JP3521867B2 - 手振れ表示装置 - Google Patents

手振れ表示装置

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JP3521867B2
JP3521867B2 JP2000330860A JP2000330860A JP3521867B2 JP 3521867 B2 JP3521867 B2 JP 3521867B2 JP 2000330860 A JP2000330860 A JP 2000330860A JP 2000330860 A JP2000330860 A JP 2000330860A JP 3521867 B2 JP3521867 B2 JP 3521867B2
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lens
camera
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末之 大石
佐藤  進
英也 井上
彰 片山
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カメラに配置さ
れ、手振れ量に関する情報を表示する手振れ表示装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、撮影レンズが着脱可能で防振機能
を有するカメラとして、手振れを検出し、その検出量に
基づき防振用レンズをシフトさせ手振れを抑えるものが
知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
カメラでは、装着するレンズの種類によって手振れの許
容できる量が異なるものがあるため、そのレンズで手振
れ量をどれくらいに抑えて撮影したらいいのか、また、
撮影後、その撮影時の手振れ量がその装着されているレ
ンズの手振れ量の許容値範囲内であるのか等について撮
影者が知ることができないという問題があった。
【0004】本発明は、かかる従来の問題点を解決する
ためになされたもので、手振れ量に関する情報を撮影者
に知らせることのできる手振れ表示装置を提供すること
を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の手振れ表示装
置は、カメラ本体に着脱可能に装着された撮影レンズ
が、このレンズに適する手振れ量許容値を示すデータを
有しているか否かを判断する判断手段(例えば、図4の
ステップS204)と、前記判断手段により手振れ量許
容値を示すデータを有さない撮影レンズが装着されてい
ると判断された時に、予め定められた所定の手振れ量許
容値を表示し(例えば、図4のステップS205)、一
方、手振れ量許容値を示すデータを有する撮影レンズが
装着されていると判断された時に、この撮影レンズが有
している手振れ量許容値を示すデータを基に手振れ量許
容値を表示する表示手段(例えば、図4のステップS2
06)とを有するものである。
【0006】請求項2の手振れ表示装置は、請求項1に
おいて、カメラ本体に着脱可能な撮影レンズが、前記カ
メラ本体に装着されているか否かを判別する装着判別手
段(例えば、図4のステップS202)と、前記装着判
別手段により前記カメラ本体に前記撮影レンズが装着さ
れていないと判別されると、前記表示手段の表示を消灯
する消灯手段(例えば、図4のステップS208)とを
有するものである。
【0007】請求項3の手振れ表示装置は、カメラ本体
またはカメラ本体に設けられた撮影レンズの変位量であ
る手振れ量を表示する手振れ量表示手段(例えば、図2
の表示部26)と、前記手振れ量許容量と前記手振れ量
とを比較可能に表示する手振れ量許容量表示手段(例え
ば、図2の表示部23,24,25)とを有するもので
ある。
【0008】
【0009】
【0010】
【0011】(作用) 請求項1の手振れ表示装置では、手振れ量許容値を示す
データを有さない撮影レンズが装着されている時には、
予め定められた所定の表示が行われ、手振れ量許容値を
示すデータを有する撮影レンズが装着されている時に
は、撮影レンズが有している手振れ量許容値を示すデー
タを基に手振れ量許容値が表示される。
【0012】請求項2の手振れ表示装置では、カメラ本
体に撮影レンズが装着されていない時に、表示が消灯さ
れる。請求項3の手振れ表示装置では、撮影レンズの手
振れ量許容量が、手振れ量と比較可能に表示される。
【0013】
【0014】
