JP3540546B2 - 自動変速機の油圧制御装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、オイルポンプからの吐出圧をプレッシャレギュレータバルブによりライン圧に調圧する自動変速機の油圧制御装置の技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】
従来、自動変速機の油圧制御装置としては、例えば、特開昭57−40147号公報に記載のものが知られている。
【0003】
例えば、低油温の時にオイルリザーバ内の油面が低下してオイルストレーナで空気の吸い込みを生じ、油中への空気の混入が発生するという問題がある。そこで、上記従来出典には、この問題を解決するべく、プレッシャレギュレータバルブのドレーンポートを、オイルストレーナより下流の吸入油路位置に連通し、プレッシャレギュレータバルブからのドレーン油を、オイルストレーナを経過させることなく、オイルポンプの吸入ポートへ直接導く技術が提案されている。
【0004】
しかし、上記従来装置は、オイルストレーナの開口部から吸入される油の流れに対してプレッシャレギュレータバルブのドレーンポートから排出される油の流れが逆になり、流れの衝突が発生するという課題がある。
【0005】
そこで、この課題を解決することを目的とし、特開平6−272762号公報には、図7に示すように、プレッシャレギュレータバルブ11のドレーンポート10cから排出される油の向き48を、オイルストレーナ34から吸入ポート20aに向かって流れる油の向き46に一致させるように整流部材40を設けた技術が提案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記特開平6−272762号公報に記載の自動変速機の油圧制御装置にあっては、ドレーンポートを有するプレッシャレギュレータバルブと、開口部を有するオイルストレーナと、オイルポンプの吸入ポートに連通する吸入油路を同じバルブボディに設けたものであるため、プレッシャレギュレータバルブを設置できる位置は、ストレーナの開口部と吸入油路とに挟まれた位置に制約されるという問題を有する。
【0007】
すなわち、図8に示すように、プレッシャレギュレータバルブのドレーンポートは、ストレーナの開口部と吸入油路との間のストレーナに覆われた位置に設定しなければならず、バルブボディを共通にするものである以上、ドレーンポートの位置が決まったらプレッシャレギュレータバルブの位置もストレーナで覆われた領域(1点鎖線領域)に決まってしまう。
【0008】
この結果、バルブボディに多数のバルブを設定するにあたって、プレッシャレギュレータバルブの位置を自由に動かすことができないため、バルブレイアウト上の制約を受けてしまうし、また、ドレーンポートの位置を決めてしまうとオイルストレーナの形状設定に自由度がなくなる。
【0009】
本発明の課題とするところは、プレッシャレギュレータバルブからのドレーン油をオイルストレーナを経過させることなくオイルポンプの吸入ポートへ直接導く自動変速機の油圧制御装置において、プレッシャレギュレータバルブの設定位置の制約を無くし、バルブレイアウトの自由度を確保することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
(解決手段1)
上記課題を解決するため請求項1記載の発明では、オイルポンプと、該オイルポンプの吸入ポートに開口部から吸入油路を介して吸入される油に含まれる異物を除去するオイルストレーナと、
自動変速機の油圧を制御するバルブ類が設けられたバルブボディと、該バルブボディに設けられ、前記オイルポンプからの吐出圧をライン圧に調圧するプレッシャレギュレータバルブとを備え、前記プレッシャレギュレータバルブのドレーンポートを、オイルストレーナより下流の吸入油路位置に連通した自動変速機の油圧制御装置において、
前記バルブボディを、セパレートプレートを介して積層結合されている複数のバルブボディにより構成し、
前記プレッシャレギュレータバルブを、複数のバルブボディのうち最下段以外のボディに設け、
