JP3537321B2 - モータのモールドコア - Google Patents
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Description
に複数個のティースを有したステータコアを、絶縁樹脂
製の被覆部材でモールド成形した構成のモータのモール
ドコアに関する。
ステータは、所定形状に打ち抜かれた鋼板を多数枚積層
してステータコアを形成し、このステータコアに、別途
成形された絶縁樹脂製の絶縁端板を装着し、その絶縁端
板により覆われたステータコアの各ティース部分に巻線
を巻装するようにしている。
組み付ける作業は人手がかかり、面倒なものである。特
に、ティースを多数個有するようなステータコアの場
合、上記絶縁端板の形状も複雑であるため、上記組み付
け作業は一層面倒なものとなり、コストが高いという欠
点がある。
のであり、その目的は、ステータコアを絶縁樹脂製の被
覆部材でモールド成形することにより、ステータコアに
絶縁端板を組み付けるという作業をなくすことができ、
また、その被覆部材の成形性の向上を図ることができる
モータのモールドコアを提供するにある。
めに、請求項1の発明は、ヨーク部を有すると共に、こ
のヨーク部の外周部に異なった形状の複数個のティース
を有したステータコアと、このステータコアの前記ヨー
ク部に対応する部位に複数のゲートを配置し、それら各
ゲートから注入された樹脂により前記ステータコアのほ
ぼ全体を覆うように設けられた絶縁樹脂製の被覆部材と
を備え、前記ゲートから前記ティースにかけての前記被
覆部材の径方向の樹脂量を、前記ティースのうち小さい
方のティースと大きい方のティースとの間で近付けるよ
うに構成したことを特徴とするものである。
絶縁樹脂製の被覆部材でモールド成形した構成としてい
るので、別途成形された絶縁端板をステータコアに対し
て組み付けるという作業をする必要がなくなる。
の複数個のティースを有したステータコアを被覆部材で
モールド成形する場合、次のような問題がある。すなわ
ち、例えばティース部分を覆う被覆部材の厚さが同じ場
合には、ティース部分を覆う被覆部材の樹脂量は、大き
いティースの方が小さいティースに比較して多くなる。
このような被覆部材によるモールド成形時において、一
般に、被覆部材の樹脂量が多い側の大きいティースの方
は、ゲートからティースの先端側へ樹脂が流れやすく、
逆に、被覆部材の樹脂量が少ない側の小さいティースの
方は、ゲートからティースの先端側へ樹脂が流れ難くな
る傾向がある。このため、樹脂が流れ難い側において
は、樹脂が行き渡らずに、被覆部材で被覆できない部分
が発生したり(いわゆる成形ショート)、逆に、樹脂が
流れやすい側においては、樹脂圧力が高くなって、成形
ばりが発生したりしやすいという問題点がある。
トからティースにかけての被覆部材の径方向の樹脂量
を、ティースのうち小さい方のティースと大きい方のテ
ィースとの間で近付けるように構成することにより、ゲ
ートからティースに流れる樹脂の量及び流れやすさが、
小さい方のティースと大きい方のティースとの間で極力
均一になる。これにより、被覆部材で被覆できない部分
が発生したり、成形ばりが発生したりすることを極力防
止できて、被覆部材の成形性を向上できるようになる。
に、このヨーク部の外周部に設けられた複数個のティー
スを有したステータコアと、このステータコアの前記ヨ
ーク部に対応する部位に複数のゲートを配置し、それら
各ゲートから注入された樹脂により前記ステータコアの
ほぼ全体を覆うように設けられた絶縁樹脂製の被覆部材
と、前記ヨーク部の内周部側に位置させて前記被覆部材
に一体に設けられた取付部とを備え、前記ヨーク部付近
における前記被覆部材の樹脂量を、前記取付部がある方
をない部分に比較して多くなるように構成したことを特
徴とするものである。
絶縁樹脂製の被覆部材でモールド成形した構成としてい
るので、別途成形された絶縁端板をステータコアに対し
て組み付けるという作業をする必要がなくなる。
ースを有したステータコアを被覆部材でモールド成形す
る場合において、ヨーク部の内周部側に位置させて、取
付部を、被覆部材に一体に設けるようにした場合には、
次のような問題がある。すなわち、被覆部材によるモー
ルド成形時において、取付部がある部分においては、ゲ
ートから注入される樹脂は、取付部側にも流れるため
に、ティース側に流れ難くなる。これに対し、取付部が
ない部分においては、ゲートから注入される樹脂は、ほ
とんどがティース側に流れるようになるために、ティー
ス側には流れやすくなる。このために、被覆部材で被覆
できない部分が発生したり、成形ばりが発生したりしや
すいという問題点がある。
ク部付近における被覆部材の樹脂量を、取付部がある方
をない部分に比較して多くなるように構成することによ
り、ゲートから注入される樹脂は、取付部がある部分に
対応するティース側にも流れやすくなる。これにより、
被覆部材で被覆できない部分が発生したり、成形ばりが
発生したりすることを極力防止できて、被覆部材の成形
性を向上できるようになる。
に、このヨーク部の外周部に異なった形状の複数個のテ
ィースを有し、前記ヨーク部の内径寸法が100mm以
上に設定されたステータコアと、このステータコアの前
記ヨーク部に対応する部位に複数のゲートを配置し、そ
れら各ゲートから注入された樹脂により前記ステータコ
アのほぼ全体を覆うように設けられた絶縁樹脂製の被覆
部材と、前記ヨーク部の内周部側に位置させて前記被覆
部材に一体に設けられた取付部とを備え、前記ゲートか
ら前記ティースにかけての前記被覆部材の径方向の樹脂
量を、前記ティースのうち小さい方のティースと大きい
方のティースとの間で近付けるように構成すると共に、
前記ヨーク部付近における前記被覆部材の樹脂量を、前
記取付部がある方をない部分に比較して多くなるように
構成したことを特徴とするものである。
請求項1及び2の発明と同様な作用効果を得ることがで
きるようになる。
に、このヨーク部の外周部に設けられた複数個のティー
スを有したステータコアと、このステータコアの前記ヨ
ーク部に対応する部位に複数のゲートを配置し、それら
各ゲートから注入された樹脂により前記ステータコアの
ほぼ全体を覆うように設けられた絶縁樹脂製の被覆部材
とを備え、前記被覆部材に、前記各ゲートから対応する
前記ティースのほぼ先端部まで連続して延びるリブを一
体に設けたことを特徴とするものである。
絶縁樹脂製の被覆部材でモールド成形した構成としてい
るので、別途成形された絶縁端板をステータコアに対し
て組み付けるという作業をする必要がなくなる。
ースを有したステータコアを被覆部材でモールド成形す
る場合においては、次のような問題がある。すなわち、
ゲートから遠いティースの先端部部分には、樹脂が流れ
難くなる。このため、樹脂が流れ難い側において被覆部
材で被覆できない部分が発生したり、逆に、樹脂が流れ
やすい側において、成形ばりが発生したりしやすいとい
う問題点がある。
被覆部材に、各ゲートから対応するティースのほぼ先端
部まで連続して延びるリブを一体に設けた構成とするこ
とにより、樹脂が各ゲートから対応するティースの先端
部まで各リブに沿って流れやすくなる。これにより、被
覆部材で被覆できない部分が発生したり、成形ばりが発
生したりすることを極力防止できて、被覆部材の成形性
を向上できるようになる。
すると共に、このヨーク部の外周部に異なった形状の複
数個のティースを有したステータコアと、このステータ
コアの前記ヨーク部に対応する部位に複数のゲートを配
置し、それら各ゲートから注入された樹脂により前記ス
テータコアのほぼ全体を覆うように設けられた絶縁樹脂
製の被覆部材とを備え、前記ティースのうち小さいティ
ースに対応するゲートを、大きいティースに対応するゲ
ートに対して、数を多くするか、または、径寸法を大き
くしたことを特徴とするものである。このような手段を
採用した場合においても、請求項1の発明と同様な作用
効果を得ることができるようになる。
共に、このヨーク部の外周部に設けられた複数個のティ
ースを有したステータコアと、このステータコアの前記
ヨーク部に対応する部位に複数のゲートを配置し、それ
ら各ゲートから注入された樹脂により前記ステータコア
のほぼ全体を覆うように設けられた絶縁樹脂製の被覆部
材と、前記ヨーク部の内周部側に位置させて前記被覆部
材に一体に設けられた取付部とを備え、前記取付部に近
い側のゲートを、取付部から遠い側のゲートに対して、
数を多くするか、または、径寸法を大きくしたことを特
徴とするものである。このような手段を採用した場合に
おいても、請求項2の発明と同様な作用効果を得ること
ができるようになる。
て、図1ないし図4を参照して説明する。本実施例にお
いては、本発明を、アウターロータ形のモータに使用さ
れるステータのモールドコアに適用した場合について説
明する。なお、図1ないし図4のうち、図1ないし図3
は、ステータコアに被覆部材をモールド成形した後のモ
ールドコアを示し、図4は、被覆部材をモールド成形す
る前のステータコアの平面図を示している。
環状をなすヨーク部2と、このヨーク部2の外周部に放
射状に突出するように設けられた多数個のティース3,
4を有する構成となっている。この場合、ステータコア
1は、周方向に分割された複数個の分割コア5を連結部
6を介して周方向に連結することにより、環状をなすよ
うに形成されている。各分割コア5は、所定形状に打ち
抜かれたけい素鋼板からなる鋼板を多数枚積層して構成
されている。各連結部6は、隣り合った一方の分割コア
5のヨーク部2の端部に形成された嵌合凸部6aと、他
方の分割コア5のヨーク部2の端部に形成された嵌合溝
部6bとを嵌合することによって構成されている。ヨー
ク部2の内径寸法A(図3参照)は、100mm以上、
この場合、約150mmに設定されている。
2個のティース3,4は、形状が異なるように形成され
ていて、形状が異なったティース3,4が周方向に交互
に配置されている。これらティース3,4は、具体的に
は、一方の大きい方のティース3における本体部3a及
び頭部3bの周方向の幅寸法B1,C1が、それぞれ小
さい方のティース4における本体部4a及び頭部4bの
周方向の幅寸法B2,C2に対して大きくなるように形
成されている(B1>B2、C1>C2)。
テータコア1におけるヨーク部2及び各ティース3,4
の外面には、それらのほぼ全体を覆うように、絶縁樹脂
製の被覆部材7がモールド成形により設けられている。
この被覆部材7の材料としては、この場合、耐熱性に優
れた材料とされるポリフェニレンサルファイド(PP
S)を主成分とし、これにガラスの粉末を混合させた構
成のもので、次のような物性値を示すものを使用してい
る。すなわち、被覆部材7の材料は、ガラスの混合率は
20〜30[%]であり、また、曲げ弾性率は5000
〜10000[MPa]、溶融粘度は150〜200
[Pa・s]、流動長は15〜50[g/10min]
を示すものを使用している。
測定方法については、ASTM(The American Society
for Testing and Materials)の規格に基づくものであ
り、曲げ弾性率についてはASTM−D−790によ
り、溶融粘度についてはASTM−D−3835によ
り、また、流動長についてはASTM−D−1238に
よる。この場合、溶融粘度の測定条件としては、溶融し
た材料の温度が310℃、押し部材の速度が1216
[mm/s]である。また、流動長の測定条件として
は、溶融した材料の温度が315.5℃、重りの重量が
2160g、ノズルの直径が2.0995mm、ノズル
の長さが8mm、停留時間が5分である。
上記ステータコア1を図示しない成形型内において支持
するための支持部に対応する部分により、支持用露出部
8,9が多数箇所に形成されている。この場合、外周部
側の支持用露出部8は、各ティース部3,4の先端部に
対応する部分に配置され、また、内周部側の支持用露出
部9は、ヨーク部2の内周部の複数箇所に配置されてい
る。
(図示せず)には、樹脂を注入するためのゲート10
(図1及び図3に丸で示す)が形成されているが、この
場合、各ゲート10は、ヨーク部4の内周部の近傍にあ
って各ティース3,4の中心部に対応するように配置さ
れている。被覆部材7には、ヨーク部4の内周部側に位
置させて、複数個の取付部11が一体に設けられてい
る。この取付部11は、ステ−タコア1を、取付対象と
なる例えば洗濯機の機構部(図示せず)に取り付ける際
に利用されるものである。
覆部材7において、取付部11と対応する部分及びその
取付部11の近傍に対応する部分に位置させて、樹脂を
ゲート10からティース3,4側へ案内する樹脂案内部
を兼ねるリブ12が設けられていると共に、これら各リ
ブ12間にもリブ13が設けられている。これらリブ1
2,13のうち、リブ12は、ゲート10とこれと対応
するティース3,4の基端部との間に渡るように配置さ
れ、リブ13は、隣り合ったティース3,4間において
ヨーク部2の内周部と外周部との間に渡るように配置さ
れている。
7において、上記取付部11のない部分には、図3に示
すように、ゲート10とこれと対応するティース3,4
間のリブ12はなく、隣り合ったティース3,4間に対
応するリブ13のみが設けられている。また、ヨーク部
4の内周部側の被覆部材7において、取付部11がない
部分に対応する部位には、他の部分よりも肉厚となる厚
肉部14が一体に設けられている。
方のティース3の軸方向端面部付近の被覆部材7におい
て、これの本体部3aに沿って延びるように、3本のリ
ブ15,16,17が一体に設けられていて、これらの
うちの両側に位置するリブ15,17に、巻線溝18
(図1及び図2参照)が形成されている。この場合、こ
れら3本のリブ15〜17は、それぞれ本体部3aの基
端部から先端部にかけて延びている。なお、中央部のリ
ブ16の先端部には、巻線の位置を規制するための規制
凸部16aが設けられている。
部付近の被覆部材7において、これの本体部4aに沿っ
て延びるように、3本のリブ19,20,21が一体に
設けられていて、これらのうちの両側に位置するリブ1
9,21にも、巻線溝18が形成されている。この場
合、これら3本のリブ19〜21のうち中央部のリブ2
0は、本体部4aの基端部から先端部にかけて延びてい
