JP3661390B2 - 食器洗い機 - Google Patents
食器洗い機 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3661390B2 JP3661390B2 JP03099698A JP3099698A JP3661390B2 JP 3661390 B2 JP3661390 B2 JP 3661390B2 JP 03099698 A JP03099698 A JP 03099698A JP 3099698 A JP3099698 A JP 3099698A JP 3661390 B2 JP3661390 B2 JP 3661390B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pump
- cleaning
- washing
- water
- drainage
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Washing And Drying Of Tableware (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、食器の洗浄を行う食器洗い機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の食器洗い機は図5〜図7に示すように構成していた。以下、その構成について説明する。
【0003】
図5に示すように、食器洗い機本体1は、内部に洗浄槽2を設けており、この洗浄槽2内へ給水弁3により水又は湯を供給するようにしている。駆動時において洗浄水は、排水孔4の他側部に連通したポンプ室に取り付けられ、モータ5によって駆動される洗浄ポンプ6により洗浄槽2の内部を循環する。すなわち、この循環は、洗浄水が排水孔4から洗浄ポンプ6に吸いこまれ、洗浄ポンプ6より洗浄槽2の内底部に配設した洗浄ノズル7に供給され、この洗浄ノズル7から噴射され、食器9を洗浄した後、再び排水孔4に戻るという経路で行われる。
【0004】
洗浄ノズル7と洗浄槽2の底部との間には、洗浄水加熱用のヒータ8を装備している。また、洗浄ノズル7の上方には、食器9を整然と配置でき、洗浄水を効果的に食器9に噴射するように構成した食器かご10を設置している。また、洗浄槽2の前面部には、開閉自在な扉11を取り付けている。食器かご10には複数の移動用ローラ12を配設し、開放した扉11の上部を食器洗い機本体1の前面外部へ引き出し可能になっている。
【0005】
また、排水ポンプ13は、排水ホース14を通して洗浄水を機外に排出するものである。この図において、モータ5、洗浄ポンプ6と排水ポンプ13は、1つのポンプユニット15として構成している。
【0006】
ここで、このポンプユニット15のポンプ構成について詳細に説明する。図6に示すように、洗浄ポンプ6を上方に、排水ポンプ13を下方に、鉛直方向に並列に配置している。そして、洗浄ポンプ6の上方に配置した1つのモータ5によりそれぞれのポンプを駆動する。洗浄ポンプ6と排水ポンプ13の間には、それぞれのポンプに洗浄水を供給するために、排水孔4に接続する配管16とともに、洗浄ポンプ6と排水ポンプ13の吸込口に対して洗浄水を供給する空間部分(導水部17)を配置している。
【0007】
これら洗浄ポンプ6、排水ポンプ13は、モータ5の回転方向を変えることにより、それぞれの能力を発揮する。洗浄ポンプ6は、遠心ポンプを利用しており、構成が簡単で、効率的に流量を多く出せるようにしている。排水ポンプ13は、渦流ポンプを利用しており、モータ5の回転方向により、洗浄水の流れの方向を変えることができるようにしている。
【0008】
洗浄行程時には、モータ5を正回転(A方向)させる。このとき、洗浄ポンプ6の羽根車6aは、効率良く水にエネルギーを与える羽根形状としており、洗浄ノズル7に洗浄水を充分に供給して、食器9の洗浄を行う。一方、排水ポンプ13は、渦流ポンプの特性上、排水ポンプ13の羽根車13aにより、排水ホース14側から導水部17の方へ洗浄水の流れを生じるので、特に逆流防止弁を使用することもなく、洗浄槽2内の洗浄水を排水してしまうことはない。
【0009】
次に、排水行程中には、モータ5を逆回転(B方向)させる。このとき、洗浄ポンプ6の羽根車6aは、遠心ポンプの特性上、洗浄水を洗浄ノズル7へ供給するが、その効率は悪く、食器9に対して洗浄水がかかるまでのエネルギーはもっていない。一方、排水ポンプ13は、羽根車13aにより、導水部17側から排水ホース14の方へ洗浄水の流れを生じる。すなわち、洗浄槽2内から機外に対して排水を行う。
【0010】
また、従来においては、前述したポンプユニット15の代わりに、図7に示すようなポンプユニット18を使用している食器洗い機もみられる。これは、モータ19の軸を水平方向に配置し、洗浄ポンプ20と排水ポンプ21を並列に配置している。このポンプユニット18も、洗浄ポンプ20として遠心ポンプを、排水ポンプ21として渦流ポンプを使用しており、その働きは、ポンプユニット15と全く同様である。ただし、それぞれのポンプの配置上洗浄ポンプ20と排水ポンプ21の洗浄水の吸込口は、それぞれ別々の配管用ホースにより直接排水孔4に接続されている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の構成では、排水行程において、洗浄水が機外へ排出していって、洗浄ポンプ6の中が洗浄水で満たされなくなってくる。この場合、洗浄ポンプ6の中に空気が入り込み、洗浄水と空気が混じった状態で羽根車6aがこれらを回転させている。この状態(以後、この状態をエア−がみ状態という)では、洗浄ポンプ6の中を少量の水が回転しており、大きな騒音の発生となる。
【0012】
ポンプユニット18に比べてポンプユニット15の方は、洗浄ポンプ6の吸込口が下方に向いているので、洗浄水が洗浄ポンプ6から抜け易い傾向にある。しかしながら、このポンプユニット15の場合でも洗浄ポンプ6の羽根車6aはこの洗浄水を遠心力によりポンプの外周に向けてエネルギーを与えているので、この洗浄水は、なかなか洗浄ポンプ6から抜けにくい。したがって、大きな騒音が長く続くことになる。
【0013】
また、前述しているように、エアーがみ状態においても、洗浄ポンプ6は羽根車6aにより、洗浄水に対してエネルギーを与えているので、これらの洗浄水を洗浄ノズル7の方へも吐出しており、そのエネルギーと釣り合う量の洗浄水が洗浄ノズル7および洗浄ポンプ6からの配管部にかなりの量で残った状態となっている。
【0014】
これらの洗浄水は、排水行程が終わった後において、残水として多くの量が残ることになる。この洗浄水の残りは、すすぎ性能に影響するので極力少ない方がすすぎ性能が良いのはいうまでもない。
【0015】
このように、従来の洗浄ポンプと排水ポンプを1つのモータで駆動しているポンプユニット15、18では、排水行程時のエアーがみ時の大きな騒音が長く続くという問題と残水が多いという問題を有していた。
【0016】
本発明は上記従来の課題を解決するもので、排水行程時にエアーがみ状態の大きな騒音を短時間に抑えるとともに、残水を少なくし、すすぎ性能をよくすることを目的としている。
【0017】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記目的を達成するために、食器を洗浄するための洗浄槽と、この洗浄槽内の食器を洗浄するために洗浄水を噴射させる第1の羽根車を有する洗浄ポンプと、洗浄水を機外に排出する第2の羽根車を有する排水ポンプと、前記洗浄ポンプと前記排水ポンプの間に配置され、前記洗浄ポンプと前記排水ポンプに洗浄水を供給する導水部と、前記洗浄ポンプと排水ポンプとを同時に回転駆動するモータと、前記洗浄ポンプの吸込口の近傍に配置した軸流タイプの第3の羽根車とを備え、前記第3の羽根車は、前記洗浄ポンプのポンプケーシングの内部と前記モータの軸方向に対して部分的にオーバラップさせて配置し、洗浄行程時には前記導水部から前記洗浄ポンプ内部への洗浄水の流れを発生させ、排水行程時には前記洗浄ポンプ内部の洗浄水を前記導水部へ排出するよう構成したものである。
【0018】
これにより、排水行程時にエアーがみ状態の大きな騒音を短時間に抑えることができるとともに、残水を少なくし、すすぎ性能をよくすることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
本発明の請求項1に記載の発明は、食器を洗浄するための洗浄槽と、この洗浄槽内の食器を洗浄するために洗浄水を噴射させる第1の羽根車を有する洗浄ポンプと、洗浄水を機外に排出する第2の羽根車を有する排水ポンプと、前記洗浄ポンプと前記排水ポンプの間に配置され、前記洗浄ポンプと前記排水ポンプに洗浄水を供給する導水部と、前記洗浄ポンプと排水ポンプとを同時に回転駆動するモータと、前記洗浄ポンプの吸込口の近傍に配置した軸流タイプの第3の羽根車とを備え、前記第3の羽根車は、前記洗浄ポンプのポンプケーシングの内部と前記モータの軸方向に対して部分的にオーバラップさせて配置し、洗浄行程時には前記導水部から前記洗浄ポンプ内部への洗浄水の流れを発生させ、排水行程時には前記洗浄ポンプ内部の洗浄水を前記導水部へ排出するよう構成したものであり、排水行程時のエアーがみ状態の時に、洗浄ポンプの吸込口から洗浄水を流出させて、エアーがみ状態の大きな騒音を短時間に抑えることができるとともに、残水を少なくし、すすぎ性能をよくすることができる。
【0020】
請求項2に記載の発明は、上記請求項1に記載の発明において、洗浄ポンプを上方に排水ポンプを下方に、鉛直方向に並列に配置したポンプユニットとしたものであり、このタイプのポンプユニットにおいては、洗浄ポンプと排水ポンプの吸込口が近接しているので、洗浄ポンプに対して排水ポンプの特性の影響を与えやすくなり、排水行程時において、エアーがみ状態の大きな騒音を短時間に抑えることができるとともに、残水を少なくし、すすぎ性能をよくすることができる。
【0021】
請求項3に記載の発明は、上記請求項2に記載の発明において、ポンプユニットは、洗浄ポンプと排水ポンプの洗浄槽からの吸込口を1つにしたものであり、排水孔との接続構成を1箇所にすることにより、さらに洗浄ポンプに対して排水ポンプの特性の影響を与えやすくなり、排水行程時において、エアーがみ状態の大きな騒音を短時間に抑えることができるとともに、残水を少なくし、すすぎ性能をよくすることができる。
【0022】
【実施例】
以下、本発明の実施例について、図面を参照しながら説明する。なお、ポンプユニット以外の食器洗い機の構成は、従来例と同じであるので説明を省略する。
【0023】
(実施例1)
図1に示すように、軸流タイプの羽根車22は、洗浄ポンプ6の吸込口6bの近傍に配置し、モータ5、洗浄ポンプ6、排水ポンプ13とともにポンプユニット23を構成している。このポンプユニット23は、洗浄ポンプ6を上方に、排水ポンプ13を下方に、鉛直方向に並列に配置し、洗浄ポンプ6と排水ポンプ13の洗浄槽2からの吸込口を1つにしている。
【0024】
羽根車22は、図2に示すように、モータ5の軸方向に対して、傾斜する複数の羽根22a(本実施例では3枚)を配置し、洗浄行程時には洗浄水を洗浄ポンプ6に流入させ、排水行程時には洗浄水を洗浄ポンプ6から流出させるよう構成している。ここで、図3に示すように、軸流タイプの羽根車22は、洗浄ポンプ6のポンプケ−シング内部6cに一部オーバラップさせて配置している。
【0025】
上記構成において作用を説明すると、軸流タイプの羽根車22は、一般的な軸流ポンプと同様に、A方向に回転すると、モータ5の軸方向に対して上方(M方向)へ洗浄水の流れを生じる。逆に、B方向に回転すると、モータ5の軸方向に対して下方(反M方向)へ洗浄水の流れを生じる。
【0026】
したがって、ポンプユニット23においては、洗浄行程時は、モータ5はA方向に回転するので、このときは、軸流タイプの羽根車22は、導水部17から洗浄ポンプ6のポンプケ−シング内部6cへと洗浄水の流れを発生する。逆に、排水行程では、モータ5はB方向に回転するので、洗浄ポンプ6のポンプケ−シング内部6cから導水部17へと洗浄水の流れを発生する。
【0027】
洗浄行程中においては、軸流タイプの羽根車22により発生する水の流れにおいて、洗浄ポンプ6の吐出能力に見合う吸込み流量を確保しておくことにより、洗浄ポンプ6として何も問題はなく、洗浄ノズル7に洗浄水を充分に供給し、食器9を洗浄することができる。
【0028】
排水行程中において、洗浄ポンプ6の内部の現象を見ていく。洗浄ポンプ6は遠心ポンプを採用しているため、モータ5の通常使用時(本来のポンプ能力を発揮させる場合)と反対の回転時でも水は吸込口6bから吸込まれ、洗浄ノズル7に対して吐出する。
【0029】
排水が開始された直後は、洗浄ポンプ6の中に洗浄水が充満しており、この洗浄水を洗浄ノズル7の方へ吐出している。このときは、羽根車6aの羽根の形状の方向とポンプケーシングの吐出方向が通常の能力を出す方向と逆のため、その吐出能力は非常に小さく、洗浄ノズル7からの噴射は洗浄行程中に比べてはるかに少ない。
【0030】
さらに、軸流タイプの羽根車22により、洗浄ポンプ6の吸い込みに対して、逆の方向に洗浄水の流れを作ろうとし、流水に対して大きな抵抗となるので、洗浄ノズル7からの噴射は従来に比べて小さなものとなる。ここで、当然ながら、洗浄ポンプ6の羽根車6aに対して、その直径が小さい軸流タイプの羽根車22の能力は非常に小さいので、羽根車6aに打ち勝って洗浄ポンプ6の内部から導水部17へ流れを発生させるまでは至らず、前述しているように流水に対して抵抗になるだけである。
【0031】
この洗浄ノズル7からの噴射を小さくすることは、洗浄やすすぎの終了した排水行程で、食品くずの含まれた洗浄水を食器9にかけて再汚染することを防止することができる。当然、従来もこの再汚染に対して、羽根車6aの構成により配慮しているが、軸流タイプの羽根車22を配置することにより、羽根車6aの構成に対して自由度を増すという効果もある。
【0032】
つぎに、洗浄水が減少して、洗浄ポンプ6の内部に空気が侵入してくると、羽根車6aの能力は急激に低下する。従来例では、前述しているようにこの状態でも、急激に小さくなった洗浄ポンプ6の能力と釣り合った量の洗浄水を洗浄ノズル7に供給していた。さらに、洗浄ポンプ6の内部でも少量の空気の混じった洗浄水をポンプケーシングの内部で回転させており、大きな騒音となっていた。
【0033】
しかしながら本実施例においては、この羽根車6aの能力が急激に小さくなった時点において、羽根車6aに対して軸流タイプの羽根車22の能力が勝り、洗浄ポンプ6内部および洗浄ノズル7とその配管部にあった洗浄水を一気に導水部17の方へ排出する。
【0034】
したがって、排水行程時のエアーがみ状態の大きな騒音を短時間に抑えることができる。さらに、従来では洗浄ノズル7等に残っていた洗浄水の残水をも、一連の洗浄水の排出過程で連続的に短時間で排出することができるので、排水行程終了時点での残水がかなり少なくなる。したがって、各すすぎ行程での希釈がよくなり、すすぎ性能のすぐれた食器洗い機を得ることができる。
【0035】
また、軸流タイプの羽根車22を洗浄ポンプのポンプケ−シング内部6cに一部オーバラップさせて配置しているため、ポンプケ−シング内部6cから直接洗浄水を流出させることにより、軸流タイプの羽根車22の作用を極力あげることができる。
【0036】
また、ポンプユニット23は、洗浄槽2下部の排水孔4と1つのパイプで接続しており、さらに洗浄ポンプ6を上方に排水ポンプ13を下方に鉛直方向に並列に配置しているので、軸流タイプの羽根車22が洗浄ポンプ6内部から排出した洗浄水を、導水部17を介して直接接続配管された排水ポンプ13により吸引されるので、洗浄ポンプ6から洗浄水を排出する効果は非常に高い。
【0037】
しかも、このことは、従来では、洗浄ポンプ6のエア−がみ時に、洗浄ノズル7等に残っていた洗浄水の残水を、一連の洗浄水の排出過程で連続的に導水部17へと排出するので、この排出された洗浄水を排水ポンプ13のエア−がみ前の能力のある状態のままで機外へ排出するので、排水行程終了時の残水を非常に少なくすることができる。
【0038】
(実施例2)
図4に示すように、モータ19の軸を水平方向に配置し、洗浄ポンプ20と排水ポンプ21を並列に配置し、軸流タイプの羽根車22を洗浄ポンプ20の吸込口に配置してポンプユニット24を構成している。このポンプユニット24も、洗浄ポンプ20として遠心ポンプを使用し、排水ポンプ21として渦流ポンプを使用しており、その働きは、上記実施例1のポンプユニット23と全く同様である。ただし、それぞれのポンプの配置上洗浄ポンプ20と排水ポンプ21の洗浄水の吸込口は、それぞれ別々の配管用ホースにより直接排水孔4に接続されている。
【0039】
上記構成において作用を説明すると、排水行程の洗浄ポンプ20のエアーがみ時において、洗浄ノズル7や洗浄ポンプ20の内部の洗浄水を短時間で排出できるので、従来のポンプユニットに比べて、排水行程時において、エアーがみ状態の大きな騒音を短時間に抑えることができるとともに、残水を少なくし、すすぎ性能を良くすることができる。
【0040】
なお、上記各実施例では、軸流タイプの羽根車22を洗浄ポンプの吸込口の近傍に配置しているが、排水行程時に洗浄ポンプのポンプケーシング内部から洗浄水を流出させる機能を有するユニットを配置すれば、同様の効果を有するのはいうまでもない。
【0041】
【発明の効果】
以上のように本発明の請求項1に記載の発明によれば、食器を洗浄するための洗浄槽と、この洗浄槽内の食器を洗浄するために洗浄水を噴射させる第1の羽根車を有する洗浄ポンプと、洗浄水を機外に排出する第2の羽根車を有する排水ポンプと、前記洗浄ポンプと前記排水ポンプの間に配置され、前記洗浄ポンプと前記排水ポンプに洗浄水を供給する導水部と、前記洗浄ポンプと排水ポンプとを同時に回転駆動するモータと、前記洗浄ポンプの吸込口の近傍に配置した軸流タイプの第3の羽根車とを備え、前記第3の羽根車は、前記洗浄ポンプのポンプケーシングの内部と前記モータの軸方向に対して部分的にオーバラップさせて配置し、洗浄行程時には前記導水部から前記洗浄ポンプ内部への洗浄水の流れを発生させ、排水行程時には前記洗浄ポンプ内部の洗浄水を前記導水部へ排出するよう構成したから、排水行程時において、エアーがみ状態の大きな騒音を短時間に抑えることができるとともに、残水を少なくし、すすぎ性能をよくすることができる。
