JP3539202B2 - カーテンウォールユニットの取付構造 - Google Patents

カーテンウォールユニットの取付構造 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ユニット式カーテンウォールのカーテンウォールユニットを建物躯体に取付ける構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
ユニット式カーテンウォールは、左右の縦枠と上枠と下枠を方形状に枠組みした枠体にガラス、障子等のパネルを取付けてカーテンウォールユニットとし、このカーテンウォールユニットを建物躯体に上下方向、左右方向に連続して取付けたものである。
【0003】
前述のカーテンウォールユニットを建物躯体に取付ける構造としては、例えば特開平8−218526号公報に示すように枠体の縦枠に連結部材を取付け、この連結部材を建物躯体に取付けたファスナーに取付けた連結構造が知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
前述の取付構造であると縦枠にかかる荷重を連結部材、ファスナーを介して建物躯体で支持できるが、上枠にかかる荷重は縦枠と上枠の連結部分を介して縦枠で支持される。このために、縦枠と上枠の連結部分に大きな負担が掛かり、縦枠と上枠の連結部分に隙間が生じ、その隙間に雨水が浸入する恐れがある。
【0005】
また、縦枠と上枠を強固に連結して上枠にかかる荷重で連結部分に隙間が生じないようにすると、縦枠に大きな曲げ力が作用して縦枠が変形する恐れがある。
【0006】
ユニット式カーテンウォールにおいては枠体を形成する上枠にゴンドラガイド部を形成し、このゴンドラガイド部にゴンドラのゴンドラガイドを接し、ゴンドラを左右方向に移動可能としたものが知られている。
【0007】
このようなユニット式カーテンウォールにおいては上枠にゴンドラの荷重がかかるので、前述の縦枠と上枠の連結部分に隙間が生じること、縦枠が変形することが起り易い。
【0008】
そこで、本発明は前述の課題を解決できるようにしたカーテンウォールユニットの取付構造を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、左右の縦枠と上枠と下枠を方形状に枠組みした枠体にパネルを装着してカーテンウォールユニットを形成し、このカーテンウォールユニットを連結部材で建物躯体に取付けられたファスナーに取付けるカーテンウォールユニットの取付構造であって、
前記上枠は、ゴンドラガイド部と長手方向に連続し室内側に開口した凹条溝を有し、この上枠の端面が前記縦枠の内面に突き当て連結されて上枠に沿ってゴンドラが移動可能なカーテンウォールユニットとし、
前記連結部材は、縦枠に取付けられる縦枠取付部と、上枠に取付けられる上枠取付部と、ファスナーに取付けられるファスナー取付部を有し、
その縦枠取付部が縦枠の内面にボルトで固着して取付けられ、
前記上枠取付部が、前記上枠の凹条溝に挿入して取付けたボルトと、このボルトに螺合したナットで固着して取付けられ、
前記ファスナー取付部が、ファスナーの縦片にボルト・ナットで固着して取付けたことを特徴とするカーテンウォールユニットの取付構造である。
【0010】
【作 用】
本発明によれば、カーテンウォールユニットの枠体を形成する上枠は、ゴンドラガイド部を有しているので、上枠に沿ってゴンドラを移動できるカーテンウォールユニットである。
前記枠体を形成する縦枠は連結部材の縦枠取付部とファスナー取付部でファスナーを介して建物躯体に取付けられるし、上枠は連結部材の上枠取付部とファスナー取付部でファスナーを介して建物躯体に取付けられる。
これにより、縦枠にかかる荷重、上枠にかかる荷重は連結部材、ファスナーを介して建物躯体でそれぞれ独立して支持され、その上枠にかかるゴンドラの荷重は連結部材とファスナーを介して建物躯体で支持されて縦枠にかかることがない。
したがって、縦枠の内面に上枠の端面を突き当て連結すると共に、その上枠に沿ってゴンドラが移動自在なカーテンウォールユニットでありながら、ゴンドラの荷重で縦枠と上枠の連結部分に隙間が生じたり、縦枠が変形することがない。
