JP3520247B2 - 使い捨て吸収物品の剥離部の構造及び使い捨て吸収物品 - Google Patents

使い捨て吸収物品の剥離部の構造及び使い捨て吸収物品

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【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、剥離音を軽減した
使い捨て吸収物品の剥離部の構造及びそれを用いた使い
捨て吸収物品に関し、主として紙オムツ用粘着テープの
剥離部に利用され、補強フィルムおよびリリーステープ
の背面にファスナーテープを剥離自在に接着固定する剥
離部を提供することを目的とする。さらに、生理用ナプ
キンなど他の使い捨て吸収物品に利用される剥離部の構
としても好適に用いられるものである。
【0002】
【従来の技術】一般にオムツ用テープ、例えばファスナ
ーテープが固定されたオムツの剥離部の構造は、オムツ
の装着時の洩れやズレの防止上、固定時にファスナーテ
ープが外れにくいことが必要であり、他方、オムツの装
着、脱着を容易にするためには、ファスナーテープがオ
ムツから剥がし易いことが必要である。
【0003】このため、従来からオムツのファスナー部
においては、ファスナーテープの接着剤として容易に高
接着が得られる接着剤が使用されたり、剥離を容易にす
るためにオムツのフロント部に補強フィルムが設けら
れ、この補強フィルムの面上にファスナーテープの固定
時に該テープが外れない高保持性を有する長鎖アルキル
系の剥離処理剤が塗布されていた。
【0004】この長鎖アルキル系剥離処理剤は上記の要
望に応えるための優れた剥離処理剤としての長所を発揮
するが、他方、母親がファスナーテープを補強フィルム
より剥そうとする時に「バリバリ」と大きな音を立てて
剥がれるという欠点があった。このような剥離音は睡眠
中の赤ちゃんを起こしたり、あるいは寝ている周囲の人
を起こしたりする等問題となっており、この改良が要望
されていた。
【0005】一方、接着テープなどに使用する剥離処理
剤として一般に汎用されているシリコーン系剥離処理剤
を用いると、剥離に際してこのような音をたてることは
ない。しかし、シリコーン系剥離処理剤を用いると、テ
ープの接着剤層との剪断接着力が極度に低下するため、
オムツのファスナー部などに使用した場合にテープが外
れ易いという欠点があり、かかる固定用途では余り使用
されないのが現状である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明者らは、先に特
願平2−278025号(平成2年10月16日出願)
で提案したように、上記シリコーン系剥離処理剤に3次
元化オルガノポリシロキサンを含有させて、重剥離化す
ることで消音性と高保持性を両立させた。しかし、この
方法では、消音効果とともに現行の長鎖アルキル系剥離
処理剤の高保持性を追求するあまり、重剥離化が進みす
ぎ(いきおい、シリコーン系による背面剥離力のみを重
視し、結果として、剥離力の高レベルを維持せざるを得
なくなり)、消音剥離が可能な剥離力の領域がせまく、
例えば500g/25mmの高剥離力では十分な消音効果が得
られないという問題があった。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者は上述の問題点
に鑑み、従来の消音剥離性をさらに向上すべく検討した
結果、感圧性接着剤層として特定の低い弾性率を有する
粘着剤組成物を選定することにより、その感圧性接着剤
層と剥離処理層との組み合わせで構成される剥離部の構
造においてその目的を達成しうることを見出し、本発明
を完成させたものである。
【0008】即ち、本発明は、その境界面が感圧性接着
剤層と剥離処理層とから構成される使い捨て吸収物品の
剥離部の構造において、前記接着剤層がABA型又はA
B型ブロック共重合体(Aは熱可塑性ブロック、Bはラ
バーブロック)を主体としたゴム系粘着剤組成物であ
り、下記条件の引張試験で測定した100%モジュラス
が、1.5kg/cm2以下であり、前記剥離処理層が、シ
リコーン系又は長鎖アルキル系剥離処理層であることを
特徴とする使い捨て吸収物品の剥離部の構造、及びそれ
を用いた使い捨て吸収物品を提供する。
【0009】本発明においては、感圧性接着剤層として
特定の低い弾性率を有する粘着剤組成物を採用すること
により、剥離力が増大し、この結果、剥離チャートパタ
ーンをさらにスムーズにでき(経時変化による剥離力の
Max値とMin値の差がほとんどない状態)、これに
よってテープの振動が少なくなり剥離音も軽減されると
推定される。
【0010】ここで特定の低い弾性率とは、上記条件の