且つ、プレッシャレギュレータバルブのドレーンポートを、プレッシャレギュレータバルブが設置されるボディの外周部であって、オイルポンプへの吸入油路に隣接する位置に設定し、更に、セパレートプレートのドレーン穴と最下段ボディのドレーン穴を介して吸入ポートに向かう吸入油路に連通させ、前記ドレーンポートと吸入油路との隣接配置に伴いセパレートプレートに、ドレーン穴と吸入油路穴とを隣接して開口し、最下段ボディのドレーン穴と吸入油路穴との位置にエア吸い防止リブを設けたことを特徴とする。
【0013】
(解決手段
上記課題を解決するため請求項記載の発明では、請求項1記載の自動変速機の油圧制御装置において、
前記プレッシャレギュレータバルブのドレーンポートから最下段ボディのドレーン穴を介して排出される油の向きを、オイルストレーナから吸入油路に向かって流れる油の向きに一致させるように、最下段ボディに整流部材を設けたことを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】
(実施の形態1)
実施の形態1の自動変速機の油圧制御装置は請求項1〜記載の発明に対応する。
【0015】
まず、構成を説明する。
【0016】
図1は自動変速機の油圧制御装置を示す断面図、図2は自動変速機の油圧制御装置のオイルストレーナが設けられた下段ボディを示す底面図、図3は自動変速機の油圧制御装置のバルブレイアウトを示す中段ボディ断面図、図4は自動変速機の油圧制御装置のプレッシャレギュレータバルブのドレーンポートを示す中段ボディ底面図、図5は自動変速機の油圧制御装置のドレーン穴と吸入油路穴を有する第2セパレートプレートを示す平面図、図6は自動変速機の油圧制御装置のドレーン穴と吸入油路が形成された下段ボディを示す平面図である。
【0017】
図1において、1はオイルポンプ、2は吸入油路、3はオイルストレーナ、4はバルブボディ、5はプレッシャレギュレータバルブである。
【0018】
前記オイルポンプ1は、図外のエンジンにより駆動され、吸入油路2に連通する吸入ポート1aと、プレッシャレギュレータバルブ5のポンプ吐出圧ポートに連通する吐出ポート1bを有する。
【0019】
前記吸入油路2は、トランスミッションケース6に形成され、リザーバに貯留された油をオイルストレーナ3を介してオイルポンプ1の吸入ポート1aに導くと共に、プレッシャレギュレータバルブ5からのドレーン油をオイルポンプ1の吸入ポート1aに導く。
【0020】
前記オイルストレーナ3は、図2に示すように、バルブボディ4(下段バルブボディ45)の底部に固定され、開口部3aから吸入油路2を介してオイルポンプ1の吸入ポート1aに吸入される油に含まれる異物をフィルタ3bにより除去する。
【0021】
前記バルブボディ4は、トランスミッションケース6に固定され、自動変速機の油圧を制御するバルブ類が設けられる。このバルブボディ4は、第1セパレートプレート41と第2セパレートプレート42を介して積層結合されている上段バルブボディ43と中段バルブボディ44と下段バルブボディ45により構成されている。
【0022】
前記上段バルブボディ43には、図1に示すように、アキュムレータや油路等が設けられる。前記中段バルブボディ44には、図3に示すように、プレッシャレギュレータバルブ5,トルクコンバータレギュレータバルブ7,トルクコンバータワンウェイバルブ8,プレッシャモディファイヤバルブ9,アキュムレータコントロールバルブA10,ロークラッチタイミングバルブA11,ロークラッチタイミングバルブB12,シフトバルブB13,シフトバルブA14,2−4ブレーキタイミングバルブB15,2−4ブレーキタイミングバルブA16,アキュムレータコントロールバルブB17,リバースインヒビタバルブ18がレイアウトされている。前記下段バルブボディ45には、図2に示すように、マニュアルバルブ19が設けられている。
【0023】
前記プレッシャレギュレータバルブ5は、オイルポンプ1からの吐出圧をライン圧に調圧するバルブで、3段のバルブボディ43,44,45のうち下段バルブボディ45以外のボディである中段バルブボディ44に設けられている。
【0024】
前記プレッシャレギュレータバルブ5のドレーンポート20は、プレッシャレギュレータバルブ5が設置される中段バルブボディ44の外周部であって、オイルポンプ1への吸入油路2に隣接する位置に設定され、中段バルブボディ44には、ドレーンポート20と第2セパレートプレート42のドレーン穴22とを連通するドレーン油路21が形成されている。
【0025】
そして、ドレーンポート20と吸入油路2との隣接配置に伴い、第2セパレートプレート42には、図1及び図5に示すように、ドレーン穴22と吸入油路穴25とが隣接して開口され、下段バルブボディ45には、図1及び図6に示すように、ドレーン穴23と吸入油路穴24とが隣接して開口されている。
【0026】
すなわち、プレッシャレギュレータバルブ5のドレーンポート20は、中段バルブボディ44のドレーン油路21→第2セパレートプレート42のドレーン穴22→下段バルブボディ45のドレーン穴23→第2セパレートプレート42の吸入油路穴24→下段バルブボディ45の吸入油路穴25を介して吸入ポート1aに向かう吸入油路2に連通する。
【0027】
前記ドレーン穴22と吸入油路穴25との間の位置には、下段バルブボディ45と一体にエア吸い防止リブ45aが設けられ、プレッシャレギュレータバルブ5のドレーンポート20から下段バルブボディ45のドレーン穴23を介して排出される油の向きを、オイルストレーナ3から吸入油路2に向かって流れる油の向きに一致させるように、下段バルブボディ45と一体に整流部45bが設けられている。
【0028】
次に、作用効果について説明する。
【0029】
[ライン圧調圧作用]
エンジンによりオイルポンプ1が駆動されると、オイルポンプ1の吸入ポート1aには、リザーバに貯留された油が、オイルストレーナ3及び吸入油路2を介して導かれ、オイルストレーナ3により油に含まれる異物が除去される。
【0030】
そして、オイルポンプ1の吐出ポート1bからプレッシャレギュレータバルブ5にポンプ吐出油が供給され、プレッシャレギュレータバルブ5において、ポンプ吐出油の一部をドレーンすることによりライン圧に調圧され、このプレッシャレギュレータバルブ5からのドレーン油も、ドレーンポート20→ドレーン油路21→ドレーン穴22→ドレーン穴23→吸入油路穴24→吸入油路穴25→吸入油路2を介して導かれる。
【0031】
すなわち、リザーバに貯留された油は、オイルストレーナ3を介してオイルポンプ1の吸入ポート1aに導かれるが、プレッシャレギュレータバルブ5からのドレーン油はオイルストレーナ3を介することなくオイルポンプ1の吸入ポート1aに導かれる。
【0032】
一方、プレッシャレギュレータバルブからのドレーン油もそのままリザーバに戻す構成とした場合、例えば、低油温の時にオイルリザーバ内の油面が低下してオイルストレーナで空気の吸い込みを生じ、油中への空気の混入が発生するという問題がある。
【0033】
これに対し、本実施の形態1では、プレッシャレギュレータバルブ5からのドレーン油はオイルストレーナ3を介することなくオイルポンプ1の吸入ポート1aに導くようにしているため、低油温時等においてオイルリザーバ内の油面が低下してもプレッシャレギュレータバルブ5からのドレーン油がそのままオイルポンプ1の吸入ポート1aに導かれることで油中への空気の混入が抑えらる。
【0034】
[バルブレイアウト自由度]
プレッシャレギュレータバルブ5は、3段のバルブボディ43,44,45のうち下段バルブボディ45以外のボディである中段バルブボディ44に設置している。これにより、プレッシャレギュレータバルブ5のドレーンポート20と第2セパレートプレート42のドレーン穴22とを引き回しドレーン回路(ドレーン油路21)により連通すれば、プレッシャレギュレータバルブ5の設置位置を実施の形態1で示した以外の位置とすることも可能である。
【0035】
すなわち、従来の同じバルブボディにプレッシャレギュレータバルブもドレーンポートから吸入油路に至るドレーン回路を設ける場合のようなプレッシャレギュレータバルブの設定位置が特定の位置に決められるという制約が無くなる。
【0036】
この結果、図3に示すように、バルブボディに多数のバルブを設定するにあたって、プレッシャレギュレータバルブ5の位置を自由に決めることができ、バルブレイアウトの自由度が確保される。
【0037】
また、プレッシャレギュレータバルブ5のドレーンポート20の位置も自由に決めることができ、オイルストレーナ3の形状設定にも自由度が確保される。
【0038】
[ドレーンポートの位置設定]
例えば、プレッシャレギュレータバルブのドレーンポートを、プレッシャレギュレータバルブが設置される中段バルブボディの中央部の位置に設定し、下段バルブボディに形成したドレーン回路やドレーン穴によりオイルポンプへの吸入油路に隣接する位置まで延ばすと、下段バルブボディ内の主要回路が潰され、効率の良い油圧回路の引き回しができなくなる。さらに、ドレーン路に整流部材を設定しようとする場合には、整流部材として高く長い整流板の設置を余儀なくされる。
【0039】
これに対し、実施の形態1のプレッシャレギュレータバルブ5のドレーンポート20は、プレッシャレギュレータバルブ5が設置される中段バルブボディ44の外周部であって、オイルポンプ1への吸入油路2に隣接する位置に設定されているため、下段バルブボディ45内の主要回路が潰されることがなく、効率の良い油圧回路の引き回しができるし、ドレーン路に整流部材を設定しようとする場合には、整流部材として低くて短い整流部45bで済む。
【0040】
[エア吸い防止]
プレッシャレギュレータバルブ5のドレーンポート20とオイルポンプ1への吸入油路2とを隣接する位置に設定した場合、ドレーンされた油を直接に吸入油路2へ向けると、オイルポンプ1の負圧により、図1に示すように、トランスミッションケース6と第2セパレートプレート42との隙間を介して吸入油路2へエアを吸い込むエア吸い現象が発生する。
【0041】
そこで、ドレーン穴22と吸入油路穴25との間の位置には、下段バルブボディ45と一体にエア吸い防止リブ45aを設け、トランスミッションケース6と第2セパレートプレート42との間の面圧を上げて隙間を押し潰すことで、エア吸い対策とし、ドレーンされた油を直接に吸入油路2へ向けてもエア吸いを防止することができる。
【0042】
尚、下段バルブボディ45には、エア吸い防止リブ45aを挟んでドレーン穴22と吸入油路穴25とが隣接して配置されているため、オイルストレーナ3によりかならず覆わなければならない領域が小さく、オイルストレーナ3の形状設定に自由度が増す。
【0043】
[整流作用]
プレッシャレギュレータバルブ5のドレーンポート20から下段バルブボディ45のドレーン穴23を介して排出される油の向きを、オイルストレーナ3から吸入油路2に向かって流れる油の向きに一致させるように、下段バルブボディ45と一体に整流部45bが設けられているため、図1の矢印に示すように、ドレーン油は吸入油路2に向かって円滑に流れる。
【0044】
よって、オイルストレーナ3から吸入油路2に向かって流れる油とプレッシャレギュレータバルブ5から排出されるドレーン油とが流れの衝突を生じることがなく、オイルポンプ1に吸入される油の抵抗が低く抑えられ、オイルポンプ1への油の吸入効率が上昇する。
【0045】
(他の実施の形態)
実施の形態1では、請求項1〜4に対応する最適な例を示したが、少なくとも請求項1記載の発明の構成要件を満足するものであれば、請求項2〜4記載の発明の構成要件を全て満足しないものであっても、また、一部満足するものであっても本願発明に含まれる。
【0046】
実施の形態1では、3段のバルボディ構造のものを示したが、2段以上の複数段によるバルブボディ構造を備えていれば本願発明を適用することができる。
【0047】
【発明の効果】
請求項1記載の発明にあっては、オイルポンプと、オイルポンプの吸入ポートに開口部から吸入油路を介して吸入される油に含まれる異物を除去するオイルストレーナと、自動変速機の油圧を制御するバルブ類が設けられたバルブボディと、該バルブボディに設けられ、オイルポンプからの吐出圧をライン圧に調圧するプレッシャレギュレータバルブとを備え、プレッシャレギュレータバルブのドレーンポートを、オイルストレーナより下流の吸入油路位置に連通した自動変速機の油圧制御装置において、バルブボディを、セパレートプレートを介して積層結合されている複数のバルブボディにより構成し、プレッシャレギュレータバルブを、複数のバルブボディのうち最下段以外のボディに設け、且つ、プレッシャレギュレータバルブのドレーンポートを、セパレートプレートのドレーン穴と最下段ボディのドレーン穴を介して吸入ポートに向かう吸入油路に連通させたため、プレッシャレギュレータバルブの設定位置の制約を無くし、バルブレイアウトの自由度を確保することことができるという効果が得られる。
【0048】
また、プレッシャレギュレータバルブのドレーンポートを、プレッシャレギュレータバルブが設置されるボディの外周部であって、オイルポンプへの吸入油路に隣接する位置に設定したため、上記効果に加え、プレッシャレギュレータバルブが設置されるボディの下段のバルブボディ内の主要回路がつぶされることがなく、効率の良い油圧回路の引き回しができるし、最下段バルブボディに整流部材を設定しようとする場合には、整流部材として低くて短い整流部材で済むという効果が得られる。
