JP3531892B2 - インクジェット記録装置 - Google Patents

インクジェット記録装置

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JP3531892B2
JP3531892B2 JP4259996A JP4259996A JP3531892B2 JP 3531892 B2 JP3531892 B2 JP 3531892B2 JP 4259996 A JP4259996 A JP 4259996A JP 4259996 A JP4259996 A JP 4259996A JP 3531892 B2 JP3531892 B2 JP 3531892B2
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稔人 亀井
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクジェット記
録装置に関し、特に複数回の主走査を行うことで記録ヘ
ッドの記録ノズル間隔よりも小さな記録ドット密度(解
像度)で画像を記録するインクジェット記録装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】インクジェット記録装置は、記録時の振
動、騒音が殆どなく、カラー化が容易なことから、コン
ピュータ等のデジタル処理装置のデータを出力するプリ
ンタの他、ファクシミリやコピー等にも用いられるよう
になっている。
【0003】このようなインクジェット記録装置として
は、例えば、副走査方向に配列した複数の記録ノズルか
らなる記録ノズル列を有する記録ヘッドを主走査方向に
移動させると共に、記録媒体(インク滴を付着させるも
の)を主走査方向と直交する副走査方向に移動させなが
ら、記録ヘッドのノズル列から記録信号に応じてインク
滴を記録媒体に吐出することによって、高速、高密度、
高品質の記録を行なうようにしたものがある。
【0004】ところで、このようなインクジェット記録
装置において、例えば特公平3−56186号公報に記
載されているように、記録ヘッドの副走査方向の記録ノ
ズル間隔Dの間をk回均等改行しながら主走査すること
によって、記録ノズル間隔より小さい記録ドット密度
(解像度)D/kで画像を記録するようにしたインタレ
ース印写方式を採用したものが知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たように記録ヘッドをk回主走査することで記録ノズル
間隔よりも小さい記録ドット密度で画像を記録するよう
にしたインタレース印写方式による場合、副走査方向へ
の移動精度、記録媒体の厚み、プラテンの偏心等によっ
て、例えば記録媒体の副走査方向の移動量(送り量)が
変化するため、記録ノズル列の端部の繋ぎ目にスジ状の
濃度ムラが発生して、画像品質が低下するという課題が
ある。
【0006】本発明は上記の点に鑑みてなされたもので
あり、インタレース印写を行う場合に発生する濃度ムラ
を低減して画像品質を向上することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、請求項1のインクジェット記録装置は、記録ヘッド
の副走査方向の記録ノズル間隔をDとし、記録ノズル間
隔Dの間をk回(kは整数で、k≧2)主走査すること
でD/kの解像度で画像を記録するとき、記録媒体先端
部の印写開始から(k−1)回目までの副走査移動量を
D/kとして、記録媒体先端部に対する印写を行い、k
回目以降の副走査移動量を(m+1/k)D(mは整数
で、m≧1)として、記録媒体中間部に対する印写を行
うと共に、N回目(Nは整数で、N≧1)の主走査時に
印写する領域と、(N+k)回目の主走査時に印写する
領域の一部を重ねて、この重ね領域のドットを前記N回
目及び(N+k)回目のいずれかで印写する構成とし
た。
【0008】請求項2のインクジェット記録装置は、記
録ヘッドの副走査方向の記録ノズル間隔をDとし、記録
ノズル間隔Dの間をk回(kは整数で、k≧2)主走査
することでD/kの解像度で画像を記録するとき、記録
媒体後端部の印写最終副走査から(k−1)回前までの
副走査移動量をD/kとして、記録媒体後端部に対する
印写を行い、印写最終副走査からk回前までの副走査移
動量を(m+1/k)(mは整数で、m≧1)として、
記録媒体中間部に対する印写を行うと共に、N回目(N
は整数で、N≧1)の主走査時に印写する領域と、(N
+k)回目の主走査時に印写する領域の一部を重ねて、
この重ね領域のドットをN回目及び(N+k)回目のい
ずれかで印写する構成とした。
【0009】請求項のインクジェット記録装置は、上
請求項1又は2のインクジェット記録装置において、
