JP3531277B2 - 車両用交流発電装置及びその制御方法 - Google Patents

車両用交流発電装置及びその制御方法

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JP3531277B2
JP3531277B2 JP09826095A JP9826095A JP3531277B2 JP 3531277 B2 JP3531277 B2 JP 3531277B2 JP 09826095 A JP09826095 A JP 09826095A JP 9826095 A JP9826095 A JP 9826095A JP 3531277 B2 JP3531277 B2 JP 3531277B2
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    • H02P9/14Arrangements for controlling electric generators for the purpose of obtaining a desired output by variation of field
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    • H02P9/30Arrangements for controlling electric generators for the purpose of obtaining a desired output by variation of field using discharge tubes or semiconductor devices using semiconductor devices
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
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    • HELECTRICITY
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ランデル型界磁極を有
する車両用交流発電機を有する車両用交流発電装置及び
その制御方法に関し、特にその電磁力脈動及びそれに伴
う電磁騒音の低減に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のランデル型界磁極を有する車両用
発電機は、発電した三相交流電圧をダイオードを構成素
子とする三相全波整流器を有し、この三相全波整流器で
整流した直流電流をバッテリや車両用電気負荷へ給電し
ている。しかしながら、上記した従来の車両用発電機で
は、各相の固定子巻線に流れる電機子電流が周期的変動
(周期的に電気子電流が遮断される期間が発生)するの
で、ランデル型界磁極の各部に作用する電磁力が脈動
し、その結果、この電磁力脈動の所定の周波数成分がラ
ンデル型界磁極の固有共振周波数に一致する場合に、大
きな振動、騒音が生じると問題があった。特に、この振
動、騒音は、車両用発電機の回転数が1500〜300
0rpmといった比較的他の騒音が少ないアイドル回転
範囲で生じ易く、搭乗者に感知され易い不利がある。ま
た、界磁束が大きくて鉄心の磁気飽和が生じている場合
に顕著となっている。
【0003】このような車両用発電機の電磁力脈動に伴
う振動、騒音を低減するために、従来は爪状のランデル
型界磁極に制振用のダンパリングを嵌装したり、ハウジ
ングの防音性能の向上を図ったりしているが、製造工程
の延長、構造の複雑化や大型大重量化及び単位重量当た
りの出力の低下を招くという新たな問題が生じていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明者ら
は、上述した電磁力脈動が各相の電機子電流の周期的変
動に起因することに着目し、電機子電流の周期的変動低
減により上述の振動、騒音の低減を実現できる可能性に
気が付いた。したがって、本発明は、電磁力脈動の低減
により振動や騒音の低減が可能な車両用交流発電装置を
提供することをその目的としている。
【0005】また、本発明は、製造工程の延長又は構造
の複雑化又は大型大重量化又は単位重量当たりの出力の
低下を防止しつつ振動や騒音を低減可能な車両用交流発
電装置及びその制御方法を提供することをその他の目的
としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の構成は、
バッテリに接続され、多相の固定子巻線及びランデル型
界磁極を有する車両用交流発電機と、前記固定子巻線か
ら出力される交流発電電圧を整流して出力する交直変換
手段と、前記発電機の回転速度に関連する物理量を検出
する回転速度検出手段と、前記発電機の電磁力脈動成分
の位相に関連する物理量を検出する位相検出手段と、前
記回転速度及び位相に関連する物理量に基づいて前記交
直変換手段を断続制御することにより、前記電磁力脈動
成分を抑圧可能な周波数及び位相を有する前記バッテリ
の放電電流を各相の前記固定子巻線にそれぞれ通電する
制御手段とを備えることを特徴とする車両用交流発電装
置である。
【0007】本発明の第2の構成は、上記第1の構成に
おいて更に、前記バッテリの放電電流の基本周波数は、
相数をm、極数をp、毎秒回転数をnとした場合、m・
p・nであることを特徴としている。本発明の第3の構
成は、上記第1又は第2の構成において更に、前記制御
手段が、前記交直変換手段を制御して各相の前記電機子
電流を連続通電させるものであることを特徴としてい
る。
【0008】本発明の第4の構成は、上記第1乃至第3
のいずれかの構成において更に、前記位相検出手段が、
前記固定子巻線の電機子電圧を検出するものであり、前
記制御手段が、前記電機子電圧に基づいて前記交直変換
手段を制御して前記バッテリの放電電流の通電を制御す
るものであることを特徴としている。本発明の第5の構
成は、上記第1乃至第4のいずれかの構成において更
に、前記制御手段が、前記界磁極に巻装される界磁コイ
ルに通電される界磁電流が所定値以上かどうかを判定す
るとともに、前記界磁電流が所定値以上の場合に前記交
直変換手段を制御して前記バッテリの放電電流の通電を
実行するものであることを特徴としている。
【0009】本発明の第6の構成は、上記第1乃至第5
のいずれかの構成において更に、前記交直変換手段が、
高位直流電源端と前記m相の固定子巻線の出力端とを個
別に接続する半導体スイッチング素子からなるハイサイ
ドスイッチと、前記高位直流電源端より低電位に設定さ
れる低位直流電源端と前記各相の固定子巻線の出力端と