【0042】
また、請求項2に記載の発明によれば、洗浄ポンプを上方に排水ポンプを下方に、鉛直方向に並列に配置したポンプユニットとしたから、洗浄ポンプからの洗浄水の流出効果をよくすることができ、排水行程時において、エアーがみ状態の大きな騒音を短時間に抑えることができるとともに、残水を少なくし、すすぎ性能をよくすることができる。
【0043】
また、請求項3に記載の発明によれば、ポンプユニットは、洗浄ポンプと排水ポンプの洗浄槽からの吸込口を1つにしたから、洗浄ポンプから排水ポンプへの配管が排水孔等を介さず、洗浄ポンプからの流出水を排水ポンプが直接吸込むので、より効果よく、排水行程時において、エアーがみ状態の大きな騒音を短時間に抑えることができるとともに、残水を少なくし、すすぎ性能をよくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (a)本発明の第1の実施例の食器洗い機のポンプユニットの一部切欠した側面図
(b)同食器洗い機のポンプユニットのX−X線断面図
(c)同食器洗い機のポンプユニットのY−Y線断面図
【図2】 同食器洗い機のポンプユニットに設けた軸流タイプの羽根車の拡大斜視図
【図3】 同食器洗い機のポンプユニットの要部拡大断面図
【図4】 本発明の第2の実施例の食器洗い機のポンプユニットの一部切欠した側面図
【図5】 従来の食器洗い機の縦断面図
【図6】 (a)同食器洗い機のポンプユニットの一部切欠した側面図
(b)同食器洗い機のポンプユニットのX−X線断面図
(c)同食器洗い機のポンプユニットのY−Y線断面図
【図7】 従来の食器洗い機のポンプユニットの他の例の一部切欠した側面図
【符号の説明】
5 モータ
6 洗浄ポンプ
6b 吸込口
13 排水ポンプ
Claims (3)
- 食器を洗浄するための洗浄槽と、この洗浄槽内の食器を洗浄するために洗浄水を噴射させる第1の羽根車を有する洗浄ポンプと、洗浄水を機外に排出する第2の羽根車を有する排水ポンプと、前記洗浄ポンプと前記排水ポンプの間に配置され、前記洗浄ポンプと前記排水ポンプに洗浄水を供給する導水部と、前記洗浄ポンプと排水ポンプとを同時に回転駆動するモータと、前記洗浄ポンプの吸込口の近傍に配置した軸流タイプの第3の羽根車とを備え、前記第3の羽根車は、前記洗浄ポンプのポンプケーシングの内部と前記モータの軸方向に対して部分的にオーバラップさせて配置し、洗浄行程時には前記導水部から前記洗浄ポンプ内部への洗浄水の流れを発生させ、排水行程時には前記洗浄ポンプ内部の洗浄水を前記導水部へ排出するよう構成した食器洗い機。
- 洗浄ポンプを上方に排水ポンプを下方に、鉛直方向に並列に配置したポンプユニットとした請求項1記載の食器洗い機。
- ポンプユニットは、洗浄ポンプと排水ポンプの洗浄槽からの吸込口を1つにした請求項2記載の食器洗い機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03099698A JP3661390B2 (ja) | 1998-02-13 | 1998-02-13 | 食器洗い機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03099698A JP3661390B2 (ja) | 1998-02-13 | 1998-02-13 | 食器洗い機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11225937A JPH11225937A (ja) | 1999-08-24 |
JP3661390B2 true JP3661390B2 (ja) | 2005-06-15 |
Family
ID=12319217
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP03099698A Expired - Fee Related JP3661390B2 (ja) | 1998-02-13 | 1998-02-13 | 食器洗い機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3661390B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002325716A (ja) * | 2001-04-27 | 2002-11-12 | Mitsubishi Electric Home Appliance Co Ltd | 食器洗い機 |
