JP3543929B2 - ラウドネス装置 - Google Patents
ラウドネス装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3543929B2 JP3543929B2 JP32652998A JP32652998A JP3543929B2 JP 3543929 B2 JP3543929 B2 JP 3543929B2 JP 32652998 A JP32652998 A JP 32652998A JP 32652998 A JP32652998 A JP 32652998A JP 3543929 B2 JP3543929 B2 JP 3543929B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- output
- pass filter
- resistor
- signal
- low
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H03—ELECTRONIC CIRCUITRY
- H03G—CONTROL OF AMPLIFICATION
- H03G5/00—Tone control or bandwidth control in amplifiers
- H03G5/16—Automatic control
- H03G5/165—Equalizers; Volume or gain control in limited frequency bands
Landscapes
- Tone Control, Compression And Expansion, Limiting Amplitude (AREA)
- Circuit For Audible Band Transducer (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明はオーディオ信号処理系に用いられるラウドネス装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のラウドネス装置は、図4に示されるように、入力に対して容量50および51の直列回路が並列に、また入力に対して可変抵抗器52が平行に接続され、容量50と51との接続点と可変抵抗器52の抵抗値の中点とを接続し、可変抵抗器52のスライド片より出力を得る構成となっていた。
【0003】
図5は図4で説明したラウドネス装置の可変抵抗器52のスライド片を移動した場合の特性を示している。
図5のAで示す特性はスライド片を入力端子側に最大に移動した場合であり、この場合は入力信号がそのまま出力される。
スライド片を接地側に移動すると、図5のBに示されるように、低域および高域も減衰するが、それ以上に中域の減衰が大となる。
さらにスライド片を接地側に移動すると、図5のCおよびDに示されるように、低域および高域の減衰に比べて中域の減衰が大となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来のラウドネス装置は、図5で説明したように、中域の減衰量が設定されると低域および高域の特性は一意的に決まっていた。
したがって、使用者は、使用者の最も好むラウドネス特性に調整することができなかった。
【0005】
本発明はオーディオ信号の中域周波数帯の減衰量、低域通過周波数帯の遮断周波数、高域通過周波数帯の遮断周波数、および高域通過周波数帯の減衰量を可変できるようにしたラウドネス装置を提供する。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前述の課題を解決するために、請求項1の発明においては、遮断周波数が可変で、入力信号の低周波数域を通過させる低域通過濾波器と、
遮断周波数が可変で、入力信号の高周波数域を通過させる高域通過濾波器と、前記低域通過濾波器より出力される信号と前記高域通過濾波器より出力される信号とを合成比率を変化させて合成する第1の合成器と、
入力信号と前記第1の合成器より出力される信号とを合成比率を変化させて合成する第2の合成器と、
を備える。
遮断周波数を可変することができる低域通過濾波器および高域通過濾波器によって通過された入力信号を合成比率を変化させて第1の合成器より出力させ、入力信号と第1の合成器よりの出力信号を合成比率を変化させて第2の合成器より出力させるようにしたので、オーディオ信号の中域周波数帯の減衰量、低域通過周波数帯の遮断周波数、高域通過周波数帯の遮断周波数、および高域通過周波数帯の減衰量を容易に可変することができる。
【0007】
請求項2の発明においては、前記第2の合成器をスライド抵抗器で構成し、該スライド抵抗器の両端に前記入力信号および前記第1の合成器よりの出力信号を接続し、該スライド抵抗器のスライド端子より合成信号を出力する。
第2の合成をスライド抵抗器で構成し、スライド抵抗器の両端に入力信号および低域および高域通過濾波器より出力された信号を接続し、スライド端子より合成信号を出力するようにしたので、スライド端子のスライド位置を変更することによって中域周波数帯の減衰量を容易に変更することができる。
【0008】
また請求項3の発明においては、前記第1の合成器を、前記低域濾波器の出力と接続された固定抵抗と、前記高域濾波器の出力と接続された可変抵抗と、前記固定抵抗および前記可変抵抗の出力を前記固定抵抗の抵抗値に等しい抵抗によって出力信号が入力に帰還される増幅器とで構成する。
低域通過濾波器出力を固定抵抗を介して、また高域通過濾波器出力を可変抵抗を介してオペアンプに接続し、該オペアンプの出力を前記固定抵抗の抵抗値と等しい抵抗によって入力に帰還するようにしたので、可変抵抗の抵抗値を変化させることによって高域通過周波数帯の減衰量を容易に変化させることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
