JP3539010B2 - 食器洗浄機 - Google Patents

食器洗浄機

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JP3539010B2
JP3539010B2 JP28948295A JP28948295A JP3539010B2 JP 3539010 B2 JP3539010 B2 JP 3539010B2 JP 28948295 A JP28948295 A JP 28948295A JP 28948295 A JP28948295 A JP 28948295A JP 3539010 B2 JP3539010 B2 JP 3539010B2
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浩章 乾
政樹 由良
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は洗浄水の噴射により
洗浄を行う食器洗浄機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】以下に従来の食器洗浄機について、図6
に基づいて説明する。食器を洗浄槽51の食器かご52
に収納し、洗剤を投入して運転を開始する。運転が開始
されると、まず所定量の洗浄水を洗浄槽51に供給する
給水工程が実行される。続いて、洗浄ポンプ53によっ
て加圧され且つヒータ54によって加熱された洗浄水が
洗剤と共に洗浄ノズル55から噴射される本洗工程が行
われる。洗浄水は洗浄ノズル55の噴射孔56a〜56
fから鉛直方向または斜め上方向に噴射される。また洗
浄ノズル55はこの噴射反力によって略水平に回転す
る。したがって、洗浄水の多くは洗浄ノズル55の回転
方向とは逆方向に傾斜して噴射されて、食器に衝突す
る。この洗浄水の衝突力・洗剤・熱等の作用によって、
食器は洗浄されるものである。
【0003】所定時間の本洗工程を経ると、次に食器等
から洗い落とされた汚れを含む洗浄水を排水ポンプ57
によって機外に排出する排水工程に入る。引き続いて、
新たに洗浄水を供給する給水工程と、洗剤や残菜(食器
に付着した汚れを残菜ともいう)で汚れた食器をすすぐ
ために洗浄水を洗浄ノズル55から噴射するすすぎ工程
と、前記排水工程とが連続して4回繰り返されて、洗浄
工程の運転を終了するものである。なお58は、洗浄ポ
ンプ53・ヒータ54等の運転を制御する制御装置であ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の構成の
食器洗浄機は、以下のような課題を有している。
【0005】つまり、洗浄ポンプ53と排水ポンプ57
の2個のポンプ及びモータを有しているので、これらの
洗浄機構のために必要な容積が大きい。そのために食器
洗浄機の全体容積に対して、食器が収納できる洗浄容積
の割合が小さい。したがって、収納可能な食器の最大寸
法、形状に対する自由度、食器点数等が制限されるの
で、食器収納性が低いものである。
【0006】また、ポンプ及びその駆動用モータが2組
必要であるので、これらの関連要素部品及びその組立に
必要なコストが高い。
【0007】上記課題を解決するものとして、我々は特
願平07−229829号において、洗浄と排水を1個
のモータで行って、洗浄機構を小型化して食器収納容積
を拡大するとともに低コスト化を図ったものを提案して
いる。
【0008】しかしながら図7に示すように、この構成
では洗浄中に排水吐出用の第2のインペラ60が排水経
路61から空気を吸う方向に回転するため、洗浄中に第
2のケーシング62内が空気を排水経路61から吸い込
んだエアガミ状態となり、洗浄時における騒音の増大を
招いている。さらに第1のインペラ63および第2のイ
ンペラ60からの吸引力のため、空気を第1のケ−シン
グ64内に引き込んでしまうため、ポンプ能力の低下に
よる洗浄性能が著しく低下してしまう場合がある。よっ
て実使用時には、排水経路61内に逆止弁65を設け、
空気がポンプ内に入り込まないような配慮が必要であっ
た。ところがこれとて恒久的な対策ではない。すなわ
ち、この逆止弁65には絶えず食器洗浄した後の汚染物
を含む排水が通過するため、汚染物が逆止弁65内に堆
積して密閉性を失わせるなど信頼性が低く、継続して洗
浄性能を維持することができないという課題があった。
【0009】しかもこのポンプの構成上、排水工程中に
必ず洗浄側の第1のケ−シング64が空気を巻き込んで
エアガミをする状態を通過するため、排水騒音が従来構
成より大きくなるという課題があった。
【0010】また、排水のための第2のインペラ60の
吸い込み口66が第2のケーシング62の上面に位置し
ているために、残水量の多さという点でまだ課題があっ
た。
【0011】よって本発明は以上のような従来の構成が
有している課題を解決するもので、逆止弁等を必要とし
ない簡単な構成で安定的に所定の洗浄性能を得ることが
できる食器洗浄機を提供することを第1の目的とする。
【0012】また、特に排水時、低水位までの排水が可
能となり、残水が少ない食器洗浄機を提供することを第
2の目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】第1の目的を達成するた
めに本発明の食器洗浄機は、洗浄水を加圧するポンプ
は、第1の吸い込み口から案内された洗浄水を第1のイ
ンペラにより前記洗浄ノズルに吐出する第1のケーシン
グと、第2の吸い込み口から案内された洗浄水を渦流型
の第2のインペラにより機外に排出するとともに、前記
前記第2のインペラの裏面に配設した遠心型の第3のイ
ンペラにより、第3の吸い込み口から案内された洗浄水
を吐出する第2のケーシングと、前記第1のケーシンク
と第2のケーシングと導水路に連通し、前記第1のケー
シンクと第2のケーシングとの中間に設けた洗浄水案内
部とを有し、前記第3のインペラは、洗浄時は前記洗浄
水案内部の洗浄水を前記第2のケーシングへ吐出すると
ともに、前記第2のケーシングに吐出された洗浄水を前
記第2のインペラにより前記第2の吸い込み口から前記
洗浄水案内部へ戻し、排水時は前記洗浄水案内部の洗浄
水を前記第2のケーシングへ吐出するとともに、前記第
2のインペラにより機外に排出するようにしたものであ
る。
【0014】この構成により、逆止弁等を必要としない
簡単な構成で安定的に所定の洗浄性能を得ることができ
るとともに洗浄騒音が低減し、さらに洗浄機構を小型化
して食器収納容積を拡大した食器洗浄機を提供すること
ができる。
【0015】第2の目的を達成するための本発明は、
2の吸い込み口を第2のケーシングの側壁部の下面に設
けたものである。
【0016】この本発明によれば、特に排水時、低水位
までの排水が可能となり、残水が少ないことによるすす
ぎ性能の向上や節水化を図った食器洗浄機を提供するこ
とができる。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、洗浄槽と、食器を収納する食器かごと、洗浄水を噴
射する洗浄ノズルと、モータの回転により洗浄水を加圧
するポンプと、前記モータの駆動を洗浄時と排水時で正
逆反転制御する正逆反転手段と、前記洗浄槽からポンプ
に洗浄水を導く導水路とを具備し、前記モータの回転軸
を略鉛直方向に設けるとともに、前記ポンプは、第1の
吸い込み口から案内された洗浄水を第1のインペラによ
り前記洗浄ノズルに吐出する第1のケーシングと、第2
の吸い込み口から案内された洗浄水を渦流型の第2のイ
ンペラにより機外に排出するとともに、前記前記第2の
インペラの裏面に配設した遠心型の第3のインペラによ
り、第3の吸い込み口から案内された洗浄水を吐出する
第2のケーシングと、前記第1のケーシンクと第2のケ
ーシングと導水路に連通し、前記第1のケーシンクと第
2のケーシングとの中間に設けた洗浄水案内部とを有
し、前記第3のインペラは、洗浄時は前記洗浄水案内部
の洗浄水を前記第2のケーシングへ吐出するとともに、
前記第2のケーシングに吐出された洗浄水を前記第2の
インペラにより前記第2の吸い込み口から前記洗浄水案
内部へ戻し、排水時は前記洗浄水案内部の洗浄水を前記
