JP3543747B2 - 静止画撮影装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子スチルカメラや電子スチルカメラ機能を持つビデオカメラ等の撮影装置において、静止画を撮影する際、画素ずらし撮影と画素ずらしを行わない撮影とを切り換えることができる静止画撮影装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
撮像素子を用いた静止画撮影装置の解像力は、撮像素子の画素数によって制限される。従って、撮影装置の解像力を高めるには、画素数の多い撮像素子が必要となる。ところが、限られた大きさの撮像素子上に画素を増やすには、1つ1つの画素を小さくしなければならず、加工が困難になり、撮像素子の歩留まりが下がり、撮像素子自体が高価なものとなってしまう。さらに、1画素当たりに受け取ることができる光量が少なくなるため、S/Nやダイナミックレンジにとって不利となり、かえって解像力以外の画質を劣化させることになる。
【0003】
そこで、撮像素子の画素数を増やさずに解像力を高めるために、画素ずらしと称される技術が提案されている。これは、撮影レンズで結像した被写体像と撮像素子の位置を画素ピッチ単位、例えば0.5画素ピッチ分水平方向にずらした2枚の画像情報を合成して、水平方向の解像力を2倍にする方法である。その際、被写体像と撮像素子との位置を画素ピッチ単位でずらす方法は、アクチュエータにより撮像素子を平行移動させる方法の他に、撮影レンズ光路内に配置した平行平面板を傾斜させて光路を移動させる方法が提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
電荷結合素子(CCD)のように周期的な画素配列を持つ撮像素子を用いた静止画撮影装置では、撮像素子の再現可能な周波数以上の空間周波数が被写体像に含まれていると、モアレ状の偽信号が発生して画質を損なってしまう。そこで、撮像素子の再現可能な周波数以上の空間周波数を減衰させる光学ローパスフィルタを撮像素子の前に配置することが行われる。但し、一般的に使われている水晶の複屈折を利用した光学ローパスフィルタは、不必要な高周波数成分のみを減衰するのではなく必要な周波数成分にも影響があるため、使用する撮像素子の再現可能な空間周波数に合わせて最適化する必要がある。
【0005】
また、0.5画素ピッチの画素ずらしを行う場合は、見かけ上、撮像素子の画素ピッチが半分になった状態であり、再現可能な空間周波数は画素ずらしを行う方向に倍になることが期待できる。従って、1つの装置で画素ずらしを行う場合と、画素ずらしを行わない場合の両方の撮影を可能とする場合は、光学ローパスフィルタの特性を画素ずらしの有無に応じて切り換えることが必要となる。
【0006】
光学ローパスフィルタの特性を切り換えるには、予め用意した複数の光学ローパスフィルタの一部を抜き取ったり、異なった仕様の光学ローパスフィルタを差し替える方法があるが、これらは、装置の小型化を妨げ、撮影レンズの収差変化を招く。そこで、予め2種類の光学ローパスフィルタを撮像素子の前に配置しておき、画素ずらしを行う場合と行わない場合とで、一方の光学ローパスフィルタを撮影レンズの光軸回りに所定角度回転させ、光学ローパスフィルタの特性を変える方法が提案されている。
【0007】
この場合、一方の光学ローパスフィルタを画素ずらしを行うための第1の平行平面板とし、もう一方の光学ローパスフィルタを光学ローパスフィルタの特性を変えるために必要に応じて撮影レンズの光軸回りに所定角度回転させる第2の平行平面板とすることが装置の小型化に有利である。
【0008】
ところで、撮影レンズ光学系の光学素子の表面には可視光の反射を防ぎ、撮影した画像にゴーストの発生やフレアによるコントラストの低下を防ぐ目的でコート(いわゆるARコート)が施されている。上述した画素ずらしを行うための平行平面板に対しても、光の反射を防ぐためのコートを施すことが望ましい。
【0009】