前記記録ノズル列を各色毎に主走査方向に複数列有し、
前記重ね領域のドットを前記N回目及び(N+k)回目
のいずれかで各色毎に異ならしめて印写する構成とし
た。
【0010】請求項のインクジェット記録装置は、上
請求項3のインクジェット記録装置において、前記重
ね領域のドットをN回目及び(N+k)回目のいずれで
印写するかを乱数に基づいて決定する構成とした。
【0011】請求項のインクジェット記録装置は、上
請求項1ないし4のいずれかのインクジェット記録装
置において、前記重ね領域の記録ノズル数を前記記録媒
体の厚みに応じて変化させる構成とした。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面を参照して説明する。先ず、本発明を適用するイン
クジェット記録装置の機構部の概要について図1を参照
して説明する。
【0013】このインクジェット記録装置は、主走査方
向に配設したガイドロッド1とガイドプレート2とで主
走査方向に摺動可能に支持したキャリッジ3を備え、こ
のキャリッジ3に4個のヘッドHY,HM,HC,HB
を主走査方向に列設してなる記録ヘッド4を搭載し、図
示しない主走査モータでタイミングベルトを介してキャ
リッジ3(記録ヘッド4)を主走査方向に移動させる。
一方、記録媒体である用紙5を副走査方向に搬送するた
めのプラテン6を備え、副走査モータ7でギヤ8,9を
介してプラテン6を回転駆動することによって、用紙5
を搬送する。
【0014】記録ヘッド4は、図2に示すように、イエ
ロー(Y)のインクを吐出する複数の記録ノズル11か
らなる記録ノズル列11Yを有するヘッドHY、マゼン
タ(M)のインクを吐出するノズル列11Mを有するヘ
ッドHM、シアン(C)のインクを吐出する記録ノズル
列11Cを有するヘッドHC及びブラック(Bk)のイ
ンクを吐出するノズル列11Bを有するヘッドHBとい
う4個のヘッドを、各記録ノズル列11Y、11M、1
1C及び11Bの記録ノズル11が副走査方向に配列さ
れるようにキャリッジ3に主走査方向に配列したもので
ある。
【0015】ここで、ヘッドHY,HM,HC,HB
は、図3に示すように、液室12を形成する液室形成部
材13の前面に複数の記録ノズル11を形成したノズル
プレート14が設けられ、図示しない圧電素子、気泡発
生用ヒータ等のエネルギー発生手段であるアクチュエー
タによって液室12内のインクに圧力を与えることによ
って、液室12内のインクがノズルプレート14の記録
ノズル11からインク滴15となって飛翔して用紙5に
ドットとして付着する。このとき、各液室12に圧力を
与えるアクチュエータを選択的に駆動することによって
所望の画像の印写を行うことができる。
【0016】次に、このインクジェット記録装置の制御
部の概要について図4を参照して説明する。この制御部
は、この記録装置全体の制御を司るマイクロコンピュー
タ(以下、「CPU」と称する。)21と、記録ヘッド
4の各ヘッドHY,HM,HC,HBに対応した、それ
ぞれ4個のフレームメモリ22Y,22M,22C、2
2B、ラインバッファ23Y,23M,23C,23B
及びヘッドドライバ24Y,24M,24C,24B
と、ホスト側から転送される記録データを受信する受信
バッファ25と、記録データを必要な色データに分解等
する処理をするための色処理回路26と、モータドライ
バ27,28等とを備えている。
【0017】そして、受信バッファ25で受信した記録
データを色処理回路26で処理して所要の色の印写デー
タとして各フレームメモリ22Y,22M,22C、2
2Bに格納する。このフレームメモリ22Y,22M,
22C,22Bに格納された各色の印写データの内の1
主走査で印写する分のデータをラインバッファ23Y,
23M,23C,23Bに転送し、このラインバッファ
23Y,23M,23C,23Bから各記録ヘッドH
Y,HM,HC,HBの記録ノズル数に対応するデータ
を順次読み出してヘッドドライバ24Y,24M,24
C,24Bに与える。これにより、ヘッドドライバ24
Y,24M,24C,24Bが印写データに応じて各ヘ
ッドHY,HM,HC,HBの各アクチュエータ素子を
駆動して、各ヘッドのノズルから割り当てられた色のイ
ンク滴を吐出させる。
【0018】この場合、前述したように記録ヘッド4の
各ヘッドの配列方向を主走査方向としているので、同一
印写ドット位置に各色のインク滴を着弾させるために
は、各ヘッド間の距離と主走査速度とから得られる遅延
時間だけ、例えばヘッドHKを基準とすれば、ヘッドH
C,HM,HYの各駆動タイミングをその遅延時間だけ
順次遅らせるようにしている。なお、黒色を印写する場
合にはヘッドHBのみを用いるので、このような遅延制
御は行わない。
