JP3518315B2 - スローアウェイチップおよび該スローアウェイチップを装着したスローアウェイ式穴明け工具 - Google Patents

スローアウェイチップおよび該スローアウェイチップを装着したスローアウェイ式穴明け工具

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JP3518315B2 JP03937298A JP3937298A JP3518315B2 JP 3518315 B2 JP3518315 B2 JP 3518315B2 JP 03937298 A JP03937298 A JP 03937298A JP 3937298 A JP3937298 A JP 3937298A JP 3518315 B2 JP3518315 B2 JP 3518315B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特に穴明け加工に
用いて好適なスローアウェイチップ(以下、チップと称
する。)、および該チップを装着したスローアウェイ式
穴明け工具(以下、穴明け工具と称する。)に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】このようなチップおよび穴明け工具とし
て、本発明の発明者等は、特開平6−91416号公報
において図8ないし図10に示すようなものを提案して
いる。このうち図8に示すチップ1は、そのチップ本体
2が概略菱形平板状に形成されてなるものであって、そ
のすくい面とされる多角形面(菱形面)3の辺稜部に
は、該多角形面3の鋭角端部をコーナ部Cとする一対の
切刃4A,4Bが、上記多角形面3の周回り方向に交互
に位置するように、それぞれのコーナ部C,Cに形成さ
れている。また、これらの切刃4A,4Bは、それぞれ
多角形面3の周回り方向に凸状に折れ曲がる2つの切刃
部4a,4bによって構成されるとともに、コーナ部
C,Cを結ぶ対角線について対称に形成されており、さ
らに上記切刃部4a,4bのうち上記コーナ部Cに連な
る切刃部4aは、その切刃長が他の切刃部4bの切刃長
よりも短く形成されている。
【0003】このように構成されたチップ1は、例えば
図9に示すように、軸線O回りに回転される穴明け工具
の工具本体5の先端部に取り付けられ、穴明け加工に供
される。ここで、この穴明け工具においては、工具本体
5の先端部に一対の上記チップ1,1が、上記軸線Oを
挟んで互いに反対側に、工具内周側と外周側とに偏って
取り付けられており、このうち工具内周側の一方のチッ
プ1Aは、その一の上記コーナ部Cを上記軸線Oを越え
て該軸線Oの近傍に位置させ、かつこのコーナ部Cに連
なる上記切刃4A,4Bのうち一方の切刃4Aを工具先
端側に突出させて配置されている。これに対して、工具
外周側の他方のチップ1Bは、その一のコーナ部Cを工
具外周側に位置させ、かつこのコーナ部Cに連なる切刃
4A,4Bのうち他方の切刃4Bを工具先端側に突出さ
せて配置されている。そして、さらにこれらのチップ1
A,1Bは、工具先端側に突出したそれぞれの切刃4
A,4Bの切刃部4a,4bの交点Pを最先端に位置さ
せ、かつ図10に示すように上記軸線O回りの回転軌跡
において互いの切刃4A,4Bの上記他の切刃部4b,
4bがオーバーラップするように配置されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
チップ1が一対のチップ1A,1Bとして装着された上
記穴明け工具では、工具先端側に突出する上記切刃4
A,4Bが、その凸状に折れ曲がる切刃部4a,4bの
交点Pを最先端位置としているため、工具内周側の上記
一方のチップ1Aの一方の切刃4Aにおいては、上記切
刃部4aが内周側から外周側に向かうに従い工具先端側
に延びるように傾斜して配置される一方、上記切刃部4
bは内周側から外周側に向かうに従い工具後端側に延び
るように傾斜して配置される。また、これとは逆に、工
具外周側の上記他方のチップ1Bの他方の切刃4Bにお
いては、上記切刃部4aが内周側から外周側に向かうに
従い工具後端側に延びるように傾斜して配置される一
方、上記切刃部4bは内周側から外周側に向かうに従い
工具先端側に延びるように傾斜して配置される。
【0005】ここで、穴明け加工時に上記各切刃部4
a,4bに作用する負荷はこれらの切刃部4a,4bに
垂直な方向に作用することになり、従って上記交点Pを
介して互いに反対向きに傾斜するこれらの切刃部4a,
4bには、軸線Oに対する径方向について互いに反対向
きの成分を有する負荷が作用することとなる。しかも、
この負荷の大きさは、各切刃部4a,4bの切刃長に応
じて大きくなるとともに、切削量が大きい工具外周側の
方が工具内周側よりも大きくなることが知られており、
このため、工具外周側の上記他方のチップ1Bの他方の
切刃4Bにおいては、工具外周側に配置された切刃長の
短い切刃部4aに作用する負荷の径方向の成分と、工具
内周側に配置された切刃長の長い切刃部4bに作用する
負荷の径方向の成分とが互いに相殺されることになるの
で、工具本体5をその軸線Oに対する径方向に撓ませる
ような力がこの他方のチップ1Bに作用するのを抑える
ことができる。
【0006】ところが、工具内周側の上記一方のチップ
1Aの工具先端側に突出する上記一方の切刃4Aにおい
ては、切刃長の短い切刃部4aが切削量の小さい工具内
周側に配置されているのに対して、切刃長の長い切刃部
4bは切削量の大きな工具外周側に配置されており、こ
のため該チップ1Aには、工具内周側に向けてより大き
な負荷が加わって工具本体5を上記他方のチップ1B側
に撓ませるような力が作用することが避けられない。そ
して、このような力が作用することにより、穴明け加工
時には工具本体に径方向に振れが生じてしまうので、当
該穴明け工具によって形成される加工穴は、その内径が
所定の加工穴径よりも大きく拡がってしまうとともに同
心度も損なわれてしまう。このため、上記従来のチップ
1および該チップ1を装着した穴明け工具では、より高
い加工穴精度を得ることが困難となるという問題があっ
た。
【0007】本発明は、このような背景の下になされた
ものであって、特に穴明け加工に用いた場合に、工具本
体をその軸線に対する径方向に撓ませるような力が当該
チップに作用するのを抑えることが可能なチップを提供
し、またかかるチップを装着することにより、穴明け加
工時の工具本体の振れを抑えて、より高い加工穴精度を
得ることが可能な穴明け工具を提供することを目的とし
ている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決して、こ
のような目的を達成するために、本発明のチップは、多
角形平板状をなすチップ本体のすくい面とされる多角形
面の辺稜部に、この多角形面のコーナ部に交差する少な
くとも一対の切刃が形成されてなるチップにおいて、上
記一対の切刃を上記多角形面の周回り方向に凸状に折れ
曲がる複数の切刃部によって構成し、これら一対の切刃
のうち、一方の切刃では上記コーナ部に連なる切刃部の
切刃長を他の切刃部の切刃長よりも長くするとともに、
他方の切刃では上記コーナ部に連なる切刃部の切刃長を
他の切刃部の切刃長よりも短くしたことを特徴とする。
また、本発明の穴明け工具は、かかる構成のチップを装
着した穴明け工具であって、軸線回りに回転される工具
本体の先端部に一対の上記チップを、上記軸線を挟んで
互いに反対側に、工具内周側と工具外周側とに偏って着
脱自在に装着し、これらのチップを、工具内周側の一方
のチップは、上記コーナ部を上記軸線の近傍に位置させ
て上記一方の切刃を工具先端側に突出させるとともに、
工具外周側の他方のチップは、上記コーナ部を工具外周
側に位置させて上記他方の切刃を工具先端側に突出さ
せ、かつ上記軸線回りの回転軌跡において互いの切刃の
上記他の切刃部をオーバーラップさせて配置したことを
特徴とする。
【0009】しかるに、上記構成のチップによれば、こ
れを上述のようにして穴明け工具の工具本体に装着する
ことにより、工具内周側の一方のチップでは、工具先端
側に突出するその一方の切刃において、作用する負荷が
小さい工具内周側には切刃長が長くされたコーナ部に連
なる切刃部が配置され、大きな負荷の作用する工具外周
側には切刃長が短い他の切刃部が配置されるので、工具
本体の軸線に対する径方向において両切刃部に作用する
負荷の成分を相殺させて、この一方のチップに工具本体
をその径方向に撓ませるような力が作用するのを抑える
ことができる。また、その一方で、工具外周側の他方の
チップでは、従来と同様に負荷の大きい工具外周側には
切刃長の短いコーナ部に連なる切刃部が配置されるとと
もに、負荷の小さい工具内周側には切刃長の長い他の切
刃部が配置されるので、この他方のチップにも工具本体
を径方向に撓ませる力が生じることはなく、従って穴明
け加工時に工具本体に径方向に振れが生じるのを防い
で、より高い加工穴精度を得ることができる。
【0010】ここで、上記チップにあっては、上記一方
の切刃において上記コーナ部に連なる切刃部の切刃長と
他の切刃部の切刃長との比を1:1.1〜1:1.5の
範囲に、またこれとは逆に上記他方の切刃において上記
コーナ部に連なる切刃部の切刃長と他の切刃部の切刃長
との比は1.1:1〜1.5:1の範囲に設定するのが
望ましい。これは、これらの切刃部の切刃長の比が上記
範囲から逸脱すると、当該チップを上述のように穴明け
工具に装着したりして穴明け加工を行った際に、加工時
の負荷の工具本体の軸線に対する径方向の成分が確実に
相殺されなくなってしまうおそれが生じるからである。
また、上記チップにあって、上記一方の切刃において上
記コーナ部に連なる切刃部の切刃長を、上記他方の切刃
において上記コーナ部に連なる切刃部の切刃長よりも長
くした場合には、一つのコーナ部に交差する上記一対の
切刃を互いに略等しい切刃長に設定することができ、例
えば上記従来のチップのようにチップ本体を菱形平板状
に形成したときに、その多角形面(菱形面)の辺稜部に
同じ切刃長の二対の上記切刃を形成することが可能とな
る。さらに、上記多角形面の周回り方向に隣接する上記
切刃部同士を、すべて互いに鈍角に交差するように形成
すれば、切刃部同士の交点におけるチップ本体の欠け等
を防止することができる。
【0011】一方、上記構成の穴明け工具にあっては、
上記一対のチップを、その工具先端側に突出する切刃の
先端位置が上記軸線方向に僅かにずらされるようにして
配置することにより、これら一対のチップの切刃が同時
に被加工物に喰い付くのが避けられて、この喰い付き時
にチップから工具本体に作用する衝撃を分散させること
ができ、かかる衝撃によって工具本体に振れが生じるよ
うな事態を防止することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】図1ないし図3は、本発明のチッ
プの一実施形態を示すものである。本実施形態のチップ
11は、そのチップ本体12が超硬合金等の硬質材料か
ら概略菱形平板状に形成されてなるものであり、その菱
形をなす上面13がすくい面とされるとともに、この上
面13の周囲に配置される4つの側面14…が逃げ面と
され、これら上面13と側面14…との交差稜線部に、
上記上面13の対角上に位置する一対のコーナ部C,C
にそれぞれ交差する二対の切刃15A,15Bが、上記
上面13の周回り方向に交互に配置されている。なお、
本実施形態のチップ11は、この逃げ面とされる側面1
4…に切刃15A,15Bに対する逃げ角が予め付され
たポジティブチップとされており、しかもこの逃げ角
が、チップ本体12の上面13から下面16側に向けて
一段大きくなるように形成されている。また、このチッ
プ本体12の上面13の中央から下面16にかけては、
このチップ本体12を後述する穴明け工具の工具本体に
装着するためのクランプネジが挿通される取付穴17が
形成されており、当該チップ本体12は、この取付穴1
7の中心軸に関して軸対称となるように形成されてい
る。
【0013】さらに、このチップ本体12の側面14…
は、いずれも上記上面13の周回り方向に鈍角に一段折
れ曲がるように形成されていて、これに伴いこの上面1
3との交差稜線部に形成される上記切刃15A,15B
も、上面13に対向する方向から見て図1に示すように
交点Pを介し鈍角をなして凸状に一段曲折する一対の切
刃部15a,15bおよび切刃部15c,15dからそ
れぞれ形成されている。従って、このチップ本体12の
上面13は、該上面13に対向する方向から見た平面視
に図1に示すように、厳密には八角形状に形成されるこ
ととなる。そして、この上面13の上記コーナ部Cに交
差する一対の切刃15A,15Bのうち、一方の切刃1
5Aは、上記交点Pを介して交差する一対の切刃部15
a,15bのうち上記コーナ部Cに連なる切刃部15a
の切刃長aが反対側の切刃部15bの切刃長bよりも長
く形成される一方、逆に他方の切刃15Bは、上記コー
ナ部Cに連なる切刃部5cの切刃長cが反対側の切刃部
5dの切刃長dよりも短く形成されている。
【0014】ここで、上記一方の切刃15Aにおける上
記切刃部15aの切刃長aと切刃部15bの切刃長bと
の比a:bは、本実施形態では1:1.1〜1:1.5
の範囲に設定されており、また上記他方の切刃15Bに
おける上記切刃部15cの切刃長cと切刃部15dの切
刃長dとの比c:dは、本実施形態では1.1:1〜
1.5:1の範囲に設定されている。さらに、本実施形
態では、上記一方の切刃15Aのコーナ部Cに連なる切
刃部15aの切刃長aは、上記他方の切刃15Bのコー
ナ部Cに連なる切刃部15cの切刃長cよりも長くされ
ており、またこれらの切刃部15a,15cはコーナ部
Cにおいて鈍角に交差するようになされていて、これに
より上記上面13の周回り方向に隣接する切刃部15a
〜15d同士は、すべて互いに鈍角に交差するように形
成される。さらにまた、上記上面13の周縁部には、図
3に示すように断面凹円弧状をなすチップブレーカ18
が、切刃15A,15Bに沿って該周縁部を周回するよ
うに形成されている。
【0015】次に、図4ないし図7は、上記実施形態の
チップ11を装着した本発明の穴明け工具の一実施形態
を示すものである。この実施形態の穴明け工具におい
て、その工具本体21は概略多段円柱状に形成されてお
り、この工具本体21の先端部の外周には、後端側に向
かうに従いこの工具本体21の中心軸線O回りに工具回
転方向Tの後方側に捩れる一対の切屑排出溝22,22
が軸線Oに対して対称に形成されていて、これらの切屑
排出溝22,22の先端の工具回転方向Tを向く壁面に
形成された一対のチップ取付座23A,23Bに、同形
同大の一対の上記実施形態のチップ11,11が、その
すくい面とされる上面13を工具回転方向Tに向けて、
上記取付穴17に挿通されたクランプネジ24を工具本
体21にねじ込むことにより、それぞれ着脱自在に装着
されている。
【0016】ここで、上記一対のチップ取付座23A,
23Bは上記軸線Oに対する径方向において工具内周側
と工具外周側とに偏って形成されており、これに伴いこ
れらのチップ取付座23A,23Bに装着される上記一
対のチップ11,11も、一方のチップ11は工具内周
側に偏って配置されて内周側チップ11Aとされるとと
もに、他方のチップ11は工具外周側に偏って配置され
て外周側チップ11Bとされる。そして、これら内外周
側チップ11A,11Bは、上記内周側チップ11A
が、その一のコーナ部Cが上記軸線Oを越えてオーバー
センターとなるように該コーナ部Cを軸線Oの近傍に位
置させ、その交点Pを先端位置として上記コーナ部Cに
連なる一方の切刃15Aを工具先端側に突出させるとと
もに、上記外周側チップ11Bは、一のコーナ部Cを工
具本体11先端部の外周に突出させ、同じくその交点P
を先端位置として上記他方の切刃15Bを工具先端側に
突出させており、かつ上記軸線O回りの回転軌跡におい
て図7に示すように、互いの切刃15A,15Bの上記
切刃部15b,15dをオーバーラップさせて配置され
ている。
【0017】なお、本実施形態では、内周側チップ11
Aの工具先端側に突出させられた上記一方の切刃15A
の先端位置となる上記交点Pは、外周側チップ11Bの
工具先端側に突出させられた上記他方の切刃15Bの先
端位置となる上記交点Pに対し、図7に示すようにずれ
量γで軸線O方向において僅かに後退した位置に配置さ
れている。また、本実施形態では、工具先端側からの正
面視において図6に示すように、上記内周側チップ11
Aの一方の切刃15Aは軸線Oに対して僅かに芯下がり
となるように配置されていて、軸線O上にこの内周側チ
ップ11Aのチップ本体12が配置されるのが避けられ
ている一方、上記外周側チップ11Bの他方の切刃15
Bは逆に僅かに芯上がりとなるように配置されており、
工具外周側に配置されたコーナ部Cに連なってその逃げ
面とされる側面14に十分な逃げが確保されるようにな
されている。
【0018】しかるに、上述のように構成されたチップ
11においては、チップ本体12のすくい面とされる上
面13のコーナ部Cに交差する一対の切刃15,15の
うち一方の切刃15Aでは、このコーナ部Cに連なる切
刃部15aの切刃長aが、コーナ部Cとは反対側の他の
切刃部15bの切刃長bよりも長くされるとともに、他
方の切刃15Bではコーナ部Cに連なる切刃部15cの
切刃長cが、コーナ部Cとは反対側の切刃部15dの切
刃長dよりも短くされている。従って、このようなチッ
プ11を穴明け工具の工具本体21の工具内周側と工具
外周側とに偏って配置する際に、上述のように内周側チ
ップ(一方のチップ)11Aは、その上記コーナ部Cを
上記軸線Oの近傍に位置させて上記一方の切刃15Aを
工具先端側に突出させるとともに、外周側チップ(他方
のチップ)11Bは、上記コーナ部Cを工具外周側に位
置させて上記他方の切刃15Bを工具先端側に突出さ
せ、かつ上記軸線O回りの回転軌跡において互いの切刃
15A,15Bの上記他の切刃部15b,15dをオー
バーラップさせて配置することにより、工具内外周側の
両チップ11A,11Bに作用する負荷の径方向の成分
を相殺させることができる。
【0019】すなわち、上記内周側チップ11Aでは、
工具先端側に突出させられた上記一方の切刃15Aにお
いて、作用する負荷が小さい工具内周側には長い切刃長
aの切刃部15aが配置されるとともに、作用する負荷
が大きい工具外周側には短い切刃長bの切刃部15bが
配置されるので、穴明け加工時に両切刃部15a,15
bに作用する負荷のうち互いに反対向きに作用する上記
軸線Oに対する径方向の成分の大きさを略等しくするこ
とができる。その一方で、上記外周側チップ11Bにお
いても、従来と同様に作用する負荷が小さい工具内周側
には切刃長dの長い切刃部15dが配置されるととも
に、作用する負荷が大きい工具外周側には切刃長cの短
い切刃部15cが配置されるので、やはり両切刃部15
c,15dに作用する負荷の径方向の成分の大きさを略
等しくすることができ、従って工具内外周側の両チップ
11A,11Bにおいて、それぞれに作用する負荷の径
方向の成分を互いに相殺することが可能となるのであ
る。このため、かかるチップ11によれば、穴明け加工
時に工具本体21をその径方向に撓ませるような力が生
じるのを抑えることができ、これによって加工中の工具
本体21の振れを防いで加工穴精度の向上を図ることが
できる。
【0020】また、特に上記内周側チップ11Aでは、
工具本体21の軸線Oの近傍に配置された上記コーナ部
Cに連なる他方の切刃11Bにおいて、先端側に短い切
刃長cの切刃部15cが配置されるとともに、その後方
に交点Pを介して鈍角に交差する長い切刃長dの切刃部
15dが配置されることとなり、従ってこれらの切刃部
15c,15dに連なるチップ本体12の側面14に当
接するチップ取付座23Aの壁面23aも、図5に示す
ように工具本体21の先端面から短く工具後端側に延び
た後、工具外周側に折れ曲がって延びるように形成され
ることとなる。従って、上記構成のチップ11によれ
ば、該チップ11を上述のように工具内周側に装着した
穴明け工具の工具本体21において、このチップ11が
装着される工具内周側のチップ取付座23Aの上記壁面
23aと、工具外周側のチップ取付座23Bが形成され
る切屑排出溝22との間に、十分な肉厚を確保すること
が可能となり、これにより工具本体21の先端部におけ
る剛性を向上させて一層安定した穴明け加工を促すこと
ができるといった効果も得られる。
【0021】ここで、上記チップ11にあっては、上記
一方の切刃11Aにおいてコーナ部Cに連なる切刃部1
5aの切刃長aと、これとは反対側の他の切刃部15b
の切刃長bとの比a:bを1:1.1〜1:1.5の範
囲に設定するとともに、上記他方の切刃11Bにおいて
コーナ部Cに連なる切刃部15cの切刃長cと、これと
反対側の他の切刃部15dの切刃長dとの比c:dを
1.1:1〜1.5:1の範囲に設定しているが、これ
は、上記比a:bや比c:dが上記範囲を逸脱してしま
うと、工具内外周側の各チップ11A,11Bにおいて
それぞれに作用する負荷の径方向の線分を確実に相殺す
ることが困難となって、穴明け加工時に工具本体21を
撓ませる力が生じてしまうおそれがあるからである。こ
のため、各切刃部15a〜15dの切刃長a〜dの比
a:bおよび比c:dは、本実施形態のように上記範囲
に設定されるのが望ましい。
【0022】また、本実施形態のチップ11では、上記
一対の切刃15A,15Bの間でも、一方の切刃15A
のコーナ部Cに連なる切刃部15aの切刃長aが他方の
切刃15Bのコーナ部Cに連なる切刃部15cの切刃長
cよりも長く設定されており、従ってこれら一対の切刃
15A,15Bは、それぞれ長い切刃長a,dの切刃部
15a,15dと短い切刃長b,cの切刃部15b,1
5cとの組み合わせとなるので、一方の切刃15Aの切
刃長a+bと他方の切刃15Bの切刃長c+dとを互い
に略等しくなるように設定することが可能となる。この
ため、かかる構成を採ることにより、上記チップ本体1
2を、例えば本実施形態のような菱形平板状など、各辺
稜部の長さが等しい多角形の平板状に形成することがで
き、これらの辺稜部に形成された切刃15A,15Bを
効率的に加工に使用することが可能となる。
【0023】さらに、本実施形態のチップ11では、そ
の上記切刃15A,15Bにおいて切刃部15a,15
bおよび切刃部15c,15dがそれぞれ交点Pを介し
て鈍角に交差する一方、各切刃15A,15Bのコーナ
部Cに連なる切刃部15a,15cもこのコーナ部Cに
おいて鈍角に交差するようになされており、従って上記
上面13の周回り方向に隣接する切刃部15a〜15d
同士は、すべて互いに鈍角に交差するように形成されて
いる。このため、本実施形態によれば、工具先端側に突
出させられて被加工物への喰い付き時に衝撃的な負荷が
作用する上記交点Pの周辺、および工具本体21の軸線
Oの近傍や工具外周側に突出させられて配置されること
により大きな負荷が作用する上記コーナ部Cの周辺にお
いて、これらの負荷に耐え得る十分なチップ強度を確保
することができ、かかる交点Pやコーナ部Cの周辺に欠
損等が生じるのを防いでチップ寿命の向上を図ることが
可能となる。
【0024】一方、上記実施形態の穴明け工具において
は、工具本体21の先端に装着される一対のチップ1
1,11のうち、内周側チップ11Aの工具先端側に突
出させられた一方の切刃15Aの先端位置となる上記交
点Pが、外周側チップ11Bの他方の切刃15Bの先端
位置となる上記交点Pに対し、軸線O方向において僅か
に後退した位置に配置されており、従ってかかる穴明け
工具によって穴明け加工を行う際には、まず工具先端側
に突出した外周側チップ11Bの切刃15Bの上記交点
P周辺が先行して被加工物に喰い付き、次いでその直後
に内周側チップ11Aの切刃15Aの上記交点P周辺が
被加工物に喰い付くこととなる。このため、本実施形態
の穴明け工具によれば、これら内外周側チップ11A,
11Bが被加工物に同時に喰い付くのが避けられるの
で、喰い付き時に該チップ11A,11Bから工具本体
21に作用する衝撃が分散させられ、かかる衝撃によっ
て工具本体21に振れが生じたりするような事態をも防
止して、一層高い穴加工精度を得ることが可能となる。
【0025】なお、本実施形態では、このように内周側
チップ11Aの切刃15Aの先端位置となる交点Pが、
外周側チップ11Bの切刃15Bの先端位置となる上記
交点Pに対して軸線O方向に僅かに後退した位置に配置
されているが、これとは逆に、上記内周側チップ11A
の切刃15Aの上記交点Pを、外周側チップ11Bの切
刃15Bの上記交点Pに対して軸線O方向に僅かに先行
した位置に配置しても同様の効果を得ることができ、す
なわち上記一対のチップ11A,11Bが、その工具先
端側に突出する切刃15A,15Bの先端位置が軸線O
方向に僅かにずらされるようにして配置されていればよ
い。ただし、この軸線O方向におけるずれ量γが大きす
ぎると、例えば加工穴が止まり穴である場合にはその穴
底面に大きな段差が形成されてしまったりするので、こ
のずれ量γは0.02〜0.08mm程度の極小さな範囲
に設定されるのが望ましい。
【0026】また、上記実施形態のチップ11において
は、その一対の切刃15A,15Bがそれぞれ一対の切
刃部15a,15bおよび切刃部15c,15dとから
構成されているが、これらの切刃部15a〜15dを、
さらに複数の切刃部によって構成するようにしてもよ
い。さらにまた、これらの切刃部15a〜15dを、チ
ップ本体12の厚さ方向に凹凸するように形成すれば、
穴明け加工時に生成される切屑の効率的な処理を図るこ
とができる。さらに、本実施形態のチップ11では、そ
のすくい面とされる上面13の周縁に切刃15A,15
Bに沿って凹溝状のチップブレーカ18が形成されてい
て、これにより切刃15A,15Bの実質的なすくい角
を正角側に大きくすることができるので、上記実施形態
の穴明け工具に外周側チップ11Bとして装着されたチ
ップ11のように、芯上がりに配置されることによって
すくい角が負角側に大きくなりがちな場合において、特
にその切刃15Bの切れ味が著しく損なわれるのを防ぐ
ことができる。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のチップに
おいては、コーナ部に交差する一対の切刃のうち、一方
の切刃ではコーナ部に連なる切刃部の切刃長が他の切刃
部の切刃長よりも長くされるとともに、他方の切刃では
コーナ部に連なる切刃部の切刃長が他の切刃部の切刃長
よりも短くされており、かかるチップを工具内周側と工
具外周側とに偏って装着した穴明け工具では、工具内周
側の一方のチップは上記コーナ部を工具本体の軸線近傍
に位置させて上記一方の切刃を工具先端側に突出させる
とともに、工具外周側の他方のチップは上記コーナ部を
工具外周側に位置させて上記他方の切刃を工具先端側に
突出させ、かつ上記軸線回りの回転軌跡において互いの
切刃の上記他の切刃部をオーバーラップさせて配置する
ことにより、穴明け加工時に各チップに作用する負荷の
径方向の成分を相殺せしめることができる。従って、か
かる穴明け工具による穴明け加工時に、工具本体をその
径方向に撓ませるような力が生じるのを抑えることがで
き、これにより工具本体の振れを防いで所定の内径の加
工穴を高い同心度で形成することが可能となり、加工穴
精度の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態のスローアウェイチップ
11を示す平面図である。
【図2】 図1に示す実施形態の矢線Y方向視の側面図
である。
【図3】 図1におけるZZ断面図である。
【図4】 図1ないし図3に示した実施形態のスローア
ウェイチップ11,11を装着した本発明のスローアウ
ェイ式穴明け工具の一実施形態を示す平面図である。
【図5】 図4に示す実施形態の先端部の拡大平面図で
ある。
【図6】 図4に示す実施形態の工具先端側からの拡大
正面図である。
【図7】 図4に示す実施形態の軸線O回りにおける内
外周側チップ11A,11Bの回転軌跡を示す図であ
る。
【図8】 従来提案されたスローアウェイチップ1を示
す平面図である。
【図9】 図8に示すスローアウェイチップ1,1を装
着した従来のスローアウェイ式穴明け工具の平面図であ
る。
【図10】 図9に示すスローアウェイ式穴明け工具の
軸線O回りにおけるスローアウェイチップ1A,1Bの
回転軌跡を示す図である。
【符号の説明】
11 スローアウェイチップ 12 チップ本体 13 すくい面とされる上面 15A,15B 切刃 15a〜15d 切刃部 18 チップブレーカ 21 工具本体 C コーナ部 P 切刃部15a〜15dの交点 a〜d 切刃部15a〜15dの切刃長 O 工具本体21の軸線 T 工具回転方向
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川出 保彦 岐阜県安八郡神戸町大字横井字中新田 1528番地 三菱マテリアル株式会社 岐 阜製作所内 (56)参考文献 特開 平11−207508(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B23B 27/14 B23B 51/00

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多角形平板状をなすチップ本体のすくい
    面とされる多角形面の辺稜部に、この多角形面のコーナ
    部に交差する少なくとも一対の切刃が形成されてなるス
    ローアウェイチップにおいて、上記一対の切刃は上記多
    角形面の周回り方向に凸状に折れ曲がる複数の切刃部に
    よって構成されており、これら一対の切刃のうち、一方
    の切刃では上記コーナ部に連なる切刃部の切刃長が他の
    切刃部の切刃長よりも長くされるとともに、他方の切刃
    では上記コーナ部に連なる切刃部の切刃長が他の切刃部
    の切刃長よりも短くされていることを特徴とするスロー
    アウェイチップ。
  2. 【請求項2】 上記一方の切刃において上記コーナ部に
    連なる切刃部の切刃長と他の切刃部の切刃長との比が、
    1:1.1〜1:1.5の範囲に設定されていることを
    特徴とする請求項1に記載のスローアウェイチップ。
  3. 【請求項3】 上記他方の切刃において上記コーナ部に
    連なる切刃部の切刃長と他の切刃部の切刃長との比が、
    1.1:1〜1.5:1の範囲に設定されていることを
    特徴とする請求項1または請求項2に記載のスローアウ
    ェイチップ。
  4. 【請求項4】 上記一方の切刃において上記コーナ部に
    連なる切刃部の切刃長が、上記他方の切刃において上記
    コーナ部に連なる切刃部の切刃長よりも長くされている
    ことを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに
    記載のスローアウェイチップ。
  5. 【請求項5】 上記多角形面の周回り方向に隣接する上
    記切刃部同士は、すべて互いに鈍角に交差するように形
    成されていることを特徴とする請求項1ないし請求項4
    のいずれかに記載のスローアウェイチップ。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし請求項5のいずれかに記
    載のスローアウェイチップを装着したスローアウェイ式
    穴明け工具であって、軸線回りに回転される工具本体の
    先端部に一対の上記スローアウェイチップが、上記軸線
    を挟んで互いに反対側に、工具内周側と工具外周側とに
    偏って着脱自在に装着されており、これらのスローアウ
    ェイチップは、工具内周側の一方のスローアウェイチッ
    プが、上記コーナ部を上記軸線の近傍に位置させて上記
    一方の切刃を工具先端側に突出させるとともに、工具外
    周側の他方のスローアウェイチップは、上記コーナ部を
    工具外周側に位置させて上記他方の切刃を工具先端側に
    突出させ、かつ上記軸線回りの回転軌跡において互いの
    切刃の上記他の切刃部をオーバーラップさせて配置され
    ていることを特徴とするスローアウェイ式穴明け工具。
  7. 【請求項7】 上記一対のスローアウェイチップは、工
    具先端側に突出する切刃の先端位置が上記軸線方向に僅
    かにずらされて配置されていることを特徴とする請求項
    6に記載のスローアウェイ式穴明け工具。
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