JP3515721B2 - 干渉信号除去装置および干渉信号除去方法 - Google Patents

干渉信号除去装置および干渉信号除去方法

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    • H04B1/69Spread spectrum techniques
    • H04B1/707Spread spectrum techniques using direct sequence modulation
    • H04B1/7097Interference-related aspects
    • H04B1/7103Interference-related aspects the interference being multiple access interference
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  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Noise Elimination (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、CDMA(Code D
ivision Multiple Access;符号分割多元接続)方式の
移動体通信システムに用いられる干渉信号除去装置およ
び干渉信号除去方法に関する。
【0002】
【従来の技術】CDMA方式の移動体通信システムにお
いては、同一帯域で複数のユーザの信号が伝送されるの
で、受信側装置が受信する信号は、様々な信号による干
渉を受けて、特性の劣化を生ずることになる。従来、上
記のような干渉信号を除去する装置としては、特開平1
0−126383号公報に記載されているものがある。
【0003】特開平10−126383号公報に記載さ
れている干渉信号除去装置では、まず、全移動局ユーザ
について、ある区間(例えば1スロット区間)に存在す
る全シンボルをRAKE合成し、RAKE合成後のシン
ボルについての尤度を各シンボル毎に求める。そして、
この干渉信号除去装置では、求めた尤度の大きさにした
がって、各尤度を順位付け(以下、各尤度を順位付けす
る処理を「ランキング処理」という。)し、最も尤度の
高いシンボルから順にレプリカ信号を生成して、そのレ
プリカ信号によって受信信号から干渉信号を除去する。
このように、上記従来の干渉信号除去装置では、尤度の
算出、レプリカ信号の生成および干渉信号の除去をシン
ボル単位で行っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の干渉信号除去装置では、尤度の算出をシンボル単位
で行っているために、シンボルレートが高速になる(1
スロット当たりのシンボル数が増加する)と、ランキン
グ処理に係る演算回数が飛躍的に増大し、ランキング処
理に長時間を要してしまう、という問題がある。
【0005】すなわち、ランキング処理対象となるシン
ボルは全ユーザの全シンボルであるので、ユーザ数を
M、1ユーザ当たりのシンボル数をSとすると、ランキ
ング処理対象となるシンボル数の総和は「M×S」とな
る。また、ランキング処理に係る演算回数は全ユーザの
全シンボル数の総和「M×S」の二乗となる。よって、
シンボルレートが「n倍」になると、1ユーザ当たりの
シンボル数が「n倍」になるので、全ユーザの全シンボ
ルに対するランキング処理に係る演算回数は「n×n
倍」となる。
【0006】このように、上記従来の干渉信号除去装置
では、シンボルレートが高速になるほど、ランキング処
理に係る演算回数がシンボル数の増加割合の二乗に比例
して飛躍的に増加していくので、シンボルレートが高速
になるほど、ランキング処理に長時間を要してしまうこ
ととなる。
【0007】本発明はかかる点に鑑みてなされたもので
あり、シンボルレートに拘わらず、干渉信号除去処理を
高速に行うことができる干渉信号除去装置および干渉信
号除去方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の干渉信号除去装
置は、受信信号に含まれる各シンボルの尤度を算出する
算出手段と、算出された尤度から順位決定用の尤度を所
定のブロック毎に設定する設定手段と、設定された尤度
に基づいて各ブロックに対する順位を決定する決定手段
と、前記順位が最も高いシンボルを前記ブロック毎に拡
散する拡散手段と、拡散されたシンボルを前記ブロック
毎に前記受信信号から除去する除去手段と、を具備する
構成を採る。
【0009】この構成によれば、順位決定処理に係る演
算回数が、シンボルレートが高くなった場合でも一定に
保たれるため、順位決定処理に係る演算回数を大幅に削
減することができる。
【0010】本発明の干渉信号除去装置は、設定手段
が、所定のブロックに含まれるシンボルの尤度の平均値
を順位決定用の尤度として設定し、決定手段はブロック
毎に平均された尤度に基づいて各ブロックに対する順位
を決定する構成を採る。
【0011】本発明の干渉信号除去装置は、設定手段
が、所定のブロックに含まれるシンボルの尤度のうちい
ずれか1つの尤度を順位決定用の尤度として設定し、決
定手段は、前記いずれか1つの尤度に基づいて各ブロッ
クに対する順位を決定する構成を採る。
【0012】本発明の干渉信号除去装置は、受信信号に
複数のシンボルレートの信号が多重されている場合に、
設定手段が、前記複数のシンボルレートのうち、最もシ
ンボルレートの遅いシンボルの長さをブロック長として
ブロック毎に順位決定用の尤度を設定する構成を採る。
【0013】これらの構成によれば、順位決定用の尤度
の算出を、全ユーザで最もシンボルレートの遅いシンボ
ルの長さをブロック長とするブロック毎に行うため、順
位決定処理に係る演算回数を削減することができるの
で、順位決定処理に要する時間を短縮することができ
る。
【0014】本発明の移動局装置は、上記いずれかの干
渉信号除去装置を搭載する構成を採る。また、本発明の
基地局装置は、上記いずれかの干渉信号除去装置を搭載
する構成を採る。
【0015】これらの構成によれば、移動局装置や基地
局装置において干渉信号除去処理の速度を上げることが
できる。
【0016】本発明の干渉信号除去方法は、受信信号に
含まれる各シンボルの尤度を算出し、算出した尤度から
順位決定用の尤度を所定のブロック毎に設定し、設定し
た尤度に基づいて各ブロックに対する順位を決定し、前
記順位が最も高いシンボルを前記ブロック毎に拡散し、
拡散したシンボルを前記ブロック毎に前記受信信号から
除去するようにした。
【0017】この方法によれば、順位決定処理に係る演
算回数が、シンボルレートが高くなった場合でも一定に
保たれるため、順位決定処理に係る演算回数を大幅に削
減することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明の骨子は、ランキング処理
用の尤度の算出を、所定のシンボル長をブロック長とす
るブロック毎に行うことである。
【0019】以下、本発明の実施の形態について、図面
を参照して詳細に説明する。 (実施の形態)本発明の一実施の形態に係る干渉信号除
去装置および干渉信号除去方法は、ランキング処理用の
尤度の算出を、全ユーザで最もシンボルレートの遅いシ
ンボルの長さをブロック長とするブロック毎に行うもの
である。
【0020】図1は、本発明の一実施の形態に係る干渉
信号除去装置の概略構成を示す要部ブロック図である。
図1において、受信信号として、1スロット分のすべて
のユーザの信号が、スイッチ101を介して、遅延器1
02および整合フィルタ103−1〜nに送られる。受
信信号は、遅延器102で所定の時間だけ遅延された
後、後述する減算器111に送られる。
【0021】整合フィルタ103−1〜nでは、受信信
号に対してユーザ毎に割り当てられた拡散コードで相関
がとられること(逆拡散)により、他のユーザの信号お
よび熱雑音等が抑圧された信号が取り出される。取り出
されたユーザ1〜nの信号は、それぞれRAKE合成器
104−1〜nに送られる。
【0022】RAKE合成器104−1〜nでは、ユー
ザ1〜nの信号が、RAKE合成される。このRAKE
合成により品質の向上がなされる。RAKE合成された
1スロット分のユーザ1〜nの信号はそれぞれ、シンボ
ル毎に順次、識別器105−1〜nとブロック尤度計算
器106−1〜nとに送られる。
【0023】識別器105−1〜nでは、ユーザ1〜n
の信号に対してシンボル毎に硬判定がなされる。硬判定
後の信号はそれぞれ、シンボル毎にブロック尤度計算器
106−1〜nと判定値バッファ107とに送られる。
【0024】判定値バッファ107では、識別器105
−1〜nから送られた硬判定後の信号が格納される。す
なわち、判定値バッファ107には、1スロットにおけ
る硬判定後のユーザ1〜nの信号が格納される。
【0025】ブロック尤度計算器106−1〜nには、
RAKE合成器104−1〜nによりRAKE合成され
た信号と、識別器105−1〜nにより硬判定された信
号とが、シンボル毎に順次入力される。すなわち、ブロ
ック尤度計算器106−1〜nには、硬判定前後の信号
がシンボル毎に順次入力される。
【0026】ブロック尤度計算器106−1〜nでは、
ユーザ1〜nの信号について、シンボル毎に尤度が計算
される。但し、シンボル毎に計算された尤度について
は、後に詳述するような処理が施され、処理後の尤度を
示す信号が、全ユーザで最もシンボルレートの遅いシン
ボルの長さをブロック長とするブロック毎に、尤度バッ
ファ108に送られる。このブロック毎に出力される尤
度が、以後のランキング処理に使用される。以下の説明
では、上記シンボル毎に計算された尤度を「シンボル尤
度」と呼び、上記ブロック毎に出力されるランキング処
理用の尤度を「ブロック尤度」と呼ぶものとする。な
お、ブロック尤度計算器106−1〜nについては、後
に詳述する。
【0027】尤度バッファ108には、ブロック尤度計
算器106−1〜nから送られたブロック尤度が格納さ
れる。そして、ブロック尤度を示す信号は、順位決定器
109に送られる。
【0028】順位決定器109では、ブロック尤度に基
づいた大小判定が行われることにより、全ユーザのブロ
ック尤度に対して、ランキング処理が行われ、ブロック
尤度の高い順に順位が付けられる。この結果は、判定値
バッファ107および再拡散器110に送られる。
【0029】ここで、上記従来の干渉信号除去装置にお
いては、全ユーザのシンボル毎に計算されたシンボル尤
度に対してランキング処理が行われている。したがっ
て、上述したように、シンボルレートが高速になる(1
スロット当たりのシンボル数が増加する)ほど、ランキ
ング処理に係る演算回数が飛躍的に増大する。
【0030】そこで、本実施の形態に係る干渉信号除去
装置では、ランキング処理を、シンボル尤度ではなく、
ブロック尤度を用いて行うようにした。つまり、本実施
の形態に係る干渉信号除去装置では、ランキング処理
を、全ユーザで最もシンボルレートの遅いシンボルの長
さをブロック長とするブロック毎に行うようにした。こ
のようにすることにより、ランキング処理に係る演算回
数は、シンボルレートが高くなった場合でも「ブロック
数の二乗」で一定に保たれるため、シンボル尤度につい
て行われる上記従来のランキング処理に係る演算回数に
比べ大幅に削減される。
【0031】順位決定器109により上記のように順位
が決定されると、判定値バッファ107では、格納され
た信号のうち上記順位が最も高いブロックに含まれるシ
ンボルの硬判定値が、上記ブロック毎に復調データとし
て出力されるとともに、再拡散器110に送られる。
【0032】再拡散器110では、判定値バッファ10
7から上記ブロック毎に送られた、ブロック尤度が最も
高いブロックに含まれるシンボルの硬判定値がそれぞ
れ、前述の逆拡散時と同様の拡散コードによりブロック
毎に再拡散される。したがって、レプリカ信号は、上記
ブロック毎に生成されることになる。ブロック毎に生成
されたレプリカ信号は、減算器111に送られる。
【0033】減算器111では、遅延器102により遅
延された受信信号からレプリカ信号がブロック毎に差し
引かれる。このようにしてレプリカ信号が差し引かれた
信号は、識別器105−1〜nによる硬判定結果が正し
ければ、受信信号から、ブロック尤度が最も高いシンボ
ルおよびこのシンボルによる影響(干渉)が完全に除去
された信号となる。
【0034】上記のようにして減算器111によりレプ
リカ信号が差し引かれた受信信号、すなわち干渉除去後
の信号は、スイッチ101を介して、遅延器102およ
び整合フィルタ103−1〜nに再び送られる。
【0035】この後、ブロック尤度が最も高いシンボル
により干渉を受けるシンボルのみについて、上述した逆
拡散、RAKE合成、硬判定、および尤度計算が行われ
る。これにより、判定値バッファ107には、ブロック
尤度の最も高いシンボルおよびこのシンボルによる影響
が除去された信号における、全ユーザの硬判定後の信号
が格納される。また、尤度バッファ108には、ブロッ
ク尤度の最も高いシンボルおよびこのシンボルによる影
響が除去された信号における、全ユーザのブロック尤度
が格納される。
【0036】さらに、順位決定器109により、再度、
ブロック尤度に基づいて順位が更新される。このとき、
前回の順位付けにおいて最もブロック尤度が高いと判定
されたシンボルを除いて、順位の更新がなされる。順位
の更新後、ブロック尤度が最も高いシンボルは、上述し
たように、復調データとして出力されるとともに、再拡
散器110により再拡散された後、減算器111によ
り、遅延器102より送られた信号から差し引かれる。
この時点において、減算器111からは、当初の受信信
号から、ブロック尤度の高さによる順位が1番目および
2番目のそれぞれのシンボルによる干渉が除去された信
号が、出力されることになる。
【0037】以後、全ユーザのすべてのシンボルが復調
されるまで、上述したのと同様の処理がなされる。この
結果、信号間の干渉が除去された復調データが得られ
る。
【0038】次いで、ブロック尤度計算器106−1〜
nについて説明する。図2は、本発明の一実施の形態に
係る干渉信号除去装置のブロック尤度計算器の概略構成
を示す要部ブロック図であり、図3は、本発明の一実施
の形態に係る干渉信号除去装置が扱うシンボルとブロッ
クとの関係を示す模式図である。なお、図2におけるR
AKE合成器104、識別器105およびブロック尤度
計算器106は、図1におけるRAKE合成器104−
1〜n、識別器105−1〜nおよびブロック尤度計算
器106−1〜nのそれぞれに相当する。
【0039】図2において、硬判定前の信号と硬判定後
の信号とが乗算器201にシンボル毎に順次入力され、
乗算される。次いで、信号強度検出器202によって乗
算された信号の強度が検出される。乗算された信号の強
度がそのシンボルの尤度になるので、信号強度検出器2
02からは、シンボル毎に順次シンボル尤度が出力され
る。
【0040】平均化器203では、全ユーザで最もシン
ボルレートの遅いシンボルの長さをブロック長とするブ
ロック毎にシンボル尤度が平均化され、ブロック尤度が
求められる。具体的には、以下のようにしてブロック尤
度が算出される。例えば、図3に示すように、ユーザ1
のデータが256倍拡散(SF=256)のデータであ
り、ユーザ2のデータが128倍拡散(SF=128)
のデータであり、ユーザ3およびユーザ4のデータが6
4倍拡散(SF=64)のデータであるとすると、最も
シンボルレートが遅いのはユーザ1のデータである。こ
の場合、平均化器203は、ユーザ1のシンボル長をブ
ロック長として、ブロック毎にシンボル尤度を平均化す
る。したがって、ユーザ3およびユーザ4については、
4シンボル分のシンボル尤度が平均化され、ブロック尤
度となる。ユーザ2については、2シンボル分のシンボ
ル尤度が平均化され、ブロック尤度となる。また、ユー
ザ1については、1シンボル分のシンボル尤度がそのま
まブロック尤度となる。
【0041】そして、以上のようにして算出されたそれ
ぞれのブロック尤度に対して、順位決定器109によっ
てランキング処理が行われ、ブロック尤度の高い順に順
位が付けられる。
【0042】なお、ブロック尤度計算器106の構成
を、上記図2に示す構成の代わりに、図4に示す構成と
してもよい。図4は、本発明の一実施の形態に係る干渉
信号除去装置のブロック尤度計算器の別の概略構成を示
す要部ブロック図である。なお、上記図2に示すブロッ
ク尤度計算器と同一の構成には同一の符号を付し、詳し
い説明を省略する。
【0043】例えば、上記図3において、ユーザ4の4
シンボル中1シンボルのみ、シンボル尤度の高い他の3
シンボルに比較してシンボル尤度が低いシンボルがある
とする場合、上記図2に示すブロック尤度計算器では、
4シンボル分のシンボル尤度を平均化してブロック尤度
としているため、ブロック尤度が高い値として算出され
てしまう。その結果、このブロック尤度が上位にランキ
ングされてしまう。このように、例えば1シンボルのみ
低いシンボル尤度を含むブロック尤度にしたがってラン
キング処理が行われると、シンボル尤度が低いシンボル
が上位にランキングされてしまうため、誤ったレプリカ
信号が生成されてしまうおそれがある。
【0044】そこで、図4に示すブロック尤度計算器1
06の選択器401は、上記図3に示すそれぞれのユー
ザ1〜4について、ブロック内から特定の1つのシンボ
ル尤度を選択して、ブロック尤度とする。
【0045】すなわち、選択器401は、上記図3に示
すそれぞれのユーザ1〜4について、ブロック内で最も
低いシンボル尤度を代表としてブロック尤度とする。こ
のように、ブロック内で最も低いシンボル尤度をブロッ
ク尤度とすることにより、ランキング上位にあるブロッ
ク尤度内のシンボル尤度は必ず高くなる。したがって、
干渉信号除去装置は、確実に尤度の高いシンボルからレ
プリカ信号を生成することができるため、誤ったレプリ
カ信号が作成されてしまうことを防止することができ
る。このように、ブロック内で最も低いシンボル尤度を
代表としてブロック尤度とするのは、ブロック内のシン
ボル尤度のばらつきが大きくなってしまうような高速フ
ェージング時においても、確実に尤度の高いレプリカの
生成を行ないたい場合に特に有効である。
【0046】このように、本実施の形態の干渉信号除去
装置および干渉信号除去方法によれば、ランキング処理
用の尤度の算出を、全ユーザで最もシンボルレートの遅
いシンボルの長さをブロック長とするブロック毎に行う
ため、ランキング処理に係る演算回数を削減することが
できるので、ランキング処理に要する時間を短縮するこ
とができる。
【0047】なお、上記一実施の形態では、1スロット
分のデータを蓄積してから干渉信号除去処理を行う構成
とした。しかし、上記一実施の形態では、蓄積するデー
タの長さに特に制限はない。例えば、1/2スロットを
処理単位として、その区間のデータに対して干渉信号除
去処理を行っても良い。
【0048】また、上記一実施の形態に係る干渉信号除
去装置を、移動体通信システムにおける移動局装置や基
地局装置に適用することが可能である。適用した場合、
移動局装置や基地局装置において干渉信号除去処理の速
度を上げることができる。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
シンボルレートに拘わらず、干渉信号除去処理を高速に
行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る干渉信号除去装置
の概略構成を示す要部ブロック図
【図2】本発明の一実施の形態に係る干渉信号除去装置
のブロック尤度計算器の概略構成を示す要部ブロック図
【図3】本発明の一実施の形態に係る干渉信号除去装置
が扱うシンボルとブロックとの関係を示す模式図
【図4】本発明の一実施の形態に係る干渉信号除去装置
のブロック尤度計算器の別の概略構成を示す要部ブロッ
ク図
【符号の説明】
101 スイッチ 102 遅延器 103−1〜n 整合フィルタ 104−1〜n RAKE合成器 105−1〜n 識別器 106−1〜n ブロック尤度計算器 107 判定値バッファ 108 尤度バッファ 109 順位決定器 110 再拡散器 111 減算器 201 乗算器 202 信号強度検出器 203 平均化器 401 選択器

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受信信号に含まれる各シンボルの尤度を
    算出する算出手段と、算出された尤度から順位決定用の
    尤度を所定のブロック毎に設定する設定手段と、設定さ
    れた尤度に基づいて各ブロックに対する順位を決定する
    決定手段と、前記順位が最も高いシンボルを前記ブロッ
    ク毎に拡散する拡散手段と、拡散されたシンボルを前記
    ブロック毎に前記受信信号から除去する除去手段と、を
    具備することを特徴とする干渉信号除去装置。
  2. 【請求項2】 設定手段は、所定のブロックに含まれる
    シンボルの尤度の平均値を順位決定用の尤度として設定
    し、決定手段はブロック毎に平均された尤度に基づいて
    各ブロックに対する順位を決定することを特徴とする請
    求項1記載の干渉信号除去装置。
  3. 【請求項3】 設定手段は、所定のブロックに含まれる
    シンボルの尤度のうちいずれか1つの尤度を順位決定用
    の尤度として設定し、決定手段は、前記いずれか1つの
    尤度に基づいて各ブロックに対する順位を決定すること
    を特徴とする請求項1記載の干渉信号除去装置。
  4. 【請求項4】 受信信号に複数のシンボルレートの信号
    が多重されている場合に、設定手段は、前記複数のシン
    ボルレートのうち、最もシンボルレートの遅いシンボル
    の長さをブロック長としてブロック毎に順位決定用の尤
    度を設定することを特徴とする請求項1から請求項3の
    いずれかに記載の干渉信号除去装置。
  5. 【請求項5】 請求項1から請求項4のいずれかに記載
    の干渉信号除去装置を搭載することを特徴とする移動局
    装置。
  6. 【請求項6】 請求項1から請求項4のいずれかに記載
    の干渉信号除去装置を搭載することを特徴とする基地局
    装置。
  7. 【請求項7】 受信信号に含まれる各シンボルの尤度を
    算出し、算出した尤度から順位決定用の尤度を所定のブ
    ロック毎に設定し、設定した尤度に基づいて各ブロック
    に対する順位を決定し、前記順位が最も高いシンボルを
    前記ブロック毎に拡散し、拡散したシンボルを前記ブロ
    ック毎に前記受信信号から除去することを特徴とする干
    渉信号除去方法。
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