【0019】一方、モータドライバ27を介して主走査
モータ29を回転駆動することによってキャリッジ3を
主走査方向に往復移動させると共に、モータドライバ2
8を介して副走査モータ8を回転駆動してプラテン6を
回転して用紙5を副走査方向に送り、これにより用紙5
上に記録データに応じたカラー画像(黒画像を含む)を
印写することができる。
【0020】次に、このように構成したインクジェット
記録装置における印写方式について図5乃至図7をも参
照して説明する。なお、上述したインクジェット記録装
置では記録ヘッド4を4個のヘッドで構成し、各ヘッド
のノズル列が2列ある構成としているが、この第1実施
例においては、理解を容易にするために1列のノズル列
を有する1個の記録ヘッドで説明することとする。
【0021】先ず、本発明の理解に供するために異なる
印写方式について図5(これを、「ラスタフィード印写
方式」と称する。)及び図6(これを、「1/3インタ
レース印写方式」と称する。)について説明する。な
お、図中の記録ノズルを表わす黒丸「●」は使用する記
録ノズルであること、白丸「○」は使用しない記録ノズ
ルであることを示し、各記録ノズルに付記した数字はノ
ズルNo.を表わしている。
【0022】ラスタフィード印写方式は、図5に示すよ
うに、すべての記録ノズルを使用して、1回目の主走査
を行って1回目印写を行い、次に例えば記録媒体を1画
素分だけ副走査方向に送る1回目の改行をして、この位
置で2回目の主走査を行って2回目の印写を行い、更に
記録媒体を1画素分だけ副走査方向に送る2回目の改行
をして、この位置で3回目の主走査を行って3回目の印
写を行い、その後、記録媒体を(全画素数−2)分だけ
副走査方向に送る3回目の改行を行い、以後上述した1
回目印写から3回目印写までと同様の動作を繰り返す。
【0023】つまり、このラスタフィード印写方式で
は、記録ノズル間隔をDとしたときに、k回(図5はk
=3の例)の主走査を行うことによって、D/kの解像
度で画像を記録し、k回目の改行で記録ノズル列の長さ
(実際には、既に改行した画素数分少ない)の改行を行
う。
【0024】このラスタフィード印写方式による場合、
プラテンの偏芯(特に、摩擦力を得やすいゴム成形品で
は大きくなる。)やプラテンと用紙との間の摩擦力との
関係で、用紙送り量が徐々に変化するとき、上述したよ
うにk回目の改行量が多くなるために用紙送り量の累積
誤差が大きくなって、濃度ムラ(バンディング)が発生
し易くなり、ここでは同図の位置Aでの濃度ムラが生じ
易くなる。
【0025】この濃度ムラは、1回目印写の下端記録ノ
ズルの位置と4回目印写の上端記録ノズルの位置との間
隔a1、2回目印写の下端記録ノズルの位置と5回目印
写の上端記録ノズルの位置との間隔a2、3回目印写の
下端記録ノズルの位置と6回目印写の上端記録ノズルの
位置との間隔a3が記録ノズル間隔Dと異なった値とな
ったときに発生する。この場合、間隔a1,a2,a3
が記録ノズル間隔Dよりも小さいときには黒スジとな
り、間隔a1,a2,a3が記録ノズル間隔Dよりも大
きいときには白スジとなり、これらの濃度ムラは間隔a
1,a2,a3が重なっているために強調されることに
なる。
【0026】一方、1/3インタレース印写方式は、図
6に示すように、1回目の主走査を行って1回目印写を
行い、次に例えば記録媒体を(m+1/k)Dだけ副走
査方向に送る(図6は、m=42、k=3の例)1回目
の改行をして、この位置で2回目の主走査を行って2回
目の印写を行い、更に記録媒体を同じ量だけ副走査方向
に送る2回目の改行をして、この位置で3回目の主走査
を行って3回目の印写を行い、その後、記録媒体を同じ
量だけ副走査方向に送る3回目の改行を行い、以後上述
した1回目印写から3回目印写までと同様の動作を繰り
返す。
【0027】つまり、この1/3インタレース印写方式
では、記録ノズル間隔をDとしたときに、k回の主走査
を行うことによって、D/kの解像度で画像を記録する
が、このときの改行量は(m+1/k)Dの均等改行を
行う。
【0028】この1/3インタレース印写方式による場
合、同図中の1回目印写の下端記録ノズルの位置と4回
目印写の上端記録ノズルの位置との間隔b1、2回目印
写の下端記録ノズルの位置と5回目印写の上端記録ノズ
ルの位置との間隔b2等は離間しているために、位置B
1,B2で発生する濃度ムラが重ならず、濃度ムラが分
散されて、ラスタフィード印写方式に比べて高画質の画
像を記録することができる。
【0029】しかしながら、この1/3インタレース印
写方式による場合には、1回目印写及び2回目印写で使
用できない記録ノズルが生じるので、記録媒体先端部を
印写するために、使用できないノズルを考慮して記録媒