を個別に接続する半導体スイッチング素子からなるロー
サイドスイッチとを有する正逆両方向通電開閉回路から
なることを特徴としている。
【0010】本発明の第7の構成は、上記第6の構成に
おいて更に、前記制御手段が、前記固定子巻線の出力端
の電位が前記高位直流電源端の電位以上となる時点近傍
で前記固定子巻線の出力端に接続される前記ハイサイド
スイッチをオンし、前記固定子巻線の出力端の電位が前
記低位直流電源端の電位以下となる時点近傍で前記固定
子巻線の出力端に接続される前記ローサイドスイッチを
オンするものであることを特徴としている。
【0011】本発明の第8の構成は、上記第6の構成に
おいて更に、前記制御手段が、前記固定子巻線の出力端
の電位が前記低位直流電源端の電位以上となってから所
定期間経過後、前記ハイサイドスイッチをオンし、前記
固定子巻線の出力端の電位が前記高位直流電源端の電位
以下となってから所定期間経過後、前記ローサイドスイ
ッチをオンするものであることを特徴としている。
【0012】本発明の第9の構成は、上記第7又は第8
の構成において更に、前記制御手段が、前記固定子巻線
の出力端の電位が前記高位直流電源端の電位以下となっ
てから所定期間経過後、前記ハイサイドスイッチをオフ
し、前記固定子巻線の出力端の電位が前記低位直流電源
端の電位以上となってから所定期間経過後、前記ローサ
イドスイッチをオフするものであることを特徴としてい
る。
【0013】本発明の第10の構成は、上記第7の構成
において更に、前記ハイサイドスイッチ及びローサイド
スイッチがSiCーMOSFETからなることを特徴と
している。本発明の第11の構成は、バッテリに接続さ
れ、ランデル型界磁極を有する車両用交流発電機と、固
定子巻線から出力される交流発電電圧を整流して出力す
る交直変換手段とを備える車両用交流発電装置の制御方
法において、発電機の回転速度及び電磁力脈動成分の位
相に関連する物理量を検出し、検出した前記回転速度及
び位相に関連する物理量に基づいて前記交直変換手段を
断続制御することにより、前記電磁力脈動成分を抑圧可
能な周波数及び位相を有する前記バッテリの放電電流を
各相の前記固定子巻線にそれぞれ通電することを特徴と
する車両用交流発電装置の制御方法である。
【0014】
【作用及び発明の効果】本発明の第1又は第11の構成
では、ランデル型界磁極を有する車両用発電機の発電を
制御するにあたって、発電機の電磁力脈動成分の周波数
及びその位相に関する物理量を検出し、この周波数及び
位相に基づいて電磁力脈動成分を抑圧する位相及び周波
数を有するバッテリの放電電流(逆電流という)を各相
の固定子巻線にそれぞれ通電する。なお、逆電流は電機
子電圧の向きと逆の向きに(すなわち、高位直流電源端
から固定子巻線に電流が流れ込み、低位直流電源端から
電流が流れ出す向き)電機子電流として通電される。こ
のようにすれば、発電機の電磁力脈動を低減できるの
で、この電磁力脈動に起因する発電機の振動や騒音を低
減することができる。
【0015】なお、このように逆電流を通電制御すると
いうことは、具体的には、ランデル型界磁極を有する車
両用交流発電機(いわゆるオルタネータ)の固定子巻線
から流れ出す発電電流が0になった後の所定期間に、固
定子巻線に流れ込む向きの電流(逆電流)を通電させ、
また、固定子巻線に流れ込む発電電流が0になった後の
所定期間に、固定子巻線から流れ出す向きの電流(逆電
流)を通電させることである。なお、上記所定期間と
は、任意の相の電機子電流の電気角度2πである1周期
における第1の所定位相角度位置から第2の所定位相角
度位置までの期間をいう。
【0016】本発明の第2の構成では、上記第1の構成
において更に、前記逆電流の基本周波数が、m・p・n
である。上記電磁力脈動成分の基本周波数はm・p・n
であるので、電磁力脈動を充分に低減できる。本発明の
第3の構成では、上記第1又は第2の構成において更
に、各相の前記電機子電流を連続通電させる。言い換え
れば、正から負に変化する瞬間又は負から正に変化する
瞬間を除いて各相の電機子電流の遮断を禁止する。この
ようにすれば、上記した電磁力脈動を低減でき、それに
より発電機の振動や騒音を低減することができる。
【0017】すなわち、固定子と回転子との間に空間的
に分布してこれら両者間に作用する作用する電磁力は、
爪状界磁極すなわちランデル型界磁極と空間的に分布し
てこのランデル型界磁極と電磁相互作用する電機子電流
との間に作用するので、この電磁力が脈動するのは、電
機子電流が正逆両方向通電開閉回路(インバータ回路)
を構成するハイサイドスイッチやローサイドスイッチの
断続により急変するのが原因である。したがって、この
ような電機子電流の急激な遮断または急激な給電を抑止
又は禁止すれば、上記した電磁力脈動を低減でき、それ
により発電機の振動や騒音を低減することができる。
【0018】本発明の第4の構成では、上記第1乃至第
3のいずれかの構成において更に、固定子巻線の電圧
(電機子電圧ともいう)を検出し、それに基づいて上述
した電磁力脈動成分の位相に対応する電機子電流の急変
期間(遮断期間)を検出し、それに基づいてこの急変期
間に上記バッテリの放電電流を流して電磁力脈動を抑圧
する。このようにすれば、電機子電流が急減又は急増し
ないように簡単に制御を行うことができ、電磁力脈動を
低減することができる。
【0019】本発明の第5の構成では、上記第1乃至第
4のいずれかの構成において更に、界磁極に巻装される
界磁コイルに通電される界磁電流が所定値以上の場合に
前記逆相電機子電流の通電を実行する。すなわち、電磁
力脈動は界磁電流が大きく磁気回路の飽和度が高いほど
顕著となるので、騒音、振動が相対的に小さい界磁電流
が小さい場合には逆電流(バッテリの放電電流)の通電
を実施せず、エネルギー効率の向上を図る。
【0020】本発明の第6の構成では、上記第1乃至第
5のいずれかの構成において更に、前記交直変換手段が
半導体スイッチング素子からなるハイサイドスイッチ及
びローサイドスイッチを有する正逆両方向通電開閉回路
(インバータ回路)からなるので、なんらこのインバー
タ回路の構造を複雑化することなく、上記逆電流を通電
することができる。
【0021】本発明の第7の構成では、上記第6の構成
において更に、ハイサイドスイッチ及びローサイドスイ
ッチのオン制御を以下の如く行う。まず、固定子巻線の
出力端の電位が高位直流電源端の電位を超える時点近傍
で上記任意の一相の固定子巻線の出力端に接続されるハ
イサイドスイッチをオンする。これにより、任意の一相
の固定子巻線からこのハイサイドスイッチを通じて電流
が流れ出す。
【0022】また、固定子巻線の出力端の電位が低位直
流電源端の電位以下となる時点近傍で固定子巻線の出力
端に接続されるローサイドスイッチをオンする。これに
より、電流がローサイドスイッチを通じてこの固定子巻
線へ流れ込む。本発明の第8の構成では、上記第6の構
成において更に、ハイサイドスイッチ及びローサイドス
イッチのオン制御を以下の如く行う。
【0023】固定子巻線の出力端の電位が高位直流電源
端の電位を下回る時点から所定時間遅延した時点でこの
相の固定子巻線の出力端に接続されるローサイドスイッ
チをオンする。これにより、任意の一相の固定子巻線へ
このローサイドスイッチから電流が流れ込む。特に、こ
のオン方式によれば、この固定子巻線の出力端と高位直
流電源端とがハイサイドスイッチを通じて導通している
場合でも、この相のローサイドスイッチをオンするタイ
ミングを決定することができ、同一相のハイサイドスイ
ッチとローサイドスイッチとを交互に断続制御する場合
に好適である。
【0024】また、固定子巻線の出力端の電位が低位直
流電源端の電位以上となってから所定期間経過後、この
相の固定子巻線の出力端に接続されるハイサイドスイッ
チをオンする。これにより、任意の一相の固定子巻線か
らこのハイサイドスイッチを通じて電流が流れ出す。特
に、このオン方式によれば、この固定子巻線の出力端と
高位直流電源端とがローサイドスイッチを通じて導通し
ている場合でも、この相のハイサイドスイッチをオンす
るタイミングを決定することができ、同一相のハイサイ
ドスイッチとローサイドスイッチとを交互に断続制御す
る場合に好適である。
【0025】本発明の第9の構成では、上記第7又は8
の構成において更に、ハイサイドスイッチ及びローサイ
ドスイッチのオフ制御を以下の如く行う。固定子巻線の
出力端の電位が高位直流電源端の電位を下回る時点から
所定時間遅延した時点で上記任意の一相の固定子巻線の
出力端に接続されるハイサイドスイッチをオフする。こ
れにより、この所定時間の間、逆電流が流れる。 固定
子巻線の出力端の電位が低位直流電源端の電位以上とな
ってから所定期間経過後、このローサイドスイッチをオ
フする。これにより、上記所定の期間の間、逆電流が流
れる。このようにしてハイサイドスイッチ及びローサイ
ドスイッチが断続制御すれば、各スイッチの制御を容易
かつ正確なタイミングで実現することができる。
【0026】更に、この断続制御の作用効果を以下に説
明する。まず、固定子巻線へ流入する向きに逆相電流で
ある相電流が上記所定時間(例えば第5図における
2 )だけ流れる。この所定時間T2 が終了した時点t
1 ’において、上記逆相電流が通電されてない場合に
は、相電圧は通常、低位直流電源端の電圧(図1では0
V)より大きい値であり、ローサイドスイッチ又は、こ
のロードスイッチと並列接続されたダイオードはオンせ
ず、時点t1 ’後、電機子電流が遮断される。
【0027】しかし、所定時間T2 の間、ハイサイドス
イッチから固定子巻線へ逆相電流を流入させると、時点
1 ’におけるハイサイドスイッチのオフ時に各固定子
巻線に発生する逆起電力がこの相の固定子巻線の出力端
の電位すなわちこの相の相電圧を低下させる向きに発生
し、この逆起電力の分だけ相電圧が低下して相電圧Va
が低位直流電源端の電位より低下し、その結果として、
ローサイドスイッチ又は、このローサイドスイッチと並
列接続されたダイオードがオンし、電機子電流は遮断さ
れず、連続通電されて、電機子電流の変動が抑止され、
電磁力脈動を低減できる。
【0028】また、逆電流非給電時には流れない所定時
間T2 の間の逆電流により固定子巻線に電磁エネルギが
蓄積され、この電磁エネルギが時点t1 ’以後に放出さ
れるため、発電能力が増加する効果もある。同様に、ロ
ーサイドスイッチを流れる電流が固定子巻線へ流入する
向きからそれから流出する向きへ変化した時点から所定
時間遅延してからこのローサイドスイッチを遮断する。
このようにすれば、上記説明と同じ作用及び効果により
電機子電流の変動が抑止されて、電磁力脈動を低減でき
る。
【0029】本発明の第10の構成では、上記第6構成
において更に、ハイサイドスイッチ及びローサイドスイ
ッチをSiCーMOSFETで構成する。このようにす
れば、SiCーMOSFETの高耐圧性及び低オン抵抗
により低損失化を図ることができる。なお、上述した所
定時間(逆電流給電時間)の最大値は回転数に依存する
最長時間(最大遅延時間)をもつことは容易にわかる。
また、この最大遅延時間は各相の電機子電流の1周期
(電気角2π)が回転数に応じて変化するため、回転数
の増減に比例的に変化することもわかる。更に、回転数
の増大とともに各相の発電電圧の立ち上がりが早くなる
ので、回転数が増大すると、最大遅延時間は更に一層短
縮される。したがって、最大遅延時間(最長逆電流給電
期間)と回転数との関係を示すマップを予め制御回路に
記憶しておき、この制御回路に回転数を導入してこの回
転数に対して最大遅延時間を求めるとともに、算出遅延
時間がこの最大遅延時間を超える場合には遅延時間をこ
の最大遅延時間に固定することができる。
【0030】
【実施例】本発明の車両用交流発電装置の一実施例を図
1に示すブロック図及び図2に示す三相同期発電機10
0の断面図を参照して説明する。この車両用交流発電装
置は、図1に示すようにランデル型界磁極を有する車両
用三相同期発電機(オルタネータ)100と、その交流
発電電流を整流する三相全波整流器(本発明でいう正逆
両方向通電開閉回路(インバータ回路))11と、界磁
電流制御用のレギュレータ71と三相全波整流器11制
御用のコントローラ(本発明でいう制御手段)7とから
なる。
【0031】三相同期発電機100は、図2に示すよう
に、ドライブフレーム1及びリアフレーム2を有し、ド
ライブフレーム1及びリアフレーム2は軸受3a、3b
を介してロータ4を回転自在に支持している。ドライブ
フレーム1にはロータ4の外周を囲包してステータ5が
固定され、ステータ5の固定子巻線(電機子コイル)5
a〜5cで生じた発電電流はMOSFETで構成された
整流器11により整流される。ロータ4の界磁コイル4
cに通電される界磁電流はレギュレータ71により制御
され、ロータ4のポールコア4eの両端には冷却用ファ
ン4a、4bが取り付けられている。この三相同期発電
機100では、良く知られているように、レギュレータ
71から界磁コイル4cへ必要な界磁電流を通電し、プ
ーリ8を介しエンジン(図には表示せず)によりロータ
4を回転することにより、ステータ5の内周側に回転磁
界が発生し電機子コイル5a〜5cに三相交流電圧が誘
