JP3508524B2 - 密封装置の製造方法及び密封装置 - Google Patents

密封装置の製造方法及び密封装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種装置の軸封部
に用いられる密封装置に関し、特に、密封装置の組み立
て精度の向上を図る技術に関する。
【0002】
【従来の技術】図4は従来の密封装置101の断面構成
を説明するための図である。201は密封装置101を
固定するハウジング部材、202はハウジング部材20
1に挿嵌される軸でありそれぞれ仮想線により描かれ、
また、密封装置101の断面構成としては軸心から片側
部分(対称であるので)のみ描かれている。
【0003】密封装置101はハウジング部材201と
軸202の間の環状隙間203を密封するもので、嵌合
部102がハウジング部材201の取付面201aに嵌
め込まれ固定されている。
【0004】密封装置101は、密封側M(図において
上側)の密封流体の大気側Oへの漏れを防止する為に、
密封側Mにゴムリップ103を備え、ゴムリップ103
に連接する大気側Oに樹脂リップ104を備えた構成を
備えている。
【0005】また、密封装置101の本体剛性を高める
ために補強を行なう金属環105が備えられている。金
属環105は、嵌合部102に存在する円筒部105a
と円筒部105aの大気側Oの端部から内向きに延出し
たフランジ部105bとを備えた断面略L字状を呈して
いる。
【0006】ゴムリップ103は、リップ先端部103
aが摺動表面202a(軸202の外周面)に対する緊
迫力によりシール性を発揮している。この緊迫力はばね
環106によりもたらされている。
【0007】また、樹脂リップ104は密封側Mの圧力
によりゴムリップ103が変形した場合に、リップ上面
104aがゴムリップ103の下面に当たりゴムリップ
103の過度の変形を抑えるサポート部として機能する
と共に、樹脂リップ104のリップ当接部104bによ
る摺動表面202aとの摺動接触によりシール性を発揮
している。
【0008】また、この樹脂リップ104のリップ当接
部104bは、ゴムリップ103のリップ先端部103
aと比べると、柔軟性に乏しいことから摺動表面202
aとの接触領域における密封流体の「にじみ」(わずか
な漏出)が発生することに対して、図4に示されるよう
にネジ溝104cを形成して、リップ当接部104bと
摺動表面202aの境界面に存在する流体を、軸202
の回転により発生する流体ポンプ作用により密封流体の
漏出を防止することも行なわれている。
【0009】尚、ゴムリップ103のリップ先端部10
3a近傍にも溝や突条を設け、同様の流体ポンプ作用を
発揮させることも適宜行なわれている。
【0010】従って、この密封装置1においては、ゴム
リップ103と樹脂リップ104の2つのリップ手段に
より、高い耐圧能力や良好なシール性を発揮させること
を可能とした構成のものである。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところで、樹脂リップ
104はゴムリップ103よりも剛性があり(撓みにく
い)、偏心に対する許容量が小さいことと、ゴムリップ
103のサポートを行なう保持手段として機能すること
から極めて正確に製作され位置決め固定される必要があ
る。
【0012】図5を参照して密封装置101の製造工程
を簡単に説明する。まず、樹脂リップ104と金属環1
05は子部品レベルで正確に加工されており、ゴムリッ
プ103を成形(加硫成形)する成形型301の下型3
02に配置する。
【0013】そして、ゴム生地を樹脂リップ104の上
方のキャビティ内に配置した後に第1上型303の型閉
めを行ない、成形型301全体を加熱させながら第2上
型304を所定の速度で型閉めし、ゴム生地を流動化さ
せてゴムリップ103を成形する。
【0014】成形が終了したら成形型301を型開き
し、密封装置101を型から取り出す。そして、ゴムリ
ップ103のリップ先端部103aを加工(例えば、図