しかしながら、第1の平行平面板と第2の平行平面板にコートを施すと、画素ずらし量を調整するため、オートコリメータを用いて第1の平行平面板の反射光を観察する際、反射光が淡くて第1の平行平面板の反射光を観察しにくいという問題点があった。さらに、第2の平行平面板の反射光と区別が付かず、第1の平行平面板を調整することができないという問題点もあった。
【0010】
そこで、画素ずらし量の調整・検査時に観察の必要な第1の平行平面板の片面に対してはコートを施さず、オートコリメータによりその反射光を観察できるようにすることが考えられる。しかしながら、そのようにすると、撮影した画像はゴーストやフレアの影響を受けやすく、フレアの発生によりコントラストが低下して画質を悪化させてしまうという別の問題点が発生してしまう。
【0011】
本発明はこのような問題点に鑑みなされたものであり、光学ローパスフィルタとして作用する一対の平行平面板の内の一方を光軸に対して傾けることによって画素ずらしを行う画素ずらし手段を備えた静止画撮影装置において、画質を悪化させることなく、画素ずらし量の調整や検査を容易に行うことができる静止画撮影装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上述した従来の技術の課題を解決するため、
(a)撮影レンズ(2)と撮像素子(3)とを備えて静止画を撮影する静止画撮影装置において、前記撮影レンズと前記撮像素子との間に設置した光学ローパスフィルタとして作用する第1及び第2の平行平面板(4,5)と、前記第1及び第2平行平面板の一方を光軸に対して傾けることにより画素ずらしを行う画素ずらし手段と、前記第1及び第2平行平面板の一方を光軸回りに回転させるとことにより、前記画素ずらし手段によって画素ずらしを行う場合と画素ずらしを行わない場合とのそれぞれに適した光学ローパスフィルタの特性に切り換える特性切換手段とを備え、前記画素ずらし手段として作用する前記一方の平行平面板(4)の少なくとも一方の面に施したコートの分光反射率を、他方の平行平面板(5)の面に施したコートの分光反射率と異ならせたことを特徴とする静止画撮影装置を提供し、
(b)撮影レンズ(2)と撮像素子(3)とを備えて静止画を撮影する静止画撮影装置において、前記撮影レンズと前記撮像素子との間に設置した光学ローパスフィルタとして作用する第1及び第2の平行平面板(4,5)と、前記第1及び第2平行平面板の一方を光軸に対して傾けることにより画素ずらしを行う画素ずらし手段と、前記第1及び第2平行平面板の一方を光軸回りに回転させるとことにより、前記画素ずらし手段によって画素ずらしを行う場合と画素ずらしを行わない場合とのそれぞれに適した光学ローパスフィルタの特性に切り換える特性切換手段とを備え、前記画素ずらし手段として作用する前記一方の平行平面板(4)の少なくとも一方の面の撮影に関係する部分には可視光線の反射を抑えるコートを施すと共に、撮影に関係しない部分にはコートを施さず、他方の平行平面板(5)の面には、可視光線の反射を抑えるコートを全面に施すことを特徴とする静止画撮影装置を提供するものである。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の静止画撮影装置について、添付図面を参照して説明する。図1は本発明の静止画撮影装置の一実施例を示す断面図、図2は図1中の平行平面板4を光軸に対して傾けた場合の作用を説明するための図、図3は図1中の平行平面板4,5の内の一方の平行平面板のみの作用を説明するための図、図4は図1中の平行平面板4,5を揃えた場合の作用を説明するための図、図5は図1中の平行平面板4,5をずらした場合の作用を説明するための図、図6は図1中の平行平面板4の他の実施例を説明するための平面図である。
【0014】
図1において、鏡筒1の左側端部には撮影レンズ2が取り付けられており、右側端部にはCCD3が取り付けられている。撮影レンズ2とCCD3との間には、光学ローパスフィルタとして作用する第1の平行平面板4と、同じく光学ローパスフィルタとして作用する第2の平行平面板5が配置されている。第1,第2の平行平面板4,5は例えば水晶により形成し、両者の光学的な特性は同じとする。なお、平行平面板とは、両面が平行な板を言う。
【0015】
第1の平行平面板4は具体的に次のように保持されている。第1の平行平面板4は、図1における下側を枠6aに保持され、図1における上側を枠6bに保持されている。枠6a,6bによって保持された第1の平行平面板4は、枠6a内に設けた光軸Lに直行する軸7を支点として傾斜可能とされている。第1の平行平面板4は、図示していないばねによって図1における右側に押圧されており、枠6bが鏡筒1に固定されたねじ8に当たることによって位置決めされている。このとき、第1の平行平面板4の面は、光軸Lにほぼ直行した状態である。
【0016】
さらに、枠6bの上端部には、プランジャ9が連結されている。プランジャ9が枠6bを引っ張ると、第1の平行平面板4は、軸7を中心として図1における左回りに回動する。鏡筒1には、突出部10が形成されており、プランジャ9が枠6bを引っ張ると、枠6bが突出部10に当たって位置決めされる。このとき、第1の平行平面板4の面は、光軸Lに対して傾いた状態である。即ち、第1の平行平面板4は、ねじ8に当接して光軸Lにほぼ直行した図1に示す状態と、突出部10に当接して光軸Lに対して傾いた状態の2つの状態をとる。
【0017】
第2の平行平面板5は具体的に次のように保持されている。第2の平行平面板5は、図1における下側を枠11aに保持され、図1における上側を枠11bに保持されている。枠11a,11bによって保持された第2の平行平面板5の面は、光軸Lにほぼ直行した状態で保持されている。図示していないレバーを操作することより、第2の平行平面板5は光軸L回りに回転するようになっている。第2の平行平面板5は、画素ずらしを行わない撮影に適した特性である姿勢と、画素ずらしを行う撮影に適した特性である姿勢の2つの姿勢をとる。
【0018】
ここで、第1,第2の平行平面板4,5の作用について詳細に説明する。まず、図2は、第1の平行平面板4を傾けることによる作用を示している。第1の平行平面板4を傾けると、第1の平行平面板4を通過する図2の左側より入射した光(CCD3上の被写体像)は、二点鎖線で示す位置から実線で示す位置へとずれて出射する。このとき、第1の平行平面板4を通過する光のずれ量を、画素ピッチの1/2である距離dとなるようにする。第1の平行平面板4を傾ける角度θ(rad)は、像の移動量をd(mm)、第1の平行平面板4の厚さをt(mm)、第1の平行平面板4の屈折率をnとすると、次の(1)式で表す関係になる。
【0019】
θ=d/(t−t/n) …(1)
【0020】
また、水晶で第1,第2の平行平面板4,5を形成する場合、第1の平行平面板4の厚さt(mm)は、複屈折による分離幅をp(mm)とすると、次の(2)式で表す関係になる。なお、分離幅pは、上記の距離dに相当する。
【0021】
t=170.1p …(2)
【0022】
CCD3の画素ピッチを0.010mmとし、水平方向に0.5画素ピッチの画素ずらしを行うためには、分離幅pは0.005mmであるから、tは0.850mmとなる。水晶の屈折率nを1.544とすると、θは(1)式より、57.4′(′は分)とすればよいことが分かる。画素ずらしを行う際、第1の平行平面板4の傾き角度(振れ角)の誤差を±3%以内とするには、無調整とすると部品の要求精度高くなりすぎるので、ねじ8及び突出部10による位置決めの調整機構を設けることにより、±1.7′以内とすればよい。
【0023】
図3は、1つの平行平面板、即ち、第1,第2の平行平面板4,5の一方の光学ローパスフィルタとしての作用を示している。図3において、(A)は平行平面板4(または5)に対する光の入射/出射状態、(B)は光の分離状態を示している。図3(A)に示すように、光L1が平行平面板4(または5)を通過すると、2つの光L2,L3に分離される。光L2,L3は、図3(B)に示すように、それぞれ縦方向,横方向の光であり、距離dだけ離れている。この距離dを、CCD3の画素ピッチのほぼ1/2とする。
【0024】