導される。抵抗rは界磁電流を検出するための挿入低抵
抗であり、その電圧降下はコントローラ7に入力され
る。なお、レギュレータ71内の界磁電流制御用のスイ
ッチングトランジスタ71aのデューティ比により界磁
電流を推定することも可能である。
【0032】コントローラ7は、マイコンを内蔵し、バ
ッテリ電圧VBを所定の発電電圧値に一致するよう界磁
電流Ifの導通率をPWM制御するとともに、各相の電
機子コイル5a、5b、5cの出力電圧及びバッテリ電
圧VBに基づいてゲート制御信号電圧Ga〜Gfを形成
し、これらゲート制御信号電圧Ga〜Gfを各SiC−
MOSFET11a〜11fのゲート電極に個別に印加
する。
【0033】レギュレータ71は、バッテリ電圧VBを
一定とするために、バッテリ電圧VBと一定の参照電圧
とを比較してその比較結果により界磁電流制御用のスイ
ッチングトランジスタの導通を制御するものであるが、
周知であるのでその説明は省略する。三相全波整流器1
1は、図1に示すように、SiC−MOSFET11a
〜11fを三相ブリッジ接続したインバータ回路からな
る。三相全波整流器11の高位直流出力端はバッテリ9
の高位端及び電気負荷10の一端に接続され、三相全波
整流器11の低位直流出力端はバッテリ9の低位端及び
電気負荷10の他端とともに接地されている。MOSF
ET11a〜11cはハイサイドスイッチであり、MO
SFET11d〜11fはローサイドスイッチであり、
VBはバッテリ電圧である。
【0034】三相全波整流器11のa相の相インバータ
回路を図3を参照して説明する。ハイサイドスイッチで
あるMOSFET11a及びローサイドスイッチである
MOSFET11dはそれぞれNチャンネルタイプであ
り、互いに直列接続されている。MOSFET11a
は、発電時のドレイン領域である電機子コイル側のN型
領域と、その発電時のソース領域であるバッテリ側のN
型領域と、ゲート電極114a直下のPウエル領域とを
有し、これらN型領域とPウエル領域との間のPN接合
が寄生ダイオード112aを形成している。MOSFE
T11aの寄生ダイオード112a及びMOSFET1
1dの寄生ダイオード112dは発電電流をバッテリ9
に給電する際の電流経路にもなる。他のMOSFET1
1b〜11fも上記MOSFET11aと同じ構造を有
している。
【0035】次に、三相全波整流器11の各MOSFE
T11a〜11fの開閉タイミングについて、説明す
る。 (電磁力脈動非抑圧モード)まず、逆電流給電を実施し
ない場合を説明する。図4は電機子コイル5aの相電圧
Vaのタイミングチャートを示す。
【0036】相電圧Vaを出力するa相のハイサイドス
イッチであるMOSFET11aの制御は以下のように
行われる。そのターンオンは、電機子コイル5aの相電
圧Vaがバッテリ電圧VB及び他の相電圧Vb、Vcよ
り高いかどうかを調べ、高い場合にオンする。ターンオ
フは相電圧Vaがバッテリ電圧VBより低くなった時点
に行う。他の相のハイサイドスイッチであるMOSFE
T11b、11cの開閉制御も同じように行う。
【0037】次に、a相のローサイドスイッチであるM
OSFET11dの制御は以下のように行われる。その
ターンオンは、電機子コイル5aの相電圧Vaが接地電
圧VEより低いかどうかを調べ、低い場合にオンする。
ターンオフは相電圧Vaが接地電圧より高くなった時点
に行う。他の相のローサイドスイッチであるMOSFE
T11e、11fの開閉制御も同じように行う。
【0038】(電磁力脈動抑圧モード)次に、逆電流給
電を実施する場合を説明する。ただし、本実施例では、
各相の相インバータ回路は各々、MOSFET(ハイサ
イドスイッチ)11a〜11c及びMOSFET(ロー
サイドスイッチ)11d〜11fが交互にオンするもの
とする。すなわち、固定子巻線5aはMOSFET11
a、11dのどちらかにより高位直流電源端又は低位直
流電源端のどちらかに接続され、固定子巻線5bはMO
SFET11b、11eのどちらかにより高位直流電源
端又は低位直流電源端のどちらかに接続され、固定子巻
線5cはMOSFET11c、11fのどちらかにより
高位直流電源端又は低位直流電源端のどちらかに接続さ
れているものとする。
【0039】電機子コイル5aの相電圧Vaのタイミン
グチャートを示す図5をa相のハイサイドスイッチ11
a及びローサイドスイッチ11dの開閉制御について説
明する。ハイサイドスイッチ11aのターンオンは、電
機子コイル5aの相電流が負から正になる(流出し始め
る)時点t2 よりT4 (=T2 )だけ遅れた時点t0
実施され、他のハイサイドスイッチである各MOSFE
T11b、11cのターンオンタイミングも同様であ
る。具体的には、ハイサイドスイッチ11aがオンして
いない期間にはローサイドスイッチ11dがオンしてい
るので、このローサイドスイッチ11dの両端電位(ソ
ース電位・ドレイン電位)が等しくなる場合より所定時
間T4 だけ遅れた時点t0 にハイサイドスイッチ11a
をオンし、ローサイドスイッチ11dをオフすればよ
い。
【0040】一方、ローサイドスイッチ11dのターン
オンは、電機子コイル5aの相電流が正から負になる
(流入し始める)時点t1 よりT2 (=T4 )だけ遅れ
た時点t1 ’に実施され、他のローサイドスイッチであ
る各MOSFET11e、11fのターンオンタイミン
グも同様である。具体的には、ローサイドスイッチ11
dがオンしていない期間にはハイサイドスイッチ11a
がオンしているので、このハイサイドスイッチ11aの
両端電位(ソース電位・ドレイン電位)が等しくなる場
合より所定時間T2 だけ遅れた時点t1 ’にローサイド
スイッチ11dをオンし、ハイサイドスイッチ11aを
オフすればよい。
【0041】このようにすれば、ハイサイドスイッチ1
1a及びローサイドスイッチ11dのターンオフ時点の
遅延により逆電流(発電電流とは逆にハイサイドスイッ
チ11aを通じて電機子コイル5aに流れ込み、ローサ
イドスイッチ11dを通じて電機子コイル5aから流出
する電流)がバッテリ9から各電機子コイル5a、5
b、5cに給電され、結果的にm・p・nなる基本周波
数をもつ電磁力脈動と同一周波数の逆電流が発電機へ供
給される。これにより後述するように電磁力脈動を低減
して振動、騒音を低減することができる。
【0042】詳しく説明すると、図5に示す本実施例の
オルタネータの電機子電流の波形は図4に示す従来のオ
ルタネータの電機子電流の波形に比較して格段に正弦波
に近く、そのためにこれら正弦波により近い三相電機子
電流により形成される回転磁界の回転速度は安定とな
り、回転磁界の等価中心と界磁極(ポールコア)4eの
