JP3521133B2 - シールフード用ウェザーストリップの製造方法 - Google Patents

シールフード用ウェザーストリップの製造方法

Info

Publication number
JP3521133B2
JP3521133B2 JP2000227244A JP2000227244A JP3521133B2 JP 3521133 B2 JP3521133 B2 JP 3521133B2 JP 2000227244 A JP2000227244 A JP 2000227244A JP 2000227244 A JP2000227244 A JP 2000227244A JP 3521133 B2 JP3521133 B2 JP 3521133B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
weather strip
manufacturing
seal
hood
projections
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2000227244A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2001063487A (ja
Inventor
祐介 篭谷
強 高原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyo Tire Corp
Original Assignee
Toyo Tire and Rubber Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyo Tire and Rubber Co Ltd filed Critical Toyo Tire and Rubber Co Ltd
Priority to JP2000227244A priority Critical patent/JP3521133B2/ja
Publication of JP2001063487A publication Critical patent/JP2001063487A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3521133B2 publication Critical patent/JP3521133B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60JWINDOWS, WINDSCREENS, NON-FIXED ROOFS, DOORS, OR SIMILAR DEVICES FOR VEHICLES; REMOVABLE EXTERNAL PROTECTIVE COVERINGS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES
    • B60J10/00Sealing arrangements
    • B60J10/80Sealing arrangements specially adapted for opening panels, e.g. doors

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Vehicle Waterproofing, Decoration, And Sanitation Devices (AREA)
  • Seal Device For Vehicle (AREA)
  • Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Molding Of Porous Articles (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、シールフード用ウ
ェザーストリップの製造方法に関する。 【0002】 【従来の技術】図1の自動車の斜視図に示されるよう
に、カウルの上部を覆うように設けられているカウルパ
ネル2に前端部には、ボンネット3の後部下面に圧接し
て、ボンネット3と車体との隙間をシールするためにシ
ールフード用ウェザーストリップ1 (以下、単にウェザ
ーストリップと言うことがある。) が取り付けられてい
る。従来、このウェザーストリップを形成するための素
材としてゴムの発泡体が用いられていた。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、近年に
おける自動車の開発動向の狙いとして、低価格、低重
量、リサイクル性があげられるが、ゴムの発泡体を用い
るのではこれらの課題を達成するには限界があった。 【0004】そこで本発明の課題は、従来に比べ低価
格、低重量、リサイクル性を達成したシールフード用ウ
ェザーストリップを提供することである。 【0005】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明に係るシールフード用ウェザーストリップ
製造方法は、熱可塑性エラストマー発泡体で形成される
と共に、車体に対して取り付けられる取付基部と、ボン
ネットの下面に圧接される中空シール部とを備え、前記
取付基部の取付面の断面形状は、中央部よりも突出した
形状の突起が前記中央部の両端部に形成され、かつ、前
記中央部と前記両端部にある前記突起とはなだらかな曲
線でつながっているシールフード用ウェザーストリップ
の製造方法において、押し出し成形用金型の前記突起を
形成する部分を200℃〜220℃に加熱し、それ以外
の部分に対して+15℃〜+40℃の設定温度とするこ
とを特徴とするものである。本発明に係る製造方法で製
造することができるシールフード用ウェザーストリップ
の特徴は以下の通りである。 【0006】ウェザーストリップをゴムの発泡体で形成
した場合は比重は約0.65であるが、熱可塑性エラス
トマー発泡体で形成した場合には約0.5である。従っ
て、従来に比べて約15%の軽量化を達成することがで
きる。また、熱可塑性エラストマーはプラスチックの成
形装置で成形・加工が可能であるから混錬工程、加硫工
程なしで製品を製造できるから、ゴムの発泡体に比べて
コスト的に優位である。さらに、リサイクル性について
も熱可塑性エラストマー発泡体のほうがゴムの発泡体よ
りも優れている。 【0007】以上のように、熱可塑性エラストマー発泡
体を用いることにより、低価格、低重量、リサイクル性
を達成したシールフード用ウェザーストリップを提供す
ることができる。 【0008】また、シールフード用ウェザーストリップ
の形状として、車体に対して取り付けられる取付基部
と、ボンネットの下面に圧接される中空シール部とを備
え、前記取付基部の取付面の断面形状が、中央部よりも
両端部のほうが突出した形状に形成されているので、ウ
ェザーストリップが取り付けられたときに、取付面の中
央部よりも両端部のほうが、面圧がより強くなりシール
効果を高めることができる。 【0009】さらに、中央部よりも両端部のほうを突出
させる形状の具体的な構成として、前記両端部に突起を
形成しているので、ウェザーストリップの取付の際に、
この突起の部分を変形することで所望のシール性を確保
することができる。 【0010】本発明に係るシールフード用ウェザースト
リップの製造方法は、上記説明してきたシールフード用
ウェザーストリップを製造するものであり、その特徴
は、押し出し成形用金型の前記突起を形成する部分を、
それ以外の部分に対して+15℃〜+40℃に加熱する
ことである。通常の温度設定では、突起部がささくれた
状態になりシール性が低下する。上記の加熱温度に設定
することにより、突起の表面状態が平滑になり、良好な
シール性を確保することができる。 【0011】 【発明の実施の形態】本発明に係るシールフード用ウェ
ザーストリップの実施形態を図を参照しながら説明す
る。 【0012】<第1実施形態>図1は、自動車の斜視図
を示すものであり、カウルの上部を覆うように設けられ
ているカウルパネル2に前端部には、ボンネット3の後
部下面に圧接して、ボンネット3と車体との隙間をシー
ルするためにシールフード用ウェザーストリップ1が取
り付けられている。ウェザーストリップ1は前端部に沿
って長手方向に伸びている。ウェザーストリップ1は、
熱可塑性エラストマー発泡体により形成される。 【0013】熱可塑性エラストマー(以下、TPEと言
う)として以下のものを使用することができる。すなわ
ち、ポリスチレン系TPE(SBC)として、スチレン
−ブタジエン−スチレンブロックコポリマー(SB
S)、スチレン−イソプレン−スチレンブロックコポリ
マー(SIS)、スチレン−エチレン・ブチレン−スチ
レンブロックコポリマー(SEBS)、スチレン−エチ
レン・プロピレン−スチレンブロックコポリマー(SE
PS)等があり、ポリオレフィン系TPE(TPO)に
は単純ブレンドタイプ(s−TPO)、インプラント化
TPO(i−TPO)、動的加硫タイプ(TPV)等が
ある。 【0014】いずれも、ハードセグメントにはポリプロ
ピレン(PP)またはポリエチレン(PE)が主に用い
られ,ソフトセグメントとしては,EPDM,NBRな
どが主に用いられる。 【0015】また、ポリジオレフィン系TPEには、シ
ンジオタクチック−1,2ポリブタジェン(RB)系T
PE、トランスポリイソプレン(TPI)系TPE、天
然ゴム系TPE(TPNR)等があり、塩素系TPEに
はポリ塩化ビニル系TPEすなわち塩ビ系TPE(TP
VC)、塩素化ポリエチレン等がある。 【0016】さらに、エンプラ系TPE、ポリウレタン
系(TPU)TPE、ポリエステル系(TPEE)TP
E、ポリアミド系(TPA)TPE、フッ素系TPE等
があげられる。 【0017】ウェザーストリップ1を製造するための押
出し機において、環境上問題の無い発砲剤である水を使
用して、良好な発泡体を成形することが可能である等の
点で、ポリオレフィン系TPEが好ましく、特に、ブチ
ルゴム、イソプレンゴム、EPDM、天然ゴム、ブタジ
エンゴム、SBR等の加硫ゴムをPP等に粒子状で分散
したポリオレフィン系TPEの使用が好ましい。 【0018】図2(イ)は、ウェザーストリップ1を長
手方向に直交する面で切断したときの断面図を示すもの
である。ウェザーストリップ1は、カウルパネル2に対
して取り付けられる取付基部1aと、ボンネット3の後
端下面に圧接して変形する中空シール部1bとを備えて
いる。また、中央部1cと、両端部にある一対の突出部
分1dとはなだらかな曲線でつながっている。 【0019】図2に示すように、ウェザーストリップ1
の長手方向に沿って所定の間隔毎に取付用のクリップ4
が設けられている。このクリップ4は周知のものであ
り、中空シール部1bの内部に挿入される頭部4aと、
頭部4aと協働して取付基部1aを挟持するツバ部4b
と、カウルパネル2に形成された孔にクリップ4を挿入
したときにウェザーストリップ1の抜けを防止する抜け
止め部4cとを備えている。 【0020】また、ウェザーストリップ1の取付基部1
aは、カウルパネル2に対する取付側の形状が平面とし
て構成される中央部1cと、中央部1cの両端に一対の
突起1dが形成されている。図2(ロ)は、突起1dの
拡大図を示すものであり、先端の半径Rは0.75mm
以下(直径1.5mm以下)に、さらに高さHは1.5
mm以下になるように形成されている。 【0021】先端の半径Rを大きくすると、突起1dに
作用する面圧が低下してしまいシール性も低下するの
で、先端の半径Rは0.75mm以下とするのが望まし
い。さらに、高さHについても1.5mm以下とするの
が望ましい。あまり高くすると突起1dの剛性も低下し
てしまい、所望のシール性を確保できなくなるからであ
る。ただし、クリップ4のツバ部4b以上の高さにする
必要がある。 【0022】前述した加硫ゴムを分散したTPEにより
ウェザーストリップ1を製造する際には、通常押出し機
のシリンダー部を170〜180℃、ヘッドとダイス部
を180〜185℃に温度調整し、シリンダー部の中央
近辺で水を圧入し、押出しと同時に発泡させることによ
り、所望の形状のウェザーストリップ1を製造すること
ができる。このとき、押し出し成形用ダイスの突起1d
を形成する部分をシーズヒータ等の熱源で200℃〜2
20℃(突起1d以外の部分に対して+15〜+40
℃;シリンダー部に対して+20〜+50℃)に加熱す
るようにする。温度を190℃以下に設定すると、突起
1dがささくれた状態になりシール性が低下する。20
0℃以上に設定することにより、突起の表面状態が平滑
になり、良好なシール性を確保することができる。 【0023】図3は、ウェザーストリップ1をカウルパ
ネル2の取付面2aに取り付けた状態を示す図である。
取り付けは、クリップ4をカウルパネル2の取付面2a
に形成された穴に挿し込むことで行われる。クリップ4
の抜け止め部4cがカウルパネル2の取付部2aに形成
された穴の端面に作用して、ウェザーストリップ1が抜
けないように取り付けられる。取付状態で、突起1dが
変形することでシール性が確保される。
【図面の簡単な説明】 【図1】自動車の斜視図 【図2】実施形態に係るウェザーストリップを長手方向
に直交する面で切断したときの断面図 【図3】ウェザーストリップ1をカウルパネル2の取付
面2aに取り付けた状態を示す図 【符号の説明】 1 ウェザーストリップ 1a 取付基部 1b 中空シール部 1c 中央部 1d 突起 2 カウルパネル 3 ボンネット 4 クリップ H 高さ R 半径
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI B29K 105:04 B29L 31:30 B29L 31:30 B60J 5/00 501G (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60R 13/06 B29C 47/78

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 熱可塑性エラストマー発泡体で形成され
    ると共に、車体に対して取り付けられる取付基部と、ボ
    ンネットの下面に圧接される中空シール部とを備え、前
    記取付基部の取付面の断面形状は、中央部よりも突出し
    た形状の突起が前記中央部の両端部に形成され、かつ、
    前記中央部と前記両端部にある前記突起とはなだらかな
    曲線でつながっているシールフード用ウェザーストリッ
    の製造方法において、押し出し成形用金型の前記突起
    を形成する部分を200℃〜220℃に加熱し、それ以
    外の部分に対して+15℃〜+40℃の設定温度とする
    ことを特徴とする製造方法。
JP2000227244A 2000-07-27 2000-07-27 シールフード用ウェザーストリップの製造方法 Expired - Fee Related JP3521133B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000227244A JP3521133B2 (ja) 2000-07-27 2000-07-27 シールフード用ウェザーストリップの製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000227244A JP3521133B2 (ja) 2000-07-27 2000-07-27 シールフード用ウェザーストリップの製造方法

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10289422A Division JP3143609B2 (ja) 1998-10-12 1998-10-12 シールフード用ウェザーストリップの製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001063487A JP2001063487A (ja) 2001-03-13
JP3521133B2 true JP3521133B2 (ja) 2004-04-19

Family

ID=18720727

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000227244A Expired - Fee Related JP3521133B2 (ja) 2000-07-27 2000-07-27 シールフード用ウェザーストリップの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3521133B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP2001063487A (ja) 2001-03-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20020058124A1 (en) Weather strip
US20060107601A1 (en) Glass run for motor vehicle
JP2003080582A (ja) 自動車用ウエザーストリップおよび同連続押出成形装置
GB2360058A (en) Door weather strip
JP3143609B2 (ja) シールフード用ウェザーストリップの製造方法
JP3521133B2 (ja) シールフード用ウェザーストリップの製造方法
JP2001055096A (ja) シールフード用ウェザーストリップ
JP2002079834A (ja) シールフード用ウェザーストリップ及びその製造方法
JP2001138830A (ja) ウェザーストリップ及びその製造方法
JPH10278045A (ja) ウエザストリップの端末処理方法
JP3599602B2 (ja) ゴムホースの端末構造
JP3360301B2 (ja) フードシール部材
JP2003267154A (ja) ウエザーストリップ
JP3379437B2 (ja) ウエザストリップ
JP3711887B2 (ja) ウインドモールの製造方法
JP3991692B2 (ja) 自動車用ウエザストリップ
JP2001277863A (ja) ドアウエザストリップ
JP4230625B2 (ja) アシストグリップ及びその製造方法
JP2007177133A (ja) シール部材
JP2002002406A (ja) ウェザストリップ
JP2928372B2 (ja) ウェザーストリップ
JP2005153579A (ja) ドアウエザストリップ及びその製造方法
JP2001151038A (ja) 自動車用シール部材及びその製造方法
JP5407759B2 (ja) ウエザストリップの製造方法
JP4300467B2 (ja) 自動車用ガラスラン

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040130

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040130

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090213

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100213

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees