JP3538117B2 - 射出成形機の制御方法 - Google Patents

射出成形機の制御方法

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JP3538117B2 JP2000142174A JP2000142174A JP3538117B2 JP 3538117 B2 JP3538117 B2 JP 3538117B2 JP 2000142174 A JP2000142174 A JP 2000142174A JP 2000142174 A JP2000142174 A JP 2000142174A JP 3538117 B2 JP3538117 B2 JP 3538117B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、射出成形機の制
御方法に関し、特にはその成形条件の読み出し又は書き
込みを行う方法に関する。
【0002】
【従来の技術】射出成形品の成形に際しては、射出成形
機の制御装置に設定された成形条件によって成形がなさ
れる。この成形条件は、成形品キャビティの形状や大き
さ等の金型構造、使用される樹脂の種類、周囲の気温、
成形品に要求される特性等によりその最適値となるよう
に、金型交換のたびに修正される。また、金型交換等に
伴う新たな成形作業を立ち上げる際には、段階的に成形
条件を変えて成形が行われる。
【0003】通常、制御装置の外部又は内部メモリに複
数のパターン化された成形条件データが格納されてお
り、金型変更等の場合には、必要によりこれを制御装置
に読み出して成形制御が行われる。例えば、特定の成形
条件が設定された射出成形機において、成形条件の修正
又は内容確認のために、メモリから他の成形条件を読み
出すことが行われる。しかしながら、この場合には、次
のような問題が生ずる。
【0004】すなわち、メモリから読み出された他の成
形条件の内、圧力や速度やタイマ等に関するデータにつ
いては指令が出力されてから作動し制御が行われるが、
温度データについては読み出された瞬間からその制御が
開始される。そのため、現工程で加熱筒内の樹脂材料温
度が250℃に制御されている場合に、350℃の温度
データを有する他の成形条件を読み出すと、ただちに3
50℃の温度制御に変わってしまうのである。この場合
には、樹脂によっては加熱筒内で焼けが生じたりするば
かりか、安定した温度制御ができなくなって成形上のト
ラブルを生ずる。
【0005】従って、上のような場合には、温度データ
については、現工程のままとしておくようにできること
が好ましい。さらに、上のように、温度データ以外のデ
ータを修正した場合において、これらのデータをメモリ
に書き込むときには、メモリ内の成形条件の内、温度デ
ータを書き込まないようにできることが好ましい。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】この発明は前記の点に
鑑みなされたもので、射出成形機の制御装置とメモリと
の間で成形条件を読み出し又は書き込みを行うに際し
て、その成形条件の内の温度データについては、読み出
し又は書き込みを行うか否かを選択できるようにするこ
とによって、常に安定した温度制御を行うようにしたも
のである。
【0007】
【課題を解決するための手段】すなわち、この請求項1
の発明は、特定の成形条件C1が設定された射出成形機
において、外部又は内部メモリから他の成形条件C2の
読み出しを行うに際して、前記他の成形条件C2内の温
度データt2を読み出すか否かを選択するステップを設
け、読み出し可の場合は前記温度データt2を含む前記
他の成形条件C2すべてのデータa2を読み出し、読み
出し不可の場合は前記他の成形条件C2の内の温度デー
タ以外のデータb2を読み出しかつ温度データについて
は前記特定の成形条件C1の温度データt1とすること
を特徴とする射出成形機の制御方法に係る。
【0008】また、請求項2の発明は、特定の成形条件
C3が設定された射出成形機において、外部又は内部メ
モリの他の成形条件C4の書き込みを行うに際して、前
記特定の成形条件C3内の温度データt3を書き込むか
否かを選択するステップを設け、書き込み可の場合は前
記温度データt3を含む前記特定の成形条件C3すべて
のデータa3を書き込み、書き込み不可の場合は前記特
定の成形条件C3の内の温度データ以外のデータb3を
書き込みかつ温度データについては前記他の成形条件C
4の温度データt4とすることを特徴とする射出成形機
の制御方法に係る。
【0009】請求項3の発明は、請求項1又は2におい
て、前記成形条件の読み出し又は書き込みが新たな成形
作業を立ち上げるために行われるものである射出成形機
の制御方法に係る。
【0010】
【発明の実施の形態】以下添付の図面に従ってこの発明
を詳細に説明する。図1は請求項1の発明の制御方法の
一例を示すブロック図、図2は請求項2の発明の制御方
法の一例を示すブロック図、図3は射出成形機の制御装
置の概念図、図4は立ち上げ成形時の段階的制御の例を
表す連続制御図である。
【0011】図3に示したように、射出成形機10には
制御装置20が付属されていて、その制御がなされる。
制御装置20には外部又は内部メモリ30が付設され、
該メモリ30には複数のパターン化された成形条件デー
タP1,P2,P3、Pnが格納されていて、必要に応
じ、読み出した任意のデータを制御装置20の成形条件
メモリに上書し、また、成形条件メモリのデータを外部
又は内部メモリ30へ書き込みがなされる。そして、射
出成形機10は前記成形条件メモリに基づいて制御運転
がなされる。符号21はキーボード、22はディスプレ
ーである。
【0012】請求項1の発明を図1に従って説明する
と、この請求項1の発明は、特定の成形条件C1が設定
された射出成形機10(の制御装置20)において、外
部又は内部メモリ30から他の成形条件C2の読み出し
を行い、その成形条件を修正する場合である。特定の成
形条件C1は制御装置20の成形条件メモリに格納され
た現工程の成形条件で、他の成形条件C2は外部又は内
部メモリ30に格納されている他工程の成形条件であ
る。なお、符号a1,a2は(全ての)データを示し、
t1,t2はその内の温度データで、b1,b2は温度
データ以外のデータを意味する。
【0013】この場合において、他の成形条件C2内の
温度データt2を読み出すか否かを選択するステップが
設けられる。「読み出し可」を選択した場合は、前記温
度データt2を含む前記他の成形条件C2すべてのデー
タa2が読み出される。その結果、図の左下のように、
修正後の成形条件Y1のデータは、他の成形条件C2の
すべてのデータa2に修正される。
【0014】一方、「読み出し不可」を選択した場合
は、前記他の成形条件C2の内の温度データ以外のデー
タb2を読み出し、かつ温度データについては前記特定
の成形条件C1の温度データt1とされる。その結果、
図の右下に示すように、修正後の成形条件N1のデータ
d1は、温度データについては前記特定の成形条件C1
のデータt1で、温度データ以外のデータについては前
記他の成形条件C2のデータb2に修正される。
【0015】上の読み出し不可の場合にあっては、前記
したような温度データの相違による成形の不安定を回避
できる。もちろん、温度データが成形作業に影響のない
場合には、読み出し可を選択すればよい。
【0016】次に、請求項2の発明を図2に従って説明
する。請求項2の発明は、特定の成形条件C3が設定さ
れた射出成形機10(の制御装置20)において、外部
又は内部メモリ30の他の成形条件C4の書き込みを行
いその成形条件を修正する場合である。ここで、特定の
成形条件C3は制御装置20の成形条件メモリに格納さ
れた現工程の成形条件で、他の成形条件C4は外部又は
内部メモリ30に格納されている成形条件である。な
お、符号a3,a4は(全ての)データを示し、t3,
t4はその内の温度データで、b3,b4は温度データ
以外のデータを意味する。
【0017】この際においても前記と同様に、特定の成
形条件C3内の温度データt3を書き込むか否かを選択
するステップが設けられる。「書き込み可」の場合は、
前記温度データt3を含む前記特定の成形条件C3すべ
てのデータa3が書き込まれる。その結果、図2の左下
のように、修正後の成形条件Y2のデータは、特定の成
形条件C3のすべてのデータa3に修正される。
【0018】一方、「書き込み不可」を選択した場合
は、前記特定の成形条件C3の内の温度データ以外のデ
ータb3を書き込み、かつ温度データについては前記他
の成形条件C4の温度データt4とされる。その結果、
図2の右下に示すように、修正後の成形条件N2のデー
タd2は、温度データについては前記他の成形条件C4
のデータt4で、温度データ以外のデータについては前
記特定の成形条件C3のデータb3に修正される。
【0019】図4は、請求項3の発明として規定したよ
うに、上述した請求項1又は2において、前記成形条件
の読み出し又は書き込みが新たな成形作業を立ち上げる
ために行われるものである射出成形機の制御方法に関す
る。この立ち上げ例では、成形条件がステップ1、ステ
ップ2、ステップ3と段階的に変化するようになってい
る。説明を単純化するために、ここでは、温度データ、
冷却時間データ、型締圧力データのみについて説明す
る。
【0020】まず、読み出しの場合について説明する
と、メモリ30に記憶されているデータは、細線で示し
たように、ステップ1,2,3とも、温度350℃、冷
却時間2sec.、型締圧力8MPaとなっている。こ
れを、温度データの「読み出し不可」を選択して、図の
太線のように、ステップ1では冷却時間3sec.、型
締圧力7MPaに修正し、ステップ2では冷却時間2.
5sec.、型締圧力7.5MPaに修正し、ステップ
3で目標値とする。温度データは読み出しを行わないの
で、成形機が現に運転制御されている温度データである
(ここでは)250℃のままである。
【0021】上記ステップ1,2,3をメモリ30に書
き込んで立ち上げ成形データとするには、温度データを
「書き込み不可」とすれば、温度については、もとのメ
モリ内の温度データである350℃と、図の太線の制御
データがメモリ内に格納される。「書き込み可」とした
場合は、運転温度である250℃の温度データと、図の
太線の制御データがメモリ内に書き込まれる。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、この発明による射
出成形機の制御方法にあっては、射出成形機の制御装置
とメモリとの間で成形条件を読み出し又は書き込みを行
うに際して、その成形条件の内の温度データについて
は、読み出し又は書き込みを行うか否かを選択できるよ
うにしたものであるから、常に安定した温度制御を行う
ことができる。
【0023】殊に、この発明方法にあっては、成形条件
を事前に設定しておくことができない制御装置において
も、簡便にかつ安価に対応することが可能であるので、
その実用価値は大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1の発明の制御方法の一例を示すブロッ
ク図である。
【図2】請求項2の発明の制御方法の一例を示すブロッ
ク図である。
【図3】射出成形機の制御装置の概念図である。
【図4】立ち上げ成形時の段階的制御の例を表す連続制
御図である。
【符号の説明】
10 射出成形機 20 制御装置 30 メモリ
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−189131(JP,A) 特開 平4−301426(JP,A) 特開 昭63−233816(JP,A) 特開 平6−226805(JP,A) 特開 平3−227611(JP,A) 特開 平7−112473(JP,A) 特開 平9−76321(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B29C 45/46,45/76 - 45/78

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 特定の成形条件(C1)が設定された射
    出成形機において、外部又は内部メモリから他の成形条
    件(C2)の読み出しを行うに際して、前記他の成形条
    件(C2)内の温度データ(t2)を読み出すか否かを
    選択するステップを設け、読み出し可の場合は前記温度
    データ(t2)を含む前記他の成形条件(C2)すべて
    のデータ(a2)を読み出し、読み出し不可の場合は前
    記他の成形条件(C2)の内の温度データ以外のデータ
    (b2)を読み出しかつ温度データについては前記特定
    の成形条件(C1)の温度データ(t1)とすることを
    特徴とする射出成形機の制御方法。
  2. 【請求項2】 特定の成形条件(C3)が設定された射
    出成形機において、外部又は内部メモリの他の成形条件
    (C4)の書き込みを行うに際して、前記特定の成形条
    件(C3)内の温度データ(t3)を書き込むか否かを
    選択するステップを設け、書き込み可の場合は前記温度
    データ(t3)を含む前記特定の成形条件(C3)すべ
    てのデータ(a3)を書き込み、書き込み不可の場合は
    前記特定の成形条件(C3)の内の温度データ以外のデ
    ータ(b3)を書き込みかつ温度データについては前記
    他の成形条件(C4)の温度データ(t4)とすること
    を特徴とする射出成形機の制御方法。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2において、前記成形条件
    の読み出し又は書き込みが新たな成形作業を立ち上げる
    ために行われるものである射出成形機の制御方法。
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