本発明の一実施の形態を図1および図2を参照して説明する。図1は本発明の実施例の構成図、図2は図1のフィルタブロックの具体例である。
図1において、1はバッファ増幅器、2はフィルタブロック、3は入力信号とフィルタブロック出力を合成する第2の合成器、4はバッファ増幅器である。
【0010】
第2の合成器3はスライド抵抗で構成され、スライド抵抗の両端に入力信号(Vi)およびフィルタブロック2より出力される出力信号(F(s)Vi)が接続され、スライド抵抗のスライド端子より出力される信号がバッファ増幅器4に接続される。
【0011】
フィルタブロック2は、図2に示されるように、低域通過濾波器10、高域通過濾波器20および第1の合成器30で構成される。
低域通過濾波器10はオペアンプ11に抵抗R1 を介して入力信号を入力させ、オペアンプ11の出力を抵抗R1 および容量C1 の並列回路を介して入力に帰還している。したがって、抵抗R1 および容量C1 を時定数とする1次の低域フィルタが構成される。
【0012】
低域通過濾波器10の遮断周波数は容量C1 の容量値を変化させ変更している。
高域通過濾波器20はオペアンプ21に容量C2 を介して入力信号を入力させ、オペアンプ21の出力を抵抗R2 および容量C2 の並列回路を介して入力に帰還している。したがって、抵抗R2 および容量C2 を時定数とする1次の高域フィルタが構成される。
高域通過濾波器20の遮断周波数は抵抗R2 の抵抗値を変化させて変更している。
【0013】
第1の合成器30は、オペアンプ31に低域通過濾波器10の出力を抵抗R3 を介して、また高域通過濾波器20の出力を可変抵抗R4 を介して入力させ、オペアンプ31の出力を抵抗R3 を介して入力に帰還している。
したがって、図3のAで示す低域通過周波数帯の変更は低域通過濾波器10の容量C1 の容量値を変更することにより、Bで示す高域通過周波数帯の変更は高域通過周波数20の抵抗R2 の抵抗値を変更することにより、Cで示す高域通過周波数帯の減衰量の変更は第1の合成器30の抵抗R4 の抵抗値を変更することにより、また、Dで示す中域周波数帯の減衰量の変更は第2の合成器3のスライド端子のスライド位置(γ/R)を変更することにより変更することができる。
【0014】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば次の効果が得られる。
遮断周波数を可変することができる低域通過濾波器および高域通過濾波器によって通過された入力信号を合成比率を変化させて第1の合成器より出力させ、入力信号と第1の合成器よりの出力信号を合成比率を変化させて第2の合成器より出力させるようにしたので、オーディオ信号の中域周波数帯の減衰量、低域通過周波数帯の遮断周波数、高域通過周波数帯の遮断周波数、および高域通過周波数帯の減衰量を容易に可変することができる。
【0015】
第2の合成をスライド抵抗器で構成し、スライド抵抗器の両端に入力信号および低域および高域通過濾波器より出力された信号を接続し、スライド端子より合成信号を出力するようにしたので、スライド端子のスライド位置を変更することによって中域周波数帯の減衰量を容易に変更することができる。
【0016】
また低域通過濾波器出力を固定抵抗を介して、また高域通過濾波器出力を可変抵抗を介してオペアンプに接続し、該オペアンプの出力を前記固定抵抗の抵抗値と等しい抵抗によって入力に帰還するようにしたので、可変抵抗の抵抗値を変化させることによって高域通過周波数帯の減衰量を容易に変化させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の構成図である。
【図2】同実施例のフィルタブロックの具体例である。
【図3】同実施例の動作を説明するための図である。
【図4】従来例の説明図である。
【図5】従来例の特性を説明するための図である。
【符号の説明】
1,4 バッファ増幅器
2 フィルタブロック
3 第2の合成器
10 低域通過濾波器
20 高域通過濾波器
30 第1の合成器
11,21,31 オペアンプ
R1 ,R3 抵抗
R2 ,R4 可変抵抗
C1 可変容量
C2 容量
Claims (3)
- 遮断周波数が可変で、入力信号の低周波数域を通過させる低域通過濾波器と、
遮断周波数が可変で、入力信号の高周波数域を通過させる高域通過濾波器と、前記低域通過濾波器より出力される信号と前記高域通過濾波器より出力される信号とを合成比率を変化させて合成する第1の合成器と、
入力信号と前記第1の合成器より出力される信号とを合成比率を変化させて合成する第2の合成器と、
を備えたことを特徴とするラウドネス装置。 - 前記第2の合成器をスライド抵抗器で構成し、該スライド抵抗器の両端に前記入力信号および前記第1の合成器よりの出力信号を接続し、該スライド抵抗器のスライド端子より合成信号を出力するようにしたことを特徴とする請求項1記載のラウドネス装置。
- 前記第1の合成器を、前記低域濾波器の出力と接続された固定抵抗と、前記高域濾波器の出力と接続された可変抵抗と、前記固定抵抗および前記可変抵抗の出力を前記固定抵抗の抵抗値に等しい抵抗によって出力信号が入力に帰還される増幅器とで構成されることを特徴とする請求項1または2記載のラウドネス装置。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32652998A JP3543929B2 (ja) | 1998-11-17 | 1998-11-17 | ラウドネス装置 |
DE69926973T DE69926973T2 (de) | 1998-11-17 | 1999-11-16 | Lautheitsfilter |
EP19990122780 EP1003285B1 (en) | 1998-11-17 | 1999-11-16 | Loudness device |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32652998A JP3543929B2 (ja) | 1998-11-17 | 1998-11-17 | ラウドネス装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000152373A JP2000152373A (ja) | 2000-05-30 |
JP3543929B2 true JP3543929B2 (ja) | 2004-07-21 |
Family
ID=18188862
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32652998A Expired - Fee Related JP3543929B2 (ja) | 1998-11-17 | 1998-11-17 | ラウドネス装置 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
EP (1) | EP1003285B1 (ja) |
JP (1) | JP3543929B2 (ja) |
DE (1) | DE69926973T2 (ja) |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6188327U (ja) * | 1984-11-14 | 1986-06-09 | ||
JPH02222207A (ja) * | 1989-02-22 | 1990-09-05 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 聴覚補償装置 |
JPH02118322U (ja) * | 1989-03-08 | 1990-09-21 |
-
1998
- 1998-11-17 JP JP32652998A patent/JP3543929B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1999
- 1999-11-16 DE DE69926973T patent/DE69926973T2/de not_active Expired - Lifetime
- 1999-11-16 EP EP19990122780 patent/EP1003285B1/en not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
EP1003285A2 (en) | 2000-05-24 |
DE69926973T2 (de) | 2006-03-09 |
EP1003285B1 (en) | 2005-08-31 |
JP2000152373A (ja) | 2000-05-30 |
DE69926973D1 (de) | 2005-10-06 |
EP1003285A3 (en) | 2003-10-08 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4114115A (en) | Compandor apparatus | |
CN104584427B (zh) | 动态范围压缩器 | |
JPH0454100A (ja) | 音声信号補償回路 | |
JP3419451B2 (ja) | ステレオ受信機における可聴雑音低減装置 | |
CN101783991A (zh) | 滤波电路 | |
US5937072A (en) | Audio crossover circuit | |
JPS5926126B2 (ja) | オンシツチヨウセイソウチ | |
JPH04245807A (ja) | フィルタ装置 | |
JP3543929B2 (ja) | ラウドネス装置 | |
US3701037A (en) | Active filter | |
JP6102360B2 (ja) | チャンネルデバイダおよびこれを含む音声再生システム | |
JPS6113653B2 (ja) | ||
JPS61142900A (ja) | ステレオ装置の位相調整装置 | |
JP2509165B2 (ja) | オ−ルパスフイルタ | |
JP3308352B2 (ja) | 可変遅延回路 | |
JPH04599Y2 (ja) | ||
JP2869980B2 (ja) | ノッチフィルタ | |
JPS5842962B2 (ja) | 自動利得制御方式 | |
JP2014007627A (ja) | チャンネルデバイダおよびこれを含む音声再生システム | |
JP3616918B2 (ja) | スピーカー出力調整用アッテネーター回路 | |
JPS5552643A (en) | Noise reduction unit | |
JPH0328588Y2 (ja) | ||
JPS5919641B2 (ja) | 周波数特性調整装置 | |
JPH10107588A (ja) | フィルタ回路 | |
JP3057262B2 (ja) | グラフィックイコライザ装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20040330 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20040330 |
|
R150 | Certificate of patent (=grant) or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 5 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090416 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090416 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100416 Year of fee payment: 6 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |