JP3507042B2 - 動画像圧縮装置 - Google Patents

動画像圧縮装置

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JP3507042B2
JP3507042B2 JP2001134578A JP2001134578A JP3507042B2 JP 3507042 B2 JP3507042 B2 JP 3507042B2 JP 2001134578 A JP2001134578 A JP 2001134578A JP 2001134578 A JP2001134578 A JP 2001134578A JP 3507042 B2 JP3507042 B2 JP 3507042B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はデジタル動画像デー
タを圧縮するための圧縮符号化装置に関し、特に超音波
診断画像といった画面内の動領域が制限されている動画
像の圧縮符号化を用いて好適な動画像圧縮装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来の動画像圧縮符号化方法は、フレー
ム内符号化を行なうフレームとフレーム間符号化を行な
うフレームとを混在させるものが主流である。
【0003】フレーム間符号化は、フレーム間の相関が
高い場合、すなわち、フレーム間で画像の内容がほとん
ど変化しない場合に非常に有効な圧縮方法となるが、シ
ーンチェンジなどでフレーム間での絵柄が大きく変化
(画像の内容が切り換わる)する場合は逆にフレーム間
誤差が増大するため、圧縮効率が落ちる。
【0004】特開平3−250887号はこのシーンチ
ェンジでのフレーム間符号化時の対策を開示している。
すなわち、フレーム間差分の大小でシーンチェンジ検出
を行ない、シーンチェンジ発生時はフレーム内符号化を
行なうことによって、符号化効率を低下させないように
している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、一定レート
で符号化を行なう場合、シーンチェンジが発生するたび
にフレーム内符号化を行なうと、フレーム内符号化によ
る発生符号量はシーンチェンジ以外でのフレーム間符号
化による発生符号量に比べ一般的にかなり多いため、フ
レーム内符号化後のフレーム間符号化が使用できる符号
量がかなり少ない量に制限される。
【0006】このことはシーンチェンジのフレーム内符
号化後のフレーム間符号化を行なうフレームにおいては
かなりの高圧縮を強いることになり、その結果、画質が
劣化する。さらにその後に続くフレーム間符号化フレー
ムとこの画質劣化をおこした画像を参照画像とするため
数フレームにわたり画質劣化が続くことになる。
【0007】本発明はこのような課題に着目してなされ
たものであり、その目的とするところは、シーンチェン
ジ後に発生する画質劣化を抑えることが可能な動画像圧
縮装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、第1の発明に係る動画像圧縮装置は、時間的に連
続する入力画像信号に対して、画像信号の符号化を行う
符号化手段と、前記符号化された画像信号の復号化を行
う復号化手段と、現フレームの入力画像信号と、参照さ
れる前フレームの入力画像信号との差分誤差に係る第1
の統計量、あるいは現フレームの入力画像信号と、前フ
レームの入力画像信号を符号化した画像信号を復号化し
た参照される前フレーム復号画像信号との差分誤差に係
る第2の統計量を求める手段と、前記第1または第2の
統計量と設定されたしきい値との比較を行う手段と、前
記第1または第2の統計量が前記しきい値より大きいと
判定されたときは、前記符号化を行わないと判定する判
定算出部と、前記符号化が行われたときは当該符号化さ
れた前記画像信号を復号化した画像信号を、前記符号化
が行われなかったときは前記現フレームの入力画像信号
を、それぞれ次フレームの入力画像信号との差分誤差を
求めるために参照される画像信号として格納するフレー
ムメモリと、を備える。
【0009】 また、第2の発明は、第1の発明に係る
動画像圧縮装置において、前記符号化手段は、前記現フ
レームの入力画像信号のフレーム内符号化を行う手段
と、前記現フレームの入力画像信号と前記前フレームの
画像信号との間でのフレーム間符号化を行う手段とを含
み、前記判定算出部は、前記第1または第2の統計量が
前記しきい値以下となるまで前記現フレームの入力画像
信号の前記符号化を行わず、前記第1または第2の統計
量が前記しきい値未満となったとき前記現フレームの入
力画像信号の前記フレーム内符号化を行い、それ以降
は、前記現フレームの入力画像信号と前記前フレーム復
号画像信号との間で前記フレーム間符号化を行うようそ
れぞれ判定を行い、前記判定の結果を判定信号として出
力するように構成されている。また、第3の発明は、第
1の発明に係る動画像圧縮装置において、前記符号化手
段で符号化が行われた前記画像信号、または前記符号化
を行うかどうか前記判定算出部が判定した結果の判定信
号を蓄積するバッファを更に備える。また、第4の発明
は、第1の発明に係る動画像圧縮装置において、前記判
定算出部は、前記第1または第2の統計量が前記しきい
値より大きいと判定されたときは、前記符号化を行わな
いと判定した前記判定信号を前記バッファに出力し、前
記第1または第2の統計量が前記しきい値以下と判定さ
れたときは、前記符号化された前記画像信号が前記バッ
ファに出力されるように制御するまた、第5の発明
は、第3の発明に係る動画像圧縮装置において、前記し
きい値は、前記バッファの占有量に応じた値である。ま
た、第6の発明は、第1の発明に係る動画像圧縮装置に
おいて、前記現フレーム入力画像信号あるいは前記フレ
ーム間差分誤差に係る前記画像信号をn×m画素のブロ
ックに分割し、前記ブロック単位に前記符号化を行う。
また、第7の発明は、第1の発明に係る動画像圧縮装置
において、前記フレームメモリに格納されている前記画
像信号の動き補償予測を行う動き補償予測手段を更に具
備し、前記第1または第2の統計量を求める手段は、前
記現フレーム入力画像信号と、前記フレームメモリに格
納されている前記画像信号に前記動き補償予測を行って
生成される画像信号との間で差分誤差を求める。また、
第8の発明は、時間的に連続する入力画像信号に対し
て、現フレームの入力画像信号と、当該現フレームの入
力画像信号より前に入力された、参照画像信号としての
前フレームに係る画像信号との差分誤差に係る統計量を
求める手段と、前記統計量と設定されたしきい値との比
較を行う手段と、前記統計量が前記しきい値より大きい
と判定されたときは、前記符号化を行わないと判定する
判定算出部と、前記判定算出部の判定結果に応じて画像
信号の符号化を行う符号化手段と、前記符号化された画
像信号の復号化を行う復号化手段と、前記画像信号を格
納するフレームメモリであって、前記符号化が行われた
ときは当該符号化された前記画像信号を復号化した画像
信号を次フレームの入力画像信号との差分誤差を求める
ための前記参照画像信号として格納し、前記符号化が行
われなかったときは現フレームの入力画像信号を前記参
照画像信号として格納するフレームメモリと、を備え
【0010】
【発明の実施の形態】図1は本発明の符号化器の第1実
施の形態の構成を示すブロック図である。
【0011】同図において、入力画像信号は減算器10
1及びスイッチ105、スイッチ116に入力される。
一方、減算器101には、フレームメモリ117に格納
されている前フレーム画像信号(原画像あるいは復号画
像)が入力され、現フレーム入力画像と前フレーム画像
が画素単位に計算される。この結果は、フレームメモリ
102に格納される。また、減算された結果はフレーム
内及びフレーム間で無効フレームの判定、算出を行う無
効フレーム判定算出部103及び、有効及び無効ブロッ
クの判定、算出を行うブロック判定算出部104に入
り、スイッチ105,106,114,116,118
を制御するためのパラメータの算出を行なう。
【0012】スイッチ105に入力された現フレーム入
力画像信号及びフレームメモリ102からの差分フレー
ム画像信号と入力信号オフの状態とが無効フレーム判定
算出部103からの制御信号により切り換えられる。こ
こで、無効フレーム判定算出部103内の計算は入力で
あるフレーム間差分値の絶対値和を1フレーム分積算
し、この結果を判定パラメータとする。スイッチ105
は、この判定パラメータが設定しきい値より大きい時に
入力信号オフの状態にし、入力画像信号が選択される時
はあらかじめ設定されたフレーム間隔(一定時間間隔
毎)及び入力信号オフ状態でなくなった直後のフレーム
とし、それ以外はフレーム間差分値が選択される。
【0013】選択された信号がスイッチ106に入り、
ブロック判定算出部104で判定パラメータにより、入
力信号のオン/オフが選択される。
【0014】ここでブロック判定算出部104内での計
算は各ブロック内(例えば8×8画素)でのフレーム間
差分値の絶対値和及び最大フレーム間差分値振幅を算出
し、これらの値を判定パラメータとして設定しきい値と
比較し、制御信号が出力される。
【0015】スイッチ106が接続された場合、その出
力データがDCT(離散コサイン変換器)107で、ブ
ロック単位に離散コサイン変換されて変換係数がQ(量
子化器)108に入力される。Q108の量子化に使用
するステップ幅は各変換係数位置に対する重みWij(こ
こで、i、jは係数位置をインデックス)にレートコン
トロール109からの出力である量子化スケールQsを
乗じたQs×Wijである。
【0016】量子化された変換係数はVLC(可変長符
号化器)110及びQ-1(逆量子化器)112に入力さ
れる。VLC110では入力された量子化値が可変長符
号に変換されMPX(マルチプレクサ)111に出力さ
れる。
【0017】MPX111には、さらに、無効フレーム
判定算出部103からの判定フラグデータ、ブロック判
定算出部104からの有効・無効ブロック判定フラグデ
ータが入力され、予め設定されたフォーマットに従った
ビットストリームが送信バッファ119に出力される。
この送信バッファ119に蓄積されたデータが一定レー
トで記録媒体あるいは伝送系に出力される。
【0018】また、送信バッファ119のデータ蓄積量
がレートコントロール109に送られ、このデータ蓄積
量に対応した量子化スケールQsがレートコントロール
109から出力されQ108,Q-1112に送られる。
【0019】Q-1112に入力された変換係数の量子化
値が、量子化スケールQs×各変換係数位置に対する重
みWijで得られる量子化ステップ幅と乗算されて、変換
係数値に戻され、この結果がIDCT(逆離散コサイン
変換器)113で画素値に変換されてスイッチ114に
入力される。
【0020】スイッチ114はブロック判定算出部10
4からの判定フラグが有効ブロックを示す時に接続され
る様に制御され、接続時にIDCT113で出力された
画素値が加算器115に入力される。一方、フレームメ
モリ117に格納されている前フレーム画像データがス
イッチ118を経由して加算器115に入力される。こ
こでスイッチ118は、無効フレーム判定算出部103
からの出力である判定フラグがフレーム間符号化を示す
時に接続される様に制御される。
【0021】加算器115の出力である復号画像データ
はスイッチ116に入り、このスイッチのもう一方の入
力には、現フレーム入力画像データが入り、無効フレー
ム判定算出部103の出力である判定パラメータがフレ
ーム内符号化あるいはフレーム間符号化を示す時は加算
器115からの出力を接続し、無効フレームを示す時は
現フレーム入力画像データを接続し、フレームメモリ1
17内のデータを書き換える。この書き換えられたデー
タが、次の符号化フレームの参照画像となり、減算器1
01に入力される。
【0022】図2は本発明の復号化器の第1実施の形態
の構成を示すブロック図である。
【0023】符号化データが受信バッファ201に入
り、この受信バッファ201内に蓄積されたデータがセ
レクタ202に読み取られ、無効フレーム判定算出部2
03、ブロック判定算出部204にそれぞれ判定パラメ
ータが、そしてVLD(可変長復号化器)205には圧
縮符号化データが選別されて入力される。
【0024】VLD205に入ったデータが復号化され
て量子化値が生成され、Q-1(逆量子化器)206で変
換係数値に戻された後、IDCT(逆離散コサイン変換
器)207で画素値に変換される。
【0025】この画素データがスイッチ208に入り、
ブロック判定算出部204の制御信号によりブロックが
有効である時のみ加算器209と接続され、スイッチ2
10を通ったフレームメモリ212内の復号画像データ
と加算される。ここでスイッチ210は無効フレーム判
定算出部203の制御信号により切り換えられる。具体
的にはフレーム間符号化である場合はスイッチを接続
し、フレーム内符号化あるいは無効フレームである場合
はスイッチを切る。
【0026】加算器209の出力はスイッチ211に入
り、無効フレーム判定算出部203の制御信号がフレー
ム内符号化およびフレーム間符号化である場合に、この
スイッチ211を接続するように作用し、表示装置内の
メモリへ送られる。
【0027】さらに加算器209の出力がフレームメモ
リ212に入り、新しく復号された画像データに書き換
えていく。
【0028】もし無効フレーム判定算出部203で、無
効フレームと判定された場合には、この復号器からは何
も画像が出力されないので、過去に復号された最も新し
い画像を繰り返し表示することになる。
【0029】図3は本発明の符号化器の第2実施の形態
の構成を示すブロック図である。
【0030】同図において、入力画像信号は減算器30
1、スイッチ305及びスイッチ316に入力される。
一方、減算器301にはMC(動き補償予測器)318
からの動き補償予測画像が入力され、現フレーム入力画
像と動き補償予測画像が画像単位に計算される。この結
果は、フレームメモリ302に格納される。また減算さ
れた結果は無効フレーム判定算出部303及びブロック
判定算出部304に入り、スイッチ305,306,3
14,316,319を制御するためのパラメータの算
出を行なう。
【0031】スイッチ305に入力された現フレーム入
力画像信号及びフレームメモリ302からの動き補償予
測誤差と、入力信号オフの状態とが無効フレーム判定算
出部303からの制御信号により切り換えられる。ここ
で、無効フレーム判定算出部303内の計算は、入力で
あるフレーム間差分値の絶対値和を1フレーム分積算
し、この結果を判定パラメータとする。スイッチ305
はこの判定パラメータが設定しきい値より大きい時に入
力信号オフの状態にし、入力画像信号が選択される時は
あらかじめ設定されたフレーム間隔(一定時間間隔毎)
及び入力信号オフ状態でなくなった直後のフレームと
し、それ以外はフレーム間差分値が選択される。
【0032】選択された信号がスイッチ306に入り、
ブロック判定算出部304での判定パラメータにより入
力信号のオン/オフが選択される。
【0033】ここで、ブロック判定算出部304内での
計算は、各ブロック内(例えば8×8画素)での動き補
償予測誤差値の絶対値和及び最大動き補償予測誤差値振
幅を算出し、これらの値を判定パラメータとして設定し
きい値と比較され制御信号が出力される。
【0034】スイッチ306が接続された場合、その出
力データがDCT(離散コサイン変換器)307で、ブ
ロック単位に離散コサイン変換されて変換係数がQ(量
子化器)308に入力される。ここでQ308の量子化
に使用する量子化ステップ幅は各変換係数位置に対する
重みWij(ここで、i、jは係数位置を示すインデック
ス)にレートコントロール309からの出力である量子
化スケールQsに乗じたQs×Wijである。
【0035】量子化された変換係数はVLC(可変長符
号化器)310及びQ-1(逆量子化器)312に入力さ
れる。VLC310では入力された量子化値が可変長符
号に変換され、MPX(マルチプレクサ)311に出力
される。
【0036】MPX311には、さらに、無効フレーム
判定算出部303からの判定フラグデータ、ブロック判
定算出部304からの有効・無効ブロック判定フラグデ
ータがさらにMC(動き補償予測器)318からの動ベ
クトルが入力され、予め設定されたフォーマットに従っ
たビットストリームが送信バッファ320に出力され
る。この送信バッファ320に蓄積されたデータが一定
レートで記録媒体あるいは伝送系に出力される。
【0037】また、送信バッファ320のデータ蓄積量
がレートコントロール309に送られ、このデータ蓄積
量に対応した量子化スケールQsがレートコントロール
309で算出されて出力され、Q308,Q-1312に
送られる。
【0038】Q-1312に入力された変換係数の量子化
値が量子化スケールQs×各変換係数位置に対する重み
Wijで得られる量子化ステップ幅と乗算されて、変換係
数値に戻され、この結果がIDCT(逆離散コサイン変
換器)313で画素値に変換され、スイッチ314に入
力される。
【0039】スイッチ314は、ブロック判定算出部3
04からの判定フラグが有効ブロックを示す時に接続さ
れる様に制御され、接続時にIDCT313で出力され
た画素値が加算器315に入力される。一方、フレーム
メモリ317に格納されている前フレーム画像データが
MC(動き補償予測器)318で現フレーム画像データ
との間で動き補償予測され、このデータがスイッチ31
9を介して加算器315に入力される。ここで、スイッ
チ319は無効フレーム判定算出部303からの出力で
ある判定フラグがフレーム間符号化を示す時に接続され
る様に制御される。
【0040】加算器315の出力である復号画像データ
はスイッチ316に入り、このスイッチ316のもう一
方の入力には、現フレーム入力画像データが入り、無効
フレーム判定算出部303の出力である判定パラメータ
がフレーム内符号化あるいはフレーム間符号化を示す時
は加算器315からの出力を接続し、無効フレームを示
す時は、現フレーム入力画像データを接続し、フレーム
メモリ317内のデータを書き換える。
【0041】この書き換えられたデータが次の符号化フ
レームの参照画像となりMC318で動き補償予測が施
された後、減算器301に入力される。
【0042】上記処理が繰り返され、動画像データが圧
縮される。
【0043】図4は本発明の復号化器の第2実施の形態
の構成を示すブロック図である。
【0044】同図において、符号化データが受信バッフ
ァ401に入り、この受信バッファ401内に蓄積され
たデータがセレクタ402に読み取られ、無効フレーム
判定算出部403、ブロック判定算出部404にそれぞ
れ判定パラメータが、そしてVLD(可変長復号化器)
405には圧縮符号化データがさらにMC(動き補償予
測器)413には動ベクトルデータが選別され入力され
る。VLD405に入ったデータは復号されて量子化値
が生成されQ-1(逆量子化器)406で変換係数値に戻
された後、IDCT(逆離散コサイン変換器)407で
画素値に変換される。
【0045】この画素データがスイッチ408に入り、
ブロック判定算出部404の制御信号により、ブロック
が有効である時のみ加算器409と接続され、一方、フ
レームメモリ412内の復号画像データに対して、セレ
クタ402で選別された動ベクトル情報に基づいてMC
(動き補償予測器)413で動き補償予測を行ない、そ
の結果がスイッチ410を通って加算器409に入る。
この2つのデータは加算されて新しい復号画像が生成さ
れ、スイッチ411およびフレームメモリ412に出力
される。ここで、スイッチ410は、無効フレーム判定
算出部403がフレーム間符号化と判定した時のみ連続
されるように制御される。
【0046】スイッチ411は無効フレーム判定算出部
403が出力された制御信号によりフレーム内あるいは
フレーム間符号化フレームである時のみスイッチが接続
され、表示装置へ復号画像データが出力される。
【0047】また一方、フレームメモリ412に、この
復号画像が書き込まれ、次の復号画像生成のための参照
画像となる。
【0048】今までの動画像符号化装置においては、シ
ーンチェンジなどで、フレーム間差分あるいは動き補償
予測誤差が大きくなった場合にそのフレームを符号化し
た時の符号量はシーンチェンジでない時に比べ増大す
る。一定レートで符号化を行なう場合、この増大した符
号量はそれ以降符号化するフレームで使える符号量を圧
迫するため、画質が劣化したフレームが数フレーム続く
ことになる。
【0049】上記実施の形態によれば、予め設定された
符号化レートで符号化する場合に、発生符号量が非常に
大きくなり、それ以降のフレームを符号化する上で悪影
響(発生符号量を少なく制限される。)を及ぼすと判定
される(上記実施の形態ではフレーム間差分誤差、ある
いは動き補償予測誤差の絶対値をフレーム画素全体で積
算した値がしきい値より大きい)時に、そのフレームを
符号化せずに落とす。それ以降は参照画像を復号画像で
はなく原画像とし、原画像同志のフレーム間誤差あるい
は動き補償予測誤差の絶対値和がしきい値以下となるま
で、フレームを符号化せずに落とす。上記判定パラメー
タがしきい値未満となったところでそのフレームをフレ
ーム内符号化する。以降、フレーム間符号化が後に続く
(図6参照)。
【0050】これにより急激な発生符号量の増加を防ぐ
ことができ、一定レートで符号化する場合の画質劣化の
防止、および符号化器の送信バッファのオーバーフロー
の発生を防止できるという効果がある。
【0051】ただし、フレームを符号化しないことによ
り送信バッファがアンダーフローを起こす場合はダミー
符号を挿入してアンダーフローを防止する。
【0052】図5は、図1のブロック判定算出部10
4、あるいは図3のブロック判定算出部304からの出
力である有効・無効ブロック判定フラグを圧縮するため
の構成を示すブロック図である。
【0053】上記有効・無効ブロック判定フラグはブロ
ックあたり1bitの情報が必要となるが、高圧縮時に
はこの情報量が全体の情報量に比べて無視できない量と
なる。そのためにこの有効・無効ブロック判定フラグの
情報量の圧縮が必要となる。この実施の形態はブロック
判定算出部501からの出力がXOR(排他的論理和演
算器)502に入力される。一方、メモリ503に記憶
されている1フレーム前の有効・無効ブロック判定フラ
グのブロック判定算出部501から出力された判定フラ
グと同じブロック位置のデータがXOR502へ出力さ
れる。XOR502でこれら2つのビット情報が排他的
論理和され、スイッチ506とXOR(排他的論理和演
算器)504へ入力される。
【0054】XOR504に入るもう一方のデータはメ
モリ503からXOR502に出力されるものと同じデ
ータである。このXOR504で排他的論理和が取られ
ることで、現在の有効・無効ブロック判定フラグが復元
されてメモリの内容を書き換える。これが次のフレーム
の有効・無効ブロック判定フラグの参照データとなる。
【0055】スイッチ506は上記XOR502からの
出力とブロック判定算出部501の出力が直接入力さ
れ、無効フレーム判定算出部505の制御信号がフレー
ム内符号化を示す場合は、ブロック判定算出部501の
出力が接続されフレーム間符号化を示す場合は、XOR
502の出力が接続されるように制御される。スイッチ
506からの出力は2値データ圧縮符号化器507へ入
力され、1フレーム分の有効・無効ブロック判定フラグ
が圧縮され、この圧縮データがMPX(図1の111、
図3の311)へ出力される。
【0056】フレーム間で有効・無効ブロックが変動す
ることが少ない画像(超音波画像やテレビ電話)ではフ
レーム間で排他的論理和をとることで大部分のデータを
0とすることができるので、これにより有効・無効ブロ
ック判定フラグ情報が圧縮でき、余った符号量を別の部
分のデータにまわすことができ高画質化につながる。
【0057】図7は第1および第2実施の形態の変形例
を示すものであり、送信バッファ703(図1の11
9、図3の320)からのバッファ占有量がレートコン
トロール702に入力され、占有量に対応する量子化ス
ケールを生成する。この量子化スケールは、Q(量子化
器)およびQ-1(逆量子化器)に入力されるとともに、
無効フレーム判定算出部701へ入力される。この無効
フレーム判定算出部701では、もう一方の入力である
符号化するフレームのフレーム間差分値から、その絶対
値和が取られ、無効フレーム判定パラメータが生成され
る。この無効フレーム判定パラメータと比較されるしき
い値は固定ではなく上記量子化スケールの値により可変
とする。つまり、量子化スケールが小さくなるに従っ
て、判定しきい値の値を大きくしていく。また、逆に量
子化スケールが大きくなるに従って、判定しきい値を小
さくしていく。
【0058】これにより送信バッファ703にデータを
蓄積する余裕がある時は、無効フレームとする条件をゆ
るめることで、むやみに無効フレームとすることを減ら
し、逆に、送信バッファ703に余裕がない時は、無効
フレームとする条件をきつくすることになり、強制的に
多くのフレームを落すことで使用される符号量の中でで
きるだけ、符号化されたフレームの画質を良くすること
ができる。
【0059】
【発明の効果】本発明によれば、フレーム間符号化時に
発生符号量が多くなり過ぎると予測された場合は、その
フレームを符号化しないので、そのフレーム以降のフレ
ームの発生符号量を圧迫することなく、十分な符号量を
与えることが可能なため、シーンチェンジなどの時にで
も画質劣化を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の符号化器の第1実施の形態の構成を示
すブロック図である。
【図2】本発明の復号化器の第1実施の形態の構成を示
すブロック図である。
【図3】本発明の符号化器の第2実施の形態の構成を示
すブロック図である。
【図4】本発明の復号化器の第2実施の形態の構成を示
すブロック図である。
【図5】有効・無効ブロック判定フラグを圧縮するため
の構成を示すブロック図である。
【図6】本実施の形態の作用を説明するための図であ
る。
【図7】第1および第2実施の形態の変形例を示す図で
ある。
【符号の説明】
101 減算器 102 フレームメモリ 103 無効フレーム判定算出部 104 ブロック判定算出部 105,106,114,116,118 スイッチ 107 DCT 108 Q 109 レートコントロール 110 VLC 111 MPX 112 Q-1 113 IDCT 115 加算器 117 フレームメモリ 119 送信バッファ

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 時間的に連続する入力画像信号に対し
    て、画像信号の 符号化を行う符号化手段と、前記符号化された画像信号の復号化を行う復号化手段
    と、 現フレームの入力画像信号と、参照される前フレームの
    入力画像信号との差分誤差に係る第1の統計量、あるい
    は現フレームの入力画像信号と、前フレームの入力画像
    信号を符号化した画像信号を復号化した参照される前フ
    レーム復号画像信号との差分誤差に係る第2の統計量を
    求める手段と、 前記第1または第2の 統計量設定されたしきい値との
    比較を行う手段と、 前記第1または第2の統計量が前記しきい値 より大きい
    と判定されたときは、前記符号化を行わないと判定する
    判定算出部と、 前記符号化が行われたときは当該符号化された前記画像
    信号を復号化した画像信号を、前記符号化が行われなか
    ったときは前記現フレームの入力画像信号を、それぞれ
    次フレームの入力画像信号との差分誤差を求めるために
    参照される画像信号として格納するフレームメモリと、 を備える ことを特徴とする動画像圧縮装置。
  2. 【請求項2】 前記符号化手段は、前記現フレームの入
    力画像信号のフレーム内符号化を行う手段と、前記現フ
    レームの入力画像信号と前記前フレームの画像信号との
    間でのフレーム間符号化を行う手段とを含み、 前記判定算出部は、前記第1または第2の統計量が前記
    しきい値以下となるまで前記現フレームの入力画像信号
    の前記符号化を行わず、前記第1または第2の統計量が
    前記しきい値未満となったとき前記現フレームの入力画
    像信号の前記フレーム内符号化を行い、それ以降は、前
    記現フレームの入力画像信号と前記前フレーム復号画像
    信号との間で前記フレーム間符号化を行うようそれぞれ
    判定を行い、前記判定の結果を判定信号として出力する
    ように構成されている ことを特徴とする請求項1に記載
    の動画像圧縮装置。
  3. 【請求項3】 前記符号化手段で符号化が行われた前記
    画像信号、または前記符号化を行うかどうか前記判定算
    出部が判定した結果の判定信号を蓄積するバッファを更
    に備えたことを特徴とする請求項1に記載の動画像圧縮
    装置。
  4. 【請求項4】 前記判定算出部は、前記第1または第2
    の統計量が前記しきい値より大きいと判定されたとき
    は、前記符号化を行わないと判定した前記判定信号を前
    記バッファに出力し、前記第1または第2の統計量が前
    記しきい値以下と判定されたときは、前記符号化された
    前記画像信号が前記バッファに出力されるように制御す
    ことを特徴とする請求項3に記載の動画像圧縮装置。
  5. 【請求項5】 前記しきい値は、前記バッファの占有量
    に応じた値であることを特徴とする請求項3に記載の
    画像圧縮装置。
  6. 【請求項6】 前記現フレーム入力画像信号あるいは前
    記フレーム間差分誤差に係る前記画像信号をn×m画素
    のブロックに分割し、前記ブロック単位に前記符号化を
    行うことを特徴とする請求項1に記載の動画像圧縮装
    置。
  7. 【請求項7】 前記フレームメモリに格納されている前
    記画像信号の動き補償予測を行う動き補償予測手段を更
    に具備し、 前記第1または第2の統計量を求める手段は、前記現フ
    レーム入力画像信号と、前記フレームメモリに格納され
    ている前記画像信号に前記動き補償予測を行って生成さ
    れる画像信号との間で差分誤差を求めることを特徴とす
    る請求項1に記載の動画像圧縮装置。
  8. 【請求項8】 時間的に連続する入力画像信号に対し
    て、 現フレームの入力画像信号と、当該現フレームの入力画
    像信号より前に入力された、参照画像信号としての前フ
    レームに係る画像信号との差分誤差に係る統計量を求め
    る手段と、 前記統計量と設定されたしきい値との比較を行う手段
    と、 前記統計量が前記しきい値より大きいと判定されたとき
    は、前記符号化を行わないと判定する判定算出部と、 前記判定算出部の判定結果に応じて画像信号の符号化を
    行う符号化手段と、 前記符号化された画像信号の復号化を行う復号化手段
    と、 前記画像信号を格納するフレームメモリであって、前記
    符号化が行われたときは当該符号化された前記画像信号
    を復号化した画像信号を次フレームの入力画像信号との
    差分誤差を求めるための前記参照画像信号として格納
    し、前記符号化が行われなかったときは現フレームの入
    力画像信号を前記参照画像信号として格納するフレーム
    メモリと、 を備えることを特徴とする 動画像圧縮装置。
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