JP3517825B2 - 高周波加熱装置 - Google Patents

高周波加熱装置

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JP3517825B2
JP3517825B2 JP08658898A JP8658898A JP3517825B2 JP 3517825 B2 JP3517825 B2 JP 3517825B2 JP 08658898 A JP08658898 A JP 08658898A JP 8658898 A JP8658898 A JP 8658898A JP 3517825 B2 JP3517825 B2 JP 3517825B2
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heated
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隆幸 平光
正史 長田
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Mitsubishi Electric Home Appliance Co Ltd
Mitsubishi Electric Corp
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B40/00Technologies aiming at improving the efficiency of home appliances, e.g. induction cooking or efficient technologies for refrigerators, freezers or dish washers

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  • Control Of High-Frequency Heating Circuits (AREA)
  • Constitution Of High-Frequency Heating (AREA)
  • Electric Ovens (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、加熱室底面に給電
面を設け、被加熱物の下部から高周波を照射し、高効率
で加熱する高周波加熱装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図7は例えば特開平8−321376号
公報に開示されている第1従来例の高周波加熱装置を示
す縦断面図である。
【0003】図7において、1は被加熱物、2は加熱
室、3は高周波の発生源である高周波発生器、4は被加
熱物1の物理量を検出する物理量検出手段であり、重量
センサ、電界プローブセンサ等がある。5は物理量検出
手段4の検出結果に基づいて高周波発生器3を制御する
制御部、6は高周波発生器3から加熱室2に高周波7を
送出させる導波管、8は導波管6と加熱室2の境界にあ
る給電面、9はターンテーブル、11はターンテーブル
9を回動させるモータ、12はターンテーブル9に支持
されて被加熱物1を設置する設置台である。
【0004】この第1従来例の高周波加熱装置におい
て、高周波発生器3で発生した高周波7は、導波管6を
伝搬して上下2ヶ所の給電面8より加熱室2に伝搬し、
加熱室2の内壁面に入射や反射を繰り返しながら、回動
するターンテーブル9上の設置台12に置かれた被加熱
物1に照射する。これにより、被加熱物1が加熱され
る。
【0005】このように、前述の第1従来例において
は、導波管6が加熱室2の側面に設置されて、給電面8
と被加熱物1との距離が遠くなっているため、給電面8
から加熱室2に入射した高周波7が直接被加熱物1に吸
収されず、加熱室2の内壁面に入射反射を繰り返した後
に被加熱物1に吸収される。そのため、エネルギーロス
が生ずるという難点がある。
【0006】また、加熱室2の側面より高周波が入射さ
れるため、被加熱物1の側面や上面が加熱され易く、下
面や中心部が加熱され難いため、加熱ムラが発生する。
【0007】そこで、例えば特開平9−210372号
公報に示されている高周波加熱装置のように、被加熱物
の下面中央部の温度を高くできるようにしたものが提案
されている。図8は同公報に開示されている第2従来例
の高周波加熱装置を示す縦断面図であり、図中、前述の
第1従来例(図7)のものに相当する部分には同一符号
を付し、その説明を省略する。
【0008】この第2従来例の高周波加熱装置は、加熱
室2と導波管6の境界である給電面8を加熱室2の底面
に設けている。なお、21はターンテーブル9の周縁部
を下方で支持し、これを回動させるローラ、22はロー
ラ21を回転させる回転板、23は回転板22を支持回
転させる回転板支持ローラ、24は回転板支持ローラ2
3を駆動する駆動部である。
【0009】この第2従来例の高周波加熱装置において
は、駆動部24により回転板支持ローラ23を回転させ
ることで回転板22を回転させ、回転板22が回転する
ことでローラ21が回転し、ターンテーブル9が回転す
る。このように、ターンテーブル9の外縁に沿った略円
周上に、これを回転させる機構を配置することで、給電
面8を下面に設置することができる。これにより、高周
波発生器3より発生した高周波7が加熱室2の底面中央
部から加熱室2内に伝搬する。したがって、被加熱物1
の下面中央部の温度を十分高くすることが可能になる。
【0010】また、同様に給電面を加熱室の底面側に配
置したものとして、例えば特開平8−321378号公
報に示されているものを挙げることができる。図9は同
公報に開示されている第3従来例の高周波加熱装置を示
す縦断面図であり、図中、前述の第1従来例(図7)の
ものに相当する部分には同一符号を付し、その説明を省
略する。
【0011】この第3従来例の高周波加熱装置は、加熱
室2の底面の一側に給電室31を設け、給電室31内に
回転アンテナ32を設置している。なお、33は回転ア
ンテナ32を駆動する第1モータ、34はターンテーブ
ル9を駆動する第2モータ、35は高周波発生器3と第
1モータ33と第2モータ34を制御する制御部であ
る。
【0012】この第3従来例の高周波加熱装置におい
て、高周波発生器3で発生した高周波は、導波管6から
給電室31内の回転アンテナ32を介して加熱室2の底
面から加熱室2内に伝搬する。このとき、図示しない重
量センサや温度センサで被加熱物1の状態を検出し、検
出した被加熱物1の状態に応じ、回転アンテナ32を第
1モータ33で駆動して、高周波の指向性を制御してい
る。したがって、加熱分布を均一化することが可能にな
る。
【0013】また、同様に給電面を加熱室の底面側に配
置したものとして、例えば特開平9−22775号公報
に示されているものを挙げることができる。図10は同
公報に開示されている第4従来例の高周波加熱装置を示
す縦断面図であり、図中、前述の第1従来例(図7)の
ものに相当する部分には同一符号を付し、その説明を省
略する。
【0014】この第4従来例の高周波加熱装置は、有効
利用スペースの拡大や清掃性・操作性を向上させるため
に、加熱室2内にターンテーブルを設置せず、かつ加熱
室2と導波管6の境界である給電面8を加熱室2の底面
に設けている。なお、41は被加熱物1を載せる誘電体
板、42は導波管6の長さを変えるための導電性部材か
らなる移動体、43は移動体42を往復運動させるモー
タ、44は導波管6と加熱室2を連結する給電部で、複
数の開口部から構成されている。
【0015】この第4従来例の高周波加熱装置におい
て、高周波発生器3で発生した高周波は、導波管6を介
して複数の開口部44より加熱室2内に伝搬する。この
とき、導波管6の長さを規定する移動体42をモータ4
3で往復運動させることで、被加熱物1を下面より様々
な電界分布で加熱することができる。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
第1乃至第3従来例のものにあっては、いずれも加熱室
2内にターンテーブル9が設置されているため、以下の
ような問題が存在していた。(1)ターンテーブル9を
回転させるための構造が複雑で、部品点数が増え、これ
に 伴い故障率が高くなり、かつ電波シールド機構が難
かしくなり、信頼性に欠ける。(2)加熱室2内の有効
利用スペースが減少し、かつ清掃性も悪化する。(3)
ターンテーブル9の回動により、被加熱物1を設置した
位置・向きが変更され、取り出しにくくなり、操作性が
悪い。
【0017】また、前述の第1及び第3従来例のものに
あっては、加熱室2の底面中央部に給電面がないため被
加熱物1の中心を高効率で加熱することができないとい
う難点があった。
【0018】また、前述の第4従来例のものにあって
は、給電部が複数の開口部44から構成されているた
め、中心部だけを集中的に加熱することができず、縦に
細長い被加熱物に対しては、高効率に加熱できないとい
う問題があった。
【0019】本発明の技術的課題は、加熱室の有効スペ
ースを拡大でき、清掃性・操作性を向上させ得られ、か
つ被加熱物を高効率に加熱できるようにすることにあ
る。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
高周波加熱装置は、被加熱物を収納する加熱室と、高周
波を発生する高周波発生器と、加熱室下部に設けられ、
高周波発生器から発生する高周波を加熱室に伝送する導
波管と、加熱室下部の略中央部と導波管の境界に設けら
れ、ここに至るまでの導波管の幅と同一か又はそれより
も広く設定された給電面と、低誘電率材質からなり、給
電面上に設けられて被加熱物を設置する設置台とを備
え、給電面を、加熱室底面の略中央部を中心とする円形
給電面または多角形給電面と、その周囲に設けた弧状ス
ロット給電面とから形成するとともに、弧状スロット給
電面を開閉するスロット開閉手段と、物理量検出手段の
検出結果に基づいてスロット開閉手段を駆動制御するス
ロット開閉制御手段と、を設けたものである。
【0021】また、本発明の請求項2に係る高周波加熱
装置は、導波管内の給電面下方に、高周波を多方向にラ
ンダムに反射させる導体で構成された可動スタラを設け
るとともに、物理量検出手段の検出結果に基づいてスタ
ラを駆動制御するスタラ駆動制御手段を設けたものであ
る。
【0022】また、本発明の請求項3に係る高周波加熱
装置は、導波管内の給電面下方に、高周波を受信して電
界を強くする高周波受信体を設けたものである。
【0023】また、本発明の請求項4に係る高周波加熱
装置は、高周波受信体を可動機構に取付けるとともに、
物理量検出手段の検出結果に基づいて可動機構を駆動し
て高周波受信体の位置を制御する高周波受信***置制御
手段を設けたものである。
【0024】
【発明の実施の形態】実施形態1. 以下、図示実施形態により本発明を説明する。図1は本
発明の請求項1に係る高周波加熱装置の給電面部分を拡
大して示す平面図で、図1(a)は弧状スロット給電面
が全開している状態の図、図1(b)は弧状スロット給
電面が全閉している状態の図、図2はそのスロット開閉
板を示す平面図、図3はそのスロット開閉手段を含む装
置全体構成を示す縦断面図であり、各図中、前述の第1
従来例(図7)のものに相当する部分には同一符号を付
し、説明を省略する。
【0025】この第1実施形態の高周波加熱装置は、給
電面を、加熱室2の底面略中央部を中心とする円形給電
面(又は多角形給電面)8Cと、その周囲4箇所(90
度毎に)に設けた弧状スロット給電面8Dとから形成す
るとともに、各弧状スロット給電面8Dを開閉するスロ
ット開閉手段50と、物理量検出手段4の検出結果に基
づいてスロット開閉手段50を駆動制御するスロット開
閉制御機能が付加された制御手段5Aとを備えている。
【0026】これを更に詳述すると、スロット開閉手段
50は、給電面の下方に重ねて配置されたリング状のス
ロット開閉板51と、スロット開閉板51を回動させる
駆動機構52とから構成されている。
【0027】スロット開閉板51は図2に示すようにリ
ング状のプレートからなり、その中央孔51aは、円形
給電面(又は多角形部)8Cと同形状、寸法に設定され
ている。またスロット開閉板51の面内の周方向4箇所
には、スロット給電面8Dと同形状、寸法に設定された
弧状穴51bが形成されており、各弧状穴51bによっ
て各弧状スロット給電面8Dを同時に開放できるように
なっているとともに、各弧状穴51b間の各面部51c
によって各弧状スロット給電面8Dを同時に閉塞できる
ようになっている。更にスロット開閉板51の外周の一
部にはセクタギヤ51dが形成され、駆動機構52のモ
ータ53の出力軸に取り付けたピニオン54と噛み合っ
ている。
【0028】この第1実施形態の高周波加熱装置におい
ては、モータ53によりピニオン54を往復回動させる
ことで、スロット開閉板51を往復回動させる。すなわ
ち、物理量検出手段4で、検出した被加熱物の形状・個
数により、底面が広い被加熱物や複数個の被加熱物があ
る場合は、図1(a)に示す如く各弧状スロット給電面
8Dを全開させる。これにより、高周波発生器3で発生
し、加熱室2下部の導波管6を伝搬してきた高周波は、
スロット開閉板51の中央孔51aと各弧状穴51bか
ら、加熱室2の底面中央下部に形成されている円形給電
面(又は多角形給電面)8Cと各弧状スロット給電面8
Dに進入し、円形給電面(又は多角形給電面)8Cと各
弧状スロット給電面8Dより加熱室2に伝搬し、設置台
12上に置かれた被加熱物の下面中央部に直接照射す
る。またミルク・酒等の被加熱物が1個のみある場合
は、駆動機構52によってスロット開閉板51を45度
回転させ、図1(b)に示す如くスロット開閉板51の
各面部51cによって各弧状スロット給電面8Dを閉塞
し、高周波を中央部の円形給電面(又は多角形給電面)
8Cからのみ被加熱物の下面中央部に直接照射する。こ
のため高周波エネルギは、その大部分が直接被加熱物に
照射され、高効率で被加熱物に吸収される。従って、被
加熱物を高効率で加熱することができ、エネルギーロス
を大幅に低減することができる。
【0029】このように、この第1実施形態の高周波加
熱装置においても、ターンテーブルを不要にでき、被加
熱物を回転させることなくこれを均一に加熱することが
できる。更にターンテーブルを不要とすることで、装置
コストを低減でき、かつ被加熱物を収納する有効スペー
スの拡大が図れ、清掃性・操作性も向上する。
【0030】また、各弧状スロット給電面8D部を開閉
自在にしたため、被加熱物の位置、大きさ、種類等に対
して、高効率に最適な開口パターンで加熱することがで
きる。
【0031】実施形態2. 図4 は本発明の請求項1,2に係る高周波加熱装置を示
す縦断面図であり、図中、前述の第1実施形態(図3
のものと同一機能部には同一符号を付し、説明を省略す
る。
【0032】この第2実施形態の高周波加熱装置は、導
波管6内の給電面8の下方に、高周波を多方向にランダ
ムに反射させる導体で構成された可動スタラ61とこの
スタラ61を駆動するモータ62を設けるとともに、物
理量検出手段4の検出結果に基づいてスタラ61を駆動
制御するスタラ駆動制御機能が付加された制御手段5B
を設けたものである。
【0033】この第2実施形態の高周波加熱装置におい
ては、モータ62により加熱室2の底面中央下部に配置
されているスタラ61を回転させる。これにより、高周
波発生器3で発生し、加熱室2下部の導波管6を伝搬し
てきた高周波を、スタラ61によって多方向に反射さ
せ、加熱室2の底面略中央部の給電面8より加熱室2に
伝搬し、設置台12上に置かれた被加熱物1に対して直
接ランダムに照射する。従って、底面の広い被加熱物や
複数個の被加熱物を加熱する際に被加熱物を高効率で、
かつ加熱ムラを押さえて加熱することができる。このよ
うに高周波エネルギは、その大部分が直接被加熱物1に
照射され、高効率で被加熱物1に吸収される。このた
め、被加熱物1を高効率で加熱することができ、エネル
ギーロスを大幅に低減することができる。
【0034】このように、この第2実施形態の高周波加
熱装置においても、ターンテーブルを不要にでき、被加
熱物を回転させることなくこれを均一に加熱することが
できる。更にターンテーブルを不要とすることで、装置
コストを低減でき、かつ被加熱物を収納する有効スペー
スの拡大が図れ、清掃性・操作性も向上する。
【0035】実施形態3. 図5 は本発明の請求項1,3に係る高周波加熱装置を示
す縦断面図であり、図中、前述の第1実施形態(図3
のものと同一機能部には同一符号を付し、説明を省略す
る。
【0036】この第3実施形態の高周波加熱装置は、導
波管6内の給電面8の下方に、高周波を受信して電界を
強くする波長の1/4以上の長さに設定された高周波受
信体71を設けたものである。
【0037】この第3実施形態の高周波加熱装置におい
て、高周波発生器3で発生した高周波は、加熱室2下部
の導波管6を伝搬して、加熱室2の底面略中央部の給電
面8より加熱室2に伝搬し、設置台12上に置かれた被
加熱物1の底面に直接照射する。このとき、導波管6を
伝搬してきた高周波は、一旦、高周波受信体71に受信
される。このため、高周波受信体71周りに強電界域C
が発生し、被加熱物1の底面への照射効率が向上する。
従って高周波エネルギは、その大部分が直接被加熱物1
に照射され、高効率で被加熱物1に吸収される。このた
め、被加熱物1を高効率で加熱することができ、エネル
ギーロスを大幅に低減することができる。
【0038】このように、この第3実施形態の高周波加
熱装置においても、ターンテーブルを不要にでき、被加
熱物を回転させることなくこれを均一に加熱することが
できる。更にターンテーブルを不要とすることで、装置
コストを低減でき、かつ被加熱物を収納する有効スペー
スの拡大が図れ、清掃性・操作性も向上する。
【0039】実施形態4. 図6 は本発明の請求項1,3,4に係る高周波加熱装置
を示す縦断面図であり、図中、前述の第5実施形態(
)のものと同一機能部には同一符号を付し、説明を省
略する。
【0040】この第4実施形態の高周波加熱装置は、高
周波を受信して電界を強くする波長の1/4以上の長さ
に設定されて導波管6内の給電面8の下方に配置される
高周波受信体71を、水平回転板72に取り付け、回転
板72をモータ73により駆動できるようにするととも
に、物理量検出手段4の検出結果に基づいて回転板72
を駆動制御して高周波受信体71の位置を制御する高周
波受信体駆動制御機能が付加された制御手段5Cを設け
たものである。
【0041】この第4実施形態の高周波加熱装置におい
ては、モータ73により回転板72を回転させて高周波
受信体71の位置を変えることで、高周波を受信する場
所を任意に指定でき、任意の加熱分布にすることができ
る。これにより、任意の被加熱物1に対して高効率で、
かつ加熱ムラを押さえて加熱することができる。すなわ
ち、被加熱物1に対して高効率で高周波エネルギを直接
照射することができる。このため、被加熱物1を高効率
で加熱することができ、エネルギーロスを大幅に低減す
ることができる。
【0042】また、この第4実施形態の高周波加熱装置
においても、ターンテーブルを不要にでき、被加熱物を
回転させることなくこれを均一に加熱することができ
る。更にターンテーブルを不要とすることで、装置コス
トを低減でき、かつ被加熱物を収納する有効スペースの
拡大が図れ、清掃性・操作性も向上する。
【0043】
【発明の効果】以上述べたように、請求項1の発明によ
れば、給電面を、加熱室底面の略中央部を中心とする円
形給電面または多角形給電面と、その周囲に設けた弧状
スロット給電面とから形成するとともに、弧状スロット
給電面を開閉するスロット開閉手段と、物理量検出手段
の検出結果に基づいてスロット開閉手段を駆動制御する
スロット開閉制御手段とを設けたので、被加熱物の位
置、大きさ、種類等に対して、高効率に最適な開口パタ
ーンで加熱することができる。また下方の導波管からの
高周波エネルギを、加熱室底面の略中央部を中心とする
円形または多角形に形成された給電面より、下方の導波
管からの高周波エネルギを効率よく加熱室内に伝搬させ
ることができる。更にターンテーブルを不要とすること
ができて、装置コストを低減でき、かつ被加熱物を収納
する有効スペースの拡大が図れ、清掃性・操作性を向上
させることができる。
【0044】また、請求項2の発明によれば、導波管内
の給電面下方に、高周波を多方向にランダムに反射させ
る導体で構成された可動スタラを設けるとともに、物理
量検出手段の検出結果に基づいてスタラを駆動制御する
スタラ駆動制御手段を設けたので、加熱室下部の導波管
を伝搬してきた高周波を、スタラによって多方向に反射
させて、加熱室の底面略中央部の給電面より加熱室に伝
搬させ、設置台上に置かれた被加熱物に対して直接ラン
ダムに照射させることができる。このため、底面の広い
被加熱物や複数個の被加熱物を加熱する際に被加熱物を
高効率で、かつ加熱ムラを押さえて加熱することができ
る。このように高周波エネルギは、その大部分が直接被
加熱物に照射され、高効率で被加熱物に吸収される。こ
のため、被加熱物を高効率で加熱することができ、エネ
ルギーロスを大幅に低減することができる。更にターン
テーブルを不要とすることができて、装置コストを低減
でき、かつ被加熱物を収納する有効スペースの拡大が図
れ、清掃性・操作性を向上させることができる。
【0045】また、請求項3の発明によれば、導波管内
の給電面下方に、高周波を受信して電界を強くする高周
波受信体を設けたので、高周波受信体周り強電界域が発
生し、被加熱物の底面への照射効率が向上する。従って
高周波エネルギは、その大部分が直接被加熱物に照射さ
れ、高効率で被加熱物に吸収される。このため、被加熱
物を高効率で加熱することができ、エネルギーロスを大
幅に低減することができる。更にターンテーブルを不要
とすることができて、装置コストを低減でき、かつ被加
熱物を収納する有効スペースの拡大が図れ、清掃性・操
作性を向上させることができる。
【0046】また、請求項4の発明によれば、高周波受
信体を可動機構に取付けるとともに、物理量検出手段の
検出結果に基づいて可動機構を駆動して高周波受信体の
位置を制御する高周波受信***置制御手段を設けたの
で、高周波を受信する場所を任意に指定でき、任意の加
熱分布にすることができる。このため、任意の被加熱物
