JP3501913B2 - プリンタおよびネットワーク・プリンタシステム - Google Patents

プリンタおよびネットワーク・プリンタシステム

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JP3501913B2
JP3501913B2 JP35502196A JP35502196A JP3501913B2 JP 3501913 B2 JP3501913 B2 JP 3501913B2 JP 35502196 A JP35502196 A JP 35502196A JP 35502196 A JP35502196 A JP 35502196A JP 3501913 B2 JP3501913 B2 JP 3501913B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、LANその他の
ネットワークに接続して使用するネットワーク・プリン
タに係り、特に、電子メールを利用して端末からネット
ワーク・プリンタに印刷を実行させることができるネッ
トワーク・プリンタシステムに関する。また、インター
ネットにも使用可能なネットワーク・プリンタシステム
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、電子メールを用いて共用のプ
リンタ装置を動作させるプリンタシステム、すなわち、
プリンタ共用方式は公知である(例えば特開平5−25
41号公報)。この従来の技術では、電子メール機構を
利用して、電子メールによって印刷依頼を行い、プログ
ラムを起動して印刷を実行することにより、他のネット
ワーク上のプリンタ装置の利用を可能にしている。
【0003】また、SMTP(Simple Mail Transfer P
rotocol)を使用してメールを扱うことも行われてい
る。SMTPで扱われるメールには、必ずヘッダ部分と
メッセージ本体があり、ヘッダ部分には宛先、差出人、
複写配布、標題といった情報が含まれている。SMTP
のヘッダ部分の形式については、RFC822に規定さ
れているが、メッセージ本体の形式は規定されていな
い。したがって、どのような文字コードでもよいが、相
手の使用機種が分からない場合には、ASCII(Amer
ican Standard Cord for Information Interchange:情
報交換用アメリカ標準コード)の英数字と一部の特殊文
字だけを用いる方が好ましい。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のネッ
トワーク・プリンタシステムでは、異なるネットワーク
上のネットワーク・プリンタによって印刷を行う場合、
ファイア・ウォールなどがあるため、ネットワーク上の
セキュリティの問題等から異なるネットワーク・プリン
タには印刷できないという制約があった。また、複数の
ネットワーク・プリンタに対して同報印刷を行うことは
不可能であるため、複数のネットワーク・プリンタに印
刷を行う場合、例えば3台のネットワーク・プリンタに
印刷を行う場合には、3回分の印刷データをスプールす
る時間が必要であり、その間は端末が開放されず、しか
も、ユーザは複数回、同様のオペレーションを行う必要
があった。さらに、操作対象である印刷を行いたいネッ
トワーク・プリンタに何らかの不具合があって印刷不可
能となった場合には、それに対応する方法がなかった。
【0005】この発明では、複数のネットワーク・プリ
ンタに印刷を行う場合、例えば3台のネットワーク・プ
リンタに印刷を行う場合に、印刷データ(プリントデー
タ)を1回スプールするのに必要な時間だけで、同報送
信が行えるうにすることを課題とする。さらに、ネッ
トワーク上に接続された複数のネットワーク・プリンタ
の一部が、何らかの原因で使用不可となったとき、印刷
可能な他のネットワーク・プリンタへプリントデータを
転送して印刷が行えるようにすることを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明では、電
子メール通信手段 (24) メールサーバ(25)該メールサ
ーバが前記電子メール通信手段を介して受信した電子メ
ール形式データをプリントデータに変換するデータ変換
(22) 、および、プリントデータを印刷する印刷処理
(21) 、を備えるプリンタ (2)において、前記メールサー
バが、自己宛てかつ他の宛先の電子メールを受信する
と、該電子メールを前記電子メール通信手段を介して該