【0011】
また、1つの連結部材で縦枠、上枠がファスナーを介して建物躯体に取付けてあるから、カーテンウォールユニットが建物躯体に対して変位した時に縦枠、上枠が同じ動きとなり、縦枠と上枠の連結部分に無理な力がかかることがない。
【0016】
【発明の実施の形態】
図1に示すように、カーテンウォールユニット1を建物躯体2に上下方向、左右方向に連続して取付けてユニット式カーテンウォールを形成している。前記カーテンウォールユニット1は左右の縦枠3と上枠4と下枠5を方形状に枠組みして枠体6とし、その枠体6にガラス、障子等のパネル7を装着してある。
【0017】
各枠体6の左右の縦枠3と上枠4の両端寄りが建物躯体それぞれに取付けられ、上の枠体6の下枠5と下の枠体6の上枠4が連結されている。
【0018】
図2,図3,図4に示すように、上枠4と縦枠3は室外寄りに内向凹溝10をそれぞれ有し、縦枠3の内面3aに上枠4の端面4aを突き当ててビス等で連結してあり、その各凹向凹溝10が連続してパネル7の縦縁部、上縁部が装着してある。下枠5も同様である。
【0019】
前記上枠4は図2に示すように上板11と下板12と室外縦板13と室内縦板14で中空形状で、その上板11の室外寄りに上向きコ字状のゴンドラガイド部15を有し、室内縦板14に室内側に開口した凹条溝16が長手方向に連続して形成してある。上枠4の下板12には下向片17が一体的に設けてあり、この下向片17に押え片18をビス固着し、その押え片18と下向片17で断熱材19の上縁部を支持している。
この断熱材19の縦縁部は図3に示すように縦枠3の内面3aにビスで取付けた縦アタッチメント20と、その縦アタッチメント20にビス止めした押え片21で支持してある。
【0020】
前記建物躯体2にはファスナー30が取付けてある。このファスナー30はファスナーベース31とユニットファスナー32を備え、そのユニットファスナー32の横片33がファスナーベース31にボルト34で取付けてある。ファスナーベース31の縦片35の室外側面35aは上下方向に室内外方向に向けて円孤状に弯曲していると共に、その縦片35の上部には支持片36が室内側に向けて一体的に設けてある。このファスナー30は左右に隣接したカーテンウォールユニット1の各縦枠3の室内側に位置している。
【0021】
連結部材40は縦枠取付部41と上枠取付部42とファスナー取付部43と高さ調整部44を有している。具体的には図5に示すように室外寄り部45aよりも室内寄り部45bが上方に突出した縦板状の本体45を有し、その室外寄り部45aに上下一対の面内方向に向う透孔46が形成されて縦枠取付部41としてある。本体45の室内寄り部45bの一側面に段部45cが形成されて位置決め部としてある。
【0022】
前記上枠取付部42は本体45の室内寄り部45bの上部寄りにほぼ直角に一体的に設けた板状で、その室外側面42aは左右方向に室内外方向に向けて円孤状に突出した曲面で、その上枠取付部42には面外方向に向う透孔47が形成してある。
【0023】
前記ファスナー取付部43は本体45の室内寄り部45bの室内側端部の下部寄りにほぼ直角に一体的に設けた板状で、その室内側面43aは左右方向に室内外方向に向けて円孤状に突出した曲面で、そのファスナー取付部43には面外方向に向う透孔48が形成してある。
【0024】
前記高さ調整部44は本体45の室内寄り部45bの室内側端部の上部寄りに突出片49を介して縦ボルト挿通部50を一体的に設けてある。
【0025】
縦枠取付部41の一側面が縦枠3の内面3aに接すると共に、段部45cを室内側端面3bに当接し、かつ透孔46を挿通したボルト51で縦枠3に取付けてあり、その縦枠取付部41の上端面が上枠4の下板12に接し、かつ上枠取付部42が上枠4の室内側縦板14と対向すると共に、ファスナー取付部43がファスナー30の縦片35と対向する。
【0026】
上枠4の室内側縦板14に形成した凹条溝16にボルト52の頭部が長手方向から挿入して取付けてあり、そのボルト52のネジ部に上枠取付部42の透孔47を挿通してナット53を螺合することで上枠取付部42を上枠4の室内寄り部に取付ける。
【0027】