【0049】
また、ドレーンポートと吸入油路との隣接配置に伴いセパレートプレートに、ドレーン穴と吸入油路穴とを隣接して開口し、最下段ボディのドレーン穴と吸入油路穴との間の位置にエア吸い防止リブを設けたため、上記効果に加え、ドレーンされた油を直接に吸入油路2へ向けてもエア吸いを防止することができる。
【0050】
請求項記載の発明にあっては、請求項1記載の自動変速機の油圧制御装置において、プレッシャレギュレータバルブのドレーンポートから最下段ボディのドレーン穴を介して排出される油の向きを、オイルストレーナから吸入油路に向かって流れる向きに一致させるように、最下段ボディに整流部材を設けたため、上記効果に加え、オイルポンプに吸入される油の抵抗が低く抑えられ、オイルポンプへの油の吸入効率を上昇させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1の自動変速機の油圧制御装置を示す断面図である。
【図2】実施の形態1の自動変速機の油圧制御装置のオイルストレーナが設けられた下段ボディを示す底面図である。
【図3】実施の形態1の自動変速機の油圧制御装置のバルブレイアウトを示す中段ボディ断面図である。
【図4】実施の形態1の自動変速機の油圧制御装置のプレッシャレギュレータバルブのドレーンポートを示す中段ボディ底面図である。
【図5】実施の形態1の自動変速機の油圧制御装置のドレーン穴と吸入油路穴を有する第2セパレートプレートを示す平面図である。
【図6】実施の形態1の自動変速機の油圧制御装置のドレーン穴と吸入油路が形成された下段ボディを示す平面図である。
【図7】従来の自動変速機の油圧制御装置を示す断面図である。
【図8】従来の自動変速機の油圧制御装置でのプレッシャレギュレータバルブを設定できる領域を示す説明図である。
【符号の説明】
1 オイルポンプ
1a 吸入ポート
2 吸入油路
3 オイルストレーナ
3a 開口部
4 バルブボディ
41 第1セパレートプレート
42 第2セパレートプレート
43 上段バルブボディ
44 中段バルブボディ
45 下段バルブボディ
45a エア吸い防止リブ
45b 整流部(整流部材)
5 プレッシャレギュレータバルブ
20 ドレーンポート
21 ドレーン油路
22 ドレーン穴
23 ドレーン穴
24 吸入油路穴
25 吸入油路穴

Claims (2)

  1. オイルポンプと、該オイルポンプの吸入ポートに開口部から吸入油路を介して吸入される油に含まれる異物を除去するオイルストレーナと、
    自動変速機の油圧を制御するバルブ類が設けられたバルブボディと、該バルブボディに設けられ、前記オイルポンプからの吐出圧をライン圧に調圧するプレッシャレギュレータバルブとを備え、前記プレッシャレギュレータバルブのドレーンポートを、オイルストレーナより下流の吸入油路位置に連通した自動変速機の油圧制御装置において、
    前記バルブボディを、セパレートプレートを介して積層結合されている複数のバルブボディにより構成し、
    前記プレッシャレギュレータバルブを、複数のバルブボディのうち最下段以外のボディに設け、
    且つ、プレッシャレギュレータバルブのドレーンポートを、プレッシャレギュレータバルブが設置されるボディの外周部であって、オイルポンプへの吸入油路に隣接する位置に設定し、更に、セパレートプレートのドレーン穴と最下段ボディのドレーン穴を介して吸入ポートに向かう吸入油路に連通させ、前記ドレーンポートと吸入油路との隣接配置に伴いセパレートプレートに、ドレーン穴と吸入油路穴とを隣接して開口し、最下段ボディのドレーン穴と吸入油路穴との位置にエア吸い防止リブを設けたことを特徴とする自動変速機の油圧制御装置。
  2. 請求項1記載の自動変速機の油圧制御装置において、
    前記プレッシャレギュレータバルブのドレーンポートから最下段ボディのドレーン穴を介して排出される油の向きを、オイルストレーナから吸入油路に向かって流れる油の向きに一致させるように、最下段ボディに整流部材を設けたことを特徴とする自動変速機の油圧制御装置。
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