体先端位置Cよりも記録ノズル列を突出した状態から印
写を開始しなければならず、記録媒体の先端を押さえる
メカ的な機構が必要になったり、このようなメカ的な機
構を設けないときには記録媒体の記録できない部分(先
端余白)が多くなる。
【0030】そこで、この記録装置では、記録媒体先端
部の印写開始から(k−1)回目までの副走査移動量を
D/k、k回目以降の副走査移動量を(m+1/k)D
(mは整数で、m≧1)として記録を行う。
【0031】これを図7を参照して説明すると、この例
は1回目から3回目までの印写をラスタフィード印写方
式で印写し、4回目以降の印写から1/3インタレース
印写方式で印写するようにしたもの(これを、「混成イ
ンタレース印写方式」と称する。)である。つまり、k
=3として、印写開始から(k−1)=2回目までの副
走査移動量をD/kとして、記録媒体先端部に対する印
写を行う。そして、k=3回目以降の副走査移動量を
(m+1/k)D(ここでは、m=42、k=3)とし
て、記録媒体中間部に対する印写を行う
【0032】この場合、Na回目(Naは整数で、Na
≧1)と(Na+k)回目の副走査後の印写で発生する
つなぎ目と、Nb回目(Nbは整数で、Nb≧1)と
(Nb+k)回目の副走査後の印写で発生するつなぎ目
とが離間するように使用する記録ノズルを選択する。こ
こでは、最初の3回の印写でインク滴を吐出する記録ノ
ズルとしては、1回目印写のときには記録ノズル列の上
端から全記録ノズル列長の1/3の記録ノズル(ノズル
No.1〜43)を、2回目の印写のときには同じく2
/3の記録ノズル(ノズルNo.1〜85)を、3回目
印写のときには全記録ノズル(ノズルNo.1〜12
7)をそれぞれ選択し、4回目印写以降は全記録ノズル
を選択している。
【0033】これによって、同図中の位置E1がNa=
1回目と(Na+k)=4回目の副走査後の印写で発生
するつなぎ目となり、位置E2がNb=2回目と(Nb
+k)=5回目の副走査後の印写で発生するつなぎ目と
なる。この場合、使用する記録ノズルの選択によって
は、1回目印写の使用する最後の記録ノズル位置と4回
目印写の先頭の記録ノズル位置との間隔e1、2回目印
写の使用する最後の記録ノズル位置と5回目印写の先頭
の記録ノズル位置との間隔e2が、記録ノズル間隔Dよ
りも小さいときに黒スジとなり、記録ノズル間隔Dより
も大きいときに白スジとなる濃度ムラが発生する。そこ
で、つなぎ目である位置E1とE2とが離間するように
使用する記録ノズルを選択することによって、つまり、
2つのつなぎ目が重なることなく、隣接することなく、
近傍に位置することがないように、使用する記録ノズル
を選択することによって、濃度ムラが現れなくなる。
【0034】また、ここでは、記録媒体先端部及び中間
部について混成インタレース印写方式を実施している
が、記録媒体中間部及び後端部についても同様に混成イ
ンタレース印写方式を適用することができ、つなぎ目で
スジ状の濃度ムラがない高画質の画像を記録することが
できる。この場合には、記録媒体後端部の最終印写副走
査からk回前までの副走査移動量を(m+1/k)Dと
して、記録媒体中間部に対する印写を行い、記録媒体後
端部の印写最終副走査から(k−1)回前までの副走査
移動量をD/k、として、記録媒体後端部に対する印写
を行うようにする。なお、使用する記録ノズルの選択に
ついては、記録媒体先端部及び中間部に適用した場合と
同様である。
【0035】さらに、記録媒体先端部、中間部及び後端
部のいずれについても混成インタレース印写方式を適用
することができ、これによって、一層画像品質を向上す
ることができる。
【0036】上述したように記録媒体を記録ノズル列長
の略均等1/3の副走査移動で混成インタレース印写を
行った場合、図8に示すように記録媒体後端領域で記録
ノズル列が突き出てしまうことがある。そこで、この第
2実施例では、記録ノズル数を調整することによって、
図9に示すように記録媒体の後端でちょうど印写が終了
するようにしている。
【0037】このように記録ノズル列が突き出ないよう
にすることは、一部の副走査移動量時に移動量を増加又
は減少させて、移動量を変化させることよって行うこと
ができる。この場合、移動量を変化させることによっ
て、濃度ムラの発生する位置が変化して、接近したり、
重なったり、隣接したりする。そこで、記録ノズルの選
択を上述したつなぎ目が略等間隔になるように、使用す
る記録ノズル数を設定することによって、濃度ムラの発
生をなくして、高画質画像を得ることができる。
【0038】次に、本発明の第実施例について図10
乃至図12をも参照して説明する。図10(a)は、記
録ヘッドの記録ノズル数を記録ノズルn1〜n10の1
0個、定数m=3、k=3として、解像度間隔D/3で