て、先端部に、巻線の位置を規制するための規制凸部2
0aが設けられている。また、両側に位置するリブ1
9,21は、本体部4aの基端部から頭部4bの先端部
(ティース4の先端部)まで延びている。
は、上記支持用露出部8を除いて、各ティース3,4の
先端部の外周面まで覆っている。この場合、図1に示す
ように、大きいティース3の先端部の外周面は、小さい
ティース4の先端部の外周面よりも、ヨーク部2の中心
から若干遠くになるように設定されていて、大きいティ
ース3の先端部の外周面を覆う被覆部材7の肉厚D1に
対して、小さいティース4の先端部の外周面を覆う被覆
部材7の肉厚D2は若干小さくなるように設定されてい
る(D1>D2)。なお、上記した各リブ12,13、
15〜17、19〜21、及び巻線溝18は、ステータ
コア1の軸方向の両端面部にそれぞれ設けられている。
7をモールド成形する場合には、次のようにして行われ
る。すなわち、まず、図示しない成形型内にステータコ
ア1を収容配置する。このとき、ステータコア1は、成
形型内において図示しない支持部により支持される。こ
の後、成形型の各ゲート10から溶融した樹脂(被覆部
材7の材料)が成形型内に注入され、その樹脂がヨーク
部2及び各ティース3,4の外面を覆うように充填され
る。そして、その樹脂を硬化させることにより、ステー
タコア1の外面にこれを覆うように被覆部材7が成形さ
れる。このとき、ヨーク部2の内周部側に、取付部11
が被覆部材7と一体に成形される。樹脂が硬化した後、
成形型を外すことにより成形が完了し、これによりモー
ルドコア22が得られる。
において、各ティース3,4の外周部に、巻線溝18を
利用して、図示しない巻線を巻装することにより、アウ
ターロータ形のモータのステータとして構成されること
になる。この場合、巻線溝18を利用することにより、
巻線を巻きやすいという利点がある。
な効果を得ることができる。まず、ステータコア1を絶
縁樹脂製の被覆部材7でモールド成形した構成としてい
るので、別途成形された絶縁端板をステータコアに対し
て組み付けるという作業をする必要がなくなり、コスト
を低減できるようになる。また、被覆部材7は、各ティ
ース3,4の先端部の外周面まで覆っているので、各テ
ィース3,4の先端部の外周面がほとんど露出せず、よ
って錆の発生を極力防止できる利点がある。
ら対応する各ティース3,4にかけてリブ12,15〜
17,19〜21を設けているので、被覆部材7の成形
時に樹脂が各ティース3,4側に良好に流れるようにな
り、被覆部材7の成形性を向上できるようになる。
の複数個のティース3,4を有したステータコア1を被
覆部材7でモールド成形する場合、次のような問題があ
る。すなわち、例えばティース3,4部分を覆う被覆部
材7の厚さが同じ場合には、ティース3,4部分を覆う
被覆部材7の樹脂量は、大きいティース3の方が小さい
ティース4に比較して多くなる。このような被覆部材7
によるモールド成形時において、一般に、被覆部材7の
樹脂量が多い側の大きいティース4の方は、ゲート10
からティース3の先端側へ樹脂が流れやすく、逆に、被
覆部材7の樹脂量が少ない側の小さいティース4の方
は、ゲート10からティース4の先端側へ樹脂が流れ難
くなる傾向がある。このため、樹脂が流れ難い側におい
ては、樹脂が行き渡らずに、被覆部材で被覆できない部
分が発生したり(いわゆる成形ショート)、逆に、樹脂
が流れやすい側においては、樹脂圧力が高くなって、成
形ばりが発生したりしやすいという問題点がある。
いティース4に対応するリブ19〜21のうち両側に位
置するリブ19,21は、ティース4の先端部まで延び
ていて、大きいティース3に対応する両側のリブ15,
17よりも長く設定しているので、小さいティース4に
対応するリブ19〜21の樹脂量(樹脂断面積)は、大
きいティース3に対応するリブ15〜17の樹脂量(樹
脂断面積)よりも多くなる。従って、ゲート10から対
応するティース3,4にかけての被覆部材7の径方向の
樹脂量を、ティース3,4のうち小さい方のティース4
と大きい方のティース3との間で近付けるように構成す
ることにより、ゲート10からティース3,4に流れる
樹脂の量及び流れやすさが、小さい方のティース3と大
きい方のティース4との間で極力均一になる。これによ
り、被覆部材7で被覆できない部分が発生したり、成形
ばりが発生したりすることを極力防止できて、被覆部材
7の成形性を極力向上できるようになる。
先端部の外周面まで覆っているが、ティース3,4の先
端部を覆う被覆部材7の肉厚が小さいほうのティース4
に対応するリブ19〜21のうち両側のリブ19,21
は、ティース4の先端部まで達する構成としているの
で、被覆部材7の肉厚が小さいティース4の先端部にも
