JP3502423B2 - 信号処理回路補正装置 - Google Patents

信号処理回路補正装置

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JP3502423B2
JP3502423B2 JP25280793A JP25280793A JP3502423B2 JP 3502423 B2 JP3502423 B2 JP 3502423B2 JP 25280793 A JP25280793 A JP 25280793A JP 25280793 A JP25280793 A JP 25280793A JP 3502423 B2 JP3502423 B2 JP 3502423B2
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伊登司 横山
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、測定回路の如き信号処
理回路についての、種々の変動要因による特性変動を一
括して補正する補正装置、及びそのような補正装置を備
えた一括補正型の信号処理回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、測定機器を使用する際には、測定
に先立ってウォーミングアップ時間を設け、被測定環境
中に測定機器を配置して、測定機器内の回路が熱平衡状
態に達するようにしている。例えば、標準信号発生器、
スペクトラムアナライザ、パワーメータ、TVレベルメ
ータの機器では、少なくとも30分以上で、通常1時間
のウォーミングアップ時間と必要とする。特に、高周波
を扱う機器の電子回路においては、低インピーダンスで
設計する必要があるため、各部品の消費電力も大きくな
り、2時間もウォーミングアップにかかるものもある。
【0003】また、従来の測定機器では、機器回路内で
補正できない変動、即ち、在来の回路技術を使って補正
できない変動については、外部に補正テーブル(例え
ば、温度−指示誤差の補正テーブル;周波数−指示誤差
の補正テーブル)を設けることが行われている。これに
より、ユーザが、そのような補正テーブルを参照して、
機器の出力指示値から補正指示値を得るようになってい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の測
定機器を含む信号処理機器では、長いウォーミングアッ
プ時間を必要とし、従って機器の電源投入後、直ぐに使
用する、ということができない。また、その長いウォー
ミングアップ時間のため、機器をバッテリ駆動とするに
は、不向きである。更に、外部補正テーブルを用いる測
定機器では、測定が不便であったりまた繁雑となったり
する。また、従来の信号処理回路では、複雑な短期ある
いは長期の変動を在来の回路技術で補正することは、困
難であったり、あるいは可能でも高価となったりする。
【0005】従って、本発明の目的は、信号処理回路の
関心のある種々の特性変動を、一括して補正する方法及
び装置、あるいはそのような補正法を組み込んだ一括補
正型の信号処理回路を提供することである。本発明の別
の目的は、信号処理回路内の関心のある種々の特性変動
を、その処理回路の外部で補正する方法及び装置、ある
いはそのような補正法を組み込んだ信号処理回路を提供
することである。本発明の別の目的は、信号処理回路内
の関心のある複雑な特性変動を、その処理回路の外部で
補正する方法及び装置、あるいはそのような補正法を組
み込んだ信号処理回路を提供することである。本発明の
別の目的は、ウォーミングアップ時間を短縮したあるい
は実質上ゼロの信号処理装置を提供することである。本
発明の別の目的は、高確度の測定が行える測定装置を低
コストで提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を実現するた
め、本発明により提供する信号処理回路補正方法は、入
力信号を受けそして出力信号を発生する信号処理回路で
あって、静的回路条件、動的回路条件、及び回路環境条
件の内の少なくとも1つの条件により特性が変動する、
少なくとも1つの回路部分を含む信号処理回路におい
て、a)前記少なくとも1つの回路部分の特性の変動を
補正するため、前記信号処理回路の出力信号に対し施す
補正についての補正値データを作成するステップ、b)
ある所与の入力信号を前記信号処理回路に印加して、そ
れに対応する出力信号を取得するステップ、c)前記所
与の入力信号に対応する前記出力信号に対し、前記少な
くとも1つの回路部分の対応する各前記補正値データに
従って補正を行って、最終的な出力信号を生成するステ
ップ、を含むように構成する。
【0007】本発明によれば、前記補正値データは、補
正値テーブルの形態で作成することができる。
【0008】また、本発明によれば、前記少なくとも1
つの回路部分が、前記動的回路条件と前記回路環境条件
とにより特性が変動する第1の回路を含む場合、該第1
回路について、前記ステップaは、前記動的回路条件に
関する変数と前記回路環境条件に関する変数とを含む第
1の補正値テーブルを作成し、前記ステップcは、前記
動的回路条件変数の現行の値と、前記回路環境条件変数
の現行の値との組合せに応答して、前記第1補正値テー
ブルから補正値を検索して使用する、ようにできる。ま
た、前記第1回路は、前記静的回路条件によっても特性
が変動する回路であってもよい。
【0009】また、本発明によれば、前記少なくとも1
つの回路部分が、前記回路環境条件により特性が変動す
る第2の回路を含む場合、該第2回路について、前記ス
テップaは、前記回路環境条件に関する変数を含む第2
の補正値テーブルを作成し、前記ステップcは、前記回
路環境条件変数の現行の値に応答して前記第2補正値テ
ーブルから補正値を検索して使用する、ようにできる。
また、前記第2回路は、前記静的回路条件によっても特
