JP3500373B2 - カラー画像処理装置 - Google Patents

カラー画像処理装置

Info

Publication number
JP3500373B2
JP3500373B2 JP2001392437A JP2001392437A JP3500373B2 JP 3500373 B2 JP3500373 B2 JP 3500373B2 JP 2001392437 A JP2001392437 A JP 2001392437A JP 2001392437 A JP2001392437 A JP 2001392437A JP 3500373 B2 JP3500373 B2 JP 3500373B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
color
unit
shadow
image
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2001392437A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2002237964A (ja
Inventor
愼二 山川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2001392437A priority Critical patent/JP3500373B2/ja
Publication of JP2002237964A publication Critical patent/JP2002237964A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3500373B2 publication Critical patent/JP3500373B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Facsimile Image Signal Circuits (AREA)
  • Color Image Communication Systems (AREA)
  • Image Processing (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディジタルカラー
複写機のようなカラー画像形成装置におけるカラー画像
処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般的なディジタルカラー複写機では、
原稿画像のR(赤)、G(緑)、B(青)の各データを
パラレルで同時に入力してY(イエロー)、M(マゼン
タ)、C(シアン)、K(黒)の各データに変換し、各
データ毎に面順次で処理することによりカラー画像を形
成する。この場合、YMCKの各信号が面順次で出力さ
れるので、画像形成時には4回スキャンが行われる。
【0003】このようなディジタルカラー複写機におけ
るカラー画像処理装置では、例えばRGBの各データを
パラレルで処理することによりカラーの影付け処理や中
抜き処理を行ったり、白黒の影付け処理や中抜き処理を
行うように構成されているが、従来、この種のカラー画
像処理を行う場合、少なくともRGBの各データを3ラ
イン分記憶するためのメモリを備え、このメモリの記憶
エリアを利用して処理を行う。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のカラー画像処理装置では、RGBの各データを3ラ
イン分記憶するためのメモリを必要とするので、メモリ
容量とハードウエアが大規模化するという問題点があ
る。
【0005】本発明は上記従来の問題点に鑑み、簡単な
構成のメモリ容量とハードウエアで影付け処理を行うこ
とができるカラー画像処理装置を提供することを目的と
する。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
第1の手段は、R、G、Bの色データをY、M、C、黒
の色データに変換してこのデータを順に出力する色補正
手段と、R、G、Bの各データをそれぞれ1ビットに2
値化して合計3ビットに変換する2値化手段と、前記2
値化手段により2値化されたデータを色コードに変換す
る変換手段と、前記変換手段により変換された色コード
を記憶するラインメモリと、作像中に前記ラインメモリ
に記憶された色コードから出力中の色成分を含むデータ
を抽出して影付けのために移動させる移動手段と、前記
移動手段により抽出されたデータ以外であって、白以外
の色成分を含むデータを前記ラインメモリに記憶された
データから抽出する抽出手段とを備えたことを特徴とす
る。
【0007】 第2の手段は、R、G、Bの色データを
Y、M、C、黒の色データに変換してこのデータを順に
出力する色補正手段と、R、G、Bの各データをそれぞ
れ1ビットに2値化して合計3ビットに変換する2値化
手段と、前記2値化手段により2値化されたデータを色
コードに変換する変換手段と、前記変換手段により変換
された色コードを記憶するラインメモリと、作像中に
記ラインメモリに記憶された色コードから出力中の色成
分を含むデータを抽出して影付けのために移動させる第
1の移動手段と、前記移動手段により抽出されたデータ
以外であって、白以外の色成分を含むデータを前記ライ
ンメモリに記憶されたデータから抽出して影付けのため
移動させる第2の移動手段とを備え、前記第2の移動
手段が白以外の色成分を含むデータを抽出した時に前記
第1の移動手段が移動を中止することを特徴とする。
【0008】 第3の手段は、第1または第2の手段に
おいて、前記移動手段によるデータの移動量を変更する
移動量変更手段を備えていることを特徴とする。
【0009】
【作用】第1の手段では、R、G、Bの各データがそれ
ぞれ1ビットに2値化されて合計3ビットに変換され、
このデータが色コードに変換されてラインメモリに記憶
されるので、カラー画像を影付け処理する場合にライン
メモリの容量を減少することができる。
【0010】 第3の手段では、移動量変更手段により
データの移動量を変更することが可能なので、任意の幅
でカラー画像を影付け処理することができる。
【0011】第3の手段では、移動条件が変更可能であ
るので、任意の幅でカラー画像を影付け処理することが
できる。
【0012】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図1は本発明に係るカラー画像処理装置の一実施
例を示すブロック図、図2は図1のカラー画像処理装置
が適用されたカラーディジタル複写機の概略を示すブロ
ック図、図3は図2の画像処理部の詳細な構成を示すブ
ロック図、図4は図3の加工編集部の詳細な構成を示す
ブロック図、図5は図1の中抜き部の詳細な構成を示す
ブロック図、図6は図1のラインメモリの詳細な構成を
示すブロック図、図7は図1の影付け部の詳細な構成を
示すブロック図、図8は図7の影処理部「1」の詳細な
構成を示すブロック図、図9は図7の影処理部「2」の
詳細な構成を示すブロック図、図、図10は図5の細ら
せ処理部の詳細な構成を示すブロック図、図11は図5
の中抜き生成部の詳細な構成を示すブロック図、図12
は図1の合成部の詳細な構成を示すブロック図、図13
は図1における画像処理の概要を示す説明図、図14は
輪郭抽出パターンを示す説明図、図15は立体影を示す
説明図、図16は平影を示す説明図、図17は立体影を
生成する動作を示す説明図、図18は平影を生成する動
作を示す説明図、図19はホワイトモードにおける中抜
き処理を示す説明図、図20および図21はカラーモー
ドにおける中抜き処理を示す説明図、図22はホワイト
モードの中抜き処理と立体影付け処理を行う場合を示す
説明図、図23はカラーモード中抜き処理と平影付け処
理を行う場合を示す説明図、図24はカラーモード中抜
き処理と平影付け処理を行う場合を示す説明図、図25
はRGBデータと色の関係を示す説明図、図26はRG
Bデータの展開データを示す説明図、図27は図5に示
す中抜き部の色コード生成部におけるRGBデータの変
換コードを示す説明図、図28〜図30は図7に示す影
付け部の色コード生成部におけるRGBデータの変換コ
ードを示す説明図である。
【0013】本実施例が適用されたカラーディジタル複
写機では図2に示すように、原稿が画像読み取り部10
0により読み取られてR、G、Bのディジタルデータに
変換され、このR、G、Bのディジタルデータが図3に
詳しく示すような画像処理部101により処理されて
Y、M、C、Kの各データに変換される。そして、画像
記録部102ではYMCKの各信号が面順次で走査さ
れ、カラー画像が転写紙上に形成される。
【0014】図3において、画像読み取り部100によ
り読み取られたR、G、Bのディジタルデータは、第1
のγ補正部201においてグレーバランスが調整される
とともに、対数データから濃度データに変換され、第1
のフィルタ202と平滑化フィルタ212にパラレルに
出力される。第1のフィルタ202は、このデータに対
して画像読み取り部100のMTF補正を行い、色補正
部203は1次のマスキング方程式でR、G、Bデータ
をY、M、C、Kデータに変換する。ここで、画像記録
部102ではYMCKの各信号が面順次で走査されるの
で、色補正部203はY、M、C、Kデータの1つを順
次出力する。多値変倍部204は変倍時に主走査方向に
変倍し、図4に詳しく示すような加工編集部205に出
力する。他方、平滑化フィルタ212は、第1のγ補正
部201からのRGBデータをそれぞれ独立して平滑化
処理し、2値化部213はこのRGBデータを視覚感度
に応じた2値化処理を行い、合計7色(RGBYMC
K)を表現する。この場合の出力はRGBデータがそれ
ぞれ1ビットであって合計3ビットであり、2値変倍部
214は変倍時にこのRGBの2値データを独立して主
走査方向に変倍し、加工編集部205に出力する。
【0015】加工編集部205はYMCKの多値データ
とRGBの2値データを用いてミラー、影付け、中抜き
等の画像処理を行い、第2のフィルタ206はこの画像
処理データに対して平滑化処理や鮮鋭化処理を行う。つ
いで、第2のγ補正部207は画像記録部102のγ特
性に応じた補正を行い、階調処理部208はディザや濃
度パターン法で中間調処理を行って画像記録部102に
出力する。
【0016】図4を参照すると、加工編集部205は公
知のミラー・斜体部301と、本発明に係る中抜き・影
付け部302を有する。ミラー・斜体部301は画像デ
ータと2値データを1ラインまたは2ライン分蓄積可能
なメモリを有し、このメモリの読み出し開始アドレスを
変化するとシフト処理や斜体処理を実現することがで
き、また、アドレスが逆から読み出されると鏡像(ミラ
ー)処理を実現することができる。
【0017】図1を参照して中抜き・影付け部302の
詳細な構成を説明する。この中抜き・影付け部302は
RGBの2値データの組み合わせを基に中抜き・影付け
処理を行い、その結果をYMCKの多値データに合成す
るように構成されている。なお、図25に示すように画
像データは、RGBデータがともに「H」の場合に白と
なり、「L」の場合にYMCKともに濃度が最も濃くな
るデータである。
【0018】中抜き部401、影付け部402はそれぞ
れ、図6に詳しく示すようなn(=8)ビット×1ライ
ンのメモリ404、405を用いて中抜き処理、影付け
処理を行い、それぞれのデータNin、Kinが合成部40
3においてYMCKの多値データPinと合成される。図
5を参照して中抜き部401の構成を説明すると、ま
ず、色コード生成部501はRGBの各2値データに応
じた色コードC0、C1に変換し、ラインメモリ404
のデータMout0、Mout1として出力する。
【0019】ここで、入力データMin0 〜Min7 と、ラ
インメモリ404に対する出力データMout0〜Mout7の
関係は、色コード生成部501の出力コードC0が出力
データMout0に対応し、出力コードC1が出力データM
out1に対応し、入力データMin0 〜Min5 がそれぞれ出
力データMout2〜Mout7に対応しており、したがって、
ラインメモリ404には出力コードC0、C1が4ライ
ン分蓄えられている。また、中抜き生成部530の出力
OUT1が中抜き領域を示し、出力OUT0が輪郭を示
している。
【0020】色コードデコード部510〜514はカラ
ーモードと、ホワイトモードと指定色モードの各モード
においてこの色コードC0、C1を図26に示すような
データY0〜Y2(D0〜D4)に展開(デコード)す
る。そして、細らせ処理部520〜522は図10に詳
しく示すように、この色コードデコード部510〜51
4によりデコードされたデータD0〜D4により輪郭を
抽出し、中抜き生成部530は図11に詳しく示すよう
に、この輪郭内の中抜き領域を生成し、図1に示す合成
部403に出力する。
【0021】図10を参照して細らせ処理部520〜5
22の詳細な構成を説明する。レジスタ1100〜11
03は画素を遅延するために用いられ、また、4ビット
アップカウンタ1104、1105は例えばテキサスイ
ンスツルメント社のLS163が用いられている。カウ
ンタ1104はレジスタ1100からの入力(/LD)
(以下、「/」は反転信号について用いる。)が「L」
の時に出力RCが「L」となり、入力(/LD)が
「H」で3画素継続すると出力RCが「H」となる。カ
ウンタ1105は入力(/LD)が「L」の時に出力R
Cが「L」となり、入力(/LD)が「H」で5画素継
続すると出力RCが「H」となる。この場合の輪郭パタ
ーンは図14に示すようなデータとなる。
【0022】図10に示すカウンタ1104、1105
の論理和出力HDは、図13(b)に示すような細らせ
データであり、レジスタ1103の出力MDは、図13
(d)に示すように2値データをシフトしたずれ補正デ
ータである。
【0023】中抜き生成部530は図11に示すよう
に、セレクタ1201〜1203により種々の組合せを
実現するように構成され、その出力は図13(c)に示
すようなデータとなる。ここで、図5に示す信号ENは
中抜き許可信号であり、「H」の時に中抜き処理が施さ
れ、「L」の時に中抜き処理が禁止される。すなわち、
「L」の時には色コード生成部501と中抜き生成部5
30の出力は全て「0」となる。
【0024】つぎに、図1に示す影付け部402の詳細
な構成を図7を参照して説明する。まず、色コード生成
部701はRGBの2値データに対して図28〜図30
に示すようなコードS、Mを出力する。セレクタ70
4、705は所定値に基づいてこのコードS、Mまたは
図9に詳しく示す影処理部702の出力Sout を選択
し、図8に詳しく示す影処理部703に出力する。
【0025】図8に示す影処理部703において、立体
影用影幅レジスタ801には予め、図15に示すような
影幅が設定され、立体影用オール0レジスタ802には
予めオール0が固定で設定される。デクリメント演算器
803は、ラインメモリ405からの入力A(Min0 〜
Min3 )を1つデクリメントし、出力端子Sからは入力
Aが「0」の時に「L」を出力し、「0」以外の時に
「H」を出力する。立体影用影セレクタ804は入力S
2が「H」の時に立体影用影幅レジスタ801の影幅を
選択し、入力S2が「L」およびS1が「L」の時に立
体影用オール0レジスタ802のデータを選択し、入力
S2が「L」およびS1が「H」の時にデクリメント演
算器803の出力Sを選択し、セレクタ820に出力す
る。
【0026】セレクタ820は立体影付けの場合に立体
影用影幅レジスタ801の出力を選択し、平影付けの場
合に入力Min0 〜Min3 を選択し、レジスタ822に出
力する。レジスタ822はこの入力データを1画素分蓄
えて出力Mout0〜Mout4を出力する。
【0027】また、立体影用影検出器805は入力A
(Min0 〜Min3 )が「0」の時に「L」を出力し、
「0」以外の時に「H」を出力する。そして、平影用セ
レクタ810は図16に示すような平影を生成するため
に入力Min0 〜Min3 の任意のラインを選択し、セレク
タ821は立体影付けの場合に立体影用影検出器805
の出力を選択し、平影付けの場合に平影用セレクタ81
0の出力を選択する。また、入力D0は影付けの主デー
タであり、入力D1は影付けの副データである。
【0028】図9を参照して影処理部702の構成を説
明する。上記影処理部703と異なる点は、セレクタ9
23のみであるので、他の詳細な説明は省略する。この
セレクタ923は中抜き影付けが選択されている時の
み、平影用セレクタ910の出力を選択するように制御
され、他の場合にはセレクタ921の出力を選択するよ
うに制御され、この選択された信号Sout が図7に示す
セレクタ704、705の各入力端子C、Bに印加され
る。また、図7に示す信号ENは「H」の時に影付け処
理を許可し、「L」の時に影付け処理を禁止して色コー
ド生成部701と影処理部702、703の出力は全て
「L」となる。
【0029】つぎに、図1に示す合成部403の詳細な
構成を図12を参照して説明する。まず、イレーズデー
タレジスタ1300には予め、出力が白になるようなデ
ータが設定され、色データレジスタ1301には予め、
主2値データに対応する領域の色データが設定され、色
データレジスタ1302には予め、中抜きデータに対応
する領域の色データが設定され、色データレジスタ13
03には予め、主影データに対応する領域の色データが
設定され、色データレジスタ1304には予め、副2値
データに対応する領域の色データが設定され、色データ
レジスタ1305には予め、副影データに対応する領域
の色データが設定される。
【0030】そして各モードにおいて、セレクタ132
0は画像データPinまたはイレーズデータレジスタ13
00のデータを選択してバッファ1310に出力し、セ
レクタ1321は画像データPinまたは色データレジス
タ1301のデータを選択してバッファ1311に出力
し、セレクタ1322は入力Nin1 またはKin0 を選択
してバッファ1311の制御端子Gに出力し、セレクタ
1323は画像データPinまたは色データレジスタ13
04のデータを選択してバッファ1314に出力する。
【0031】また、色データレジスタ1303、130
5のデータはそれぞれバッファ1313、1315に出
力される。信号NAKAは中抜き処理を行う時に「H」
となり、行わないときに「L」となる。そして、バッフ
ァ1310〜1315は制御端子Gの入力信号が「H」
の時に入力Aを出力Yとして出力し、制御端子Gの入力
信号が「L」の時には出力Yとして何も出力しない。
【0032】つぎに、上記実施例の動作を説明する。
【0033】[中抜き処理]中抜き処理では図1、図
5、図10、図11に示す中抜き部401が動作し、影
付け部402は動作しない。したがって、影付け部40
2の出力(合成部403の入力Kin)は、全て「L」と
なる。
【0034】1.ホワイトモード 図19を参照してホワイトモードの処理を説明すると、
この例ではY、M、C、Kの順で作像されている。な
お、本発明はこの順番に限定されず、また、以下に示す
他のモードおよび他の処理についても同様である。この
ホワイトモードでは、図5に示す色コードデコード部5
10〜514により、図26に示すようなデータY0〜
Y2にデコードされ、色コード生成部501の出力C0
がデータY0と同一になり、出力C1がデータY1と同
一になる。すなわち、データC0、Y0は現在作像中の
色成分を含む場合に「H」となり、データC1、Y1は
白以外の場合に「H」となる。
【0035】また、中抜き生成部530の動作を図11
を参照して説明すると、セレクタ1201の出力OUT
0では入力D1が選択され、セレクタ1203の出力O
UT1では入力D1が選択される。なお、セレクタ12
02の出力Dout は、影付け部402に出力されるの
で、説明を省略する。
【0036】また、合成部403では図12に示すよう
に、セレクタ1301がイレーズデータレジスタ130
0のデータを選択する。ここで、セレクタ1321は中
抜き領域において画像データPinまたはレジスタ132
1の色データを選択するが、色データを選択した場合に
ついて説明すると、この色データは白であり、また、セ
レクタ1322は中抜き処理であるので、入力Nin1 を
選択する。
【0037】1−1.Y作像時 このY作像時にはY成分を含む領域と白以外の領域が中
抜き処理される。図19(a)に示すような入力画像に
対して白以外の領域を中抜き処理すると、図19(b)
に示すような中抜き状態になり、ついでY成分の領域の
みを合成すると図19(c)に示すような状態になる。
すなわち、他の領域のY成分は作像しない。
【0038】1−2.M作像時 このM作像時にはM成分を含む領域と白以外の領域が中
抜き処理される。図19(a)に示すような入力画像に
対して白以外の領域を中抜き処理すると、図19(b)
に示すような中抜き状態になり、ついでM成分の領域の
みを合成すると図19(d)に示すような状態になる。
なお、図19(d)はYとMの合計2回の作像結果を示
している。
【0039】1−3.C作像時 このC作像時にはC成分を含む領域と白以外の領域が中
抜き処理される。図19(a)に示すような入力画像に
対して白以外の領域を中抜き処理すると、図19(b)
に示すような中抜き状態になり、ついでC成分の領域の
みを合成すると図19(e)に示すようなYとMとCの
作像状態になる。
【0040】1−4.K作像時 このK作像時にはK成分を含む領域と白以外の領域が中
抜き処理される。図19(a)に示すような入力画像に
対して白以外の領域を中抜き処理すると、図19(b)
に示すような中抜き状態になり、ついでK成分の領域の
みを合成すると図19(f)に示すようなYとMとCと
Kの作像状態になる。
【0041】したがって、このように画像記録部102
においてY、M、C、Kの各信号が面順次で合計4回走
査されて作像されると、図19(f)に示すようなYと
MとCとKの輪郭の作像状態になる。また、合成部40
3ではセレクタ1320が画像データPinを選択する
と、図19(f)に示す輪郭内に画像データPinが嵌め
込まれる。
【0042】2.カラーモード 図20および図21を参照して説明すると、このカラー
モードでは、図5に示す色コード生成部501は、図2
7に示すようなコードC0、C1を生成し、色コードデ
コード部510〜514は図26に示すようなデータY
0〜Y2にデコードする。この場合、コードC0、C1
は両方が共に「L」か、または一方のみが「H」になる
ように生成され、データY0〜Y2はY成分を含む場合
の組み合わせで決定される。
【0043】また、中抜き生成部530では図11に示
すように、セレクタ1201は入力D0を選択して出力
OUT0を出力し、セレクタ1203は入力D0を選択
して出力OUT1を出力し、セレクタ1202は入力D
0を選択して出力Dout を出力する。なお、合成部40
3はホワイトモードと同様に動作するので、その説明を
省略する。
【0044】2−1.Y作像時 図20(a)(b)に示すようにY成分を含むR系、B
系、Y系の色を独立して抽出し、それぞれ抽出したデー
タを独立して中抜き処理し、中抜きデータを出力するこ
とにより図20(c)に示すように作像する。その他の
成分は作像しない。
【0045】2−2.M作像時 図20(d)に示すようにM成分を含むR系、B系、M
系の色を独立して抽出し、それぞれ抽出したデータを独
立して中抜き処理し、中抜きデータを出力することによ
り図21(e)に示すようにY、Mを作像する。その他
の成分は作像しない。
【0046】2−3.C作像時 図21(f)に示すようにC成分を含むG系、B系、C
系の色を独立して抽出し、それぞれ抽出したデータを独
立して中抜き処理し、中抜きデータを出力することによ
り図21(g)に示すようにY、M、Cを作像する。そ
の他の成分は作像しない。
【0047】2−4.K作像時 図23(h)に示すようにK系の色を独立して抽出し、
それぞれ抽出したデータを独立して中抜き処理し、中抜
きデータを出力することにより図21(i)に示すよう
にY、M、C、Kを作像する。その他の成分は作像しな
い。
【0048】したがって、このようにY、M、C、Kを
合計4回スキャンすることにより、カラーモードの中抜
き処理を行うことができる。この場合、色コード生成部
501と色コードデコード部510〜514のデータを
変更することにより、補色で中抜き処理を行うことがで
きる。
【0049】[影付け処理]この場合には中抜き部40
1は動作せず、図1、図7〜図9に示す影付け部402
が動作する。すなわち、中抜き部401の出力OUT、
Dout は「L」となる。
【0050】 1.平影モード 影付け部402における色コード生成部701は、図2
8に示すようなコードM、Sを出力し、コードMは現在
作像中の色成分を含む場合に「H」となり、コードSは
現在作像中の色成分を含まず、かつ白以外のデータの場
合に「H」となる。また、図7に示すセレクタ704、
705は共に入力Aを選択し、図8に示す影処理部70
3では、セレクタ820が入力Bを選択し、平影用影セ
レクタ810が、遅延される量に対応するライン数の入
力D0〜D3から選択する。すなわち、色コード生成部
701がラインメモリに記憶された色コードから出力中
の色成分を含むデータを抽出し、移動手段及び抽出手段
は色コード生成部701によって抽出されたコードに応
じて処理を行う影処理部703が対応する。移動量の変
更は移動変更手段として機能する平影用セレクタ810
の選択動作によって行われる。なお、移動手段としての
機能は、図28に示すMが「H」に、抽出手段としての
機能はSが「H」となる場合にそれぞれ対応する。
【0051】合成部403では図12において、セレク
タ1320、1321は共に画像データPin(入力A)
を選択し、セレクタ1322は影付け処理信号Kin0
(入力B)を選択する。また、中抜き信号NAKAは
「L」となる。
【0052】1−1.Y作像時 図18を参照して説明すると、Y成分を含むR系、G
系、Y系の色を移動し、また、Y成分を含まずかつ白以
外のデータ(C系、M系、B系、K系)の色を移動す
る。すなわち、図18(a)に示すようなデータに対し
て図18(b)に示すような影が生成されるように、Y
成分については実線と破線が画像で形成され、影の領域
Y’については実線が図13に示す色データレジスタ1
302の色データ(高濃度データ)で作像され、1点鎖
線が色データレジスタ1305の副影用色データ(低濃
度データ)で作像され、他の領域は画像データとして作
像される。
【0053】1−2.M作像時 図18(a)に示すようなデータに対してM成分を含む
R系、B系、M系の色を移動させ、また、M成分を含ま
ずかつ白以外のデータ(C系、Y系、G系、K系)の色
を移動させることによりMを作像し、図18(c)に示
すようにY、Mを合成する。
【0054】1−3.C作像時 図18(a)に示すようなデータに対してC成分を含む
G系、B系、C系の色を移動させ、また、C成分を含ま
ずかつ白以外のデータ(M系、Y系、R系、K系)の色
を移動させることによりCを作像し、図18(d)に示
すようにY、M、Cを合成する。
【0055】1−4.K作像時 図18(a)に示すようなデータに対してK成分を含む
K系の色を移動させ、また、K成分を含まずかつ白以外
のデータ(Y系、M系、C系、B系、G系、R系)の色
を移動させることによりKを作像し、図18(e)に示
すようにY、M、C、Kを合成する。
【0056】2.立体影モード 上記平影モードと異なる点は、図7に示す影処理部70
2、703の動作であるので、この点のみを説明する。
影処理部703では図8に詳しく示すように、立体影用
影幅レジスタ801には移動量がセットされ、また、セ
レクタ820は入力Aを選択する。また、影処理部70
2では図9に詳しく示すように、セレクタ923は入力
Aを選択し、また、セレクタ920、921およびディ
レイレジスタ922は、図8に示すセレクタ820、8
21およびディレイレジスタ822と同一の値を選択す
る。
【0057】 すなわち、図7に示す影付け部402の
色コード生成部701が出力するコードMは、現在作像
中の色成分を含む場合に「H」となり、コードSは現在
作像中の色成分を含まずかつ白以外のデータの場合に
「H」となる。さらに、データを移動する際に、コード
M、Sは、最後に存在したデータから設定幅のみ移動す
るが、データを移動中にコードMに対しての移動画素の
場合、コードSが存在する場合には移動を中断し、それ
以降は移動を行わない。もちろん、コードMが「H」に
なると移動を再開する。すなわち、色コード生成部70
1がラインメモリに記憶された色コードから出力中の色
成分を含むデータを抽出し、第1及び第2の移動手段に
は色コード部701が抽出したコードに応じて処理を行
う影処理部702,703が対応する。また、移動量変
更手段には立体影用影セレクタ820が対応する。
【0058】同様に、コードSに対しての移動画素の場
合、コードMが存在する場合には移動を中断し、それ以
降は移動を行わない。また、コードSが「H」になると
移動を再開する。したがって、この動作により色の干渉
を防止することができる。図17はY作像時(b)、M
作像時(c)、C作像時(d)、K作像時(e)の各合
成作像結果を示し、図18に示す平影生成時と同様な処
理となる。
【0059】ここで、図12に示すセレクタ1310が
イレーズデータレジスタ1300の白データを選択する
ことにより、図17(e)、図18(e)において白い
画像データをイレースすることができる。また、図12
における色データレジスタ1303、1305の色デー
タを同一色に設定すると、図17(e)、図18(e)
においてY’、M’、C’の領域が同一色で作像され、
したがって、色を指定して影付け処理することができ
る。
【0060】さらに、図12におけるセレクタ132
1、1323がそれぞれ色データレジスタ1301、1
304のデータを選択すると、図17(e)、図18
(e)においてY領域がYの高濃度で作像され、M領域
がMの高濃度で作像され、C領域がCの高濃度で作像さ
れる。また、色データレジスタ1301、1304の色
データを同一色に設定すると、図17(e)、図18
(e)においてY’、M’、C’の領域が同一色で作像
され、したがって、色を指定して影付け処理することが
できる。さらに、色データレジスタ1302、1304
のデータ値を逆に設定すると、補色の影を生成すること
ができる。
【0061】[中抜き・影付け処理]つぎに、中抜き処
理と影付け処理を組み合わせて行う場合の動作を、上記
の如く各処理を単独で行う場合と異なる点について説明
する。まず、中抜き処理の場合には、図11に詳しく示
す中抜き部401の中抜き生成部530において、セレ
クタ1202の出力Dout が後述する各モードにおいて
異なる。
【0062】影付け処理の場合には、図7に詳しく影付
け部402においてセレクタ704、705が共に入力
Bを選択し、また、影処理部702では、図9において
影処理部702のセレクタ923が入力Bを選択し、セ
レクタ910が中抜き処理の遅延量と同一のラインを選
択する。なお、本実施例では、セレクタ910は入力D
1を選択し、これにより副影データを生成しない。
【0063】最後に、合成部403では、図12に示す
セレクタ1320がレジスタ1300の白データを選択
し、セレクタ1321がレジスタ1301のデータを選
択し、セレクタ1322が信号Nin1 を選択し、セレク
タ1323が画像データPinを選択する。なお、レジス
タ1301〜1304には後述するモードに応じた異な
るデータがセットされ、レジスタ1302は後述するモ
ードでは用いられない。
【0064】1.中抜きホワイトモード+影付けモード 図12に示す合成部403のレジスタ1301、130
4にはイレースデータが設定され、レジスタ1302に
は中抜きの輪郭の色データが設定され、レジスタ130
3には影の色データが設定される。そして、図11に示
すセレクタ1202は入力D0を選択する。ここで、特
に説明しない場合には、前述した中抜きホワイトモード
または平影付けの場合と同様である。
【0065】まず、Y作像時には、Y成分を含む領域と
白以外の領域をそれぞれ中抜き処理し、そして、白以外
の中抜き処理領域に対して、Y成分を含む領域のみを合
成する。そして、中抜き処理は、影付け処理に対してY
成分部分を出力することにより図22(a)に示す画像
から図22(b)に示すようなY、Y’画像を作成す
る。ここで、作像される画像はY、Y’のみで影付けさ
れるように副影データに対するデータは出力されない。
【0066】ついで、Mを同様に作像すると図22
(c)に示すように、Y、Mの合成画像となり、Cを同
様に作像すると図22(d)に示すように、Y、M、C
の合成画像となり、Kを同様に作像すると図22(e)
に示すように、Y、M、C、Kの合成画像となる。ま
た、図11に示すセレクタ1202が入力D1を選択す
ることにより、指定色を影付け処理することができ、ま
た、立体影と組み合わせることもできるので、図24
(e)に示すように指定色と立体影を組み合わせること
もできる。
【0067】2.中抜け指定色モード+影付けモード ここで、中抜け指定色モードでは色コードY0〜Y2は
図26に示すようになる。すなわち、コードC0はY2
と同一になり、コードC1はY1と同一になり、したが
って、コードC0、Y2は、現在作像中の色成分を含む
場合に「H」となり、コードC1、Y2は、白以外の場
合に「H」となる。
【0068】また、図5に示す中抜き生成部530で
は、図11に示すセレクタ1201が入力D2を選択
し、セレクタ1203が入力D0を選択する。影付け時
にはセレクタ1202が入力D0を選択する。また、図
12に示す合成部403のレジスタ1301、1304
にはイレースデータが設定され、レジスタ1302には
中抜きの輪郭の色データが設定され、レジスタ1303
には影の色データが設定される。なお、特に説明しない
場合には、前述した平影付け時と同様である。
【0069】したがって、Y、M、C、Kの順で作像す
ると、図23に示すように中抜け指定色モード+影付け
モードで作像することができる。
【0070】3.中抜きカラーモード+影付けモード 図11に示すセレクタ1202は入力D1を選択し、図
12に示すレジスタ1301、1304にはイレースデ
ータが設定され、レジスタ1302には中抜きの輪郭の
色データが設定され、レジスタ1303には影の色デー
タが設定される。なお、特に説明しない場合には、前述
した平影付け時と同様である。
【0071】したがって、Y、M、C、Kの順で作像す
ると、図24に示すように中抜きカラーモード+影付け
モードで作像することができる。また、影データを指定
色にする場合には、図7に示す色コード生成部701が
図30に示すようなコードM、Sを出力し、図7に示す
セレクタ704、705が入力Cを選択することにより
実現することができる。
【0072】つぎに、図31〜図34を参照して第2の
実施例を説明する。上記第1の実施例では中抜き処理と
影付け処理を同時に行うように構成したが、独立しての
み処理可能に構成することによりメモリ量を減少するこ
とができる。すなわち、図1において中抜き部401の
出力Dout から影付け部402への入力inへのラインを
省略すると、図31に示すように中抜き部2601と影
付け部2602が完全に並列に接続され、また、中抜き
生成部530aでは図32に示すように、図11に示す
回路から出力Dout の段が省略される。
【0073】そして、影付け部2602では図33に示
すように、図7に示す影付け部702とセレクタ70
4、705が省略され、また、図31に示す合成部26
03では、図34に示すように副影用のレジスタ130
5とバッファ1315が省略される。
【0074】この第2の実施例の動作を説明する。
【0075】[中抜き処理]上記第1の実施例と同一で
あるので省略するが、中抜き指定モードで作像すること
ができる。
【0076】[影付け処理]中抜き部2601は動作せ
ず、影付け部2602のみが動作する。すなわち、中抜
き部2601の出力は全て「L」となる。
【0077】1.平影モード 図33に示す色コード生成部1001は、図28に示す
ようなコードM、Sを出力する。すなわち、コードMは
現在作像中の色成分を含む場合に「H」となり、コード
Sは現在作像中の色成分を含まずかつ白以外のデータの
場合に「H」を出力する。
【0078】図34に示す合成部2603では、セレク
タ1420はレジスタ1400からのデータを選択し、
セレクタ1421は画像データPinを選択し、セレクタ
1422は信号Kin0 を選択する。また、図33に示す
影処理部1003は図7に示す影処理部703と同一で
ある。中抜き信号NAKAは「L」となる。
【0079】1−1.Y作像時 Y成分を含むR系、G系、Y系の色を移動させる。した
がって、図18(a)に示すようなデータに対して図1
8(b)に示すような影が生成されるように、Yについ
ては実線と破線が画像で形成され、影の領域Y’につい
ては実線が図34に示す色データレジスタ1402の色
データ(高濃度データ)で作像され、1点鎖線が白とし
て作像される。
【0080】1−2.M作像時 M成分を含むR系、G系、M系の色を移動させることに
よりMを作像し、図18(c)に示すようなY、Mを作
像する。
【0081】1−3.C作像時 C成分を含むG系、B系、C系の色を移動させることに
よりCを作像し、図18(d)に示すようなY、M、C
を作像する。
【0082】1−4.K作像時 K成分を含むK系の色を移動させることによりKを作像
し、図18(e)に示すようなY、M、C、Kを作像す
る。
【0083】2.立体影モード 平影モードと異なる点は、図33に示す影付け部260
2の影処理部1003の動作のみであり、他の動作は前
述した立体影モードの動作と同一である。すなわち、コ
ードMは現在作像中の色成分を含む場合に「H」とな
り、コードSは現在作像中の色成分を含まずかつ白以外
のデータの場合に「H」を出力するが、データを移動
る際にコードMが最後に存在したデータ「H」から設
定幅のみ移動させる。但し、色の干渉を防止するため
に、データを移動中にコードSが存在すると移動を中断
し、それ以降は移動させない。もちろん、コードMが
「H」になると移動を再開する。
【0084】ここで、図34に示すセレクタ1420が
イレースデータを選択すると、図17(e)、図18
(e)において白データが発生した領域が白っぽい画像
データとなるが、これば2値化部213の処理により防
止することができる。
【0085】また、図33に示す色コード生成部100
1が図29に示すように図30の場合とは逆のコード
M、Cを出力するように構成すると、図17(e)、図
18(e)において影の部分Y’、M’、C’が同一色
となり、指定影付けが可能となる。さらに、色コード生
成部1001が図28に示すようなコードM、Cを出力
するように構成すると、補色の影データを発生すること
ができる。
【0086】つぎに、第3の実施例を説明する。ここ
で、カラー複写機の種々の機能の例として、色補正用の
一次マスキング方程式の係数を切り替えることにより、
原稿中のある色を別の色に変換してコピーするカラー変
換機能や、原稿の背景に色を付けてコピーするアンダー
カラー機能や、フルカラーまたはモノカラーでコピーす
るカラー選択機能をあげることができる。
【0087】しかしながら、これらの処理を行うと、本
発明に係る影付け処理や中抜き処理に影響を与えるが、
カラー変換に対しては、2値化部213においてカラー
変換を考慮して2値化処理すれば問題点を解決すること
ができる。また、単純にRをBにカラー変換する場合に
は、影付け処理と中抜き処理におけるコード生成部で変
換してもよい。但し、白を他の色のカラー変換する場合
には、無変換すなわち白のままにして、後述するような
アンダーカラー処理時と同様な処理により対処すること
ができる。
【0088】すなわち、アンダーカラー処理に対して
は、例えば図12に示すレジスタ1300のイレースデ
ータをアンダーカラー色に設定し、特に中抜き処理で白
に変換される領域をこの色に変換することにより対処す
ることができる。最後に、カラー選択に対しては、影付
け処理と中抜き処理の両方において、指定色モードで対
処することができる。
【0089】すなわち、RGBの2値データは、色補正
処理を行わないが、色補正結果に応じた条件を設定する
ことにより、カラーで影付け処理と中抜き処理を行うこ
とができる。
【0090】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
カラー画像を影付け処理する場合にラインメモリの容量
を減少させることができる。また、本発明によれば、カ
ラー画像を影付け処理する場合の色の干渉を防止するこ
とができる。さらに、本発明によれば、任意の幅でカラ
ー画像を影付け処理することができる。
【0091】
【0092】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るカラー画像処理装置の一実施例を
示すブロック図である。
【図2】図1のカラー画像処理装置が適用されたカラー
ディジタル複写機の概略を示すブロック図である。
【図3】図2の画像処理部の詳細な構成を示すブロック
図である。
【図4】図3の加工編集部の詳細な構成を示すブロック
図である。
【図5】図1の中抜き部の詳細な構成を示すブロック図
である。
【図6】図1のラインメモリの詳細な構成を示すブロッ
ク図である。
【図7】図1の影付け部の詳細な構成を示すブロック図
である。
【図8】図7の影処理部「1」の詳細な構成を示すブロ
ック図である。
【図9】図7の影処理部「2」の詳細な構成を示すブロ
ック図である。
【図10】図5の細らせ処理部の詳細な構成を示すブロ
ック図である。
【図11】図5の中抜き生成部の詳細な構成を示すブロ
ック図である。
【図12】図1の合成部の詳細な構成を示すブロック図
である。
【図13】図1における画像処理の概要を示す説明図で
ある。
【図14】輪郭抽出パターンを示す説明図である。
【図15】立体影を示す説明図である。
【図16】平影を示す説明図である。
【図17】立体影を生成する動作を示す説明図である。
【図18】平影を生成する動作を示す説明図である。
【図19】ホワイトモードにおける中抜き処理を示す説
明図である。
【図20】カラーモードにおける中抜き処理を示す説明
図である。
【図21】カラーモードにおける中抜き処理を示す説明
図である。
【図22】ホワイトモードにおける中抜き処理と立体影
付け処理を行う場合を示す説明図である。
【図23】カラーモードにおける中抜き処理と平影付け
処理を行う場合を示す説明図である。
【図24】カラーモードにおける中抜き処理と平影付け
処理を行う場合を示す説明図である。
【図25】RGBデータと色の関係を示す説明図であ
る。
【図26】RGBデータの展開データを示す説明図であ
る。
【図27】図5に示す中抜き部の色コード生成部におけ
るRGBデータの変換コードを示す説明図である。
【図28】図7に示す影付け部の色コード生成部におけ
るRGBデータの変換コードを示す説明図である。
【図29】図7に示す影付け部の色コード生成部におけ
るRGBデータの変換コードを示す説明図である。
【図30】図7に示す影付け部の色コード生成部におけ
るRGBデータの変換コードを示す説明図である。
【図31】第2の実施例を示すブロック図である。
【図32】第2の実施例の中抜き合成部を示すブロック
図である。
【図33】第2の実施例の影付け部を示すブロック図で
ある。
【図34】第2の実施例の合成部を示すブロック図であ
る。
【符号の説明】
213 2値化部 401 中抜き部 402 影付け部 403 合成部 404,405 ラインメモリ

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 R、G、Bの色データをY、M、C、黒
    の色データに変換してこのデータを順に出力する色補正
    手段と、 R、G、Bの各データをそれぞれ1ビットに2値化して
    合計3ビットに変換する2値化手段と、 前記2値化手段により2値化されたデータを色コードに
    変換する変換手段と、 前記変換手段により変換された色コードを記憶するライ
    ンメモリと、作像中に 前記ラインメモリに記憶された色コードから出
    力中の色成分を含むデータを抽出して影付けのために
    動させる移動手段と、 前記移動手段により抽出されたデータ以外であって、白
    以外の色成分を含むデータを前記ラインメモリに記憶さ
    れたデータから抽出する抽出手段と、を備えたことを特
    徴とするカラー画像処理装置。
  2. 【請求項2】 R、G、Bの色データをY、M、C、黒
    の色データに変換してこのデータを順に出力する色補正
    手段と、 R、G、Bの各データをそれぞれ1ビットに2値化して
    合計3ビットに変換する2値化手段と、 前記2値化手段により2値化されたデータを色コードに
    変換する変換手段と、 前記変換手段により変換された色コードを記憶するライ
    ンメモリと、作像中に 前記ラインメモリに記憶された色コードから出
    力中の色成分を含むデータを抽出して影付けのために
    動させる第1の移動手段と、 前記移動手段により抽出されたデータ以外であって、白
    以外の色成分を含むデータを前記ラインメモリに記憶さ
    れたデータから抽出して影付けのために移動させる第2
    の移動手段とを備え、 前記第2の移動手段が白以外の色成分を含むデータを抽
    出した時に前記第1の移動手段が移動を中止することを
    特徴とするカラー画像処理装置。
  3. 【請求項3】 前記移動手段によるデータの移動量を変
    更する移動量変更手段を備えていることを特徴とする請
    求項1または2記載のカラー画像処理装置。
JP2001392437A 2001-12-25 2001-12-25 カラー画像処理装置 Expired - Fee Related JP3500373B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001392437A JP3500373B2 (ja) 2001-12-25 2001-12-25 カラー画像処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001392437A JP3500373B2 (ja) 2001-12-25 2001-12-25 カラー画像処理装置

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP20570592A Division JP3279348B2 (ja) 1992-07-31 1992-07-31 カラー画像処理装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002237964A JP2002237964A (ja) 2002-08-23
JP3500373B2 true JP3500373B2 (ja) 2004-02-23

Family

ID=19188633

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001392437A Expired - Fee Related JP3500373B2 (ja) 2001-12-25 2001-12-25 カラー画像処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3500373B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP2002237964A (ja) 2002-08-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5644366A (en) Image reproduction involving enlargement or reduction of extracted contour vector data for binary regions in images having both binary and halftone regions
US6393146B1 (en) Defining non-axial line surfaces in border string sequences representing a raster image
JP4528843B2 (ja) ラインバッファ回路、画像処理装置、および画像形成装置
US5355232A (en) Image size change in conjunction with coding and decoding
JP3500373B2 (ja) カラー画像処理装置
JP3982979B2 (ja) 画像形成装置
JP3279348B2 (ja) カラー画像処理装置
JP3117331B2 (ja) 画像データ処理装置
JP2703223B2 (ja) カラー画像処理装置
JP3015048B2 (ja) 画像処理方法
JPH10257339A (ja) 画像処理装置
JP4166733B2 (ja) 画像処理方法および画像処理装置並びにそれを備えた画像形成装置、画像処理プログラム、記録媒体
JP2000050095A (ja) 画像処理装置
JP3828307B2 (ja) カラー画像処理装置
JP3093232B2 (ja) 画像処理装置
JP2000125139A (ja) 画像処理装置
JPH11234512A (ja) 画像処理装置
JP2010176291A (ja) 画像データ出力装置、画像処理装置、および画像形成装置
JPH05145751A (ja) カラー画像処理装置の領域識別信号処理回路
JP2004303276A (ja) 画像処理装置
JPH06141169A (ja) 画像通信装置
JPH09130598A (ja) カラー画像形成装置
JP2004242039A (ja) 画像処理装置
JP2004242102A (ja) 画像処理装置
JP2006172291A (ja) 画像処理装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071205

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081205

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081205

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091205

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101205

Year of fee payment: 7

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees