JP2606310Y2 - 電気接続箱 - Google Patents

電気接続箱

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JP2606310Y2
JP2606310Y2 JP1992014154U JP1415492U JP2606310Y2 JP 2606310 Y2 JP2606310 Y2 JP 2606310Y2 JP 1992014154 U JP1992014154 U JP 1992014154U JP 1415492 U JP1415492 U JP 1415492U JP 2606310 Y2 JP2606310 Y2 JP 2606310Y2
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JP
Japan
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power switch
intelligent power
junction box
bus bar
electric
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JP1992014154U
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JPH0578126U (ja
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正行 桜井
重太郎 向井
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THE FURUKAW ELECTRIC CO., LTD.
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THE FURUKAW ELECTRIC CO., LTD.
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、インテリジェント・パ
ワースイッチを組込んでいる電気接続箱に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来の電気接続箱は、図10に示すよう
に、ロアーケース1とアッパーケース2で形成される室
内に配線用の多数のバスバー3を絶縁板4で絶縁して積
層配列し、アッパーケース2の上面にはヒューズ5を接
続するためのヒューズ接続用コネクタ6,リレー7を接
続するためのリレー接続用コネクタ8を設け、これらコ
ネクタ6,8内には中間端子9をそれぞれ組込み、これ
ら中間端子9とバスバー3とは該バスバー3の端部に起
立させて設けたタブ端子3aを差込むことにより接続
し、ヒューズ5とヒューズ接続用コネクタ6とはヒュー
ズ5の端子5aを中間端子9に差込むことにより接続
し、リレー7とリレー接続用コネクタ8とはリレー7の
端子7aを中間端子9に差込むことにより接続して構成
していた。
【0003】このような電気接続箱は、図11に示すよ
うに、電源(図示せず)からの電流をそれぞれヒューズ
5とリレー7を経て各負荷10に供給する回路構造にな
っている。なお、11は各リレー7に制御信号を送る多
重ユニットである。
【0004】しかしながら、このような従来の電気接続
箱では、多数のヒューズ5とリレー7を用いるため、大
型化する問題点がある。また、組込む部品点数が多くな
るため、組付け工数が多くなり、コストアップを招く問
題点がある。更に、ヒューズ切れ時には、ヒューズ5の
交換を必要とし、手間がかかる問題点がある。
【0005】このような問題点を解決するため、最近、
ヒューズ5及びリレー7の代りに、制御用ロジックIC
と高耐圧・大電流をドライブする高出力パワーMOS FET
をワンチップ上に搭載したインテリジェント・パワース
イッチ(IPS)12を用いて、図12に示すように電
気接続箱の回路を構成することが検討されている。な
お、13は各インテリジェント・パワースイッチ12に
制御信号を与える制御部である。
【0006】このようなインテリジェント・パワースイ
ッチ12は、図示しないマイクロコンピュータから電力
負荷(ソレノイド,ランプ,モータ等)を直接駆動する
ことができ、しかも保護,診断をすることができるイン
テリジェントな機能を有している。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、インテ
リジェント・パワースイッチ12では発熱量が大きいた
め、ロアーケース1とアッパーケース2で形成される室
内で局部的な異常発熱が生じ、実用化が困難である。
【0008】本考案の目的は、インテリジェント・パワ
ースイッチの放熱を良好に行わせることができる電気接
続箱を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成する本
考案の構成を説明すると、本考案は、負荷に通電するの
を制御するためにインテリジェント・パワースイッチを
用いており、内部にバスバーを有している電気接続箱に
おいて、前記インテリジェント・パワースイッチにはモ
ールド樹脂成形体と電気接続部が形成され、前記モール
ド樹脂成形体は機械的かつ熱的にバスバーに接続されて
おり、前記電気接続部はプリント基板に形成された回路
パターンに電気的に接続され、前記バスバーはプリント
基板に機械的に固定されていることを特徴とする。
【0010】
【作用】このようにインテリジェント・パワースイッチ
をバスバーに熱的に接続すると、該インテリジェント・
パワースイッチの熱を該バスバーを介して分散させて放
熱することができる。
【0011】従って、インテリジェント・パワースイッ
チでの局部異常発熱を防止でき、放熱が良好になり、実
施上問題がなくなる。また、放熱部として電気接続箱内
のバスバーを利用できるので、特別な放熱部を設ける必
要がない。
【0012】
【実施例】図1は本考案に係る電気接続箱の第1実施例
を示したものである。本実施例の電気接続箱において
は、プリント基板14が内蔵され、該プリント基板14
の回路パターン15に電気接続部である雄端子16を半
田付けすることにより複数のインテリジェント・パワー
スイッチ12が電気的に接続されている。該インテリジ
ェント・パワースイッチ12は、前述したようにリレー
及びヒューズ機能を有するものである。これらインテリ
ジェント・パワースイッチ12は、該プリント基板14
に搭載された銅合金等よりなるバスバー3にネジ17で
固定され、熱的、機械的な接続が行われている。なお、
この場合の取付けは、ネジ17に限らず、リベット、溶
接等でもよい。
【0013】このようにインテリジェント・パワースイ
ッチ12をバスバー3に熱的に接続すると、該インテリ
ジェント・パワースイッチ12の熱を該バスバー3を介
して分散させて放熱することができる。従って、インテ
リジェント・パワースイッチ12での局部異常発熱を防
止でき、放熱が良好になり、実施上問題がなくなる。ま
た、放熱部として電気接続箱内のバスバー3を利用でき
るので、特別な放熱部を設ける必要がない。
【0014】該バスバー3は他の回路で電流を流してい
るものを兼用してもよく、或いは放熱専用に設けたもの
でもよい。
【0015】また、この場合、バスバー3をプリント基
板14に機械的に固定すると、インテリジェント・パワ
ースイッチ12の固定を、雄端子16の半田付け固定以
外に、該バスバー3を介して行うことができ、従って該
インテリジェント・パワースイッチ12の固定の信頼性
を向上させることができる。
【0016】図2〜図4は、本考案に係る電気接続箱の
第2実施例を示したものである。本実施例の電気接続箱
においては、インテリジェント・パワースイッチ12の
モールド樹脂成形体18内に雌端子19付き放熱板20
が内蔵され、雌端子19の接続口19aは雄端子16が
導出されているモールド樹脂成形体18の面の開口部2
1に対向させて配置されている。
【0017】この場合には、図4に示すように、インテ
リジェント・パワースイッチ12の開口部21からバス
バー3のタブ端子3aを差込むことにより、放熱板20
の雌端子19にバスバー3を接続する。
【0018】図5〜図6は、本考案に係る電気接続箱の
第3実施例を示したものである。本実施例の電気接続箱
においては、バスバー3のタブ端子3aをインテリジェ
ント・パワースイッチ12の開口部21から差込むこと
により、該バスバー3のタブ端子3aをインテリジェン
ト・パワースイッチ12の入出力端子の一部として使用
する例を示したものである。
【0019】このようにすると、インテリジェント・パ
ワースイッチ12の電気的容量を向上させることができ
る。
【0020】図7〜図9は、本考案に係る電気接続箱の
第4実施例を示したものである。本実施例の電気接続箱
においては、インテリジェント・パワースイッチ12に
単なる開口部21を設け、該開口部21にバスバー3の
タブ端子3aを挿入することにより、該インテリジェン
ト・パワースイッチ12の固定と放熱を行わせる例を示
したものである。この場合、インテリジェント・パワー
スイッチ12に接続するバスバー3は動かないようにリ
ベット22で絶縁板4に固定されている。
【0021】このようにインテリジェント・パワースイ
ッチ12の固定を、雄端子16の半田付け固定以外に、
タブ端子3aを介しての絶縁板4に対する固定で行う
と、該インテリジェント・パワースイッチ12の固定の
信頼性を向上させることができる。
【0022】
【考案の効果】以上説明したように本考案に係る電気接
続箱では、インテリジェント・パワースイッチにモール
ド樹脂成形体と電気接続部を形成し、前記モールド樹脂
成形体機械的かつ熱的にバスバーに接続したので、該
インテリジェント・パワースイッチの熱を該バスバーを
介して分散させて放熱することができる。従って、イン
テリジェント・パワースイッチでの局部異常発熱を防止
でき、放熱が良好になり、実施上問題がなくなる。ま
た、放熱部として電気接続箱内のバスバーを利用できる
ので、特別な放熱部を設ける必要がなく、放熱部の設置
スペースの確保も容易となる。更に、前記バスバーをプ
リント基板に機械的に固定したのでインテリジェントパ
ワースイッチの固定の信頼性を向上させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る電気接続箱の第1実施例における
プリント基板とインテリジェント・パワースイッチとバ
スバーとの関係を示す斜視図である。
【図2】本考案に係る電気接続箱の第2実施例における
インテリジェント・パワースイッチの構造を示す斜視図
である。
【図3】図2で用いている端子付き放熱板の斜視図であ
る。
【図4】本考案に係る電気接続箱の第2実施例における
要部構成を示す斜視図である。
【図5】本考案に係る電気接続箱の第3実施例における
インテリジェント・パワースイッチの構造を示す斜視図
である。
【図6】図5に示すインテリジェント・パワースイッチ
にバスバーのタブ端子を挿入した状態を示す斜視図であ
る。
【図7】本考案に係る電気接続箱の第4実施例における
インテリジェント・パワースイッチの構造を示す斜視図
である。
【図8】図7に示すインテリジェント・パワースイッチ
を他の方向から見た斜視図である。
【図9】本考案に係る電気接続箱の第4実施例における
要部構成を示す斜視図である。
【図10】従来のヒューズ及びリレーを用いた電気接続
箱の分解斜視図である。
【図11】図10に示す電気接続箱の電気回路図であ
る。
【図12】インテリジェント・パワースイッチを用いた
電気接続箱の電気回路図である。
【符号の説明】
1…ロアーケース、2…アッパーケース、3…バスバ
ー、3a…タブ端子、4…絶縁板、5…ヒューズ、7…
リレー、10…負荷、12…インテリジェント・パワー
スイッチ、13…制御部、14…プリント基板、15…
回路パターン、16…雄端子、17…ネジ、18…モー
ルド樹脂成形体、19…雌端子、20…放熱板、21…
開口部、22…リベット。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−301432(JP,A) 特開 平2−232956(JP,A) 実開 昭62−101237(JP,U) 実開 平3−34619(JP,U)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 負荷に通電するのを制御するためにイン
    テリジェント・パワースイッチを用いており、内部にバ
    スバーを有している電気接続箱において、前記インテリ
    ジェント・パワースイッチにはモールド樹脂成形体と電
    気接続部が形成され、前記モールド樹脂成形体は機械的
    かつ熱的に前記バスバーに接続されており、前記電気接
    続部はプリント基板に形成された回路パターンに電気的
    に接続され、前記バスバーはプリント基板に機械的に固
    定されていることを特徴とする電気接続箱。
JP1992014154U 1992-03-17 1992-03-17 電気接続箱 Expired - Lifetime JP2606310Y2 (ja)

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JPH0578126U JPH0578126U (ja) 1993-10-22
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JP3008809B2 (ja) * 1995-03-31 2000-02-14 住友電装株式会社 電子回路ユニット内蔵の電気接続箱
JP4641030B2 (ja) * 2007-08-06 2011-03-02 株式会社オートネットワーク技術研究所 車両用パワーディストリビュータ及びその製造方法

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