磁極中心との距離の変動に強い相関関係を有する電磁力
脈動は大幅に低減されることがわかる。図5の電磁力脈
動抑圧モードで運転した場合の騒音レベルと回転数との
関係を示す実測値を図6に示す。なお、破線は同じ条件
でただ三相全波整流器11をダイオードブリッジ構成と
したものであり、2400rpmで9dBの磁気音低減
が実現した。
【0043】この実施例の実際の制御を、図7〜図10
のフローチャートを参照して説明する。図7は発電回転
速度に対応する発電周期検出、鉄心飽和判定のための制
御動作を示すフロ−チャ−トである。まず、発電周期計
数用のカウンタを0にクリアし(100)、続いて各相
電圧の内の任意の1相電圧(例えばVa)を入力して
(102)、この相電圧Vaが0V(=VE )であるか
どうかを判定して、相電圧Vaのゼロクロス点を検出し
(104)、電圧Vaが0VでなければフラグFを0に
セットして(106)、ステップ122に飛び、0Vの
場合はフラグFが1かどうかを調べ(108)、1でな
ければステップ122に飛び、1であればフラグFを1
にセットして(110)、上記カウンタを停止し(11
2)、この時のカウント値を読み込む(114)。
【0044】なお、上記フラグFの使用はステップ10
4が実際には、相電圧Vaが0に近い所定範囲内かどう
かの判定であるので、Va=0Vと判定して1周したル
ーチンが再度Va=0Vと判定して1周期を極めて短く
判定するのを防止するためのものである。ステップ11
4で読み込まれたカウント値は、前回のゼロクロス点と
今回のゼロクロス点との間の時間間隔、すなわち発電周
期To の半分の周期となる。このカウント値の2倍の値
を周期To としてメモリに格納し(116)、カウンタ
を0にリセットして再びカウンタをオンさせる(11
8)。次に、上記周期To に基づいて逆相電流通電期間
である遅延時間T2 =T4 を設定する。この実施例で
は、遅延時間T2 =T4 (図5参照)は、1周期の一定
割合に設定される。
【0045】次に、抵抗rの電圧降下信号に基づいて界
磁電流Ifを読み込み(122)、界磁電流Ifと回転
子が磁束飽和し始める所定の界磁電流値Ifrefとを
比較する(124)。本実施例では実験により常温冷時
の最大界磁電流値の60%をIfrefとして設定して
いる。124のステップで回転子鉄心が磁束飽和してい
ると判定た場合には、電機子電流制御モ−ド(電磁力脈
動抑圧モード)であるステップ300(図9)に進み、
否の場合には電機子電流非制御モ−ド(電磁力脈動非抑
圧モード)であるステップ200(図8)に進む。
【0046】図8のフローチャートにより、電磁力脈動
非抑圧モードを行うルーチンを説明する。まず、x相の
相電圧Vaがバッテリ電圧VBを超えるかどうかを調べ
(200)、超えればハイサイドスイッチ11aをオン
し(202)、以下であればハイサイドスイッチ11a
をオフする(204)。次に、x相の相電圧Vaがバッ
テリ低位端の電位である0Vより小さいかどうかを調べ
(206)、小さければローサイドスイッチ11dをオ
ンし(208)、小さくなければローサイドスイッチ1
1dをオフする(210)。
【0047】次に、y相の相電圧Vbがバッテリ電圧V
Bを超えるかどうかを調べ(212)、超えればハイサ
イドスイッチ11bをオンし(214)、以下であれば
ハイサイドスイッチ11bをオフする(216)。次
に、y相の相電圧Vbがバッテリ低位端の電位である0
Vより小さいかどうかを調べ(218)、小さければロ
ーサイドスイッチ11eをオンし(220)、小さくな
ければローサイドスイッチ11eをオフする(22
2)。
【0048】次に、z相の相電圧Vcがバッテリ電圧V
Bを超えるかどうかを調べ(224)、超えればハイサ
イドスイッチ11cをオンし(226)、以下であれば
ハイサイドスイッチ11cをオフする(228)。次
に、z相の相電圧Vcがバッテリ低位端の電位である0
Vより小さいかどうかを調べ(230)、小さければロ
ーサイドスイッチ11fをオンし(232)、小さくな
ければローサイドスイッチ11fをオフし(234)、
ステップ102へ進む。
【0049】次に、図9及び図10のフローチャートに
より、電磁力脈動抑圧モードを行うルーチンを説明す
る。なお、図9はゼロクロス点を判定するルーチンであ
り、図10はMOSFET11a〜11fを開閉制御す
るルーチンである。まず、このルーチンを実行するのが
初回か2回目以降かを判定するフラグF2が1かどうか
を調べ(290)、2回目以降(F2=1)であれば、
ステップ300に飛び、初回(F2=0)であれば、各
MOSFET11a〜11fの導通(オン)動作だけを
図8のルーチンを用いて行い(292)、フラグF2を
1にセットしてステップ300に進む(294)。な
お、フラグF2は電源電圧投入時に0にリセットされる
ものとする。
【0050】ステップ300では、まず、ローサイドス
イッチ11dがオンしている期間においてVaが0V以
上になったかどうかにより、ローサイドスイッチ11d
の電流すなわち電機子電流ixが負から正へ、すなわち
固定子巻線5aへ流入する向きから低位直流電源端(0
V)へ流出する向きに変化したかどうかを調べ、変化し
たら内蔵タイマdをスタートし(302)、変化してい
なければ、ハイサイドスイッチ11aがオンしている期
間においてVaがVB以下になったかどうかにより、ハ
イサイドスイッチ11aの電流すなわち電機子電流ix
が正から負へ、すなわち固定子巻線5aから高位直流電
源端へ流出する向きから固定子巻線5aへ流入する向き
に変化したかどうかを調べ(304)、変化したら内蔵
タイマaをスタートし(306)、変化しなければステ
ップ308へ進む。
【0051】ステップ308では、まず、ローサイドス
イッチ11eがオンしている期間においてVbが0V以
上になったかどうかにより、ローサイドスイッチ11e
の電流すなわち電機子電流iyが負から正へ、すなわち
固定子巻線5bへ流入する向きから低位直流電源端(0
V)へ流出する向きに変化したかどうかを調べ、変化し
たら内蔵タイマeをスタートし(310)、変化してい
なければ、ハイサイドスイッチ11bがオンしている期
間においてVbがVB以下になったかどうかにより、ハ
イサイドスイッチ11bの電流すなわち電機子電流iy
が正から負へ、すなわち固定子巻線5bから高位直流電
源端へ流出する向きから固定子巻線5bへ流入する向き
に変化したかどうかを調べ(312)、変化したら内蔵
タイマbをスタートし(314)、変化しなければステ
ップ316へ進む。
【0052】ステップ316では、まず、ローサイドス
イッチ11fがオンしている期間においてVcが0V以
上になったかどうかにより、ローサイドスイッチ11f
の電流すなわち電機子電流izが負から正へ、すなわち
固定子巻線5cへ流入する向きから低位直流電源端(0
V)へ流出する向きに変化したかどうかを調べ、変化し
たら内蔵タイマfをスタートし(318)、変化してい
なければ、ハイサイドスイッチ11cがオンしている期
間においてVcがVB以下になったかどうかにより、ハ
イサイドスイッチ11cの電流すなわち電機子電流iz
が正から負へ、すなわち固定子巻線5cから高位直流電
源端へ流出する向きから固定子巻線5cへ流入する向き
に変化したかどうかを調べ(320)、変化したら内蔵
タイマcをスタートし(322)、変化しなければステ
ップ400へ進む。
【0053】ステップ400では、タイマdがオーバー
したかどうかすなわち所定の遅延時間ΔT=T2 =T4
(図5参照)だけ経過したかどうかを調べ、オーバーし
ていなければ直接にステップ404に進み、オーバーし
ていれば、ローサイドスイッチ11dをオフし、ハイサ
イドスイッチ11aをオンし、タイマdを0にリセット
してからステップ404へ進む。
【0054】ステップ404では、タイマaがオーバー
したかどうかすなわち所定の遅延時間ΔT=T2 =T4
(図5参照)だけ経過したかどうかを調べ、オーバーし
ていなければ直接にステップ408に進み、オーバーし
ていれば、ローサイドスイッチ11dをオンし、ハイサ
イドスイッチ11aをオフし、タイマaを0にリセット
してからステップ408へ進む。
【0055】ステップ408では、タイマeがオーバー
したかどうかすなわち所定の遅延時間ΔT=T2 =T4
(図5参照)だけ経過したかどうかを調べ、オーバーし
ていなければ直接にステップ412に進み、オーバーし
ていれば、ローサイドスイッチ11eをオフし、ハイサ
イドスイッチ11bをオンし、タイマeを0にリセット
してからステップ412へ進む。
【0056】ステップ412では、タイマbがオーバー
したかどうかすなわち所定の遅延時間ΔT=T2 =T4
(図5参照)だけ経過したかどうかを調べ、オーバーし
ていなければ直接にステップ416に進み、オーバーし
ていれば、ローサイドスイッチ11eをオンし、ハイサ
イドスイッチ11bをオフし、タイマbを0にリセット
してからステップ416へ進む。
【0057】ステップ416では、タイマfがオーバー
したかどうかすなわち所定の遅延時間ΔT=T2 =T4
(図5参照)だけ経過したかどうかを調べ、オーバーし
ていなければ直接にステップ420に進み、オーバーし
ていれば、ローサイドスイッチ11fをオフし、ハイサ
イドスイッチ11cをオンし、タイマfを0にリセット
してからステップ420へ進む。
【0058】ステップ420では、タイマcがオーバー
したかどうかすなわち所定の遅延時間ΔT=T2 =T4
(図5参照)だけ経過したかどうかを調べ、オーバーし
ていなければ直接にステップ102に進み、オーバーし
ていれば、ローサイドスイッチ11fをオンし、ハイサ
イドスイッチ11cをオフし、タイマcを0にリセット
してからステップ102へ進む。
【0059】なお上記実施例では、各スイッチ11a〜
11fはそれぞれ180度期間だけオンするようにした
が、オン期間は180度未満としてもよい。この場合に
は、各相インバータ回路においてそれぞれハイサイドス
イッチ及びローサイドスイッチの両方がオフする期間が
生じるので、この場合には、以下のように制御を行えば
よい。
【0060】例えば、a相について説明すれば、ハイサ
イドスイッチ11a及びローサイドスイッチ11dがオ
フしている期間に、a相の固定子巻線5aの相電圧Va
がバッテリ電圧VBより高くなればハイサイドスイッチ
11aをオンする。一方、オンしたハイサイドスイッチ
11aのオフは、上記と同様に相電圧Vaがバッテリ電
圧VBより低くなってから所定の遅延時間ΔT後、実施
すればよい。
【0061】同様に、ハイサイドスイッチ11a及びロ
ーサイドスイッチ11dがオフしている期間に、相電圧
Vaが接地電位より低くなればローサイドスイッチ11
dをオンする。一方、オンしたローサイドスイッチ11
dのオフは、上記と同様に相電圧Vaが接地電圧0Vよ
り低くなってから所定の遅延時間ΔT後、実施すればよ
い。b、c相の制御も同じである。なお、上記素子開閉
制御はa相だけに行い、b、c相のスイッチ11b、1
1c、11e、11fの制御はa相スイッチングタイミ
ングを120度ずらして行うこともできる。
【0062】このようにすれば、励磁電流Ifを検出
し、鉄心の飽和を検出することで、騒音発生が大きい場
合にのみ逆方向電流を流し込むので、逆相電機子電流通
電による銅損増大を回避することができる。また、相電
圧Vaに基づいて回転数を検出することができ、その電
磁力脈動による振動、騒音が大きい回転数範囲を予め調
べておき、この回転数範囲においてのみ上記逆電流の通
電を実行することもできる。
【0063】また、電機子電流が0となる時点を検出す
れば、この時点と同期する電磁力リップルの開始点を検
出できるので、この電機子電流が0になる時点から所定
時間遅れてスイッチ11a〜11fのオン又はオフ時点
を決定することができる。次に、本実施例の効果を説明
する。図11は本実施例の電磁力脈動抑圧モードを実施
しない場合の各相の電機子電流と磁極爪(ポールコア)
4eに発生する電磁力の時間的変化を電気位相で示した
ものである。点線はダイオ−ド整流時の特性を示す。
【0064】図12の(a)、(b)、(c)は、同じ
く同一時刻の回転子位置と反作用起磁力分布を表したも
のであり、図13の(a)、(b)、(c)は電流の流
れ方を示したものである。100は合成起磁力分布であ
り、101はX相による反作用起磁力分布、102はY
相による反作用起磁力分布、103は逆相電機子電流に
よる反作用起磁力分布である。
【0065】本実施例では、各相インバータ回路におい
て、常にハイサイドスイッチ及びローサイドスイッチの
どちらかがターンオンしているので、各電機子電流I
x、Iy、Izは図5に示すように連続的に流れる。こ
の場合の反作用起磁力分布について、時刻t2の場合で
説明すると、ダイオ−ド整流時の電流I1に対し、逆方
向電流にI2が流し込まれることで、合成起磁力分布1
00は進行方向に移動し、回転子磁極の中心と合成起磁
力分布100の中心Pとの間隔は時刻t1、t3と同じ
δ1となる。すなわち、逆方向電流の注入によりスムー
ズな進行磁界が形成され、時刻によらず磁極に対する反
作用起磁力の相対位置は変化せず、一定となり、電磁力
リップルが低減される。したがって電磁力リップルに起
因する爪磁極4eの振動を抑制し、磁気音発生を低減す