性が変動する回路であってもよい。
【0010】本発明によれば、前記少なくとも1つの回
路部分が、前記動的回路条件のみにより特性が変動する
第3の回路を含む場合、該第3回路について、前記ステ
ップaは、前記動的回路条件に関する変数を含む第3の
補正値テーブルを作成し、前記ステップcは、前記動的
回路条件変数の現行の値に応答して前記第3補正値テー
ブルから補正値を検索して使用する、ようにできる。前
記第3回路は、前記静的回路条件によっても特性が変動
する回路であってもよい。
【0011】本発明によれば、前記少なくとも1つの回
路部分が、前記静的回路条件のみにより特性が変動する
第4の回路を含む場合、該第4回路について、前記ステ
ップaは、前記信号処理回路の前記出力信号の大きさに
関する変数を含む第4の補正値テーブルを作成し、前記
ステップcは、前記出力信号の変数の現行の値に応答し
て前記第4補正値テーブルから補正値を検索して使用す
る、ようにすることができる。
【0012】本発明によれば、前記動的回路条件、前記
回路環境条件、及び前記静的回路条件の各々は、少なく
とも1つの変数から成ることができる。
【0013】また、本発明により提供する信号処理回路
補正装置は、入力信号を受けそして出力信号を発生する
信号処理回路であって、静的回路条件、動的回路条件、
及び回路環境条件の内の少なくとも1つの条件により特
性が変動する、少なくとも1つの回路部分を含む信号処
理回路において、a)前記少なくとも1つの回路部分の
特性の変動を補正するため、前記信号処理回路の出力信
号に対し施す補正についての補正値データを生成する補
正データ生成手段、b)前記信号処理回路からの出力信
号を受けるように接続しておりかつ前記補正データ生成
手段からの前記補正値データを受けるように接続してお
り、前記少なくとも1つの回路部分の対応する各前記補
正値データに従って、前記出力信号に対し補正を行っ
て、最終的な出力信号を生成する補正手段、を含むよう
に構成する。
【0014】
【実施例】図1には、本発明による一括補正処理を行う
信号処理装置の基本構成を示す。この信号処理装置A
は、大きく分けて、信号処理回路部10と、動的回路条
件生成部30と、補正データ生成部32と、補正部34
と、から成っている。信号処理回路部10は、受ける入
力信号に対し信号処理を行うため、少なくとも1つの回
路、即ち、回路C1〜Cn(但しn≧1)を含んでい
る。
【0015】本発明では、回路のタイプを3つの要素、
即ち、静的回路条件、動的回路条件、回路環境条件で区
別する。ここで、静的回路条件とは、回路に定常的に存
在するあるいは実質上不変の条件(例えば、使用した素
子の特性)のことであり、動的回路条件とは、回路に一
時的に存在するあるいは可変の条件(例えば、動作時の
周波数、減衰率、等)であり、そして回路環境条件と
は、回路が置かれている環境の条件(例えば、温度、湿
度、圧力、等)のことである。以下の表に、回路のタイ
プを示す。
【0016】
【表1】 表 1 回路タイプ 静的回路条件 動的回路条件 回路環境条件 1 有り 有り 有り 2 無し 有り 有り 3 有り 無し 有り 4 無し 無し 有り 5 有り 有り 無し 6 無し 有り 無し 7 有り 無し 無し
【0017】図1の回路C1は、回路タイプ1と2の例
であって、回路環境条件を検知する検知部S1と、選択
可能な複数の動作条件の1つを設定するための条件設定
部ST1とを備えている。回路C2は、回路タイプ3と
4の例であって、回路環境条件を検知するための検知部
S2のみを備えている。また、回路C3は、回路タイプ
5と6の例であり、選択可能な複数の動作条件の1つを
設定するための条件設定部ST3のみを備えている。回
路C4は、回路タイプ7の例であり、検知部や条件設定
部はない。
【0018】動的回路条件生成部30は、回路C1,C
3、並びにその他の回路(図示せず)の条件設定部の各
々に対し、設定する個々の動作条件を生成する(図では
1本の線で簡略図示)。補正データ生成部32は、回路
部10内の回路C2等の検知部からの信号を受け、また
生成部30が回路C1,C3等の条件設定部に対し発生
する動作条件と同じものを受けるように接続していて、
その出力に補正データを出力する。この補正データを受
ける補正部34は、回路部10の出力信号に対しその補
正データに従って補正を施して、補正済みの最終的な出
力信号を発生する。
【0019】本発明の1実施例では、補正データ生成部
32には、回路部10の本発明による補正を要する各回
路、あるいは各回路グループ(回路部10の全体も含
む)に対応させて補正値テーブルT1〜Tk(但し、K
≧1)を含ませることができる。
【0020】以上の構造の信号処理装置Aでは、回路部
10内の各回路の特性変動による誤差を、これら回路の
外部で、しかも回路部10の出力側で一括して補正す
る。従って、回路部10内の各回路は、入力信号に対し
有意なあるいは最低限の動作を確保できる程度のものと
することができ、理想的な特性を各回路で実現する必要
はなくなる。また、回路部10内の各回路の区分けは、
必要とされる補正に都合の良いように行えばよい。
【0021】次に、図2に、本発明の信号処理装置の1
実施例である測定機器、即ちTVレベルメータBについ
て説明する。このTVレベルメータBは、バッテリ駆動
も可能にしたものである。このレベルメータBは、チュ
ーナ部100、CPU300、液晶表示装置302
(例:128×160ドット)、RAM304(ソフト
の1部を記憶)、EPROM306(ソフト、並びに補
正値テーブルを記憶)、EEPROM308(データの
記憶用)、及びキー群310を備えている。
【0022】チューナ部100は、入力端子に接続した
プログラマブルの高周波アッテネータ(RF ATT)
110(10dBステップで0〜60dBの減衰)と、
この減衰出力を受けるTV回路部120及びSAT回路
部140と、を備えている。
【0023】TV回路部120は、RF ATT110
の減衰出力を受けるVHF/UHFのPLLチューナ1
21、この第1のIF出力(34.7MHz)を受け
る、ピン・ダイオードを用いたピン・アッテネータ(減
衰量をコントロール電圧で制御)を含むプログラマブル
中間周波アッテネータ(IF ATT)122(5dB
ステップで0〜65dBの減衰)、第2のIF周波数
(10.7MHz)に変換するコンバータ123(局部
発振周波数は45.4MHz)、これの出力を受けるバ
ンドパスフィルタ(BPF)124(中心周波数が1
0.7MHzで、帯域幅が280KHz)、この出力を
受けるIF増幅器125、この出力を受けるピーク検出
器126、を備えている。このピーク検出器の出力は、
CPU300の10ビットA/Dコンバータ(ADC)
312の入力(対数入力)に接続している。CPU30
0は、ピーク検出器出力が0〜9dB(即ち、2〜5ボ
ルト)の範囲内に入るように、RF ATT110、I
F ATT121の各減衰量設定入力に対し減衰量指定
信号を与えて、オートレンジ動作するようになってい
る。また、CPU300は、チューナ121に対し、同
調周波数を指定する信号を供給する。
【0024】SAT回路部140は、RF ATT出力
に接続したBS/CSチューナ141(24MHzの帯
域)と、このチューナの検波出力を増幅する直流増幅器
(DC AMP)142とを備えている。増幅器142
の出力は、同じくCPU300のADC312の入力
(対数入力)に接続している。CPU300は、増幅器
142の出力が、0〜30dBの範囲内に入るように、
RF ATT110に対し減衰量指定信号を与える。ま
た、CPU300は、チューナ141に対し、同調周波
数を指定する信号を供給する。
【0025】チューナ部100は、更に、VHF/UH
Fチューナ121と、IF ATT122と、IF AM
P125の温度を検知するための温度センサ127,1
28,129と、そしてBS/CSチューナ141の温
度を検知するための温度センサ143と、を備えてい
る。それら各温度センサの出力は、マルチプレクサ15
0を介してADC312の入力に接続している。
【0026】ADC312は、3つの入力、即ちピーク
検出器126からの入力、直流増幅器142からの入
力、及びマルチプレクサ150からの入力の内、CPU
300により指定されたものを、変換してCPU300
に供給する。
【0027】次に、図3に、TV回路系統における各回
路について、レベル誤差を発生させる条件あるいは要因
を示す。図示のように、本実施例では、RF ATT1
10は、動作時の周波数と減衰量の2つの動的回路条件
をもっている。次のチューナ121については、回路環
境条件として温度、動的回路条件として周波数、そして
静的回路条件として変換利得(素子のバラツキにより生
じる)がある。図4から図11には、このチューナ12
1のVHF(L)帯からVHF(S)帯、更にUHF帯
までの温度対GAIN特性を示す。図から分かるよう
に、複雑な変化をしている。IF ATT122につい
ては、上記のようにピン・アッテネータを使っており、
このアッテネータは、図12に示したように、減衰量が
大きくなる程、温度による減衰量の誤差が大きくなって
いる。コンバータ(CONVERTER)123、BP
F124及びピーク検出器126については、使用素子
のバラツキに起因する検波直線性、という静的回路条件
しかない。また、RF ATT110とTV回路部12
0とを含むTV系統全体では、TOTAL利得という静
的条件がある。
【0028】SAT回路系統の回路のレベル誤差発生条
件については、チューナ141に、チューナ121と同
様の条件があり、またピーク検出器126と同様の検波
直線性という静的回路条件がある。尚、SAT回路系統
についての補正方法は、TV回路系統についての補正方
法と同様に行えるため、以下の説明では省略する。
【0029】次に、本実施例において使用する補正テー
ブルについて説明する。TV回路系統で使用する補正テ
ーブルは、5つあり、図3に示したように、補正テーブ
ルX1〜X5である。テーブルX1は、2つの回路ブロ
ックの補正を受け持つ。CONVERTERとBPFと
については、個別に補正テーブルを設けない。その代わ
り、チューナ121の変換利得を含むTV系統全体のT
OTAL利得について、1つのテーブルX5を設けてい
る。
【0030】次に、補正テーブルX1〜X5について、
その作成方法並びにテーブルの例について以下に説明す
る。
【0031】図13には、補正テーブルX1を作成する
ためのフローを示している。まず始めに、ステップ11
00で、温度変数m,減衰量変数j,周波数変数iを初
期設定し、そして図2の入力端子に印加する規準入力の
レベルを70dBuVとする。尚、この補正テーブルを
作成している間は、TV系統内のその他の回路について
は、温度、周波数、減衰量等の変動要因は、一定に保
つ。次のステップ1102は、温度設定値T1を10C
ステップで変化させ、ステップ1104は、減衰量設定
値A1を10dBステップで変化させ、そしてステップ
1106は、周波数設定値Fを、0.05MHzで変え
るステップである。ステップ1108〜1112を通る
最初のパスでは、T1=−10C,A1=0dB,F=
46MHzの設定値の下で、入力レベル測定、即ち、ピ
ーク検出器126の出力レベルN(A/D変換後のも
の)を測定する。そしてこれから、補正値D1を、測定
レベルから規準レベルを引いたものに−1を乗算して算
出する。次に、この算出した補正値D1を、テーブルX
1の変数i,j,m(最初のパスでは0,0,0)で定
まる箇所に記憶する。ステップ1114では、変数iを
1増分して、次の周波数設定値への準備をする。ステッ
プ1116では、F=870MHzとなるまでステップ
1106にループさせて、周波数設定値Fが46〜87
0MHzの範囲での測定を行う。これが終了すると、ス
