JP3519611B2 - 開口枠の下枠構造 - Google Patents

開口枠の下枠構造

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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、壁体に設けられた
窓等の開口部に配置された開口枠における下枠構造に関
する。 【0002】 【従来の技術】住宅の壁面に設けられた開口部である窓
は、通常、開口枠である窓枠に支持されたガラス障子、
網戸等によって開閉されるようになっている。最近で
は、ガラス障子、網戸等の框材は、アルミニウムの形材
によって構成されるようになっており、また、開口部の
周縁部を構成する枠材もアルミニウムの形材によって構
成されるようになっている。アルミニウムの形材によっ
て構成された窓枠には、通常、室内側の内装額縁内に嵌
合されて、内装額縁の内面に取り付けられる額縁取付枠
体が設けられている。額縁取付枠体は、水平な取付上枠
部および取付下枠部と、垂直な左右の取付縦枠部とによ
って長方形または正方形の枠状に構成されている。額縁
取付枠体の取付上枠部および取付下枠部には、額縁取付
枠体の内部を開閉するガラス障子、網戸等を支持する上
側ガイドレール部および下側ガイドレール部がそれぞれ
垂直に設けられており、上側ガイドレール部および下側
ガイドレール部に、ガラス障子、網戸等がスライド可能
に支持されている。 【0003】このようなアルミニウムの形材によって構
成された窓枠は、熱伝導性に優れているために、室外の
冷気によって、室内に位置する額縁取付枠体も冷却され
る。このために、額縁取付枠体の内面に結露水が付着す
るという問題がある。額縁取付枠の取付上枠部および各
取付縦枠部に付着した結露水は、取付下枠部に流下し
て、取付下枠部上に溜まることになる。このために、取
付下枠部の室外側に垂直に設けられた下側ガイドレール
部に、排水口を設けて、その排水口を通して、取付下枠
部上に溜まった結露水を室外に排水することが行われて
いる。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】下側ガイドレール部に
設けられた排水口は、通常、アルミニウム板によって構
成された下側ガイドレール部を打ち抜くことによって形
成されている。このために、排水口は、室内および室外
にそれぞれ開口した状態になっており、室内側からは容
易に目視されることになる。このように、下側ガイドレ
ール部に設けられた排水口が室内側から容易に目視され
ると、居住者は、室内への虫の進入に関して、不安を抱
くおそれがある。 【0005】このような問題を解決するために、断面下
向きコ字状の溝形状をした合成樹脂製のカバー部材を排
水口の室内側に配置することが行われている。この場
合、カバー部材には、溝の内部と排水口とを連通させる
開口部が設けられており、カバー部材に設けられた溝の
各端部開口から溝の内部に進入した結露水は、カバー部
材に設けられた開口部および排水口を通って排出され
る。 【0006】しかしながら、このように、特別な形状の
カバー部材によって排水口を覆う構成では、特別な形状
のカバー部材を製造しなければならず、そのために、経
済性が損なわれるという問題がある。 【0007】本発明は、このような問題を解決するもの
であり、その目的は、経済性を損なうことなく、排水口
が室内からは室外側に開口していることを容易に目視さ
れるどかことのない開口枠の下枠構造を提供することに
ある。 【0008】 【課題を解決するための手段】本発明の開口枠の下枠構
造は、障子、網戸等の下框を支持する垂直な下側ガイド
レール部と、この下側ガイドレール部から室内側に水平
に延出する取付下枠部とを有しており、下側ガイドレー
ル部および取付下枠部がアルミニウムの形材によって一
体的に構成された開口枠の下枠構造であって、前記下側
ガイドレール部には、取付下枠部上の結露水を室外に排
出する排出口が、下側ガイドレール部の一部に切り込み
を入れて形成された切り起こし片を室外側に突出させる
ことによって形成されており、この切り起こし片は、排
水口の左右各側縁部と、切り起こし片の左右各側縁部と
が連結した状態で、室外側に突出させて、長方形状の切
り起こし片の左右方向の中央部を室外側に突出するよう
にくの字状に折り曲げるように構成されるとともに、こ
の排水口よりも上方位置のガイドレール部における室外
側の側面には、網戸下框を支持するように室外側に水平
に延出する支持片が設けられ、これによって排水口の室
外側開口部が覆われていることを特徴とする。 【0009】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面に基づいて詳細に説明する。 【0010】図1は、本発明の下枠構造を有する開口枠
の一例である窓枠の断面図である。この窓枠10は、外
壁に設けられた開口部の周囲に配置されており、内装額
縁40の室外側の内周面に嵌合状態で支持される額縁取
付枠体11を有している。額縁取付枠体11は、内装額
縁40内に嵌合されるように、アルミニウムの形材によ
って、長方形の枠状に構成されており、水平な取付下枠
部11aおよび取付上枠部11bと、垂直な左右の各取
付縦枠部11c(図1には一方だけが現れている)とを
有している。額縁取付枠体11における室内側の側縁部
と、内装額縁40内周面との間には、全周にわたって合
成樹脂製のシール材42が設けられている。 【0011】取付上枠部11bは、アルミニウムの形材
によって断面が中空四角形状に構成された上枠本体12
における室内側側面の上端部に一体的に設けられてお
り、上枠本体12の下部には、ガラス障子30の障子上
框31が嵌合状態で配置されている。このガラス障子3
0は、垂直に配置されることによって窓枠10を閉鎖
し、全体が下方にスライドされつつ、障子下框32が室
外側に順次押し出されて傾斜状態になることによって、
窓枠10を開放するようになっている。 【0012】上枠本体12における室内側の側面には、
下方に垂直に延出する上側ガイドレール部13が一体的
に設けられている。また、額縁取付枠体11の水平な取
付下枠部11aの室外側の側縁は、垂直な下側ガイドレ
ール部14における上部寄りの位置に突き合わされて、
その下側ガイドレール部14と一体化されている。そし
て、上側ガイドレール部13の下部および下側ガイドレ
ール部14の上部には、網戸20の網戸上框21および
網戸下框22が、それぞれスライド可能に支持されてい
る。 【0013】図2は、窓枠10の下枠構造を示す斜視
図、図3は、その断面図である。下側ガイドレール部1
4における室外側の側面には、取付下枠部11aよりも
上方位置にて、網戸下框22を支持するように室外側に
水平に延出する支持片15が設けられている。 【0014】下側ガイドレール部14における支持片1
5と取付下枠部11aとの間には、水平方向に適当な間
隔をあけて複数の排水口14aが形成されている。各排
水口14aは、下側ガイドレール部14の所定部分にお
いて、長方形状の切り起こし片14bが得られるよう
に、取付下枠部11aに近接して水平方向に適当な長さ
にわたる切り込みと、この切り込みの各端部から上方に
向かって垂直にそれぞれ適当な長さにわたる切り込みと
がそれぞれ形成されている。そして、これらの切り込み
によって形成された長方形状の切り起こし片14bは、
室外側に傾斜状態で突出するように、上側の側縁部に沿
って屈曲されており、この切り起こし片14bによっ
て、排水口14aの室外側の開口部が覆われている。 【0015】下側ガイドレール部14における取付下枠
部11aよりも若干下方位置には、室外側に水平に延出
した突き合わせ部18が設けられている。この突き合わ
せ部18の室外側の側縁部には、シール材17(図1参
照)が設けられており、このシール材17に、ガラス障
子30の障子下枠32が気密状態で突き当てられるよう
になっている。これにより、ガラス障子30は、窓枠1
0の内部を気密状態に閉鎖する。 【0016】下側ガイドレール部14は、突き合わせ部
18よりも下方に垂直に延出しており、内装額縁40に
おける額縁下枠41(図1参照)の室外側の側面を覆っ
ている。下側ガイドレール部14の下端縁には、水平に
対して若干下方に傾斜した状態で室外側に延出する下枠
本体19が設けられており、この下枠本体19の室外側
先端縁に、化粧カバー50が取り付けられている。 【0017】このような構成の窓枠10では、アルミニ
ウムの形材によって構成された上枠本体12、下枠本体
19等が、室外の空気によって冷却されると、アルミニ
ウムの形材によって構成された額縁取付枠11も冷却さ
れ、額縁取付枠11の内面には結露水が付着する。額縁
取付枠11における取付上枠部11bおよび左右の各取
付縦枠部11cに付着した結露水は、流下して、取付下
枠部11a上に溜まり、下側ガイドレール部14に設け
られた排水口14aを通って、室外側の突き合わせ部1
8上に流出する。そして、突き合わせ部18上に流出し
た結露水は、突き合わせ部18の側縁部に設けられたシ
ール材17に沿って下方に流下する。 【0018】下側ガイドレール部14に設けられた排水
口14aは、室外側に突出した切り起こし片14bによ
って室外側に開口していることを、室内側からの目視に
よって判断することができず、従って、居住者が、室内
の気密性等に対して不安を抱くおそれがない。 【0019】なお、上記実施の形態では、排水口14a
の室外側の開口部を覆う切り起こし片14bを、排水口
14aの上側縁部にて屈曲させて、傾斜状態で室外側に
突出させる構成であったが、このような構成に限らず、
例えば、図4に示すように、排水口14aの左右の各側
縁部と切り起こし片14bの左右の各側縁部とが連結し
た状態で、室外側に突出させて、長方形状の切り起こし
片14bの左右方向の中央部を室外側に突出するように
「く」の字状に折り曲げるように構成してもよい。 【0020】 【発明の効果】本発明の開口枠の下枠構造は、排水口の
左右各側縁部と、切り起こし片の左右各側縁部とが連結
した状態で、室外側に突出させて、長方形状の切り起こ
し片の左右方向の中央部を室外側に突出するようにくの
字状に折り曲げて切り起こし片を構成するとともに、こ
の排水口よりも上方位置のガイドレール部における室外
側の側面には、網戸下框を支持するように室外側に水平
に延出する支持片が設け、これによって排水口の室外側
開口部覆っているので、この切り起こし片によって排水
口が室外側に開口していることを室内側からの目視によ
って判断することができず、室内の気密性等に対して居
住者が不安を抱くおそれがない。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の実施の形態の一例を示す窓枠の断面図
である。 【図2】その窓枠の下枠構造の要部の斜視図である。 【図3】その窓枠の下枠構造の要部の断面図である。 【図4】本発明の実施の形態の他の例を示す窓枠の下枠
構造の断面図である。 【符号の説明】 10 窓枠 11 額縁取付枠体 11a 取付下枠部 11b 取付上枠部 11c 取付縦枠部 12 上枠本体 13 上側ガイドレール部 14 下側ガイドレール部 14a 排水口 14b 切り起こし片 15 支持片 17 シール部材 18 突き合わせ部 19 下枠本体 20 網戸 21 網戸上框 22 網戸下框 30ガラス障子
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E06B 7/12 - 7/14,7/26

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 障子、網戸等の下框を支持する垂直な下
    側ガイドレール部と、この下側ガイドレール部から室内
    側に水平に延出する取付下枠部とを有しており、下側ガ
    イドレール部および取付下枠部がアルミニウムの形材に
    よって一体的に構成された開口枠の下枠構造であって、 前記下側ガイドレール部には、取付下枠部上の結露水を
    室外に排出する排出口が、下側ガイドレール部の一部に
    切り込みを入れて形成された切り起こし片を室外側に突
    出させることによって形成されており、この切り起こし
    は、排水口の左右各側縁部と、切り起こし片の左右各
    側縁部とが連結した状態で、室外側に突出させて、長方
    形状の切り起こし片の左右方向の中央部を室外側に突出
    するようにくの字状に折り曲げるように構成されるとと
    もに、この排水口よりも上方位置のガイドレール部にお
    ける室外側の側面には、網戸下框を支持するように室外
    側に水平に延出する支持片が設けられ、これによって
    水口の室外側開口部が覆われていることを特徴とする開
    口枠の下枠構造。
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