引張試験で測定した100%モジュラスが1.5 kg cm
2 以下、好ましくは0.1〜0.5 kg cm 2 である。1
00%モジュラスがこれらの数値を超える場合は、粘着
剤の弾性率が増し、剥離時に剥離チャートパターンがM
ax値とMin値を交互に繰り返して音がするので好ま
しくない。また、弾性率が低すぎると、剪断接着力が低
くなりテープが剥がれやすくなり、実用上好ましくな
い。
【0011】本発明で用いるゴム系感圧性接着剤層は、
上記の特定の100%モジュラスを有し、特にホットメ
ルト塗工による無公害化の点などからABA型又はA
B型ブロック共重合体(Aは熱可塑性ブロック、Bはラ
バーブロックで、例えば、スチレン−イソプレン−スチ
レン共重合体、スチレン−ブタジエン−スチレン共重合
体、スチレン−エチレン−ブタジエン−スチレン共重合
体、スチレン−ブタジエン共重合体もしくはこれらの水
素添加物等)を主体としたゴム系粘着剤組成物が使用さ
れる。
【0012】
【0013】上記の粘着剤組成物を例えばテープ支持体
上に塗設することにより、本発明の剥離部の構造におけ
る感圧性接着剤層、もしくはその感圧性接着剤層を有す
る粘着テープが構成される。
【0014】上記感圧性接着剤層の厚さは、特に限定さ
れないが、通常20〜100μmが好適である。
【0015】本発明で剥離部を構成する剥離処理層は、
シリコーン系又は長鎖アルキル系剥離処理剤にて形成し
た層である。かかるシリコーン系剥離処理剤としては、
ジメチルポリシロキサンを主体とする通常用いられるシ
リコーン系剥離処理剤が使用可能である。本発明におい
ては、特に、特願平2−278025号に提案したよう
に、上記シリコーン系剥離処理剤に3次元化オルガノポ
リシロキサンを含有させたものが好ましい。また、長鎖
アルキル系剥離処理剤としては、例えば、日東電工株式
会社製BPタイプ、アシオ産業株式会社製アシオレン
ジ、一方社油脂株式会社製ピーロイルなどを用いること
ができる。
【0016】上記剥離処理剤の塗布量は、通常、シリコ
ーン系の場合、0.01〜10g/m2 、好ましくは0.1 〜3
g/m2 である。また長鎖アルキル系の場合、0.005〜1
0g/m2 、好ましくは0.02〜0.3 g/m2 であるが、
感圧性接着剤層がアクリル系粘着剤組成物の場合は、塗
布量を若干減少させることにより重剥離化して、保持性
を満たすことが必要で、その塗布量は、0.01〜0.1 g/
2 が好ましい。
【0017】一方、上記の剥離処理剤は紙オムツのリリ
ーステープ背面や補強フィルム背面に塗工される他、直
接紙オムツのバックシートの面上に塗工して用いること
ができる。
【0018】また、基材としてのフィルムやテープは何
ら限定されないが、例えば、特開昭63−112704号公報に
記載のポリプロピレン含有プラスチックや、ポリプロピ
レンとポリプロピレン含有プラスチックとの積層物、或
いはポリエステルよりなるものが好適であり、その表面
はフラット状でもマット状でもよい。さらに、発泡体や
凹凸表面の基材も用いることができる。また、この基材
をオレフィン系、スチレン系、ウレタン系、ポリエステ
ル系エラストマーを主成分としたフィルムとすることで
良好なスリップ性を発現し、ソフトである点でも好まし
い。
【0019】上記のフィルムやテープには、その表面に
塗布する剥離処理剤の脱落を防止するために予めコロナ
処理等の表面処理をすることは好ましく、処理強度の指
標として少なくとも表面張力38dyne/cm2 以上が好ま
しい。
【0020】本発明の剥離部の構造を利用した用途例を
添付図面に基づいて説明する。図1は紙オムツAの各部
位を示す説明図であって、Bはバックシート、Cはベル
ト部のトップシート、Dは補強フィルム、Eはリリース
テープ、Fはファスナーテープである。
【0021】図2は、本発明の剥離部の構造を紙オムツ
AのバックシートB上の補強フィルムDとファスナーテ
ープFとの接合に用いた場合の構造例を示している。バ
ックシートB上に接着剤3によって表面に前述の剥離処
理層2を塗設したフィルム1が接合されている。一方、
この補強フィルムDの剥離処理層2上にはテープ支持体
5上にABA型又はAB型ブロック共重合体(Aは熱可
塑性ブロック、Bはラバーブロック)を主体としたゴム
粘着剤組成物からなる感圧性接着剤層4を設けたファ
スナーテープFが層4を介して剥離自在に接着固定さ
れ、層2と層4との境界面で本発明の剥離部が構成され
ている。尚、上記の構成に代えて、表面に剥離処理層2
を有するフィルム1を直接バックシートB上に熱接着す
る構成、或いは、本発明で用いる剥離処理剤を直接紙オ
ムツAのバックシートB上に塗工する構成としてもよ
い。
【0022】図3は、本発明の固定構造を生理用ナプキ
ンに応用した実例を示している。ナプキンNの一端側内
面には粘着剤組成物からなる感圧性接着剤層4が設けら
れる一方、他端側内面には前記の剥離処理剤からなる剥
離処理層2が塗設され、剥離処理層2の上面に感圧性接
着剤層4が当接するようにナプキンNが折り畳まれ、層
2と層4との境界面で本発明の剥離部が構成されてい
る。
【0023】
【0024】
【0025】
【実施例】以下、本発明を実施例により詳細に説明す
る。 文中「%」は重量%、「部」は重量部を意味す
る。 〔被着体(補強フィルム)の作成〕ポリエステル(PE
T)フィルム(厚さ12μm)上に、シリコーン系剥離処
理剤として、付加型シリコーン樹脂(信越化学株式会社
製、X-62-2378)のトルエン溶液(固形分30%)に3次
元化オルガノポリシロキサン(信越化学株式会社製、X
-92-140 )のトルエン/キシレン溶液(固形分30%)
を、3次元化オルガノポリシロキサン含有量が30%とな
るように混合した溶液を、0.38g /m2となるように塗
布した後、 120℃×1分間加熱処理して剥離処理層を形
成した被着体1を得た。
【0026】また、配向ポリプロピレン(OPP)フィ
ルム(厚さ25μm)上に、長鎖アルキル系剥離処理剤
(一方社油脂株式会社製、ピーロイル1010)の2%トル
エン溶液を、0.02 g/m2 となるように塗布し、80℃×
1分間加熱処理して剥離処理層を形成した被着体2を得
た。
【0027】〔粘着テープ(ファスナーテープ)の作
成〕厚さ 120μm の低密度ポリエチレンフイルムの片面
に、以下に示す粘着剤組成物を各々50μmの厚みに塗
布して感圧性接着剤層を形成して、粘着テープを得た。
ここで、実施例1及び比較例1においては、トルエン4
0%ベースで塗工、実施例2及び比較例2においては、
ホットメルト塗工、実施例3及び比較例3においては、
トルエン50%ベースで塗工した。
【0028】 〔粘着剤の配合〕 実施例1 天然ゴム(加商株式会社製、SMR) 100部 石油系樹脂(日本ゼオン株式会社製、クレイトンD-100) 150部 軟化剤(日本石油株式会社製、ポリブランHV-300) 50部 老化防止剤(チバガイギー株式会社製、イルガノックス1010) 2部
【0029】 比較例1 天然ゴム(加商株式会社製、SMR) 100部 石油系樹脂(日本ゼオン株式会社製、クレイトンD-100) 50部 老化防止剤(チバガイギー株式会社製、イルガノックス1010) 2部
【0030】 実施例2 合成ゴムSIS(シェル社製、1107) 100部 石油系樹脂(エクソン社製、エスマレッツ5300) 60部 軟化剤(パラフィンオイル) 20部 老化防止剤(チバガイギー株式会社製、イルガノックス1010) 2部
【0031】 比較例2 合成ゴムSIS(日本合成ゴム株式会社製、JSR-5500) 100部 石油系樹脂(日本合成ゴム株式会社製、クレイトンN-180) 150部 軟化剤(パラフィンオイル) 50部 老化防止剤(チバガイギー株式会社製、イルガノックス1010) 2部
【0032】 実施例3 2エチルヘキシルアクリレートとアクリル酸との 共重合体(重量比100対2) 100部 イソシアネート系架橋剤(日本ホ゛リウレタン工業株式会社製、コロネート L)1部
【0033】 比較例3 2エチルヘキシルアクリレートとエチルアクリレートと アクリル酸との共重合体(重量比100対40対3) 100部 イソシアネート系架橋剤(日本ホ゛リウレタン工業株式会社製、コロネート L)2部
【0034】これらの粘着剤の100%モジュラスを、
以下の方法で測定し、その結果を表1に示した。
【0035】また、上記粘着テープの試料片を前記被着
体1及び2の剥離処理層に貼着して、本発明の剥離部の
構造を得た。そして各々について接着力試験(剥離力及
び保持力)、剥離の際の音圧レベル測定、及び実際に紙
オムツに取り付けたモニターテストを行ない、その結果
を表1に示した。尚、各々の試験方法は後述の通りであ
る。
【0036】
【表1】
【0037】〔100%モジュラス〕サンプルは、50〜
60μmの粘着剤を貼り合わせて、厚さ 200±10μm、断
面積1mm2(厚さにより幅で調整)、つかみ間隔10mmと
し、測定温度20℃、引張速度50mm/minで測定した。
【0038】〔剥離力〕ステンレス板の上に固定させた
各々の剥離処理層側の試料片の剥離処理層の面上に2kg
ローラー1往復で粘着テープ側の試料片を貼着し、貼着
後3分以内に 300mm/分で 180°剥離接着力を測定し
た。
【0039】〔保持力〕上記剥離力の試験で作成した試
料を垂直方向に保持し、 0.5kgの荷重で吊るしたときに
粘着テープ側の試料片が落下するまでの時間(分)を測
定した。目標は30分以上とした。
【0040】〔音圧レベルの測定法〕サンプルとして、
市販の紙オムツに前記被着体を貼付け、これに本発明の
粘着テープを700gローラーを1往復させて圧着して得
た。圧着後3分以内に、この粘着テープを剥離速度10〜
50m/分、測定距離100mm として、積分型精密騒音計を用
いて、初期剥離時の剥離音を測定した。なお、その際の
周囲のブランクのデシベルを測定したところ、50dBであ
ることを確認した。
【0041】〔モニターテスト〕上記の各試料片を実際
に紙オムツのファスナー部に取り付けて、剥し易さ、外
れにくさ、剥離時の音の静かさについて、20人のモニ
ターテストを行なった。その結果を以下の如く評価し
た。 17〜20人が良好とした。 ○ 13〜16人が良好とした。 ○〜△ 9〜12人が良好とした。 △ 5〜 8人が良好とした。 × 4人以下 が良好とした。 ××
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の剥離部の
構造は固定時にテープ等の部材が外れにくい一方で、剥
離時においては音を立てずに剥がし易いという特徴を有
する。従って、紙オムツ等の剥離部の形成やその他の剥
離固定を目的とした使い捨て吸収物品の剥離部の構造と
して、又、医療用テープ、包装用テープ、生活関連用品
などの剥離部の構造として有用である。
【0043】特に、紙オムツ固定用として音のしないあ
るいは消音剥離できる本発明の構造は紙オムツの普及率
が増加し、また1日当たりの使用量が多く、さらに深夜
に使用頻度の高い今日においては消費者の要望に答える
ものとしてその実用上の価値は大きい。
【0044】本発明により、音圧レベル測定の周囲のブ
ランクの音圧よりも少なくとも10dB以下、好ましく
は35dB以下とすることができる。例えば周囲の音圧
レベルのブランクが50dBの場合、60dB以下、好
ましくは85dB以下とすることができる。
【0045】以上、本発明においては主としてオムツの
剥離部の構造として用いた場合について説明したが、本
発明は生理用ナプキンなど他の使い捨て吸収物品の剥離
部の構造としても用いられるほか、医療用テープを用い
た剥離部の構造として病院で深夜に他の患者の睡眠を妨
げることなく使用するのに適しており、また量的に多く
用いられる包装用テープを用いた段ボール等の剥離部の
構造や、その他種々の生活関連用品などにおける剥離部
の構造としても、剥離音が軽減されることから有用であ
る。更に、一般にロール状態のテープにおいてもテープ
巻層間で剥離部が構成されるが、これに本発明の剥離部
の構造を適用すると、テープの巻戻し時の剥離音が軽減
されるので、作業場での剥離音に伴う環境改善にも有効
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】紙オムツの構成を示す説明図である。
【図2】紙オムツのファスナー部における本発明の実例
を示す断面説明図である。
【図3】本発明の他の応用例を示す説明図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI C09J 153/02 // A61F 5/44 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C09J 7/02 A61F 13/15 A61F 13/472 A61F 13/49 A61F 13/58 C09J 153/02 A61F 5/44

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 その境界面が感圧性接着剤層と剥離処理
    層とから構成される使い捨て吸収物品の剥離部の構造
    おいて、前記接着剤層がABA型又はAB型ブロック共
    重合体(Aは熱可塑性ブロック、Bはラバーブロック)
    を主体としたゴム系粘着剤組成物であり、下記条件の引
    張試験で測定した100%モジュラスが、1.5kg/cm
    2以下であり、前記剥離処理層が、シリコーン系又は長
    鎖アルキル系剥離処理層であることを特徴とする使い捨
    て吸収物品の剥離部の構造。
  2. 【請求項2】感圧性接着剤層と剥離処理層の形成面が
    オムツ又は生理用ナプキンの構成部材である請求項1記
    載の使い捨て吸収物品の剥離部の構造。
  3. 【請求項3】請求項1記載の使い捨て吸収物品の剥離部
    の構造を有することを特徴とする使い捨て吸収物品。
  4. 【請求項4】紙オムツ又は生理用ナプキンとして利用さ
    れる請求項3記載の使い捨て吸収物品。
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