ることができ、低騒音の車両用回転機を提供できる。こ
のため、大掛かりな防音壁や特殊工程を要さず出力性能
の低下、製品寸法の大型化を招くことなく電磁的な騒音
を減少することができる。なお、本実施例では、電機子
電圧で電機子電流を検出しているが、低抵抗をMOSF
ET11a〜11fと直列に接続するなどして電流を検
出してもよい。 以下、本実施例の作用効果について更
に詳しく説明する。
【0066】まず、従来の発電機の電磁騒音の発生メカ
ニズムについて解析する。図14はオルタネータの発電
電圧を従来のダイオ−ド整流器で整流した場合の200
0rpmでの各相の電機子電流と磁極爪に発生する電磁
力の時間的変化を電気位相で示したタイミングチャート
である。電磁力は電機子電流の一相分が0となっている
期間(電機子電流が遮断される期間)と同期して脈動を
発生していることが判明している。この電磁力リップル
は相数をm、極数をp、毎秒回転数nとした場合、m・
p・nの周波数となる。電磁力変動が開始する時刻をt
1、終了する時刻をt2、再び開始する時刻をt3とし
て、この時刻での回転子位置と電機子の反作用位置関係
を解析する。
【0067】図15の(a)、(b)、(c)は各時刻
の回転子位置と電機子の反作用起磁力分布を電機子位置
を固定し示したもので、横軸は電機子位置を電気角位相
で表している。ここで、起磁力反作用分布は正弦波と仮
定し、電機子反作用起磁力を示している。また図16の
(a)、(b)、(c)は各時刻での電流の流れ方を示
している。時刻t1〜t2では、Z相に電流が流れない
ため、X相による反作用起磁力分布101とY相による
反作用起磁力分布102とによってのみ合成起磁力10
0が作られる。また、X相に流れる電流IxとY相に流
れる電流Iyとは同じ電流となるため、合成起磁力10
0は同じ位置に滞まる。一方、回転子は一定速度で回転
するため、回転子磁極の中心と合成起磁力100の中心
Pとの間隔はδ1〜δ2 まで変化する。すなわち、磁極
に対する反作用起磁力の対向位置が変わるため、電磁力
が大きく減少してしまう。時刻t3では、a相とc相に
のみ電流が流れるためX相とZ相で作られる合成起磁力
となり、時刻t1に対しπ/m(3相の場合はπ/3)
だけ位相の進んだ位置となり再び中心の間隔はδ1とな
る。
【0068】以上のことから図14に示されるような電
機子電流遮断期間で電磁力が減少するノコギリ歯状のπ
/mの周期、m・p・nの周波数の電磁力リップルを発
生し、その波形が正弦波でないことから、この整数倍の
高周波成分を含んだ加振力を発生すると解析される。ま
た、爪状磁極4eの発生起磁力は鉄心が飽和してない場
合は、図17の様に中心を最大とする起磁力分布である
のに対し、鉄心が飽和した場合は図18の様に矩形波状
の起磁力分布となり、波形が歪むことから更に電磁力変
動は大きくなる。一般の設計手法で設計した場合、常温
冷時の最大励磁電流に対し、略60%以上の励磁電流を
加えた場合に鉄心は飽和し、騒音悪化の傾向が顕著であ
る。
【0069】一方、図19〜図21に示される爪状磁極
を有するランデル型界磁コア4は、電機子との間で発生
する電磁力が変動した際に、図21の点線で示されるよ
うに磁極爪4eが変形し、特に電磁力周波数と爪共振周
波数が一致した際に大きな振動を発生する。この磁極爪
の共振周波数は、Lを爪の長さ、aを爪の断面積、kは
定数、Iは断面2次モーメントとする場合に、
【0070】
【数1】f=kL-2(I/A)1/2 で示され、更に爪断面を直方体近似することで
【0071】
【数2】f=k’L-2(a/L) とすることができる。ここで、一般にポールコア形状は
磁路断面、コイルスペースを体格に応じ設計した場合相
似形状となるため(a/l)は一定値となる。したがっ
て、爪共振周波数は爪の長さlのみに依存し、0.6〜
1.6kwの車両用交流発電機を設計した場合、爪長さ
は20mm〜30mmの範囲となり磁極爪の共振周波数
は結果的に5000〜7000Hzの範囲となり、出力
性能を維持しつつこれを大きく変更することは困難であ
る。
【0072】例えば6000Hzの爪共振周波数を持つ
車両用交流発電機がE/G回転数に対応する1500〜
12000rpmで運転された場合、前記電磁力リップ
ルの周波数m・p・nは、3相、12極の場合900〜
7200Hzとなり、10000rpm(6000H
z)で爪共振が発生する。また、電磁力リップルが高周
波成分を含んでいることから、電磁力リップルの整数倍
が6000Hzとなる場合も爪共振が発生し、例えば、
2500rpm(1500Hz)、3333rpm(2
000Hz)、5000rpm(3000Hz)でも爪
共振周波数と電磁力周波数の整数倍とが一致し磁極爪が
激しく振動し大きな磁気音を発生させる。特に低速域で
は、発電電圧が低く電機子電流が遮断される期間が長く
なるため、電磁力リップルは大きくその発生音も大きく
なる。
【0073】上記の理由により、振動が大きくなる特定
の周波数範囲にて本実施例の電磁力脈動抑圧モードを選
択実施することも可能であり、またこの周波数範囲にて
他の周波数範囲より電磁力脈動抑圧モードを強化するこ
とも有効である。 (変形態様)上記実施例では、各スイッチ11a〜11
fの各部電位状態に基づいてスイッチングタイミングを
決定したが、それに限らず、たとえば、ロータの磁極位
置を検出する磁極位置検出器16を設け、このロータの
磁極位置に基づいてスイッチ11a〜11fの断続制御
を行ってもよい。
【0074】なお、上記説明では、三相同期発電機につ
いて説明したが、その代わりに三相以上の多相同期発電
機にも、本発明の逆電流給電方式の発電技術を採用でき
ることは、もちろんである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の車両用交流発電装置の一実施例を示す
ブロック図である。
【図2】図1の三相同期発電機100の断面図である。
【図3】図1の三相全波整流器11の1相分を示す等価
回路図である。
【図4】図1のMOSFET11a、11fのオンタイ
ミングを示す逆相電機子電流非通電時のタイミングチャ
ートである。
【図5】図1のMOSFET11a、11dのオンタイ
ミングを示す逆相電機子電流通電時のタイミングチャー
トである。
【図6】本実施例の電磁力脈動抑圧モード運転時と、従
来のダイオード整流時の騒音レベルと回転数との関係を
示す図である。
【図7】実施例1におけるコントローラ7の具体動作例
を示すフローチャートである。
【図8】実施例1におけるコントローラ7の具体動作例
を示すフローチャートである。
【図9】実施例1におけるコントローラ7の具体動作例