に対して高効率で、かつ加熱ムラを押さえて加熱するこ
とができる。また、被加熱物に対して高効率で高周波エ
ネルギを直接照射することができて、被加熱物を高効率
で加熱することができ、エネルギーロスを大幅に低減す
ることができる。更にターンテーブルを不要とすること
ができて、装置コストを低減でき、かつ被加熱物を収納
する有効スペースの拡大が図れ、清掃性・操作性を向上
させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態に係る高周波加熱装置
の給電面部分を拡大して示す平面図である。
【図2】 第1実施形態に係る高周波加熱装置のスロッ
ト開閉板を示す平面図である。
【図3】 第1実施形態に係る高周波加熱装置の全体構
成を示す縦断面図である。
【図4】 本発明の第2実施形態に係る高周波加熱装置
の縦断面図である。
【図5】 本発明の第3実施形態に係る高周波加熱装置
の縦断面図である。
【図6】 本発明の第4実施形態に係る高周波加熱装置
の縦断面図である。
【図7】 第1従来例の高周波加熱装置を示す縦断面図
である。
【図8】 第2従来例の高周波加熱装置を示す縦断面図
である。
【図9】 第3従来例の高周波加熱装置を示す縦断面図
である。
【図10】 第4従来例の高周波加熱装置を示す縦断面
図である。
【符号の説明】
1 被加熱物、2 加熱室、3 高周波発生器、5A
制御手段(スロット開閉制御手段)、5B 制御手段
(スタラ駆動制御手段)、5C 制御手段(高周波受信
***置制御手段)、6 導波管、7 高周波、8 給
面、8C 円形給電面、8D 弧状スロット給電面、1
2 設置台、50 スロット開閉手段、61 可動スタ
ラ、71 高周波受信体、72 水平回転板(高周波受
信体可動機構)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮前 哲也 埼玉県大里郡花園町大字小前田1728番地 1 三菱電機ホーム機器株式会社内 (56)参考文献 特開 平4−12493(JP,A) 特開 平8−124672(JP,A) 特開 平9−119650(JP,A) 特開 平9−229374(JP,A) 特開 平8−321378(JP,A) 特開 平2−37216(JP,A) 特開 昭51−130941(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F24C 7/02 501 H05B 6/68 320 H05B 6/70 H05B 6/72 H05B 6/74

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被加熱物を収納する加熱室と、 高周波を発生する高周波発生器と、 前記加熱室下部に設けられ、前記高周波発生器から発生
    する高周波を前記加熱室に伝送する導波管と、 前記加熱室下部の略中央部と前記導波管の境界に設けら
    れ、ここに至るまでの導波管の幅と同一か又はそれより
    も広く設定された給電面と、 低誘電率材質からなり、前記給電面上に設けられて被加
    熱物を設置する設置台とを備え、 前記給電面を、加熱室底面の略中央部を中心とする円形
    給電面または多角形給電面と、その周囲に設けた弧状ス
    ロット給電面とから形成するとともに、 該弧状スロット給電面を開閉するスロット開閉手段と、 物理量検出手段の検出結果に基づいて前記スロット開閉
    手段を駆動制御するスロット開閉制御手段と、 を設けたことを特徴とする高周波加熱装置。
  2. 【請求項2】 導波管内の給電面下方に、高周波を多方
    向にランダムに反射させる導体で構成された可動スタラ
    を設けるとともに、 物理量検出手段の検出結果に基づいて前記スタラを駆動
    制御するスタラ駆動制御手段を設けたことを特徴とする
    請求項1記載の高周波加熱装置。
  3. 【請求項3】 導波管内の給電面下方に、高周波を受信
    して電界を強くする高周波受信体を設けたことを特徴と
    する請求項1記載の高周波加熱装置。
  4. 【請求項4】 高周波受信体を可動機構に取付けるとと
    もに、 物理量検出手段の検出結果に基づいて前記可動機構を駆
    動して前記高周波受信体の位置を制御する高周波受信体
    位置制御手段を設けたことを特徴とする請求項3記載
    高周波加熱装置。
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