テップ1118で、再び周波数設定変数iを0として、
再び46〜870MHzの周波数設定範囲での測定を行
えるようにする。ステップ1120では、減衰量変数j
を1増分して、次の減衰量設定値へ準備する。ステップ
1122では、A1=60dBとなるまでステップ11
04にループさせて、減衰量設定値0〜60dBの範囲
での測定を行わせる。これが終了すると、ステップ11
24で、減衰量変数j=0として、再び0〜60dBの
減衰量設定範囲での測定を行えるようにする。次に、ス
テップ1126では、温度変数mを1増分して、次の温
度設定値への準備を行う。続くステップ1128では、
T1=60Cとなるまでステップ1102にループさせ
て、温度設定値0〜60Cの範囲での測定を行わせる。
これが終了した時、テーブルX1の作成が完了する。
【0032】図14には、このテーブルX1の1例を示
してある。この例では、図示の都合上、補正値は、小数
点以下を切り捨ててある(実際には、最長で小数点以下
7桁目まである)。
【0033】図15は、IF ATT122用の補正テ
ーブルX2の1例である。このテーブルの作成は、図1
3のフローと同様のフロー(但し、周波数設定に関する
ステップは不要)で作成できるため、その作成手順の説
明は省略する。このテーブルX2の場合、IF減衰量設
定A2は0〜65dB(5dBステップ)であって、A
2=5*k(kは0〜13のIF減衰量変数)。温度設
定T2の範囲は同じであって、T2=(−10)+10
*nである(n=0〜7)。
【0034】図16は、IF AMP125用の補正テ
ーブルX3の1例である。このテーブルの作成も、図1
3と類似のフロー(但し、周波数設定、減衰量設定に関
するステップは不要)で行えるため、その手順の説明は
省略する。尚、温度設定T3の範囲は上記のものと同じ
であり、T3=(−10)+10*pである(p=0〜
7)。
【0035】次に、図17、図18を参照して、ピーク
検出器126用の補正テーブルX4の作成手順について
説明する。まず始めに、ステップ1260で、初期設定
を行い、チューナ部100の入力端子に印加する入力の
レベルを79dBuVとする。ループカウンタa=9と
したのは、ピーク検出器126は、前述のように、その
出力レベルが0〜9dB(2〜5ボルト)の範囲内で使
用するようにしているからである。尚、図13で説明し
たように、TV系統内のその他の回路については、その
各変動要因は一定に保つ。次のステップ1262で、入
力レベルL=79dBuVをチューナ部の入力端子に印
加したときのピーク検出器の出力のA/D変換したもの
をNとし、そしてステップ1264で、テーブルX4の
変数aの箇所に記憶させる。続くステップ1266で
は、変数aを1減分し、そしてステップ1268で、入
力レベルLを1dBuV減らす。ステップ1270で
は、a=−1となるまでステップ1262にループさせ
て、a(即ちピーク検出器の出力レベル)=9〜0、即
ち入力レベル79〜70dBuVの範囲での測定を行わ
せる。これが終了したとき、図18の、“< >”で示
した箇所の測定を終えたことになる。即ち、入力レベル
が79dBuVの時、出力レベルは9.0dBであっ
て、その時の測定A/D値が992であり、同様に71
dBuVの時、出力レベルは1.0dBであって、その
時の測定A/D値が398であり、そして70dBuV
の時の出力レベルは0.0dBであって、測定A/D値
が380である(aを9から0に変えた時の全ての測定
A/D値は、992(図示),751,625,55
0,491,455,430,415,398(図
示),380(図示)である)。但し、ADC312の
入力レベルは0〜5ボルトである。
【0036】続くステップ1272では、上記測定A/
D値から、A/D値が0〜1023の範囲での出力レベ
ルを、直線補間により算出して、図18のテーブルを作
成する。
【0037】以上で、相対的な補正値を与える補正テー
ブルX1〜X4が得られる。
【0038】次に、図19を参照して、TOTAL利得
(絶対値)に関する補正テーブルX5について説明す
る。この補正テーブルは、本実施例では、計算フローで
実現している。但し、X1〜X4のようなテーブルの形
にすることも可能である。まず始めに、ステップ130
0で、初期設定を行い、チューナ部100の入力端子に
印加する規準入力のレベルとその周波数とを定めて、T
V系統の異なった動作状態の内の1点におけるTOTA
L利得を調べるようにする。最初のステップ1302〜
1306では、チューナ部をある固定の動作状態に置
く。即ち、ステップ1302では、チューナ121の同
調周波数Fを100MHzに設定して、この時の補正テ
ーブルX1のアドレスiを算出する(図13のステップ
1106の式を参照)。ステップ1304では、チュー
ナ121をある特定のRF減衰量A1に設定し、そして
この時の補正テーブルX1のアドレスjを算出する(図
13のステップ1104の式を参照)。ステップ130
6では、IF ATT122をある特定のIF減衰量A
2に設定して、この時の補正テーブルX2のアドレスk
を算出する(前述のA2=5*kより算出)。続く一連
のステップ1308〜1312では、現在のチューナ部
の各部の温度を検知する。即ち、ステップ1308で
は、チューナ121の温度T1を測定し、この測定値か
ら補正テーブルX1のアドレスmを算出する(図13の
ステップ1102の式を参照)。ステップ1310で
は、IF ATT122の温度T2を測定して、これか
ら補正テーブルX2のアドレスnを算出する(ステップ
1308と同様の式)。同じくステップ1312で、I
F AMP125の温度T3を測定して、これから補正
テーブルX3のアドレスpを算出する(ステップ130
8と同様の式)。次のステップ1314で、ピーク検出
器の出力レベルを測定して、その測定値M(V)から、
補正テーブルX4のアドレスqを算出する。その算出式
は、例えばM=5ボルト(9dBに対応)の時、5*1
98.4=992となり、補正テーブルX4のアドレス
qとなる。その他の値についても同様である。尚、2*
198.4=396.8となるが(テーブルX4では38
0となっている)、このような多少のずれは、許容可能
である。
【0039】次に、ステップ1316〜1322で、先
に算出したアドレスi,j,k,m,n,p,qを使っ
て補正テーブルX1〜X4からの各補正値を呼び出し、
そしてそのそれぞれをD1,D2,D3,D4とする。
但し、アドレスm,n,p,qが小数点以下を含む場合
は、直線補間等の補間方法を使ってD1〜D4を算出す
ればよい。最後のステップ1324では、規準入力レベ
ルLから各補正値D1〜D4及び減衰量A1,A2を減
算することにより、TOTAL利得に関する補正値X5
を得る。
【0040】以上で、補正テーブルの作成手順について
説明した。
【0041】次に、図20を参照して、補正テーブルX
1〜4及び補正値X5を使ってのTVレベルメータによ
る測定の手順について説明する。図20の測定フロー
は、図19のフローと類似のものであり、ステップ13
50〜1370は、ステップ1302〜1322と同じ
である。但し、ステップ1350では、Fは、測定する
周波数に設定する。ステップ1372では、図19で得
た補正値X5を呼び出してD5とする。最後のステップ
1374では、本TVレベルメータに入力された信号の
レベルLを、D1〜D5とA1,A2を互いに加算する
ことにより算出する。
【0042】図21には、以上に説明したTVレベルメ
ータのTV系統の温度特性について、補正前(A)と補
正後(B)のものを示してある。図から分かるように、
補正前では温度による変動幅が2〜3dBあったのに対
し、補正後では、1dB以下となっている。参考のた
め、図22に、SAT系統の温度特性についても示す。
図から分かるように、5〜6dBの変動幅が、補正後で
は、ほぼ1dB以下となっている)。このような、78
〜670MHzの広帯域に亙る補正を在来の回路技術の
みで行うのは、非常に困難である。
【0043】以上、測定装置を実施例として本発明につ
いて説明したが、これは1例に過ぎず、その他の各種の
信号処理装置に適用することができる。
【0044】
【発明の効果】以上に述べた本発明の信号処理補正法に
よれば、ウォーミングアップ時間を実質上不要にして、
機器の電源投入後、即座に測定/使用を可能にすること
ができる。また、機器のバッテリ駆動が可能、あるいは
バッテリ駆動に向くようにすることができる。更に、従
来の回路技術では困難あるいは不可能であった複雑な特
性変動について、その補正を比較的簡単に行うことがで
きる。また、高い確度の機器を、低コストで実現するこ
とも可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による一括補正処理を行う信号処理装置
の基本構成を示す図。
【図2】本発明の信号処理装置の1実施例である測定機
器、即ちTVレベルメータBを示すブロック図。
【図3】図2のTVレベルメータのTV回路系統におけ
る各回路について、レベル誤差を発生させる条件あるい
は要因を示す図表。
【図4】図2のレベルメータ内のチューナ121のVH
F(L)帯での温度対GAIN特性を示す図。
【図5】図2のレベルメータ内のチューナ121のVH
F(L)帯での温度対GAIN特性を示す図。
【図6】図2のレベルメータ内のチューナ121のVH
F(H)帯での温度対GAIN特性を示す図。
【図7】図2のレベルメータ内のチューナ121のVH
F(H)帯での温度対GAIN特性を示す図。
【図8】図2のレベルメータ内のチューナ121のVH
F(S)帯での温度対GAIN特性を示す図。
【図9】図2のレベルメータ内のチューナ121のVH
F(S)帯での温度対GAIN特性を示す図。
【図10】図2のレベルメータ内のチューナ121のU
HF帯での温度対GAIN特性を示す図。
【図11】図2のレベルメータ内のチューナ121のU
HF帯での温度対GAIN特性を示す図。
【図12】図2のレベルメータ内のIF ATT122
に使用したピン・アッテネータの温度特性を示す図。
【図13】補正テーブルX1を作成するためのフローを
示すフローチャート。
【図14】補正テーブルX1の1例を示す図表。
【図15】補正テーブルX2の1例を示す図表。
【図16】補正テーブルX3の1例を示す図表。
【図17】補正テーブルX4を作成するためのフローを
示すフローチャート。
【図18】補正テーブルX4の1例を示す図表。
【図19】補正値X5を得るためのフローを示すフロー
チャート。
【図20】TVレベルメータにおける、補正テーブルX
1〜4及び補正値X5を使っての測定のフローを示すフ
ローチャート。
【図21】TVレベルメータのTV系統の温度特性につ
いて、補正前(A)と本発明による補正後(B)のもの
を示す図。
【図22】TVレベルメータのSAT系統の温度特性に
ついて、補正前(A)と本発明による補正後(B)のも
のを示す図。
【符号の説明】
100:チューナ部 110:高周波アッテネータ 120:TV回路部 121:VHF/UHFチューナ 122:IFアッテネータ 123:コンバータ 124:バンドパスフィルタ 125:IF増幅器 126:ピーク検出器 127,128,129:温度センサ 140:SAT回路部 141:BS/CSチューナ 142:直流増幅器 143:温度センサ 150:マルチプレクサ 300:CPU 312:A/Dコンバータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−97543(JP,A) 特開 昭57−117088(JP,A) 実開 昭61−56566(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01D 3/00 - 3/028

Claims (36)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力信号を受けそして出力信号を発生する
    信号処理回路(10;100)であって、静的回路条件、動的
    回路条件、及び回路環境条件の内の少なくとも1つの条
    件により特性が変動する、少なくともつの回路部分
    (C1〜Cn;110〜126,141)を含む信号処理回路におい
    て、該信号処理回路を補正回路を使って補正する方法
    が、 a) 前記少なくともつの回路部分の各々の特性の変
    動を補正した補正済みの出力信号を発生するため、前記
    信号処理回路から発生された出力信号に対し施すように
    した補正値データを作成するステップ(1100〜1128,126
    0〜1272,1300〜1324)、 b) ある所与の入力信号を前記信号処理回路に印加し
    て、それに対応する出力信号を取得するステップ(136
    2)、 c) 該ステップbの後、前記所与の入力信号に対応す
    る前記取得した出力信号に対し、前記補正値データに従
    って前記補正回路を使って補正を行って、前記補正済み
    出力信号を生成するステップ(1350〜1374)であっ
    て、前記出力信号に対する前記補正は、前記信号処理回
    路の外部で行う、前記のステップと、 を含むこと、を特徴とする信号処理回路補正方法。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の方法であって、 前記補正値データは、補正値テーブル(T1〜Tk;X1〜X
    5)の形態で作成すること、 を特徴とする信号処理回路補正方法。
  3. 【請求項3】請求項2に記載の方法であって、 前記少なくともつの回路部分が、前記動的回路条件と
    前記回路環境条件とにより特性が変動する第1の回路
    (C1;121;122)を含む場合、該第1回路について、 前記ステップaは、前記動的回路条件に関する変数(i;
    k)と前記回路環境条件に関する変数(m;n)とを含む第
    1の補正値テーブル(T1;X1;X2)を作成し、 前記ステップcは、前記動的回路条件変数の現行の値
    と、前記回路環境条件変数の現行の値との組合せに応答
    して、前記第1補正値テーブルから補正値を検索して使
    用すること、 を特徴とする信号処理回路補正方法。
  4. 【請求項4】請求項3に記載の方法であって、 前記第1回路は、前記静的回路条件によっても特性が変
    動する回路であること、 を特徴とする信号処理回路補正方法。
  5. 【請求項5】請求項2から4のいずれかに記載の方法で
    あって、 前記少なくともつの回路部分が、前記回路環境条件に
    より特性が変動する第2の回路(C2;125)を含む場合、
    該第2回路について、 前記ステップaは、前記回路環境条件に関する変数
    (p)を含む第2の補正値テーブル(T2;X3)を作成し、 前記ステップcは、前記回路環境条件変数の現行の値に
    応答して前記第2補正値テーブルから補正値を検索して
    使用すること、 を特徴とする信号処理回路補正方法。
  6. 【請求項6】請求項5に記載の方法であって、 前記第2回路は、前記静的回路条件によっても特性が変
    動する回路であること、 を特徴とする信号処理回路補正方法。
  7. 【請求項7】請求項2から6のいずれかに記載の方法で
    あって、 前記少なくともつの回路部分が、前記動的回路条件に
    より特性が変動する第3の回路(C3;110)を含む場合、
    該第3回路について、 前記ステップaは、前記動的回路条件に関する変数(i,
    j)を含む第3の補正値テーブル(T3;X1)を作成し、 前記ステップcは、前記動的回路条件変数の現行の値に
    応答して前記第3補正値テーブルから補正値を検索して
    使用すること、 を特徴とする信号処理回路補正方法。
  8. 【請求項8】請求項7に記載の方法であって、 前記第3回路は、前記静的回路条件によっても特性が変
    動する回路であること、 を特徴とする信号処理回路補正方法。
  9. 【請求項9】請求項2から8のいずれかに記載の方法で
    あって、 前記少なくともつの回路部分が、前記静的回路条件の
    みにより特性が変動する第4の回路(C4;126;110,120)
    を含む場合、該第4回路について、 前記ステップaは、前記信号処理回路の前記出力信号の
    大きさに関する変数(q)を含む第4の補正値テーブル
    (T4;X4;X5)を作成し、 前記ステップcは、前記出力信号の変数の現行の値に応
    答して前記第4補正値テーブルから補正値を検索して使
    用すること、 を特徴とする信号処理回路補正方法。
  10. 【請求項10】請求項1から9のいずれかに記載の方法
    であって、 前記動的回路条件、前記回路環境条件、及び前記静的回
    路条件の各々は、少なくとも1つの変数から成ること、 を特徴とする信号処理回路補正方法。
  11. 【請求項11】請求項10に記載の方法であって、 前記回路環境条件は温度の変数(m,n,p)を含むこと、 を特徴とする信号処理回路補正方法。
  12. 【請求項12】請求項10または11に記載の方法であ
    って、 前記動的回路条件は、周波数又は減衰量の変数(i,j,
    k)を含むこと、 を特徴とする信号処理回路補正方法。
  13. 【請求項13】請求項10から12に記載の方法であっ
    て、 前記静的回路条件は、回路内において使用する所定の素
    子の特性であること、を特徴とする信号処理回路補正方
    法。
  14. 【請求項14】請求項1から13のいずれかに記載の方
    法であって、 前記信号処理回路は測定回路(100)であること、 を特徴とする信号処理回路補正方法。
  15. 【請求項15】入力信号を受けそして出力信号を発生す
    る信号処理回路(10;100)であって、静的回路条件、動
    的回路条件、及び回路環境条件の内の少なくとも1つの
    条件により特性が変動する、少なくともつの回路部分
    (C1〜Cn;110〜126,141)を含む信号処理回路におい
    て、 a) 前記少なくともつの回路部分の各々の特性の変
    動を補正して補正済みの出力信号を発生するため、前記
    信号処理回路から発生された出力信号に対し施すように
    した補正値データを生成する補正データ生成手段(32;3
    00,306,1100〜1128,1260〜1272,1300〜1324)、 b) 前記信号処理回路の外部に設けており、また前記
    信号処理回路からの出力信号を受けるように接続してお
    りかつ前記補正データ生成手段からの前記補正値データ
    を受けるように接続しており、前記補正値データに従っ
    て、前記出力信号に対し補正を行って、前記補正済みの
    出力信号を生成する補正手段(34;300,1350〜1374)、 を含むこと、を特徴とする信号処理回路補正装置。
  16. 【請求項16】請求項15に記載の装置であって、 前記補正値データは、補正値テーブル(T1〜Tk;X1〜X
    5)の形態で作成すること、 を特徴とする信号処理回路補正装置。
  17. 【請求項17】請求項16に記載の装置であって、前記
    少なくともつの回路部分が、前記動的回路条件と前記
    回路環境条件とにより特性が変動する第1の回路(C1;1
    21,122)を含んでおり、 前記信号処理回路は、 a) 前記第1回路に対し、動的回路条件の値を設定す
    る信号を生成する設定信号生成手段(30;300,1350〜135
    4)と、 b) 前記第1回路の前記回路環境条件の値を検知する
    検知手段(S1;127;128)と、 を含み、 前記補正データ生成手段は、前記第1回路について、前
    記動的回路条件に関する変数(i;k)と前記回路環境条
    件に関する変数(m;n)とを含む第1の補正値テーブル
    (T1;X1;X2)を含んでいて、前記設定信号生成手段から
    の前記動的回路条件の現行の値と、前記検知手段からの
    前記回路環境条件の現行の値との組合せに応答して、前
    記第1補正値テーブルから補正値を検索して生成するこ
    と、 を特徴とする信号処理回路補正装置。
  18. 【請求項18】請求項17に記載の装置であって、 前記第1回路は、前記静的回路条件によっても特性が変
    動する回路(121)であること、 を特徴とする信号処理回路補正装置。
  19. 【請求項19】請求項16から18のいずれかに記載の
    装置であって、 前記少なくともつの回路部分が、前記回路環境条件に
    より特性が変動する第2の回路(C2;125)を含んでお
    り、該第2回路について、 前記信号処理回路は、前記第2回路の前記回路環境条件
    の値を検知する検知手段(S2;129)を含み、 前記補正データ生成手段は、前記回路環境条件に関する
    変数(p)を含む第2の補正値テーブル(T2;X3)を含
    み、 前記補正データ生成手段は、前記検知手段からの前記回
    路環境条件の現行の値に応答して前記第2補正値テーブ
    ルから補正値を検索して生成すること、 を特徴とする信号処理回路補正装置。
  20. 【請求項20】請求項19に記載の装置であって、 前記第2回路は、前記静的回路条件によっても特性が変
    動する回路であること、 を特徴とする信号処理回路補正装置。
  21. 【請求項21】請求項16から20のいずれかに記載の
    装置であって、 前記少なくともつの回路部分が、前記動的回路条件の
    みにより特性が変動する第3の回路(C3;110)を含んで
    おり、 前記信号処理回路は、前記第3回路に対し、動的回路条
    件の値を設定する信号を生成する設定信号生成手段(3
    0;300)を含み、 前記補正データ生成手段は、前記第3回路について、前
    記動的回路条件に関する変数(i,j)を含む第3の補正
    値テーブル(T3;X1)を含んでいて、前記設定信号生成
    手段からの前記動的回路条件の現行の値に応答して前記
    第3補正値テーブルから補正値を検索して生成するこ
    と、 を特徴とする信号処理回路補正装置。
  22. 【請求項22】請求項21に記載の装置であって、 前記第3回路は、前記静的回路条件によっても特性が変
    動する回路であること、 を特徴とする信号処理回路補正装置。
  23. 【請求項23】請求項16から22のいずれかに記載の
    装置であって、 前記少なくともつの回路部分が、前記静的回路条件の
    みにより特性が変動する第4の回路(C4;126;110,120)
    を含んでおり、 前記補正データ生成手段は、前記信号処理回路の前記出
    力信号の大きさに関する変数(q)を含む第4の補正値
    テーブル(T4;X4;X5)を含み、 前記補正データ生成手段は、前記出力信号の変数の現行
    の値に応答して前記第4補正値テーブルから補正値を検
    索して生成すること、 を特徴とする信号処理回路補正装置。
  24. 【請求項24】請求項15から23のいずれかに記載の
    装置であって、 前記動的回路条件、前記回路環境条件、及び前記静的回
    路条件の各々は、少なくとも1つの変数から成ること、 を特徴とする信号処理回路補正装置。
  25. 【請求項25】請求項24に記載の装置であって、 前記回路環境条件は温度の変数(m,n,p)を含むこと、 を特徴とする信号処理回路補正装置。
  26. 【請求項26】請求項24または25に記載の装置であ
    って、 前記動的回路条件は、周波数又は減衰量の変数(i,j,
    k)を含むこと、 を特徴とする信号処理回路補正装置。
  27. 【請求項27】請求項24から26に記載の装置であっ
    て、 前記静的回路条件は、回路内において使用する所定の素
    子の特性であること、 を特徴とする信号処理回路補正装置。
  28. 【請求項28】請求項15から27のいずれかに記載の
    装置であって、 前記信号処理回路は測定回路(100)であること、 を特徴とする信号処理回路補正装置。
  29. 【請求項29】受ける入力信号に対し信号処理を行う信
    号処理装置(A;B)であって、 a) 前記入力信号を受けそして回路出力信号を発生す
    る信号処理回路(10;100)であって、静的回路条件、
    的回路条件及び回路環境条件のうちの少なくと も動的回
    路条件および回路環境条件の2つの条件により特性が変
    動する、少なくとも1つの第1の回路(C1;121,122)を
    含む、前記の信号処理回路、 b) 前記少なくとも1つの第1回路の前記動的回路条
    件の値を設定するための信号を発生する条件設定信号生
    成手段(30;300,1350〜1354)、 c) 前記少なくとも1つの第1回路の前記回路環境条
    件の値を検知するための検知手段(S1;127,128)、 d) 前記少なくとも1つの第1回路について、前記動
    的回路条件に関する変数(i;k)と前記回路環境条件
    (m;n)に関する変数とを含む第1の補正値テーブル(T
    1;X1;X2)を含んでおり、前記条件設定信号生成手段か
    らの前記動的回路条件の現行の値と、前記検知手段から
    の前記回路環境条件の現行の値とに応答して、前記第1
    補正値テーブルから第1の補正値を検索して出力する補
    正データ生成手段(32;300,306,1100〜1128,1260〜127
    2,1300〜1324)、 e) 前記信号処理回路の外部に設けており、また前記
    信号処理回路からの前記回路出力信号を受けるように接
    続しており、かつ前記補正データ生成手段からの前記第
    1補正値を受けるように接続しており、前記第1回路の
    前記第1補正値に従って、前記回路出力信号に対し補正
    を行って、信号処理装置が出力する出力信号を生成する
    補正手段(34;300,1350〜1374)、 を含むことを特徴とする信号処理装置。
  30. 【請求項30】請求項29に記載の装置であって、 前記少なくとも1つの第1回路は、前記静的回路条件に
    よっても特性が変動する回路(121)であること、 を特徴とする信号処理装置。
  31. 【請求項31】請求項29または30に記載の装置であ
    って、 前記信号処理回路が、前記回路環境条件により特性が変
    動する第2の回路(C2;125)を含んでおり、 前記検知手段は、前記第2回路の前記回路環境条件の値
    を検知する手段(S2;129)を含み、 前記補正データ生成手段は、前記第2回路の前記回路環
    境条件に関する変数(p)を含む第2の補正値テーブル
    (T2;X3)を含み、 前記補正データ生成手段は、前記回路環境条件変数の現
    行の値に応答して前記第2補正値テーブルから第2の補
    正値を検索して出力し、 前記補正手段は、前記第1補正値と前記第2補正値とに
    従って前記回路出力信号を補正すること、 を特徴とする信号処理装置。
  32. 【請求項32】請求項31に記載の装置であって、 前記第2回路は、前記静的回路条件によっても特性が変
    動する回路であること、 を特徴とする信号処理装置。
  33. 【請求項33】請求項29から32のいずれかに記載の
    装置であって、 前記信号処理回路が、前記動的回路条件のみにより特性
    が変動する第3の回路(C3;110)を含んでおり、 前記条件設定信号生成手段は、前記第3回路に対し、動
    的回路条件の値を設定する信号を生成し、 前記補正データ生成手段は、前記第3回路について、前
    記動的回路条件に関する変数(i,j)を含む第3の補正
    値テーブル(T3;X1)を含んでいて、前記条件設定信号
    生成手段からの前記動的回路条件の現行の値に応答して
    前記第3補正値テーブルから第3の補正値を検索して出
    力し、 前記補正手段は、前記補正データ生成手段が出力する前
    記第1補正値を含む1組の補正値に従って、前記回路出
    力信号を補正すること、 を特徴とする信号処理装置。
  34. 【請求項34】請求項33に記載の装置であって、 前記第3回路は、前記静的回路条件によっても特性が変
    動する回路であること、 を特徴とする信号処理装置。
  35. 【請求項35】請求項29から34のいずれかに記載の
    装置であって、 前記信号処理回路が、前記静的回路条件のみにより特性
    が変動する第4の回路(C4;126)を含んでおり、 前記補正データ生成手段は、前記信号処理回路の前記回
    路出力信号の大きさに関する変数(q)を含む第4の
    正値テーブル(T4;X4)を含み、 前記補正データ生成手段は、前記回路出力信号の変数の
    現行の値に応答して前記第4補正値テーブルから第4の
    補正値を検索して生成し、 前記補正手段は、前記補正データ生成手段が出力する前
    記第1補正値を含む1組の補正値に従って、前記回路出
    力信号を補正すること、 を特徴とする信号処理装置。
  36. 【請求項36】請求項29から35のいずれかに記載の
    装置であって、 前記信号処理装置は、測定装置(B)であること、 を特徴とする信号処理装置。
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