を示すフローチャートである。
【図10】実施例1におけるコントローラ7の具体動作
例を示すフローチャートである。
【図11】本実施例の逆相電機子電流通電時または非通
電時における電磁力脈動を示すタイミングチャートであ
る。
【図12】図11における各時点t1、t2、t3にお
ける反作用起磁力分布を示す図である。
【図13】図11における各時点t1、t2、t3にお
ける電機子電流の流れを示す図である。
【図14】従来のダイオード整流時における電磁力脈動
を示すタイミングチャートである。
【図15】図14における各時点t1、t2、t3にお
ける反作用起磁力分布を示す図である。
【図16】図14における各時点t1、t2、t3にお
ける電機子電流の流れを示す図である。
【図17】ポールコア4eの非飽和時の電磁力分布を示
す図である。
【図18】ポールコア4eの飽和時の電磁力分布を示す
図である。
【図19】ポールコア4eの模式側面図である。
【図20】ポールコア4eの模式正面図である。
【図21】ポールコア4eの振動状態を示す図である。
【符号の説明】
100は三相同期発電機、11a〜11fはMOSFE
T(半導体スイッチング素子)、11は三相全波整流
器、7はコントローラ(制御手段)、71はレギュレー
タ。
フロントページの続き (72)発明者 佐藤 博英 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 日本 電装株式会社内 (56)参考文献 特開 平4−210739(JP,A) 特開 平4−138030(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02P 9/30 F02P 1/08 301 H02J 7/14 H02J 7/24

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】バッテリに接続され、多相の固定子巻線及
    びランデル型界磁極を有する車両用交流発電機と、前記
    固定子巻線から出力される交流発電電圧を整流して出力
    する交直変換手段と、前記発電機の回転速度に関連する
    物理量を検出する回転速度検出手段と、前記発電機の電
    磁力脈動成分の位相に関連する物理量を検出する位相検
    出手段と、前記回転速度及び位相に関連する物理量に基
    づいて前記交直変換手段を断続制御することにより、前
    記電磁力脈動成分を抑圧可能な周波数及び位相を有する
    前記バッテリの放電電流を各相の前記固定子巻線にそれ
    ぞれ通電する制御手段とを備えることを特徴とする車両
    用交流発電装置。
  2. 【請求項2】前記バッテリの放電電流の基本周波数は、
    相数をm、極数をp、毎秒回転数をnとした場合、m・
    p・nである請求項の数1記載の車両用交流発電装置。
  3. 【請求項3】前記制御手段は、前記交直変換手段を制御
    して各相の前記電機子電流を連続通電させるものである
    請求項1又は2記載の車両用交流発電装置。
  4. 【請求項4】前記位相検出手段は、前記固定子巻線の電
    機子電圧を検出するものであり、前記制御手段は、前記
    電機子電圧に基づいて前記交直変換手段を制御して前記
    バッテリの放電電流の通電を制御するものである請求項
    1乃至3のいずれか記載の車両用交流発電装置。
  5. 【請求項5】前記制御手段は、前記界磁極に巻装される
    界磁コイルに通電される界磁電流が所定値以上かどうか
    を判定するとともに、前記界磁電流が所定値以上の場合
    に前記交直変換手段を制御して前記バッテリの放電電流
    の通電を実行するものである請求項1乃至4のいずれか
    記載の車両用交流発電装置。
  6. 【請求項6】前記交直変換手段は、高位直流電源端と前
    記m相の固定子巻線の出力端とを個別に接続する半導体
    スイッチング素子からなるハイサイドスイッチと、前記
    高位直流電源端より低電位に設定される低位直流電源端
    と前記各相の固定子巻線の出力端とを個別に接続する半
    導体スイッチング素子からなるローサイドスイッチとを
    有する正逆両方向通電開閉回路からなる請求項1乃至5
    記載の車両用交流発電装置。
  7. 【請求項7】前記制御手段は、 前記固定子巻線の出力端の電位が前記高位直流電源端の
    電位以上となる時点近傍で前記固定子巻線の出力端に接
    続される前記ハイサイドスイッチをオンし、 前記固定子巻線の出力端の電位が前記低位直流電源端の
    電位以下となる時点近傍で前記固定子巻線の出力端に接
    続される前記ローサイドスイッチをオンするものである
    請求項6記載の車両用交流発電装置。
  8. 【請求項8】前記制御手段は、 前記固定子巻線の出力端の電位が前記低位直流電源端の
    電位以上となってから所定期間経過後、前記ハイサイド
    スイッチをオンし、 前記固定子巻線の出力端の電位が前記高位直流電源端の
    電位以下となってから所定期間経過後、前記ローサイド
    スイッチをオンするものである請求項6記載の車両用交
    流発電装置。
  9. 【請求項9】前記制御手段は、 前記固定子巻線の出力端の電位が前記高位直流電源端の
    電位以下となってから所定期間経過後、前記ハイサイド
    スイッチをオフし、 前記固定子巻線の出力端の電位が前記低位直流電源端の
    電位以上となってから所定期間経過後、前記ローサイド
    スイッチをオフするものである請求項7又は8記載の車
    両用交流発電装置。
  10. 【請求項10】前記ハイサイドスイッチ及びローサイド
    スイッチはSiCーMOSFETからなる請求項6記載
    の車両用交流発電装置。
  11. 【請求項11】バッテリに接続され、ランデル型界磁極
    を有する車両用交流発電機と、固定子巻線から出力され
    る交流発電電圧を整流して出力する交直変換手段とを備
    える車両用交流発電装置の制御方法において、 発電機の回転速度及び電磁力脈動成分の位相に関連する
    物理量を検出し、 検出した前記回転速度及び位相に関連する物理量に基づ
    いて前記交直変換手段を断続制御することにより、前記
    電磁力脈動成分を抑圧可能な周波数及び位相を有する前
    記バッテリの放電電流を各相の前記固定子巻線にそれぞ
    れ通電することを特徴とする車両用交流発電装置の制御
    方法。
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