JP3508375B2 - X線ct装置 - Google Patents

X線ct装置

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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は、X線CT装置に
関し、とくに螺旋状にデータを収集する連続回転型X線
CT装置に関する。 【0002】 【従来の技術】連続回転型X線CT装置は、X線ビーム
の照射方向を被検体を中心にして連続的に回転させるも
のである。X線管とX線検出器とをガントリ中に納め、
これらを一体に回転させてX線ビームの照射方向を被検
体を中心にして回転させ各角度方向の投影データを収集
するタイプのX線CT装置では、スリップリングなどに
よって回転中の電気的な接続を確保することによってX
線管とX線検出器とを一方向に連続的に回転できるよう
構成している。X線ビームが連続回転している平面中に
被検体を挿入し移動させていくと、被検体をX線ビーム
により螺旋状にスキャンしたことになり、その螺旋状に
スキャンしたX線ビームによるX線吸収データを収集す
ることができる。 【0003】被検者の肺などをスキャンする場合には、
その間被検者が動かないように呼吸を止めてもらう必要
がある。スキャン範囲(移動範囲)が広いと、その範囲
全体をスキャンするのに時間が長くかかるため、呼吸を
止めてもらう時間も長くなる。そこで呼吸停止期間があ
まりに長くなるような場合には、一度の螺旋状スキャン
で撮像するのではなく、撮像部位を数箇所に分けてスキ
ャンするようにして、その各々では呼吸停止期間が長く
ならないようにしている。あるいは、呼吸停止可能な最
大の時間を考慮して、その時間内にすべての範囲でスキ
ャンが終了するように、被検者を載せたテーブルの移動
速度を速くすることもある。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、呼吸停
止期間をあまり長くすると被検者の負担が大きくなって
問題である。また、いくつかの領域に分けてスキャンす
るようにする場合には、どのように分割するかの判断を
操作者が行なった上で種々の設定を行なう必要があるた
め操作が複雑で煩瑣である。さらに、被検者を載せたテ
ーブルの移動速度を速くすると、データの質が劣化して
しまう。 【0005】この発明は、上記に鑑み、広い範囲を螺旋
状にスキャンする場合に、簡単・容易な操作でスキャン
範囲を適切に分割できるように改善した、連続回転型の
X線CT装置を提供することを目的とする。 【0006】 【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、この発明によるX線CT装置においては、被検体に
対してX線ビームを照射する手段と、X線ビームの照射
方向を被検体を中心にして連続的に回転させる手段と、
X線ビームの回転平面に対して略直角な方向に被検体を
相対的に移動させる手段と、回転しているX線ビームに
対して被検体を移動させることにより被検体を螺旋状に
透過したX線のデータを収集する手段と、データを収集
する移動方向の範囲を設定する手段と、該設定移動範囲
と移動速度とからデータ収集時間を算出し、該算出時間
が所定時間よりも長いときに自動的に上記設定移動範囲
を分割し、分割後の各々の移動範囲ごとに被検体を順次
移動させ、それぞれの移動範囲について螺旋状X線透過
データ収集を別々に行なうよう制御する制御手段と、収
集した螺旋状X線透過データから上記の設定移動範囲の
全体での画像再構成を行なう画像再構成手段とが備えら
れることが特徴となっている。 【0007】被検体を螺旋状に透過したX線のデータを
収集する範囲(被検体の移動方向の範囲)を設定する
と、この設定移動範囲と移動速度とからデータ収集にか
かる時間が算出される。この時間が、呼吸を止めておく
のに支障のない時間として定めた所定の時間より長いも
のであったとき、上記の移動範囲が自動的に分割され
る。そして、その分割後の個々の移動範囲ごとに被検体
が順次移動させられ、それぞれの移動範囲についての螺
旋状X線透過データ収集が別々に行なわれる。したがっ
て、分割後の移動範囲の各々で、データ収集するのに要
する時間は上記の所定時間よりも短いものとなり、長時
間息を止めておくことを強いることがなくなる。この分
割および分割後のデータ収集に対する制御が自動的にな
されるため、面倒な操作を行なう必要がなくなり、操作
が容易になる。移動速度を速くすることもないため、収
集データの質が落ちない。 【0008】 【発明の実施の形態】つぎに、この発明の実施の形態に
ついて図面を参照しながら詳細に説明する。図1はこの
発明にかかるX線CT装置の実施の形態を示すもので、
この図において、ガントリ11にはX線管12とX線検
出器13とが対向配置されており、回転装置14によっ
てX線管12とX線検出器13とが紙面に直角な平面内
で回転するようにされている。このX線管12とX線検
出器13とに挟まれる空間内にベッド21のテーブル2
2に横たえられた被検者20が挿入される。テーブル2
2はベッド21内に設けられた駆動装置(図示しない)
によって直線的に移動させられるようになっている。 【0009】紙面の左右方向をZ、上下方向をY、紙面
に垂直な方向をXとすると、X線管12とX線検出器1
3はX−Y平面内で回転し、被検者20がこのX−Y平
面に垂直なZ方向に矢印で示すように挿入されることに
なる。被検者20から見ると、Y方向が前後方向、X方
向が左右方向、Z方向が体軸方向ということになる。つ
まり、体軸に直角なX−Y平面内でX線が回転スキャン
させられることになり、X線検出器13からは、そのX
線が通る平面内でのX線吸収に関する各角度方向の投影
データが検出データとして得られる。この検出データが
データ収集装置15を経てメモリ31に送られる。この
メモリ31には、回転装置14からの角度信号およびベ
ッド21からのテーブル22(つまり被検者20)の位
置信号も送られてきており、上記の検出データが角度信
号および位置信号とともに記憶される。 【0010】CPU32がこのメモリ31からある位置
についての360°(あるいは180°)分の投影デー
タを取り出して画像再構成装置35に送り、その角度に
応じたバックプロジェクション処理などを行なうことに
より、その位置の平面での断層像が再構成される。位置
ごとに順次メモリ31からデータを読み出して画像再構
成を行なえば、テーブル22(被検者20)の移動範囲
における多数の断層像が得られる。これらの再構成画像
の画像データはCPU32を介して画像表示回路36に
送られ、ディスプレイ装置37で表示されることにな
る。 【0011】CPU32には、マウスコントローラ38
を介してマウス39が、キーボードコントローラ41を
介してキーボード42がそれぞれ接続されており、これ
らによって螺旋スキャンに先だってそのスキャン範囲
(Z方向の範囲)が設定される。あるいは、あらかじめ
被検者20の透過像を撮像しておいて、その透過像をデ
ィスプレイ装置37の画面に表示し、その画像の上でカ
ーソルを動かすなどしてスキャン範囲を設定してもよ
い。透過像は、X線管12とX線検出器13とを回転さ
せずに固定させた状態で、テーブル22を移動させて、
固定のX線ビーム中を被検者20が体軸方向に通過する
ようにして、このときX線検出器13およびデータ収集
装置15で得たデータをメモリ31に格納し、このデー
タを位置ごとに並べることによって作成することができ
る。たとえば図2のようにディスプレイ画面51に、被
検者20の正面から見た透過像52が表示される。この
画像上でラインカーソル53の位置をマウス39の操作
などによって動かして体軸方向のスキャン範囲の設定を
行なう。 【0012】こうして体軸方向のスキャン範囲が設定さ
れると、CPU32においてこの設定範囲(mm)をテ
ーブル22の移動速度(mm/sec)で割ることによ
りスキャンにかかる時間が算出される。テーブル22の
移動速度は、別途、キーボード42などから入力してお
く。このスキャン時間が前もって設定された所定の時間
よりも短ければ、そのまま撮像スキャンが開始され、長
い場合には図3に示すような警告ウインドウ54がディ
スプレイ画面51に表示される。 【0013】この所定の時間というのは、操作者があら
かじめ、どれくらいの時間以上スキャン時間がかかると
きスキャン範囲を分割するかを判断して入力したもの
で、この値は操作者が変更しない限り、電源を切っても
CPU32のメモリ等に保持されるようになっている。
この時間は、通常の被検者20が呼吸を止めておくのに
支障がない範囲で定め、たとえば15秒とすることがで
きる。 【0014】ここで設定されたスキャン範囲では撮像時
間が30秒かかるとCPU32が計算したものとする
と、上記の15秒よりも長いので、警告ウインドウ54
には図3に示すようなメッセージが表示される。操作者
が分割スキャンを望むなら「はい」のボタンを押す。す
ると、CPU32が、スキャン範囲を分割し、その個々
のスキャン範囲ごとにスキャンを行なっていくよう、条
件設定を自動的に行なう。分割する方法としては、たと
えば、図4の(a)に示すように分割後の時間が上記の
設定時間15秒以内となるように等分する方法や、図4
の(b)に示すように上記の設定時間15秒ごとに分割
していって余った時間を独立のスキャン時間とする方法
などが考えられる。 【0015】こうして、自動的にスキャン範囲が分割さ
れて、その個々の条件設定がなされると、CPU32
は、ガントリコントローラ33を経てガントリ11にお
ける回転装置14等の制御を行なうとともに、ベッドコ
ントローラ34を経てベッド21のテーブル22の移動
を制御する。これにより、分割された個々のスキャン範
囲での、螺旋スキャンが順次行われていく。その個々の
螺旋スキャンの間には所定の時間間隔が自動的に設けら
れるので、被検者20はその間に呼吸を行ない、つぎの
スキャン時間での息止めに備えることができ、被検者2
0に負担を与えることがない。 【0016】なお、上記の説明は一つの例をあげて説明
したもので、これに限定されるものではない。たとえば
警告ウインドウ54の表示などは別のものにすることが
可能である。また、上記は、X線管12とX線検出器1
3とが一体に回転するタイプのX線CT装置に本発明を
適用したものであるが、X線検出器13を全周に設けて
固定させX線管12のみ回転させるようにしたタイプの
X線CT装置など、他のタイプのX線CT装置に適用で
きることももちろんである。 【0017】 【発明の効果】以上説明したように、この発明のX線C
T装置によれば、螺旋状にデータ収集する範囲が大きく
て時間がかかる場合にその範囲を自動的に分割し、その
各々で要する時間が呼吸停止するのに支障のない短い時
間とされるため、被検者に長時間息を止めておくことを
強いることなどがなくなり、被検者の負担をなくすこと
ができる。また、この分割は自動的になされ、分割後の
各範囲でのスキャンについての各種の設定も自動的にな
されるので、面倒な操作を行なう必要がなくなり、操作
が容易になる。さらに被検者の移動速度を速くすること
もないため、収集データの質の劣化を防止できる。
【図面の簡単な説明】 【図1】この発明の実施の形態を示すブロック図。 【図2】ディスプレイ画面を示す図。 【図3】分割時の警告ウインドウを示す図。 【図4】分割方法を示す図。 【符号の説明】 11 ガントリ 12 X線管 13 X線検出器 14 回転装置 15 データ収集装置 20 被検者 21 ベッド 22 テーブル 31 メモリ 32 CPU 33 ガントリコントローラ 34 ベッドコントローラ 35 画像再構成装置 36 画像表示回路 37 ディスプレイ装置 38 マウスコントローラ 39 マウス 41 キーボードコントローラ 42 キーボード 51 ディスプレイ画面 52 透過像 53 ラインカーソル 54 警告ウインドウ

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 被検体に対してX線ビームを照射する手
    段と、X線ビームの照射方向を被検体を中心にして連続
    的に回転させる手段と、X線ビームの回転平面に対して
    略直角な方向に被検体を相対的に移動させる手段と、回
    転しているX線ビームに対して被検体を移動させること
    により被検体を螺旋状に透過したX線のデータを収集す
    る手段と、データを収集する移動方向の範囲を設定する
    手段と、該設定移動範囲と移動速度とからデータ収集時
    間を算出し、該算出時間が所定時間よりも長いときに自
    動的に上記設定移動範囲を分割し、分割後の各々の移動
    範囲ごとに被検体を順次移動させ、それぞれの移動範囲
    について螺旋状X線透過データ収集を別々に行なうよう
    制御する制御手段と、収集した螺旋状X線透過データか
    ら上記の設定移動範囲の全体での画像再構成を行なう画
    像再構成手段とを備えることを特徴とするX線CT装
    置。
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JP4489228B2 (ja) * 2000-02-07 2010-06-23 Geヘルスケア・ジャパン株式会社 X線ctシステム及びその制御方法及び記憶媒体
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