樹脂を極力良好に流すことができるようになり、これに
よっても被覆部材7の成形性を極力向上できるようにな
る。
3,4を有したステータコア1を被覆部材7でモールド
成形する場合において、ヨーク部2の内周部側に位置さ
せて、取付部11を、被覆部材7に一体に設けるように
した場合には、次のような問題がある。すなわち、被覆
部材7によるモールド成形時において、取付部11があ
る部分においては、ゲート10から注入される樹脂は、
取付部11側にも流れるために、ティース3,4側に流
れ難くなる。これに対し、取付部11がない部分におい
ては、ゲート10から注入される樹脂は、ほとんどがテ
ィース3,4側に流れるようになるために、ティース
3,4側には流れやすくなる。このために、被覆部材7
で被覆できない部分が発生したり、成形ばりが発生した
りしやすいという問題点がある。
ク部2の軸方向端面部付近(ゲート10に対して取付部
11とは反対側の付近)の被覆部材7において、取付部
11と対応する部分及びその取付部11の近傍に対応す
る部分に位置させては、樹脂をゲート10からティース
3、4側へ案内する樹脂案内部を構成するリブ12を設
けているのに対し、取付部11がない部分には、そのリ
ブ12は設けていない。従って、ヨーク部2付近におけ
る被覆部材7の樹脂量を、取付部11がある方をない部
分に比較して多くなるように構成しているので、ゲート
10から注入される樹脂は、取付部11がある部分に対
応するティース3,4側にも流れやすくなる。これによ
り、被覆部材7で被覆できない部分が発生したり、成形
ばりが発生したりすることを極力防止できて、被覆部材
7の成形性を極力向上できるようになる。
覆部材17において、取付部11がない部分に対応する
部位には厚肉部14を設けているので、その取付部11
がない側(厚肉部14側)にも樹脂が流れやすくなると
共に、その厚肉部14を通って軸方向の反対側の端面側
にも樹脂が流れやすくなり、被覆部材7の成形性を一層
向上できるようになる。
した物性値を示すものを用いたことにより、被覆部材1
7の成形性が良好であると共に、成形後の品質も良好で
あり、良好なモールドコア22を提供できる。
ある。この第2実施例は、請求項10に対応する実施例
であり、上記した第1実施例とは次の点が異なってい
る。◎すなわち、ヨーク部2の軸方向端面部付近の被覆
部材7において、ゲート10と小さいティース4との間
にリブ12が設けられているが、ゲート10と大きいテ
ィース3との間にはリブ12は設けられていない。従っ
てこの場合、ヨーク部2の軸方向端面部付近の被覆部材
7の樹脂量を、ティース3,4のうち小さいティース4
に対応する部分を、大きいティース3に対応する部分よ
りも多くなるように設定している。なお、この場合、各
ティース3,4の軸方向端面部付近の被覆部材7には、
リブ15〜17及び19〜21は設けられていない。
は、ヨーク部2の軸方向端面部付近の被覆部材7の樹脂
量を、ティース3,4のうち小さいティース4に対応す
る部分を、大きいティース3に対応する部分よりも多く
なるように設定し、これにより、ゲート10から対応す
るティース3,4にかけての被覆部材7の径方向の樹脂
量を、ティース3,4のうち小さい方のティース4と大
きい方のティース3との間で近付けるように構成してい
るので、この場合も、ゲート10からティース3,4に
流れる樹脂の量及び流れやすさが、小さい方のティース
3と大きい方のティース4との間で極力均一になる。こ
れにより、被覆部材7で被覆できない部分が発生した
り、成形ばりが発生したりすることを極力防止できて、
被覆部材7の成形性を極力向上できるようになる。
あり、この第3実施例は、上記した第1実施例とは次の
点が異なっている。すなわち、ヨーク部2の軸方向端面
部付近の被覆部材7において、ゲート10と大きいティ
ース3との間には1本のリブ12が設けられ、ゲート1
0と小さいティース4との間には3本のリブ12が設け
られている。なお、この場合、ヨーク部2の軸方向端面
部付近の被覆部材7において、隣り合ったティース3,
4間にはリブ13は設けられておらず、また、各ティー
ス3,4の軸方向端面部付近の被覆部材7には、リブ1
5〜17及び19〜21は設けられていない。
は、ヨーク部2の軸方向端面部付近の被覆部材7の樹脂
量を、リブ12の本数によって、ティース3,4のうち
小さいティース4に対応する部分を、大きいティース3
に対応する部分よりも多くなるように構成としている。
この第3実施例においても、第2実施例と同様な効果を
得ることができるようになる。
あり、この第4実施例は、上記した第3実施例とは次の
点が異なっている。すなわち、ヨーク部2の軸方向端面
部付近の被覆部材7において、ゲート10と大きいティ