印写したときの記録ノズル位置のパターンを示してい
る。副走査方向への移動精度、記録媒体である用紙の厚
み管理、プラテンの偏芯品質等のすべての条件が整って
いるとすると、同図(b)に示すように濃度ムラのない
理想的な印写ドットパターンが得られる。
【0039】しかしながら、実際には、副走査方向への
移動精度、記録媒体である用紙の厚み管理、プラテンの
偏芯品質等のすべての条件を整えることは困難であり、
副走査方向への移動量に誤差が生じる。つまり、図11
(a)に示すように、上述した図10(a)に示したの
と同じ設定で、副走査方向の移動量(用紙送り量)が設
計値よりも誤差ΔLだけ多くなった場合、印写ドットパ
ターンは図11(b)に示すようになり、パターン全体
に濃度ムラが発生する。
【0040】この濃度ムラのうち、視覚的に目立つの
は、N回目と(N+k)回目の主走査時の記録ノズル列
の端部の繋ぎ目に発生するスジ状の低濃度領域(所謂
「白スジ」)である。この白スジが発生する理由は、同
図(a)において、(N+k)=4回目の主走査時に記
録ノズルn1が正規の位置より(ΔL×k)だけずれて
いることによる。
【0041】そこで、この実施例では、N回目(Nは整
数で、N≧1)の主走査時に印写する領域と、(N+
k)回目の主走査時に印写する領域の一部を重ねて、こ
の重ね領域のドットをN回目及び(N+k)回目のいず
れかで印写するようにしている。
【0042】例えば、図12(a)に示すように、上述
と同様に記録ヘッド4の記録ノズル数を記録ノズルn1
〜n10の10個、定数m=2、k=3、記録ノズル間
隔Dとして、N回目、例えば1回目の主走査時に印写す
る領域と、(N+k)回目、例えば(1+3)=4回目
の主走査時に印写する領域の一部を重ねている。つま
り、1回目の主走査時に記録ノズルn4〜n6で印写す
る領域と4回目の主走査時に記録ノズルn1〜n3で印
写する領域の一部を重ねている。この場合、重ね領域の
記録ノズル数は3個であり、この図に限り、記録ノズル
の黒丸「●」は重ね領域の記録ノズルを示している。
【0043】これにより、1回目(=N回目)の主走査
時に記録ノズルn4〜n6で印写するドットと4回目
{=(N+k)回目}の主走査時に記録ノズルn1〜n
3で印写するドットは、同図(b)に示すように副走査
方向で一部が重なるので、この重ね領域のドットを1回
目の主走査時及び4回目の主走査時のいずれかで印写す
るようにする。それによって、重ね部分の白スジが拡散
されて、濃度ムラが減少する。なお、同図(b)に破線
で示すドットは重ね領域のドットを明確にするために説
明の都合上破線で示しているだけである。
【0044】そこで、図10に示した副走査方向の移動
量に誤差がない場合にすべての記録ノズルを使用して印
写した印写ドットパターン、図11に示した重ね領域を
持たせないで副走査方向の移動量に誤差が生じた場合の
同様な印写ドットパターン、図12に示した本発明のよ
うに重ね領域を持たせて副走査方向の移動量に誤差が生
じた場合の同様な印写ドットパターンについて、その濃
度をマイクロデンシトメータで測定した。この測定結果
を図13(a)〜(c)に示している。
【0045】同図から分かるように、副走査方向の移動
量に誤差がない場合には、同図(a)に示すようにほぼ
理想的な濃度ムラのない画像が形成される。一方、重ね
領域を持たせないで副走査方向の移動量に誤差が生じた
場合には、同図(b)に示すように記録ノズル列の繋ぎ
目部分で白スジが発生して画像品質が低下する。これに
対して、本発明のように重ね領域を持たせてた場合に
は、副走査方向の移動量に誤差が生じたときでも、白ス
ジがなく、ほぼ理想的な濃度ムラの少ない画像が形成さ
れる。
【0046】このように、N回目(Nは整数で、N≧
1)の主走査時に印写する領域と、(N+k)回目の主
走査時に印写する領域の一部を重ねて、この重ね領域の
ドットをN回目及び(N+k)回目のいずれかで印写す
るようにすることで、記録ヘッドの記録ノズル列の繋ぎ
目部分で発生する濃度ムラを拡散させて、画像品質を向
上することができる。
【0047】なお、ここでは、副走査方向の移動量が規
定値(設計値)に比べて多くなる誤差ΔLを生じた場合
を例に説明しているが、副走査方向の移動量が規定値に
比べて少なくなる誤差ΔLを生じた場合もある。この場
合には、スジ状の高濃度領域が発生することになるが、
上述したようにN回目(Nは整数で、N≧1)の主走査
時に印写する領域と、(N+k)回目の主走査時に印写
する領域の一部を重ねて、この重ね領域のドットをN回
目及び(N+k)回目のいずれかで印写するようにする
ことで、濃度ムラが拡散し、ほぼ理想的な濃度ムラの少
ない画像を形成することができる。
【0048】次に、本発明の第実施例について図14