さて、第1,第2の平行平面板4,5を同じ姿勢で並べると、図4に示すようになる。図4(A)に示すように、光L1が第1の平行平面板4を通過すると、2つの光L2,L3に分離され、さらに、第2の平行平面板5を通過すると、光L2,L3の間隔が広がる。光L2,L3は、図4(B)に示すように、距離2d(即ち、CCD3の画素ピッチ)だけ離れることになる。この図4に示す状態は、画素ずらしを行うことなく撮影する場合に適した姿勢である。
【0025】
そして、第1,第2の平行平面板4,5の内、上記のように、第2の平行平面板5を光軸L回りに回転させると、図5に示すようになる。図5(A)に示すように、光L1が第1の平行平面板4を通過すると、2つの光L2,L3に分離され、さらに、第2の平行平面板5を通過すると、光L2は光L21,L22に分離され、光L3は光L31,L32に分離される。光L21〜L32は、図5(B)に示すような位置関係となる。この図5に示す状態は、画素ずらしを行って撮影する場合に適した姿勢である。
【0026】
以上のような構成において、第1の平行平面板4には、CCD3の赤外線領域に伸びた感度を補正するため、可視光線を90%以上透過し、波長650nmを半値として、赤外線を反射するIRカットコートを施す。第1の平行平面板4に施すIRカットコートは、いずれか一方の片面でも、両面でもよい。第2の平行平面板5には、可視光の反射を1%以下に抑えた通常のコート(ARコート)を施す。第2の平行平面板5に施す可視光の反射を抑えるためのコートは、両面とする。即ち、本発明では、第1の平行平面板4の少なくとも1面に施したコートの分光反射率は、第2の平行平面板5に施したコートの分光反射率と異なっている。
【0027】
このようにすると、オートコリメータを用いて第1の平行平面板4の姿勢を調整・検査する際に、第1の平行平面板4のIRカットコートの反射光が明瞭に観察され、容易に調整や検査を行うことができる。これは、人間の目は、IRカットコートの反射率が増加する波長630nmから670nm程度の光にも感度があるため、オートコリメータの視野には第1の平行平面板4の反射光が赤く明瞭に見えるためである。
【0028】
ところで、CCDを用いた撮影装置においては、吸収型のIRカットフィルタを任意の位置に設けるが、この実施例では、第1の平行平面板4にIRカットコートを施しているので、IRカットフィルタを別に設ける必要はない。
【0029】
第1の平行平面板4の他の実施例として、図6に示すようにしてもよい。第1の平行平面板4以外の他の構成は、図1と同じである。図6において、第1の平行平面板4の一方の面には、斜線を付した中央部のみに可視光線の反射を1%以下に抑えるコート(ARコート)を施し、その周囲部(端部)にはコートを施さない。コートを施した中央部とコートを施さない周囲部との境界は、撮影に関係する領域、即ち、CCD3の画素上に結像する光線が通過する領域を僅かに越える位置とする。逆に言えば、画素上に結像する光線がコートを施した中央部に入射するようにする。
【0030】
第1の平行平面板4の他方の面には、可視光線の反射を1%以下に抑えるARコートを全面に施すか、図6と同じように中央部のみに施す。
【0031】
中央部のみにコートを施すには、コート処理を行う蒸着釜内で平行平面板を保持する置き台に、必要な形状の穴を開けておく。このようにすると、穴の部分にのみコートが施され、図6に示すような第1の平行平面板4を容易に生産することができる。
【0032】
このようにすると、オートコリメータを用いて第1の平行平面板4の姿勢を調整・検査する際に、第1の平行平面板4のコートを施していない周囲部の反射光が明瞭に観察され、容易に調整や検査を行うことができる。これは、コートを施さない部分の反射率が4%を越えるため、オートコリメータの視野には第1の平行平面板4の反射光が明瞭に見えるためである。撮影に有効な光線が通過する面の全てにコートを施しているので、ゴーストやフレアによる画質の悪化はない。
【0033】
この実施例では、吸収型のIRカットフィルタを、第1,第2の平行平面板4,5のいずれかに張り付けておいてもよいし、単独で撮影レンズ2の光路内に配置してもよい。
【0034】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、本発明の静止画撮影装置は、撮影レンズと撮像素子との間に設置した光学ローパスフィルタとして作用する第1及び第2の平行平面板と、第1及び第2平行平面板の一方を光軸に対して傾けることにより画素ずらしを行う画素ずらし手段と、第1及び第2平行平面板の一方を光軸回りに回転させるとことにより、画素ずらし手段によって画素ずらしを行う場合と画素ずらしを行わない場合とのそれぞれに適した光学ローパスフィルタの特性に切り換える特性切換手段とを備え、画素ずらし手段として作用する一方の平行平面板の少なくとも一方の面に施したコートの分光反射率を、他方の平行平面板の面に施したコートの分光反射率と異ならせたり、画素ずらし手段として作用する一方の平行平面板の少なくとも一方の面の撮影に関係する部分には可視光線の反射を抑えるコートを施すと共に、撮影に関係しない部分にはコートを施さず、他方の平行平面板の面には、可視光線の反射を抑えるコートを全面に施すようにしたので、画質を悪化させることなく、画素ずらし量の調整や検査を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す断面図である。
【図2】図1中の平行平面板4を光軸に対して傾けた場合の作用を説明するための図である。
【図3】図1中の平行平面板4,5の内の一方の平行平面板のみの作用を説明するための図である。
【図4】図1中の平行平面板4,5を揃えた場合の作用を説明するための図
【図5】図1中の平行平面板4,5をずらした場合の作用を説明するための図
【図6】図1中の平行平面板4の他の実施例を説明するための平面図である。
【符号の説明】
1 鏡筒
2 撮影レンズ
3 撮像素子
4,5 平行平面板

Claims (3)

  1. 撮影レンズと撮像素子とを備えて静止画を撮影する静止画撮影装置において、
    前記撮影レンズと前記撮像素子との間に設置した光学ローパスフィルタとして作用する第1及び第2の平行平面板と、
    前記第1及び第2平行平面板の一方を光軸に対して傾けることにより画素ずらしを行う画素ずらし手段と、
    前記第1及び第2平行平面板の一方を光軸回りに回転させるとことにより、前記画素ずらし手段によって画素ずらしを行う場合と画素ずらしを行わない場合とのそれぞれに適した光学ローパスフィルタの特性に切り換える特性切換手段とを備え、
    前記画素ずらし手段として作用する前記一方の平行平面板の少なくとも一方の面に施したコートの分光反射率を、他方の平行平面板の面に施したコートの分光反射率と異ならせたことを特徴とする静止画撮影装置。
  2. 前記一方の平行平面板の少なくとも一方の面に施したコートは、可視光線を透過し赤外線を反射するIRカットコートであることを特徴とする請求項1記載の静止画撮影装置。
  3. 撮影レンズと撮像素子とを備えて静止画を撮影する静止画撮影装置において、
    前記撮影レンズと前記撮像素子との間に設置した光学ローパスフィルタとして作用する第1及び第2の平行平面板と、
    前記第1及び第2平行平面板の一方を光軸に対して傾けることにより画素ずらしを行う画素ずらし手段と、
    前記第1及び第2平行平面板の一方を光軸回りに回転させるとことにより、前記画素ずらし手段によって画素ずらしを行う場合と画素ずらしを行わない場合とのそれぞれに適した光学ローパスフィルタの特性に切り換える特性切換手段とを備え、
    前記画素ずらし手段として作用する前記一方の平行平面板の少なくとも一方の面の撮影に関係する部分には可視光線の反射を抑えるコートを施すと共に、撮影に関係しない部分にはコートを施さず、他方の平行平面板の面には、可視光線の反射を抑えるコートを全面に施すことを特徴とする静止画撮影装置。
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