JP3515246B2 - 画像形成装置に用いられる濃度検出装置および濃度検出方法 - Google Patents

画像形成装置に用いられる濃度検出装置および濃度検出方法

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JP3515246B2
JP3515246B2 JP22832395A JP22832395A JP3515246B2 JP 3515246 B2 JP3515246 B2 JP 3515246B2 JP 22832395 A JP22832395 A JP 22832395A JP 22832395 A JP22832395 A JP 22832395A JP 3515246 B2 JP3515246 B2 JP 3515246B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえば静電式複
写機のように、電子写真プロセスにより画像を形成する
画像形成装置に用いられ、上記形成される画像を高品質
に保つために、帯電量、露光量、現像バイアス等の画像
形成条件を調整する際に利用される濃度データを出力す
るための濃度検出装置および濃度検出方法に関する。
【0002】
【従来の技術】静電式複写機では、次のようにして複写
像が形成される。すなわち、原稿載置台に載置された実
原稿が照明走査される。実原稿の反射光は上記照明走査
に同期して回転させられている感光体ドラムに導かれ
る。その結果、感光体ドラムが露光される。露光前の感
光体ドラムの表面は帯電器によって一様に帯電されてい
る。そして、露光による選択的な除電により、感光体ド
ラムの表面に実原稿像に対応した静電潜像が形成され
る。
【0003】形成された静電潜像は、トナーホッパから
トナーが供給されている現像装置によりトナー像に現像
される。このトナー像は、転写用コロナ放電器における
コロナ放電によって複写用紙に転写される。トナー像の
転写後の複写用紙は定着装置に導かれ、トナーが複写用
紙上に定着されることによって、複写が完了する。とこ
ろで、上記静電式複写機において高品質の画像を安定し
て得ようとすると、感光体ドラムの露光量および帯電
量、現像バイアス、ならびに現像装置に補給すべきトナ
ー量などの画像形成条件を適宜調整する必要がある。
【0004】この画像形成条件の調整は、たとえばメン
テナンス時などのように、予め定められた期間ごとに行
われる。画像形成条件を調整する際には、実原稿の照明
走査領域以外の領域に配置された真っ白や真っ黒などの
擬似原稿(濃度基準原稿)が試験的に照明され、この擬
似原稿に対応したトナー像が形成される。このときに露
光量、表面電位および感光体ドラム表面上のトナー像濃
度などが検出され、この検出結果に基づいて、画像形成
条件が自動調整される。具体的には、たとえば真っ白の
擬似原稿が照明されてトナー像が形成された場合に、検
出されたトナー像濃度に基づいていわゆるかぶりが検知
されると、露光量が増加される。また、真っ黒の擬似原
稿が照明されてトナー像が形成された場合に、トナー像
濃度の検出結果に基づいて濃度不足であると判断される
と、トナーホッパから現像装置にトナーが自動的に補給
される。
【0005】上記感光体ドラム表面上のトナー像濃度の
検出には、一般に、感光体ドラムに対向させて配置した
発光素子と受光素子との対で構成された反射型フォトセ
ンサが適用される。すなわち、発光素子から予め設定さ
れた照射光量の光が感光体ドラムに照射されるととも
に、その反射光量に対応する濃度データが受光素子から
出力される。上記反射光量は感光体ドラム表面上のトナ
ー像の濃度に対応しているので、上記濃度データに基づ
いて感光体ドラム表面上のトナー像濃度を検出できる。
【0006】ところで、複写機の製造直後の初期設定時
には、上記反射型フォトセンサの発光素子から感光体ド
ラムに向けて照射すべき光量として、たとえば、低濃度
照射光量および高濃度照射光量の2種類の照射光量が設
定される。低濃度照射光量とは、かぶりを検知するとき
に発光素子から感光体ドラムに向けて照射すべき光量で
ある。また、高濃度照射光量とは、ベタ黒を検知すると
きに照射すべき光量である。
【0007】このように、かぶりを検知するときとベタ
黒を検知するときとで照射すべき光量を変えるのは、次
に示す理由による。すなわち、かぶりを検知するときに
は、真っ白の画像が形成された擬似原稿が照明されるの
で、感光体ドラムにはトナーはほとんど付着しない。し
たがって、受光素子での受光光量は相対的に高い。一
方、受光素子は、受光光量が高くなると、その出力が飽
和するという性質がある。そのため、かぶりを検知する
ときに照射すべき光量は、感光体ドラムからの反射光量
を抑えるため、相対的に低くする必要がある。
【0008】また、ベタ黒を検知するときには、真っ黒
の画像が形成された擬似原稿が照明されるので、感光体
ドラムには多量のトナーが付着する。したがって、発光
素子から照射された光の大部分は感光体ドラム表面のト
ナーによって吸収されるので、受光素子での受光光量は
相対的に低い。一方、受光素子は、受光光量が少ないと
微妙な受光光量の変化を検出できない。そのため、ベタ
黒を検知するときに照射すべき光量は、反射光量を増加
させるため、相対的に高くする必要がある。
【0009】図7は、上記低濃度設定光量が設定された
場合における、感光体ドラム表面のトナー像濃度と上記
反射型フォトセンサから出力される濃度データとの関係
を示す図である。この図7を参照すると、反射型フォト
センサから出力される濃度データは、低濃度領域E1で
は比較的リニアに変化するのに対して、高濃度領域E2
ではほとんど変化しない。すなわち、上記反射型フォト
センサは、低濃度設定光量が設定された場合には、低濃
度領域E1での濃度変化を高精度に検出できる。そのた
め、かぶりを高精度に検知できる。
【0010】図8は、上記高濃度設定光量が設定された
場合における、感光体ドラム表面のトナー像濃度と上記
反射型フォトセンサから出力される濃度データとの関係
を示す図である。この図8を参照すると、反射型フォト
センサから出力される濃度データは、低濃度領域E1で
はほとんど変化しないのに対して、高濃度領域E2では
比較的リニアに変化する。すなわち、上記反射型フォト
センサは、高濃度設定光量が設定された場合には、高濃
度領域E2での濃度変化を高精度に検出できる。そのた
め、ベタ黒を高精度に検知できる。
【0011】
【発明の解決しようとする課題】初期設定時に設定され
た一定の低濃度設定光量および高濃度設定光量は、予め
定められた期間ごとに行われる画像形成条件調整処理に
おいても利用される。しかし、初期設定時と画像形成条
件調整処理時とでは、反射型フォトセンサの周囲の状態
や複写機の状態が異なっている。そのため、初期設定時
に求められた一定の設定光量を画像形成条件調整処理時
に適用しても、必ずしも、トナー像濃度を正確に検出す
ることができない。したがって、画像形成条件の調整が
適切に行われず、高品質の画像を得ることができなくな
るおそれがある。
【0012】本発明の目的は、濃度検出時において、初
期設定時に求められた高濃度光量特性曲線を用いつつ、
正確にトナー像の濃度を検出することができる濃度検出
装置を提供することである。本発明の他の目的は、濃度
検出時において、初期設定時に求められた高濃度光量特
性曲線を用いつつ、正確にトナー像の濃度を検出するこ
とができる濃度検出方法を提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの請求項1記載の発明は、静電潜像が形成される感光
体と、この感光体に形成される静電潜像をトナー像に現
像する現像装置とを含む画像形成装置によって形成され
るトナー像の濃度を検出する濃度検出装置であって、上
記感光体に向けて光を照射し、感光体からの反射光の光
量に対応した濃度データを出力する濃度センサであっ
て、上記感光体に向けて照射される光の光量が可変な濃
度センサと、初期設定時において、上記感光体に向けて
照射される光の光量として低濃度領域のトナー像濃度を
検出するための第1低濃度用光量を設定し、さらに、濃
度が既知のトナー像の濃度を上記濃度センサにより検出
させることにより、上記濃度センサの第1低濃度光量特
性曲線を取得する第1低濃度曲線取得手段と、初期設定
時において、上記感光体に向けて照射される光の光量と
して高濃度領域のトナー像濃度を検出するための第1高
濃度用光量を設定し、さらに、濃度が既知のトナー像の
濃度を上記濃度センサにより検出させることにより、上
記濃度センサの高濃度光量特性曲線を取得する高濃度曲
線取得手段と、上記第1低濃度光量特性曲線において第
1濃度データに対応するトナー像濃度を第1基準濃度と
して取得する第1基準濃度取得手段と、上記高濃度光量
特性曲線において上記第1基準濃度に対応する濃度デー
タを第1補正用基準データとして取得する第1補正用基
準データ取得手段と、濃度検出時において、低濃度領域
のトナー像を検出するための第2低濃度用光量を求める
低濃度用光量取得手段と、濃度検出時において、高濃度
領域のトナー像を検出するための第2高濃度用光量を求
める高濃度用光量取得手段と、上記感光体に向けて照射
される光の光量として上記第2低濃度用光量を設定し、
さらに、濃度が既知のトナー像の濃度を上記濃度センサ
により検出させることにより、上記濃度センサの第2低
濃度光量特性曲線を取得する第2低濃度曲線取得手段
と、上記第2低濃度光量特性曲線において、上記第1濃
度データとほぼ等しい第2濃度データに対応するトナー
像濃度を第2基準濃度として取得する第2基準濃度取得
手段と、上記感光体に向けて照射される光の光量として
上記第2高濃度用光量を設定し、さらに、上記第2基準
濃度のトナー像を上記濃度センサにより検出させること
により、このときに上記濃度センサが出力する濃度デー
タを第2補正用基準データとして取得する第2補正用基
準データ取得手段と、上記第2高濃度用光量を設定して
上記濃度センサによってトナー像濃度を検出する際に、
上記第1補正用基準データおよび第2補正用基準データ
に基づいて、上記濃度センサが出力する濃度データを補
正し、補正濃度データを出力する濃度データ補正手段
と、上記補正濃度データを上記高濃度光量特性曲線に当
てはめることにより、トナー像濃度を取得する濃度取得
手段とを含むことを特徴とする濃度検出装置である。
求項2記載の発明は、濃度基準原稿としての擬似原稿
と、この擬似原稿を照明する光源と、この光源を制御す
ることによって露光量を可変させる制御回路とをさらに
含み、上記光源によって上記擬似原稿を照明し、上記制
御回路によって光源を制御して露光量を可変させるとと
もに、上記擬似原稿からの反射光を上記感光体に導くこ
とによって、上記濃度が既知のトナー像が上記感光体上
に形成されるようになっていることを特徴とする請求項
1記載の濃度検出装置である。
【0014】また、請求項記載の発明は、静電潜像が
形成される感光体と、この感光体に形成される静電潜像
をトナー像に現像する現像装置とを含む画像形成装置に
適用され、上記感光体に向けて可変設定可能な光量の光
を照射し、感光体からの反射光の光量に対応した濃度デ
ータを出力する濃度センサを用いてトナー像の濃度を検
出する方法であって、初期設定時において、上記感光体
に向けて濃度センサから照射される光の光量として低濃
度領域のトナー像濃度を検出するための第1低濃度用光
量を設定すること、濃度が既知のトナー像の濃度を上記
第1低濃度用光量が設定された上記濃度センサにより検
出させることにより、上記濃度センサの第1低濃度光量
特性曲線を取得すること、上記感光体に向けて照射され
る光の光量として高濃度領域のトナー像濃度を検出する
ための第1高濃度用光量を設定すること、濃度が既知の
トナー像の濃度を上記第1高濃度用光量が設定された上
記濃度センサにより検出させることにより、上記濃度セ
ンサの高濃度光量特性曲線を取得すること、上記第1低
濃度光量特性曲線において第1濃度データに対応するト
ナー像濃度を第1基準濃度として取得すること、上記高
濃度光量特性曲線において上記第1基準濃度に対応する
濃度データを第1補正用基準データとして取得するこ
と、濃度検出時において、低濃度領域のトナー像を検出
するための第2低濃度用光量を求めること、高濃度領域
のトナー像を検出するための第2高濃度用光量を求める
こと、上記感光体に向けて照射される光の光量として上
記第2低濃度用光量を設定すること、濃度が既知のトナ
ー像の濃度を上記第2低濃度用光量が設定された上記濃
度センサにより検出させることにより、上記濃度センサ
の第2低濃度光量特性曲線を取得すること、上記第2低
濃度光量特性曲線において、上記第1濃度データとほぼ
等しい第2濃度データに対応するトナー像濃度を第2基
準濃度として取得すること、上記感光体に向けて照射さ
れる光の光量として上記第2高濃度用光量を設定するこ
と、上記第2基準濃度のトナー像を上記第2高濃度用光
量が設定された上記濃度センサにより検出させることに
より、このときに上記濃度センサが出力する濃度データ
を第2補正用基準データとして取得すること、上記第2
高濃度用光量を設定して上記濃度センサによってトナー
像濃度を検出する際に、上記第1補正用基準データおよ
び第2補正用基準データに基づいて、上記濃度センサが
出力する濃度データを補正すること、ならびに上記補正
濃度データを上記高濃度光量特性曲線に当てはめること
により、トナー像濃度を取得することを含むことを特徴
とする濃度検出方法である。請求項4記載の発明は、濃
度基準原稿としての擬似原稿を光源によって照明すると
ともに、上記光源を制御して露光量を可変させ、上記擬
似原稿からの反射光を上記感光体に導くことにより、上
記濃度が既知のトナー像を上記感光体上に形成すること
をさらに含むことを特徴とする請求項3記載の濃度検出
方法である。
【0015】本発明によれば、初期設定時において、ま
ず、感光体に向けて濃度センサから照射される光の光量
として低濃度領域のトナー像濃度を検出するための第1
低濃度用光量が設定される。そして、濃度が既知のトナ
ー像の濃度が濃度センサにより検出される。これによ
り、濃度センサの第1低濃度用光量に対する入出力特性
である第1低濃度光量特性曲線が取得される。次いで、
感光体に向けて照射される光の光量として高濃度領域の
トナー像濃度を検出するための第1高濃度用光量が設定
される。そして、濃度が既知のトナー像の濃度が濃度セ
ンサにより検出される。これにより、濃度センサの第1
高濃度用光量に対する入出力特性である高濃度光量特性
曲線が取得される。
【0016】上記第1低濃度光量特性曲線において第1
濃度データに対応するトナー像濃度が第1基準濃度とさ
れる。そして、高濃度光量特性曲線において上記第1基
準濃度に対応する濃度データが第1補正用基準データと
して取得される。一方、濃度検出時には、低濃度領域の
トナー像を検出するための第2低濃度用光量が改めて求
められる。さらに、高濃度領域のトナー像を検出するた
めの第2高濃度用光量が求められる。そして、感光体に
向けて照射される光の光量として上記第2低濃度用光量
が設定される。この状態で、濃度が既知のトナー像の濃
度が濃度センサにより検出される。これにより、濃度セ
ンサの第2低濃度光量特性曲線が取得される。この第2
低濃度光量特性曲線において、上記第1濃度データとほ
ぼ等しい第2濃度データに対応するトナー像濃度が第2
基準濃度とされる。次いで、感光体に向けて照射される
光の光量として上記第2高濃度用光量が設定される。こ
の状態で、第2基準濃度のトナー像が濃度センサにより
検出される。このときに上記濃度センサが出力する濃度
データが第2補正用基準データとされる。
【0017】第2高濃度用光量を設定して上記濃度セン
サによってトナー像濃度を検出する際には、上記第1補
正用基準データおよび第2補正用基準データに基づい
て、上記濃度センサが出力する濃度データが補正され
る。そして、補正濃度データを上記高濃度光量特性曲線
に当てはめることにより、トナー像濃度が取得される。
このように本発明によれば、初期設定時および濃度検出
時には、それぞれ、第1および第2補正用基準データが
求められる。第1および第2補正用基準データは、いず
れも、高濃度用光量に対応している。第1濃度データお
よび第2濃度データはほぼ等しいので、第1および第2
補正用基準データは、ほぼ等しいトナー像濃度に対応し
た濃度センサの出力データである。すなわち、第1補正
用基準データと第2補正用基準データとが相違すれば、
高濃度用光量に対応した濃度センサの入出力特性が初期
設定時と濃度検出時とで異なっていることを意味する。
そこで、本発明では、上記第1および第2補正用基準デ
ータに基づいて、濃度センサの出力濃度データを補正す
ることによって、初期設定時に求められた高濃度光量特
性曲線を用いつつ、濃度センサによる濃度の検出を正確
に行えるようにしている。
【0018】また、本発明では、濃度検出時には、改め
て第2の低濃度用光量および第2の高濃度用光量が求め
られる。これによっても、初期設定時と濃度検出時との
機械条件の相違などの影響を排除して、精度よく濃度を
測定できるようになる。なお、濃度データの補正は、第
1および第2補正用基準データに基づいて高濃度光量特
性曲線を補正することによって達成されてもよい。この
場合、濃度の取得は、濃度センサが出力する濃度データ
を補正後の高濃度光量特性曲線に当てはめることにより
行える。
【0019】具体的には、複数の濃度データDS DAT
と、この複数の濃度データDS DAT に対応した複数の濃
度値とによって表された高濃度光量特性曲線を第1の記
憶手段に記憶しておく。濃度データの補正に当たって
は、第1および第2補正用基準データDSTおよびDSF
基づいて、上記複数の濃度データDS DAT をそれぞれ下
記式に基づいて補正し、補正後の濃度データDS DAT ′
を取得する。
【0020】DS DAT ′=K×DS DAT ただし、K=DST/DSFである。 そして、補正後の濃度データDS DAT ′と補正前の濃度
データDS DAT とを対応付けて第2の記憶手段に記憶し
ておく。濃度を取得するときには、濃度センサが出力す
る濃度データに最も近い濃度データが第2の記憶手段の
補正前の濃度データDS DAT のなかから見い出される。
この見い出された補正前の濃度データD S DAT に対応す
る補正後の濃度データDS DAT ′が第2の記憶手段から
読み出される。さらに、読み出された補正後の濃度デー
タDS DAT ′に対応する濃度値が上記第1の記憶手段か
ら読み出される。
【0021】あるいは、上記第1補正用基準データと第
2補正用基準データとの比に基づいて、濃度センサが出
力する濃度データが補正されてもよい。具体的には、第
1補正用基準データDSTと第2補正用基準データDSF
に基づき、濃度センサが出力する濃度データDS を次式
に従って補正し、補正濃度データDS ″を得るようにす
ればよい。
【0022】DS ″=K×DS ただし、 K=DST/DSF である。 なお、第1低濃度用光量は、初期設定時においてトナー
が付着していない感光体に上記濃度センサから複数段階
の光を照射したときに、上記濃度センサが出力する濃度
データが所定値以上となる最大の段階の光量であっても
よい。この場合に、第1高濃度用光量は、上記第1低濃
度用光量を所定の換算式に代入することによって求めら
れた光量であってもよい。
【0023】また、第2低濃度用光量の取得は、トナー
が付着していない感光体に上記濃度センサから複数段階
の光を照射したときに、上記濃度センサが出力する濃度
データが所定値以上となる最大の段階の光量を第2低濃
度用光量として取得するようにして行われてもよい。こ
の場合に、第2高濃度用光量は、上記第2低濃度用光量
を上記所定の換算式に代入することによって求められて
もよい。
【0024】ところで、低濃度用光量と高濃度用光量と
の関係は、初期設定時と濃度検出時とでは異なる。その
主因は、たとえば、濃度センサの受光面に付着するトナ
ーや紙ふんである。したがって、第2低濃度用光量を一
定の換算式に代入して第2高濃度用光量を求めても、こ
の第2高濃度用光量が適切な値であるとは限らない。そ
のため、この第2高濃度用光量が設定された濃度センサ
の入出力特性(図8の破線参照)は、初期設定時におい
て第1高濃度用光量が設定された濃度センサの入出力特
性(図8の実線参照)とは異なることになる。したがっ
て、初期設定時に取得された高濃度光量特性曲線をその
まま用いれば、濃度の誤検知が生じる。そこで、本発明
に従って濃度センサの出力濃度データを補正すれば、初
期設定時に求められた高濃度光量特性曲線を用いつつ、
濃度の検出精度を高めることができる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、本発
明の実施の形態につき詳細に説明する。図1は、本発明
の一実施形態が適用された静電式複写機の概略構成を示
す概念図である。透明なガラスなどで構成された実原稿
1を載置すべき原稿載置台2の下方には、原稿載置台2
に載置された実原稿1の表面を照明走査するための光源
4が備えられている。光源4は、ハロゲンランプ等で構
成されており、像形成動作時において、矢印3方向に向
かって定速で搬送される。
【0026】原稿からの反射光は、反射鏡5,6,7,
8およびズームレンズ9を介して感光体ドラム10の表
面の露光域11に導かれる。一方、露光域11に至る前
の感光体ドラム10の表面は、帯電用コロナ放電器12
によって一様に帯電されている。その結果、感光体ドラ
ム10の表面には、上記実原稿1に対応した静電潜像が
形成される。
【0027】なお、像形成動作時において、反射鏡5は
光源4とともに搬送され、反射鏡6,7は光源4の搬送
速度の半分の速度で矢印3方向に搬送される。また、感
光体ドラム10は、光源4の移動と同期して、矢印21
方向に回転駆動される。感光体ドラム10の表面に形成
された静電潜像は、トナーホッパ13からトナーが補給
されている現像装置14でトナー像に現像される。現像
されたトナー像は、転写用コロナ放電器15において複
写用紙16の表面に転写される。トナー像が転写された
複写用紙16は、分離用放電器17によって感光体ドラ
ム10から分離させられた後、搬送ベルト18によって
定着装置19に導かれる。そして、定着装置19におい
て上記トナーが複写用紙16の表面に加熱定着させられ
て、複写が完了する。
【0028】なお、トナー像の転写後の感光体ドラム1
0の表面に残留するトナーはクリーニング装置20で除
去され、次回の複写に備えられる。上記原稿載置台2の
両サイドであって、かつ複写機本体内部には、真っ白お
よび真っ黒の画像が形成された濃度基準原稿である擬似
原稿22a,22bがそれぞれ備えられている。この擬
似原稿22a,22bは、後述するように、複写用紙1
6に形成すべき画像の濃度を調整する際に用いられるも
のである。
【0029】また、分離用放電器17とクリーニング装
置20との間の感光体ドラム10の近傍位置には、上記
感光体ドラム10に対向するように、次に説明する濃度
検出装置23の一部を構成する反射型フォトセンサ24
が備えられている。図2は、濃度検出装置23の電気的
構成を示すブロック図である。この濃度検出装置23
は、複写用紙16に形成すべき画像の濃度を調整するた
めに、後述する画像形成条件調整処理時において活用さ
れる。画像形成条件調整処理時には、上記擬似原稿22
a,22bのいずれかが試験的に照明され、感光体ドラ
ム10に擬似原稿に対応した濃度のトナー像が形成され
る。この形成されたトナー像の濃度が濃度検出装置23
によって検出され、その検出結果に基づいて、露光量や
現像装置14に補給すべきトナー量等の画像形成条件が
調整される。
【0030】上述のように、濃度検出装置23は、反射
型フォトセンサ24を備えている。反射型フォトセンサ
24は、感光体ドラム10に対して所定光量の光を照射
する発光ダイオード(LED)等で構成された発光素子
24aと、感光体ドラム10からの反射光を受光するダ
ーリントン型フォトトランジスタ等で構成された受光素
子24bとを含むもので、駆動回路25によって駆動さ
れる。
【0031】駆動回路25には、発光素子24aに供給
すべき電圧に対応する2進符号で表されたコードが、制
御回路26から与えられる。制御回路26は、予め定め
られたプログラムに従って、発光素子24aに印加すべ
き電圧に対応したコードを生成する。駆動回路25は、
与えられたコードに対応する電圧を発光素子24aに印
加する。したがって、発光素子24aは、上記電圧に対
応する光量の光を感光体ドラム10に照射する。
【0032】感光体ドラム10に照射された光は、一部
は感光体ドラム10の表面で反射され、残余の部分は感
光体ドラム10の表面のトナーにより吸収される。した
がって、トナー像濃度が相対的に低い場合には相対的に
高い光量の光が反射され、トナー像濃度が相対的に高い
場合には相対的に低い光量の光が反射される。上記反射
光は受光素子24bにて受光される。受光素子24b
は、上記反射光量に反比例した濃度データを生成して制
御回路26に与える。すなわち、制御回路26には、上
記トナー像濃度に対応した濃度データが与えられる。
【0033】上記制御回路26は、たとえば、CPU
(中央処理装置)、RAM(ランダムアクセスメモリ)
32およびROM(リードオンリメモリ)を含むマイク
ロコンピュータで構成されたもので、本実施形態では、
濃度曲線取得手段、第1基準濃度取得手段、第1補正用
基準データ取得手段、光量取得手段、第2基準濃度取得
手段、第2補正用基準データ取得手段、濃度データ補正
手段および濃度取得手段などとして機能する。上記制御
回路26は、上記受光素子24bから出力される濃度デ
ータに基づいて、後述する初期設定処理および画像形成
条件調整処理を行う。制御回路26には、反射型フォト
センサ24の入出力特性に関するデータを記憶するため
の書込み可能な不揮発性メモリ31が接続されている。
この不揮発性メモリ31は、たとえば、バックアップ電
源付RAMやEEPROM(電気的に消去/書込みが可
能なROM)により構成されてもよい。
【0034】図3は、複写機が使用者の使用に供される
よりも前に行われる初期設定処理を説明するためのフロ
ーチャートである。この初期設定処理では、先ず、濃度
データが取得される(ステップS1)。より具体的に説
明すると、未現像の(すなわち、トナーが付いていな
い)感光体ドラム10を静止させた状態において、予め
定められている複数段階の照射光量Lのうち最大照射光
量Lmax および最小照射光量Lmin の光が、反射型フォ
トセンサ24の発光素子24aから感光体ドラム10に
照射される。そして、最大照射光量Lmax および最小照
射光量Lmin の光を照射したときの反射光にそれぞれ対
応する濃度データDsmin,Dsmaxが取得される。
【0035】次いで、最小照射光量Lmin から順次1段
階ずつインクリメントした照射光量Lの光が発光素子2
4aから感光体ドラム10に照射される。これにより、
複数段階の照射光量Lにそれぞれ対応する複数の濃度デ
ータDs が取得される。照射光量Lを1段階ずつインク
リメントして各段階の濃度データD s を取得していく際
に、濃度データDs が下記第(1) 式を満足するかどうか
が調べられる。
【0036】 Ds <Dsmin+V0 ‥‥(1) ただし、たとえばV0 =0.2(V) 上記第(1) 式が満たされると、その直前の段階の照射光
量Lが基準光量L0 とされ、この基準光量L0 のときに
得られた濃度データDs が濃度データDs 1とされる。
すなわち、Ds ≧Dsmin+V0 を満たす最大の照射光量
が基準光量L0である。Ds <Dsmin+V0 のときに
は、センサ出力は飽和し、この条件が満足された後に照
射光量を増加させても、濃度データDs は、ほとんど変
化しない。したがって、基準光量L0 は、センサ出力が
飽和する光量よりもやや低い光量である。上記の定数V
0 は、センサ24の出力が濃度変化に対して充分大きな
変化を示す光量が基準光量L0 に設定されるように、実
験により定められる。
【0037】次に、感光体ドラム10が回転させられ、
上記基準光量L0 の光が、発光素子24aから、回転し
ている感光体ドラム10に照射される。このとき、発光
素子24aは、感光体ドラム10が1回転する間に複数
回発光させられる。このときに取得される複数の濃度デ
ータDs の加算平均が求められ、平均濃度データDsav
とされる。そして、この平均濃度データDsav 、基準光
量L0 に対応した濃度データDs 1 および最照射光量
min に対応した濃度データDsmaxに基づいて、上記静
止状態の感光体ドラム10に複数段階の光量の光を照射
してそれぞれ取得された複数の濃度データDs がそれぞ
れ補正される。具体的には、補正後の濃度データDs
は、下記第(2) 式で与えられる。
【0038】 Ds ′=Ds (Dsmax−Dsav )/(Dsmax−Ds 1 ) +Dsmax(Dsav −Ds 1 )/(Dsmax−Ds 1 ) ‥‥(2) これにより感光体ドラム10の周方向のばらつきを考慮
した適切な濃度データが得られる。このように、複数段
階の照射光量Lのうち基準光量L0 についてのみ、感光
体ドラム10の1周に渡る各部で濃度データが取得され
る。したがって、すべての段階の照射光量Lに関して、
感光体ドラム10の1周に渡る各部で濃度データを取得
する場合に比べて、濃度データ取得に必要な時間を短く
できる。そのうえ、感光体ドラム10に照射される光の
総量が少ないので、感光体ドラム10の光疲労を軽減で
きる。
【0039】濃度データが取得されると、第1低濃度設
定光量LN1 および第1高濃度設定光量LX1 が求めら
れる(ステップS2)。具体的には、上記補正後の濃度
データDs ′のうち、 Ds ′≧Dsmin+V0 ′ ‥‥(3) ただし、たとえばV0 ′=0.4(V) を満足する最小の濃度データDs ′に対応する光量(上
記第(3) 式が満たされる最大の光量)が第1低濃度設定
光量LN1 とされる。上記第(3) を満たさない濃度デー
タDs ′は、センサ出力が飽和する領域のデータである
ため、使用しない方が好ましい。上記定数V0 ′は、濃
度変化に対するセンサ24の出力の変化を充分に大きく
することができる光量が第1低濃度設定光量LN1 とな
るように、実験により定められる。
【0040】一方、第1高濃度設定光量LX1 は、上記
求められた第1低濃度設定光量LN 1 が所定の換算式に
代入されることにより求められる。たとえば、照射光量
Lが0〜63の64段階で設定される場合に、第1高濃
度設定光量LX1 は、次の換算式に、第1低濃度設定光
量LN1 を代入することによって求められてもよい。 LN1 =0〜15のとき LX1 =2LN1 +2 ‥‥(4) LN1 =16〜23のとき LX1 =0.108(LN1)2 −0.28LN1 +11 ‥‥(5) もしも、LN1 >23であれば、高濃度設定光量LX1
を64以上の値としなければならなくなり、その設定が
不可能になる。このような場合には、濃度検出装置23
に何らかの異常が生じているものと考えられる。
【0041】上記の換算式の作成に当たっては、複数の
第1低濃度設定光量LN1 の値に対して、適切な第1高
濃度設定光量LX1 がそれぞれ実験によって求められ
る。そして、この実験結果を近似することができるよう
に上記換算式が定められる。たとえば、未現像の感光体
ドラム10のトナー像濃度とベタ黒のトナー像濃度との
中間の濃度を中間濃度と呼ぶものとする。低濃度設定光
量LNは、中間濃度で反射型フォトセンサ24の出力が
最大(頭打ち)になるように設定されることが好まし
い。また、高濃度設定光量LXは、中間濃度で反射型フ
ォトセンサ24の出力が立ち上がり、ベタ黒で最大(頭
打ち)になるように設定されることが好ましい。
【0042】後述する画像形成条件調整処理時には、第
1低濃度設定光量LN1 と同様にして第2低濃度設定光
量LN2 が求められ、第1高濃度設定光量LX1 と同様
にして第2高濃度設定光量LX2 が求められる。そし
て、かぶり検知には、第2低濃度設定光量LN2 または
第2高濃度設定光量LX2 が用いられ、ベタ黒検知に
は、第2高濃度設定光量LX2 が用いられる。
【0043】ところで、画像形成条件を調整する際に
は、上述のように、擬似原稿22a,22bのいずれか
が照明され、そのトナー像が感光体ドラム10の表面に
形成される。しかし、擬似原稿22a,22bを照明し
たときと実原稿1を照明走査したときとでは、たとえ、
実原稿1の濃度と擬似原稿22a,22bの濃度とが等
しくても、その設置位置の違いなどの各静電式複写機の
構造的要因によって、感光体ドラム10に導かれる反射
光量(露光量)が互いに異なる。たとえば、擬似原稿2
2a,22bの方が実原稿1よりも光源4に近い場合に
は、実原稿1を照明走査したときの方が露光量は多くな
る。これは、光源4は、通常、光が実原稿面で集光する
ように設計されているからである。したがって、たとえ
ば実原稿1の真っ白な領域を照明走査して形成されたト
ナー像の濃度と、真っ白な画像が形成された擬似原稿2
2aを照明して形成されたトナー像の濃度とには差があ
る。このため、実原稿1の真っ白な画像をかぶりを生じ
させることなく再生できる条件の下でも、擬似原稿22
に対応したトナー像は比較的高濃度になる可能性があ
る。したがって、機械によっては、第2低濃度設定光量
LN 2 を用いても、擬似原稿22aに対応するトナー像
の濃度を正確に検知できないおそれがある。
【0044】そこで、本実施形態の初期設定処理では、
図3に示すように、真っ白な画像が形成された実原稿1
を照明して形成されたトナー像と、真っ白な擬似原稿2
2aを照明して形成されたトナー像との濃度差とが求め
られる(ステップS3)。この求められた濃度差が予め
定められたしきい値以上であるか否かに基づいて、上記
第2低濃度設定光量LN2 または第2高濃度設定光量L
2 のいずれをかぶり検知用の照射光量とするかが選択
される(ステップS4)。
【0045】たとえば、上記濃度差が上記のしきい値以
上のときには、擬似原稿22aを照明して形成されるト
ナー像の濃度は比較的高くなるので、第2高濃度設定光
量LX2 がかぶり検知用の照射光量とされる。また、上
記濃度差が上記しきい値未満であれば、擬似原稿22a
を照明して形成されるトナー像の濃度はさほど高くな
い。そこで、第2低濃度設定光量LN2 がかぶり検知の
ために採用される。
【0046】次いで、第1補正用基準データである補正
用基準データDSTを生成するための補正用基準データD
ST生成処理が行われる(ステップS5)。この補正用基
準データDSTとは、画像形成条件調整処理時に発光素子
24aの照射光量として第2高濃度設定光量LX2 を設
定した場合に、反射型フォトセンサ24から出力される
濃度データを補正するためのデータである。
【0047】補正用基準データDSTが求まると、初期設
定処理が終了する。図4は、補正用基準データDST生成
処理を説明するためのフローチャートである。この補正
用基準データDST生成処理では、先ず、基準濃度ID0
が求められる(ステップT1)。より具体的に説明する
と、上記初期設定処理のステップS2で求められた第1
低濃度設定光量LN1 が反射型フォトセンサ24に設定
されるとともに、擬似原稿22aが光源4によって照明
される。これにより、擬似原稿22aからの反射光が、
感光体ドラム10に導かれる。このとき、光源4が制御
回路26によって制御されて露光量が可変されながら、
感光体ドラム21が回転され、現像装置14などの働き
によってトナー像形成動作が行われる。その結果、感光
体ドラム10の表面には、相互に濃度の異なる複数の領
域を有するトナー像が形成されることになる。このトナ
ー像の各領域の濃度が反射型フォトセンサ24によって
検出され、このセンサ24が出力する濃度データが各領
域ごとに取得される。各領域のトナー像の実際の濃度
は、各領域に対応する露光量に対応しているから、既知
であり、この既知のトナー像濃度と濃度データとの関係
を表す図6の低濃度設定データ曲線M1を得ることがで
きる。この低濃度設定データ曲線M1において、予め定
める第1濃度データD0 (たとえばD0 =4.35±0.04
(V) )に相当するトナー像濃度IDが、第1基準濃度I
0 とされる。上記の低濃度設定データ曲線M1は、不
揮発性メモリ31に記憶され、画像形成条件調整処理時
に活用される。
【0048】第1基準濃度ID0 が求められると、今度
は、上記初期設定処理のステップS2で求められた第1
高濃度設定光量LX1 が反射型フォトセンサ24に設定
される。そして、上記と同じようにして、図6に示すよ
うな高濃度設定データ曲線M2が取得される。この高濃
度設定データ曲線M2において、上記基準濃度ID0
対応する濃度データDs が、補正用基準データDSTとさ
れる(ステップT2)。つまり、補正用基準データDST
は、第1低濃度設定光量LN1 において第1濃度データ
0 を得ることができる第1基準濃度ID0 に対応し
た、第1高濃度設定光量LX1 における濃度データであ
る。高濃度設定データ曲線M2もまた、不揮発性メモリ
31に記憶され、画像形成条件調整処理時に活用され
る。
【0049】なお、第1濃度データD0 は、第1低濃度
設定光量LN1 が設定されたときの反射型フォトセンサ
24の出力の飽和点よりもやや低く設定されることが好
ましい。このようにすれば、第1基準濃度ID0 を、第
1低濃度設定光量LN1 および第1高濃度設定光量LX
1 のいずれにおいても反射型フォトセンサ24の出力が
飽和しない濃度とすることができる。
【0050】図5は、画像形成条件調整処理を説明する
ためのフローチャートである。この画像形成条件調整処
理は、たとえばメンテナンス時のように、予め定められ
た期間ごと(たとえば、6万枚ごと)に行われる。具体
的に説明すると、先ず、上記図3で説明した濃度データ
取得処理および設定光量取得処理と同様の処理が行われ
る。これに基づき、第1低濃度設定光量LN1 の場合と
同様にして第2低濃度設定光量LN2 が求められ、第1
高濃度設定光量LX1 の場合と同様にして第2高濃度設
定光量LX2 が取得される(ステップP1,P2)。次
いで、第2基準濃度ID1 が求められる(ステップP
3)。この第2基準濃度ID1 は、上記第1基準濃度I
0 とほぼ同様にして求められる。すなわち、第2低濃
度設定光量LN2 が設定された反射型フォトセンサ24
の出力の飽和点よりもやや低い濃度データが第2濃度デ
ータD1 とされる。そして、第2低濃度設定光量LN2
において、第2濃度データD1 に対応するトナー像濃度
が、第2基準濃度ID1 とされる。この第2基準濃度I
1 は、第1基準濃度ID0 とほぼ同じ濃度となる。な
お、第2濃度データD1 は、第1濃度データD0 に対し
て±α(たとえば、α=0.02(V) )の精度の範囲D0 ±
α内の値である。
【0051】第2基準濃度ID1 が求められると、初期
設定時において第1高濃度設定光量LX1 が反射型フォ
トセンサ24に設定された場合に反射型フォトセンサ2
4から出力された濃度データの補正が行われる(ステッ
プP4)。つまり、初期設定処理の際に第1高濃度設定
光量LX1 を設定した状態で複数段階の濃度のトナー像
に関して取得された複数の濃度データDS DAT が補正さ
れる。この濃度データDS DAT は、上述の高濃度設定デ
ータ曲線M2を形成するデータであり、不揮発性メモリ
31に記憶されている。
【0052】第2低濃度設定光量LN2 を設定したとき
には、反射型フォトセンサ24の入出力特性は、初期設
定時に第1低濃度設定光量LN1 を設定したときの入出
力特性と、さほど変わりはない。したがって、第2低濃
度設定光量LN2 を設定してトナー像濃度を検出すると
きには、初期設定時に得られた低濃度設定データ曲線M
1を参照しても差し支えない。これに対して、画像形成
条件調整処理時に第2高濃度設定光量LX2 を設定した
ときのセンサ24の入出力特性は、初期設定処理時に第
1高濃度設定光量LX1 を設定したときのセンサ24の
入出力特性から、かなりずれる。これは、低濃度設定光
量LN1 ,LN2 は、実際の濃度検出結果に基づいて設
定されるのに対して、高濃度設定光量LX1 ,LX
2 は、低濃度設定光量LN1 ,LN2 を換算式に代入し
て求められるからである。すなわち、低濃度設定光量と
高濃度設定光量との間の適切な関係は、初期設定時と画
像形成条件調整処理時とでは異なる。その主因は、反射
型フォトセンサ24の発光面や受光面に付着するトナー
や紙ふんである。
【0053】したがって、画像形成条件調整処理時にお
いて第2高濃度設定光量LX2 が設定されるときには、
初期設定処理時に取得された高濃度設定データ曲線M2
をそのまま参照することはできない。そこで行われるの
が、初期設定時に取得された補正用基準データDSTに基
づく、ステップP4の処理である。より具体的に説明す
ると、先ず、上記第2基準濃度ID1 に対応する露光量
で擬似原稿22aが照明される。そして、現像装置14
などの働きによって、感光体ドラム10の表面に、第2
基準濃度ID1 のトナー像が形成される。この第2基準
濃度ID1 のトナー像の濃度が、第2高濃度設定光量L
2 を設定した反射型フォトセンサ24によって検出さ
れ、その出力濃度データが第2補正用基準データである
補正用基準データDSFとされる。
【0054】第2高濃度設定光量LX2 に対応する反射
型フォトセンサ24の入出力特性は、発光面および受光
面に付着したトナーや紙ふんの影響で、たとえば、図6
の高濃度設定データ曲線M2aのようになり、初期設定
時において第1高濃度設定光量LX1 が設定されたとき
の特性とは異なる。この高濃度設定データ曲線M2aに
おいて、第2基準濃度ID1 に対応する濃度データが
正用基準データDSFである。
【0055】補正用基準データDSFが求まると、この
正用基準データDSFと初期設定処理時に求められた補正
用基準データDSTとに基づいて、 K=DST/DSF ・・・・・・(6) により、補正係数Kが求められる。そして、初期設定処
理時に取得された複数の濃度データDS DAT が補正係数
Kに基づいて補正された形で用いられる。すなわち、画
像形成条件調整処理時には、初期設定時に取得された複
数の濃度データが、下記第(7) 式に示す補正後の濃度デ
ータDS DAT ′であるものとして扱われる。補正後のD
S DAT ′は補正前のデータDS DAT と対応付けられて、
制御回路26内のRAM32に記憶される。
【0056】 DS DAT ′=K×DS DAT ‥‥(7) たとえば、基準濃度ID0 に対する反射型フォトセンサ
24の実際の出力データは、DSFである。この濃度デー
タDSFに相当する濃度データであって初期設定処理時に
取得されたものの補正後のデータは、上記第(7) 式に従
って算出すると、次のとおりである。
【0057】 DS DAT ′=K×DSF=(DST/DSF)×DSF=DST ‥‥(8) この補正後のデータDS DAT ′(=DST)を初期設定処
理時に取得されたデータと見なし、初期設定処理時に取
得された高濃度設定データ曲線M2に当てはめると、ト
ナー像濃度ID0 が得られる。このようにして、反射型
フォトセンサ24の入出力特性が不揮発性メモリ31に
記憶された高濃度設定データ曲線M2と異なる場合で
も、上記の補正により、初期設定時に得られた濃度デー
タDS DAT を活用して、トナー像の濃度を正確に検知す
ることができる。
【0058】濃度データDS DAT の補正が終了すると
(ステップP4)、次に、かぶりが発生しているか否か
が検知される(ステップP5)。すなわち、真っ白な画
像が形成された擬似原稿22aが照明されるとともに、
トナー像形成動作が行われる。反射型フォトセンサ24
から感光体ドラム10に照射すべき光量は、第2低濃度
設定光量LN2 または第2高濃度設定光量LX2 のう
ち、上記初期設定処理でかぶり検知用光量として選択さ
れた設定光量である。そして、反射型フォトセンサ24
から出力される濃度データに基づいて、かぶりが発生し
ているか否かが検知される。
【0059】その結果、かぶりが発生していると検知さ
れると、光源4から発生すべき光量が増加される(ステ
ップP6)。次いで、ベタ黒検知が行われる(ステップ
P7)。すなわち、真っ黒な画像が形成された擬似原稿
22bが照明されて、この擬似原稿22bに対応したト
ナー像が感光体ドラム10の表面に形成される。そし
て、形成されたトナー像の濃度が、反射型フォトセンサ
24によって検出される。このとき、反射型フォトセン
サ24から照射すべき光量は第2高濃度設定光量LX2
に設定される。そして、反射型フォトセンサ24が出力
する濃度データに基づいて、ベタ黒であるか否かが検知
される。
【0060】その結果、ベタ黒でないと検知されると、
上記トナーホッパ13が制御される。具体的には、トナ
ーホッパ13から現像装置14に補給すべきトナー量が
増加される(ステップP8)。これにより画像形成条件
の調整が達成され、高品質な画像を安定して取得できる
ようになる。
【0061】なお、第2高濃度設定光量LX2 が設定さ
れる場合には、初期設定時に取得された濃度データDS
DAT のうち反射型フォトセンサ24の出力データに最も
近いいものが見い出される。そして、この濃度データD
S DAT に対応する補正後の濃度データDS DAT ′が、制
御回路26内のRAM32から読み出される。さらに、
高濃度設定データ曲線M2において、読みだされた補正
後のデータDS DAT ′に対応するトナー像濃度が見いだ
される。このトナー像濃度が、検知対象のトナー像の濃
度であるものと見なされる。
【0062】つまり、結果としてみると、第1高濃度設
定光量LX1 が反射型フォトセンサ24に設定される場
合には、反射型フォトセンサ24の出力データDS が下
記第(9) 式に従って補正される。そして、補正後のデー
タDS ″を初期設定時の入出力特性に当てはめることに
より、トナー像濃度が検出される。 DS ″=K×DS ・・・・・・ (9) 以上のように本実施形態の静電式複写機によれば、画像
形成条件調整処理時において、第2高濃度設定光量LX
2 を反射型フォトセンサ24に設定してトナー像濃度を
検出する場合、ほぼ等しいトナー像濃度ID0 およびI
1 に対して初期設定処理時および画像形成条件調整処
理時にそれぞれ取得される補正用基準データDSTおよ
SFに基づいて上記反射型フォトセンサ24の濃度デー
タが補正される。これにより、反射型フォトセンサ24
の発光面または受光面に浮遊トナー等が付着することに
よって反射型フォトセンサ24の入出力特性が初期設定
時とは異なる場合でも、その影響を排除して、トナー像
濃度を良好に検出することができる。したがって、反射
型フォトセンサ24に第2高濃度設定光量LX2 を設定
した場合でも、常に正確にトナー像濃度を検出できる。
そのため、画像形成条件を正確に調整でき、高品質の画
像を安定して得ることができるようになる。
【0063】本発明の実施形態の説明は以上のとおりで
あるが、本発明は上述の実施形態に限定されるものでは
ない。たとえば上記実施形態では、静電式複写機を例に
とって説明しているが、本発明はたとえばレーザプリン
タやファクシミリ装置などのように電子写真プロセスに
より画像が形成される任意の画像形成装置に対しても適
用することができる。
【0064】その他、特許請求の範囲に記載された技術
的事項の範囲で種々の変更を施すことができる。
【0065】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、ほぼ等し
いトナー像濃度に対応した濃度センサの出力データであ
る第1および第2補正用基準データに基づいて、濃度セ
ンサの出力濃度データを補正することによって、初期設
定時に求められた高濃度光量特性曲線を用いつつ、濃度
センサによる濃度の検出を正確に行える。
【0066】また、本発明では、濃度検出時には、改め
て第2の低濃度用光量および第2の高濃度用光量が求め
られる。これによっても、初期設定時と濃度検出時との
機械条件の相違などの影響を排除して、精度良く濃度を
測定できるようになる。低濃度用光量と高濃度用光量と
の関係は、初期設定時と濃度検出時とでは異なる。した
がって、第2低濃度用光量を一定の換算式に代入して第
2高濃度用光量を求めても、この第2高濃度用光量が適
切な値であるとは限らない。そのため、初期設定時に取
得された高濃度光量特性曲線をそのまま用いれば、濃度
の誤検知が生じる。そこで、本発明に従って濃度センサ
の出力濃度データを補正すれば、高濃度光量特性曲線を
用いつつ、濃度の検出精度を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の濃度検出装置が適用され
た静電式複写機の概略構成を示す概念図である。
【図2】上記静電式複写機の一部を構成する濃度検出装
置の電気的構成を示すブロック図である。
【図3】上記静電式複写機における初期設定処理を説明
するためのフローチャートである。
【図4】上記静電式複写機における補正用基準データD
ST生成処理を説明するためのフローチャートである。
【図5】上記静電式複写機における画像形成条件調整処
理を説明するためのフローチャートである。
【図6】第1低濃度設定光量および第1高濃度設定光量
が反射型フォトセンサに設定された場合における上記反
射型フォトセンサの出力である低濃度設定データ曲線お
よび高濃度設定データ曲線を示す図である。
【図7】低濃度設定光量が設定された場合におけるトナ
ー像濃度と上記反射型フォトセンサから出力される濃度
データとの関係を示す図である。
【図8】高濃度設定光量が設定された場合におけるトナ
ー像濃度と上記反射型フォトセンサから出力される濃度
データとの関係を示す図である。
【符号の説明】
4 光源 10 感光体ドラム 13 トナーホッパ 14 現像装置 23 濃度検出装置 24 反射型フォトセンサ 24a 発光素子 24b 受光素子 26 制御回路 31 不揮発性メモリ 32 RAM
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 15/00 303 G03G 21/00 370 - 540

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】静電潜像が形成される感光体と、この感光
    体に形成される静電潜像をトナー像に現像する現像装置
    とを含む画像形成装置によって形成されるトナー像の濃
    度を検出する濃度検出装置であって、 上記感光体に向けて光を照射し、感光体からの反射光の
    光量に対応した濃度データを出力する濃度センサであっ
    て、上記感光体に向けて照射される光の光量が可変な濃
    度センサと、 初期設定時において、上記感光体に向けて照射される光
    の光量として低濃度領域のトナー像濃度を検出するため
    の第1低濃度用光量を設定し、さらに、濃度が既知のト
    ナー像の濃度を上記濃度センサにより検出させることに
    より、上記濃度センサの第1低濃度光量特性曲線を取得
    する第1低濃度曲線取得手段と、 初期設定時において、上記感光体に向けて照射される光
    の光量として高濃度領域のトナー像濃度を検出するため
    の第1高濃度用光量を設定し、さらに、濃度が既知のト
    ナー像の濃度を上記濃度センサにより検出させることに
    より、上記濃度センサの高濃度光量特性曲線を取得する
    高濃度曲線取得手段と、 上記第1低濃度光量特性曲線において第1濃度データに
    対応するトナー像濃度を第1基準濃度として取得する第
    1基準濃度取得手段と、 上記高濃度光量特性曲線において上記第1基準濃度に対
    応する濃度データを第1補正用基準データとして取得す
    る第1補正用基準データ取得手段と、 濃度検出時において、低濃度領域のトナー像を検出する
    ための第2低濃度用光量を求める低濃度用光量取得手段
    と、 濃度検出時において、高濃度領域のトナー像を検出する
    ための第2高濃度用光量を求める高濃度用光量取得手段
    と、 上記感光体に向けて照射される光の光量として上記第2
    低濃度用光量を設定し、さらに、濃度が既知のトナー像
    の濃度を上記濃度センサにより検出させることにより、
    上記濃度センサの第2低濃度光量特性曲線を取得する第
    2低濃度曲線取得手段と、 上記第2低濃度光量特性曲線において、上記第1濃度デ
    ータとほぼ等しい第2濃度データに対応するトナー像濃
    度を第2基準濃度として取得する第2基準濃度取得手段
    と、 上記感光体に向けて照射される光の光量として上記第2
    高濃度用光量を設定し、さらに、上記第2基準濃度のト
    ナー像を上記濃度センサにより検出させることにより、
    このときに上記濃度センサが出力する濃度データを第2
    補正用基準データとして取得する第2補正用基準データ
    取得手段と、 上記第2高濃度用光量を設定して上記濃度センサによっ
    てトナー像濃度を検出する際に、上記第1補正用基準デ
    ータおよび第2補正用基準データに基づいて、上記濃度
    センサが出力する濃度データを補正し、補正濃度データ
    を出力する濃度データ補正手段と、 上記補正濃度データを上記高濃度光量特性曲線に当ては
    めることにより、トナー像濃度を取得する濃度取得手段
    とを含むことを特徴とする濃度検出装置。
  2. 【請求項2】濃度基準原稿としての擬似原稿と、 この擬似原稿を照明する光源と、 この光源を制御することによって露光量を可変させる制
    御回路とをさらに含み、 上記光源によって上記擬似原稿を照明し、上記制御回路
    によって光源を制御して露光量を可変させるとともに、
    上記擬似原稿からの反射光を上記感光体に導くことによ
    って、上記濃度が既知のトナー像が上記感光体上に形成
    されるようになっていることを特徴とする請求項1記載
    の濃度検出装置。
  3. 【請求項3】静電潜像が形成される感光体と、この感光
    体に形成される静電潜像をトナー像に現像する現像装置
    とを含む画像形成装置に適用され、上記感光体に向けて
    可変設定可能な光量の光を照射し、感光体からの反射光
    の光量に対応した濃度データを出力する濃度センサを用
    いてトナー像の濃度を検出する方法であって、 初期設定時において、 上記感光体に向けて濃度センサから照射される光の光量
    として低濃度領域のトナー像濃度を検出するための第1
    低濃度用光量を設定すること、 濃度が既知のトナー像の濃度を上記第1低濃度用光量が
    設定された上記濃度センサにより検出させることによ
    り、上記濃度センサの第1低濃度光量特性曲線を取得す
    ること、 上記感光体に向けて照射される光の光量として高濃度領
    域のトナー像濃度を検出するための第1高濃度用光量を
    設定すること、 濃度が既知のトナー像の濃度を上記第1高濃度用光量が
    設定された上記濃度センサにより検出させることによ
    り、上記濃度センサの高濃度光量特性曲線を取得するこ
    と、 上記第1低濃度光量特性曲線において第1濃度データに
    対応するトナー像濃度を第1基準濃度として取得するこ
    と、 上記高濃度光量特性曲線において上記第1基準濃度に対
    応する濃度データを第1補正用基準データとして取得す
    ること、 濃度検出時において、 低濃度領域のトナー像を検出するための第2低濃度用光
    量を求めること、 高濃度領域のトナー像を検出するための第2高濃度用光
    量を求めること、 上記感光体に向けて照射される光の光量として上記第2
    低濃度用光量を設定すること、 濃度が既知のトナー像の濃度を上記第2低濃度用光量が
    設定された上記濃度センサにより検出させることによ
    り、上記濃度センサの第2低濃度光量特性曲線を取得す
    ること、 上記第2低濃度光量特性曲線において、上記第1濃度デ
    ータとほぼ等しい第2濃度データに対応するトナー像濃
    度を第2基準濃度として取得すること、 上記感光体に向けて照射される光の光量として上記第2
    高濃度用光量を設定すること、 上記第2基準濃度のトナー像を上記第2高濃度用光量が
    設定された上記濃度センサにより検出させることによ
    り、このときに上記濃度センサが出力する濃度データを
    第2補正用基準データとして取得すること、 上記第2高濃度用光量を設定して上記濃度センサによっ
    てトナー像濃度を検出する際に、上記第1補正用基準デ
    ータおよび第2補正用基準データに基づいて、上記濃度
    センサが出力する濃度データを補正すること、ならびに 上記補正濃度データを上記高濃度光量特性曲線に当ては
    めることにより、トナー像濃度を取得することを含むこ
    とを特徴とする濃度検出方法。
  4. 【請求項4】濃度基準原稿としての擬似原稿を光源によ
    って照明するとともに、上記光源を制御して露光量を可
    変させ、上記擬似原稿からの反射光を上記感光体に導く
    ことにより、上記濃度が既知のトナー像を上記感光体上
    に形成することをさらに含むことを特徴とする請求項3
    記載の濃度検出方法。
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