及び図15を参照して説明する。この実施例は、複数の
色を重ねてカラー画像を印写する場合に関するもので、
この場合には、上述したように副走査方向への移動精
度、記録媒体である用紙の厚み管理、プラテンの偏芯品
質等のすべての条件が整わなければ濃度ムラが発生する
だけでなく、色の数が多くなるに従って濃度が強調さ
れ、画像の劣化が著しくなる。
【0049】そのため、各色毎にN回目(Nは整数で、
N≧1)の主走査時に印写する領域と、(N+k)回目
の主走査時に印写する領域の一部を重ねて、この重ね領
域をN回目及び(N+k)回目のいずれかの主走査時に
印写する。図14に重ね領域の印写ドットパターンを示
している。同図(a)はN回目と(N+k)回目とで1
ドット毎に交互に印写するようにした場合、同図(b)
は同図(a)と逆の順序で印写するようにした場合、同
図(c)はN回目と(N+k)回目とで2ドット毎に交
互に印写するようにした場合、同図(d)は同図(c)
と逆の順序で印写するようにした場合である。
【0050】図15は上述したと同様な濃度測定結果を
示すものであり、重ね領域を持たせることなく、各色の
ヘッドのすべての記録ノズルを使用して印写していると
きに、副走査方向の移動量に誤差が生じた場合には、同
図(a)に示すように記録ノズル列の繋ぎ目部分で白ス
ジが発生して画像品質が低下する。また、Y,M,C,
Kのすべてを図14(a)に示したN回目と(N+k)
回目で1ドット毎に交互に印写した場合には、図15
(a)の場合よりも画像品質が向上しているが、わずか
に白スジが発生する。
【0051】これに対して、Kにつき図14(a)のパ
ターンを、Yにつき同図(b)のパターンを、Mにつき
同図(c)のパターンを、Cにつき同図(d)のパター
ンをそれぞれ用いた場合には、図15(c)に示すよう
に白スジがなくなり、ほぼ理想的な濃度ムラのない画像
を記録することができる。
【0052】このように、カラー印写の場合に、N回目
(Nは整数で、N≧1)の主走査時に印写する領域と、
(N+k)回目の主走査で印写する領域の一部を重ね
て、この重ね領域のドットをN回目及び(N+k)回目
のいずれかで各色毎に異ならしめて印写するようにする
ことで、色が増えると強調される記録ノズル列の端部の
繋ぎ目に発生するすじ状の濃度ムラを拡散し、濃度ムラ
のない高品質の画像を記録することができる。
【0053】次に、本発明の第実施例について図16
を参照して説明する。上述した第3、第4実施例では重
ね領域のドットを印写する主走査をN回目と(N+k)
回目のいずれかと規則的に定めていたのに対して、この
第5実施例ではN回目と(N+k)回目のいずれかで印
写するかを乱数に基づいて決定するようにしている。こ
のように乱数に基づいて不規則的に決定するようにした
場合の重ね領域の印写ドットパターンの一例を同図
(a)〜(d)に示している。
【0054】このように重ね領域のドットをN回目と
(N+k)回目のいずれの主走査で印写するかを乱数に
基づいて決定することで、規則性、偏りがなくなり、記
録ノズル列の繋ぎ目で発生するスジ状の濃度ムラが一層
拡散されて、より濃度ムラのない高画質の画像を得るこ
とができる。
【0055】また、カラー画像を印写する場合において
も、重ね領域のドットをN回目と(N+k)回目のいず
れかで印写するかを乱数に基づいて各色毎に決定するよ
うにすることによって、記録ノズル列の繋ぎ目で発生す
るスジ状の濃度ムラが一層拡散されて、より濃度ムラの
ない高画質の画像を得ることができる。
【0056】次に、本発明の第実施例について図17
及び図18を参照して説明する。この実施例は、図17
に示すように重ね領域のドット数を6ドットにして、第
3、第4実施例と同様に規則的にN回目と(N+k)回
目のいずれかで印写するようにしたものである。このよ
うにした場合の全記録ノズルを使用した印写ドットパタ
ーンの前述したと同様な濃度測定結果を図18に示して
いる。
【0057】このように、N回目(Nは整数で、N≧
1)の主走査時に印写する領域と、(N+k)回目の主
走査時に印写する領域の一部を重ねる場合、重ね領域の
ドット数は適宜増減することができ、記録媒体の種類や
記録装置の記録ノズル数、間隔等に応じて最適な数を選
択すればよい。
【0058】次に、本発明の第実施例について図19
及び図20を参照して説明する。この実施例は、図19
に示すように重ね領域のドット数を6ドットにして、第
5実施例と同様にN回目と(N+k)回目のいずれで印
写するかを乱数に基づいて決定するようにしたものであ
る。このようにした場合の全記録ノズルを使用した印写
ドットパターンの前述したと同様な濃度測定結果を図2
0に示している。
【0059】ここで、前述した図17に示した規則的な
