JP3501342B2 - 電気音響変換器 - Google Patents

電気音響変換器

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JP3501342B2
JP3501342B2 JP10049498A JP10049498A JP3501342B2 JP 3501342 B2 JP3501342 B2 JP 3501342B2 JP 10049498 A JP10049498 A JP 10049498A JP 10049498 A JP10049498 A JP 10049498A JP 3501342 B2 JP3501342 B2 JP 3501342B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、平面型スピーカで
ある電気音響変換器に関するものである。 【0002】 【従来の技術】図3は従来の電気音響変換器を説明する
ための図であり、同図(A)は電気音響変換器の正面
図,同図(B)は電気音響変換器の右側面断面図、図4
は電気音響変換器を構成する振動板を説明するための図
であり、同図(A)は振動板の正面図,同図(B)は振
動板をA−A´線で縦断した縦断断面、図5は本発明の
電気音響変換器の音圧周波数特性と従来の電気音響変換
器の音圧周波数特性とを比較した図である。 【0003】電気音響変換器である全面駆動薄型スピー
カユニットAは、図3(A),(B)に示すように、フ
レーム1、リアプレート2、マグネット3、ポールピー
ス4、ガイドピン5、ボイルコイル6、ダイヤフラム
(振動板)7、ダンパー8、エッジ9から大略構成され
る。これらマグネット3、ボイルコイル6、ダイヤフラ
ム(振動板)7の組み合わせ(セグメント)を増やすこ
とにより振動板面積を拡大することが可能となる。この
スピーカユニットAの寸法は、例えば、厚さ25mm、
幅115mm、高さ136mmであり、また、その最大
振幅は10mmp−p(at 600gf)、耐入力は
60Wである。なお、ボイルコイル6は図示の都合上、
図3(B)にその一部しか図示してはいないが、後述す
るように、振動板7を構成する各頂上部7a1〜7a7
の底部周囲に密にそれぞれ巻回されている。 【0004】フレーム1は、超耐熱ABS樹脂等の耐熱
性樹脂で成型されてなる枠体である。このフレーム1は
その四隅に設けられたねじ穴1A〜1Dを介して図示せ
ぬスピーカキャビネットにねじ留め固定される(スピー
カキャビネットの寸法は、例えば、厚さ60mm、幅1
20mm、高さ500mm)。また、フレーム1の裏側
全面にはリアプレート2が強固にねじ留め固定され、一
方、その表側(振動板7側)の四隅には4つのダンパー
8が接着固定される。この4つのダンパー8で振動板7
の四隅を振動自在に支持するのである。 【0005】リアプレート2は、鉄等の金属板で形成さ
れており、長手状ポールピース4をその上面に接着した
長手状マグネット3をそれぞれ固定するベース板であ
る。このリアプレート2の裏側全面には多数の空気抜き
スリット・穴が設けられると共に、ボイルコイル6の始
端、終端に接続する一対のスピーカ端子が設けられてい
る(いずれも図示せず)。一方、このリアプレート2の
表側(振動板7側)には、前記した如く、長手状マグネ
ット3が接着された長手状ポールピース4の両端がガイ
ドピン5でねじ留め固定される。図示する例では、長手
状マグネット3は7本が互いに平行に併設される。 【0006】マグネット3は、ストロンチウムフェライ
ト等のフェライトを焼結してなるマグネットである。そ
して、前記したように、このマグネット3をリアプレー
ト2の表側(振動板7側)に固定した場合に、リアプレ
ート2に接するマグネット3の一面がN極となり、一
方、ポールピース4に接するマグネット3の他面(振動
板7側)がS極となるように、このマグネット3は着磁
されている。このマグネット3の寸法は、例えば、長さ
80mm、幅5mm、厚さ8mmである。 【0007】ポールピース4は、鉄等の金属板で形成さ
れており、マグネット3をリアプレート2に固定するた
めの一対のねじ穴をその両端部に備えている。ボイルコ
イル6は、振動板7を構成する各頂上部7a1〜7a7
の周囲にそれぞれ順次巻回した被覆銅線である。前記し
たように、このボイルコイル6の始端、終端(図示せ
ず)にはリアプレート2上に設けられた一対のスピーカ
端子にそれぞれ接続される。このボイルコイル6を振動
板7を構成する各頂上部7a1〜7a7の周囲に巻回す
ることについての詳細は後述する。 【0008】ダイヤフラム(振動板)7は、ボイルコイ
ル6の発熱に耐えかつ振動板としての機械的特性に優れ
たポリイミド(PI)フィルムを用い、これを一体成型
したものである。また、振動板7の軽量化のためには、
振動板自体を極力薄くする必要があるが、ここで用いる
振動板7の厚さは75μmとした。この振動板7は前記
したように、リアプレート2上に固定されたマグネット
3及びポールピース4上に被着され、その周囲をウレタ
ン等からなるエッジ9でフレーム1に位置決め固定され
る。 【0009】ダンパー8は、振動板7を振動自在に支持
するものであり、バネ性、耐衝撃性耐熱性がそれぞれ高
い物質であるポリカーボネート等の熱可塑性の樹脂から
なる。限られたスペースで最大振幅10mmp−pを得
るために、多段の板バネ構造とする。このダンパー8は
フレーム1の四隅に固定されるので、各ダンパー8当り
150gfで10mmp−pの変位となる。この負荷を
4個の両端支持梁構造で受け持つ。さらに、振動板7の
面方向の引っ張り荷重はダンパー8の中心部の連結部分
で受け持つ構造である。そして梁構造を扇型に配置して
省スペースを図っている。 【0010】さて、前述した振動板7は、図4(A),
(B)に示すように、長手状の複数の頂上部7a1〜7
a7、平面部7b、外周部7cから構成され、これら頂
上部7a1〜7a7、平面部7b、外周部7cは一体に
成型される。また、頂上部7a1〜7a7は振動版7の
裏側(リアプレート2側)から表側に向って、曲面凸状
(***)に成型されている。ここで、振動版7の表側は
全面駆動薄型スピーカユニットAの正面側である。頂上
部7a1〜7a7は振動板7の長手方向(図3(A),
図4(A)中、上下方向)に7本並列してなり、また、
各頂上部7a1〜7a7の断面形状は、図4(B)中、
A−A´線で縦断した凸状(蒲鉾状,半円柱形状)であ
る。この主振動部7Aの周囲は外周部7cが形成されて
いる。 【0011】こうして、上述した構成の全面駆動薄型ス
ピーカユニットAの一対のスピーカ端子間に、音声信号
(駆動電流)を供給することによって、振動板7の各頂
上部7a1〜7a7は紙面に対して前後に均一に全面振
動することになる。 【0012】 【発明が解決しようとする課題】さて、前記したよう
に、振動板7上に並列配置した各頂上部7a1〜7a7
に巻回してあるボイスコイル6に駆動電流を供給する
と、頂上部7a1〜7a7の両端部7aa,7ab付近
とその中央部7ac付近とでは、その駆動力に差が生じ
てしまう。この結果、主振動部7Aとして頂上部7a1
〜7a7は一体に振動しない。つまり頂上部7a1〜7
a7はそれぞれ勝手に分割振動(分割共振)を起こして
しまう。 【0013】これにより、前述した従来の全面駆動薄型
スピーカユニットAでは、図5に示すように、その特性
Aは中域(約800Hz〜約4kHz)において音圧が
最大で40dBのディップが生じており、これ以外の他
の音域よりも格段にレベル変動が大きい。このために、
中域においてフラットな音圧周波数特性を得ることがで
きなかった。 【0014】本発明は、全周波数帯域においてフラット
な音圧を得ることができないという課題を解決するため
に、特に、各頂上部の長手方向と直交する方向に複数に
分割した分割部分から構成することにより、主振動部と
して頂上部を一体に振動させて、全周波数帯域において
フラットな音圧を得ることができる電気音響変換器を提
供することを目的とする。 【0015】 【課題を解決するための手段】上記した課題を解決する
ために、本発明は、下記の構成になる電気音響変換器を
提供する。 【0016】 平板状の振動板を全面駆動する電気音響
変換器であって、前記振動板は、長手状の複数の突起部
が並列して配置され、各前記突起部はその長手方向と直
交する方向に複数に分割された分割部分からそれぞれ構
成され、各前記突起部を構成する複数の前記分割部分は
それぞれ、当該突起部の一端から他端に向って順次相補
的な形状をしており前記複数の突起部を構成する前記
複数の分割部分の各分割線は、前記長手方向と直交する
方向に揃っている、ことを特徴とする電気音響変換器。 【0017】 【0018】 【0019】 【0020】 【発明の実施の態様】以下、本発明の電気音響変換器に
ついて、図面に沿って第1,第2実施例の順に説明す
る。図1,図6はそれぞれ本発明の電気音響変換器の第
1,第2実施例を説明するための図であり、各図(A)
は電気音響変換器の正面図,各図(B)は電気音響変換
器の右側面断面図、図2は本発明の電気音響変換器の第
1実施例を構成する振動板を説明するための図であり、
同図(A)は振動板の正面図,同図(B)は振動板をA
−A´線で縦断した縦断断面,同図(C)は振動板をB
−B´線で縦断した縦断断面である。図7は本発明の電
気音響変換器を構成するダンパーを説明するための図で
ある。前述したものと同一構成部分には同一符号を付
し、その説明を省略する。 【0021】(1)本発明の第1実施例(全面駆動薄型
スピーカユニットAA)について 本発明の電気音響変換器の第1実施例である全面駆動薄
型スピーカユニットAAは、前述した図3,図4に示し
たスピーカユニットAとほぼ同一構成のものであり、特
に、振動板の形状を変更しただけのものであり、それ以
外の構成は従来のものと同一である。以下の説明におい
ては、この振動板についてのみ説明することにする。具
体的は、この振動板70は、前述した図3,図4に示し
た振動板7における頂上部7a1〜7a7を、その長手
方向と直交する方向に、節となる分割線a1〜a7,b
1〜b7,c1〜c7,d1〜d7で複数分割したもの
とほぼ同一のものである。 【0022】本発明の全面駆動薄型スピーカユニットA
Aは、図1に示すように、フレーム1、リアプレート
2、マグネット3、ポールピース4、ガイドピン5、ボ
イルコイル6、ダイヤフラム(振動板)70、ダンパー
8、エッジ9から大略構成される。 【0023】振動板70は、図2中、上下方向の長手方
向に形成された長手状の複数の頂上部70a1〜70a
7、平面部70b、外周部70cから構成され、これら
頂上部70a1〜70a7、平面部70b、外周部70
cは一体に成型される。同図中、頂上部70a1〜70
a7はが振動板70上に一体に形成されてあるが、この
頂上部の数は、目的とする特性を得るために必要に応じ
て適宜変更できることは言うまでもない。例えば頂上部
の数は奇数(5,7,9,11)としても良い。 【0024】頂上部70a1〜70a7は、その長手方
向と直交する方向(図2中、左右方向)に、節となる分
割線a1〜a7,b1〜b7,c1〜c7,d1〜d7
で5分割されている。この分割線a1〜a7,b1〜b
7,c1〜c7,d1〜d7は、単なる直線状ではな
く、頂上部70a1〜70a7を押圧成型してなるライ
ン凹部(あるいはリブ状ライン)であり、これによっ
て、狭い幅の凹,凸状のリブとなしたものであり、これ
によって剛性を高めたものである。この分割線の数は頂
上部70a1〜70a7の横方向に4本設けられている
が、目的とする特性を得るために必要に応じて適宜変更
できることは言うまでもない。例えば分割線の数は偶数
(2,4,6,8,10,12)としても良い。 【0025】具体的には、頂上部70a1は分割線a
1,b1,c1,d1で分割部分T1〜T5に分割され
る。同様に、頂上部70a2は分割線a2,b2,c
2,d2で分割部分U1〜U5に分割され、頂上部70
a3は分割線a3,b3,c3,d3で分割部分V1〜
V5に分割され、頂上部70a4は分割線a4,b4,
c4,d4で分割部分W1〜W5に分割され、頂上部7
0a5は分割線a5,b5,c5,d5で分割部分X1
〜X5に分割され、頂上部70a6は分割線a6,b
6,c6,d6で分割部分Y1〜Y5に分割され、そし
て、頂上部70a7は分割線a7,b7,c7,d7で
分割部分Z1〜Z5に分割される。これら分割部分はダ
ンパー8に取り付ける際に、頂上部70a1〜70a7
の両端部70aa,70abにおける分割部分T1,U
1,V1,W1,X1,Y1,Z1、T5,U5,V
5,W5,X5,Y5,Z5は凸状が好ましい。また、
頂上部70a1〜70a7の中央部70acにおける分
割部分T3,U3,V3,W3,X3,Y3,Z3も凸
状が好ましい。この理由は、頂上部70a1〜70a7
を奇数分割にするためである。 【0026】前記した分割線a1〜a7,b1〜b7,
c1〜c7,d1〜d7の間隔は、図1,図2に示すよ
うに、均等であるが、目的とする特性を得るために必要
に応じて適宜その間隔を設定できることは勿論である。
なお、分割線a1〜a7,b1〜b7,c1〜c7,d
1〜d7の間隔を均等にすれば振動板70の金型製造の
際にも有利であるが、この間隔を均等としなくても剛性
さえ確保されてあれば良い。 【0027】前述した頂上部70a1〜70a7を構成
する分割部分T1〜Z5のうち、分割部分T1,T3,
T5、U1,U3,U5、V1,V3,V5、W1,W
3,W5、X1,X3,X5、Y1,Y3,Y5、Z
1,Z3,Z5は、平面部70b上に蒲鉾形状(半円柱
形状,凸状)で形成されており、また、その断面形状
は、図2(B)に示すA−A´線で縦断した断面形状で
ある。 【0028】一方、頂上部70a1〜70a7を構成す
る分割部分T1〜Z5のうち、分割部分T2,T4、U
2,U4、V2,V4、W2,W4、X2,X4、Y
2,Y4、Z2,Z4は、平面部70b上に、前記した
蒲鉾形状とは相補的な形状である湾曲形状(前記した蒲
鉾形状の頂部とは逆の形状、凹状)で形成されており、
また、その断面形状は図2(C)に示すB−B´線で縦
断した断面形状である。上述したように、隣接する分割
部分が互いに相補的な形状に整形されているから(例え
ば、分割部分T1−T2間、T5)、頂上部70a1〜
70a7の長手方向に対して垂直に加わる力(あるいは
長手方向と直交する力)に対して機械的強度(剛性)が
増加するから、互いに隣接する分割部分が揃って振動せ
ずに、一方が他方よりも大きく又は小さく振動をし始め
ようとする際に、相補的にこの振動成分の発生を未然に
防止することができる。 【0029】この結果、頂上部70a1〜70a7を構
成する分割部分T1〜Z5は、蒲鉾形状の分割部分と湾
曲形状の分割部分とが交互にその長手方向に隣接配置さ
れることになる。こうした頂上部70a1〜70a7は
主振動部70Aを形成する。この主振動部70Aの四周
は4つの外周部70cが形成される。こうした構成の振
動板70はポリエルテル、ポリエチレン、ポリプロピレ
ン等の温度によって硬度が比較的に影響されない合成樹
脂の厚さが10μm〜100μm程度のフィルム、或い
は、複数枚のこうしたフィルムが重ね合わされた複合フ
ィル等の部材から形成されても良い。 【0030】この結果、本発明の全面駆動薄型スピーカ
ユニットAAは、図5に示すように、その特性Bは中域
(約800Hz〜約4kHz)においては音圧が最大で
20dBのディップに抑えることができる。このこと
は、上述した従来のスピーカユニットAの特性Aと比較
して約半分にディップを改善することができた。この結
果、中域においてよりフラットな音圧周波数特性を得る
ことができ、よって、全周波数帯域においてフラットな
音圧を得ることができる。 【0031】(2)本発明の第2実施例(全面駆動薄型
スピーカユニットBB)について 本発明の電気音響変換器の第2実施例である全面駆動薄
型スピーカユニットBBは、前述した図1に示した本発
明の第1実施例である全面駆動薄型スピーカユニットA
Aとほぼ同一構成のものであり、特に、振動板及びダン
パーの形状を変更しただけのものであり、これ以外の構
成は全面駆動薄型スピーカユニットAAと同一構成を有
する。以下の説明においては、この振動板700及びダ
ンパー80について、主に説明することにする。 【0032】本発明の全面駆動薄型スピーカユニットB
Bは、図6に示すように、フレーム1と同様な構成であ
って、ねじ穴10A〜10Dを備えたフレーム10、リ
アプレート2と同様な構成であるリアプレート20、マ
グネット3、ポールピース4、ガイドピン5、ボイルコ
イル6、ダイヤフラム(振動板)700、ダンパー8
0、エッジ9から大略構成される(図示の都合上、マグ
ネット3、ポールピース4、ガイドピン5は図示してい
ない)。前述したものと同一構成部分には同一符号を付
しその説明を省略する。 【0033】振動板700は、前述した図1,図2に示
した振動板70における7本の頂上部70a1〜70a
7と同様に配置された、5本の頂上部700a1〜70
0a5を、その長手方向(図6中上下方向)と直交する
方向に、節となる8本の分割線a10〜a50,b10
〜b50,c10〜c50,d10〜d50,e10〜
e50,f10〜f50,g10〜g50,h10〜h
50で複数分割(9分割)したものである。 【0034】また、この振動板700は、前述した振動
板7,70と同様な構成ものである。即ち、ボイルコイ
ル6の発熱に耐えかつ振動板としての機械的特性に優れ
たポリイミド(PI)フィルムを用い、これを一体成型
したものである。また、振動板700の軽量化のために
は、振動板自体を極力薄くする必要があるが、ここで用
いる振動板700の厚さを75μmとしたものである。
この振動板700はリアプレート20上に固定されたマ
グネット3及びポールピース4上に被着され、その周囲
をウレタン等からなるエッジ9でフレーム10に位置決
め固定される。 【0035】振動板700は、図6中上下方向の長手方
向に形成された、長手状の複数の頂上部700a1〜7
00a5、平面部700b、外周部700cから構成さ
れ、これら頂上部700a1〜700a5、平面部70
0b、外周部700cは一体に成型される。同図中、頂
上部700a1〜700a5は振動板700上に一体に
形成されており、その数は5である。 【0036】頂上部700a1〜700a5は、その長
手方向と直交する方向(図6中、左右方向)に、節とな
る分割線a10〜a50,b10〜b50,c10〜c
50,d10〜d50,e10〜e50,f10〜f5
0,g10〜g50,h10〜h50でそれぞれ9分割
されている。この分割線a10〜a50,b10〜b5
0,c10〜c50,d10〜d50,e10〜e5
0,f10〜f50,g10〜g50,h10〜h50
は、単なる直線状ではなく、頂上部700a1〜700
a5を押圧成型してなるライン凹部(あるいはリブ状ラ
イン)であり、これによって、狭い幅の凹,凸状のリブ
となしたものであり、これによって剛性を高めたもので
ある。この分割線の数は頂上部700a1〜700a5
の横方向に8本設けられている。 【0037】具体的には、頂上部700a1は8本の分
割線a10,b10,c10,d10,e10,f1
0,g10,h10で分割部分T10〜T90に9分割
される。同様に、頂上部700a2は8本の分割線a2
0,b20,c20,d20,e20,f20,g2
0,h20で分割部分U10〜U90に9分割され、頂
上部700a3は8本の分割線a30,b30,c3
0,d30,e30,f30,g30,h30で分割部
分V10〜V90に9分割され、頂上部700a4は8
本の分割線a40,b40,c40,d40,e40,
f40,g40,h40で分割部分W10〜W90に9
分割され、そして、頂上部700a5は8本の分割線a
50,b50,c50,d50,e50,f50,g5
0,h50で分割部分X10〜X90に9分割される。
これら分割部分はダンパー80に取り付ける際に、頂上
部700a1〜700a5の両端部の分割部分T10,
U10,V10,W10,X10、T90,U90,V
90,W90,X90は凸状が好ましい。また、頂上部
700a1〜700a5の中央部における分割部分T5
0,U50,V50,W50,X50も凸状が好まし
い。この理由は、頂上部700a1〜700a5をそれ
ぞれ奇数分割にするためである。 【0038】前記した分割線a10−b10−c10−
d10−e10−f10−g10−h10の各間隔、分
割線a20−b20−c20−d20−e20−f20
−g20−h20の各間隔、分割線a30−b30−c
30−d30−e30−f30−g30−h30の各間
隔、分割線a40−b40−c40−d40−e40−
f40−g40−h40の各間隔、分割線a50−b5
0−c50−d50−e50−f50−g50−h50
の各間隔は、図6に示すように均等であるが、目的とす
る特性を得るために必要に応じて適宜その間隔を設定で
きることは勿論である。なお、上記したように、隣接す
る分割線の間隔を均等にすれば振動板700の金型製造
の際にも有利であるが、この間隔を均等としなくても剛
性さえ確保されてあれば良い。 【0039】前述した頂上部700a1〜700a5を
構成する分割部分T10〜X90のうち、分割部分T1
0,T30,T50,T70,T90、U10,U3
0,U50,U70,U90、V10,V30,V5
0,V70,V90、W10,W30,W50,W7
0,W90、X10,X30,X50,X70,X90
は、平面部700b上に蒲鉾形状(半円柱形状,凸状)
で形成されており、また、その断面形状は、前述した分
割部分T1,T3,T5、U1,U3,U5、V1,V
3,V5、W1,W3,W5、X1,X3,X5、Y
1,Y3,Y5、Z1,Z3,Z5を、図2(B)に示
したA−A´線で縦断した断面形状と同一形状のもので
ある。 【0040】一方、前述した頂上部700a1〜700
a5を構成する分割部分T10〜X90のうち、分割部
分T20,T40,T60,T80、U20,U40,
U60,U80、V20,V40,V60,V80、W
20,W40,W60,W80、X20,X40,X6
0,X80は、平面部700b上に、前記した蒲鉾形状
とは相補的な形状である湾曲形状(前記した蒲鉾形状の
頂部とは逆の形状、凹状)で形成されており、また、そ
の断面形状は、前述した分割部分T2,T4、U2,U
4、V2,V4、W2,W4、X2,X4、Y2,Y
4、Z2,Z4を、図2(C)に示したB−B´線で縦
断した断面形状と同一形状のものである。上述したよう
に、隣接する分割部分が互いに相補的な形状に整形され
ているから、頂上部700a1〜700a5の長手方向
に対して垂直に加わる力(あるいは長手方向と直交する
力)に対して機械的強度(剛性)が増加するから、互い
に隣接する分割部分が揃って振動せずに、一方が他方よ
りも大きく又は小さく振動をし始めようとする際に、相
補的にこの振動成分の発生を未然に防止することができ
る。 【0041】この結果、頂上部700a1〜700a5
を構成する分割部分T10〜X90は、蒲鉾形状の分割
部分と湾曲形状の分割部分とが交互にその長手方向に隣
接配置されることになる。こうした頂上部700a1〜
700a5は主振動部700Aを形成する。この主振動
部700Aの四周は4つの外周部700cが形成され
る。こうした構成の振動板700はポリエルテル、ポリ
エチレン、ポリプロピレン等の温度によって硬度が比較
的に影響されない合成樹脂の厚さが10μm〜100μ
m程度のフィルム、或いは、複数枚のこうしたフィルム
が重ね合わされた複合フィル等の部材から形成されても
良い。 【0042】ところで、前記したダンパー80は、前述
したダンパー8と同様に、エッジ9を用いてフレーム1
0内にその全周囲を強固に接着固定されている振動板7
00を、フレーム10内において振動自在に支持(係
止)するものであり、バネ性、耐衝撃性耐熱性がそれぞ
れ高い物質であるポリカーボネート等の熱可塑性の樹脂
からなる。限られたスペースで最大振幅10mmp−p
を得るために、板バネ構造及び両端支持梁構造を備えて
おり、このダンパー80を1対(2つ)用いて(ダンパ
ー80A,80Bを用いて)、フレーム10の上下各辺
及びその各両端部(図6中、フレーム10内の上下2辺
及びその各左右両端部)に、振動板700の上下各辺及
びその各両端部(図6中、振動板700の上下2辺及び
その各左右両端部)を、共に確実に係止支持することが
できる。各ダンパー80(ダンパー80A,80B)当
り、150gfで10mmp−pの変位となる。さら
に、振動板700の面方向の引っ張り荷重はダンパー8
0(ダンパー80A,80B)の中心部の連結部分で受
け持つ構造である。このダンパー80は、前記した他
に、発泡プラスチック、プラスチックにより目止めされ
た布等の柔らかい部材、または、金属部材でも形成する
ことができる。 【0043】前記したダンパー80(80A,80B)
の構造は、図7に示すように、フレーム取付部80a、
4つのバネ部80b1,80b2,80c1、80c
2、振動板係止部80d、連接部80eから構成され
る。フレーム取付部80aはフレーム10の上辺、下辺
にそれぞれ係止されるU字状のフレームである。このフ
レーム取付部80aは2つのバネ部80b1の各一端及
び2つのバネ部80b2の各一端を連接係止する。振動
板係止部80dは振動板700の上辺、下辺にそれぞれ
係止される。この振動板係止部80dは2つのバネ部8
0c1の各一端及び2つのバネ部80c2の各一端を連
接係止する。連接部80eは2つのバネ部80b1の各
他端及び2つのバネ部80b2の各他端に連接すると共
に、2つのバネ部80c1の各他端及び2つのバネ部8
0c2の各他端に連接する。また、前記したバネ部80
b1,80b2,80c1,80c2はフレーム取付部
80a、振動板係止部80d、連接部80eの厚さより
もより肉薄である。この結果、フレーム取付部80a、
振動板係止部80d、連接部80eの間では2段の板バ
ネ構造が生じるから、これにより、連接部80eを梁と
して、振動板係止部80dが振動板700の振動方向に
自在に変位可能なようにこれを係止することができる。
このように、前記したフレーム取付部80a,バネ部8
0b1,80b2,連接部80eは、ダンパー80(8
0A,80B)を構成する第2の係止部80abを構成
している。一方、前記したバネ部80c1,80c2,
振動板係止部80dは、ダンパー80(80A,80
B)を構成する第1の係止部80aaを構成している。 【0044】前記した振動板係止部80dは、振動板7
00の円弧状の頂上部700a1〜700a5の下縁を
係止するための逆円弧状係止部80d1〜80d5を備
えている。この逆円弧状係止部80d1〜80d5は支
持部80d6により一体的に支持される。前記したよう
に、こうした構成のダンパー80は、フレーム取付部8
0a、振動板係止部80d、連接部80eの間では2段
の板バネ構造が生じるから、これにより、連接部80e
を梁として、振動板係止部80dが振動板700の振動
方向に自在に変位可能なようにこれを係止することがで
きる。 【0045】こうして、ダンパー80は、前述したよう
に、4つのダンパー8を用いて取り付ける従来のものと
場合と比較して、フレーム10の上下各辺及びその各両
端部(図6中、フレーム10内の上下2辺及びその各左
右両端部)に、振動板700を、共に確実に係止支持す
ることができる。 【0046】この結果、全面駆動薄型スピーカユニット
BBは、幅方向(図6中の上下方向)の振動板700の
剛性が一段と高められ、かつ、幅方向(図6中の左右方
向)の振動板700の分割振動が一段と低減されるか
ら、全面駆動薄型スピーカユニットA,AAと比較し
て、振動板700上に並列配置した各頂上部700a1
〜700a5に巻回してあるボイスコイル6に駆動電流
を供給すると、頂上部700a1〜700a5の両端部
付近とその中央部付近とでは、その駆動力の差がほとん
どなくなる結果、頂上部700a1〜7a005は一体
に振動することになる。つまり頂上部700a1〜70
0a5はそれぞれ勝手に分割振動(分割共振)を生ずる
こと無く、振動板700上のいずれの場所であっても、
位相が揃った音声を平面状出力することができる。これ
により、全面駆動薄型スピーカユニットBBは、前述し
た全面駆動薄型スピーカユニットAAの音圧周波数特性
における高域成分をS/N良く再現することができる。 【0047】 【発明の効果】上述した構成の本発明の電気音響変換器
は、振動板の駆動力が全面において一様となるので、分
割振動等の好ましくない振動の発生を防止することがで
きるので、全周波数帯域においてフラットな音圧を得る
ことができる。また、幅方向における振動板の剛性を一
段と高め、かつその幅方向の分割振動を一段と低減した
から、振動板の中央部と両端部とではの駆動力はほぼ均
一なものが得られる結果、振動板全体を一体に振動させ
ることになる。この結果、振動板のいずれの部分におい
ても位相が揃った音声を平面状出力することができ、こ
れにより、音圧周波数特性における高域成分を一段とS
/N良く再現することができる効果がある。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の電気音響変換器の第1実施例を説明す
るための図である。 【図2】本発明の電気音響変換器の第1実施例をを構成
する振動板を説明するための図である。 【図3】従来の電気音響変換器を説明するための図であ
る。 【図4】電気音響変換器を構成する振動板を説明するた
めの図である。 【図5】本発明の電気音響変換器の音圧周波数特性と従
来の電気音響変換器の音圧周波数特性とを比較した図で
ある。 【図6】本発明の電気音響変換器の第2実施例を説明す
るための図である。 【図7】本発明の電気音響変換器を構成するダンパーを
説明するための図である。 【符号の説明】 1,10 フレーム(枠体) 7,700 振動板 7a1〜7a7,70a1〜70a7,700a1〜7
00a5 頂上部(突起部) 8,80,80A,80B ダンパー 80aa,80ab 第1,第2の係止部 80d 振動板係止部 80d1〜80d5 逆円弧状係止部 A,AA,BB 全面駆動薄型スピーカユニット(電気
音響変換器) a1〜a7,b1〜b7,c1〜c7,d1〜d7,a
10〜a50,b10〜b50,c10〜c50,d1
0〜d50,e10〜e50,f10〜f50,g10
〜g50,h10〜h50 分割線 U1〜U5,V1〜V5,W1〜W5,X1〜X5,Y
1〜Y5,Z1〜Z5,T10〜T90,U10〜U9
0,V10〜V90,W10〜W90,X10〜X90
分割部分
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04R 9/00 H04R 9/06 H04R 7/04

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】平板状の振動板を全面駆動する電気音響変
    換器であって、前記振動板は、 長手状の複数の突起部が並列して配置され、 前記突起部はその長手方向と直交する方向に複数に分
    割された分割部分からそれぞれ構成さ各前記突起部を構成する複数の前記分割部分はそれぞ
    れ、当該突起部の一端から他端に向って順次相補的な形
    状をしており前記複数の突起部を構成する前記複数の分割部分の各分
    割線は、前記長手方向と直交する方向に揃っている、
    とを特徴とする電気音響変換器。
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