JP2002297500A - データ通信装置、データ通信システム、データ通信方法、制御プログラム、および制御プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

データ通信装置、データ通信システム、データ通信方法、制御プログラム、および制御プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体

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JP2002297500A
JP2002297500A JP2001102240A JP2001102240A JP2002297500A JP 2002297500 A JP2002297500 A JP 2002297500A JP 2001102240 A JP2001102240 A JP 2001102240A JP 2001102240 A JP2001102240 A JP 2001102240A JP 2002297500 A JP2002297500 A JP 2002297500A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 通信システムの異なる宛先が混在する同報送
信であっても、その受信者から他の通信システムの異な
る受信者への同報返信を可能とするデータ通信装置を提
供する。 【解決手段】 読取部106によって原稿を読み取って
得られた画像データはファクシミリデータに変換される
とともに、電子メールに添付される画像ファイルに変換
され、同報送信される。このデータに対する返信データ
がインタフェース108または109を介して受信され
る場合、受信された返信データは、画像処理部107に
おいてファクシミリデータ形式、および電子メールに添
付される画像ファイルの形式に変換され、返信先に同報
返信される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、データ通信装置、
データ通信システム、データ通信方法、制御プログラ
ム、および制御プログラムが記憶されたコンピュータ読
み取り可能な記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】一つの電子メールを複数の送信先に送信
する同報送信サービスが知られている。また、同報送信
された電子メールを受信した受信者は、同報送信された
電子メールを受信した他の送信先に対して返信メールを
送信することができる。たとえば、同報送信された電子
メールを受信した受信者が他の受信者に対して返信メー
ルを送信するための技術は、特開平6−216935号
公報に開示されている。
【0003】同様に、ファクシミリ送信においても、同
報送信が利用されており、一つのファクシミリデータを
複数の受信者に送信することができる。
【0004】しかしながら、前記公報記載の技術によっ
ては、ファクシミリ送信と電子メールの送信とが共に実
行される場合、電子メールの受信者は、ファクシミリデ
ータの受信者に対して返信することが困難であり、同様
にファクシミリデータの受信者は、電子メールの受信者
に対して返信することが困難である。
【0005】このようなデータの返信に関する問題は、
ファクシミリ送信と電子メールの送信とが混在する場合
のみならず、異なる通信システムに応じて複数種類の形
式に変換されたデータを同報送信する場合に生じる。
【0006】たとえば、近年、利用されるようになった
多機能周辺機器(MFP:mulch-function periphera
l)は、原稿をスキャナで読み取って得られる画像デー
タをファクシミリデータとして送信するのみならず、画
像ファイルとして電子メールに添付して送信することが
できる。したがって、この多機能周辺機器によって画像
データが同報送信される場合も、電子メールを受信した
受信者は、ファクシミリデータを受信した受信者に対し
て返信データを送信することができず、ファクシミリデ
ータを受信した受信者は、電子メールを受信した受信者
に対して返信データを送信することができないといった
問題が生じる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
従来の問題を解決するために成されたものであり、本発
明の目的は、異なる通信システムに応じて複数種類の形
式に変換された各データが同報送信された場合であって
も、その受信者から他の通信システムの異なる受信者へ
の同報返信を可能とする技術を提供することである。
【0008】本発明の他の目的は、原稿を読み取って得
られた画像データを異なる通信システムに応じて複数種
類の形式に変換して同報送信する場合であっても、その
受信者から他の通信システムの異なる受信者への同報返
信を可能とする技術を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の手段は次のように構成される。
【0010】(1)本発明のデータ通信装置は、異なる
通信システムに対応する複数の宛先に対して所定のデー
タを同報送信する送信手段と、前記複数の宛先のいずれ
かから送信された、前記同報送信された所定のデータに
対する返信データを受信する受信手段と、前記送信手段
によって前記所定のデータが同報送信された前記複数の
宛先の一部または全部を含む返信先に対して、前記返信
データを同報送信する返信データ送信手段と、前記所定
のデータおよび前記返信データを、これらのデータが同
報送信される宛先および返信先が対応する通信システム
に応じた複数種類の形式のデータに変換する変換手段
と、を有することを特徴とする。
【0011】(2)上記のデータ通信装置は、前記送信
手段によって同報送信される各データの宛先を記憶する
記憶手段を有し、前記返信データ送信手段は、前記記憶
手段に記憶された宛先に基づいて各返信データを同報送
信する。
【0012】(3)上記の記憶手段は、前記送信手段に
よって各データが同報送信される複数の送信先の電子メ
ールアドレス、ファクシミリ番号、および/またはIP
アドレスを記憶する。
【0013】(4)上記のデータ通信装置は、さらに、
原稿を読み取って画像データを得る読取手段を有し、前
記同報送信される所定のデータは、前記読取手段によっ
て取得される画像データよりなる。
【0014】(5)上記の送信手段は、前記変換手段に
より複数種類の形式に変換された前記所定のデータに、
データ通信装置に対して返信を指示するための情報を追
加して同報送信する。
【0015】(6)上記の変換手段は、前記所定のデー
タおよび前記返信データを電子メールで送信するための
形式およびファクシミリ送信するための形式に変換す
る。
【0016】(7)上記の変換手段は、前記所定のデー
タおよび前記返信データを電子メールで送信するための
形式およびファイル転送するための形式に変換する。
【0017】(8)上記の変換手段は、前記所定のデー
タおよび前記返信データを電子メールで送信するための
形式およびプリントジョブとして送信するための形式に
変換する。
【0018】(9)上記の受信手段は、返信データを電
子メールで受信する。
【0019】(10)上記の受信手段は、返信データを
ファクシミリデータとして受信する。
【0020】(11)上記の受信手段は、さらに、前記
複数の宛先のいずれかから返信先の指示を受信し、前記
返信データ送信手段は、前記受信手段により受信された
返信先の指示に応じて前記返信データを同報送信する。
【0021】(12)上記の受信手段は、前記返信先の
指示を電子メールで受信する。
【0022】(13)上記の受信手段は、前記返信先の
指示をファクシミリデータとして受信する。
【0023】(14)上記のデータ通信装置は、さら
に、受信されたファクシミリデータのうちから前記返信
先の指示を抽出する第1抽出手段を有する。
【0024】(15)上記の受信手段は、さらに、前記
複数の宛先のいずれかから返信データの特性に関する指
示を受信し、前記変換手段は、前記返信データを指示さ
れた特性を有するデータに変換する。
【0025】(16)上記の受信手段は、前記特性の指
示を電子メールで受信する。
【0026】(17)上記の受信手段は、前記特性の指
示をファクシミリデータとして受信する。
【0027】(18)上記のデータ通信装置は、さら
に、受信されたファクシミリデータのうちから前記特性
の指示を抽出する第2抽出手段を有する。
【0028】(19)本発明のデータ通信システムは、
異なる通信システムに対応する複数種類の機器と、前記
複数種類の機器に所定のデータを同報送信するデータ通
信装置とからなるデータ通信システムであって、前記デ
ータ通信装置は、前記所定のデータを前記複数種類の機
器に対して同報送信する送信手段と、前記複数種類の機
器のいずれかから送信された、前記同報送信された所定
のデータに対する返信データを受信する受信手段と、前
記返信データを前記複数種類の機器の一部または全部を
含む返信先に対して同報送信する返信データ送信手段
と、前記所定のデータおよび前記返信データを、前記複
数種類の機器が対応する通信システムに応じた複数種類
の形式のデータに変換する変換手段と、を備え、前記複
数種類の機器のそれぞれは、前記データ通信装置の送信
手段によって同報送信された所定のデータを受信する同
報送信データ受信手段と、同報送信された所定のデータ
に対する返信データを前記データ通信装置に送信する機
器用返信データ送信手段と、を備えることを特徴とす
る。
【0029】(20)本発明のデータ通信方法は、所定
のデータを、このデータが同報送信される複数の宛先が
対応する通信システムに応じた複数種類の形式のデータ
に変換するステップと、前記複数種類の形式に変換され
た所定のデータを前記複数の宛先に対して同報送信する
ステップと、前記複数の宛先のいずれかから送信され
た、前記同報送信された所定のデータに対する返信デー
タを受信するステップと、前記返信データを、前記複数
の宛先の一部または全部を含む返信先が対応する通信シ
ステムに応じた複数種類の形式のデータに変換するステ
ップと、複数種類の形式のデータに変換された返信デー
タを複数の返信先に同報送信するステップと、を有する
ことを特徴とする。
【0030】(21)本発明のデータ通信装置を制御す
るための制御プログラムは、異なる通信システムに対応
する複数の宛先に対して所定のデータを同報送信する送
信処理と、前記複数の宛先のいずれかから送信された、
前記同報送信された所定のデータに対する返信データを
受信する受信処理と、前記送信処理において前記所定の
データが同報された前記複数の宛先の一部または全部を
含む返信先に対して、前記返信データを同報送信する返
信データ送信処理と、前記所定のデータおよび前記返信
データを、これらのデータが同報送信される宛先および
返信先が対応する通信システムに応じた複数種類の形式
のデータに変換する変換処理と、をコンピュータに実行
させる。
【0031】(22)上記の制御プログラムは、さら
に、前記送信処理において同報送信される各データの宛
先を記憶する記憶処理をコンピュータに実行させ、前記
返信データ送信処理においては、前記記憶処理において
記憶された宛先に基づいて各返信データを同報送信す
る。
【0032】(23)上記の記憶処理においては、前記
送信処理において各データが同報送信される複数の送信
先の電子メールアドレス、ファクシミリ番号、および/
またはIPアドレスを記憶する。
【0033】(24)上記の制御プログラムは、さら
に、原稿を読み取って画像データを得る読取処理をコン
ピュータに実行させ、前記同報送信される所定のデータ
は、前記読取処理において取得される画像データよりな
る。
【0034】(25)上記の送信処理においては、前記
変換処理において複数種類の形式に変換された前記所定
のデータに、データ通信装置に対して返信を指示するた
めの情報を付加して同報送信する。
【0035】(26)上記の変換処理においては、前記
所定のデータおよび前記返信データを電子メールで送信
するための形式およびファクシミリ送信するための形式
に変換する。
【0036】(27)上記の変換処理においては、前記
所定のデータおよび前記返信データを電子メールで送信
するための形式およびファイル転送する。
【0037】(28)上記の変換処理においては、前記
所定のデータおよび前記返信データを電子メールで送信
するための形式およびプリントジョブとして送信するた
めの形式に変換する。
【0038】(29)上記の受信処理においては、返信
データを電子メールで受信する。
【0039】(30)上記の受信処理においては、返信
データをファクシミリデータとして受信する。
【0040】(31)上記の受信処理においては、さら
に、前記複数の宛先のいずれかから返信先の指示を受信
し、前記返信データ送信処理においては、前記受信処理
において受信された返信先の指示に応じて前記返信デー
タを同報送信する。
【0041】(32)上記の受信処理においては、前記
返信先の指示を電子メールで受信する。
【0042】(33)上記の受信処理においては、前記
返信先の指示をファクシミリデータとして受信する。
【0043】(34)上記の制御プログラムは、さら
に、受信されたファクシミリデータのうちから前記返信
先の指示を抽出する第1抽出処理をコンピュータに実行
させる。
【0044】(35)上記の受信処理においては、さら
に、前記複数の宛先のいずれかから返信データの特性に
関する指示を受信し、前記変換処理においては、前記返
信データを指示された特性を有するデータに変換する。
【0045】(36)上記の受信処理においては、前記
特性の指示を電子メールで受信する。
【0046】(37)上記の受信処理においては、前記
特性の指示をファクシミリデータとして受信する。
【0047】(38)上記の制御プログラムは、さら
に、受信されたファクシミリデータのうちから前記特性
の指示を抽出する第2抽出処理をコンピュータに実行さ
せる。
【0048】(39)本発明のコンピュータ読み取り可
能な記録媒体は、上記(21)〜上記(38)のいずれ
か一つに記載のプログラムが記録されている。
【0049】
【発明の実施の形態】次に、本発明に係る実施の形態を
図面を参照して詳細に説明する。 (第1の実施の形態)図1は、第1の実施の形態に対応
するデータ通信システムの一例を示すブロック図であ
る。
【0050】図1に示されるデータ通信装置100は、
コンピュータネットワーク700および電話回線ネット
ワーク800に接続されている。コンピュータネットワ
ーク700は、LAN(ローカルエリアネットワーク:
構内通信網)、WAN(ワイドエリアネットワーク:広
域通信網)、またはインターネットである。一方、電話
回線ネットワーク800は、たとえば、公衆電話回線網
である。
【0051】データ通信装置100は、原稿を読み取っ
て画像データを得るためのスキャナ機能を有する機器で
あり、好適には、多機能周辺機器(multi-function per
ipheral)である。データ通信装置100は、原稿を読
み取って得られた画像データを異なる複数種類の形式に
変換して通信する機能を有する。
【0052】具体的には、データ通信装置100は、原
稿を読み取って得られた画像データを画像ファイルに変
換して電子メールに添付し、画像ファイルが添付された
電子メールをコンピュータネットワーク700を介して
送信する機能を有する。データ通信装置100から送信
された電子メールは、電子メールサーバ400のメール
ボックスに記憶され、このメールボックスから各コンピ
ュータ(クライアント)200a、200b、および2
00cによって受信される。
【0053】また、データ通信装置100は、原稿を読
み取って得られた画像データをプリントジョブとしてプ
リンタ300に送信する機能を有する。さらに、データ
通信装置は、FTP(ファイル転送プロトコル)を利用
して、画像ファイルをFTPサーバ500にファイル転
送する機能を有する。さらに、データ通信装置100
は、原稿を読み取って得られた画像データをファクシミ
リデータとしてファクシミリ装置600に送信する機能
を有する。
【0054】さらに、データ通信装置100は、複数種
類の形式に変換された各画像データを同報送信する機能
を有する。本実施の形態において同報送信とは、同一の
データソースに基づいて所定のデータを複数の送信先に
実質的に同時に送信することをいう。
【0055】図2は、データ通信装置の構成の一例を示
すブロック図である。
【0056】データ通信装置100は、CPU101、
ROM102、記憶部103、操作パネル104、キー
ボード105、読取部106、画像処理部107、ネッ
トワークインタフェース108、およびファクシミリイ
ンタフェース109を有する。これらの各部は、バスを
介して相互に接続されている。
【0057】CPU101は、制御と演算の処理を行
う。ROM102は、プログラムを記憶する。記憶部1
03は、たとえば、ワーキングエリアとして一時的にデ
ータを記憶するRAMと、プログラムやデータを記憶す
るハードディスクとを有する。操作パネル104は、各
種の入力および表示を行うものであり、具体的には、タ
ッチパネルおよびタッチパネル以外のメカニカルキーで
ある。キーボード105は、文字やコードを入力するた
めに用いられる。
【0058】読取部106は、スキャナエンジンであ
り、原稿を読み取ることによって画像データを得る。画
像処理部107は、種々の画像処理を行う。画像処理部
107が行う画像処理は、具体的には、読取部106に
よって得られた画像データ、およびこの画像データに対
する返信データを異なる通信システムに応じて複数種類
の形式に変換する処理を含む。
【0059】ネットワークインタフェース108は、コ
ンピュータネットワーク700を介して通信するための
インタフェースである。具体的には、ネットワークイン
タフェース108は、コンピュータ200a、200
b、200c、プリンタ300、メールサーバ400、
およびFTPサーバ500と通信するためのインタフェ
ースである。一方、ファクシミリインタフェース109
は、電話回線ネットワーク800を介して通信するため
のインタフェースであり、具体的には、ファクシミリ装
置600と通信するためのインタフェースである。
【0060】次に、コンピュータ200a、200b、
200c、メールサーバ400、およびFTPサーバ5
00の構成を説明する。コンピュータ200a、200
b、200cは同様の構成を有するので、ここでは、コ
ンピュータ200aを例にとって説明する。
【0061】図3は、コンピュータの構成の一例を示す
ブロック図である。コンピュータ200aは、CPU2
01、ROM202、記憶部203、ディスプレイ20
4、入力装置205、ネットワークインタフェース20
6を有する。CPU201は、制御と演算の処理を行
う。ROM202は、プログラムを記憶する。記憶部2
03は、たとえば、ワーキングエリアとして一時的にデ
ータを記憶するRAMと、プログラムやデータを記憶す
るハードディスクとを有する。ハードディスクには、電
子メールの作成、編集、送受信、返信、および受信した
電子メールの保存・管理を行うソフトウエアである電子
メールソフトがインストールされている。また、HTT
P(Hypertext Transfer Protocol)を利用して、他の
機器と通信するためのソフトウエアであるブラウザがイ
ンストールされていてもよい。ディスプレイ204は、
各種の表示を行う。
【0062】入力装置205は、キーボードおよびマウ
スなどのポインティングデバイスである。コンピュータ
200aが、電子メールに添付された画像データを受信
し、この画像データに対する返信データを作成した場
合、入力装置205は、この返信データを同報送信すべ
き返信先を指示するために用いられる。ネットワークイ
ンタフェース206は、コンピュータネットワーク70
0を介して通信するためのインタフェースである。
【0063】なお、コンピュータ200a、メールサー
バ400、およびFTPサーバ500は、インストール
されているプログラムが異なる点を除けば、略同一の構
成を有する。具体的には、メールサーバ400には電子
メールを転送し、またメールボックス毎に電子メールを
管理するソフトウエアがインストールされている。FT
Pサーバ500には、ファイル転送プロトコルを利用し
たファイルの転送を受けつけるためのソフトウエアがイ
ンストールされている。
【0064】図4は、プリンタの構成の一例を示すブロ
ック図である。プリンタ300は、CPU301、RO
M302、記憶部303、操作パネル304、印刷部3
05、ネットワークインタフェース306を有する。
【0065】プリンタ300は、プリントジョブを受信
することによって、自動的にプリントアウトを開始する
通常プリント機能を有するのみならず、機密を保持する
ために利用される機密プリント機能を有する。ここで、
機密プリント機能とは、所定のキーワードの入力を待っ
て、プリントジョブに基づくプリントアウトを開始する
機能である。この結果、プリントアウトされた内容やプ
リントアウトの事実がキーワードを知っている特定のユ
ーザ以外の者に知られることが防止される。なお、プリ
ンタ300の構成は、周知のプリンタの構成と同様であ
るので、詳しい説明は、省略する。
【0066】図5は、ファクシミリ装置の構成の一例を
示すブロック図である.ファクシミリ装置600は、C
PU601、ROM602、記憶部603、操作パネル
604、印刷部605、読取部606、およびファクシ
ミリインタフェース607を有する。
【0067】ファクシミリ装置600は、機密ファクシ
ミリ出力機能を有する。ここで、機密ファクシミリ出力
機能とは、所定のキーワードの入力を待って、ファクシ
ミリデータに基づくプリントアウトを開始する機能であ
る。ファクシミリ装置600の構成は、周知のファクシ
ミリ装置の構成と同様であるので、詳しい説明は、省略
する。
【0068】以上のように構成されるデータ通信システ
ムは、以下のように処理を実行する。以下の説明では、
画像データを同報送信する処理と、同報送信された画像
データに対する返信データを、複数の返信先に同報送信
する処理(以下「同報返信」という)とに分けて、説明
する。
【0069】<同報送信の処理>図6は、本実施の形態
におけるデータ通信装置100の同報送信の処理内容を
示すフローチャートである。なお、図6のフローチャー
トに示されるアルゴリズムは、制御プログラムとしてR
OM102または記憶部103に記憶されており、CP
U101によって実行される。
【0070】ステップS100では、異なる通信システ
ムに応じた形式と宛先の種類の選択がされるのを待って
(ステップS100:YES)、ステップS101の処
理が実行される。
【0071】図7に、異なる通信システムに応じた形式
および宛先の種類を選択するための画面(以下、「選択
画面」という)を示す。選択画面は、操作パネル104
に表示される。選択画面において、宛先の種類毎に設け
られた部分が押圧されたか否かが検出される。
【0072】具体的には、異なる通信システムに応じた
形式として、電子メールによる送信、ファクシミリ送
信、プリンタへの送信、ファイル転送の4種類が用意さ
れており、この中からユーザの所望の形式が選択され
る。また、To宛先、Cc(カーボンコピー)宛先、お
よびBcc(ブラインドカーボンコピー)宛先のうちか
ら電子メールの宛先の種類が選択される。ここで、To
宛先とは、本来の宛先である。Cc宛先とは、本来の宛
先と同じ内容のメールが送信される宛先である。Bcc
宛先とは、他の宛先には対して開示されずに、本来の宛
先と同じ内容のメールが送信される宛先である。
【0073】ファクシミリ送信の宛先には、通常ファク
シミリが指示されている場合の宛先と、機密ファクシミ
リ出力が指示されている場合の宛先とが含まれる。プリ
ントジョブが送信される宛先には、通常プリントが指示
されている場合の宛先と、機密プリントが指示されてい
る場合の宛先とが含まれる。
【0074】ステップS101では、ステップS100
で選択された形式および宛先の種類毎に、電子メールア
ドレスなどの宛先が入力される。さらに、必要に応じ
て、送信される画像データに関する情報(以下「プロパ
ティ」という)が入力される。宛先およびプロパティが
入力されるのを待って(ステップS101:YES)、
ステップS102の処理が実行される。
【0075】たとえば、図7に示される選択画面におい
て、電子メールのTo宛先が選択された場合、図8に示
される入力画面が表示される。この入力画面上で、電子
メールのTo宛先に対応する電子メールアドレスが入力
される。なお、事前に複数の受信者の電子メールアドレ
スなどの宛先を登録しておくことも可能である。この場
合は、登録ボタンを押圧することによって、宛先がワン
タッチで入力される。また、同様の画面上で、キーボー
ド105によってプロパティが入力される。プロパティ
には、送信される画像データに基づいて印刷が実行され
る場合の用紙サイズ、および送信される画像データの解
像度が含まれる。
【0076】以下同様に、図7の選択画面において選択
された形式および宛先の種類毎に、図8の入力画面にお
いて宛先およびプロパティが入力される。なお、電子メ
ールによる送信が選択された場合は、宛先として電子メ
ールアドレスが入力される。また、ファクシミリ送信が
送信された場合は、宛先としてファクシミリ番号が入力
される。プリンタへの送信が選択された場合は、たとえ
ば、IPアドレスが入力される。ファイル転送が選択さ
れた場合には、FTPサーバのアドレスが入力される。
なお、ファイル転送が選択された場合には、ファイルが
転送された事実とファイルの転送先をユーザに通知する
必要があるため、通知用の電子メールのアドレスが入力
される。
【0077】図6のステップS102では、送信指示が
されたか否かが判断される。送信指示がされるのを待っ
て(ステップS102:YES)、ステップS103の
処理が実行される。具体的には、図7に示す選択画面に
おいて、送信ボタンが押圧されることによって送信が指
示される。
【0078】ステップS103では、読取部106によ
って原稿が読み取られ、画像データが得られる。
【0079】ステップS104では、同報送信処理毎に
一つの管理コードが発行される。
【0080】ステップS105では、同報送信される各
データの宛先とプロパティとが管理コード毎にデータテ
ーブルとして記憶される。なお、宛先とプロパティとが
記憶される記憶場所は、本実施の形態では、データ通信
装置100の記憶部103である。しかしながら、本実
施の形態と異なり、データ通信装置100の外部に設け
られたサーバなどの機器が記憶場所であってもよい。
【0081】図9は、データテーブルの例を示す図であ
る。管理コードとして「123」が付与され、画像デー
タが同報送信される複数の送信先の電子メールアドレ
ス、ファクシミリ番号、およびIPアドレスと、各送信
先に送信される画像データのプロパティが記憶されてい
る。
【0082】ステップS106では、電子メールによる
送信が選択されているか否かが判断される。電子メール
による送信が選択されている場合には(ステップS10
6:YES)、ステップS107の処理が実行され、選
択されていない場合には(ステップS106:NO)、
ステップS107の処理がスキップされる。
【0083】ステップS107では、電子メールが作成
され、ステップS103で得られた画像データが電子メ
ールに添付可能な画像ファイル形式に変換される。そし
て、画像ファイルが添付された電子メールが送信され
る。
【0084】ステップS108では、ファクシミリ送信
が選択されているか否かが判断される。ファクシミリ送
信が選択されている場合には(ステップS108:YE
S)、ステップS109の処理が実行され、選択されて
いない場合には(ステップS108:NO)、ステップ
S109の処理がスキップされる。
【0085】ステップS109では、ステップS103
で得られた画像データがファクシミリ送信するためのフ
ァクシミリデータの形式に変換され、ファクシミリ送信
される。
【0086】ステップS110では、プリンタへの送信
が選択されているか否かが判断される。プリンタへの送
信が選択されている場合には(ステップS110:YE
S)、ステップS111の処理が実行され、選択されて
いない場合には(ステップS110:NO)、ステップ
S111の処理がスキップされる。
【0087】ステップS111では、ステップS103
で得られた画像データが、プリントジョブとして送信す
るためのプリントデータの形式に変換され、プリントジ
ョブとして送信される。
【0088】ステップS112では、FTPサーバへの
ファイル転送が選択されているか否かが判断される。フ
ァイル転送が選択されている場合には(ステップS11
2:YES)、ステップS113の処理が実行され、選
択されていない場合には(ステップS112:NO)、
ステップS113の処理がスキップされ、処理が終了す
る。
【0089】ステップS113では、ステップS103
で得られた画像データがFTPサーバへファイル転送可
能な形式に変換され、ファイル転送される。また、上述
した通知用の電子メールが送信される。
【0090】なお、電子メールの送信、ファクシミリ送
信、プリンタへの送信、およびファイル転送の順序は、
図6に示される順序に限られず、適宜変更することがで
きる。また、ステップS100〜ステップS102の処
理を実行する前に、ステップS103の原稿を読み取る
処理を実行することもできる。
【0091】図10は、図6のステップS107の画像
データを添付ファイルに変換して電子メールにより送信
する処理内容を示すフローチャートである。
【0092】ステップS200では、電子メールのヘッ
ダ部分が作成される。To宛先、Cc宛先、およびBc
c宛先の設定は、通常の電子メール作成の場合と同様で
あるので、詳しい説明を省略する。
【0093】ステップS201では、電子メール以外の
形式に対応する宛先について、機密の指示がされている
宛先か否かが判断される。換言すれば、他の宛先に対し
て開示されずにデータが送信される宛先(以下「機密宛
先」という)であるか否かが判断される。機密宛先以外
の宛先に対しては(ステップS201:NO)、ステッ
プS202の処理が実行され、機密宛先である宛先に対
しては(ステップS201:YES)、ステップS20
2の処理がスキップされる。なお、機密宛先には、機密
ファクシミリ出力または機密プリントが指示されている
場合の宛先、およびBcc宛先が含まれる。
【0094】ステップS202では、電子メール以外の
形式に対応するものであって、機密宛先以外の宛先が電
子メールの本文部分に付加される。この結果、電子メー
ル以外の形式に対応する宛先が、電子メールを通じて電
子メールの受信者にも通知される。しかしながら、機密
宛先については、電子メールの本文部分に付加されない
ため、機密性を保つことができる。
【0095】ステップS203では、データ通信装置1
00から送信される画像データに対して返信を指示する
ためのアドレス情報(以下「返信指示用アドレス」とい
う)が、電子メール本文部分に付加される。たとえば、
このアドレス情報は、図9に示されるデータテーブルに
アクセスするためのアドレスであってもよい。
【0096】ステップS204では、画像データが所定
の画像ファイルに変換され、電子メールに添付される。
たとえば、原稿を読み取って得られるビットマップ形式
の画像データが、JPEG形式やPDF(Portable Doc
ument Format)形式の画像ファイルに変換される。さら
に、画像ファイルは、MIME(Multipurpose Interne
t Mail Extensions)などのメール拡張機能によってア
スキーコードに変換されて電子メールに添付される。
【0097】ステップS205では、指定された電子メ
ールアドレスに基づいて電子メールが送信される。
【0098】図11は、図9のデータテーブルにより示
される同報送信におけるTo宛先であるB氏の電子メー
ルアドレス宛ての電子メールの例であり、図12は、同
じくBcc宛先であるD氏の電子メールアドレス宛ての
電子メールの例である。なお、図9に示されるように、
Cc宛先であるC氏の電子メールアドレス宛ての電子メ
ールも存在するが、図11に示される電子メールと略同
様であるため、説明を省略する。
【0099】図11および図12に示される電子メール
の本文部分には、電子メール以外の形式に対応する宛先
としてファクシミリ送信先であるE氏のファクシミリ番
号が自動的に付加される。なお、実際には、図9に示さ
れるように、電子メール以外の形式に対応する宛先とし
てF氏宛てのプリンタへの送信の宛先も存在する。しか
しながら、F氏宛てのプリンタへの送信の宛先は、機密
プリントが指示されている機密宛先であるため、図11
および図12の電子メールの本文部分に付加されない。
【0100】また、電子メールには、返信指示用アドレ
スとして、URL(Uniform Resource Locator)が含ま
れている。URLには、管理コード「123」が含まれ
ている。また、管理コード「123」に続く「02」や
「04」の部分は、宛先別に付与される識別である。こ
のURLは、ハイパーテキストなどのリンク情報を有す
る形式で付加されていることが望ましい。この場合、画
面上に電子メールの内容を表示し、URLの箇所をクリ
ックすることによって、自動的に要求先に接続できるよ
うに構成される。なお、本実施の形態と異なり、URL
の形式以外の返信指示用アドレスを用いてもよい。
【0101】図13は、図6のステップS109の画像
データのファクシミリデータへの変換とファクシミリデ
ータの送信の処理内容を示すフローチャートである。
【0102】ステップS300では、ファクシミリデー
タの送信元であるデータ通信装置100のファクシミリ
番号と送信先のファクシミリ番号とがファクシミリデー
タの冒頭ページに付加される。なお、ステップS300
の処理は、通常の処理と同様であるので、詳しい説明を
省略する。
【0103】ステップS301では、ファクシミリ以外
の形式に対応する宛先が、機密宛先であるか否かが判断
される。機密宛先以外の宛先に対しては(ステップS3
01:NO)、ステップS302の処理が実行され、機
密宛先である宛先に対しては(ステップS301:YE
S)、ステップS302の処理がスキップされる。
【0104】ステップS302では、ファクシミリ以外
の形式に対応するものであって、機密宛先以外の宛先が
ファクシミリデータの冒頭ページに付加される。この結
果、ファクシミリ以外の形式に対応する宛先が、ファク
シミリ送信を通じて、ファクシミリデータの受信者にも
通知される。しかしながら、機密宛先については、ファ
クシミリデータの冒頭ページに付加されないため、機密
性を保つことができる。
【0105】ステップS303では、返信指示用アドレ
スが、ファクシミリデータの冒頭のページに付加され
る。
【0106】ステップS304では、画像データがファ
クシミリデータの形式に変換され、次ページ以降に付加
される。たとえば、原稿を読み取って得られる画像デー
タは、アナログ回線で利用できるG3(グループ3)ま
たはISDN回線で利用できる高品質のG4(グループ
4)規格に対応するファクシミリデータに変換される。
【0107】ステップS305では、機密ファクシミリ
出力が指示されているか否かが判断される。機密ファク
シミリ出力が指示されている場合には(ステップS30
5:YES)、ステップS306の処理が実行され、機
密ファクシミリ出力が指示されていない場合には(ステ
ップS305:NO)、ステップS306の処理がスキ
ップされる。
【0108】ステップS306では、機密ファクシミリ
出力に関する処理が実行される。
【0109】ステップS307では、指定されたファク
シミリ番号に基づいてファクシミリデータが送信され
る。
【0110】図14は、図6のステップS111の画像
データのプリントデータへの変換とプリントジョブの送
信の処理内容を示すフローチャートである。
【0111】ステップS400では、プリントジョブの
送信元であるデータ通信装置100のIPアドレスと送
信先のIPアドレスがプリントデータに付加される。な
お、ネットワーク上で、IPアドレスと機器名とが関係
付けられている場合には、IPアドレスの代わりに機器
名が表示されてもよい。
【0112】ステップS401からステップS403の
処理は、図13のステップS301からステップS30
3の処理と同様である。ステップS404では、画像デ
ータがプリントデータの形式に変換される。たとえば、
画像データがページ記述言語によって記述され、次ペー
ジ以降に追加される。たとえば、ページ記述言語として
は、ポストスクリプト(登録商標)を採用することがで
きる。
【0113】ステップS405では、機密プリントが指
示されているか否かが判断される。機密プリントが指示
されている場合には(ステップS405:YES)、ス
テップS406の処理が実行され、機密プリントが指示
されていない場合には(ステップS405:NO)、ス
テップS406の処理がスキップされる。
【0114】ステップS406では、機密プリントに関
する処理が実行される。
【0115】ステップS407では、指定されたIPア
ドレスに対応するプリンタ300に対して、プリントジ
ョブが送信される。
【0116】図15は、図9のデータテーブルにより示
される同報送信において送信されるファクシミリデータ
の例である。
【0117】ファクシミリデータの冒頭ページには、フ
ァクシミリ以外の形式に対応する宛先として電子メール
のTo宛先およびCc宛先であるB氏およびC氏の電子
メールアドレスが自動的に付加される。なお、実際に
は、図9に示されるように、ファクシミリ以外の形式に
対応する宛先としてF氏宛てのプリンタへの送信の宛
先、およびBcc宛先であるD氏の電子メールアドレス
も存在する。しかしながら、これらの宛先は、機密宛先
であるため、図15のファクシミリデータには付加され
ない。また、ファクシミリデータの冒頭ページには、返
信指示用アドレスとして、URL(Uniform Resource L
ocator)が追加されている。
【0118】図16は、図9のデータテーブルにより示
される送信されるプリントデータの例である。図15と
同様に、プリントデータ以外の形式に対応する宛先とし
て、電子メールアドレスおよびファクシミリ番号が冒頭
のページに追加される。さらに、冒頭ページには、返信
指示用アドレスとしてURLが追加される。なお、図1
5および図16におけるURLの「123」の部分は管
理コードを意味し、また、管理コード「123」に続く
「05」や「06」の部分は、宛先別に付与される識別
である。
【0119】図17は、図6のステップS113の画像
データをファイル転送可能な形式に変換してファイル転
送するとともに、通知用電子メールを送信する処理内容
を示すフローチャートである。
【0120】ステップS500では、画像データがGI
F(Graphics Interchange Format)ファイルやTIF
F(Tagged Image File Format)などのファイル転送用
の画像ファイル形式に変換される。
【0121】ステップS501では、FTPサーバ50
0との間で通信接続が確立される。
【0122】ステップS502では、画像ファイルがF
TPサーバ500に転送される。
【0123】ステップS503〜ステップS507は、
通知用電子メールの作成および送信処理である。ステッ
プS503では、FTPサーバへのファイル転送以外の
形式に対応する宛先が、機密宛先であるか否かが判断さ
れる。機密宛先以外の宛先である場合には(ステップS
503:NO)、ステップS504の処理が実行され、
機密宛先である宛先に対しては(ステップS503:Y
ES)、ステップS504の処理がスキップされる。
【0124】ステップS504およびステップS505
の処理は、図10のステップS202およびステップS
203の処理と同様であるので、説明を省略する。
【0125】ステップS506では、通知用電子メール
の本文部分に、画像ファイルの転送先であるFTPサー
バ600のアドレスが付加される。この結果、ユーザ
に、画像ファイルがFTPサーバ600に転送されたこ
とを知らせることができる。
【0126】ステップS507では、指定された電子メ
ールアドレスに基づいて通知用電子メールが送信され
る。
【0127】図18は、図9のデータテーブルにより示
される同報送信におけるG氏宛ての通知用電子メールの
例である。なお、本実施の形態では、通知用電子メール
の宛先は、Bcc宛先として処理される。通知用電子メ
ールの本文部分には、FTPサーバへのファイル転送以
外の形式に対応する宛先が自動的に付加される。また、
返信指示用アドレスとして、URLが付加される図17
では、FTPサーバ500へのファイル転送の際に、通
知用電子メールを送信する場合を説明したが、本実施の
形態と異なり、通知用電子メールの送信先の電子メール
アドレスのみをFTPサーバ500に知らせ、FTPサ
ーバ500側が、通知用電子メールを宛先を送信する構
成を採用することも可能である。
【0128】以上のように、本実施の形態による同報送
信の処理においては、原稿を読み取って得られた画像デ
ータが指定された宛先が対応する通信システムに応じて
電子メールの添付ファイル形式やファクシミリデータ形
式などの複数種類の形式に変換されて同報送信される。
この際、同報送信される各データの宛先が記憶される。
また同報送信されるデータには、このデータに対する返
信を指示するための宛先が自動的に付加される。
【0129】<同報返信の処理>次に、本実施の形態に
おける同報返信の処理を説明する。
【0130】図19は、本実施の形態におけるデータ通
信装置の同報返信の処理内容を示すフローチャートであ
る。なお、図19のフローチャートに示されるアルゴリ
ズムは、制御プログラムとしてROM102または記憶
部103に記憶されており、CPU101によって実行
される。
【0131】ステップS700では、コンピュータ20
0a、200b、または200c(以下、「コンピュー
タ200」と総称する)から返信指示用アドレスにアク
セスされたか否かが判断される。すなわち、コンピュー
タ200からデータの返信が指示されたか否かが判断さ
れる。返信指示用アドレスにアクセスされるのを待って
(ステップS700:YES)、ステップS701の処
理が実行される。
【0132】なお、画像ファイルが添付された電子メー
ルを電子メールサーバ400を介して受信したコンピュ
ータ200は、電子メールの本文部分に付加されている
URLに基づいて返信指示用アドレスにアクセスするこ
とができる。また、プリンタ300やファクシミリ装置
600によって画像データが受信された場合には、受信
者は、プリントアウトされた返信指示用アドレスを知
る。さらに、受信者は、コンピュータ200においてブ
ラウザを起動し、入力装置205によりURLを入力す
る。この結果、コンピュータ200は、所定の返信指示
用アドレスにアクセスすることができる。
【0133】ステップS701では、アクセスしてきた
相手先が特定される。すなわち、アクセスしてきた相手
先が、種々の形式に変換された画像データが同報送信さ
れた送信先のうちから特定される。具体的には、アクセ
スされたURLが取得され、このURLに含まれる管理
コードおよび識別が認識される。この認識結果に基づい
て、アクセスしてきた相手先が特定される。たとえば、
管理コード「123」に基づいて図9に示されるデータ
テーブルが特定され、さらに、識別が「01」であれ
ば、データ通信装置100を使用して画像データを同報
送信した送信元であるA氏からアクセスであり、識別が
「02」であれば、電子メールのTo宛先であるB氏か
らのアクセスであるというように、相手先が特定され
る。
【0134】ステップS702では、表示用データが作
成される。作成された表示用データが、アクセスをして
きたコンピュータ200に送信される。
【0135】ステップS703では、同報送信された画
像データに対する返信データと、この返信データの返信
先の指示と、各返信先に送信される返信データのプロパ
ティの指示とが返信元であるコンピュータ200から受
信される。これらの情報が受信されるのを待って(ステ
ップS703:YES)、ステップS704の処理が実
行される。なお、返信データのプロパティには、各返信
先に送信される返信データに基づいて印刷が実行される
場合の用紙サイズ、および送信される返信データの解像
度が含まれる。
【0136】ステップS704では、実行される同報返
信別に新たな管理コードが発行される。なお、管理コー
ド「123」に対応する同報送信に対して同報返信する
場合の新たな管理コードを「123−1」とすることが
できる。この結果、管理コード「123」に対応する同
報送信に対する同報返信であることが容易に識別でき
る。
【0137】ステップS705〜ステップS713の処
理は、図6のステップS105〜ステップS113の処
理と略同様である。しかしながら、図6に示される処理
は、原稿を読み取って得られた画像データに基づく処理
であるのに対し、図19に示される処理は、同報送信さ
れた画像データの送信先から受信した返信データに基づ
く処理である。すなわち、受信された返信データは、複
数種類の形式に変換される。この変換には、電子メール
で送信するための添付ファイル形式への変換、ファクシ
ミリ送信するためのファクシミリデータ形式への変換、
プリントジョブとして送信するためのページ記述言語形
式への変換、およびファイル転送するためのファイル形
式への変換が含まれる。そして、この複数種類の形式に
変換された返信データが、返信先に対して同報返信され
る。
【0138】図20は、図19のステップS702にお
けるコンピュータへの表示用データの作成と送信の処理
内容を示すフローチャートである。なお、コンピュータ
への表示用データは、返信データの同報送信可能先、す
なわち返信先として指示できる範囲をコンピュータに示
すためのデータであり、返信データ指示画面を表示する
ためのデータである。ここで返信データ指示画面とは、
返信データの入力および返信先の指示を実行するための
画面である。
【0139】図9にデータテーブルにより示される同報
送信に対する同報返信において、コンピュータ200へ
の表示用データに基づいてコンピュータのディスプレイ
204上に表示される返信データ指示画面の例を図21
〜図27に示す。図21〜図27に示される返信データ
指示画面と上記の図7に示される選択画面とを比較しつ
つ説明する。
【0140】ステップS800では、管理コード(たと
えば「123」)毎に宛先とプロパティとが記憶された
図9に示されるデータテーブルが読み出される。
【0141】ステップS801では、データテーブルに
基づいて、宛先が入れ替えられる。具体的には、図21
〜図27に示されるように、返信指示用アドレスにアク
セスしてきた相手先の宛先を「送信者」のフィールドに
加え、元の送信者に対応する宛先をTo宛先とする。
【0142】ステップS802では、返信指示用アドレ
スにアクセスしてきた相手先が、機密宛先であるか否か
が判断される。返信指示用アドレスにアクセスしてきた
相手先が機密宛先である場合には(ステップS802:
YES)、ステップS803の処理が実行され、機密宛
先でない場合(ステップS802:NO)、ステップS
804の処理が実行される。
【0143】ステップS803では、他の宛先が削除さ
れる。たとえば、図23および図25を図7の選択画面
と比較して明らかなように、元の送信者であるA氏の電
子メールアドレス以外の他の宛先が削除されている。
【0144】ステップS804では、他の宛先のうちに
機密宛先が存在するか否かが判断される。機密宛先が存
在する場合には(ステップS804:YES)、ステッ
プS805の処理が実行される。
【0145】ステップS805では、他の宛先に含まれ
る機密宛先が削除される。たとえば、図21、図22、
図24を図7の選択画面と比較して明らかなように、電
子メールのBcc宛先であるD氏の電子メールアドレス
が削除され、機密プリントが指示されている宛先FのI
Pアドレスが削除されている。
【0146】ステップS806では、返信指示用アドレ
スにアクセスしてきた相手先に対して、ステップS80
0〜ステップS805の処理によって作成された表示用
データが送信される。なお、図27は、返信指示用アド
レスにアクセスしてきた相手が、元の送信者A氏である
場合の表示用データである。元の送信者は、すべての宛
先に返信できるようにするため、図27に示される表示
用データには、すべての宛先に関する情報が含まれてい
る。
【0147】図28は、画像データが同報送信された送
信先から受信される返信データを同報返信する場合の電
子メールの一例である。返信データに対して、更に返信
する場合もあるので、新たな返信指示用アドレスとし
て、URLが含まれている。URLには、新たな管理コ
ード「123−1」が含まれている。また、管理コード
「123−1」に続く「02」の部分は、宛先別に付与
される識別である。
【0148】なお、図20に示される処理を実現するた
めに、各コンピュータ200にインストールされている
ブラウザからの要求に応じて、図9のデータテーブルを
検索するプログラムを起動するCGI(Common Gateway
Interface)の技術が適用されてもよい。
【0149】また、図20では、データ通信装置100
が、図9に示されるようなデータテーブルに基づいて、
表示用データを作成し、送信する場合を示したが、本実
施の形態と異なり、図9に示されるデータテーブルとし
て記憶されているデータを送信し、コンピュータ200
側で表示用データを作成してもよい。
【0150】次に、返信の指示および返信データの送信
を行うコンピュータの処理を説明する。ここでは、同報
送信された画像データに対してコンピュータ200aが
返信を指示する場合を例にとって説明する。
【0151】図29は、返信の指示および返信データの
送信を行うコンピュータの処理を説明するためのフロー
チャートである。ここでは、同報送信された画像データ
に対してコンピュータ200aが返信を指示する場合を
例にとって説明する。
【0152】ステップS900では、データ通信装置1
00へのアクセス指示の入力がされたか否かが判断され
る。アクセス指示の入力がされるのを待って(ステップ
S900:YES)、ステップS901の処理が実行さ
れる。たとえば、データ通信装置100から電子メール
サーバ400経由で受信されている電子メール(図11
および図12参照)がディスプレイ204に表示されて
いる状態で、返信指示用アドレスに対応するURL部分
(リンク部分)がクリックされたことが検出されること
により、アクセス指示の入力がされたと判断される。
【0153】ステップS901では、データ通信装置に
アクセスがされる。
【0154】ステップS902では、表示用データを受
信し、上述した図21〜図27に示されるような返信デ
ータ指示画面がディスプレイ204に表示される。
【0155】ステップS903では、返信データの入力
がされたか否かが判断される。返信データの入力を待っ
て(ステップS903:YES)、ステップS904の
処理が実行される。返信データは、入力装置205を用
いて、図21〜図27に示される返信データ指示画面に
おける返信データの入力欄に入力される。また、返信デ
ータとして、画像ファイル等を添付することもできる。
【0156】ステップS904では、返信データの返信
先の変更の指示およびプロパティの変更の指示があるか
否かが判断される。変更がある場合には(ステップS9
04:YES)、ステップS905の処理が実行され、
変更がない場合には(ステップS904:NO)、当初
に画像データが同報送信された複数の送信先のうちから
自動的に返信先が指示される。そして、そのままステッ
プS906の処理が実行される。
【0157】ステップS905では、新たに返信データ
の返信先およびプロパティが指示される。たとえば、図
21に示される返信データ指示画面上で、該当箇所がク
リックされる。この結果、図8に示される入力画面と同
様な画面が表示される。この入力画面上で、返信先の宛
先を追加または削除することによって、返信データの返
信先が新たに指定される。さらに、返信データの返信先
毎に、返信データを印刷する際の用紙サイズや解像度な
どのプロパティが新たに指定される。このようにして、
ユーザの希望によって新たに返信先を追加することもで
きる。したがって、返信先は、当初に画像データが同報
送信された複数の送信先の一部または全部を含む。
【0158】ステップS906では、図21〜図27に
示される返信データ指示画面において、送信ボタンがク
リックされるのを待って、返信データ、返信先の指示、
および返信データを印刷する際の用紙サイズや解像度に
ついて返信先毎になされた指示が、データ通信装置10
0に送信される。
【0159】以上のように、本実施の形態によれば、複
数種類の形式に変換された各データが同報送信された場
合であっても、データに対する返信データの同報送信が
可能となる。
【0160】(第2の実施の形態)第1の実施の形態で
は、同報送信されたデータをファクシミリ装置によって
受信した場合、このデータに対する返信をするために
は、コンピュータを用いて返信を指示する必要がある。
本実施の形態では、第1の実施の形態と異なり、同報送
信されたデータに対する返信データをファクシミリ装置
から直接的にデータ通信装置に送信することによって、
同報返信が可能となる。
【0161】なお、本実施の形態のデータ通信システ
ム、データ通信装置、コンピュータ、電子メールサー
バ、FTPサーバ、プリンタ、ファクシミリ装置の構成
は、図1〜図5に示される構成と同様であるので、説明
を省略する。また、第1の実施の形態と同様の部材の説
明には、同じ符号を用いる。
【0162】<同報送信の処理>図30は、本実施の形
態におけるデータ通信装置の同報送信の処理内容を示す
フローチャートである。図30のフローチャートに示さ
れるアルゴリズムは、制御プログラムとしてROM10
2または記憶部103に記憶されており、CPU101
によって実行される。
【0163】ステップS1000〜ステップS100
4、ステップS1005、ステップS1007、ステッ
プS1009、およびステップS1011の処理は、図
6のステップS100〜ステップS104、ステップS
106、ステップS108、ステップS110、および
ステップS112の処理と同様であるので、説明を省略
する。
【0164】本実施の形態では、ステップS1006、
ステップS1008、ステップS1010、ステップS
1012の内容が、第1の実施の形態と異なる。
【0165】図31は、図30のステップS1006の
画像データを添付ファイルに変換して電子メールにより
送信する処理内容を示すフローチャートである。
【0166】ステップS1100では、電子メールのヘ
ッダ部分が作成される。
【0167】ステップS1101では、電子メールの宛
先がBcc宛先であるか否かが判断される。判断の結
果、電子メールの宛先がBcc宛先でない場合には(ス
テップS1101:NO)、ステップS1102の処理
が実行され、Bcc宛先である場合には(ステップS1
101:YES)、ステップS1103の処理が実行さ
れる。
【0168】ステップS1102では、この電子メール
の宛先以外の他のすべての宛先が機密宛先であるか否か
が判断される。他のすべての宛先が機密宛先である場合
には(ステップS1102:YES)、ステップS11
03の処理が実行される。一方、他のすべての宛先のう
ちに、機密宛先以外の宛先が一部でも含まれている場合
には(ステップS1102:NO)、ステップS110
4の処理が実行される。
【0169】ステップS1103では、返信用の識別コ
ード、および送信者の宛先とプロパティのみが電子メー
ルの本文部分に付加される。したがって、他のすべての
宛先は、電子メールの本文部分に付加されない。ここ
で、返信用の識別コードは、データ通信装置100に対
して返信指示する際にデータ通信装置100によって認
識されるコードであり、管理コード自体であってもよ
く、管理コードに他の記号を追加したものであってよ
い。また、返信用の識別コードは、パスワードとして利
用されてもよい。本実施の形態では、管理コードと点線
の組み合わせた部分が返信用の識別コードとして用いら
れる。
【0170】ステップS1104では、機密宛先以外の
宛先のすべてが選択される。
【0171】ステップS1105では、返信用の識別コ
ードおよび送信者の宛先とプロパティに加えて、ステッ
プS1104で選択されたすべての宛先とプロパティが
電子メールの本文部分に付加される。
【0172】ステップS1106およびステップS11
07の処理は、図10のステップS204およびステッ
プS205の処理と同様であるので、説明を省略する。
【0173】なお、図30のステップS1012におけ
るFTPサーバへのファイル転送の通知用電子メールの
作成および送信に関する処理についても、図31と同様
の処理によって返信用の識別コードと宛先に関する情報
が通知用電子メールの本文部分に付加される。
【0174】図32は、To宛先であるB氏の電子メー
ルアドレス宛ての電子メールの例であり、図33は、C
c宛先であるC氏の電子メールアドレス宛ての電子メー
ルの例であり、図34は、Bcc宛先であるD氏の電子
メールアドレス宛ての電子メールの例である。
【0175】図32、図33、および図34に示される
例では、管理コードと点線の組み合わせが識別コードと
して機能する。また、図32および図33の場合は、電
子メールの宛先が、Bcc宛先ではない。この結果、図
31のフローチャートに示されるような処理によって、
機密宛先以外の宛先と、各宛先に送信される画像データ
のプロパティが電子メールの本文部分に付加されてい
る。実際には、他の宛先には、機密プリントの宛先と電
子メールのBcc宛先とが存在するが、これらの機密宛
先は、電子メール本文部分に付加されない。また、送信
者A氏の電子メールアドレスがTo宛先として付加され
ている。一方、図34の場合は、電子メールの宛先が、
Bcc宛先である。したがって、送信者A氏の電子メー
ルアドレスと送信者A氏に送信される画像データのプロ
パティのみが電子メールの本文部分に付加されている。
このような処理によって、不用意に返信データが他の宛
先に送信されることによって、Bcc宛先の存在が広く
知られてしまうことが防止できる。
【0176】図35は、図30のステップS1008の
画像データをファクシミリデータへ変換し、ファクシミ
リデータを送信する処理の内容を示すフローチャートで
ある。
【0177】ステップS1200では、ファクシミリデ
ータの送信元であるデータ通信装置100のファクシミ
リ番号と宛先のファクシミリ番号とがファクシミリデー
タに付加される。
【0178】ステップS1201では、ファクシミリの
宛先が機密宛先であるか否かが判断される。ファクシミ
リの宛先が機密宛先でない場合には(ステップS120
1:NO)、ステップS1202の処理が実行され、機
密宛先である場合には(ステップS1201:NO)、
ステップS1203の処理が実行される。
【0179】ステップS1202の処理は、このファク
シミリの宛先以外の他のすべての宛先が機密宛先である
か否かが判断される。他のすべての宛先が機密宛先であ
る場合には(ステップS1202:YES)、ステップ
S1203の処理が実行される。一方、他のすべての宛
先のうちに、機密宛先以外の宛先が一つでも含まれてい
る場合には(ステップS1202:NO)、ステップS
1204の処理が実行される。
【0180】ステップS1203では、返信用の識別コ
ード、送信者の宛先とプロパティが付加されたページ
が、返信データのページとは独立した冒頭のページとし
て作成される。
【0181】ステップS1204では、機密宛先以外の
宛先のすべてが選択される。
【0182】ステップS1205では、返信用の識別コ
ードおよび送信者の宛先とプロパティに加えて、ステッ
プS1204で選択されたすべての宛先とプロパティが
冒頭のページに追加される。
【0183】ステップS1206では、画像データがフ
ァクシミリデータとして、次ページ以降に追加される。
【0184】ステップS1207では、返信用の識別コ
ードなどが記載されたページと画像データのページとを
有するファクシミリデータが送信される。
【0185】なお、図30のステップS1010におけ
るプリントデータの作成および送信に関する処理につい
ても、図35と同様の処理によって返信用の識別コード
と宛先に関する情報が独立した冒頭のページとして作成
される。
【0186】図36は、送信されるファクシミリデータ
の例である、図37は、送信されるプリントデータの例
である。
【0187】図36および図37に示される例では、管
理コードと点線の組み合わせが識別コードとして機能す
る。図36の場合は、宛先が機密宛先ではない。このた
め、図35のフローチャートに示されるような処理によ
って、機密宛先以外の宛先と、各宛先に送信される画像
データのプロパティが記載されたページが冒頭のページ
として作成される。実際には、他の宛先には、機密プリ
ントの宛先と電子メールのBcc宛先とが存在するが、
これらの機密宛先は、冒頭ページに付加されない。ま
た、送信者A氏の電子メールアドレスがTo宛先として
付加されている。一方、図37の場合は、機密プリント
が指示されているため、宛先が機密宛先である。したが
って、送信者A氏の電子メールアドレスと、この電子メ
ールアドレスに送信される画像データのプロパティのみ
が冒頭ページに付加される。さらに、図36および図3
7に示されるように、同報送信された画像データの受信
者が返信を指示する場合に、返信先を追加するためのチ
ェック欄と、各返信先へ送信される返信データのプロパ
ティを指示するための記載欄と、が用意されている。
【0188】以上のように、本実施の形態による同報送
信の処理においては、返信用の識別コードとともに、第
1の実施の形態における表示用データと同様の内容を電
子メールやファクシミリデータに追加して、同報送信す
ることができる。
【0189】<同報返信の処理>次に本実施の形態にお
ける同報返信の処理を説明する。
【0190】図38は、本実施の形態におけるデータ通
信装置の同報返信の処理内容を示すフローチャートであ
る。なお、図38のフローチャートに示されるアルゴリ
ズムは、制御プログラムとしてROM102または記憶
部103に記憶されており、CPU101によって実行
される。
【0191】ステップS1301では、電子メールが受
信されたか否かが判断される。電子メールが受信されて
いない場合には(ステップS1301:NO)、ステッ
プS1302の処理が実行され、電子メールが受信され
た場合には(ステップS1301:YES)、ステップ
S1303の処理が実行される。
【0192】ステップS1302では、ファクシミリデ
ータが受信されたか否かが判断される。ファクシミリデ
ータが受信された場合は(ステップS1302:YE
S)、ステップS1304の処理が実行され、ファクシ
ミリデータが受信されていない場合には(ステップS1
302:NO)、ステップS1301の処理に戻る。な
お、ステップS1301の処理とステップS1302の
処理とを同時に実行することも可能であり、互いに処理
の順番を入れ替えてもよい。
【0193】まず、電子メールが受信された場合の処理
を説明する。
【0194】ステップS1303では、電子メールが受
信された場合の処理として、同報送信された画像データ
に対する返信が指示されているか否かが判断される。返
信が指示されている場合(ステップS1303:YE
S)、ステップS1305の処理が実行され、返信が指
示されていない場合(ステップS1303:NO)、ス
テップS1301の処理に戻る。
【0195】図39は、返信を指示する電子メールの例
を示す。具体的には、図39は、同報送信された電子メ
ールのTo宛先であるB氏の電子メールアドレスからデ
ータ通信装置に送信された電子メールを示す。
【0196】この電子メールは、図32に示される電子
メールに対する返信メールとしてコンピュータ200か
らデータ通信装置100に送信される。具体的には、図
39に示される電子メールは、コンピュータ200にお
いて、図32に示される電子メールの本文部分における
点線部分より前の部分を、文書編集ソフトウエア(エデ
ィタ)や電子メール作成ソフトウエアのエディタ機能を
用いて削除することによって作成され、送信されたもの
である。なお、図39に示される電子メールは、点線部
分以降を別の電子メールの本文部分にコピーすることに
よって作成されてもよい。また、同報送信された電子メ
ールに対する返信データは、画像ファイルとして、この
返信メールに添付される。したがって、図39に示され
る場合、データ通信装置100は、返信データ、返信先
の指示、および送信される返信データのプロパティの指
示を電子メールによって受信する。
【0197】図39に示されるような電子メールがデー
タ通信装置100によって受信された場合、本文部分に
ある識別コード(この場合には、点線と管理コードとの
組み合わせ)が文字認識される。したがって、電子メー
ルの本文部分に識別コード、すなわち、点線と管理コー
ドとの組み合わせが認識された場合には、ステップS1
303において、返信が指示されていると判断される。
なお、文字認識は、通常の文字コードの検索アルゴリズ
ムにより実行することができる。したがって、詳しい説
明は省略する。
【0198】ステップS1305では、電子メール本文
部分から、返信データの返信先の指示と、返信データの
プロパティの指示が抽出される。ステップS1305の
処理は、通常の文字コードの検索アルゴリズムにより実
行することができる。
【0199】さらに、ステップS1307では、電子メ
ールに添付されている画像ファイルが返信データとして
取得される。
【0200】次に、ファクシミリデータが受信された場
合の処理を説明する。
【0201】ステップS1304では、ファクシミリデ
ータが受信された場合の処理として、同報送信された画
像データに対する返信が指示されているか否かが判断さ
れる。返信が指示されている場合(ステップS130
4:YES)、ステップS1306の処理が実行され、
返信が指示されていない場合(ステップS1304:N
O)、ステップS1301の処理に戻る。
【0202】図40は、返信が指示されている場合のフ
ァクシミリデータの例を示す。
【0203】図40に示されるファクシミリデータは、
以下のようにファクシミリ装置600において作成され
る。まず、図36に示されるように、ファクシミリ装置
600の印刷部605によってプリントアウトされた識
別コードが記載されたページに対して、ユーザが、所望
する返信先のチェック欄にチェック記号を手書きで挿入
する。さらに、追加してい返信先があれば、その宛先の
種類、宛先(電子メールアドレス等)、および画像デー
タのプロパティを手書きで挿入する。チェック記号や追
加返信先の情報が手書きで挿入された用紙を冒頭のペー
ジとして、以下のページとして返信データ用の原稿が準
備される。以下、これらの原稿を読取部605で読み取
ることによって図40に示されるファクシミリデータが
作成される。したがって、図40に示される場合、デー
タ通信装置100は、返信データ、返信先の指示、およ
び送信される返信データのプロパティの指示をファクシ
ミリデータとして受信する。
【0204】図40に示されるようなファクシミリデー
タがデータ通信装置100によって受信された場合、冒
頭ページにある識別コード(この場合には、点線と管理
コードとの組み合わせ)が文字認識される。したがっ
て、ファクシミリデータの冒頭ページにある識別コード
が認識された場合には、ステップS1304において、
返信が指示されていると判断される。なお、文字認識
は、通常の文字認識ソフトウエア(OCRソフト)と同
様の機能により実現することができる。したがって、詳
しい説明は省略する。
【0205】ステップS1306では、返信先の指示
と、返信データのプロパティの指示が冒頭ページのうち
から抽出される。具体的には、チェック欄に手書き挿入
されたチェック記号を認識することによって、返信先の
指示が抽出される。また、手書によって、返信データの
プロパティが指示されている場合、その内容が抽出され
る。たとえば、上述した図40の場合には、Cc宛先で
あるC氏の電子メールアドレス宛ての返信データは、通
常の設定の場合、カラー画像300dpiで送信される
が、手書きによる変更指示によって、モノクロ画像40
0dpiで送信されることとなる。なお、デフォルトの
返信先以外のまったく新規な返信先を追加することも勿
論可能である。
【0206】ステップS1308では、次ページ以降の
ファクシミリデータが返信データとして取得される。ス
テップS1307およびステップS1308で返信デー
タが取得された場合、ステップS1309の処理が実行
される。
【0207】ステップS1309では、各返信先別に指
示されているプロパティに基づいて返信データの形式が
変換される。具体的には、返信先が対応している通信シ
ステムに合わせた形式で、かつ指示されている解像度お
よび印刷時の用紙サイズとなるように返信データが変換
される。そして、変換された返信データが、指示されて
いる各返信先に対して同報送信される。なお、ステップ
S1309の処理は、原稿を読み取って得られた画像デ
ータではなく返信データを種々の形式に変換する点を除
いて図30に示される処理内容と同様であるので、詳し
い説明を省略する。
【0208】図41は、画像データが同報送信された送
信先から受信される返信データを同報返信する場合の電
子メールの一例である。返信データに対して、更に返信
する場合もあるので、新たな識別コード(点線と管理コ
ード「123−1」との組み合わせ)、宛先、およびプ
ロパティとが電子メールの本文部分に加えられている。
【0209】以上のように、本発明の好適な実施の形態
について説明したが、本発明は、以上の実施の形態に限
定されるべきではなく、種々の変形、追加、省略が可能
である。
【0210】たとえば、以上の説明では、画像データや
返信データに基づいて印刷した場合の用紙サイズや解像
度についても、コンピュータやファクシミリ側において
変更することができる場合を説明したが、本発明はこれ
に限定されない。
【0211】なお、データ通信装置100から画像デー
タを同報送信する場合に、同報送信される画像データを
データ通信装置100の記憶部103に記憶しておくこ
とができる。この結果、コンピュータ200やファクシ
ミリ装置600が、元の同報送信された画像データに新
たなデータを加えたものを返信データして返信指示する
場合には、元の画像データの部分については、記憶部1
03に記憶されているため、コンピュータ200やファ
クシミリ装置600から受信する必要がない。したがっ
て、通信されるデータ量を軽減することができ、ネット
ワークトラフィックの増加が防止される。
【0212】また、第2の実施の形態ではファクシミリ
装置600からデータ通信装置100に返信の指示をす
る処理として、ファクシミリデータの冒頭ページから識
別コードを認識する処理を例にとって説明したが、本発
明は、この場合に限られない。たとえば、ファクシミリ
番号自体に、特定の拡張番号を追加することによって、
返信を指示してもよい。
【0213】なお、返信データを画像ファイルとして電
子メールに添付して送信する場合を説明したが、本発明
は、これに限定されない。つまり、返信データ自体を電
子メールの本文部分に記述して送信してもよい。
【0214】また、データ通信装置100が、原稿を読
み取って得られた画像データを同報送信し、この同報送
信された画像データに対する返信データをさらに送信す
る場合を説明したが、本発明は、この場合に限られな
い。たとえば、データ通信装置100は、読取部を有し
ていない装置であってもよい。この場合は、記憶部内に
あるデータを同報送信し、この同報送信されたデータに
対する返信データをさらに送信する際に、本発明の上記
の処理を適用することができる。また、電子メールの本
文のみのやり取りにも適用することができる。
【0215】本発明に係るデータ通信システムおよびデ
ータ通信装置の制御を行う各手段、およびデータ通信方
法は、プログラムされたコンピュータまたは専用のハー
ドウエア回路のいずれによっても実現することができ
る。
【0216】また、プログラムされたコンピュータによ
って本発明を実現する場合、コンピュータを動作させる
プログラムは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体
(たとえば、フロッピー(登録商標)ディスクやCD−
ROMなど)によって提供されてもよく、記録媒体によ
らず、ネットワークを経て、提供されてもよい。このプ
ログラムは、通常、ハードディスクに転送され記憶され
る。また、このプログラムは、たとえば、単独でアプリ
ケーションソフトとして提供されてもよいし、また、そ
のコンピュータ装置の一機能としてそのコンピュータ装
置のソフトウエアに組み込んでもよい。
【0217】
【発明の効果】以上説明した本発明によれば、異なる通
信システムに応じて複数種類の形式に変換された各デー
タが同報送信された場合であっても、その受信者から他
の通信システムの異なる受信者に対して同報返信するこ
とができる。
【0218】また、スキャナによって原稿を読み取って
得られた画像データガ異なる通信システムに応じて複数
種類の形式に変換して同報送信する場合であっても、そ
の受信者から他の通信システムの異なる受信者に対して
同報返信することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1の実施の形態に対応するデータ通信シス
テムの構成例を示す図である。
【図2】 図1に示されるデータ通信装置のブロック図
である。
【図3】 図1に示されるコンピュータのブロック図で
ある。
【図4】 図1に示されるプリンタのブロック図であ
る。
【図5】 図1に示されるファクシミリ装置のブロック
図である。
【図6】 第1の実施の形態におけるデータ通信装置の
同報送信処理を示すフローチャートである。
【図7】 同報送信時の形式および宛先の種類を選択す
るためにデータ通信装置の操作パネルに表示される選択
画面の一例を示す図である。
【図8】 宛先を入力するためにデータ通信装置の操作
パネルに表示される指示画面の一例を示す図である。
【図9】 同報送信先の宛先が記憶されるデータテーブ
ルの一例を示す図である。
【図10】 図6における画像データを添付ファイルに
変換して電子メールにより送信する処理内容を示すフロ
ーチャートである。
【図11】 第1の実施の形態におけるTo宛先に対す
る電子メールの一例を示す図である。
【図12】 第1の実施の形態におけるBcc宛先に対
する電子メールの一例を示す図である。
【図13】 図6における画像データのファクシミリデ
ータへの変換とファクシミリデータの送信の処理内容を
示すフローチャートである。
【図14】 図6におけるプリントデータへの変換と送
信の処理内容を示すフローチャートである。
【図15】 第1の実施の形態におけるファクシミリデ
ータの一例を示す図である。
【図16】 第1の実施の形態におけるプリントデータ
の一例を示す図である。
【図17】 図6における画像データの転送ファイルへ
の変換と転送、およよび通知用電子メールの送信の処理
内容を示すフローチャートである。
【図18】 第1の実施の形態における通知用電子メー
ルの一例を示す図である。
【図19】 第1の実施の形態におけるデータ通信装置
の同報返信処理を示すフローチャートである。
【図20】 表示用データの作成と送信の処理内容を示
すフローチャートである。
【図21】 返信データおよび返信先を指示するために
コンピュータのディスプレイに表示される、電子メール
To宛先用の返信データ指示画面の一例を示す図であ
る。
【図22】 返信データおよび返信先を指示するために
コンピュータのディスプレイに表示される、電子メール
Cc宛先用の返信データ指示画面の一例を示す図であ
る。
【図23】 返信データおよび返信先を指示するために
コンピュータのディスプレイに表示される、電子メール
Bcc宛先用の返信データ指示画面の一例を示す図であ
る。
【図24】 返信データおよび返信先を指示するために
コンピュータのディスプレイに表示される、通常ファク
シミリ送信先用の返信データ指示画面の一例を示す図で
ある。
【図25】 返信データおよび返信先を指示するために
コンピュータのディスプレイに表示される、機密プリン
タへの送信先用の返信データ指示画面の一例を示す図で
ある。
【図26】 返信データおよび返信先を指示するために
コンピュータのディスプレイに表示される、ファイル転
送の通知用電子メール宛先のための返信データ指示画面
の一例を示す図である。
【図27】 返信データおよび返信先を指示するために
コンピュータのディスプレイに表示される、元の送信者
用の返信データ指示画面の一例を示す図である。
【図28】 第1の実施の形態における返信データが画
像ファイルとして添付される電子メールの一例を示す図
である。
【図29】 第1の実施の形態におけるコンピュータの
処理内容を示すフローチャートである。
【図30】 第2の実施の形態におけるデータ通信装置
の同報送信処理を示すフローチャートである。
【図31】 図30における画像データを添付ファイル
に変換して電子メールにより送信する処理内容を示すフ
ローチャートである。
【図32】 第2の実施の形態におけるTo宛先に対す
る電子メールの一例を示す図である。
【図33】 第2の実施の形態におけるCc宛先に対す
る電子メールの一例を示す図である。
【図34】 第2の実施の形態におけるBcc宛先に対
する電子メールの一例を示す図である。
【図35】 図30における画像データのファクシミリ
データへの変換とファクシミリデータの送信の処理内容
を示すフローチャートである
【図36】 第2の実施の形態におけるファクシミリデ
ータの一例を示す図である。
【図37】 第2の実施の形態におけるプリントデータ
の一例を示す図である。
【図38】 第2の実施の形態におけるデータ通信装置
の同報返信処理を示すフローチャートである。
【図39】 返信データ、返信の指示、プロパティの指
示を送信する電子メールの一例を示す図である。
【図40】 返信データ、返信の指示、プロパティの指
示を含むファクシミリデータの一例を示す図である。
【図41】 第2の実施の形態における返信データが画
像ファイルとしてT添付される電子メールの一例を示す
図である。
【符号の説明】
100…データ通信装置、 101…CPU、 102…ROM、 103…記憶部、 104…操作パネル、 105…キーボード、 106…読取部、 107…画像処理部、 108…ネットワークインタフェース、 109…ファクシミリインタフェース 200a、200b、200c…コンピュータ、 300…プリンタ、 500…FTPサーバ、 600…ファクシミリ装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5C062 AA02 AA14 AA29 AA35 AB38 AB40 AC29 AE02 AF02 BC01 BD09 5C075 AB90 CA90 DD05 DD90 5K030 GA17 HA06 HB04 JT05 LB16 LD02 LD12

Claims (39)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 異なる通信システムに対応する複数の宛
    先に対して所定のデータを同報送信する送信手段と、 前記複数の宛先のいずれかから送信された、前記同報送
    信された所定のデータに対する返信データを受信する受
    信手段と、 前記送信手段によって前記所定のデータが同報送信され
    た前記複数の宛先の一部または全部を含む返信先に対し
    て、前記返信データを同報送信する返信データ送信手段
    と、 前記所定のデータおよび前記返信データを、これらのデ
    ータが同報送信される宛先および返信先が対応する通信
    システムに応じた複数種類の形式のデータに変換する変
    換手段と、 を有することを特徴とするデータ通信装置。
  2. 【請求項2】 前記データ通信装置は、前記送信手段に
    よって同報送信される各データの宛先を記憶する記憶手
    段を有し、 前記返信データ送信手段は、前記記憶手段に記憶された
    宛先に基づいて各返信データを同報送信することを特徴
    とする請求項1に記載のデータ通信装置。
  3. 【請求項3】 前記記憶手段は、前記送信手段によって
    各データが同報送信される複数の送信先の電子メールア
    ドレス、ファクシミリ番号、および/またはIPアドレ
    スを記憶することを特徴とする請求項2に記載のデータ
    通信装置。
  4. 【請求項4】 さらに、原稿を読み取って画像データを
    得る読取手段を有し、 前記同報送信される所定のデータは、前記読取手段によ
    って取得される画像データよりなることを特徴とする請
    求項1に記載のデータ通信装置。
  5. 【請求項5】 前記送信手段は、前記変換手段により複
    数種類の形式に変換された前記所定のデータに、データ
    通信装置に対して返信を指示するための情報を追加して
    同報送信することを特徴とする請求項1に記載のデータ
    通信装置。
  6. 【請求項6】 前記変換手段は、前記所定のデータおよ
    び前記返信データを電子メールで送信するための形式お
    よびファクシミリ送信するための形式に変換することを
    特徴とする請求項1に記載のデータ通信装置。
  7. 【請求項7】 前記変換手段は、前記所定のデータおよ
    び前記返信データを電子メールで送信するための形式お
    よびファイル転送するための形式に変換することを特徴
    する請求項1に記載のデータ通信装置。
  8. 【請求項8】 前記変換手段は、前記所定のデータおよ
    び前記返信データを電子メールで送信するための形式お
    よびプリントジョブとして送信するための形式に変換す
    ることを特徴とする請求項1に記載のデータ通信装置。
  9. 【請求項9】 前記受信手段は、返信データを電子メー
    ルで受信することを特徴とする請求項1に記載のデータ
    通信装置。
  10. 【請求項10】 前記受信手段は、返信データをファク
    シミリデータとして受信することを特徴とする請求項1
    に記載のデータ通信装置。
  11. 【請求項11】 前記受信手段は、さらに、前記複数の
    宛先のいずれかから返信先の指示を受信し、 前記返信データ送信手段は、前記受信手段により受信さ
    れた返信先の指示に応じて前記返信データを同報送信す
    ることを特徴とする請求項1に記載のデータ通信装置。
  12. 【請求項12】 前記受信手段は、前記返信先の指示を
    電子メールで受信することを特徴とする請求項11に記
    載のデータ通信装置。
  13. 【請求項13】 前記受信手段は、前記返信先の指示を
    ファクシミリデータとして受信することを特徴とする請
    求項11に記載のデータ通信装置。
  14. 【請求項14】 さらに、受信されたファクシミリデー
    タのうちから前記返信先の指示を抽出する第1抽出手段
    を有することを特徴とする請求項13に記載のデータ通
    信装置。
  15. 【請求項15】 前記受信手段は、さらに、前記複数の
    宛先のいずれかから返信データの特性に関する指示を受
    信し、 前記変換手段は、前記返信データを指示された特性を有
    するデータに変換することを特徴とする請求項1に記載
    のデータ通信装置。
  16. 【請求項16】 前記受信手段は、前記特性の指示を電
    子メールで受信することを特徴とする請求項15に記載
    のデータ通信装置。
  17. 【請求項17】 前記受信手段は、前記特性の指示をフ
    ァクシミリデータとして受信することを特徴とする請求
    項15に記載のデータ通信装置。
  18. 【請求項18】 さらに、受信されたファクシミリデー
    タのうちから前記特性の指示を抽出する第2抽出手段を
    有することを特徴とする請求項17に記載のデータ通信
    装置。
  19. 【請求項19】 異なる通信システムに対応する複数種
    類の機器と、前記複数種類の機器に所定のデータを同報
    送信するデータ通信装置とからなるデータ通信システム
    であって、 前記データ通信装置は、 前記所定のデータを前記複数種類の機器に対して同報送
    信する送信手段と、 前記複数種類の機器のいずれかから送信された、前記同
    報送信された所定のデータに対する返信データを受信す
    る受信手段と、 前記返信データを前記複数種類の機器の一部または全部
    を含む返信先に対して同報送信する返信データ送信手段
    と、 前記所定のデータおよび前記返信データを、前記複数種
    類の機器が対応する通信システムに応じた複数種類の形
    式のデータに変換する変換手段と、を備え、 前記複数種類の機器のそれぞれは、 前記データ通信装置の送信手段によって同報送信された
    所定のデータを受信する同報送信データ受信手段と、 同報送信された所定のデータに対する返信データを前記
    データ通信装置に送信する機器用返信データ送信手段
    と、を備えることを特徴とするデータ通信システム。
  20. 【請求項20】 所定のデータを、このデータが同報送
    信される複数の宛先が対応する通信システムに応じた複
    数種類の形式のデータに変換するステップと、 前記複数種類の形式に変換された所定のデータを前記複
    数の宛先に対して同報送信するステップと、 前記複数の宛先のいずれかから送信された、前記同報送
    信された所定のデータに対する返信データを受信するス
    テップと、 前記返信データを、前記複数の宛先の一部または全部を
    含む返信先が対応する通信システムに応じた複数種類の
    形式のデータに変換するステップと、 複数種類の形式のデータに変換された返信データを複数
    の返信先に同報送信するステップと、 を有することを特徴とするデータ通信方法。
  21. 【請求項21】 異なる通信システムに対応する複数の
    宛先に対して所定のデータを同報送信する送信処理と、 前記複数の宛先のいずれかから送信された、前記同報送
    信された所定のデータに対する返信データを受信する受
    信処理と、 前記送信処理において前記所定のデータが同報された前
    記複数の宛先の一部または全部を含む返信先に対して、
    前記返信データを同報送信する返信データ送信処理と、 前記所定のデータおよび前記返信データを、これらのデ
    ータが同報送信される宛先および返信先が対応する通信
    システムに応じた複数種類の形式のデータに変換する変
    換処理と、 をコンピュータに実行させるための制御プログラム。
  22. 【請求項22】 さらに、前記送信処理において同報送
    信される各データの宛先を記憶する記憶処理をコンピュ
    ータに実行させ、 前記返信データ送信処理においては、前記記憶処理にお
    いて記憶された宛先に基づいて各返信データを同報送信
    することを特徴とする請求項21に記載の制御プログラ
    ム。
  23. 【請求項23】 前記記憶処理においては、前記送信処
    理において各データが同報送信される複数の送信先の電
    子メールアドレス、ファクシミリ番号、および/または
    IPアドレスを記憶することを特徴とする請求項22に
    記載の制御プログラム。
  24. 【請求項24】 さらに、原稿を読み取って画像データ
    を得る読取処理をコンピュータに実行させ、 前記同報送信される所定のデータは、前記読取処理にお
    いて取得される画像データよりなることを特徴とする請
    求項21に記載の制御プログラム。
  25. 【請求項25】 前記送信処理においては、前記変換処
    理において複数種類の形式に変換された前記所定のデー
    タに、データ通信装置に対して返信を指示するための情
    報を付加して同報送信することを特徴とする請求項21
    に記載の制御プログラム。
  26. 【請求項26】 前記変換処理においては、前記所定の
    データおよび前記返信データを電子メールで送信するた
    めの形式およびファクシミリ送信するための形式に変換
    することを特徴とする請求項21に記載の制御プログラ
    ム。
  27. 【請求項27】 前記変換処理においては、前記所定の
    データおよび前記返信データを電子メールで送信するた
    めの形式およびファイル転送するための形式に変換する
    ことを特徴とする請求項21に記載の制御プログラム。
  28. 【請求項28】 前記変換処理においては、前記所定の
    データおよび前記返信データを電子メールで送信するた
    めの形式およびプリントジョブとして送信するための形
    式に変換することを特徴とする請求項21に記載の制御
    プログラム。
  29. 【請求項29】 前記受信処理においては、返信データ
    を電子メールで受信することを特徴とする請求項21に
    記載の制御プログラム。
  30. 【請求項30】 前記受信処理においては、返信データ
    をファクシミリデータとして受信することを特徴とする
    請求項21に記載の制御プログラム。
  31. 【請求項31】 前記受信処理においては、さらに、前
    記複数の宛先のいずれかから返信先の指示を受信し、 前記返信データ送信処理においては、前記受信処理にお
    いて受信された返信先の指示に応じて前記返信データを
    同報送信することを特徴とする請求項21に記載の制御
    プログラム。
  32. 【請求項32】 前記受信処理においては、前記返信先
    の指示を電子メールで受信することを特徴とする請求項
    31に記載の制御プログラム。
  33. 【請求項33】 前記受信処理においては、前記返信先
    の指示をファクシミリデータとして受信することを特徴
    とする請求項31に記載の制御プログラム。
  34. 【請求項34】 さらに、受信されたファクシミリデー
    タのうちから前記返信先の指示を抽出する第1抽出処理
    をコンピュータに実行させることを特徴とする請求項3
    3に記載の制御プログラム。
  35. 【請求項35】 前記受信処理においては、さらに、前
    記複数の宛先のいずれかから返信データの特性に関する
    指示を受信し、 前記変換処理においては、前記返信データを指示された
    特性を有するデータに変換することを特徴とする請求項
    21に記載の制御プログラム。
  36. 【請求項36】 前記受信処理においては、前記特性の
    指示を電子メールで受信することを特徴とする請求項3
    5に記載の制御プログラム。
  37. 【請求項37】 前記受信処理においては、前記特性の
    指示をファクシミリデータとして受信することを特徴と
    する請求項35に記載の制御プログラム。
  38. 【請求項38】 さらに、受信されたファクシミリデー
    タのうちから前記特性の指示を抽出する第2抽出処理を
    コンピュータに実行させることを特徴とする請求項37
    に記載の制御プログラム。
  39. 【請求項39】 請求項21〜請求項38のいずれか一
    つに記載のプログラムが記録されたコンピュータ読み取
    り可能な記録媒体。
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