パターン例による図18に示す濃度の測定結果の場合に
は、濃度ムラのない画像であるものの、仔細にみると特
定のパターンを視認することができる。これに対して図
19に示した乱数による不規則的なパターン例による図
20に示す濃度の測定結果の場合には、特定のパターン
がなく、より高画質の画像を得ることができる。
【0060】このように、乱数を用いることによって、
重ね領域のドット数を多くしても所望の画質の画像を得
ることができるようになる。また、カラー印写の場合に
も濃度が強調されるが、同様に高画質画像を形成するこ
とができる。
【0061】次に、本発明の第実施例について図21
を参照して説明する。この実施例は、記録媒体の厚みに
よって副走査方向の移動量が変化するので、記録媒体の
厚みに応じて重ね領域のドット数を異ならしめるように
したものである。つまり、図21に示すようにプラテン
6に用紙5が密着した状態で搬送しながら記録ヘッド4
で用紙5の表面に印写する場合、用紙5の厚みによって
用紙5表面の移動量が変化し、特に、厚紙やOHPフィ
ルムを使用する場合には、プラテンの径がその厚み分だ
け太くなったのと同じになり、副走査方向の移動量が普
通紙に比べて多くなる。
【0062】そこで、例えば表1に示すように厚みが
0.5mm未満の専用紙や普通紙を用いる場合には重ね領
域のドット数を3ドットにし、厚みが0.5mm以上の厚
紙やOHPフィルムを用いる場合には重ね領域のドット
数を4ドットにする、というように記録媒体の厚みに応
じて重ね領域のドット数を異ならせることで、白スジを
拡散し、濃度ムラのない高画質の画像を形成することが
できる。
【0063】
【表1】
【0064】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1のインク
ジェット記録装置によれば、混成インターレース方式で
記録媒体先端部から中間部に対する印写を行うととも
に、N回目(Nは整数で、N≧1)の主走査時に印写す
る領域と、(N+k)回目の主走査時に印写する領域の
一部を重ねて、この重ね領域のドットを前記N回目及び
(N+k)回目のいずれかで印写する構成としたので、
記録ノズル列の端部の繋ぎ目に発生するスジ状の濃度ム
ラを拡散して、画像品質を向上することができる。
【0065】請求項2のインクジェット記録装置によれ
ば、混成インターレース方式で記録媒体中間部から後端
部に対する印写を行うとともに、N回目(Nは整数で、
N≧1)の主走査時に印写する領域と、(N+k)回目
の主走査時に印写する領域の一部を重ねて、この重ね領
域のドットを前記N回目及び(N+k)回目のいずれか
で印写する構成としたので、記録ノズル列の端部の繋ぎ
目に発生するスジ状の濃度ムラを拡散して、画像品質を
向上することができる。
【0066】請求項のインクジェット記録装置によれ
ば、上記請求項1又は2のインクジェット記録装置にお
いて、記録ノズル列を各色毎に主走査方向に複数列有
し、重ね領域のドットをN回目及び(N+k)回目のい
ずれかで各色毎に異ならしめて印写するので、複数色の
濃度強調がなく、記録ノズル列の端部の繋ぎ目に発生す
るスジ状の濃度ムラを拡散して、画像品質を向上するこ
とができる。
【0067】請求項のインクジェット記録装置によれ
ば、上記請求項3のインクジェット記録装置において、
重ね領域のドットをN回目及び(N+k)回目のいずれ
で印写するかを乱数に基づいて決定するので、記録ノズ
ル列の端部の繋ぎ目に発生するスジ状の濃度ムラを一層
拡散することができて、より画像品質を向上することが
できる。
【0068】請求項のインクジェット記録装置によれ
ば、上記請求項1ないし4のいずれかのインクジェット
記録装置において、重ね領域の記録ノズル数(ドット
数)を記録媒体の厚みに応じて変化させるので、記録媒
体の種類に係わらず、記録ノズル列の端部の繋ぎ目に発
生するスジ状の濃度ムラを一層拡散することができて、
より画像品質を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用するインクジェット記録装置の機
構部の概要を示す要部斜視図
【図2】同インクジェット記録装置の記録ヘッドの一例
を示す概略斜視説明図
【図3】同記録ヘッドの要部拡大断面図
【図4】同インクジェット記録装置の制御部のブロック
【図5】ラスタフィード印写方式の説明に供する説明図
【図6】1/3インタレース印写方式の説明に供する説
明図
【図7】本発明の印写方式の説明に供する説明図
【図8】本発明の他の印写方式の説明に供する説明図
【図9】同じく他の印写方式の説明に供する説明図
【図10】インタレース印写方式の説明に供する説明図
【図11】図11のインタレース印写で誤差が発生した
状態を説明する説明図