他の宛先に転送し、受信した電子メールを前記データ変
換部および印刷処理部を用いて印刷するようにしている
( 8)なお、理解を容易にするために、カッコ内に
は、図面に示し後述する実施態様の対応要素又は対応事
項の記号を、例示として参考までに付記した。以下も同
様である。
【0007】請求項2の発明では、請求項1のプリンタ
において、印刷可否を検出する手段(26) および印刷不可
時の転送先のメールアドレスが設定された設定ファイル
を備え、印刷不可が検出されると前記メールサーバが、
印刷不可となった電子メール形式データを前記メールア
ドレスに転送するようにしている( 9)
【0008】請求項3の発明では、ネットワーク・プリ
ンタシステム ( 6) を、ネットワークに接続された電子
メール通信手段該電子メール通信手段を介して受信し
電子メール形式データをプリントデータに変換するデ
ータ変換部、および、プリントデータを印刷する印刷処
部、を備えるプリンタ(3) ;および、前記ネットワー
クに接続され、前記プリンタ宛てかつ他の宛先の電子メ
ールを受信すると、該電子メールを前記プリンタに送信
しかつ該他の宛先に転送するメールサーバ(5) ;を含む
ものとしている。
【0009】
【発明の実施の形態】この発明のプリンタおよびネット
ワーク・プリンタシステムについて、図面を参照しなが
ら、実施の形態を詳細に説明する。最初に、全ての実施
の形態に共通する構成と動作について説明する。端末に
おいてアプリケーションで作成した文書を印刷すると、
プリンタドライバが印刷データを例えばポストスクリプ
ト形式のデータに変換する。このデータを、端末のデ
タ変換部において電子メールのメッセージ本体に挿入
し、ヘッダ部分のMIME記述にこのメッセージ本体は
ポストスクリプト形式のデータであることを示し、電子
メールとしてネットワーク・プリンタへ送信する。この
電子メールを受信したネットワーク・プリンタは、ヘッ
ダ部分のMIME記述からこのメッセージ本体はポスト
スクリプト形式のデータであることを判断し、ネットワ
ーク・プリンタ内のデータ変換部においてメッセージ本
体を取り出し、ポストスクリプト形式のデータとして印
刷処理を行う。
【0010】図1は、この発明のプリンタを用いたネッ
トワーク・プリンタシステムについて、その要部構成の
第1例を示すシステムの概念図である。図において、1
は端末、2は第1のネットワーク・プリンタ、3は第2
のネットワーク・プリンタ、4はローカルエリア・ネッ
トワーク、SMTPはローカルエリア・ネットワーク4
上に設けられたSMTP(SimpleMail Transfer Protoc
ol)を示す。
【0011】この図1に示したネットワーク・プリンタ
システムは、1つのローカルエリア・ネットワーク4上
に、1つの端末1と、2つのプリンタ、すなわち、第1
のネットワーク・プリンタ2と第2のネットワーク・プ
リンタ3とが接続されている場合で、ローカルエリア・
ネットワーク4上で電子メールを送受する機能として、
破線で示したようなSMTPを有している。そして、端
末1と、第1のネットワーク・プリンタ2および第2の
ネットワーク・プリンタ3は、それぞれメールアドレス
を有しており、端末1と各プリンタ2,3は相互に電子
メールの交換が可能に構成されている。この図1の端末
1と、第1のネットワーク・プリンタ2または第2のネ
ットワーク・プリンタ3は、次のような構成である。
【0012】図2は、図1に示した端末1について、そ
の要部構成の一例を示す機能ブロック図である。図にお
いて、11はアプリケーション部、12はデータ変換
部、13はネットワークI/F部を示す。端末1は、こ
の図2に示すように、アプリケーション部11と、デー
タ変換部12と、ネットワークI/F部13とから構成
されている。
【0013】アプリケーション部11は、第1のネット
ワーク・プリンタ2または第2のネットワーク・プリン
タ3で印刷するための印刷データを作成する機能を有し
ており、例えばワープロ(ワードプロセッサ)などであ
る。データ変換部12は、印刷データを電子メールのメ
ッセージ本体に挿入したり、逆に、電子メールのメッセ
ージ本体から印刷データを取り出す機能を有しており、
主として印刷データを電子メール形式のデータに変換す
る。ネットワークI/F部13は、ローカルエリア・ネ
ットワーク4を介して電子メールを送受信するSMTP
機能を有するインターフェース回路である。
【0014】図3は、第1のネットワーク・プリンタ2
について、その要部構成の一例を示す機能ブロック図で
ある。図において、21は印刷処理部、22は印刷デー