におけるカット線C101の一面カット)し、必要であ
れば、樹脂リップ104の内径部の曲げ加工をリップ部
形成治具(不図示ではあるが、テーパ面を有する棒状の
治具等)の挿入によって内側の縁を拡径させながら撓ま
せることにより、リップ当接部104bの形成工程が付
加される。
【0015】このような製造工程において、樹脂リップ
104が4フッ化エチレン樹脂等の場合には、成形時に
供される子部品レベルでは円柱状部材から平ワッシャ状
に加工(旋盤等による加工)されるものであるが、特
に、内径寸法と厚みに関しては樹脂リップ104が軸2
02と摺動する際の、緊迫力やゴムリップ103の変形
を防止するためのサポート位置を定めるための重要な特
性となっており、厳しい寸法公差で管理されている。
【0016】加えて、樹脂リップ104の外周端面10
4dが金属環105の円筒部105aの内径面を基準と
してガイドされているために、外周端面104dも厳し
い寸法管理の下に加工が行なわれている。
【0017】また、樹脂リップ104の取り付け基準と
なる金属環105の下型302に対する固定位置決めも
正確に行なう必要があり、金属環105のフランジ部1
05aの内径端面105cと下型302のガイド面30
2aとの嵌め合いを高精度に行なう必要がある。
【0018】しかしながら、内径端面105cとガイド
面302aは、金属同士の嵌合となるので、ガイド面3
02aに摩耗が発生し易く、適切なる寸法管理を怠ると
金属環105の偏心及び付随する樹脂リップ104の偏
心が発生し、シール性低下の要因となる虞も考えられ
る。
【0019】本発明は上記従来技術の問題を解決するた
めになされたもので、その目的とするところは、樹脂リ
ップの加工の容易化を図り、製造工程において高い精度
で組み立てを行なうことが可能であり、良好なシール性
を発揮し得る密封装置の製造方法及びこの製造方法によ
る密封装置を提供することにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明にあっては、円筒部と該円筒部の一方の端部か
ら径方向に折り曲がるフランジ部とを有する金属環と、
該金属環の円筒部からフランジ部と略平行に設けられた
径方向部と、該径方向部に接続するリップ部とを有し、
前記金属環と一体的に形成されたゴム状弾性材による第
1のシール部材と、前記金属環のフランジ部と第1のシ
ール部材の径方向部との間に挟持される被挟持部と、該
被挟持部の内側のリップ部とを有する樹脂材による第2
のシール部材と、を備えた密封装置の製造方法におい
て、成形型に、平ワッシャ形状の前記第2のシール部材
のリップ部の内周端部をガイドするガイド部と前記第2
のシール部材の一部を前記金属環のフランジ部に対して
押圧し挟持する押圧部と、を設け、密封装置を成形する
際に、成形型と前記第2のシール部材の位置決めを前記
ガイド部及び押圧部により行なうことを特徴とする。
【0021】また、前記第2のシール部材の被挟持部の
外周端部と、金属環の円筒部の内周面との間に隙間を有
することも好ましい。
【0022】また、密封装置にあっては、円筒部と該円
筒部の一方の端部から径方向に折り曲がるフランジ部と
を有する金属環と、該金属環の円筒部からフランジ部と
略平行に設けられた径方向部と、該径方向部に接続する
リップ部とを有し、前記金属環と一体的に形成されたゴ
ム状弾性材による第1のシール部材と、前記金属環のフ
ランジ部と第1のシール部材の径方向部との間に挟持さ
れる被挟持部と、該被挟持部の内側のリップ部とを有す
る樹脂材による第2のシール部材と、を備えた密封装置
において、前記第2のシール部材は、密封装置の成形時
において平ワッシャ形状であり、成形型のガイド部及び
前記第2のシール部材の一部を前記金属環のフランジ部
に対して押圧し挟持する押圧部により位置決めされたリ
ップ部の内周端部と、前記金属環の円筒部の内周面との
間に隙間を有する被挟持部の外周端部と、を有すること
を特徴とする。
【0023】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照して、この発明
を適用した実施の形態を説明する。図1および図2に
は、本発明の実施の形態に係る密封装置が示されてい
る。図1は密封装置の概略構成を示す一部断面図であ
り、図2は密封装置をハウジング80に組み付け、軸7
0が挿嵌される使用状態を示す概略構成断面図である。
【0024】図に示すように、密封装置1は、軸70と
円筒状の開口部を有するハウジング80の間の環状の隙
間をシールし、密封流体側Mの油などの流体が大気側O
に漏れないようにしているものである。
【0025】密封装置1は、概略、金属環20と、金属
環20に一体的に加硫成形されるゴム状弾性材による第
1のシール部材30と、金属環20と第1のシール部材
30に挟持される第2のシール部材40とから構成され
ている。
【0026】金属環20は、組み付けた時に軸70やハ
ウジング80と同心的に配置される円筒部21と、円筒
部21の一端部(この実施の形態では組み付けた状態に
おける大気側O)から内径方向(軸70に向かう方向)
に折り曲がる内向きのフランジ部22と、を有してい
る。
【0027】第1のシール部材30は、金属環20の円
筒部21の外部側と内部側とを覆うように一体的に成形
され、この覆った部分からフランジ部22と略平行にな
るように成形される径方向部32と、この径方向部32
に接続するリップ部33とを有しており、ゴム状弾性材
によって形成されている。
【0028】そして、リップ部33の軸70への摺動面
には、ポンプねじ34が設けられている。
【0029】密封装置1を組み付けた際には、外周部3
1がハウジング80の内周に密封接触し、また、リップ
部33の外周に縮径方向の緊迫力を与えるばね環5が取
りつけられて、リップ部33の先端が軸70の外周面に
摺接することによって、密封流体側Mの油などの流体を
シールすることができる。
【0030】また、ポンプねじ34は、例えば、ハの字
形状とすることによって、密封装置1が軸70に対して
いずれの方向に回転しても流体を密封流体側Mへ流動さ
せるようなポンプ効果を発揮させる構造となっている。
【0031】第2のシール部材40は、金属環20のフ
ランジ部22と第1のシール部材30の径方向部32と
の間に挟持される被挟持部41と、この被挟持部41か
ら軸方向に折り曲がるリップ部42とを有しており、樹
脂材(PTFEなど)によって形成されている。
【0032】尚、第2のシール部材40の被挟持部41
は、後述する成形型の内部に金属環20に重ねられた状
態で配置され、金属環20のフランジ部22と加硫成形
により形成される第1のシール部材30の径方向部32
との間に挟持されている。
【0033】被挟持部41の外周端部の径寸法は、金属
環20の円筒部21の内周面の径寸法よりも小さく設定
されており、隙間45が設けられている。但し、この隙
間45は成形時において第1のシール部材30が流入
し、塞がれている。
【0034】また、所望に応じて密封側面41a及び大
気側面41bに接着材が予め塗布されており、径方向部
32とフランジ部22とに対する相対回転を防止する回
り止めが施されている。
【0035】さらに、第2のシール部材40は成形直後
においては平ワッシャ形状であり、リップ部形成治具
(不図示ではあるが、テーパ面を有する棒状の治具)や
軸70の挿入によって内側の縁を拡径させながら撓ませ
ることにより、軸方向に延出した概略ロート状のリップ
部42を形成することも可能である。
【0036】尚、図1では、内側の縁が拡径してロート
状のリップ部42を形成した場合の図を示している。
【0037】そして、リップ部42の先端部で第1のシ
ール部材30のリップ部33の根本を支えており、リッ
プ部33に高い圧力が負荷された場合にもリップ部33
をサポートして過度の変形を防止し、リップ部33のシ
ール性を維持させている。
【0038】また、第2のシール部材40のリップ部4
2の軸70への摺動面にも、ポンプねじ43が設けられ
ている。
【0039】このポンプねじ43は、例えば、密封装置
1が軸70に対して回転することによって流体を密封流
体側Mへ流動させるようなポンプ効果を発揮させる構造
となっている。
【0040】尚、ポンプねじ43は、密封装置1が軸7
0に対して、通常、一方の方向にのみ回転し、あまり他
方の方向には回転しないような箇所に適用する場合に
は、一方の方向の回転に対して効率良くポンプ効果を発
揮する螺旋状のねじとするのが好適であり、両方向に回
転するような箇所に適用する場合には、いずれの回転に
対しても適度にポンプ効果を発揮する多数の同心状のね
じとするのが好適である。
【0041】以上のように構成される密封装置1よっ
て、密封流体側Mの密封流体は、ハウジング80側は第
1のシール部材30の外周部31によってシールされ、
軸70側は第1のシール部材30のリップ部33によっ
てシールされる。
【0042】そして、リップ部33から漏れた流体は、
リップ部33に設けられたポンプねじ34によって密封
流体側Mへ戻される。
【0043】このポンプねじ34でも戻されずに漏れて
しまった場合には、第2のシール部材40に設けられた
ポンプねじ43によって適正に密封流体側Mへ戻され
る。
【0044】尚、第2のシール部材40のリップ部42
の先端部で第1のシール部材30のリップ部33の根本
を支えているのでリップ部33が変形したりめくれてし
まうことなどが防止され安定した密封性能を維持でき
る。
【0045】次に図3を参照して、密封装置1の製造方
法を説明する。まず、第2のシール部材40と金属環2
0は子部品レベルで加工されており、ゴムリップ103
を成形(加硫成形)する成形型91の下型92に配置す
る。
【0046】この第2のシール部材40と金属環20の
成形型91へのセットの場合において、下型92には第
2のシール部材40の内周端部42aを受け、位置決め
基準となる円筒状のガイド部92aが備えられており、
第2のシール部材40をガイド部92aに嵌め込むこと
により、その位置決めを行なっている。
【0047】尚、第2のシール部材40の外周端部41
cと金属環20の円筒部21の内周面との間には隙間4
5が設けられており、ガイド部92aに対する第2のシ
ール部材40の位置決めを阻害することはない。
【0048】そして、ゴム生地を第2のシール部材40
の上方のキャビティCV内に配置した後に第1上型93
の型閉めを行なう。第1上型93には第2のシール部材
40を抑える押圧面93aが備えられ、また、押圧面9
3aの外周側には第2のシール部材40を確実に固定す
るための突条93bが設けられている。
【0049】そして成形型91全体を加熱させながら第
2上型94を所定の速度で型閉めし、ゴム生地を流動化
させて第1のシール部材30(ゴムリップ)を成形す
る。
【0050】成形が終了したら成形型91を型開きし、
密封装置1を型から取り出す。
【0051】その後、第1のシール部材30のリップ部
33を加工(例えば、図におけるカット線C101の一
面カット又は二面カット)し、必要であれば、第2のシ
ール部材40のリップ部42の曲げ加工をリップ部形成
治具(不図示ではあるが、テーパ面を有する棒状の治具
等)の挿入によって内側の縁を拡径させながら撓ませ
る。
【0052】このような製造工程において、第2のシー
ル部材40が4フッ化エチレン樹脂等の場合には、成形
時に供される子部品レベルでは円柱状部材から平ワッシ
ャ状に加工(旋盤等による加工)されるものであるが、
外周端部41cの加工を行なう必要はないので、特に重
要な特性となる内径寸法と厚みに関してのみの加工を行
なうことで得られ、加工工数を削減することができる。
【0053】また、金属環20は、第2のシール部材4
0の基準として使用しないので、成形時における位置決
め精度を緩くすることも可能となり、従来技術において
問題となっていた金属同士の嵌合によるガイド面の摩耗
をある程度の範囲で許容することもでき、成形型のメン
テナンスや品質管理工程の一部を省くことも可能となる
場合がある。
【0054】従って、第2のシール部材40の加工の容
易化を図り、成形工程において第2のシール部材40の
高精度な組み立て、及び工程改善を行なうことが可能と
あり、良好なシール性を発揮し得る密封装置が得られ
る。
【0055】尚、本発明は、ばね環5を備えない構成の
密封装置や、ポンプねじ34,43を備えない構成の密
封装置に適用することも可能である。
【0056】
【発明の効果】上記発明の実施の形態に説明されるよう
に、本発明によると、第2のシール部材の加工の容易化
を図り、成形工程において第2のシール部材の高精度な
組み立てによる、良好なシール性を発揮し得る密封装置
が得られる。
【0057】また、密封装置の製造工程における生産効
率の向上を行なうことが可能となり、コスト低減を図る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の実施の形態に係る密封装置の断
面図である。
【図2】図2は本発明の実施の形態に係る密封装置を組
み付けた状態を示す断面図である。
【図3】図3は密封装置の成形型と成形工程を説明する
図である。
【図4】図4は従来技術に係る密封装置の断面図であ
る。
【図5】図5は従来技術に係る密封装置の成形型と成形
工程を説明する図である。
【符号の説明】
1 密封装置 5 ばね環 20 金属環 21 円筒部 22 フランジ部 30 第1のシール部材 32 径方向部 33 リップ部 34 ポンプねじ 40 第2のシール部材 41 被挟持部 42 リップ部 43 ポンプねじ 45 隙間 70 軸 80 ハウジング 92a ガイド部 M 密封流体側 O 大気側

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】円筒部と該円筒部の一方の端部から径方向
    に折り曲がるフランジ部とを有する金属環と、 該金属環の円筒部からフランジ部と略平行に設けられた
    径方向部と、該径方向部に接続するリップ部とを有し、
    前記金属環と一体的に形成されたゴム状弾性材による第
    1のシール部材と、 前記金属環のフランジ部と第1のシール部材の径方向部
    との間に挟持される被挟持部と、該被挟持部の内側のリ
    ップ部とを有する樹脂材による第2のシール部材と、 を備えた密封装置の製造方法において、 成形型に、平ワッシャ形状の前記第2のシール部材のリ
    ップ部の内周端部をガイドするガイド部と前記第2のシ
    ール部材の一部を前記金属環のフランジ部に対して押圧
    し挟持する押圧部と、を設け、 密封装置を成形する際に、成形型と前記第2のシール部
    材の位置決めを前記ガイド部及び押圧部により行なうこ
    とを特徴とする密封装置の製造方法。
  2. 【請求項2】前記第2のシール部材の被挟持部の外周端
    部と、金属環の円筒部の内周面との間に隙間を有するこ
    とを特徴とする請求項1に記載の密封装置の製造方法。
  3. 【請求項3】円筒部と該円筒部の一方の端部から径方向
    に折り曲がるフランジ部とを有する金属環と、 該金属環の円筒部からフランジ部と略平行に設けられた
    径方向部と、該径方向部に接続するリップ部とを有し、
    前記金属環と一体的に形成されたゴム状弾性材による第
    1のシール部材と、 前記金属環のフランジ部と第1のシール部材の径方向部
    との間に挟持される被挟持部と、該被挟持部の内側のリ
    ップ部とを有する樹脂材による第2のシール部材と、 を備えた密封装置において、 前記第2のシール部材は、密封装置の成形時において
    ワッシャ形状であり、成形型のガイド部及び前記第2の
    シール部材の一部を前記金属環のフランジ部に対して押
    圧し挟持する押圧部により位置決めされたリップ部の内
    周端部と、 前記金属環の円筒部の内周面との間に隙間を有する被挟
    持部の外周端部と、を有することを特徴とする密封装
    置。
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