JP3505072B2 - 電動ブラインド - Google Patents
電動ブラインドInfo
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Description
除けまたは目隠し等の目的で設置される電動ブラインド
に関し、特に、誘導電動機を用いて複数の羽根の開閉を
行なう電動ブラインドに関する。
の羽根を開閉する電動ブラインドが広く知られており、
その電動機として主に直流電動機が多く用いられてい
る。直流電動機は誘導電動機と比較した場合、制動等の
制御性が優れているので電動ブラインドの機構構造が簡
単になるという利点はあるが、価格が高くなるという欠
点がある。
合、負荷によって制動を必要とする場合と必要としない
場合とがあるが、直流電動機と同様の制動を得るために
は、電磁ブレーキと併用されることが多い。たとえば、
実開平3−54357号公報に開示されたブレーキ付誘
導電動機は、誘導電動機内部にブレーキ機構を内蔵した
ものであり、非通電時には回転子に設けられた制動板に
よって制動されている。そして、通電により固定子から
受ける電磁的な吸引力により、回転子が軸方向に移動し
て制動板の制動が解除され、誘導電動機の回転が可能と
なる。
いて複数の電動ブラインドを設置し、連動して制御する
ことにより同じ昇降高さ、同じ開閉角度になるような電
動ブラインドシステムが開発されている。たとえば、本
出願人が出願した特開昭64−62589号公報に開示
された電動ブラインドは、スリット部と非スリット部と
が交互に設けられた円盤状のエンコーダを昇降シャフト
に設け、昇降シャフトの回転により発生するパルス信号
に同期して誘導電動機を制御するものである。昇降シャ
フトの回転により発生するパルスに同期して誘導電動機
を停止するようにしているので、複数台からなる電動ブ
ラインド装置であっても、羽根の開閉角度を容易に統一
することが可能となる。
号に開示した電動ブラインドは、電磁ブレーキを用いず
に誘導電動機の制動を行なうものである。この電動ブラ
インドは、羽根を所望の羽根角度に停止させる場合、誘
導電動機の駆動を停止するとともに、それまでの回転方
向と逆方向の回転動作を数値テーブルに予め定められた
時間行なうことにより、誘導電動機の駆動の停止により
同じ回転方向に作用する慣性を打消すように逆回転トル
クを与え、羽根を所望の羽根角度で停止をさせるもので
ある。
号に開示した電動ブラインドは、電磁ブレーキを用いず
に誘導電動機の制動を行なう他の電動ブラインドに関す
るものである。この電動ブラインドは、交流電源を整流
して直流電流を生成し、トライアックによって交流電流
および整流電流を選択的に出力することによって誘導電
動機を駆動または制動させるものである。電動ブライン
ドは、所望の羽根角度に羽根を停止させる場合、誘導電
動機の駆動を停止するとともに、固定子に整流電流を通
電することにより固定子と回転子との間に磁力を発生さ
せて制動している。
ドの羽根の開閉に電磁ブレーキを用いた場合、たとえ
ば、羽根角度を全開から全閉まで水平を含む15段階の
ステップ数に分割してステップ開閉動作をさせると、各
ステップごとに制動のための電磁ブレーキが動作する。
したがって、羽根を連続してステップ開閉動作させた場
合、電磁ブレーキの動作音が連続して発生することにな
り、操作している者以外のまわりの者にまで不快感を与
えるという問題点があった。
電動機を用いた場合、電源周波数や減速機構が異なる電
動ブラインド間においては、誘導電動機によって伝達さ
れる回転数が異なることになる。したがって、羽根をス
テップ開閉動作させた場合、それぞれの電動ブラインド
の羽根のステップ開閉速度が異なるため、2ステップ以
上のステップ開閉動作においてそれぞれの電動ブライン
ドの羽根の開閉角度が異なるという問題点があった。
述したように本出願人が出願した特願平9−23835
1号に開示した電動ブラインドがあるが、逆回転動作時
間の設定が交流電源の周波数の半サイクル単位となり、
それ以上細かく設定することができないため正確なステ
ップ開閉動作を行なうことができない。さらに、羽根の
荷重が大きくなると、その荷重による慣性力を受け、開
閉時に誘導電動機が余分に回転するため、荷重が小さな
ブラインドにしか適用できないという問題がある。
特願平9−359087号に開示した電動ブラインドも
あるが、羽根の開閉とブラインドの昇降とを1つの誘導
電動機で駆動させるブラインドの場合には、停止時に誘
導電動機に大きな荷重がかかるため、大きな直流電流を
通電する必要があり、熱の問題が発生しない誘導電動機
を用いなければならず、また交流電源から直流電流を生
成するための直流電源変換部も高価となるため、完全な
制動を得るためにはコスト面で問題となる。また、ステ
ップ開閉動作を行なっている間の停止期間中に、誘導電
動機が荷重のかかる方向に回転していくため、荷重が大
きなブラインドにはこの制動方法が使用できないとう問
題点もある。
されたものであり、請求項1〜3に記載の発明の目的
は、ブラインドの羽根の開閉角度を確実に所望の管理角
度内に収めることが可能な電動ブラインドを提供するこ
とである。
ドが上部側にあり羽根の重量による慣性量が大きくなる
場合でも、ブラインドの羽根の開閉角度を確実に管理角
度内に収めることが可能な電動ブラインドを提供するこ
とである。
動作時における慣性量を打消すように開動作を行なうこ
とが可能な電動ブラインドを提供することである。
ドの羽根の閉まり具合を改善することが可能な電動ブラ
インドを提供することである。
磁ブレーキを使用する場合でも、動作音が静かな電動ブ
ラインドを提供することである。
根角度の設定を行なうことが可能な電動ブラインドを提
供することである。
ラインドは、回転によって複数の羽根を開閉するための
誘導電動機と、複数の羽根の開動作または閉動作を指示
するための指示手段と、誘導電動機の駆動および制動を
行なうための駆動手段と、誘導電動機が所定角度回転す
るごとに検出信号を出力するための角度検出手段と、指
示手段から指示があるときに、駆動手段に誘導電動機を
駆動させ、角度検出手段から出力される検出信号に基づ
いて間欠開閉動作であるか否かを判定し、複数の羽根が
連続回転中であり、かつ間欠開閉動作する毎に、駆動手
段に直流電流を出力させて誘導電動機を制動させるため
の制御手段とを含む。
検出信号を所定回検出したときに、駆動手段に誘導電動
機を制動させるので、ブラインドの羽根の開閉角度を確
実に所望の管理角度内に収めることが可能となる。
項1記載の電動ブラインドであって、制御手段は角度検
出手段から出力される検出信号を計数するための計数手
段と、計数手段による計数値に基づいて管理角度を算出
するための算出手段と、指示手段から指示があるとき
に、駆動手段に誘導電動機を駆動させ、算出手段によっ
て算出された管理角度が変化するごとに駆動手段に誘導
電動機を制動させるための駆動制御手段とを含む。
れた管理角度が変化するごとに駆動手段に誘導電動機を
制動させるので、ブラインドの羽根の開閉角度を確実に
所望の管理角度内に収めることが可能となる。
項2記載の電動ブラインドであって、算出手段は昇降停
止時を基準として計数手段による計数に基づいて管理角
度を算出する。
角度を算出するので、管理角度を正確に算出することが
可能となる。
によって複数の羽根を開閉するための誘導電動機と、複
数の羽根の開動作または閉動作を指示するための指示手
段と、誘導電動機の駆動および制動を行なうための駆動
手段と、誘導電動機が所定角度回転するごとに検出信号
を出力するための角度検出手段と、指示手段から指示が
あるときに、駆動手段に誘導電動機を駆動させ、角度検
出手段から出力される検出信号を所定回検出したとき
に、駆動手段に誘導電動機を制動させるための制御手段
とを含み、制御手段は、角度検出手段から出力される検
出信号を計数するための計数手段と、計数手段による計
数値に基づいて管理角度を算出するための算出手段と、
指示手段から指示があるときに、駆動手段に誘導電動機
を駆動させ、算出手段によって算出された管理角度が変
化するごとに駆動手段に誘導電動機を制動させるための
駆動制御手段とを含み、電動ブラインドはさらに、ブラ
インドの高さを検出するための高さ検出手段と、ブライ
ンドの上部側高さを設定するための上部側高さ設定手段
とを含み、算出手段は、高さ検出手段によって検出され
たブラインドの高さが、上部側高さ設定手段に設定され
た上部側高さの上部側にある場合は、管理角度に対応す
る計数手段による計数値の幅を広くし、高さ検出手段に
よって検出されたブラインドの高さが、上部側高さ設定
手段に設定された上部側高さの下部側にある場合は、管
理角度に対応する計数手段による計数値の幅を狭くす
る。
さの上部側にある場合は管理角度に対応する計数手段に
よる計数値の幅を広くするので、慣性量が大きくなる上
部側であってもブラインドの羽根の開閉角度を確実に管
理角度内に収めることが可能となる。
項4記載の電動ブラインドであって、駆動制御手段は指
示手段から開動作の指示があるときに、高さ検出手段に
よって検出されたブラインドの高さが、上部側高さ設定
手段に設定された上部側高さの上部側にある場合は、駆
動手段に誘導電動機を駆動させ、算出手段によって算出
された管理角度が変化した後角度検出手段から出力され
る検出信号を所定回検出してから駆動手段に誘導電動機
を制動させる。
側高さの上部側にある場合は、管理角度が変化した後検
出信号を所定回検出してから誘導電動機を制動させるの
で、慣性量を考慮してブラインドの羽根の開閉角度を制
御でき、開閉角度を確実に管理角度内に収めることが可
能となる。
によって複数の羽根を開閉するための誘導電動機と、複
数の羽根の開動作または閉動作を指示するための指示手
段と、誘導電動機の駆動および制動を行なうための駆動
手段と、誘導電動機が所定角度回転するごとに検出信号
を出力するための角度検出手段と、指示手段から指示が
あるときに、駆動手段に誘導電動機を駆動させ、角度検
出手段から出力される検出信号を所定回検出したとき
に、駆動手段に誘導電動機を制動させるための制御手段
とを含み、制御手段は、角度検出手段から出力される検
出信号を計数するための計数手段と、計数手段による計
数値に基づいて管理角度を算出するための算出手段と、
指示手段から指示があるときに、駆動手段に誘導電動機
を駆動させ、算出手段によって算出された管理角度が変
化するごとに駆動手段に誘導電動機を制動させるための
駆動制御手段とを含み、電動ブラインドはさらに、複数
の羽根の開閉角度範囲の拡大を指示するための拡大指示
手段を含み、計数手段は、拡大指示手段によって開閉角
度範囲の拡大の指示があるときは、管理角度の端部にお
いて所定回計数を行なわない。
度範囲の拡大の指示があるときは、管理角度の端部にお
いて所定回計数を行なわないので、全開または全閉を超
えて開閉することが可能となり、羽根の閉まり具合を改
善することが可能となる。
によって複数の羽根を開閉するための誘導電動機と、複
数の羽根の開動作または閉動作を指示するための指示手
段と、誘導電動機の駆動および制動を行なうための駆動
手段と、誘導電動機が所定角度回転するごとに検出信号
を出力するための角度検出手段と、指示手段から指示が
あるときに、駆動手段に誘導電動機を駆動させ、角度検
出手段から出力される検出信号に基づいて間欠開閉動作
であるか否かを判定し、複数の羽根が連続回転中であ
り、かつ間欠開閉動作する毎に、駆動手段に直流電流を
出力させて誘導電動機を制動させるための制御手段とを
含み、制御手段は、角度検出手段から出力される検出信
号を計数するための計数手段と、計数手段による計数値
に基づいて管理角度を算出するための算出手段と、指示
手段から指示があるときに、駆動手段に誘導電動機を駆
動させ、算出手段によって算出された管理角度が変化す
るごとに駆動手段に誘導電動機を制動させるための駆動
制御手段とを含み、電動ブラインドはさらに、ブライン
ドの高さを検出するための高さ検出手段と、ブラインド
の上部側高さを設定するための上部側高さ設定手段と、
誘導電動機を制動するための電磁ブレーキとを含み、駆
動制御手段は、高さ検出手段によって検出されたブライ
ンドの高さが、上部側高さ設定手段に設定された上部側
高さの上部側にある場合は、指示手段から指示があると
きに、駆動手段に誘導電動機を駆動させ、算出手段によ
って算出された管理角度が変化するごとに駆動手段およ
び電磁ブレーキに誘導電動機を制動させる。
側高さの上部側にある場合は、算出手段によって算出さ
れた管理角度が変化するごとに駆動手段および電磁ブレ
ーキに誘導電動機を制動させるので、慣性量が大きくな
る上部側においても、ブラインドの羽根の開閉角度を確
実に管理角度内に収めることが可能となる。
によって複数の羽根を開閉するための誘導電動機と、複
数の羽根の開動作または閉動作を指示するための指示手
段と、誘導電動機の駆動および制動を行なうための駆動
手段と、誘導電動機が所定角度回転するごとに検出信号
を出力するための角度検出手段と、指示手段から指示が
あるときに、駆動手段に誘導電動機を駆動させ、角度検
出手段から出力される検出信号に基づいて間欠開閉動作
であるか否かを判定し、複数の羽根が連続回転中であ
り、かつ間欠開閉動作する毎に、駆動手段に直流電流を
出力させて誘導電動機を制動させるための制御手段とを
含み、制御手段は、角度検出手段から出力される検出信
号を計数するための計数手段と、計数手段による計数値
に基づいて管理角度を算出するための算出手段と、指示
手段から指示があるときに、駆動手段に誘導電動機を駆
動させ、算出手段によって算出された管理角度が変化す
るごとに駆動手段に誘導電動機を制動させるための駆動
制御手段とを含み、電動ブラインドはさらに、複数の羽
根の開閉角度を設定するための角度設定手段と、角度設
定手段によって開閉角度の設定があるときに、まず特定
の端部角度(「全開」または「全閉」)まで駆動手段に
誘導電動機を駆動させ、その後に反対側の端部方向へ駆
動させ、管理角度が角度設定手段に設定された開閉角度
と一致するときに駆動手段に誘導電動機を制動させるた
めの角度設定制御手段とを含む。
て開閉角度の設定があるときは、まず特定の端部角度ま
で開閉動作を行ない、その後に反対側の端部方向への開
閉動作を行ない、設定された開閉角度と管理角度とが一
致するように駆動手段に誘導電動機を制動させるため、
常に同一の開閉方向時に停止させることから、羽根の角
度の再現性を向上させることができる。
ける電動ブラインドの概略構成を示すブロック図であ
る。電動ブラインドは、100Vの交流電源が入力され
る電源入力部1、電源トランス2、電源トランス2から
出力される交流電圧を所定の直流電圧に変換するための
安定化電源部3、電動ブラインドの制御を行なうための
MPU(Micro Processing Unit )4、交流電源の電圧
の零クロス点を検出するための零クロス検出部5、誘導
電動機7を駆動するための電動機駆動部6、電磁ブレー
キ8、開スイッチ91と閉スイッチ92と上昇スイッチ
93と下降スイッチ94と停止スイッチ95とからなる
指令部9、羽根の角度を設定するための角度設定スイッ
チ1001〜1015からなる指令部10、羽根の全開
位置および全閉位置における管理角度幅を大きくするた
めの端部管理角度幅追加スイッチ11、ブラインドの高
さが上部側か下部側かを判別するための上部側設定スイ
ッチ12、誘導電動機7の回転を減速するための減速機
構71、シャフトによって減速機構71に連結された開
閉ドラム13、複数の羽根14、開閉ドラム13の回転
により羽根14の開閉を行なうためのラダーコード1
5、ブラインドの下端に設けられたボトムレール16、
ブラインドを昇降するためのリフティングテーブ17、
および羽根14の角度を検出するための回転検出部18
を含む。
電源は、電源トランス2によって降圧され、安定化電源
部3に供給される。安定化電源部3は、MPU4等に供
給するための直流電圧を生成して出力する。また、零ク
ロス検出部5は、電源入力部1に入力される交流電圧が
0Vになるのを検出してパルス波形としてMPU4へ出
力する。
電圧は、電動機駆動部6にも供給される。電動機駆動部
6は、供給された交流電流を整流し、この整流電流と交
流電流とを選択的に誘導電動機7へ出力する。電動機駆
動部6は、MPU4から出力される制御信号に基づい
て、交流電流および整流電流の出力の制御を行ない、誘
導電動機7の正転、逆転および停止の制御を行なう。ま
た、電動機駆動部6は、電磁ブレーキ8への交流電圧の
供給の制御も行なう。
って減速され、減速された回転がシャフトによって開閉
ドラム13および回転検出部18に伝達される。開閉ド
ラム13は、シャフトの回転によりラダーコード15を
介して羽根14の開閉を行なう。ラダーコード15の一
方は、開閉ドラム13に巻付けられ固定されており、他
方が複数の羽根14を一定間隔で挟み込むように設けら
れており、その下端はボトムレール16に固定されてい
る。
するためのリフティングテープ17の一端が固定されて
いる。また、リフティングテープ17の他端は、複数枚
の羽根14に形成された貫通孔を通り、不図示の昇降ド
ラムに固定されている。昇降ドラムと開閉ドラム13と
は、不図示のクラッチ機構で連結されており、羽根14
が開方向を経て上昇、または閉方向を経て下降する機構
となっている。すなわち、リフティングテープ17が昇
降ドラムに巻取られると、羽根14は開角度が全開位置
になった後上昇し、リフティングテープ17が昇降ドラ
ムから巻戻されると、羽根14は閉角度が全閉位置にな
った後下降する。
と非スリット19Bとが交互に全周に設けられた円盤1
9およびフォトインタラプタ20により構成される。こ
の円盤19を挟むようにして透過型のフォトインタラプ
タ20が設けられている。フォトインタラプタ20に含
まれる発光素子からの光が、スリット19Aおよび非ス
リット19Bにより通過および遮断され、発光素子に対
向して設けられた受光素子が光パルスを電気パルスに変
換して出力する。昇降ドラムが連結されたシャフトが回
転して昇降動作が行なわれると、それに比例したパルス
(以下、エンコーダ信号と呼ぶ)が回転検出部18から
出力され、MPU4に入力される。MPU4は、このエ
ンコーダ信号を計数し、ブラインドの高さ位置を検出す
る。
びボトムレール16が最上部に巻上げられたときにオン
される上限スイッチがオンとなったときであり、カウン
トをクリアして高さデータを“0”としている。また、
逆に、ブラインドが最下部まで下ろされたときにオンさ
れる下限スイッチも設けられており、上限スイッチおよ
び下限スイッチがオンする範囲内で昇降動作が可能とな
る。すなわち、下限スイッチがオンするときの高さデー
タの値が最大値となる。
れた場合、MPU4は羽根14が開方向に回転するよう
に制御を行ない、閉スイッチ92が押下された場合に
は、羽根14が閉方向に回転するように制御を行なう。
また、指令部10の角度設定スイッチ1001〜101
5は、羽根の角度を設定するためのスイッチである。羽
根の角度は、誘導電動機7の正転方向の端部である全開
位置(実際には反転方向の端部同様に全閉であるが、こ
れと区別するため便宜的に全開位置という)を“1”と
し、羽根が水平となる角度を“8”とし、反転方向の端
部である全閉位置を“15”としている。すなわち、全
開位置から全閉位置を15に分割し、この各管理角度が
角度設定スイッチ1001〜1015に相当する。たと
えば、角度設定スイッチ1004が押下された場合は、
管理角度が“4”となるように、指令時における管理角
度から誘導電動機7を正転または反転し、羽根の管理角
度が“4”となるように制御を行なう。
ットのスイッチであり、“0”〜“3”のデータを設定
することが可能である。端部管理角度幅追加スイッチ1
1に設定された値により、端部である全開位置(管理角
度が“1”)および全閉位置(管理角度が“15”)に
おける管理角度幅を大きくすることにより、全開位置ま
たは全閉位置を超えて開閉範囲幅を大きくすることが可
能となる。
イッチからなり、“0”〜“15”の値を設定すること
が可能である。この上部側設定スイッチ12に設定した
値が、開閉動作を行なう際のブラインドの高さが上部側
か下部側かを判別するための高さとなる。後述するよう
に、開閉動作を行なうブラインドの高さが、上部側にあ
るときは単位管理角度幅を大きくして開閉動作を行な
う。
s Memory)が内蔵されており、回転検出部18からのパ
ルスによって算出されるブラインドの高さデータ、昇降
停止時を基準として回転検出部18から出力されるパル
スのカウント値である角度カウンタ、この角度カウンタ
の値が端部値である場合における端部追加を管理するた
めの全開追加カウンタと全閉追加カウンタ、および角度
カウンタの値から算出された管理角度データが格納され
る領域が予め定められている。
ブロック図である。電動機駆動部6は、MPU4の制御
によって誘導電動機7への交流電流と整流電流との出力
および電磁ブレーキ8への交流電流の出力の制御を行な
うためのゲート制御回路部26、双方向性半導体スイッ
チであるトライアック21〜24、およびダイオード2
5を含む。
からの指示により、ゲート制御回路部26がトライアッ
ク21をオンする。その結果、誘導電動機7のCW(Cl
ockWise)とCOM(COMmon)間に100Vの交流電圧
が加わり、誘導電動機7が正転する。
PU4からの指示によりゲート制御回路部26がトライ
アック22をオンする。その結果、誘導電動機7のCC
W(Counter Clock Wise)とCOM間に100Vの交流
電圧が加わり、誘導電動機7が逆転する。
ゲート制御回路部26がトライアック24をオンする。
その結果、ダイオード25によって半波整流された電流
が、誘導電動機7のCWからCOMに流れ、誘導電動機
7が制動される。
場合、ゲート制御回路部26がトライアック23をオン
する。その結果、電磁ブレーキ8に100Vの交流電圧
が加わり、電磁ブレーキ8の制動が解除される。なお、
誘導電動機7のCWとCCWとの間に設けられているコ
ンデンサ72は、進相用コンデンサである。
出力であるエンコーダ信号、角度カウンタ、管理角度デ
ータ、全開追加カウンタおよび全閉追加カウンタの関係
を示す図である。図3(a)に示すように、回転検出部
18の円盤19の回転に伴ってパルス信号が発生する。
MPU4は、エンコーダ信号の変化点を検出して、図3
(b)に示すように角度カウンタを0からインクリメン
トする。ただし、この角度カウンタの値は、ブラインド
の高さが上部側設定スイッチ12に設定された高さの下
部側にあるときを示している。
理角度データを算出する。ブラインドが上部側設定スイ
ッチ12に設定された高さより下部側にある場合は、図
3(c)に示すように、角度カウンタの値が2増えるご
とに管理角度データの値が1ずつ増える。管理角度デー
タが“1”のときに全開位置を、“8”のときに水平位
置を、“15”のときに全閉位置を示している。
設定スイッチ12に設定された高さより上部側にあると
きの管理角度データを示している。角度カウンタの値が
“1”までは管理角度データの値が“1”となるが、角
度カウンタの値が“2”となると管理角度データの値が
“4”となる。その後、角度カウンタの値が3増えるご
とに管理角度データの値が1増える。そして、角度カウ
ンタの値が“29”となったときに、管理角度データの
値が“12”から“15”に変わる。このように、ブラ
インドが上部側にあるときは、角度カウンタに対する管
理角度データの幅を広くしている。
スイッチ11に“1”が設定されたときの角度カウンタ
の値を、図3(f)はそのときの全開追加カウンタおよ
び全閉追加カウンタの値を示している。端部管理角度幅
追加スイッチ11に“1”が設定されると、角度カウン
タ“2”および“29”のときに、カウント幅が増加す
る。すなわち、他のカウント値はエンコーダ信号の変化
点でインクリメントされるが、“2”および“29”の
ときのみエンコーダ信号の変化点が2つでインクリメン
トされる。全開追加カウンタは、角度カウンタが“2”
のときにインクリメントされ、全閉追加カウンタは角度
カウンタが“29”のときにインクリメントされる。
ドの昇降動作について説明する。操作者により上昇スイ
ッチ93が押下されて、ブラインドの上昇の指示があっ
た場合、MPU4は零クロス検出部5からの零クロス信
号に同期して電動機駆動部6に電磁ブレーキ8の制動を
解除するための解除ON信号を出力する。電動機駆動部
6は、解除ON信号が入力されると、トライアック23
をオンにして交流電圧を電磁ブレーキ8に印加する。こ
のとき、電磁ブレーキ8の制動が解除され、誘導電動機
7の回転子は回転可能となる。また、MPU4は、ゲー
ト制御回路部26へ誘導電動機6を正転させるための正
転信号を出力する。ゲート制御回路部26は、MPU4
から正転信号が入力されると、トライアック21をオン
し、誘導電動機7に交流電圧を印加する。電磁ブレーキ
8の制動が解除されているので、正転を始める。一般
に、誘導電動機7の回転は非常に高速であるので、減速
機構71によってブラインドの昇降速度に減速される。
びシャフトを介して昇降ドラムを回転させ、さらにクラ
ッチを介して開閉ドラム13を回転させる。昇降ドラム
の回転により、リフティングテープ17が巻上げられ
て、ボトムレール16に載っている羽根14bが上昇す
る。また、開閉ドラム12の回転により、ラダーコード
15によって吊られている羽根14aが同時に回転す
る。このとき、ボトムレール16およびボトムレール1
6に載っている羽根14bは回転せずにそのままの状態
を保つ。なお、羽根の正転方向の端部である全開角度に
なると、自動的にクラッチが外れ開閉ドラム16の回転
は停止する。したがって、ブラインドの上昇動作中の羽
根角度は、全開角度となっている。
は、MPU4が電動機駆動部6へ電磁ブレーキ8の解除
ON信号を出力する。ゲート制御回路部26は、トライ
アック23をオンして電磁ブレーキ8の制動を解除し、
同時にトライアック22をオンして誘導電動機7の反転
を開始する。昇降ドラムの回転により、ボトムレール1
6およびボトムレール16に載っている羽根14bが下
降を始める。また、開閉ドラム13の回転により、ラダ
ーコード15によって吊られている羽根14aも回転す
るが、羽根の反転方向の端部である全閉角度になるとク
ラッチが外れて、羽根角度が全閉角度のままブラインド
の下降動作が続けられる。
終了した場合、MPU4は電動機駆動部6に対して誘導
電動機7の制動を指示する。ゲート制御回路部26は、
誘導電動機7の制動の指示があると、トライアック2
1、22および23をオフし、誘導電動機7への交流電
圧の印加を停止するとともに、電磁ブレーキ8による誘
導電動機7の制動を行なう。このとき、誘導電動機7の
回転子は制動され、誘導電動機7の回転が停止する。誘
導電動機7の回転が停止したときの羽根角度は、上昇動
作であった場合は全開角度、すなわち管理角度が“1”
であり、下降動作であった場合は全閉角度、すなわち管
理角度が“15”となる。
根の閉動作について説明する。なお、ブラインドは上部
側設定スイッチ12に設定された上部側高さの下部側に
ある場合について説明する。指令部9の閉スイッチ92
が押下されると、MPU4は電動機駆動ブロックに対し
て誘導電動機7の反転指示と電磁ブレーキ8の制動の解
除を指示する。電動機駆動部6は、トライアック22お
よび23をオンし、誘導電動機7のCCWおよびCOM
間と電磁ブレーキ8に交流電圧を印加する。ブラインド
は、上昇動作で停止していたため、ラダーコード18に
よって吊られている羽根14aを全開角度から全閉角度
まで回転させる。
間欠開閉タイマを設定し、この間欠開閉タイマにより1
秒ごとにフラグがセットされる。MPU4は、このフラ
グがセットされると、上述した電磁ブレーキ8の制動の
解除と誘導電動機7の反転のための交流電圧の印加を再
度行なう。
ンドの開閉動作の処理手順を説明するためのフローチャ
ートである。まず、回転検出部18からのエンコーダ信
号が変化したか否かを判定する(S1)。エンコーダ信
号が変化しない場合(S1,非変化)、処理を終了す
る。また、エンコーダ信号が変化した場合(S1,変
化)、誘導電動機7の回転方向が正転であるか反転であ
るかを判定する(S2)。誘導電動機7の回転方向が反
転の場合(S2,反転)、高さデータをインクリメント
する(S3)。
かを判定する(S5)。角度カウンタが“2”である場
合(S5,Yes)、全開追加カウンタが端部管理角度
幅追加スイッチ11に設定された値であるか否かを判定
する(S6)。全開追加カウンタの値が端部管理角度幅
追加スイッチ11に設定された値であれば、ステップS
12へ進む。また、全開追加カウンタの値が端部管理角
度幅追加スイッチ11に設定された値より小さい場合に
は、全開追加カウンタの値をインクリメントし(S
7)、処理を終了する。
が“2”でない場合(S5,No)、角度カウンタの値
が“29”であるか否かを判定する(S8)。角度カウ
ンタの値が“29”でない場合(S8,No)、ステッ
プS11へ進む。また、角度カウンタの値が“29”の
場合(S8,Yes)、全閉追加カウンタの値が端部管
理角度幅追加スイッチ11に設定された値であるか否か
を判定する(S9)。全閉追加カウンタの値が設定値よ
り小さければ、全閉追加カウンタの値をインクリメント
し(S10)、処理を終了する。
ウンタの値が設定値であれば、角度カウンタの値が“3
1”であるか否かを判定する。角度カウンタの値が“3
1”の場合(S11,Yes)、ステップS13へ進
む。また、角度カウンタの値が“31”でない場合(S
11,No)、角度カウンタの値をインクリメントし
(S12)、ステップS13へ進む。
7の回転方向が正転の場合(S2,正転)、高さデータ
の値をデクリメントし(S30)、角度カウンタの値が
“2”であるか否かを判定する(S31)。角度カウン
タの値が“2”の場合(S31,Yes)、全開追加カ
ウンタの値が“0”であるか否かを判定する(S3
2)。全開追加カウンタの値が“0”の場合、ステップ
S38へ進む。また、全開追加カウンタの値が“0”よ
り大きい場合、全開追加カウンタの値をデクリメントし
(S33)、処理を終了する。
ンタの値が“2”でない場合(S31,No)、角度カ
ウンタの値が“29”であるか否かを判定する(S3
4)。角度カウンタの値が“29”でない場合(S3
4,No)、ステップS37へ進む。また、角度カウン
タの値が“29”である場合(S34,Yes)、全閉
追加カウンタの値が“0”であるか否かを判定する(S
35)。全閉追加カウンタの値が“0”より大きい場
合、全閉追加カウンタの値をデクリメントし(S3
6)、処理を終了する。また、全閉追加カウンタの値が
“0”の場合、角度カウンタが“0”であるか否かを判
定する(S37)。角度カウンタの値が“0”の場合
(S37,Yes)、ステップS13へ進む。また、角
度カウンタの値が“0”でない場合(S37,No)、
角度カウンタの値をデクリメントし(S38)、ステッ
プS13へ進む。
カウンタおよび管理角度データの関係を参照して管理角
度を算出する。そして、管理角度の値が変化しなかった
場合(S14,非変化)、処理を終了する。また、管理
角度の値が変化した場合(S14,変化)、管理角度の
値が端部(“1”または“15”)であるか否かを判定
する(S15)。管理角度が端部の場合(S15,Ye
s)、電磁ブレーキ8への交流電圧の印加を停止して誘
導電動機7を制動し(S20)、処理を終了する。ま
た、管理角度の値が端部でなければ(S15,No)、
開スイッチ91または閉スイッチ92による指示が停止
したか否かを判定する(S16)。開スイッチ91また
は閉スイッチ92による指示が停止した場合(S16,
Yes)、電磁ブレーキ8への交流電圧の印加を停止し
て(S20)、処理を終了する。また、開スイッチ91
または閉スイッチ92による指示が停止していない場合
(S16,No)、間欠開閉動作であるか否かを判定す
る(S17)。間欠開閉動作であれば(S17,Ye
s)、誘導電動機7に整流電流を印加して制動し(S1
8)、処理を終了する。また、間欠開閉動作でなければ
(S17,No)、管理角度が後述する停止設定角度で
あるか否かを判定する(S19)。管理角度が停止設定
角度であれば(S19,一致)、電磁ブレーキ8に交流
電圧を印加して誘導電動機7を制動し(S20)、処理
を終了する。また、管理角度が停止設定角度でなければ
(S19,不一致)、そのまま処理を終了する。
上昇動作が停止した後の羽根の閉動作について説明す
る。まず、エンコーダ信号が変化すれば(S1,変
化)、羽根の閉動作すなわち誘導電動機7の回転方向が
反転であるので(S2,反転)、高さデータがインクリ
メントされる(S3)。角度カウンタの値は、ブライン
ドの上昇動作停止時は“0”であるので、ステップS1
2において角度カウンタがインクリメントされて“1”
となる(S12)。
図3(c)に示す管理角度データとの関係から、管理角
度データが“1”と算出される(S13)。このとき、
管理角度の値は変化していないので(S14,非変
化)、そのまま処理を終了する。
1,変化)、高さデータがインクリメントされ(S
3)、角度カウンタの値が“2”であると判定され(S
5,Yes)、ステップS6へ進む。ステップS6にお
いて、全開追加カウンタの値が端部管理角度幅追加スイ
ッチ11に設定された値であるか否かが判定されるが、
端部管理角度幅追加スイッチ11には“0”が設定され
ているとして説明する。全開追加カウンタの値が端部管
理角度幅追加スイッチ11に設定された値“0”と一致
するので、角度カウンタの値がインクリメントされ(S
12)、管理角度の値が算出される(S13)。管理角
度の値は“1”のままであり変化しないので(S14,
非変化)、処理を終了する。
値がインクリメントされるごとに算出された管理角度の
値が変化するか否かが判定される(S14)。管理角度
が変化した場合(S14,変化)、管理角度が端部でな
く(S15,No)、閉スイッチ92による停止指示が
なく(S16,No)、間欠開閉動作であれば(S1
7,Yes)、誘導電動機7に整流電流を出力して制動
する(S18)。上述したように、MPU4は間欠開閉
タイマを設定し、フラグがセットされたときに誘導電動
機7への交流電圧の印加を行なうので、ステップS18
において行なわれる直流制動が停止される。
化)、管理角度データが“15”の場合、すなわち端部
である場合(S15,Yes)、電磁ブレーキ8に交流
電圧を印加して誘導電動機7を制動する(S20)。ま
た、管理角度が端部でなく(S15,No)、閉スイッ
チ92によって停止指示がある場合(S16,Ye
s)、同様に電磁ブレーキ8に交流電圧を印加して誘導
電動機7を制動する(S20)。また、端部管理角度幅
追加スイッチ11に“1”が設定されている場合、角度
カウンタの値が“2”と判定されれば(S5,Ye
s)、全開追加カウンタの値と端部管理角度幅追加スイ
ッチ11に設定された値とが比較される(S6)。全開
追加カウンタの値は“0”であるので、全開追加カウン
タの値と端部管理角度幅追加スイッチ11に設定された
値とが一致せず、全開追加カウンタの値がインクリメン
トされ(S7)、そのまま処理が終了される。したがっ
て、エンコーダ信号が変化したにもかからわず、角度カ
ウンタの値がインクリメントされず、図3(e)に示す
ように、角度カウンタの値“2”の幅だけ通常のカウン
ト値の2倍となる。このときの全開追加カウンタの値
は、図3(f)に示すように、“0”から“1”へ更新
される。このように、エンコーダ信号の変化が1回分カ
ウントされないので、エンコーダ信号の変化の1回分余
分に誘導電動機7が反転されることになる。
ッチ12に設定された高さの上部側にある場合の開閉動
作について説明する。ステップS13における管理角度
の算出は、図3(d)に示す管理角度データに基づいて
行なわれる。すなわち、管理角度データの値が“4”お
よび“12”の間においては、角度カウンタの3カウン
トでインクリメントまたはデクリメントが行なわれる。
したがって、ブラインドが上部側設定スイッチ12に設
定された上部側高さより下部側にある場合は、羽根の開
閉は15ステップの間欠開閉動作となるが、ブラインド
が上部側にある場合は、11ステップの間欠開閉動作と
なる。
にあり羽根の重量による慣性量が大きくなる場合でも、
ブラインドの羽根の開閉角度を確実に所望の管理角度内
に収めることが可能となった。
することにより、羽根の締まり具合を改善することが可
能となった。
使用しないので、動作音を静かにすることが可能となっ
た。
ンドの角度設定動作の処理手順を示すフローチャートで
ある。この角度設定動作は、角度設定スイッチ1001
〜1015が押下されたときに行なわれる動作であり、
各角度設定スイッチ1001〜1015に対応して開閉
角度が決定される。
01〜1015のいずれかが押下されたか否かを判定す
る(S41)。いずれかの角度設定スイッチによる角度
設定信号がMPU4に入力されなければ(S41,N
o)、ステップS51へ進む。また、角度設定信号がM
PU4に入力されれば(S41,Yes)、現在の電動
ブラインドの動作が判定される(S42)。現在の電動
ブラインドの動作が停止中であれば(S42,停止
中)、ステップS44へ進む。また、現在の電動ブライ
ンドの動作が正転中、すなわちブラインドの上昇中また
は羽根の開動作中であれば(S42,正転中)、誘導電
動機7に整流電流を印加し、直流制動を行なう(S4
3)。そして、ステップS44において、角度設定動作
管理カウンタの値を“1”に設定する。
インドの動作が反転中、すなわちブラインドの下降中ま
たは羽根の閉動作中の場合(S42,反転中)、停止設
定角度に“15”(全閉角度)を設定し、角度設定動作
管理カウンタに“2”を設定する(S45)。
るか否かが判定される(S51)。電動ブラインドが動
作中の場合(S51,No)、そのまま処理を終了す
る。また、電動ブラインドが停止中の場合(S51,Y
es)、角度設定動作管理カウンタの値が判定される
(S52)。角度設定動作管理カウンタの値が“0”で
あれば(S52,0)、そのまま処理を終了する。ま
た、角度設定動作管理カウンタの値が“1”であれば
(S52,1)、羽根の閉動作の設定を行ない、停止設
定角度を“15”に設定し、角度設定動作管理カウンタ
の値を“2”とし(S53)、処理を終了する。また、
角度設定動作管理カウンタの値が“2”であれば(S5
2,2)、羽根の開動作の設定を行ない、停止設定角度
を指令部10に設定された角度設定値にし、角度設定動
作管理カウンタの値を“0”とし(S54)、処理を終
了する。
て“12”が設定された場合の具体的な動作について説
明する。まず、角度設定スイッチ1012が押下される
と(S41,Yes)、動作モードが判定される(S4
2)。電動ブラインドが停止中であるとすると、角度設
定動作管理カウンタに“1”が設定され(S44)、ス
テップS51において停止中と判定され(S51,Ye
s)、ステップS52において角度設定動作管理カウン
タの値が“1”と判定される(S52,1)。
設定され、停止設定角度の値として“15”が設定さ
れ、角度設定動作管理カウンタの値が“2”に更新され
る。この羽根の閉動作が設定されることにより、MPU
4は、誘導電動機7を反転させる。この反転動作によっ
て、回転検出部18から出力されるエンコーダ信号が変
化するために、図4に示す開閉動作の処理が行なわれ
る。
7において、間欠開閉動作と判定されず(S17,N
o)、ステップS19において管理角度が停止設定角度
と一致するか否かが判定される。図5のステップS53
において停止設定角度が“15”に設定されているた
め、管理角度と停止設定角度とが不一致となり(S1
9,不一致)、そのまま処理を終了する。図4に示す処
理を繰返すことによって、管理角度の値がインクリメン
トされ、管理角度の値が“15”となったときに、ステ
ップS15において端部であると判定され(S15,Y
es)、電磁ブレーキ8による誘導電動機7の制動が行
なわれる(S20)。
なり、電動ブラインドの動作が停止する。なお、羽根角
度が“15”となるまでの間は、図5に示すフローチャ
ートのステップS51において電動ブラインドの動作が
停止中でないと判定され(S51,No)、図5に示す
処理は行なわれない。
(S51,Yes)、ステップS52において角度設定
動作管理カウンタの値が“2”と判定され(S52,
2)、羽根の開動作が設定され、停止設定角度に指令部
10によって設定された角度設定値が設定され、角度設
定動作管理カウンタの値がクリアされる(S54)。
転検出部18から出力されるエンコーダ信号が変化する
たびに図4のフローチャートに示す処理を行なう。すな
わち、ステップS19において、管理角度と停止設定角
度とが一致するまで誘導電動機7の正転動作が繰返され
る。このようにして、管理角度が停止設定角度である
“12”となったときに、電磁ブレーキ8に交流電圧を
印加して誘導電動機7を制動する。
部10によって角度設定操作が行なわれた場合、図5の
ステップS42において動作モードが反転中と判定され
(S42,反転中)、停止設定角度に“15”が設定さ
れ、角度設定動作管理カウンタの値が“2”に更新され
る。(S45)。すなわち、現在実行中の反転動作が継
続して行なわれ、この反転動作終了後に上述した処理と
同様の処理が行なわれる。
設定することにより、必ず管理角度“15”の全閉から
の開動作による任意の羽根角度に設定することが可能と
なった。
10によって角度設定値が設定された場合以外に、たと
えばブラインドの昇降動作後の停止時に当該昇降開始前
の羽根の開閉角度を再度設定する場合にも適用すること
ができる。すなわち、ブラインドの昇降開始前の羽根の
開閉角度を、ブラインドの昇降終了後に設定したい場合
に有効である。
3(d)に示すように、管理角度データ“2”、
“3”、“13”および“14”が存在しないことにな
るが、これらの値が指令部10によって設定された場合
は、角度設定値“2”および“3”を角度設定値“1”
とし、角度設定値が“13”および“14”の場合は角
度設定値を“15”とすることにより、上述した角度設
定操作が可能である。
動作時および閉動作時において管理角度データが変化し
たときに誘導電動機7に整流電圧を印加して直流制動し
ている。しかし、開動作時には直流制動していても誘導
電動機7が荷重により逆方向、すなわち閉動作の方向に
ゆっくりではあるが回転するので、直流制動を管理角度
データが変化したときではなく、管理角度データが変化
した次の角度カウンタ値で直流制動することにより、誘
導電動機7の逆方向の回転を打ち消すことが可能とな
る。したがって、荷重が大きくなるブラインドの高さが
上部側にある場合においても、確実に管理角度範囲内に
ブラインドを停止させることができる。たとえば、図3
(b)および図3(d)に示すように、羽根の開動作時
には角度カウンタの値が“28”となったときに管理角
度データの値が“12”となるが、角度カウンタの値が
“27”となるときに管理角度データの値を“12”と
なるようにすればよい。しかし、角度カウンタの値がそ
の次の“26”となるときに管理角度データの値を“1
2”とした場合、管理角度範囲における余裕は大きくな
るが、停止時の回転方向への慣性力も大きくなるため、
この慣性力によって当該管理角度を超えることも考えら
れるため、あまり好ましくはない。また、角度カウンタ
に対する管理角度データのずらし数を設定するための設
定スイッチを設けて、任意の値を設定できるようにして
もよい。
荷重が大きくなる上部側において管理角度幅を大きくす
ることにより、間欠開閉が確実に管理角度幅内となるよ
うにしているが、間欠開閉動作時における動作音の抑制
よりも動作の確実性を優先して制動するようにすること
も可能である。すなわち、ブラインドの高さが上部側に
ある場合の間欠動作時においては、誘導電動機7に整流
電流を印加して直流制動するとともに、電磁ブレーキ8
への交流電圧の印加を停止して、電磁ブレーキ8による
制動を加えるようにする。
においては、羽根の開始角度を全閉位置としているが、
全開位置としてもよい。また、操作者が羽根の開始角度
を全閉位置か全開位置かを選択できるように設定スイッ
チを設けてもよい。
度設定操作以外の処理は間欠開閉動作としているが、誘
導電動機を直流制動せずに連続して開閉動作させること
も可能である。
角度幅追加スイッチ11に“1”が設定された場合、角
度カウンタの値が“2”および“29”のときの幅が他
のカウント値の幅の2倍になっているが、角度カウンタ
は図3(b)に示すものを用い、角度カウンタと管理角
度データとの対応関係を変更して、全開追加カウンタま
たは全閉追加カウンタを用いた処理と同様の処理を行な
うことも可能である。
理角度データとの対応を一定にしているが、その対応テ
ーブルをEEPROM(Electrically Erasable and Pr
ogrammable Read Only Memory )等に格納できるようす
れば、電動ブラインドを設置後でも任意の値を設定する
こと可能となる。
全開追加カウンタまたは全閉追加カウンタにより端部に
おける角度幅の拡大を行なっていないが、ブラインドが
下部側にある場合と同様に処理することにより、同様の
効果を得ることも可能である。
は、全開位置および全閉位置に共通としているが、別々
に設けることも可能である。
側設定の高さを、16段階としているが、さらに細かく
設定するようにしてもよい。
動機7に整流電流を印加して直流制動しているが、羽根
の端部における停止時およびブラインドの昇降動作後の
停止時にも、一定時間たとえば約1秒間直流制動を行な
い、電磁ブレーキ8による制動に加えてさらに効果的に
制動を行なうことも可能である。
直流制動を用いているが、誘導電動機7の回転の停止時
に一定時間逆方向に回転させて制動してもよい。また、
ブラインドの昇降用および羽根の開閉用に同一の誘導電
動機7を用いているが、それぞれ別の誘導電動機を用い
てもよい。
概略構成を示すブロック図である。
ロック図である。
号、角度カウンタ、管理角度データ、全開追加カウン
タ、および全閉追加カウンタの関係を示す図である。
開閉動作の処理手順を示すフローチャートである。
角度設定操作の処理手順を示すフローチャートである。
Claims (8)
- 【請求項1】 回転によって複数の羽根を開閉するため
の誘導電動機と、 前記複数の羽根の開動作または閉動作を指示するための
指示手段と、 前記誘導電動機の駆動および制動を行なうための駆動手
段と、 前記誘導電動機が所定角度回転するごとに検出信号を出
力するための角度検出手段と、 前記指示手段から指示があるときに、前記駆動手段に前
記誘導電動機を駆動させ、 前記角度検出手段から出力される検出信号に基づいて間
欠開閉動作であるか否かを判定し、前記複数の羽根が連
続回転中であり、かつ間欠開閉動作する毎に、前記駆動
手段に直流電流を出力させて前記誘導電動機を制動させ
るための制御手段とを含む電動ブラインド。 - 【請求項2】 前記制御手段は、前記角度検出手段から
出力される検出信号を計数するための計数手段と、 前記計数手段による計数値に基づいて管理角度を算出す
るための算出手段と、 前記指示手段から指示があるときに、前記駆動手段に前
記誘導電動機を駆動させ、前記算出手段によって算出さ
れた管理角度が変化するごとに前記駆動手段に前記誘導
電動機を制動させるための駆動制御手段とを含む、請求
項1記載の電動ブラインド。 - 【請求項3】 前記算出手段は、昇降停止時を基準とし
て前記計数手段による計数に基づいて管理角度を算出す
る、請求項2記載の電動ブラインド。 - 【請求項4】 回転によって複数の羽根を開閉するため
の誘導電動機と、 前記複数の羽根の開動作または閉動作を指示するための
指示手段と、 前記誘導電動機の駆動および制動を行なうための駆動手
段と、 前記誘導電動機が所定角度回転するごとに検出信号を出
力するための角度検出手段と、 前記指示手段から指示があるときに、前記駆動手段に前
記誘導電動機を駆動させ、 前記角度検出手段から出力される検出信号を所定回検出
したときに、前記駆動手段に前記誘導電動機を制動させ
るための制御手段とを含み、 前記制御手段は、前記角度検出手段から出力される検出
信号を計数するための計数手段と、 前記計数手段による計数値に基づいて管理角度を算出す
るための算出手段と、 前記指示手段から指示があるときに、前記駆動手段に前
記誘導電動機を駆動させ、前記算出手段によって算出さ
れた管理角度が変化するごとに前記駆動手段に前記誘導