第2のケーシングへ吐出するとともに、前記第2のイン
ペラにより機外に排出するようにしたものであり、遠心
型の第3のインペラの回転により洗浄水案内部から第2
のケーシング内に洗浄水が吐出され、従来の構成とは逆
に第2のケーシングや排水ホース内に一定水準まで洗浄
水が満たされるという作用を有する。
【0018】さらに、この第3のインペラは排水時には
排水能力を発揮するように作用する。よって第1のイン
ペラへ空気が進入することがなく、所定の洗浄性能を得
ることができるとともに、洗浄騒音の低減が図れる。
【0019】また、本発明の請求項2に記載された発明
は、請求項1に記載された構成に加えて、第2の吸い込
み口を第2のケーシングの側壁部の下面に設けたもので
あり、排水時の第2のインペラへの空気の巻き込みタイ
ミングを遅らせる作用を有する。よって、残水位の低減
によるすすぎ性能の向上やすすぎ回数の削減による節水
化を図れる。
【0020】(実施の形態1) 以下本発明の第1の実施の形態について、図1、図2を
用いて説明する。
【0021】図1は縦型洗浄排水一体ポンプ搭載の食器
洗浄機の断面を示し、図2は縦型洗浄排水一体ポンプの
断面を示している。1は洗浄槽、2は食器を収納する食
器かごで洗浄槽1内に設けている。3は洗浄水を加圧す
るポンプ、4は洗浄水及び食器を加熱するヒータ、5は
洗浄水を噴射する噴射口6を有す洗浄ノズルである。ま
た7は残菜を分離するフィルター、8は洗浄ポンプ3・
ヒータ4等を制御する制御装置である。上記ポンプ3
は、遠心型の第1のインペラ9によって洗浄ノズル5に
洗浄水を吐出するための第1のケーシング10と、渦流
型の第2のインペラ11により機外に洗浄水を排出する
ための第2のケーシング12と、洗浄中に第2のケ−シ
ング12内に洗浄水を吐出する第2のインペラ11の裏
面に配設された遠心型の第3のインペラ13とを有す
る。
【0022】また、第1のケーシング10と第2のケー
シング12と洗浄槽1の底部に設けられた導水路14と
の3方向に連通した洗浄水案内部15を両ケーシング1
0、12の中間に有している。16は洗浄水案内部15
から第1のケーシング10に連通した第1の吸い込み
口、17は洗浄水案内部15から第2のケーシング12
に連通した第2の吸い込み口、18は洗浄水案内部15
から第2のケーシング12に連通した第3の吸い込み口
である。また、19はポンプ3を駆動するモータで、2
極誘導モータであり、正逆反転手段(図示せず)によ
り、モータ19を駆動するコンデンサとモータ19の主
巻線及び補助巻線の接続を切り換えて正転逆転を行うも
のである。また、第1のインペラ9と第2のインペラ1
1および第3のインペラ13はモータ19の出力軸に装
着されており、各インペラは同一方向に回転するもので
ある。21はポンプ3により洗浄水を機外に排出するた
めの排水経路である。
【0023】なお、第1のインペラ9は遠心型でも渦流
型でも、また他の方式のものでもよい。
【0024】以下第1の実施の形態の動作を説明する。
まず、食器を食器かご2に収納し、洗浄槽1の所定の位
置に装着して図示していないスイッチをオンしたとす
る。スイッチがオンされて運転を開始すると、制御装置
8は先ず所定量の洗浄水を洗浄槽1に供給する給水工程
を実行する。続いて、ポンプ3によって加圧した洗浄水
を洗剤と共に洗浄ノズル5に設けた噴射孔6から噴射す
る本洗工程を実行する。所定時間の本洗工程を経ると、
次に食器等から洗い落とされた汚れを含む洗浄水をポン
プ3にて機外に排出する排水工程に入る。引き続き、新
たに洗浄水を供給する給水工程と、洗剤や残菜で汚れた
食器をすすぐために洗浄水を第1の洗浄手段から噴射す
るすすぎ工程と、排水工程とが連続し、これらを4回繰
り返して洗浄工程が終了する。
【0025】上記ポンプ3の構成と洗浄工程での動作に
ついて詳細に述べる。洗浄槽1とポンプ3は、洗浄槽1
の底部の導水路14と接続された洗浄水案内部15から
第1の吸い込み口16を経て第1のインペラ9へと連通
して、同時に第2の吸い込み口15から第2のインペラ
11へと連通している。また、洗浄水案内部15から第
3の吸い込み口18を経て第3のインペラ13へと連通
している。ここで第1のインペラ9と第3のインペラ1
3は時計方向の回転時に、第2のインペラ11は反時計
方向の回転時にそれぞれ洗浄水を洗浄水案内部15から
吸い込んで吐出できるような形状に設定してあって、そ
れぞれ遠心ポンプ、渦流ポンプと呼ばれる構成をしてい
る。なお、一般に渦流型のポンプは回転方向によって吐
出と吸込みの方向が切換可能なものである。
【0026】本洗工程やすすぎ工程ではモータ19を時
計方向に回転することで、洗浄水案内部15の第1の吸
い込み口16から第1のインペラ9へと洗浄水が案内さ
れる。ここで第1のインペラ9が有効に作用して、洗浄
水を洗浄ノズル5に吐出して洗浄が行われる。一方、同
回転方向では第2のインペラ11は、まず排水経路21
の洗浄水を第2の吸い込み口17から吐出するが、ここ
で第3のインペラ13が第3の吸い込み口18から洗浄
水を第2のケーシング12内に吐出するという働きによ
り、吐出された洗浄水の一部は第2の吸い込み口17よ
り洗浄水案内部15へと戻され、また残りの洗浄水は排
水経路21内に留まることになる。
【0027】したがって、第2のケーシング12はもち
ろんのこと、第1のケーシング10にはその空気が入り
込まず、安定して洗浄ノズル5に洗浄水を吐出できるも
のである。
【0028】なお排水経路21内に留まる洗浄水の水位
は、第3のインペラ13の羽根外径や羽根高さ等の最適
化により一定に保たれている。
【0029】また、排水工程ではモータ19を正逆反転
手段20で反時計方向に回転することで、洗浄水案内部
15の第2の吸い込み口17から第2のインペラ11へ
と洗浄水が案内される。ここで第2のインペラ11が有
効に作用して、洗浄水を機外に排出することが行われ
る。
【0030】一方、同回転方向では第1のインペラ9は
排水による洗浄水の減少とともに次第にポンプとしての
加圧能力がなくなって空転する。さらに遠心型インペラ
である第3のインペラ13は、洗浄工程時と同様に第3
の吸い込み口18から洗浄水を第2のケーシング12内
に吐出するように働く。つまり、排水時には排水能力を
向上させるように動作をする。
【0031】なおモータ19の回転方向については、ど
ちらの回転方向を洗浄吐出用としても本発明の効果は同
様に得られるものである。
【0032】以上述べたように、本実施例では特に第2
のインペラ11の裏面に遠心型の第3のインペラを配設
したことで、逆止弁等を必要としない簡単な構成で安定
的に所定の洗浄性能を得ることができるとともに、洗浄
騒音の低減や排水能力の向上、洗浄機構の小型化による
食器収納容積を拡大した食器洗浄機を得ることができる
ものである。
【0033】(実施の形態2) 図3は縦型洗浄排水一体ポンプの断面を示すが、機構部
品の基本構成については、図1に示した第1の実施の形
態の構成と同様で説明を省略する。図3、図4、図5に
おいて、30は遠心型の第1のインペラ、31は第1の
ケーシング、32は渦流型の第2のインペラ、33は第
2のケーシング、34は第2のインペラ32の裏面に配
設された遠心型の第3のインペラである。また第1のケ
ーシング31と第2のケーシング33と洗浄槽35の底
部に設けられた導水路36との3方向に連通した洗浄水
案内部37を両ケーシングの中間に有している。38は
洗浄水案内部37から第1のケーシング31に連通した
第1の吸い込み口、39は洗浄水案内部37から第2の
ケーシング33に連通した第2の吸い込み口、40は洗
浄水案内部37から第2のケーシング33に連通した第
3の吸い込み口である。41はポンプ42より洗浄水を
機外に排出するための排水経路である。
【0034】また洗浄槽35からポンプに洗浄水を導く
導水路36を、第2のケーシング33と洗浄水案内部3
7との両方に連通するとともに、略三日月形をした第2
のインペラ32の吸い込み口を第2のケーシング33の
側壁部の下面という従来より低位置に設けたことを特徴
とする点で特有の効果を有するものである。