タ/電子メール形式データ変換部、23はメールボック
ス部、24はネットワークI/F部、25はメールサー
バ部、26はステータス検出部を示す。
【0015】第1のネットワーク・プリンタ2は、この
図3に示すように、印刷処理部21、データ変換部2
2、メールボックス部23、ネットワークI/F部2
4、メールサーバ部25およびステータス検出部26か
ら構成されている。印刷処理部21は、印刷データを印
刷するための印刷機能を有するプリンタ部である。デー
タ変換部22は、先の図2のデータ変換部12と同様
に、印刷データを電子メールのメッセージ本体に挿入し
たり、逆に、電子メールのメッセージ本体から印刷デー
タを取り出す機能を有しており、電子メール形式のデー
タを印刷データに変換する。メールボックス部23は、
受信した電子メールをスプールする機能を有している。
ネットワークI/F部24は、先の図2のネットワーク
I/F部13と同様に、ローカルエリア・ネットワーク
4を介して電子メールを送受信するSMTP機能を有す
るインターフェース回路である。
【0016】メールサーバ部25は、IPアドレスとホ
スト名のマッピングや、メールボックス部23を管理す
る機能を有している。ステータス検出部26は、ローカ
ルエリア・ネットワーク4のステータス、例えば印刷が
可能かどうかなどのステータスを検出する機能を有して
いる。このステータス検出部26は、請求項3の発明で
使用される。なお、以上は第1のネットワーク・プリン
タ2の構成であるが、第2のネットワーク・プリンタ3
も同様の構成で、同等の機能を有している。次に、この
図1のネットワーク・プリンタシステムについて、電子
メールによるデータ印刷時の動作を説明する。
【0017】ユーザは、まず、図1のネットワーク・プ
リンタシステムで、端末1のアプリケーション部11に
より、あるアプリケーション、例えばワープロソフトな
どを利用して印刷データを作成する。その後、端末1か
ら印刷要求を行う。図2の端末1では、作成された印刷
データを、データ変換部12において電子メールのメッ
セージに挿入し、ヘッダ部分の宛先にネットワーク(図
1の4)上の第1のネットワーク・プリンタ2を指定し
て印刷データを電子メール形式のデータに変換する。こ
の電子メール形式に変換された印刷データを端末1から
第1のネットワーク・プリンタ2に対して電子メール形
式で送信する。
【0018】このようにして端末1から送信された電子
メールは、図3に示した第1のネットワーク・プリンタ
2内のネットワークI/F部24によって受信される。
第1のネットワーク・プリンタ2では、メールサーバ部
25によって、自分宛の電子メールであるかうかチェ
ックする。そして、自分宛の電子メールであることを判
断すると、メールボックス部23に電子メールをスプー
ルする。その後、データ変換部22において、受信した
電子メールのメッセージ本体から印刷データを取り出
し、印刷処理部21へ出力して印刷する。以上に述べた
印刷時のSMTPによる通信手順を、フローチャートに
よって説明する。
【0019】図4は、端末1と第1のネットワーク・プ
リンタ2との間のSMTPによる通信手順を示す図であ
る。図において、左側は端末1、右側は第1のネットワ
ーク・プリンタ2を示す。
【0020】ユーザが、印刷データを作成して印刷要求
を行うと、この図4に示すように、端末1から第1のネ
ットワーク・プリンタ2にコネクション要求(Hel
o)が送出される。この要求に対して、第1のネットワ
ーク・プリンタ2からは、端末1にコネクション要求応
答(250 OK)を返送する。その後、端末1から第
1のネットワーク・プリンタ2に送信元指定(Mail fro
m:<aaa@zzz.co.jp>)を送出すると、
第1のネットワーク・プリンタ2から端末1には、送信
元指定応答(250 OK)が返送される。さらに、端
末1から第1のネットワーク・プリンタ2に対して、メ
ッセージ本体(Data)を送出すると、第1のネットワー
ク・プリンタ2から端末1にメッセージ本体応答(35
4OK)が返送される。このメッセージ本体(Data)の
送信と、メッセージ本体応答(354 OK)の返送と
は、メッセージ本体の送信が終了するまで繰り返えされ
る。そして、端末1から第1のネットワーク・プリンタ
2に対して、コネクション終了要求(Quit)が送出され
ると、第1のネットワーク・プリンタ2から端末1に対
し、コネクション終了応答(250 OK)が返送され
て、電子メールの送信が完了する。以上のような通信手
順によって、端末1から第1のネットワーク・プリンタ
2への印刷データの送信が実行される。
【0021】図5は、印刷時の主要な処理の流れを示す
フローチャートである。図において、左側は端末1、右
側は第1のネットワーク・プリンタ2を示す。端末1に
おいて、ユーザがアプリケーション部11において、例
えばワープロソフトなどにより印刷データを作成する。
そして、データ変換部12において、印刷データを電子
メール形式のデータに変換する。その後、先の図4に示
したSMTPによる通信手順によって、電子メールを送
信する。第1のネットワーク・プリンタ2では、電子メ
ールの受信が終了すると、設定ファイルによる判断を行
う。そして、データをスプールする。その後、受信した
電子メール、すなわち、電子メール形式のデータを印刷
データに変換し、印刷動作を実行する。以上のように、
端末1に、アプリケーションからの印刷データを電子メ
ール形式に変換する手段を設けることによって、SMT
Pを使用して端末1からネットワーク・プリンタ2に対
して印刷を行うことが可能になる。
【0022】図6は、この発明のネットワーク・プリン
タシステムについて、その要部構成の第2例を示すシス
テムの概念図である。先の第1では、1つのローカル
エリア・ネットワーク上に、1つの端末1と1つのネッ
トワーク・プリンタ、例えば第1のネットワーク・プリ
ンタ2とが接続されており、端末1で作成した印刷デー
タを電子メールとして第1のネットワーク・プリンタ2
に対して送信し、第1のネットワーク・プリンタ2で印
刷する。この第2例は、2つの異なるローカルエリア・
ネットワーク(例えばA,B)が存在し、これらが例え
ばルータや公衆回線などで接続されている場合である。
そして、一方のローカルエリア・ネットワーク上に、1
つの端末1とメールサーバが接続され、他方のローカル
エリア・ネットワーク上に接続されているネットワーク
・プリンタに対して電子メールによる送信を行って、印
刷する。図6における符号は図1と同様であり、5はメ
ールサーバ、6は公衆回線、7は第3のネットワーク・
プリンタ、Aは第1のローカルエリア・ネットワーク、
Bは第2のローカルエリア・ネットワークを示す。
【0023】この第2例では、設定ファイルによる判断
を、端末1が接続されているローカルエリア・ネットワ
ークを管理するメールサーバ5が行う点に特徴を有して
いる。図6に示すように、第1と第2のローカルエリア
・ネットワークA,B(以下には、第1と第2のネット
ワークA,Bのように略称する)があり、一方の第1の
ネットワークA上には、端末1と、この端末1を管理す
るメールサーバ5とが接続されており、他方の第2のネ
ットワークB上には、第3のネットワーク・プリンタ7
が接続されている。そして、第1のネットワークAと第
2のネットワークBとが、公衆回線6を介して相互に接
続されている。この図6のネットワーク・プリンタシス
テムにおいて、第1のネットワークA上の端末1から、
ネットワークである第2のネットワークB上の第3のネ
ットワーク・プリンタ7で印刷を行う場合の動作を説明
する。なお、第3のネットワーク・プリンタ7は、第1
のネットワーク・プリンタ2や第2のネットワーク・プ
リンタ3と同様の構成で、同等の機能を有している。
【0024】この図6の場合には、先の図4に関連して
説明したSMTPによる通信手順によって、端末1から
電子メールを送信すると、印刷データが電子メール形式
に変換されたデータ、すなわち、電子メールは、端末1
が接続されている第1のネットワークAを管理するメー
ルサーバ5が受信する。そして、このメールサーバ5内
の設定ファイルから、第2のネットワークB上の第3の
ネットワーク・プリンタ7宛の電子メールと判断し、S
MTPを使用して第1のネットワークA上のメールサー
バ5から、第2のネットワークB上の第3のネットワー
ク・プリンタ7へ端末1からの電子メールを転送する。
このようにして、端末1から送信された電子メールを、
第3のネットワーク・プリンタ7が受信して、印刷処理
を行う。
【0025】図7は、第2例のネットワーク・プリンタ
システムにおける印刷時の主要な処理の流れを示すフロ
ーチャートである。図において、左側は端末1、中央は
メールサーバ5、右側は第3のネットワーク・プリンタ
7を示す。この図7と先の図4とを対比すれば明らかな
ように、左側に示した端末1の動作については、図7と
図4とは同じであり、印刷データの作成、データ変換、
SMTPによる電子メールの送信が、順次行われる。
【0026】しかし、図7では、中央に示したように、
送信された電子メールを、第1のネットワークAを管理
するメールサーバ5が受信し、設定ファイルによる判断
を行い、第2のネットワークB上の第3のネットワーク
・プリンタ7宛の電子メールと判断すると、第3のネッ
トワーク・プリンタ7に対してSMTPによる電子メー
ルの送信を行う。第3のネットワーク・プリンタ7で
は、電子メールを受信すると、先の図4と同様に、デー
タをスプールした後、受信した電子メール形式のデータ
を印刷データに変換して印刷処理を実行する。
【0027】第の実施の形態 この第の実施の形態は、同時に複数のネットワーク・
プリンタを指定することによって、同報印刷を行う態様
である。システム構成としては、図1のように、1つの
ローカルエリア・ネットワーク4上に、1つの端末1
と、同等の機能を有する第1のネットワーク・プリンタ
2と第2のネットワーク・プリンタ3の2つのプリンタ
が接続されている場合(請求項1)と、図のように、
公衆回線6などで接続された異なる2つのローカルエリ
ア・ネットワークA,Bが存在し、一方の例えば第1の
ネットワークA上には、端末1と、この端末1側の第1
のネットワークAを管理するメールサーバ5とが接続さ
れており、他方の第2のネットワークB上には、第3の
ネットワーク・プリンタ7が接続されている場合(請求
項3)とがある。
【0028】最初に、図1に示したネットワーク・プリ
ンタシステムの場合(請求項1)について説明する。ロ
ーカルエリア・ネットワーク4上に存在する第1のネッ
トワーク・プリンタ2と、第2のネットワーク・プリン
タ3とは、同等の機能を備えたネットワーク・プリンタ
である。そして、これら2つの第1と第2のネットワー
ク・プリンタ2,3は、相互にSMTPによって電子メ
ールの交換が可能である。また、端末1は、通常、第1
のネットワーク・プリンタ2のメールサーバ機能を使用
して電子メールを送信する。ず、端末1上において、
ユーザがアプリケーション部11のあるアプリケーショ
ンにより、例えばワープロソフトなどから印刷要求を行
う。次に、この印刷データを端末1内で電子メールのメ
ッセージ本体に挿入し、ヘッダ部分の宛先にネットワー
ク4上の第1のネットワーク・プリンタ2と第2のネッ
トワーク・プリンタ3を指定する。そして、第1のネッ
トワーク・プリンタ2と第2のネットワーク・プリンタ
3に対して、電子メール形式で印刷データを同報送信す
る。
【0029】この同報された電子メールを第1のネット
ワーク・プリンタ2のメールサーバ部25が受信し、ヘ
ッダの宛先部分から自分宛のメールであること、および
第2のネットワーク・プリンタ3宛のメールであること
を判断する。第1のネットワーク・プリンタ2では、端
末1から送信された電子メールが第2のネットワーク・
プリンタ3宛の電子メールでもあるので、第1のネット
ワーク・プリンタ2は、SMTPを使用して第2のネッ
トワーク・プリンタ3へ端末1から受信した電子メール
を転送する。その後、第1と第2のネットワーク・プリ
ンタ2,3は、それぞれ受信した自分宛のメールを処
し、印刷を行う。
【0030】図8は、印刷時の主要な処理の流れを示す
フローチャートである。図において、左側は端末1、中
央は第1のネットワーク・プリンタ2、右側は第2のネ
ットワーク・プリンタ3を示す。この図8には、端末1
からの同報送信によって、第1のネットワーク・プリン
タ2と第2のネットワーク・プリンタ3に印刷する場合
を示している。この図8と先の図4とを対比すれば明ら
かなように、左側に示した端末1の動作については、図
8と図4とは同じであり、印刷データの作成、データ変
換、SMTPによる電子メールの送信が、順次行われ
る。
【0031】第1のネットワーク・プリンタ2は、図8
の中央に示したように、電子メールを受信すると、設定
ファイルによる判断を行う。そして、端末1から送信さ
れた電子メールが第2のネットワーク・プリンタ3宛の
電子メールでもあると判断すると、第2のネットワーク
・プリンタ3に対してSMTPによる電子メールの送信
を行う。その後、第1のネットワーク・プリンタ2で
は、先の図4と同様に、データをスプールした後、受信
した電子メール形式のデータを印刷データに変換して印
刷処理を実行する。第2のネットワーク・プリンタ3で
も、先の図4と同様に、電子メールを受信すると、デー
タをスプールした後、受信した電子メール形式のデータ
を印刷データに変換して印刷動作を実行する。端末1内
のデータ変換部12が、印刷データを電子メールのメッ
セージ本体に挿入したり、逆に、電子メールのメッセー
ジ本体から印刷データを取り出す機能を有しており、主
として印刷データを電子メール形式のデータに変換する
ので、ヘッダの宛先部分に、複数のネットワーク・プリ
ンタを指定すれば、同報送信が可能になる。
【0032】以上の同報送信は、図1に示したネットワ
ーク・プリンタシステムの場合(請求項1 )である。こ
の同報印刷は、先の図6に示したネットワーク・プリン
タシステムについても、実施することができる(請求項
3)。すなわち、端末1と、この端末1と第1のネット
ワークAを管理するメールサーバ5と第1のネットワー
ク・プリンタ2とが、同じ第1のネットワークAに接続
され、第3のネットワーク・プリンタ7は、第2のネッ
トワークBにそれぞれ接続されており、第1のネットワ
ークAと第2のネットワークBは、例えばルータや公衆
回線6などで接続されているとする。このような、異な
る2つの第1と第2のネットワークA,Bにそれぞれ接
続されている第1と第3のネットワーク・プリンタ2,
7に同報印刷を行うことも可能である。
【0033】なお、先の図6に関連して説明したよう
に、メールサーバ機能は、第1のネットワークAを管理
するメールサーバ5が備えているので、第1のネットワ
ーク・プリンタ2のメールサーバ機能は使用しない。こ
の場合のフローチャートも、先の図8と基本的に同様で
あり、右側の第2のネットワーク・プリンタ3の代り
に、第3のネットワーク・プリンタ7とする点が異なる
だけである。この第2例による特有の効果として、通常
のファクシミリ装置を使用しての同報送信サービスなど
にも適用することができる。すなわち、この第2例によ
る構成を採用すれば、インターネットを利用して同報送
信が可能になるので、従来のファクシミリ装置で使用し
ていた公衆回線にかかる利用料金コストを削減できる。
【0034】第の実施の形態 この第の実施の形態は、請求項の発明に対応してい
る。先の第の実施の形態では、同報印刷の場合につい
て説明した。この同報印刷に際しては、第1のネットワ
ーク・プリンタ2がSMTPを使用して電子メールの送
受信を行った。この第の実施の形態は、第1のネット
ワーク・プリンタ2がSMTPを使用して電子メールの
送受信を行うに際して、印刷不可能となった場合であ
る。そのとき、第1のネットワーク・プリンタ2の設定
ファイルには、印刷不可能時の転送先として第2のネッ
トワーク・プリンタ3のメールアドレスが設定されてい
る。また、第1のネットワーク・プリンタ2内には、こ
の第1のネットワーク・プリンタ2のステータス(例え
ば印刷可能かどうかなど)を検出するために、ステータ
ス検出部26を備えており、第1のネットワーク・プリ
ンタ2は、自己のステータスを監視することが可能な構
成である。
【0035】図9は、請求項2に係るプリンタを用いる
ネットワーク・プリンタシステムについて、印刷時の主
要な処理の流れを示すフローチャートである。図におい
て、左側は端末1、中央は第1のネットワーク・プリン
タ2、右側は第2のネットワーク・プリンタ3を示す。
この図9には、端末1から第1のネットワーク・プリン
タ2に印刷データを送信したが印刷不可能なため、他の
第2のネットワーク・プリンタ3に転送する場合を示し
ている。この図9と先の図8とを対比すれば明らかなよ
うに、左側に示した端末1の動作については、図9と図
8とは同じであり、印刷データの作成、データ変換、S
MTPによる電子メールの送信が、順次行われる。すな
わち、先の第3の実施の形態で説明した方法によって、
端末1から電子メール形式で印刷データが第1のネット
ワーク・プリンタ2へ送信される。図9の中央に示すよ
うに、第1のネットワーク・プリンタ2は、まずネット
ワークI/F部24によって端末1からの電子メールを
受信する。その後、第1のネットワーク・プリンタ2
は、メールサーバ部25により自分宛の電子メールであ
ることを判断するが、このとき、ステータス検出部26
において、第1のネットワーク・プリンタ2は、自己の
印刷可不可の機能について判断する。
【0036】そして、印刷不可能であると判断すると、
第1のネットワーク・プリンタ2内の設定ファイルによ
り、第1のネットワーク・プリンタ2が印刷不可能であ
った場合の対応処理から、電子メール形式になった印刷
データを第2のネットワーク・プリンタ3へ転送する。
このようにして転送された印刷データを第2のネットワ
ーク・プリンタ3が受信し、先の第1や第3の実施の形
態で説明したのと同様の印刷処理を行う。したがって、
ユーザが印刷しようとした第1のネットワーク・プリン
タ2に何らかの不具合があって印刷不可能となった場合
でも、接続可能なネットワーク上で印刷が可能である他
のネットワーク・プリンタ、例えば第2のネットワーク
・プリンタ3へ印刷データを送信して印刷することがで
きる。
【0037】
【発明の効果】請求項1,3プリンタあるいはネット
ワーク・プリンタシステムでは、出力したいネットワー
ク・プリンタを同時に複数指定することが可能になり、
複数のネットワーク・プリンタに対して同報印刷が行え
る。また、端末が接続するメールサーバへ1回の電子メ
ールをスプールする時間だけが必要であり、通常、複数
のネットワーク・プリンタへ印刷する従来の場合に比べ
て、端末の開放される時間を早くすることができると共
に、ユーザが1回のオペレーションを行うだけで、複数
のネットワーク・プリンタに対する同報印刷が可能にな
る。
【0038】請求項プリンタは、印刷しようとし
た本来のネットワーク・プリンタに何らかの不具合があ
って印刷不可能となった場合でも、同じネットワーク上
に接続されている他の印刷可能なネットワーク・プリン
タへ印刷データを転送することによって印刷を行うこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明のプリンタを用いるネットワーク・
プリンタシステムについて、その要部構成の第1例を示
すシステムの概念図である。
【図2】 図1に示した端末1について、その要部構成
の一例を示す機能ブロック図である。
【図3】 図1に示した第1のネットワーク・プリンタ
2について、その要部構成の一例を示す機能ブロック図
である。
【図4】 図1に示した端末1と第1のネットワーク・
プリンタ2との間のSMTPによる通信手順を示す図で
ある。
【図5】 図1に示したネットワーク・プリンタシステ
ムにおける印刷時の主要な処理の流れを示すフローチャ
ートである。
【図6】 この発明のネットワーク・プリンタシステム
について、その要部構成の第2例を示すシステムの概念
図である。
【図7】 図6に示したネットワーク・プリンタシステ
における印刷時の主要な処理の流れを示すフローチャ
ートである。
【図8】 発明の第1の実施の形態における印刷時の
主要な処理の流れを示すフローチャートである。
【図9】 発明の第2の実施の形態における印刷時の
主要な処理の流れを示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 端末 2 第1のネットワーク・プリンタ 3 第2のネットワーク・プリンタ 4 ローカルエリア・ネットワーク 11 アプリケーション部 12 データ変換部 13 ネットワークI/F部 21 印刷処理部 22 印刷データ/電子メール形式データ変換部 23 メールボックス部 24 ネットワークI/F部 25 メールサーバ部 26 ステータス検出部

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電子メール通信手段,メールサーバ,該メ
    ールサーバが前記電子メール通信手段を介して受信した
    電子メール形式データをプリントデータに変換するデー
    タ変換部、および、プリントデータを印刷する印刷処理
    部、を備えるプリンタにおいて、前記メールサーバが、自己宛てかつ他の宛先の電子メー
    ルを受信すると、該電子メールを前記電子メール通信手
    段を介して該他の宛先に転送し、受信した電子メールを
    前記データ変換部および印刷処理部を用いて 印刷する、
    ことを特徴とするプリンタ
  2. 【請求項2】前記プリンタは、印刷可否を検出する手段
    および印刷不可時の転送先のメールアドレスが設定され
    た設定ファイルを備え、印刷不可が検出されると前記メ
    ールサーバが、印刷不可となった電子メール形式データ
    を前記メールアドレスに転送する、請求項1に記載のプ
    リンタ
  3. 【請求項3】ネットワークに接続された電子メール通信
    手段該電子メール通信手段を介して受信した電子メー
    ル形式データをプリントデータに変換するデータ変換
    部、および、プリントデータを印刷する印刷処理部、を
    備えるプリンタ;および、 前記ネットワークに接続され、前記プリンタ宛てかつ他
    の宛先の電子メールを受信すると、該電子メールを前記
    プリンタに送信しかつ該他の宛先に転送する メールサー
    を含む ネットワーク・プリンタシステム。
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