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
用いて詳細に説明する。
【0016】図1は、本発明の手振れ表示装置を備えた
カメラの回路ブロック図である。このカメラの回路は、
大きく分けてカメラ本体側のカメラ本体部Aと、カメラ
本体に着脱自在に装着される撮影レンズ側の撮影レンズ
部Bとから構成されている。先ず、カメラ本体部Aにお
いて、CPU1には、カメラの動作を開始させるメイン
スイッチSW12と、レリーズボタンの半押しでオンす
る半押しスイッチSW13と、レリーズボタンの全押し
でオンするレリーズスイッチSW14と、カメラの手振
れ量を検出する手振れ量検出回路2と、液晶表示素子か
らなるLCD3が接続されている。
【0017】一方、カメラ本体部Aと通信が可能な撮影
レンズ部B(以下、単にレンズということがある)に
は、手振れを補正する手振れ補正レンズ10を含む撮影
レンズ8,9,10,11と、レンズ情報を記憶してい
てCPU1の指示によりその情報をCPU1に転送する
ことのできる記憶回路4と、手振れ補正レンズ10を駆
動する手振れ補正用モータ6と、この手振れ補正用モー
タ6を制御している手振れ補正回路5と、手振れ補正レ
ンズ10の位置を検出し、その位置を、手振れ補正回路
5とCPU1に出力するレンズ位置検出回路7とが配置
されている。
【0018】なお、図1は、防振機構を有するレンズを
装着した場合の回路図であり、レンズの種類によって
は、手振れ補正レンズ10、手振れ補正用モータ6、手
振れ補正回路5、レンズ位置検出回路7、記憶回路4等
がないものも有る。ここで、CPU1はワンチップマイ
クロコンピュータからなり、カメラのシーケンスを制御
しており、さらにLCD3を駆動する機能も有してい
る。
【0019】カメラ本体部Aの手振れ量検出回路2は、
カメラの手振れ量を検出するが、この手振れ量検出回路
2の出力に基づいて手振れ補正回路5が、手振れ補正レ
ンズ10を動かすように構成されている。そして、レン
ズ位置検出回路7は、手振れ補正レンズ10の位置を検
出し、その出力を手振れ補正回路5に戻してやり、負帰
還制御をすることで正確な手振れ補正を行っている。
【0020】また、手振れ量検出回路2と、レンズ位置
検出回路7の出力は、CPU1にも出力されていて、カ
メラの手振れ量をCPU1で確認できるとともに、レン
ズ位置検出回路7の出力を基に、手振れ補正レンズ10
の補正量を求め、検出された手振れ量との差を求めるこ
とで、手振れ補正後に残る手振れ量を求めるようにして
いる。
【0021】次に、メインスイッチSW12はオン位置
とオフ位置を持つ状態スイッチで、使用者が一旦オン位
置にセットすると、再度オフ位置に戻されるまでオン位
置を保持する。LCD3は、CPU1の指示により、カ
メラの手振れ量、手振れ補正後に残る手振れ量、あるい
は、装着された撮影レンズによって変化する手振れ量の
許容値等の必要な情報を外部に表示する。
【0022】図2は、LCD3の表示例を示すもので、
表示部20,22を点灯し、表示部21を消灯すること
で手振れ補正システムが作動可能であることを示し、表
示部20,21,22を点灯することで手振れ補正シス
テムが動作不可能であることを示す。表示部23,2
4,25は、装着レンズによって異なる手振れ量許容値
(写真として許容可能な手振れ量)を示しており、装着
レンズの種類によりこのどれかが点灯される。
【0023】また、表示部26は手振れ量検出回路2の
出力の大きさにより、点灯する素子の数を変え、カメラ
の手振れ量の大きさを表示するとともに、表示部23,
24,25の手振れ量許容値の表示とから、手振れ量が
許容できる範囲にあるかどうかを使用者に示す。次に、
表示部27は手振れ量検出回路2の出力値と、レンズ位
置検出回路7の出力から求められる手振れ補正量との差
の大きさにより、点灯する素子の数を変えて、手振れ補
正後に残る手振れ量の大きさを表示するとともに、表示
部23,24,25の手振れ量許容値の表示とから、手
振れ補正後に残る手振れ量が許容できる範囲にあるのか
を使用者に示す。
【0024】以下、この実施形態の手振れ表示装置の動
作を、図3ないし図6に示すフローチャートにより詳細
に説明する。なお、これ等のフローチャートで示した処
理は、CPU1に内蔵しているプログラムのうち、本実
施形態に関わる部分のみを示したものである。図3は、
この実施形態の動作の全体的な流れを示すもので、メイ
ンスイッチSW12がオンすると処理がスタートする
(ステップS100)。
【0025】先ず、装着レンズとの通信を行い、読み込
まれたデータから手振れ量許容値等の表示を行う(ステ
ップS101)。詳しくは、後述する図4で説明する。
次に、半押しスイッチSW13のオン,オフを判断し
(ステップS102)、半押しスイッチSW13がオフ
の場合は、ステップS106に進む。一方、半押しスイ
ッチSW13がオンの場合は、レリーズスイッチSW1
4のオン,オフを判断し(ステップS103)、レリー
ズスイッチSW14がオフの場合はステップS102に
戻る。
【0026】レリーズスイッチSW14がオンの場合
は、露光処理を行なう(ステップS104)。なお、こ
の露光処理の中で、手振れ量の検出、手振れ補正制御、
露光中の手振れ量の表示等の処理も行っているが、詳し
くは、後述する図5および図6で説明する。
【0027】露光処理が終わると、フィルム巻上げ処理
を行い(ステップS105)、次に、メインスイッチS
W12のオン,オフを判断し(ステップS106)、オ
ンの場合は、ステップS102に戻り、オフの場合は、
本実施形態に関係する一連の処理を終了する(ステップ
S107)。図4は、図3のステップS101のレンズ
通信処理のサブフローであり、この処理では、装着レン
ズとの通信を行い、その読み込まれたデータから、装着
レンズの種類、装着状態等を判別し、それぞれの場合に
分けて手振れ量許容値をLCD3に表示する。
【0028】この一連の処理は、図3のステップS10
1のコールによって開始する(ステップS200)。先
ず、LCD3の表示部20ないし27の全ての表示を一
旦消灯する(ステップS201)。次に、レンズとの通
信が可能であるかの判定を行う(ステップS202)。
【0029】この判定は、撮影レンズ部Bの記憶回路4
からデータを読み込むことにより行われ、データが何も
送られてこなかった場合に通信不可能と判断し、データ
が送られてきた場合に通信可能であると判断する。そし
て、レンズとの通信が可能でなかった場合には、カメラ
本体部Aにレンズが未装着であるとし、ステップS20
8でLCに0を入れ、ステップS214で図4の一連の
処理を終わる(ステップS214)。
【0030】なお、LCとは、CPU1に内蔵されてい
る所定のRAMの名前で、LCに0を入れるというの
は、その所定のRAMに0を記憶させる意味である。一
方、レンズとの通信が可能であった場合には、記憶回路
4から手振れ量許容値データの読み込みを行う(ステッ
プS203)。
【0031】ここで、防振機能を考えて設計されたレン
ズでは、そのレンズの適する手振れ量許容値を、予め、
記憶回路4に記憶させてあり、それ以外のレンズではこ
の許容値は記憶されていないものとする。次に、手振れ
量許容値のデータがあるかどうかの判定を行ない(ステ
ップS204)、データがなかった場合には、ステップ
S205でLCD3の表示部24を点灯させる。
【0032】なお、この実施形態では、手振れ量許容値
のデータがない場合には、中間的な許容値としてLCD
3の表示部24を点灯しているが、これより大きな許容
値に設定してもいいし、小さい値に設定しても良い。次
に、LCに1を入れ(ステップS209)、この後、L
CD3の表示部20,21,22を点灯させる(ステッ
プS212)。
【0033】これにより、装着されたレンズが手振れ補
正のできないレンズ、つまり、防振機構を持たないレン
ズであることが使用者に知らされる。この処理により図
4の一連の処理を終わる(ステップS214)。一方、
ステップS204で手振れ量許容値のデータがある場合
には、LCD3の表示部23,24,25のうち、読み
込まれた手振れ量許容値に対応する表示部を1箇所点灯
させる(ステップS206)。
【0034】次に、手振れ補正可能なレンズかどうかの
判定を行ない(ステップS207)、手振れ補正レンズ
でなかった場合はステップS210へ進み、手振れ補正
レンズであった場合はステップS211へ進む。ここ
で、手振れ補正レンズかどうかの判定は、記憶回路4
に、予め、手振れ補正可能かどうかのデータを記憶させ
ておき、CPU1がそのデータを読み込むことにより行
われる。
【0035】手振れ補正レンズでなかった場合は、LC
に2を入れ(ステップS210)、この後、LCD3の
表示部20,21,22を点灯させ(ステップS21
2)、これにより、装着されたレンズが手振れ補正ので
きないレンズ、つまり、防振機構を持たないレンズであ
ることを使用者に知らせ、図4の一連の処理を終わる
(ステップS214)。
【0036】一方、手振れ補正レンズであった場合は、
LCに3を入れ(ステップS211)、LCD3の表示
部20,22を点灯させ、これにより、装着されたレン
ズが手振れ補正の可能なレンズ、つまり、防振機構を持
つレンズであることを使用者に知らせ、図4の一連の処
理を終わる(ステップS214)。このように、図4の
一連の処理では、レンズ未装着時の場合と、レンズ装着
時で手振れ量許容値データを持たない防振機能を有さな
いレンズの場合と、レンズ装着時で手振れ量許容値デー
タを持つ防振機能を有さないレンズの場合と、レンズ装
着時で手振れ量許容値データを持つ防振機能を有するレ
ンズの場合との4つの場合に分け、各々、LCに0、
1、2、3を入れている。
【0037】そして、レンズ未装着時には手振れ量許容
値表示と、手振れ補正の可能、不可能の表示を行なわな
いようにしている。一方、レンズ装着時で、手振れ量許
容値データを記憶回路4に持たない場合は、決められた
所定の手振れ量許容値を表示し、手振れ量許容値データ
を記憶回路4に持つ場合は、その許容値に対応する手振
れ量許容値表示を行なうようにしている。
【0038】また、レンズ装着時で、手振れ補正が可能
なレンズでない、すなわち、防振機能を有するレンズで
ない場合は、手振れ補正の不可能を示す表示を行ない、
防振機能を有するレンズの場合は、手振れ補正の可能を
示す表示を行なっている。図5および図6は、図3のス
テップS104の露光処理のサブフローであり、このフ
ローでは、露光処理と、露光中の手振れ量の検出、手振
れ補正制御、露光中の手振れ量の表示等の処理が行わ
れ、図3のステップS104のコールによって処理が始
まる(ステップS300)。
【0039】先ず、LCが0かどうかの判定を行ない
(ステップS301)、LCが0の場合、つまり、レン
ズが未装着であった場合はステップS305に進み、L
Cが0でない場合、つまり、レンズが装着されていた場
合は、手振れ量検出回路2を動作させ、手振れ検出を開
始する(ステップS302)。次に、LCが3かどうか
の判定を行ない(ステップS303)、LCが3でな
い、つまり、防振機能を有さないレンズである場合には
ステップS305へ進み、LCが3の時、つまり、防振
機能を有するレンズである場合は、手振れ補正回路5を
動作させ、手振れ補正を開始する(ステップS30
4)。
【0040】次に、シャッタ(不図示)の開口を開始さ
せ(ステップS305)、シャッタ秒時が経過するのを
待ち(ステップS306)、経過したら、シャッタを閉
じる(ステップS307)。この後、LCが3かどうか
の判定を行ない(ステップS308)、LCが3でな
い、つまり、防振機能を有さないレンズである場合には
S310へ進み、LCが3の時、つまり、防振機能を有
するレンズである場合は、手振れ補正回路5の動作をや
め、手振れ補正を終了する(ステップS309)。
【0041】次に、LCが0かどうかの判定を行ない
(ステップS310)、LCが0の時、つまり、レンズ
が未装着であった場合は、この一連の処理を終了し(ス
テップS311)、図3のステップS105の処理に進
む。一方、LCが0でない場合、すなわち、レンズが装
着されていた場合は、手振れ量検出回路2の動作をや
め、手振れの検出を終了させる(ステップS312)。
【0042】そして、この後、露光中、正確にいうと、
ステップS304からステップS312までの間で手振
れ量検出回路2が検出した手振れ量をLCD3の表示部
26に表示させる(図6のステップS313)。この
時、LCD3の表示部26は、検出した手振れ量に応じ
て点灯する素子数が変えられ、左から順に点灯される。
【0043】ここで、手振れ量検出回路2で検出された
手振れ量は、正確には露光中の手振れ量とは異なるが、
ステップS302からステップS305までの処理と、
ステップS307からS312までの処理にかかる時間
を、露光時間に比べ、無視できる程小さくすることで、
検出された手振れ量を露光時間中の手振れ量とほぼ等し
くできる。
【0044】また、露光中の手振れ量の検出は、この実
施形態では簡単に露光中の手振れ量の最大値と最小値の
差から求めている。まず、手振れ量の検出は、図5のス
テップS302からステップS312間の手振れ量検出
回路2の出力値をCPU1でモニタし、その値の最大値
と、最小値を記憶しておき、その差を露光中の手振れ量
とすることにより行われる。
【0045】手振れ量をLCD3の表示部26に表示さ
せた後に、LCが3かどうかの判定を行ない(ステップ
S314)、LCが3でない、つまり、防振機能を有さ
ないレンズである場合には、この一連の処理を終了し
(ステップS316)、図3のステップS105の処理
に進む。一方、LCが3の時、つまり、防振機能を有す
るレンズである場合は、検出した手振れ量から、レンズ
位置検出回路7で検出された実際の手振れ補正量を引
き、その量、つまり、手振れ補正後に残る手振れ量をL
CD3の表示部27に表示させる(ステップS31
5)。
【0046】ここで、レンズ位置検出回路7で検出され
た手振れ補正量は、正確には露光中の手振れ補正量とは
異なるが、ステップS304からステップS305まで
の処理と、ステップS307からステップS309まで
の処理にかかる時間が露光時間に比べ、無視できる程小
さくすことで、検出された手振れ補正量が露光時間中の
手振れ補正量とほぼ等しいとして、手振れ量から、この
手振れ補正量を引いた量は、露光中の手振れ補正後に残
る手振れ量とほぼ等しいとすることができる。
【0047】なお、手振れ補正後に残る手振れ量の表示
のしかたは、LCD3の表示部26と同様、手振れ補正
後に残る手振れ量に応じて点灯する素子数を変え、左か
ら順に点灯させるようにする。また、露光中の手振れ補
正量の検出は、この実施形態では簡単に露光中の手振れ
補正量の最大値と最小値の差から求めている。
【0048】すなわち、図5のステップS304からス
テップS309間のレンズ位置検出回路7の出力値をC
PU1でモニタし、その値の最大値と、最小値を記憶し
ておき、その差を露光中の手振れ補正量としている。手
振れ補正後に残る手振れ量をLCD3の表示部27に表
示させると、この一連の処理を終了し(ステップS31
6)、第3図のステップS105の処理に進む。
【0049】以上のように、図5、図6の一連の処理で
は、レンズ装着時には、露光中の手振れ量を露光後に表
示し、また、装着されたレンズが防振機能を有するレン
ズであった場合には、それに加え、露光中の手振れ補正
後に残る手振れ量も表示するようにしている。また、レ
ンズ未装着時には、露光中の手振れ量と、露光中の手振
れ補正後に残る手振れ補正量の表示は行なわないように
している。
【0050】しかして、上述した手振れ表示装置では、
手振れ補正が可能か否かが表示部20,21,22に表
示されるため、撮影レンズを装着した時に、撮影者が、
手振れ補正が可能かどうかを容易に判断できる。また、
カメラ本体に撮影レンズが装着されていない時には、表
示部20ないし27が消灯状態にされるため、手振れ補
正のできない原因が、撮影レンズが装着されていないた
めであることが容易にわかる。
【0051】さらに、手振れ量許容値を示すデータを有
さない撮影レンズが装着されている時には、表示部2
3,24,25の一つに予め定められた所定の手振れ量
許容値が表示され、手振れ量許容値を示すデータを有す
る撮影レンズが装着されている時には、撮影レンズが有
している手振れ量許容値を示すデータを基に手振れ量許
容値が表示部23,24,25の一つに表示されるた
め、撮影レンズの手振れ量許容値を確実に表示できる。
【0052】また、手振れ量から手振れ補正量を減算し
た残存手振れ量が表示部27に表示されるため、補正後
に残る手振れ量、すなわち、撮影された画面に残る手振
れ量を知ることができる。なお、以上述べた実施形態で
は、表示される手振れの許容値は、表示部23,24,
25に表示される3通りであるが、この許容値を2通り
にしても良いし、また、4通り以上にしても良い。
【0053】また、上述した実施形態では、表示手段と
して液晶表示素子を使用しているが、他の表示素子、例
えばLED等を使用して表示を行っても良い。さらに、
記憶回路4は、記憶部を有するワンチップマイクロコン
ピュータを使っても良いし、このワンチップマイクロコ
ンピュータにより手振れ補正回路5、レンズ位置検出回
路7の動作を制御するように構成しても良い。
【0054】また、以上述べた実施形態では、カメラの
手振れ量を検出する手振れ量検出回路2を、カメラ本体
部Aに配置した例について説明したが、撮影レンズ部B
に配置するようにしても良い。さらに、以上述べた実施
形態では、表示部20,21,22の点灯により手振れ
補正ができることを表示し、表示部20,22の点灯に
より手振れ補正ができないことを表示した例について説
明したが、例えば、手振れ補正ができる時には、○で表
示し、手振れ補正ができない時には、×で表示するよう
にして、点灯状態にある表示部の表示を切り換えるよう
にしても良く、また、例えば、手振れ補正ができる時に
のみ○で表示し、手振れ補正ができない時には消灯する
ようにして、点灯状態と消灯状態とを切り換えるように
しても良い。
【0055】
【発明の効果】以上述べたように、請求項1の手振れ表
示装置では、手振れ量許容値を示すデータを有さない撮
影レンズが装着されている時には、予め定められた所定
手振れ量許容値が表示され、手振れ量許容値を示すデ
ータを有する撮影レンズが装着されている時には、撮影
レンズが有している手振れ量許容値を示すデータを基に
手振れ量許容値が表示されるため、撮影レンズの手振れ
量許容値を確実に表示できる。
【0056】請求項2の手振れ表示装置では、カメラ本
体に撮影レンズが装着されていない時に、表示が消灯さ
れるため、撮影者が撮影ができると錯誤することを防止
することができる。請求項3の手振れ表示装置では、
影レンズの手振れ量許容量が、手振れ量と比較可能に表
示されるため、補正後に残る手振れ量を容易に認識する
ことができる。
【0057】
【0058】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の手振れ表示装置の一実施形態を備えた
カメラを示す回路ブロック図である。
【図2】図1のLCDによる表示の一例を示す説明図で
ある。
【図3】図1の手振れ表示装置の全体的な動作を示す流
れ図である。
【図4】図3のレンズ通信処理の詳細を示す流れ図であ
る。
【図5】図3の露光処理の詳細を示す流れ図である。
【図6】図3の露光処理の詳細を示す流れ図である。
【符号の説明】
1 CPU 2 手振れ量検出回路 3 LCD 4 記憶回路 5 手振れ補正回路 6 手振れ補正モータ 7 レンズ位置検出回路 8,9,11 撮影レンズ 10 手振れ補正レンズ SW12 メインスイッチ SW13 半押しスイッチ SW14 レリーズスイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI // H04N 5/225 H04N 5/225 A 5/232 5/232 Z (72)発明者 片山 彰 東京都千代田区丸の内3丁目2番3号 株式会社ニコン内 (56)参考文献 特開 平4−69627(JP,A) 特開 平2−30(JP,A) 特開 平3−100634(JP,A) 特開 平2−126253(JP,A) 特開 平4−9832(JP,A) 特開 平2−312451(JP,A) 特開 平1−303417(JP,A) 特開 平1−123219(JP,A) 特開 平5−289139(JP,A) 実開 昭61−158772(JP,U) 実開 昭60−100731(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03B 5/00 - 7/28 G03B 17/04 - 17/20 G03B 17/36 H04N 5/222 - 5/257

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カメラ本体に着脱可能に装着された撮影
    レンズが、このレンズに適する手振れ量許容値を示すデ
    ータを有しているか否かを判断する判断手段と、 前記判断手段により手振れ量許容値を示すデータを有さ
    ない撮影レンズが装着されていると判断された時に、予
    め定められた所定の手振れ量許容値を表示し、一方、手
    振れ量許容値を示すデータを有する撮影レンズが装着さ
    れていると判断された時に、この撮影レンズが有してい
    る手振れ量許容値を示すデータを基に手振れ量許容値を
    表示する表示手段と、 を有することを特徴とする手振れ表示装置。
  2. 【請求項2】 カメラ本体に着脱可能な撮影レンズが、
    前記カメラ本体に装着されているか否かを判別する装着
    判別手段と、 前記装着判別手段により前記カメラ本体に前記撮影レン
    ズが装着されていないと判別されると、前記表示手段の
    表示を消灯する消灯手段と、 を有することを特徴とする請求項1に記載の手振れ表示
    装置。
  3. 【請求項3】 カメラ本体またはカメラ本体に設けられ
    た撮影レンズの変位量である手振れ量を表示する手振れ
    量表示手段と、 前記手振れ量許容量と前記手振れ量とを比較可能に表示
    する手振れ量許容量表示手段と、 を有することを特徴とする請求項1に記載の手振れ表示
    装置。
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