【図12】本発明の第実施例の説明に供する説明図
【図13】図10乃至図12の説明に供する印写ドット
パターンの濃度測定結果を示す説明図
【図14】本発明の第実施例の説明に供する重ね領域
のドットのパターン説明図
【図15】同実施例の説明に供する印写ドットパターン
の濃度測定結果を示す説明図
【図16】本発明の第実施例の説明に供する重ね領域
のドットのパターン説明図
【図17】本発明の第実施例の説明に供する重ね領域
のドットのパターン説明図
【図18】同実施例の説明に供する印写ドットパターン
の濃度測定結果を示す説明図
【図19】本発明の第実施例の説明に供する重ね領域
のドットのパターン説明図
【図20】同実施例の説明に供する印写ドットパターン
の濃度測定結果を示す説明図
【図21】本発明の第実施例の説明に供する機構部の
拡大説明図
【符号の説明】
3…キャリッジ、4…記録ヘッド、5…記録媒体、6…
プラテン、8…副走査モータ、18…主走査モータ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41J 2/01 B41J 2/045 B41J 2/055

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 副走査方向に配列した複数の記録ノズル
    からなる記録ノズル列を有する記録ヘッドと、記録媒体
    を副走査方向に移動させる手段とを備え、前記記録ヘッ
    ドと記録媒体とを相対移動させて画像を記録するインク
    ジェット記録装置において、前記記録ヘッドの副走査方
    向の記録ノズル間隔をDとし、前記記録ノズル間隔Dの
    間をk回(kは整数で、k≧2)主走査することでD/
    kの解像度で画像を記録するとき、前記記録媒体先端部
    の印写開始から(k−1)回目までの副走査移動量をD
    /kとして、前記記録媒体先端部に対する印写を行い、
    k回目以降の副走査移動量を(m+1/k)D(mは整
    数で、m≧1)として、前記記録媒体中間部に対する印
    写を行うと共に、N回目(Nは整数で、N≧1)の主走
    査時に印写する領域と、(N+k)回目の主走査時に印
    写する領域の一部を重ねて、この重ね領域のドットを前
    記N回目及び(N+k)回目のいずれかで印写すること
    を特徴とするインクジェット記録装置。
  2. 【請求項2】 副走査方向に配列した複数の記録ノズル
    からなる記録ノズル列を有する記録ヘッドと、記録媒体
    を副走査方向に移動させる手段とを備え、前記記録ヘッ
    ドと記録媒体とを相対移動させて画像を記録するインク
    ジェット記録装置において、前記記録ヘッドの副走査方
    向の記録ノズル間隔をDとし、前記記録ノズル間隔Dの
    間をk回(kは整数で、k≧2)主走査することでD/
    kの解像度で画像を記録するとき、前記記録媒体後端部
    の印写最終副走査から(k−1)回前までの副走査移動
    量をD/kとして、前記記録媒体後端部に対する印写を
    行い、前記印写最終副走査からk回前までの副走査移動
    量を(m+1/k)(mは整数で、m≧1)として、前
    記記録媒体中間部に対する印写を行うと共に、N回目
    (Nは整数で、N≧1)の主走査時に印写する領域と、
    (N+k)回目の主走査時に印写する領域の一部を重ね
    て、この重ね領域のドットを前記N回目及び(N+k)
    回目のいずれかで印写することを特徴とするインクジェ
    ット記録装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載のインクジェット
    記録装置において、前記記録ノズル列を各色毎に主走査
    方向に複数列有し、前記重ね領域のドットを前記N回目
    及び(N+k)回目のいずれかで各色毎に異ならしめて
    印写することを特徴とするインクジェット記録装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載のインクジェット記録装
    置において、前記重ね領域のドットをN回目及び(N+
    k)回目のいずれで印写するかを乱数に基づいて決定す
    ることを特徴とするインクジェット記録装置。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれかに記載のイ
    ンクジェット記録装置において、前記重ね領域の記録ノ
    ズル数を前記記録媒体の厚みに応じて変化させることを
    特徴とするインクジェット記録装置。
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