
【図4】第二の実施形態における帯電スケジュールを示す概要図である。
【図5】図4に示す帯電スケジュールの詳細を示す一部拡大図である。
【図6】従来の現像装置の一例を示す概略構成図である。
【図7】従来の現像装置の他の例を示す概略構成図である。
【図8】図6に示す現像装置におけるトナー担持体上のトナーの帯電状態を示す図である。
【図9】図7に示す現像装置におけるトナー担持体上のトナーの帯電状態を示す図である。
【図10】従来の現像装置の放電領域に発生する電子およびプラスイオンの電荷密度を示す図である。
【図11】帯電電極とトナー担持体との間に制御電極を設けて逆極性トナーの発生を防止するようにした現像装置の概略構成図である。
【符号の説明】
1 像担持体
2,2a,2b トナー
3 電子またはマイナスイオン
4 プラスイオン
10 現像装置ユニット
20,30,40 現像装置
11,21,31,41 ハウジング
12,22,32,42 トナー担持体
12a 露出部
13,23,33,43 トナー層形成ブレード
14,24,34,44 撹拌供給部材
15,45 帯電器
15a,25,45a 帯電電極
17,27,37 バイアス電源
18,18a,18b,28,38 トナー帯電用電源
19 帯電制御手段
15b,45b 制御電極
Claims (3)
- 所定の現像領域において、静電潜像を担持して所定の方向に移動する像担持体に近接もしくは接触するように配置され、非磁性一成分トナーが供給され供給されたトナーを表面に担持して循環移動するトナー担持体と、該トナー担持体に供給されたトナーを該トナー担持体表面を覆う所定の厚さのトナー層に形成するトナー層形成部材と、前記トナー担持体を循環移動させることにより前記トナー層形成部材により形成されたトナー層を前記現像領域に搬送するトナー担持体駆動手段と、該トナー層形成部材により形成されたトナー層を担持したトナー担持体に対向して配置された、該トナー層を帯電する帯電器と、該帯電器に電圧を印加して前記トナー担持体上のトナー層を帯電させるトナー帯電用電源と、前記現像領域側に開口を有し、前記トナー担持体の、該開口から露出した露出部を除く部分を覆う収納体と、前記像担持体と前記トナー担持体との間に、前記トナー担持体駆動手段により前記現像領域に搬送されてきたトナー層から前記像担持体にトナーを選択的に転移させることにより前記像担持体上の静電潜像を可視化して現像像を生成するためのバイアス電圧を印加するバイアス電源と、
前記トナー担持体の循環移動に伴って前記トナー層形成部材により該トナー担持体に連続的に形成されるトナー層のうちの、前記静電潜像の現像に寄与するトナー層領域を帯電する時間内では、該トナー層領域が所定の現像用帯電量に帯電され、前記静電潜像の現像に寄与するトナー層領域を帯電する時間が経過した後も帯電を継続し、前記トナー担持体の循環移動が停止した時点で、該トナー担持体の、少なくとも前記露出部に位置する領域に担持されたトナー層領域が帯電された状態にあるように、前記トナー帯電用電源による前記帯電器への電圧の印加期間を制御する帯電制御手段とを備えたことを特徴とする現像装置。 - 前記帯電制御手段が、前記トナー担持体の循環移動に伴って前記トナー層形成部材により該トナー担持体に連続的に形成されるトナー層のうちの、前記静電潜像の現像に寄与するトナー層領域を帯電する時間内では、該トナー層領域が所定の現像用帯電量に帯電され、前記静電潜像の現像に寄与するトナー層領域を帯電する時間が経過した後も帯電を継続し、前記トナー担持体の循環移動が停止した時点で、該トナー担持体の、少なくとも前記露出部に位置する領域に担持されたトナー層領域が、前記現像用帯電量と比べ極性が同一であって、かつ該現像用帯電量よりも高い帯電量に帯電されるように、前記トナー帯電用電源による前記帯電器への印加電圧をも制御するものであることを特徴とする請求項1記載の現像装置。
- 前記帯電器が、前記トナー担持体との間に所定の間隔をおいて配置され、前記トナー帯電用電源により前記トナー担持体との間に所定の帯電電圧が印加される帯電電極と、該帯電電極と前記トナー担持体とに挟まれた位置に配置された、前記トナー帯電用電源により前記トナー担持体との間に前記帯電電極の電位と該トナー担持体の電位との中間的な電位の制御電圧が印加される制御電極とを有し、
前記帯電制御手段が、前記帯電電圧および制御電圧のうちの少なくとも一方を変化させることにより、前記トナー担持体のトナー層を所定の現像用帯電量に帯電させるモードと該現像用帯電量よりも高い帯電量に帯電させるモードとを切り替えるものであることを特徴とする請求項2記載の現像装置。
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