JP3509583B2 - 赤外線センサ用カバー - Google Patents

赤外線センサ用カバー

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田中  渉
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Matsushita Electric Works Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、赤外線センサ用カ
バーに関し、特に、赤外線透過性に優れた赤外線センサ
用カバーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、人体検知センサ等の赤外線センサ
用の部品として、検知範囲を広くしたりする等の目的
で、所望の検知エリアを確保するため、焦電素子等の赤
外線検知素子の前面にレンズが使用されることが多い。
そして、このレンズには赤外線透過性の点から高密度ポ
リエチレン樹脂が使用されている。
【0003】通常、赤外線センサはそれ自体単独では使
用されることは少なく、赤外線センサを必要とする器
具、例えば、照明器具等の構造体の一部分に取り付けら
れて使用される。この場合、レンズ以外での赤外線の減
衰がないように、レンズが外側に露出した状態で使用さ
れることが多い。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、レンズ
が外側に露出していると、赤外線センサを組み込んだ構
造物本体とのデザイン的な調和が図れず、全体としての
デザイン性が損なわれるという問題があった。
【0005】また、赤外線センサ付き照明器具の場合、
構造体に使用される材質がABS、アクリルに代表され
るような赤外線をほとんど透過しないプラスチックであ
ることが多く、デザイン性向上のためにレンズの前面を
構造物本体で覆ってしまうと、赤外線透過率の極端な減
衰により、赤外線センサの感度を低下させてしまうとい
う問題があった。
【0006】さらに、レンズの前面のみを高密度ポリエ
チレン樹脂製カバーで覆うという方法も考えられるが、
この場合でも赤外線透過率の低下が発生する。この低下
をできるだけ抑えるためにカバーの肉厚を薄くすると、
高密度ポリエチレン樹脂製カバーでは透けてしまう部分
が発生し、遮蔽性を満足できなくなってしまう。また、
高密度ポリエチレン樹脂製カバーでは構造物本体との材
質の違いによる見た目の質感(艶、色等)の微妙なずれ
が発生し、デザイン的な調和を図るに至らないことが多
かった。
【0007】一方、自動ドアや自動水洗トイレに使用さ
れる赤外線センサのように、検知範囲がある程度限られ
るような場合には、赤外線集光のためには、レンズのよ
うな複雑な形状が必要でなく、赤外線検知素子の前面
に、例えば平面状の単純形状のカバー(パネル)を使用
することが多く、そのカバーにはガラス基材表面に、人
体が発する赤外線波長域のみを透過させるフィルタが表
面処理により成膜されているものが使用されていた。
【0008】しかしながら、この場合には、成膜される
材質が黒系のものになってしまうため、カバーそのもの
が黒系にしかできず、構造体が例えば白系である場合に
は、デザイン的な調和性を確保するには対応不可能であ
った。
【0009】本発明は、上記の点に鑑みてなしたもので
あり、その目的とするところは、構造物本体とのデザイ
ン性を損なうことなく、赤外線透過性に優れた赤外線セ
ンサ用カバーを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
赤外線センサを覆うカバーであって、直径0.4mm以下
の複数の赤外線透過用の孔を検知ビームの光軸上に形成
してなり、前記複数の赤外線透過用の孔の断面積を、赤
外線センサ側の方が外側より大きくなるように、断面方
向に沿って傾斜をもたせたことを特徴とするものであ
る。
【0011】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記複数の赤外線透過用の孔の面積が、1
つの検知ビームの断面に対して、40%〜70%の占有
率となるように形成したことを特徴とするものである。
【0012】
【0013】請求項記載の発明は、請求項1又は請求
記載の発明において、赤外線透過率の低い材質で構
成したことを特徴とするものである。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態の一例
を図面に基づき説明する。図1は本発明の一実施形態に
係る赤外線センサ用カバーが照明器具のカバー(グロー
ブ)として使用された状態を示す概略断面図である。1
は照明器具のカバーであり、乳白アクリル等で形成され
る。2は赤外線センサであり、カバー1内にベース部材
4から支持部材3により支持されている。赤外線センサ
2は人体検知を目的に、図2に示すように、焦電素子等
の赤外線検知素子21の前面に高密度PE等からなるレ
ンズ22を設置して使用される。レンズ22は、例え
ば、スポット的な検知領域(検知ビーム)を複数つくる
ために複数の凸レンズで構成される。
【0015】カバー1において、赤外線検知素子21の
複数の検知ビーム23の光軸に対応する赤外線透過用領
域10、つまり、複数の検知ビーム23の光軸と交錯す
る部分には、図3に示すような赤外線透過用の複数の孔
12からなるビームスポット11が複数形成される。従
って、図4に示すように、カバー1の略中央部の赤外線
透過用領域10に複数のビームスポット11が形成され
る。
【0016】ここで、孔12は、直径0.4mm以下と
する。また、孔12は、1つの検知ビーム23の断面に
対し、占有率が40%〜70%となるような数としてい
る。
【0017】本実施形態によれば、赤外線センサ2をカ
バー1で覆うことにより、赤外線センサ2の露出による
構造体とのデザインの不調和を防ぎ、検知ビーム23の
光軸上に孔12からなるビームスポット11が形成され
ているので、赤外線透過率が向上し、カバー1の材質に
よらず所望の検知範囲における人体検知が確実に行え
る。また、孔12の直径を0.4mm以下としているの
で、孔12の存在が目立つことなく、照明器具全体とし
てのデザイン性の低下を招くことがなくなる。
【0018】さらには、孔12の数を、1つの検知ビー
ム23の断面に対し、占有率が40%〜70%となるよ
うに設定しておけば、センサ性能に支障をきたさない範
囲の赤外線透過率を確保しながら、孔12の存在を目立
たせることなく、照明器具全体としてのデザイン性の低
下を招くことがなくなる。また、占有率が大きくなりす
ぎないので、高い孔あけ精度の要求もなく、孔12の存
在する部分の強度が低下することもない。
【0019】図5は、本発明の要部に係るカバーのビー
ムスポットの断面を示す模式図である。本実施形態で
は、孔12の径を、赤外線センサ2側が大きく、外側が
小さくなるように、カバー1の断面方向に沿って傾斜を
もたせるようにして形成したものである。
【0020】本実施形態によれば、孔12の径が赤外線
センサ2側を大きく、外側を小さくなるようにしてある
ので、カバー1の外側からは孔12の存在が目立ちにく
くなり、かつ、カバー1の取り付け誤差や微妙な位置ず
れで発生するカバー1による赤外線の遮蔽を低減でき
る。
【0021】以上の実施形態では、カバー1の材質とし
て、赤外線透過率の小さいものを使用したとしても、孔
12を介して赤外線が透過されるので問題ない。
【0022】なお、以上の実施形態では、赤外線センサ
用カバー1が照明器具のカバー(グローブ)として使用
された場合を説明したが、セパレート送信機用レンズカ
バー等の他の構造体への使用でも同様の効果を奏するこ
とは言うまでもない。
【0023】
【発明の効果】以上のように、請求項1記載の発明によ
れば、赤外線センサを覆うカバーであって、直径0.4
mm以下の複数の赤外線透過用の孔を検知ビームの光軸上
に形成してなるようにしたので、どのような材質のカバ
ーを使用しても、前記孔を介して赤外線が透過すること
になり、構造物本体とのデザイン性を損なうことなく、
赤外線透過性に優れた赤外線センサ用カバーが提供でき
た。しかも、前記複数の赤外線透過用の孔の断面積を、
赤外線センサ側の方が外側より大きくなるように、断面
方向に沿って傾斜をもたせたので、カバーの外側からは
孔の存在が目立ちにくくなり、かつ、カバーの取り付け
誤差や微妙な位置ずれで発生するカバーによる赤外線の
遮蔽を低減できる。
【0024】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の発明において、前記複数の赤外線透過用の孔の面積
が、1つの検知ビームの断面に対して、40%〜70%
の占有率となるように形成すれば、センサ性能に支障を
きたさない範囲の赤外線透過率を確保しながら、孔の存
在を目立たせることなく、構造体全体としてのデザイン
性の低下を招くことがなくなる。また、占有率が大きく
なりすぎないので、高い孔あけ精度の要求もなく、孔2
の存在する部分の強度が低下することもないのである。
【0025】請求項3記載の発明によれば、請求項1又
は請求項2記載の発明において、前記複数の赤外線透過
用の孔の断面積を、赤外線センサ側の方が外側より大き
くなるように、断面方向に沿って傾斜をもたせるように
すれば、カバーの外側からは孔の存在が目立ちにくくな
り、かつ、カバーの取り付け誤差や微妙な位置ずれで発
生するカバーによる赤外線の遮蔽を低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る赤外線センサ用カバ
ーが照明器具のカバー(グローブ)として使用された状
態を示す概略断面図である。
【図2】同上に係る要部の拡大図である。
【図3】同上に係るビームスポットの拡大図である。
【図4】図1の赤外線センサ用カバーの平面図である。
【図5】本発明係る赤外線センサ用カバーの要部の断
面を示す模式図である。
【符号の説明】
1 赤外線センサ用カバー 2 赤外線センサ 3 支持部材 4 ベース部材 10 赤外線透過用領域 11 ビームスポット 12 孔 21 赤外線検知素子 22 レンズ 23 検知ビーム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−95379(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01J 1/00 - 1/60 G01J 5/00 - 5/62 G01V 8/10 - 8/26 G08B 13/18 - 13/196

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 赤外線センサを覆うカバーであって、直
    径0.4mm以下の複数の赤外線透過用の孔を検知ビーム
    の光軸上に形成してなり、前記複数の赤外線透過用の孔
    の断面積を、赤外線センサ側の方が外側より大きくなる
    ように、断面方向に沿って傾斜をもたせたことを特徴と
    する赤外線センサ用カバー。
  2. 【請求項2】 前記複数の赤外線透過用の孔の面積が、
    1つの検知ビームの断面に対して、40%〜70%の占
    有率となるように形成したことを特徴とする請求項1記
    載の赤外線センサ用カバー。
  3. 【請求項3】 赤外線透過率の低い材質で構成したこと
    を特徴とする請求項1又は請求項記載の赤外線センサ
    用カバー。
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