【0035】以下第2の実施の形態の動作について説明
する。洗浄工程に関する基本的な動作は、前記第1の実
施の形態と同様である。すなわち、本洗工程またはすす
ぎ工程と排水工程でモータ19の回転方向を正逆反転さ
せて、洗浄水の洗浄ノズル5への吐出と機外への排出を
行う点は第1の実施の形態と同じである。
【0036】特に、排水工程では、第2の吸い込み口3
9から第2のインペラ32へと洗浄水が案内される。こ
こで第2のインペラ32が有効に作用して、洗浄水を機
外に排出することが行われる。一方、第1のインペラ3
0は洗浄ノズル5の噴射口6から空気を吸い込み空転す
る。この空気は第1の実施の形態と同様の作用で、第1
のケーシング31内部に滞留する。
【0037】したがって、第2のケーシング33にはそ
の空気が入り込まず、安定して洗浄水を排水できるもの
である。ここで、ポンプの第2のインペラ32を第1の
インペラ30よりも下方に配置したことで、第1のイン
ペラ30が空転しても、さらに低水位まで排水できる。
【0038】このように第2のケーシング33を最下部
に構成することで、排水が極めて低水位まで可能とな
り、汚れを含む残水が少なくなって、次のすすぎ工程で
新たな洗浄水による汚れの希釈度が向上して、すすぎ性
能が高くなる。したがって、そのすすぎ回数や各すすぎ
工程での洗浄水の使用水量を少なくしても、所定のすす
ぎ性能が得られる。
【0039】しかも、排水工程で洗浄水位の低下ととも
に第1のインペラ30は完全に空気を撹拌するだけの状
態となり、第1のケーシング31での空転音は小さいも
のである。なお、この時モータ19を一時停止すること
で、第1のケーシング31に残存する洗浄水をほぼ完全
に洗浄水案内部37へと滴下させることが可能であり、
第1のケーシング31内の空転音は簡単に小さくできる
ものである。
【0040】さらに排水工程が進行して洗浄水位が低下
すると、第1のケーシング31は、洗浄水案内部37か
ら空気を吸い込んむ状態となり、洗浄水を吐出しなくな
る。しかも、洗浄水位の低下とともに第1のインペラ3
0は完全に空気を撹拌するだけの状態となっており、第
1のケーシング31での空転音は小さいものとなる。
【0041】また、第1の実施の形態と同様、このとき
も第2のインペラ32により、低水位まで排水がされる
ので、残水量が少ない。さらに、第2の吸い込み口39
から第2のインペラ32へと洗浄水が案内されるため、
第2のインペラ32が空気を混合して回転し騒音が生ず
る水位が非常に低くなり、排水終了まぎわに短時間生ず
るのみとなる。
【0042】また、遠心型の方が渦流型よりも食器洗浄
機の特に洗浄用ポンプとして必要なポンプ出力が効率よ
く得られるので、駆動用としてのモータ及び洗浄機構の
小型化が図れることは当然のことである。
【0043】
【発明の効果】以上のように本発明の請求項1に記載の
発明によれば、洗浄槽と、食器を収納する食器かごと、
洗浄水を噴射する洗浄ノズルと、モータの回転により洗
浄水を加圧するポンプと、前記モータの駆動を洗浄時と
排水時で正逆反転制御する正逆反転手段と、前記洗浄槽
からポンプに洗浄水を導く導水路とを具備し、前記モー
タの回転軸を略鉛直方向に設けるとともに、前記ポンプ
は、第1の吸い込み口から案内された洗浄水を第1のイ
ンペラにより前記洗浄ノズルに吐出する第1のケーシン
グと、第2の吸い込み口から案内された洗浄水を渦流型
の第2のインペラにより機外に排出するとともに、前記
前記第2のインペラの裏面に配設した遠心型の第3のイ
ンペラにより、第3の吸い込み口から案内された洗浄水
を吐出する第2のケーシングと、前記第1のケーシンク
と第2のケーシングと導水路に連通し、前記第1のケー
シンクと第2のケーシングとの中間に設けた洗浄水案内
部とを有し、前記第3のインペラは、洗浄時は前記洗浄
水案内部の洗浄水を前記第2のケーシングへ吐出すると
ともに、前記第2のケーシングに吐出された洗浄水を前
記第2のインペラにより前記第2の吸い込み口から前記
洗浄水案内部へ戻し、排水時は前記洗浄水案内部の洗浄
水を前記第2のケーシングへ吐出するとともに、前記第
2のインペラにより機外に排出するようにしたから、逆
止弁等を必要としない簡単な構成で安定的に所定の洗浄
性能を得ることができる。また、請求項2に記載の発明
によれば、第2の吸い込み口を第2のケーシングの側壁
部の下面に設けたから、低水位まで排水できて残水を少
なくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1および第2の実施の形態における
食器洗浄機の構成図
【図2】本発明の第1の実施の形態におけるポンプの要
部断面図
【図3】本発明の第2の実施の形態におけるポンプの断
面図
【図4】同食器洗浄機のポンプの要部断面図
【図5】同食器洗浄機のポンプの要部断面図
【図6】従来の食器洗浄機の構成図
【図7】他の従来の食器洗浄機の構成図
【符号の説明】
1 洗浄槽 2 食器かご 3 ポンプ 4 ヒータ 5 洗浄ノズル 9、30 第1のインペラ 10、31 第1のケーシング 11、32 第2のインペラ 12、33 第2のケーシング 13、34 第3のインペラ 15、37 洗浄水案内部 16、38 第1の吸い込み口 17、39 第2の吸い込み口 18、40 第3の吸い込み口 19 モータ 20 正逆反転手段
フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭62−197788(JP,U) 実公 昭47−36071(JP,Y1) 実公 昭47−5165(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A47L 15/42

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗浄槽と、食器を収納する食器かごと、
    洗浄水を噴射する洗浄ノズルと、モータの回転により洗
    浄水を加圧するポンプと、前記モータの駆動を洗浄時と
    排水時で正逆反転制御する正逆反転手段と、前記洗浄槽
    からポンプに洗浄水を導く導水路とを具備し、前記モー
    タの回転軸を略鉛直方向に設けるとともに、前記ポンプ
    は、第1の吸い込み口から案内された洗浄水を第1のイ
    ンペラにより前記洗浄ノズルに吐出する第1のケーシン
    グと、第2の吸い込み口から案内された洗浄水を渦流型
    の第2のインペラにより機外に排出するとともに、前記
    前記第2のインペラの裏面に配設した遠心型の第3のイ
    ンペラにより、第3の吸い込み口から案内された洗浄水
    を吐出する第2のケーシングと、前記第1のケーシンク
    と第2のケーシングと導水路に連通し、前記第1のケー
    シンクと第2のケーシングとの中間に設けた洗浄水案内
    部とを有し、前記第3のインペラは、洗浄時は前記洗浄
    水案内部の洗浄水を前記第2のケーシングへ吐出すると
    ともに、前記第2のケーシングに吐出された洗浄水を前
    記第2のインペラにより前記第2の吸い込み口から前記
    洗浄水案内部へ戻し、排水時は前記洗浄水案内部の洗浄
    水を前記第2のケーシングへ吐出するとともに、前記第
    2のインペラにより機外に排出するようにした食器洗浄
    機。
  2. 【請求項2】 2の吸い込み口を第2のケーシングの
    側壁部の下面に設けた請求項1記載の食器洗浄機。
JP28948295A 1995-09-07 1995-11-08 食器洗浄機 Expired - Lifetime JP3539010B2 (ja)

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CN103919391A (zh) * 2013-01-10 2014-07-16 潘志敏 一种简易倒餐盘机
WO2020160694A1 (zh) * 2019-02-07 2020-08-13 青岛海尔洗碗机有限公司 用于洗碗机器具的流体循环组件的悬置***

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