ース3との間にはリブ12が設けられ、ゲート10と小
さいティース4との間にはそのリブ12よりも太いリブ
25が設けられている。
は、ヨーク部2の軸方向端面部付近の被覆部材7の樹脂
量を、リブ12,25の太さによって、ティース3,4
のうち小さいティース4に対応する部分を、大きいティ
ース3に対応する部分よりも多くなるように構成として
いる。この第4実施例においても、第2及び第3実施例
と同様な効果を得ることができるようになる。
ある。この第5実施例は、請求項6に対応する実施例で
あり、上記した第1実施例とは次の点が異なっている。
すなわち、ステータコア1の軸方向端面部付近の被覆部
材7において、各ゲート10から対応するティース3,
4の先端部まで連続して延びるリブ26をそれぞれ一体
に設けている。
は、被覆部材7のモールド成形時に、樹脂が各ゲート1
0から各ティース3,4の先端部まで各リブ26に沿っ
て流れやすくなる。これにより、被覆部材7で被覆でき
ない部分が発生したり、成形ばりが発生したりすること
を極力防止できて、被覆部材7の成形性を向上できるよ
うになる。
あり、この第6実施例は、上記した第1実施例とは次の
点が異なっている。すなわち、ステータコア1の軸方向
端面部付近の被覆部材7において、大きいティース3に
対応する部分には、ゲート10からその大きいティース
3の先端部まで連続して延びる1本のリブ27を一体に
設けていて、また、小さいティース4に対応する部分に
は、ゲート10からその小さいティース4の先端部まで
連続して延びる1本のリブ28を一体に設けている。大
きいティース3に対応するリブ27は、前記リブ12と
同じ太さであり、また、小さいティース4に対応するリ
ブ28は、そのリブ27よりも太く形成されている。こ
のような構成とした第6実施例においては、上記した第
3、第4、及び第5実施例と同様な作用効果を得ること
ができる。
であり、この第7実施例は、上記した第1実施例とは次
の点が異なっている。すなわち、大きい方のティース3
を覆う被覆部材7の肉厚E1に対して、小さい方のティ
ース4を覆う被覆部材7の肉厚E2を大きくなるように
設定している(E1<E2)。また、大きい方のティー
ス3に対応する3本のリブ15,16,17のうち、中
央部のリブ16のティース3端面からの高さ寸法F1
は、小さい方のティース4に対応する3本のリブ19,
20,21のうち、中央部のリブ20のティース4端面
からの高さ寸法F2よりも小さくなるように設定してい
る。これにより、ティース3,4部分を覆う被覆部材7
の樹脂量(樹脂断面積)を、大きい方のティース3と小
さい方のティース4とでほぼ同等となるように構成して
いる。
3,4に流れる樹脂の量及び流れやすさが、小さい方の
ティース3と大きい方のティース4との間で極力均一に
なるので、これによっても、被覆部材7の成形性を一層
向上できるようになる。
れるものではなく、次のように変形または拡張すること
ができる。ヨーク部2の外周部に形状が異なった複数個
のティース3,4を有したステータコア1を被覆部材7
でモールド成形する場合において、それらティース3,
4のうち小さいティース4に対応するゲート10を、大
きいティース3に対応するゲート10に対して、数を多
くするか、または、径寸法を大きくするようにしても良
い。このような構成とした場合、ゲート10から、小さ
いティース4に対しても樹脂が流れやすくなり、被覆部
材7の成形性を極力向上できるようになる。
テータコア1を被覆部材7でモールド成形する場合で、
かつ、ヨーク部2の内周部側に位置させて、取付部11
を、被覆部材7に一体に設けるようにした場合におい
て、取付部11に近い側のゲート10を、取付部11か
ら遠い側のゲート10に対して、数を多くするか、また
は、径寸法を大きくするようにしても良い。このような
構成とした場合、ゲート10から注入される樹脂は、取
付部11がある部分に対応するティース3,4側にも流
れやすくなるので、これによっても、被覆部材7の成形
性を極力向上できるようになる。
連結して構成することに代えて、1個のステータコアに
より構成することもできる。
によれば次のような効果を得ることができる。請求項1
のモータのモールドコアによれば、ステータコアを絶縁
樹脂製の被覆部材でモールド成形した構成としているの
で、別途成形された絶縁端板をステータコアに対して組
み付けるという作業をする必要がなくなり、コストを低
減できるようになる。また、異なった形状の複数個のテ
ィースを有したステータコアを被覆部材でモールド成形
する場合において、ゲートからティースに流れる樹脂の
量及び流れやすさを、小さい方のティースと大きい方の
ティースとの間で極力均一にでき、これにより、被覆部
材の成形性を向上できるようになる。