ファスナー取付部43の透孔48とファスナー30の縦片35の透孔37にボルト54に挿通し、回り止め55に設けたナット56に螺合してファスナー取付部43をファスナー30の縦片35に取付ける。
【0028】
高さ調整部44の縦ボルト挿通部50に高さ調整ボルト57を挿通してロックナット58で上下方向に動かないようにロックし、その高さ調整ボルト57をファスナー30の支持片36に当接する。これによってロックナット58を弛めて高さ調整ボルト57を上下に移動することでカーテンウォールユニットの取付け高さを調整できる。
【0029】
図3,図4に示すように、左右に隣接するカーテンウォールユニット1は平行状態に対して若干傾斜して取付けてある。この取付角度を変えてもファスナー取付部43の室内側面43a(つまり、取付面)が左右方向に室内外方向に向けて弯曲した曲面形状であるから、ファスナー取付部43をファスナー30の縦片35に強固に取付けできる。
【0030】
また、上枠取付部42の室外側面42a(つまり、取付面)が左右方向に室内外方向に向けて弯曲した曲面形状であるから、上枠4と上枠取付部42の取付角度を若干変更できる。
【0031】
【発明の効果】
請求項1に係る発明によれば、カーテンウォールユニットの枠体を形成する上枠は、ゴンドラガイド部を有しているので、上枠に沿ってゴンドラを移動できるカーテンウォールユニットである。
前記枠体を形成する縦枠は連結部材の縦枠取付部とファスナー取付部でファスナーを介して建物躯体に取付けられるし、上枠は連結部材の上枠取付部とファスナー取付部でファスナーを介して建物躯体に取付けられる。
これにより、縦枠にかかる荷重、上枠にかかる荷重は連結部材、ファスナーを介して建物躯体でそれぞれ独立して支持され、その上枠にかかるゴンドラの荷重は連結部材とファスナーを介して建物躯体で支持されて縦枠にかかることがない。
したがって、縦枠の内面に上枠の端面を突き当て連結すると共に、その上枠に沿ってゴンドラが移動自在なカーテンウォールユニットでありながら、ゴンドラの荷重で縦枠と上枠の連結部分に隙間が生じたり、縦枠が変形することがない。
【0032】
また、1つの連結部材で縦枠、上枠がファスナーを介して建物躯体に取付けてあるから、カーテンウォールユニットが建物躯体に対して変位した時に縦枠、上枠が同じ動きとなり、縦枠と上枠の連結部分に無理な力がかかることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】ユニット式カーテンウォールの一部外観図である。
【図2】カーテンウォールユニット取付部の縦断面図である。
【図3】図2のA−A断面図である。
【図4】図2のB−B断面図である。
【図5】連結部材の斜視図である。
【符号の説明】
1…カーテンウォールユニット
2…建物躯体
3…縦枠
4…上枠
5…下枠
6…枠体
7…パネル
15…ゴンドラガイド部
30…ファスナー
40…連結部材
41…縦枠取付部
42…上枠取付部
43…ファスナー取付部
43a…室内側面(取付面)

Claims (1)

  1. 左右の縦枠と上枠と下枠を方形状に枠組みした枠体にパネルを装着してカーテンウォールユニットを形成し、このカーテンウォールユニットを連結部材で建物躯体に取付けられたファスナーに取付けるカーテンウォールユニットの取付構造であって、
    前記上枠は、ゴンドラガイド部と長手方向に連続し室内側に開口した凹条溝を有し、この上枠の端面が前記縦枠の内面に突き当て連結されて上枠に沿ってゴンドラが移動可能なカーテンウォールユニットとし、
    前記連結部材は、縦枠に取付けられる縦枠取付部と、上枠に取付けられる上枠取付部と、ファスナーに取付けられるファスナー取付部を有し、
    その縦枠取付部が縦枠の内面にボルトで固着して取付けられ、
    前記上枠取付部が、前記上枠の凹条溝に挿入して取付けたボルトと、このボルトに螺合したナットで固着して取付けられ、
    前記ファスナー取付部が、ファスナーの縦片にボルト・ナットで固着して取付けたことを特徴とするカーテンウォールユニットの取付構造。
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