JP3521636B6 - ターミナルリレー - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、プログラマブルコントローラなどの制御装置とソレノイドなどの出力機器間のインターフェイスとして用いられ、前記プログラマブルコントローラの出力信号に応じて出力機器を制御するターミナルリレーに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、制御装置の少空間化によりターミナルリレーなどの電気器具は小形化が強く望まれており、そのターミナルリレーに使用される無接点リレーもプリント配線板の高密度実装による小形化が要求されている。図3は従来例のターミナルリレーの正面図で、不図示の下部ハウジングと一体の上部ハウジング11にソケット16とネジ22などが接続されており、ソケット16に無接点リレー15が接続されている。
【0003】
図4はこの無接点リレー15の回路図で、無接点リレーケース15aの外部に入力端子T1とT2および出力端子T7とT8が接続されている。無接点リレーケース15aの内部はホトトランジスタPTで絶縁される入力回路と出力回路が構成され、出力端子T7とT8に電圧が加えられており、入力回路の抵抗器R1は加えられる入力電圧により生ずる電流を制御する。入力端子T2から入力端子T1に定格電圧が加えられると、ホトトランジスタPTは導通化されて、抵抗器R2の出力端子T7側はほぼ出力端子T7と同電位になってトランジスタQ1を導通化させ、抵抗器R3によってトランジスタQ2が導通して出力端子T7からT8に電流が流れる。ここでツェナーダイオードZDは、ノイズから出力回路を保護する部品である。
【0004】
この種の無接点リレーの入力電流は約10mADCが必要なため、定格が例えばDC24Vの無接点リレーでは、240mWの発熱になる。このような無接点リレーは小形でしかも図3のように密集して取り付けられるため、この発熱によって無接点リレー内部の温度が上昇して、この結果、出力素子であるトランジスタQ2の出力電流やこれによるターミナルリレーの許容周囲温度が抑制される。この抑制は良く知られるようにこの出力電流やターミナルリレーの温度定格が出力素子のジャンクション温度により決定されるためである。
【0005】
一方、定格が例えばDC5Vの時の発熱は約50mWと低いために無接点リレーを密集して取り付けても温度上昇はわずかで、トランジスタQ2への影響はほとんど発生しない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上述の例では、入力電圧が高いと入力電流による多くの発熱が十分に放熱されないためにトランジスタ等の出力素子の出力電流やターミナルリレーの許容周囲温度が抑制される一方、入力電圧が低いとその影響はほとんど生じなかった。この発明の課題は、入力電圧によらずにトランジスタ等の出力素子の出力電流やターミナルリレーの許容周囲温度が入力電流による抵抗器の発熱によって抑制されず、かつ、標準化を考慮したターミナルリレーを提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この発明は、制御装置と 出力機器間のインターフェイスとして用いられ、前記制 御装置の出力信号に応じて出力機器を制御するターミナ ルリレーであって、複数の無接点リレーと、端子台と、前記複数の無接点リレーが密集して取付けられるととも に、前記端子台と無接点リレーを電気的に接続するプリント配線板と、これらを収納するハウジングから構成されるターミナルリレーにおいて、前記無接点リレーの入力用抵抗器を前記無接点リレーが搭載されたプリント配線板の裏面に実装した構造である。
【0008】
【0009】
【発明の実施の形態】
この発明の一実施例を示すターミナルリレーの断面側面図を図1に、請求項1の実施例の電気回路図を図2に示す。図1は図2の回路図に示すように図4と抵抗器R1だけが異なり入力定格電圧がDC24Vの構成であり、上部ハウジング11は下部ハウジング12と共に筐体をなし、後述する抵抗器2を実装したプリント配線板1を収納する。その上部ハウジング11の両側面に複数の端子21が設けられて複数のネジ22が螺合されて端子部が形成されており、中央部は複数のソケット16が設けられ、図2に示す無接点リレーが挿入されている。前記抵抗器2は無接点リレー5が実装されたプリント配線板1の裏面に実装され、無接点リレー5とは隔離されている。
【0010】
図2が図4と異なる点はR1の抵抗器を無接点リレーケース5a外の入力端子T2の外部に接続して抵抗器2としたことで、他は図4の従来例と同一のため説明を略す。このように構成すると発熱体である抵抗器2は無接点リレー5と分離配置されるため無接点リレーケース5a内のトランジスタQ2は熱の影響をうけず、ターミナルリレーとしても許容周囲温度の抑制を受けない。
【0011】
入力定格電圧がDC5Vの時は、定格DC5Vの無接点リレーを従来と同じに用いることができ、また、プリント配線板1を共用するために図1の抵抗器2に代えて抵抗値が0Ωの導体を接続する。
【0012】
【発明の効果】
この発明によれば、無接点リレーの定格入力電圧が高い時に発熱体を無接点リレーのケース外に出してトランジスタの出力素子の温度上昇を低減したため、従来と同じ高密度実装を可能とし小形のターミナルリレーを提供できる。また、無接点リレーの定格がDC5Vの時に無接点リレーをそのまま用い、プリント配線板の抵抗器用実装部に抵抗値0Ωの導体を接続すれば、無接点リレーの改造が無く、また、プリント配線板を共用できてより安価なターミナルリレーを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示すターミナルリレーの断面側面図
【図2】この発明の請求項1の回路図
【図3】従来例のターミナルリレーの正面図
【図4】従来例の無接点リレーの回路図
【符号の説明】
1 プリント配線板
2 抵抗器
5 無接点リレー
11 上部ハウジング
12 下部ハウジング
15 無接点リレー
16 ソケット
21 端子
22 ネジ
Q2 トランジスタ
【発明の属する技術分野】
この発明は、プログラマブルコントローラなどの制御装置とソレノイドなどの出力機器間のインターフェイスとして用いられ、前記プログラマブルコントローラの出力信号に応じて出力機器を制御するターミナルリレーに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、制御装置の少空間化によりターミナルリレーなどの電気器具は小形化が強く望まれており、そのターミナルリレーに使用される無接点リレーもプリント配線板の高密度実装による小形化が要求されている。図3は従来例のターミナルリレーの正面図で、不図示の下部ハウジングと一体の上部ハウジング11にソケット16とネジ22などが接続されており、ソケット16に無接点リレー15が接続されている。
【0003】
図4はこの無接点リレー15の回路図で、無接点リレーケース15aの外部に入力端子T1とT2および出力端子T7とT8が接続されている。無接点リレーケース15aの内部はホトトランジスタPTで絶縁される入力回路と出力回路が構成され、出力端子T7とT8に電圧が加えられており、入力回路の抵抗器R1は加えられる入力電圧により生ずる電流を制御する。入力端子T2から入力端子T1に定格電圧が加えられると、ホトトランジスタPTは導通化されて、抵抗器R2の出力端子T7側はほぼ出力端子T7と同電位になってトランジスタQ1を導通化させ、抵抗器R3によってトランジスタQ2が導通して出力端子T7からT8に電流が流れる。ここでツェナーダイオードZDは、ノイズから出力回路を保護する部品である。
【0004】
この種の無接点リレーの入力電流は約10mADCが必要なため、定格が例えばDC24Vの無接点リレーでは、240mWの発熱になる。このような無接点リレーは小形でしかも図3のように密集して取り付けられるため、この発熱によって無接点リレー内部の温度が上昇して、この結果、出力素子であるトランジスタQ2の出力電流やこれによるターミナルリレーの許容周囲温度が抑制される。この抑制は良く知られるようにこの出力電流やターミナルリレーの温度定格が出力素子のジャンクション温度により決定されるためである。
【0005】
一方、定格が例えばDC5Vの時の発熱は約50mWと低いために無接点リレーを密集して取り付けても温度上昇はわずかで、トランジスタQ2への影響はほとんど発生しない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上述の例では、入力電圧が高いと入力電流による多くの発熱が十分に放熱されないためにトランジスタ等の出力素子の出力電流やターミナルリレーの許容周囲温度が抑制される一方、入力電圧が低いとその影響はほとんど生じなかった。この発明の課題は、入力電圧によらずにトランジスタ等の出力素子の出力電流やターミナルリレーの許容周囲温度が入力電流による抵抗器の発熱によって抑制されず、かつ、標準化を考慮したターミナルリレーを提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この発明は、制御装置と 出力機器間のインターフェイスとして用いられ、前記制 御装置の出力信号に応じて出力機器を制御するターミナ ルリレーであって、複数の無接点リレーと、端子台と、前記複数の無接点リレーが密集して取付けられるととも に、前記端子台と無接点リレーを電気的に接続するプリント配線板と、これらを収納するハウジングから構成されるターミナルリレーにおいて、前記無接点リレーの入力用抵抗器を前記無接点リレーが搭載されたプリント配線板の裏面に実装した構造である。
【0008】
【0009】
【発明の実施の形態】
この発明の一実施例を示すターミナルリレーの断面側面図を図1に、請求項1の実施例の電気回路図を図2に示す。図1は図2の回路図に示すように図4と抵抗器R1だけが異なり入力定格電圧がDC24Vの構成であり、上部ハウジング11は下部ハウジング12と共に筐体をなし、後述する抵抗器2を実装したプリント配線板1を収納する。その上部ハウジング11の両側面に複数の端子21が設けられて複数のネジ22が螺合されて端子部が形成されており、中央部は複数のソケット16が設けられ、図2に示す無接点リレーが挿入されている。前記抵抗器2は無接点リレー5が実装されたプリント配線板1の裏面に実装され、無接点リレー5とは隔離されている。
【0010】
図2が図4と異なる点はR1の抵抗器を無接点リレーケース5a外の入力端子T2の外部に接続して抵抗器2としたことで、他は図4の従来例と同一のため説明を略す。このように構成すると発熱体である抵抗器2は無接点リレー5と分離配置されるため無接点リレーケース5a内のトランジスタQ2は熱の影響をうけず、ターミナルリレーとしても許容周囲温度の抑制を受けない。
【0011】
入力定格電圧がDC5Vの時は、定格DC5Vの無接点リレーを従来と同じに用いることができ、また、プリント配線板1を共用するために図1の抵抗器2に代えて抵抗値が0Ωの導体を接続する。
【0012】
【発明の効果】
この発明によれば、無接点リレーの定格入力電圧が高い時に発熱体を無接点リレーのケース外に出してトランジスタの出力素子の温度上昇を低減したため、従来と同じ高密度実装を可能とし小形のターミナルリレーを提供できる。また、無接点リレーの定格がDC5Vの時に無接点リレーをそのまま用い、プリント配線板の抵抗器用実装部に抵抗値0Ωの導体を接続すれば、無接点リレーの改造が無く、また、プリント配線板を共用できてより安価なターミナルリレーを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示すターミナルリレーの断面側面図
【図2】この発明の請求項1の回路図
【図3】従来例のターミナルリレーの正面図
【図4】従来例の無接点リレーの回路図
【符号の説明】
1 プリント配線板
2 抵抗器
5 無接点リレー
11 上部ハウジング
12 下部ハウジング
15 無接点リレー
16 ソケット
21 端子
22 ネジ
Q2 トランジスタ
Claims (1)
- 制御装置と出力機器間のインターフェイス として用いられ、前記制御装置の出力信号に応じて出力 機器を制御するターミナルリレーであって、複数の無接点リレーと、端子台と、前記複数の無接点リレーが密集 して取付けられるとともに、前記端子台と無接点リレーを電気的に接続するプリント配線板と、これらを収納するハウジングから構成されるターミナルリレーにおいて、
前記無接点リレーの入力用抵抗器を前記無接点リレーが搭載されたプリント配線板の裏面に実装したことを特徴とするターミナルリレー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1996213360A JP3521636B6 (ja) | 1996-08-13 | ターミナルリレー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1996213360A JP3521636B6 (ja) | 1996-08-13 | ターミナルリレー |
Publications (3)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1056368A JPH1056368A (ja) | 1998-02-24 |
JP3521636B2 JP3521636B2 (ja) | 2004-04-19 |
JP3521636B6 true JP3521636B6 (ja) | 2004-11-24 |
Family
ID=
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