ば、請求項1の場合と同様に、ステータコアを絶縁樹脂
製の被覆部材でモールド成形した構成としているので、
別途成形された絶縁端板をステータコアに対して組み付
けるという作業をする必要がなくなり、コストを低減で
きるようになる。また、外周部にティースを有したステ
ータコアを被覆部材でモールド成形する場合で、かつ、
ヨーク部の内周部側に位置させて、取付部を、被覆部材
に一体に設けるようにした場合において、ゲートから注
入される樹脂は、取付部がある部分に対応するティース
側にも流れやすくなり、これにより、被覆部材の成形性
を向上できるようになる。
ば、請求項1及び2の場合と同様な作用効果を得ること
ができるようになる。また、本発明は、ステータコアの
ヨーク部の内径寸法が100mm以上という大形のもの
に、一層有効である。請求項4,5のモータのモールド
コアによれば、被覆部材の樹脂量の調整を容易に行うこ
とができるようになる。
ば、請求項1〜3の場合と同様に、ステータコアを絶縁
樹脂製の被覆部材でモールド成形した構成としているの
で、別途成形された絶縁端板をステータコアに対して組
み付けるという作業をする必要がなくなり、コストを低
減できるようになる。また、外周部にティースを有した
ステータコアを被覆部材でモールド成形する場合におい
て、樹脂が各ゲートから対応するティースの先端部まで
各リブに沿って流れやすくなるので、被覆部材の成形性
を向上できるようになる。
ば、巻線溝を利用することにより、ティースに巻線を巻
装しやすくなる。また、巻線溝は被覆部材と一体のリブ
に設けているので、別部材を設ける必要がない。請求項
8,9のモータのモールドコアによれば、被覆部材の成
形性を一層向上できるようになる。請求項10,11,
12,13のモータのモールドコアによれば、被覆部材
の成形性を一層向上できるようになる。
ば、請求項1の場合と同様な作用効果を得ることができ
るようになる。請求項15のモータのモールドコアによ
れば、請求項2の場合と同様な作用効果を得ることがで
きるようになる。請求項16のモータのモールドコアに
よれば、各ティースの先端部の外周面がほとんど露出し
ないようにできるので、ステータコアの錆の発生を極力
防止できる利点がある。請求項17のモータのモールド
コアによれば、被覆部材の成形性が良好であると共に、
成形後の品質も良好であり、良好なモールドコアを提供
できる利点がある。
3a,4aは本体部、3b,4bは頭部、5は分割コ
ア、7は被覆部材、8,9は支持用露出部、10はゲー
ト、11は取付部、12はリブ(樹脂案内部)、13は
リブ、14は厚肉部、15,16,17はリブ、18は
巻線溝、19,20,21はリブ、22はモールドコ
ア、25,26,27,28はリブを示す。
Claims (17)
- 【請求項1】 ヨーク部を有すると共に、このヨーク部
の外周部に異なった形状の複数個のティースを有したス
テータコアと、 このステータコアの前記ヨーク部に対応する部位に複数
のゲートを配置し、それら各ゲートから注入された樹脂
により前記ステータコアのほぼ全体を覆うように設けら
れた絶縁樹脂製の被覆部材とを備え、 前記ゲートから前記ティースにかけての前記被覆部材の
径方向の樹脂量を、前記ティースのうち小さい方のティ
ースと大きい方のティースとの間で近付けるように構成
したことを特徴とするモータのモールドコア。 - 【請求項2】 ヨーク部を有すると共に、このヨーク部
の外周部に設けられた複数個のティースを有したステー
タコアと、 このステータコアの前記ヨーク部に対応する部位に複数
のゲートを配置し、それら各ゲートから注入された樹脂
により前記ステータコアのほぼ全体を覆うように設けら
れた絶縁樹脂製の被覆部材と、 前記ヨーク部の内周部側に位置させて前記被覆部材に一
体に設けられた取付部とを備え、 前記ヨーク部付近における前記被覆部材の樹脂量を、前
記取付部がある方をない部分に比較して多くなるように
構成したことを特徴とするモータのモールドコア。 - 【請求項3】 ヨーク部を有すると共に、このヨーク部
の外周部に異なった形状の複数個のティースを有し、前
記ヨーク部の内径寸法が100mm以上に設定されたス
テータコアと、 このステータコアの前記ヨーク部に対応する部位に複数
のゲートを配置し、それら各ゲートから注入された樹脂
により前記ステータコアのほぼ全体を覆うように設けら
れた絶縁樹脂製の被覆部材と、 前記ヨーク部の内周部側に位置させて前記被覆部材に一
体に設けられた取付部とを備え、 前記ゲートから前記ティースにかけての前記被覆部材の
径方向の樹脂量を、前記ティースのうち小さい方のティ
ースと大きい方のティースとの間で近付けるように構成
すると共に、前記ヨーク部付近における前記被覆部材の
樹脂量を、前記取付部がある方をない部分に比較して多
