JP3502816B2 - 止め座付継手 - Google Patents
止め座付継手Info
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Description
内の壁面に蛇口を設ける際に、壁面内の横桟などに取り
付けられる止め座付継手に関する。
は、まず、内壁を形成する以前の状態で、水道管を配管
する。そして、配管された水道管の端部にL型継手、す
なわちエルボを取り付け、このエルボに内壁の表面側か
ら水道管までの距離に相当するニップルおよびソケット
を取り付ける。次いで、内壁を形成し、その後、このソ
ケットに蛇口を接続して設けている。
めには、建物内に配管された水道管に取り付けられたエ
ルボを正確に位置決め固定する必要がある。このため、
このエルボなどに支持具を取り付け、この支持具を建物
の横桟に取り付けている。
置決め固定するためには、水道管にエルボを接続した後
に、このエルボに支持具を取り付ける必要があるので、
取り付け作業に手間が掛かった。
に支持具が一体成形された止め座付継手が知られてい
る。この止め座付継手は、単に、エルボに支持具が一体
的に成形されただけの構成であるため、配管された水道
管の端部にこの止め座付継手を取り付けた後、この止め
座付継手の止め座に形成されたねじ孔にねじ体を挿通し
てこのねじ体を横桟などに取り付けて、この止め座付継
手を位置決め固定するものである。
め座付継手を正確な位置に固定させるためには、この止
め座付継手が取り付けられる横桟などに罫書き線を引い
て中心部を表示したとしても、この中心部に、止め座付
継手の下流側に位置する下流受口の中心軸の正確な位置
合わせが容易ではないという問題を有している。
ので、正確な位置合わせが容易な止め座付継手を提供す
ることを目的とする。
継手は、下流側の下流受口、およびこの下流受口に対し
90°方向に開口した上流側の上流受口を備えた継手本
体と、この継手本体に設けられ、前記下流受口の軸方向
に対する径方向と平行で被取付面に対して前記継手本体
における前記下流受口と対向した側が取り付け可能な取
付面を有する止め座と、この止め座に設けられ、前記上
流受口と対向する側の前記止め座の一辺にて形成され、
前記下流受口の中心軸を通過しかつこの下流受口および
前記上流受口それぞれの軸方向に対する径方向である横
方向を表示する横方向表示部と、前記継手本体の屈曲方
向に対する外径方向に向けてこの継手本体に突設された
リブ部にて形成され、前記下流受口の中心軸を通過する
前記上流受口の軸方向である縦方向を表示する縦方向表
示部とを具備しているものである。
けたい取付面上の継手本体の下流受口の中心軸が通過す
る位置に中心点を印し、この中心点を通過する水平線お
よび垂直線を被取付面上に罫書く。次いで、この水平線
に止め座の横方向表示部を合わせるとともに、この垂直
線に継手本体の縦方向表示部を合わせた状態で、止め座
の取付面を被取付面に取り付けることにより、継手本体
における下流受口に対向した側が被取付面に取り付けら
れる。このとき、継手本体の下流受口の中心軸が、被取
付面上の水平線と垂直線との交点に一致する。よって、
被取付面に取り付ける際における下流受口の中心軸の正
確な位置合わせが容易になる。
および垂直線に、上流受口と対向する側の止め具の一
辺、すなわち横方向表示部、および継手本体の屈曲方向
に対する外径方向に向けてこの継手本体に突設されたリ
ブ部、すなわち縦方向表示部を合わせる。このとき、被
取付面上に罫書いた平行線と垂直線との交点に継手本体
の下流受口の中心軸が一致する。よって、被取付面に取
り付ける際における下流受口の中心軸の正確な位置合わ
せがさらに容易になる。
記載の止め座付継手において、リブ部の下流受口と対向
する側には、支持面が形成され、この支持面は、止め座
の取付面と面一に形成されているものである。
被取付面に取り付けた際には、継手本体のリブ部の下流
受口と対向する側の支持面が、止め座の取付面と面一で
あるため、この支持面が被取付面に接触して固定され
る。よって、継手本体がさらに安定して被取付面上に位
置決め固定される。このため、継手本体の内部を流れる
流体による継手本体の振動がさらに確実に防止され、被
取付面に対する止め座の脱離が防止される。
成を図1ないし図3を参照して説明する。
手で、この止め座付継手1は、例えば、建物の屋内の内
壁面5に蛇口6を設ける場合に用いられる給水用の90
°屈曲されたL型継手、すなわちエルボであり、特に、
建物の被取付面としての横桟7などに位置決め固定され
るものである。
PVC、すなわちポリ塩化ビニルなどの合成樹脂にて射
出成形されており、L型に90°屈曲された円筒状の継
手本体10を備えている。この継手本体10の下流側に位置
する開口部には、下流受口11が形成され、さらに、この
継手本体10の上流側に位置する開口部には、上流受口12
が形成されている。
に接続された被接続管としての水道管13に嵌合接着され
る形状に開口形成されており、さらに、下流受口11は、
上流受口12に対し90°方向に開口され、この上流受口
12に比べ外周部が拡開されている。また、この下流受口
11の開口内部には、内周部にねじ溝が螺刻されて内ねじ
部14が形成され金属にて成形された短形円筒状のインサ
ート管15が嵌挿固定されている。そして、このインサー
ト管15の内ねじ部14には、両開口外縁にねじ溝が螺刻さ
れて外ねじ部16a,16bがそれぞれ形成され金属にて略円
筒状に成形されたニップル17の一方の外ねじ部16aが螺
着されている。
16bは、両開口内縁にねじ溝が螺刻されて内ねじ部18a,1
8bがそれぞれ形成され金属にて略円筒状に成形されたソ
ケット19の一方の内ねじ部18aに螺着されている。ま
た、このソケット19の他方の内ねじ部18bには、蛇口6
の基部の外周部にねじ溝が螺刻されて形成された外ねじ
部20が建物の内壁21を介して螺着されている。
10の外周部には、下流受口11および上流受口12それぞれ
の軸方向に対する径方向に向けてこの下流受口11の開口
面と略平行に突出する略矩形平板状の一対の止め座30a,
30bが形成されている。そして、この止め座30a,30bの下
流受口11と対向する側には、この下流受口11の軸方向に
対する径方向と平行で、横桟7に対して取り付け可能な
平面状の取付面31a,31bがそれぞれ形成されている。こ
の取付面31a,31bは、継手本体10の外周部よりも外方に
位置するように形成されている。さらに、止め座30a,30
bには、上流受口12の軸方向に沿って並設され下流受口1
1の軸方向に向けて開口された取付孔32が、例えば2個
ずつ、計4個形成されている。この取付孔32には、ねじ
体35が挿通され、このねじ体35にて継手本体10が横桟7
などに対して位置決め固定されるように形成されてい
る。
との接合部には、下流受口11と対向する側に向かうに連
れて外方に向けて拡開する拡開部33a,33bがそれぞれ形
成されている。また、この拡開部33a,33bの下流受口11
と対向する側には、継手本体10に対して拡開部33a,33b
および止め座30a,30bを支持する支持片34a,34bがそれぞ
れ形成されている。
向する側には、下流受口11の中心軸を通過し、かつ上流
受口12の軸方向に対する径方向であるとともに下流受口
11の軸方向に対する径方向である横方向Wが表示された
標線としての横方向表示部40a,40bがそれぞれ形成され
ている。この横方向表示部40a,40bは、止め座30a,30bの
上流受口12と対向する側に位置する一辺41a,41bにてそ
れぞれ形成されている。
る側には、この継手本体10の屈曲方向Cに沿ってこの屈
曲方向Cに対する外径方向に向けて突出する平板状のリ
ブ部50が形成されている。また、このリブ部50の上流受
口12と対向する側に位置する一辺51には、下流受口11の
中心軸を通過する上流受口12の軸方向である縦方向Lが
表示された標線としての縦方向表示部60が形成されてい
る。さらに、リブ部50の下流受口11と対向する側に位置
する支持面70は、止め座30a,30bの取付面31a,31bと面一
に形成されている。
る。
るとともに、内壁21を形成する以前の状態で、横桟7の
蛇口6を取り付ける位置に中心点を印す。そして、この
中心点を中心として水平線および垂直線を罫書く。
に、この止め座付継手1の下流受口11の中心軸が横桟7
の中心点に合うように、横桟7の下方から延設された水
道管13の端部を切断し、切断後の水道管13の端部に止め
座付継手1の上流受口12を嵌合接着しながら、この止め
座付継手1の止め座30a,30bの横方向表示部40a,40bを横
桟7に罫書いた水平線に合わせるとともに、この止め座
付継手1のリブ部50の縦方向表示部60を横桟7の垂直線
に合わせる。
30bのそれぞれの取付孔32にねじ体35を挿通させ、この
ねじ体35を用いて横桟7に対して止め座付継手1を位置
決め固定する。
ープが巻かれたニップル17の一方の外ねじ部16aを、継
手本体10の下流受口11に嵌挿し、この下流受口11内のイ
ンサート管15の内ねじ部14に螺着する。
ープが巻かれたニップル17の他方の外ねじ部16bにソケ
ット19の一方の内ねじ部18aを螺着する。
き、ソケット19の他方の端部が当接する内壁21に、この
ソケット19の他方の端部が挿通する挿通孔61を形成す
る。
に、図示しない防水用のシーリングテープが巻かれた蛇
口6の外ねじ部20を螺着して、建物の適宜な位置に蛇口
6を設ける。
ば、建物に内壁21を形成する以前の状態で、蛇口6を形
成したい位置の横桟7上に中心点を印し、この中心点を
中心として水平線および垂直線を罫書き、この水平線に
横方向表示部40a,40bを合わせるとともに、この垂直線
に縦方向表示部60を合わせて、横桟7に対してねじ体35
を用いて位置決め固定することにより、横桟7に印した
中心点に継手本体10の下流受口11の中心軸が一致する。
このため、横桟7の取り付け希望位置に対する下流受口
11の中心軸の正確な位置合わせが容易にできる。よっ
て、建物の内壁21に蛇口6を設ける際の作業が正確かつ
速やかにできる。
30bの取付面31a,31bとが面一に形成されていることによ
り、止め座30a,30bそれぞれの取付面31a,31bを横桟7に
取り付けた際に、リブ部50の支持面70が横桟7に対して
接触して固定される。このため、継手本体10を安定して
横桟7上に位置決め固定できる。
よる継手本体10の振動を防止でき、さらには、横桟7に
対する止め座30a,30bの脱離を防止できる。
の下流受口11にニップル17を取り付け、このニップル17
にソケット19を取り付け、さらに、このソケット19に蛇
口6を取り付けた構成について説明したが、このような
構成に限定されることはなく、直接、継手本体10の下流
受口11のインサート管15の内ねじ部14に、蛇口6の外ね
じ部20を螺着することもできる。
点を通過する水平線および垂直線を罫書いた後に、水道
管13の端部に止め座付継手1を取り付けた際この中心点
に止め座付継手1の下流受口11の中心軸が一致するよう
に、水道管13の端部を切断し、その後、この水道管13の
端部に止め座付継手1を取り付ける場合について説明し
たが、横桟7に罫書いた水平線および垂直線に横方向表
示部40a,40bおよび縦方向表示部60をそれぞれ合わせた
状態で止め座付継手1を横桟7に取り付けた後に、水道
管13の端部を適宜に切断し、この水道管13の端部を止め
座付継手1の上流受口12に取り付けることもできる。
0a,30bの上流受口12と対向する側に位置する一辺41a,41
bにてそれぞれ形成され、さらに、縦方向表示部60が、
リブ部50の上流受口12と対向する側に位置する一辺51に
て形成された構成について説明したが、このような構成
に限定されることはなく、横桟7に罫書いた水平線およ
び垂直線に、横方向表示部40a,40bおよび縦方向表示部6
0をそれぞれ合わせることにより、これら水平線および
垂直線の交点に、継手本体10の下流受口11の中心軸が一
致する構成であればどのような構成であってもよい。
め座30a,30bの上流受口12と対向する側に位置する一辺4
1a,41bを、上流受口12と対向する側にさらに伸張させ、
この伸張した止め座30a,30bの一辺41a,41bに対して対向
する両側部の両辺の対向する位置に、突部81または切欠
部82をそれぞれ形成し、この突部81または切欠部82を横
桟7に罫書いた水平線に合わせ、さらに縦方向表示部60
を横桟7に罫書いた垂直線に合わせることにより、これ
ら水平線および垂直線の交点が、継手本体10の下流受口
11の中心軸に一致する構成であれば、上記一実施の形態
と同様の作用効果を奏することができる。
ブ部50の上流受口12と対向する側に位置する一辺51の幅
方向の中心部に、突条83または切欠84を形成することも
できる。そして、横桟7に罫書いた水平線に横方向表示
部40a,40bを合わせた状態で、この突条83または切欠84
を横桟7に罫書いた垂直線に合わせることにより、これ
ら水平線および垂直線の交点に継手本体10の下流受口11
の中心軸がさらに正確に一致する。このため、横桟7に
対する下流受口11の中心軸の正確な位置合わせがさらに
正確かつ容易にできる。
に横方向表示部40a,40bおよび縦方向表示部60を設けた
構成について説明したが、このような構成に限定される
ことはなく、横方向表示部40a,40bのみを継手本体10に
設けることもできる。そして、このように構成すること
により、横桟7上に罫書いた水平線に、横方向表示部40
a,40bを合わせるとともに、継手本体10の下流受口11の
中心軸を横桟7の所望する位置に合わせる。すると、こ
の下流受口11の中心軸が、横桟7の水平線に一致した状
態で、この横桟7の所望した位置に取り付けることがで
きる。この結果、横桟7に取り付ける際における下流受
口11の中心軸の位置合わせが容易になる。
被取付面上に罫書いた水平線に横方向表示部を合わせる
とともに、この被取付面上に罫書いた垂直線に縦方向表
示部を合わせると、下流受口の中心軸が被取付面上の水
平線と垂直線との交点に一致するので、継手本体の下流
受口に対向した側を被取付面に取り付ける際における下
流受口の中心軸の正確な位置合わせが容易にできる。
垂直線に、上流受口と対向する側の止め具の一辺である
横方向表示部、および、リブ部である縦方向表示部をそ
れぞれ合わせると、被取付面上の平行線と垂直線との交
点に継手本体の下流受口の中心軸が一致するので、被取
付面に継手本体を取り付ける際における下流受口の中心
軸の正確な位置合わせがさらに容易にできる。
求項1記載の止め座付継手の効果に加え、止め座の取付
面を被取付面に取り付けた際には、継手本体のリブ部の
支持面が止め座の取付面と面一であるため、この支持面
が被取付面に接触するので、継手本体がさらに安定して
被取付面上に位置決め固定でき、さらには、継手本体の
内部を流れる流体による継手本体の振動をさらに確実に
防止でき、被取付面に対する止め座の脱離を防止でき
る。
視図である。
欠いた側面図である。
ある。
Claims (2)
- 【請求項1】 下流側の下流受口、およびこの下流受口
に対し90°方向に開口した上流側の上流受口を備えた
継手本体と、 この継手本体に設けられ、前記下流受口の軸方向に対す
る径方向と平行で被取付面に対して前記継手本体におけ
る前記下流受口と対向した側が取り付け可能な取付面を
有する止め座と、 この止め座に設けられ、前記上流受口と対向する側の前
記止め座の一辺にて形成され、前記下流受口の中心軸を
通過しかつこの下流受口および前記上流受口それぞれの
軸方向に対する径方向である横方向を表示する横方向表
示部と、前記継手本体の屈曲方向に対する外径方向に向けてこの
継手本体に突設されたリブ部にて形成され、 前記下流受
口の中心軸を通過する前記上流受口の軸方向である縦方
向を表示する縦方向表示部とを具備していることを特徴
とした止め座付継手。 - 【請求項2】 リブ部の下流受口と対向する側には、支
持面が形成され、 この支持面は、止め座の取付面と面一に形成されている
ことを特徴とした請求項1記載の止め座付継手。
Priority Applications (1)
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2000
- 2000-07-24 JP JP2000222468A patent/JP3502816B2/ja not_active Expired - Lifetime
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