電動機を制動させるための駆動制御手段とを含み、 前記電動ブラインドはさらに、ブラインドの高さを検出
するための高さ検出手段と、 前記ブラインドの上部側高さを設定するための上部側高
さ設定手段とを含み、 前記算出手段は、前記高さ検出手段によって検出された
ブラインドの高さが、前記上部側高さ設定手段に設定さ
れた上部側高さの上部側にある場合は、前記管理角度に
対応する前記計数手段による計数値の幅を広くし、 前記高さ検出手段によって検出されたブラインドの高さ
が、前記上部側高さ設定手段に設定された上部側高さの
下部側にある場合は、前記管理角度に対応する前記計数
手段による計数値の幅を狭くする、電動ブラインド。 - 【請求項5】 前記駆動制御手段は、前記指示手段から
開動作の指示があるときに、前記高さ検出手段によって
検出されたブラインドの高さが、前記上部側高さ設定手
段に設定された上部側高さの上部側にある場合は、前記
駆動手段に前記誘導電動機を駆動させ、前記算出手段に
よって算出された管理角度が変化した後前記角度検出手
段から出力される検出信号を所定回検出してから前記駆
動手段に前記誘導電動機を制動させる、請求項4記載の
電動ブラインド。 - 【請求項6】 回転によって複数の羽根を開閉するため
の誘導電動機と、 前記複数の羽根の開動作または閉動作を指示するための
指示手段と、 前記誘導電動機の駆動および制動を行なうための駆動手
段と、 前記誘導電動機が所定角度回転するごとに検出信号を出
力するための角度検出手段と、 前記指示手段から指示があるときに、前記駆動手段に前
記誘導電動機を駆動させ、 前記角度検出手段から出力される検出信号を所定回検出
したときに、前記駆動手段に前記誘導電動機を制動させ
るための制御手段とを含み、 前記制御手段は、前記角度検出手段から出力される検出
信号を計数するための計数手段と、 前記計数手段による計数値に基づいて管理角度を算出す
るための算出手段と、 前記指示手段から指示があるときに、前記駆動手段に前
記誘導電動機を駆動させ、前記算出手段によって算出さ
れた管理角度が変化するごとに前記駆動手段に前記誘導
電動機を制動させるための駆動制御手段とを含み、 前記電動ブラインドはさらに、前記複数の羽根の開閉角
度範囲の拡大を指示するための拡大指示手段を含み、 前記計数手段は、前記拡大指示手段によって開閉角度範
囲の拡大の指示があるときは、管理角度の端部において
所定回計数を行なわない、電動ブラインド。 - 【請求項7】 回転によって複数の羽根を開閉するため
の誘導電動機と、 前記複数の羽根の開動作または閉動作を指示するための
指示手段と、 前記誘導電動機の駆動および制動を行なうための駆動手
段と、 前記誘導電動機が所定角度回転するごとに検出信号を出
力するための角度検出手段と、 前記指示手段から指示があるときに、前記駆動手段に前
記誘導電動機を駆動させ、 前記角度検出手段から出力される検出信号に基づいて間
欠開閉動作であるか否かを判定し、前記複数の羽根が連
続回転中であり、かつ間欠開閉動作する毎に、前記駆動
手段に直流電流を出力させて前記誘導電動機を制動させ
るための制御手段とを含み、 前記制御手段は、前記角度検出手段から出力される検出
信号を計数するための計数手段と、 前記計数手段による計数値に基づいて管理角度を算出す
るための算出手段と、 前記指示手段から指示があるときに、前記駆動手段に前
記誘導電動機を駆動させ、前記算出手段によって算出さ
れた管理角度が変化するごとに前記駆動手段に前記誘導
電動機を制動させるための駆動制御手段とを含み、 前記電動ブラインドはさらに、ブラインドの高さを検出
するための高さ検出手段と、 前記ブラインドの上部側高さを設定するための上部側高
さ設定手段と、 前記誘導電動機を制動するための電磁ブレーキとを含
み、 前記駆動制御手段は、前記高さ検出手段によって検出さ
れたブラインドの高さが、前記上部側高さ設定手段に設
定された上部側高さの上部側にある場合は、前記指示手
段から指示があるときに、前記駆動手段に前記誘導電動
機を駆動させ、前記算出手段によって算出された管理角
度が変化するごとに前記駆動手段および前記電磁ブレー
キに前記誘導電動機を制動させる、電動ブラインド。 - 【請求項8】 回転によって複数の羽根を開閉するため
の誘導電動機と、 前記複数の羽根の開動作または閉動作を指示するための
指示手段と、 前記誘導電動機の駆動および制動を行なうための駆動手
段と、 前記誘導電動機が所定角度回転するごとに検出信号を出
力するための角度検出手段と、 前記指示手段から指示があるときに、前記駆動手段に前
記誘導電動機を駆動させ、 前記角度検出手段から出力される検出信号に基づいて間
欠開閉動作であるか否かを判定し、前記複数の羽根が連
続回転中であり、かつ間欠開閉動作する毎に、前記駆動
手段に直流電流を出力させて前記誘導電動機を制動させ
るための制御手段とを含み、 前記制御手段は、前記角度検出手段から出力される検出
信号を計数するための計数手段と、 前記計数手段による計数値に基づいて管理角度を算出す
るための算出手段と、 前記指示手段から指示があるときに、前記駆動手段に前
記誘導電動機を駆動させ、前記算出手段によって算出さ
れた管理角度が変化するごとに前記駆動手段に前記誘導
電動機を制動させるための駆動制御手段とを含み、 前記電動ブラインドはさらに、前記複数の羽根の開閉角
度を設定するための角度設定手段と、 前記角度設定手段によって開閉角度の設定があるとき
に、まず特定の端部角度まで前記駆動手段に前記誘導電
動機を駆動させ、その後に反対側の端部方向へ駆動さ
せ、 前記管理角度が前記角度設定手段に設定された開閉角度
と一致するときに前記駆動手段に前記誘導電動機を制動
させるための角度設定制御手段とを含む、電動ブライン
ド。
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---|---|---|---|
JP36051097A JP3505072B2 (ja) | 1997-12-26 | 1997-12-26 | 電動ブラインド |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP36051097A JP3505072B2 (ja) | 1997-12-26 | 1997-12-26 | 電動ブラインド |
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JPH11190182A JPH11190182A (ja) | 1999-07-13 |
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1997
- 1997-12-26 JP JP36051097A patent/JP3505072B2/ja not_active Expired - Fee Related
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