くなるように構成したことを特徴とするモータのモール
ドコア。 - 【請求項4】 被覆部材に、ゲートからティースの先端
部までの間に位置させてリブを設け、このリブの樹脂断
面積によって被覆部材の樹脂量を調整するようにしたこ
とを特徴とする請求項1または3記載のモータのモール
ドコア。 - 【請求項5】 被覆部材に、ゲートからティースのほぼ
先端部までの間に位置させてリブを設け、このリブの本
数によって被覆部材の樹脂量を調整するようにしたこと
を特徴とする請求項1または3記載のモータのモールド
コア。 - 【請求項6】 ヨーク部を有すると共に、このヨーク部
の外周部に設けられた複数個のティースを有したステー
タコアと、 このステータコアの前記ヨーク部に対応する部位に複数
のゲートを配置し、それら各ゲートから注入された樹脂
により前記ステータコアのほぼ全体を覆うように設けら
れた絶縁樹脂製の被覆部材とを備え、 前記被覆部材に、前記各ゲートから対応する前記ティー
スのほぼ先端部まで連続して延びるリブを一体に設けた
ことを特徴とするモータのモールドコア。 - 【請求項7】 リブはティースに沿って設けられてい
て、このリブに、ティースに巻回される巻線のガイドと
なる巻線溝を設けたことを特徴とする請求項4〜6のい
ずれかに記載のモータのモールドコア。 - 【請求項8】 ヨーク部の軸方向端面部付近の被覆部材
において、取付部と対応する部分及びその取付部の近傍
に対応する部分に位置させて、樹脂をゲートからティー
ス側へ案内する樹脂案内部が設けられていることを特徴
とする請求項2または3記載のモータのモールドコア。 - 【請求項9】 ヨーク部の内周部側の被覆部材におい
て、取付部がない部分に対応する部位に厚肉部を設けた
ことを特徴とする請求項2または3記載のモータのモー
ルドコア。 - 【請求項10】 ヨーク部付近の被覆部材の樹脂量を、
ティースのうち小さいティースに対応する部分を、大き
いティースに対応する部分よりも多くなるように設定し
たことを特徴とする請求項1または3記載のモータのモ
ールドコア。 - 【請求項11】 被覆部材は、各ティースの先端部の外
周面をほぼ覆っていると共に、この被覆部材に、ゲート
からティースの先端部までの間に位置させてリブを設け
ていて、 ティースの先端部を覆う被覆部材の肉厚が小さいほうの
ティースに対応するリブは、ティースの先端部まで達し
ていることを特徴とする請求項1または3記載のモータ
のモールドコア。 - 【請求項12】 ティース部分を覆う被覆部材の樹脂量
を、小さい方のティースと大きい方のティースとでほぼ
同等となるように構成したことを特徴とする請求項1ま
たは3記載のモータのモールドコア。 - 【請求項13】 リブは、ティースの軸方向の両側に配
置したことを特徴とする請求項4、5、6、7、11の
いずれかに記載のモータのモールドコア。 - 【請求項14】 ヨーク部を有すると共に、このヨーク
部の外周部に異なった形状の複数個のティースを有した
ステータコアと、 このステータコアの前記ヨーク部に対応する部位に複数
のゲートを配置し、それら各ゲートから注入された樹脂
により前記ステータコアのほぼ全体を覆うように設けら
れた絶縁樹脂製の被覆部材とを備え、 前記ティースのうち小さいティースに対応するゲート
を、大きいティースに対応するゲートに対して、数を多
くするか、または、径寸法を大きくしたことを特徴とす
るモータのモールドコア。 - 【請求項15】 ヨーク部を有すると共に、このヨーク
部の外周部に設けられた複数個のティースを有したステ
ータコアと、 このステータコアの前記ヨーク部に対応する部位に複数
のゲートを配置し、それら各ゲートから注入された樹脂
により前記ステータコアのほぼ全体を覆うように設けら
れた絶縁樹脂製の被覆部材と、 前記ヨーク部の内周部側に位置させて前記被覆部材に一
体に設けられた取付部とを備え、 前記取付部に近い側のゲートを、取付部から遠い側のゲ
ートに対して、数を多くするか、または、径寸法を大き
くしたことを特徴とするモータのモールドコア。 - 【請求項16】 被覆部材は、各ティースの先端部の外
周面までほぼ覆っていることを特徴とする請求項1、
2、3、4、14、15のいずれかに記載のモータのモ
ールドコア。 - 【請求項17】 被覆部材の材料は、主成分の樹脂にガ
ラスを混合して構成されたもので、そのガラスの混合率
が重量比で20〜30[%]で、かつ、溶融粘度が15
0〜200[Pa・s]、曲げ弾性率が5000〜10
000[MPa]、流動長が15〜50[g/10mi
n]の物性値を示すものを用いたことを特徴とする請求
項1〜16のいずれかに記載のモータのモールドコア。
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