KR101187157B1 (ko) * | 2006-02-07 | 2012-09-28 | 엘지전자 주식회사 | 식기세척기의 배수 제어장치 및 방법 |
-
1998
- 1998-02-13 JP JP03099698A patent/JP3661390B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH11225937A (ja) | 1999-08-24 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR101016311B1 (ko) | 식기 세척기 | |
KR20140033895A (ko) | 식기 세척기 | |
KR100493306B1 (ko) | 드럼세탁기 | |
KR950024736A (ko) | 식기세척기의 펌프 | |
JP3170160B2 (ja) | ドラム式洗濯機 | |
EP2658427B1 (en) | A dishwasher wherein ozone wash is applied | |
JP3661390B2 (ja) | 食器洗い機 | |
KR100315945B1 (ko) | 단일의펌프를이용하여섬프케이스내의물을분사및배출시킬수있는식기세척기 | |
JP3965756B2 (ja) | 遠心ポンプ | |
KR200464783Y1 (ko) | 세탁기와 배수펌프 | |
JP2019030569A (ja) | 食器洗浄機 | |
JP3601145B2 (ja) | 食器洗浄機 | |
JP2010264160A (ja) | 食器洗い機 | |
CN109394127B (zh) | 一种清洗机 | |
JP4121290B2 (ja) | ポンプ及び食器洗い機 | |
JP3539010B2 (ja) | 食器洗浄機 | |
KR20050014515A (ko) | 식기 세척기의 응축 건조 장치 | |
KR0121235Y1 (ko) | 식기세척기의 세척수 펌핑장치 | |
CN217408756U (zh) | 洗碗机 | |
JP4602234B2 (ja) | 食器洗い機 | |
KR19980057987U (ko) | 첵크밸브를 갖는 식기세척기 | |
JP2867673B2 (ja) | 食器洗い機 | |
KR200462492Y1 (ko) | 세탁기 | |
KR0122437Y1 (ko) | 식기세척기 | |
JP4412717B2 (ja) | 食器洗い機 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040713 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040928 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20041124 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20050301 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20050314 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080401 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090401 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100401 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110401 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120401 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130401 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130401 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140401 Year of fee payment: 9 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |