JP3537402B2 - スプリング装置 - Google Patents

スプリング装置

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JP3537402B2
JP3537402B2 JP2001063654A JP2001063654A JP3537402B2 JP 3537402 B2 JP3537402 B2 JP 3537402B2 JP 2001063654 A JP2001063654 A JP 2001063654A JP 2001063654 A JP2001063654 A JP 2001063654A JP 3537402 B2 JP3537402 B2 JP 3537402B2
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芳雄 岩田
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東京ベッド株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はマットレスなどの
クッション装置に用いられるスプリング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】マットレスなどのクッション装置に用い
られるスプリング装置は、多数のコイルスプリングを行
列状に配置し、隣り合うコイルスプリングの上端面と下
端面とをそれぞれ所定方向に沿ってヘリカルスプリング
で連結することで、多数のコイルスプリングが一体化さ
れる。
【0003】このスプリング装置の上面と下面とにはシ
ート状のウレタンフォームなどのクッション材が積層さ
れ、この積層体を外装地で被覆することで、たとえばベ
ッドに用いられる上記マットレスが構成される。
【0004】マットレス上に利用者が仰臥すると、スプ
リング装置のコイルスプリングが利用者の荷重に応じて
軸方向に圧縮変形するから、それによって利用者に快適
なクッション性能を呈することになる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】スプリング装置を構成
するコイルスプリングは、ばね部の上端に上記上端面が
形成され、下端に上記下端面が形成されてなる。行列状
に配置されたコイルスプリングの上端面と下端面とをヘ
リカルスプリングによって連結し、さらに平面形状が矩
形状をなしたスプリング装置の周縁部に全長にわたって
枠線を連結することで、多数のコイルスプリングが一体
化されることになる。
【0006】しかしながら、ヘリカルスプリングや枠線
は多数のコイルスプリングの上端面と下端面だけを一体
化するだけで、各コイルスプリングのばね部は他のコイ
ルスプリングのばね部と全く連結されていない。
【0007】そのため、スプリング装置の上面と下面は
一体化されることで局部的に大きく落ち込むことのない
平面状態が得られるものの、各コイルスプリングはばね
部が横方向に揺れ易いため、スプリング装置が横揺れす
るということがあった。
【0008】この発明は、簡単な構造で確実に横揺れを
低減させることができるようにしたスプリング装置を提
供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、多数
のコイルスプリングを行列状に配置し、隣り合うコイル
スプリングの上端面と下端面とをヘリカルスプリングに
よって所定方向に沿って連結した平面形状が矩形状のス
プリング装置において、弾性材料によって板状部及びこ
の板状部の両端に一体形成された湾曲部とを有する補強
部材を備え、この補強部材は、一対の湾曲部を所定方向
に沿う一対のコイルスプリングの外周に弾性的に係合さ
せて設けられることを特徴とするスプリング装置にあ
る。
【0010】請求項2の発明は、上記コイルスプリング
は、上端面、下端面及びこれらの間に形成されるばね部
とを有し、このばね部は、外周面に上記湾曲部の内面が
密着するよう上下方向全長にわたってほぼ同径に形成さ
れていることを特徴とする請求項1記載のスプリング装
置にある。
【0011】請求項3の発明は、上記コイルスプリング
は、上端面、下端面及びこれらの間に形成されるばね部
とを有し、このばね部は、上記補強部材の上下端面が上
記コイルスプリングの上端面と下端面とで挟持されるよ
う、上記上端面及び下端面よりも小径に形成されている
ことを特徴とする請求項1又は請求項2記載のスプリン
グ装置にある。
【0012】請求項4の発明は、上記補強部材は、上記
スプリング装置の周辺部に、このスプリング装置の外周
面に対して直交する方向に沿って設けられることを特徴
とする請求項1記載のスプリング装置にある。
【0013】この発明によれば、補強部材の一対の湾曲
部を一対のコイルスプリングの外周面に弾性的に係合さ
せることで、コイルスプリングは湾曲部によって軸線と
交差する横方向の強度が補強されるため、スプリング装
置の横揺れを抑制することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、この発明の一実施の形態を
図面を参照しながら説明する。
【0015】図1はマットレス1を示し、このマットレ
ス1にはこの発明のスプリング装置2が使用されてい
る。このスプリング装置2は、図2に示すように行列状
に配置された多数のコイルスプリング3を有する。
【0016】上記コイルスプリング3は、図3と図6に
示すように上端面3a、下端面3b及びこれら上端面3
aと下端面3bとの間に設けられたばね部3cとが1本
の線材によって一体形成されてなる。上端面3aと下端
面3bには径方向外方に突出したコ字状の一対の突出部
3dが形成され、またばね部3cは全長にわたって外径
寸法が同径のストレート状に形成されている。
【0017】図2、図5あるいは図6に示すように、ス
プリング装置2の長手方向において隣り合うコイルスプ
リング3の上端面3aと下端面3bは、それぞれスプリ
ングユニット2の幅方向に沿って設けられたヘリカルス
プリング4によって連結されている。
【0018】すなわち、図5に示すように、隣り合うコ
イルスプリング4は、互いの突出部3dが重なるように
配置されていて、重なりあった突出部3dの部分が上記
ヘリカルスプリング4によって結合されている。
【0019】それによって、各コイルスプリング3のヘ
リカルスプリング4によって連結された上端面3aと下
端面3bとは、連結された突出部3dがヒンジ作用を呈
するから、その部分を支点として径方向に揺動可能とな
っている。
【0020】さらに、スプリング装置2の上面と下面と
の周縁部には、図2と図5に示すように枠線5が全周に
わたって設けられ、クリップ6(図5に示す)により周
辺部に位置するコイルスプリグ3の上端面3aと下端面
3bとに連結されている。
【0021】上記スプリング装置2には、複数の補強部
材11が適所に設けられる。すなわち、複数の補強部材
11は、その長手方向をスプリング装置2の外周面に対
して直交させて後述するごとく設けられる。この実施の
形態では、補強部材11はスプリング装置2の幅方向両
端部にそれぞれ3つ設けられ、長手方向両端部にそれぞ
れ2つ設けられている。つまり、合計で10個設けられ
ている。
【0022】補強部材11が設けられたスプリング装置
2の上面と下面とには、図示しないサイザルなどの保護
層を介してシート状の弾性部材が積層され、この積層体
は外装体7(図1に示す)によって被覆される。
【0023】上記補強部材11は、低発泡ポリエチレン
やスキン層を有するウレタンフォーム、或いはゴムなど
の半硬質の弾性材料によって図3乃至図5に示すように
形成されている。すなわち、補強部材11は、板状部1
2及びこの板状部12の両端に一体形成された湾曲部1
3を有する。
【0024】上記板状部12の長さ寸法は、行列状に配
置された3つのコイルスプリング3の径方向に沿う寸法
よりもわずかに短く設定され、上記湾曲部13は図4に
示すように先端が上記板状部12の内面に接近する状態
に形成されている。さらに、補強部材11の高さ寸法は
図6に示すようにコイルスプリング3の上端面3aと下
端面3bとの間隔とほぼ同じに設定されている。
【0025】そして、上記補強部材11は所定方向に並
設された3つのコイルスプリング3のうちの、並設方向
両端に位置する一対のコイルスプリング3のばね部3c
の外周面に、湾曲部13の内面が密着するよう弾性的に
係合させるとともに、湾曲部13と板状部12との上下
端面をコイルスプリング3の上端面3aと下端面3bと
の間に挿入させ、これらの端面3a,3bに係合させて
設けられる。
【0026】なお、補強部材11は、スプリング装置2
のコイルスプリング3をヘリカルスプリング4と枠線5
とで連結した後で、隣り合うコイルスプリング3の隙間
から挿入して上述した状態に装着することができる。
【0027】コイルスプリング3に装着された補強部材
11の湾曲部13は、図4に実線で示す状態から鎖線で
示す状態に弾性的に変形させられている。そのため、一
対の湾曲部13は、実線で示す状態へ戻ろうとする復元
力によって一対のコイルスプリング3のばね部3cの外
周面に圧接する。しかも、ばね部3cは軸方向全長にわ
たってほぼ同径のストレート状に形成されているから、
その外周面の軸方向ほぼ全長にわたって湾曲部13の内
面が確実に密着する。
【0028】一対のコイルスプリング3のばね部3c
に、補強部材11の一対の湾曲部13の内面が密着状態
で圧接し、さらに補強部材11の上下端面がコイルスプ
リング3の上端面3aと下端面3bとの間に位置してこ
れらの端面3a,3bに係合することで、補強部材11
は一対のコイルスプリング3と一体化してコイルスプリ
ング3を補強する。
【0029】すなわち、補強部材11の湾曲部13がコ
イルスプリング3のばね部3cを保持することで、一対
のコイルスプリング3のばね部3cが横方向に揺れるの
が阻止される。一対の湾曲部13は板状部12によって
一体であるから、そのことによっても補強部材11に保
持された一対の湾曲部13が横方向に揺れるのを阻止す
る効果が大きくなる。
【0030】複数の補強部材11は、その長手方向をス
プリング装置2の外周面に対して直交する方向に沿わせ
て設けられている。したがって、スプリング装置2の幅
方向に沿って設けられた補強部材11はスプリング装置
2が幅方向に揺れるのを阻止し、長手方向に沿って設け
られた補強部材11はスプリング装置2が長手方向に沿
って揺れるのを阻止する。つまり、スプリング装置2
は、幅方向及びこの幅方向と直交する長手方向の両方向
に対して揺れにくくなる。
【0031】補強部材11の一対の湾曲部13と板状部
12とはコイルスプリング2の上端面3aと下端面3b
との間に介在している。そのため、補強部材11に保持
された3つのコイルスプリング3は、この補強部材11
の上下方向の硬さによって荷重を受けたときの圧縮変形
量が低減する。つまり、コイルスプリング3は硬くな
る。そのため、補強部材11をスプリング装置2の周辺
部に設けることで、その周辺部の硬さを向上させ、この
スプリング装置2の実効使用面積を拡大することができ
る。
【0032】この発明は上記一実施の形態に限定される
ものでない。たとえば、上記一実施の形態では、補強部
材の長さを3つのコイルスプリングを保持することがで
きるようにしたが、その長さは2つあるいは4つ以上の
コイルスプリングを保持できる長さであってもよい。
【0033】また、スプリング装置に設けられる補強部
材の数や位置もなんら限定されるものでなく、さらにコ
イルスプリングとしてばね部がストレート状の場合につ
いて説明したが、鼓形であってもよい。
【0034】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、板状部
の両端に湾曲部が一体形成された補強部材を、その一対
の湾曲部を一対のコイルスプリングの外周面に弾性的に
係合させてスプリング装置に設けるようにした。
【0035】そのため、コイルスプリングは湾曲部によ
って軸線と交差する横方向の強度が補強されるため、ス
プリング装置の横揺れを抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施の形態を示す外装体の一部を
破断したマットレスの斜視図。
【図2】スプリング装置の平面図。
【図3】コイルスプリングに補強部材を装着した状態の
斜視図。
【図4】補強部材の平面図。
【図5】スプリング装置の補強部材が装着された部分を
拡大した平面図。
【図6】スプリング装置の補強部材が装着された部分を
拡大した側面図。
【符号の説明】 3…コイルスプリング 3a…上端面 3b…下端面 3c…ばね部 4…ヘリカルスプリング 11…補強部材 12…板状部 13…湾曲部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A47C 27/04 A47C 27/07 A47C 27/20

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数のコイルスプリングを行列状に配置
    し、隣り合うコイルスプリングの上端面と下端面とをヘ
    リカルスプリングによって所定方向に沿って連結した平
    面形状が矩形状のスプリング装置において、 弾性材料によって板状部及びこの板状部の両端に一体形
    成された湾曲部とを有する補強部材を備え、 この補強部材は、一対の湾曲部を所定方向に沿う一対の
    コイルスプリングの外周に弾性的に係合させて設けられ
    ることを特徴とするスプリング装置。
  2. 【請求項2】 上記コイルスプリングは、上端面、下端
    面及びこれらの間に形成されるばね部とを有し、このば
    ね部は、外周面に上記湾曲部の内面が密着するよう上下
    方向全長にわたってほぼ同径に形成されていることを特
    徴とする請求項1記載のスプリング装置。
  3. 【請求項3】 上記コイルスプリングは、上端面、下端
    面及びこれらの間に形成されるばね部とを有し、このば
    ね部は、上記補強部材の上下端面が上記コイルスプリン
    グの上端面と下端面とで挟持されるよう、上記上端面及
    び下端面よりも小径に形成されていることを特徴とする
    請求項1又は請求項2記載のスプリング装置。
  4. 【請求項4】 上記補強部材は、上記スプリング装置の
    周辺部に、このスプリング装置の外周面に対して直交す
    る方向に沿って設けられることを特徴とする請求項1記
    載のスプリング装置。
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