JP3499689B2 - 現像ローラ及び現像装置 - Google Patents
現像ローラ及び現像装置Info
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Description
の静電潜像を現像するための現像ローラ及び現像装置に
関するものである。
電ローラによって感光体ドラムの表面を一様にかつ均一
に帯電させ、露光装置によって感光体ドラムの表面に静
電潜像を形成し、現像装置によって前記静電潜像にトナ
ーを付着させ、静電潜像を可視像化してトナー像にする
ようにしている。
て媒体に転写され、定着装置によって定着される。とこ
ろで、前記現像装置においては、前記静電潜像にトナー
を付着させるために現像剤が使用されるが、小型の現像
装置においては、トナーだけを含む一成分現像剤が使用
されるようになっている。
が感光体ドラムに接触させて、又は近接させて回転自在
に配設され、トナー搬送ローラが前記現像ローラに接触
させて回転自在に配設される。また、ブレードが、先端
を前記現像ローラの表面に当接させて配設される。そし
て、トナーカートリッジに収容されたトナーは前記トナ
ー搬送ローラによって搬送されて現像ローラに供給さ
れ、供給されたトナーは、現像ローラの回転に伴い、前
記ブレードによって薄層化され、かつ、所定の極性に帯
電させられてトナー層を形成する。該トナー層のトナー
は、現像ローラと感光体ドラムとの間の現像部に送ら
れ、感光体ドラム上の静電潜像に静電気的に付着させら
れ、静電潜像を可視像化してトナー像にする。
図2は従来の現像ローラの断面図である。図において、
50は現像ローラ、51はシャフト、52は該シャフト
51の外周に被覆されたゴム製の弾性層である。そし
て、該弾性層52の表面は研磨され、表面粗度Rz(十
点平均粗さ)が6〜12〔μm〕の研磨目が形成され、
印刷時に適正な印刷濃度を得ることができるようになっ
ている。
来の現像ローラにおいては、印刷中に、現像ローラ50
と図示しないトナー搬送ローラ、ブレード及び感光体ド
ラムとがトナーを介して圧接した状態で摺(しゅう)動
するので、弾性層52の表面に形成された研磨目が摩耗
によってなくなり、2000枚程度の印刷を繰り返す
と、表面粗度Rzが4〜6〔μm〕程度になってしま
う。
0の表面に形成されるトナー層がその分薄くなり、印刷
濃度が低くなってしまう。本発明は、前記従来の現像ロ
ーラの問題点を解決して、印刷を繰り返しても表面粗度
を維持することができ、印刷濃度が低くなるのを防止す
ることができる現像ローラ及び現像装置を提供すること
を目的とする。
像ローラにおいては、心金の外周に被覆された弾性層
と、該弾性層の外周に被覆されたコート層とを有する。
そして、該コート層は、フッ素ゴム製のコート基材に、
導電性材、及び粒径が5〜20〔μm〕の絶縁性の微粉
末を配合することによって形成され、表面に前記微粉末
による凹凸が形成される。
て図面を参照しながら詳細に説明する。図1は本発明の
第1の実施の形態における現像ローラの断面図、図3は
本発明の第1の実施の形態における現像ローラの要部拡
大図、図4は本発明の第1の実施の形態における電子写
真プリンタの概略図である。
せられる感光体ドラム、12は矢印B方向に回転させら
れる帯電ローラ、13は露光装置、14は現像装置、1
5は矢印E方向に回転させられる転写ローラ、16は媒
体である。前記構成の電子写真プリンタにおいては、帯
電ローラ12によって感光体ドラム11の表面を一様に
かつ均一に帯電させ、露光装置13によって感光体ドラ
ム11の表面に静電潜像を形成し、現像装置14によっ
て前記静電潜像にトナー18を付着させ、静電潜像を可
視像化してトナー像にするようにしている。
よって媒体16に転写され、図示しない定着装置によっ
て定着される。ところで、前記現像装置14は現像ロー
ラ21、トナー搬送ローラ22及びブレード23から成
り、前記現像装置14においては、現像ローラ21が感
光体ドラム11に接触させて矢印C方向に回転させら
れ、トナー搬送ローラ22が前記現像ローラ21に接触
させて矢印D方向に回転させられる。また、ブレード2
3が、先端を前記現像ローラ21の表面に当接させて配
設される。なお、本実施の形態においては、現像ローラ
21を感光体ドラム11に接触させて配設するようにな
っているが、現像ローラ21を感光体ドラム11に近接
させて配設することもできる。
れたトナー18は、現像装置14内に落下させられ、攪
拌(かくはん)バー25によって攪拌され、トナー搬送
ローラ22によって搬送されて現像ローラ21に供給さ
れ、該現像ローラ21の回転に伴って移動させられる。
このとき、前記トナー18は、前記ブレード23によっ
て薄層化され、かつ、所定の極性に帯電させられてトナ
ー層を形成する。そして、該トナー層のトナー18は、
現像ローラ21と感光体ドラム11との間の現像部に送
られ、感光体ドラム11上の静電潜像に静電気的に付着
させられ、静電潜像を可視化してトナー像にする。
る。図1及び3において、21は現像ローラ、31は心
金、32は該心金31の外周に被覆された半導電性のシ
リコーンゴムから成る弾性層、33は該弾性層32の外
周に被覆された導電性のコート層である。該コート層3
3は、フッ素ゴム製のコート基材35、及び該コート基
材35に、3〜20部配合され、粒径が1〜50〔μ
m〕の微粉末36によって形成され、該微粉末36は、
酸化マグネシウム、水酸化カルシウム、ジメチルポリシ
ロキサン、シリコーンボール、球形シリカ、ガラスビー
ズ等の電気的な絶縁体によって形成される。
末36が分散させられ、該微粉末36によって凹凸が形
成されるとともに、前記コート基材35自体が耐摩耗性
を有するので、現像ローラ21の耐久性を向上させるこ
とができ、印刷を繰り返しても表面粗度を維持すること
ができ、印刷濃度が低くなるのを防止することができ
る。
説明する。図5は本発明の第2の実施の形態における現
像ローラの要部拡大図である。図において、38は心金
31(図1)の外周に被覆された半導電性のシリコーン
ゴムから成る弾性層、39は該弾性層38の外周に被覆
された導電性のコート層である。
かつ微細な粗面が形成され、表面粗度Rzが1〜50
〔μm〕にされる。そして、弾性層38の外周にコート
層39が被覆される。該コート層39は、フッ素ゴム製
のコート基材35(図3)に導電性材、すなわち、カー
ボン又は導電性の金属酸化物を配合することによって形
成される。
でかつ微細な粗面が形成されるとともに、前記コート基
材35自体が耐摩耗性を有するので、現像ローラ21の
耐久性を向上させることができ、印刷を繰り返しても表
面粗度を維持することができ、印刷濃度が低くなるのを
防止することができる。
の実施例について説明する。 〔実施例1〕心金31(図1)の外周にジメチルポリシ
ロキサンを主成分とする半導電性のシリコーンゴムを被
覆し、所定の寸法になるように研磨して弾性層32を形
成した。
3)を100部と、粒径が5〜20〔μm〕の酸化マグ
ネシウムの粒を6部と、アセチレンブラックを20部
と、ビスフェノールを4部とを配合して均一に混練し、
前記弾性層32の外周に混練物が7〜10〔μm〕の厚
さになるように被覆し、その後、200〔℃〕の温度で
二次加硫を4時間施して現像ローラ21を形成した。
を現像装置14(図4)に組み込み、30000枚の印
刷を行い、印刷結果を評価したところ、印刷初期から3
0000枚の印刷を行うまでの間、印刷濃度はほとんど
変化しなかった。また、現像ローラ21の表面の表面粗
度Rzは、印刷初期において15〜17〔μm〕であっ
たのに対して、30000枚の印刷を行った後も15
〔μm〕程度を維持することができた。 〔実施例2〕前記実施例1における酸化マグネシウムの
粒に代えて、粒径が5〜20〔μm〕の水酸化カルシウ
ムの粒を使用して、現像ローラ21を形成した。
ることができた。また、現像ローラ21の表面の表面粗
度Rzを維持することができた。 〔実施例3〕前記実施例1における酸化マグネシウムの
粒に代えて、粒径が5〜20〔μm〕のジメチルポリシ
ロキサンのパウダーを使用して、現像ローラ21を形成
した。
ることができた。また、現像ローラ21の表面の表面粗
度Rzを維持することができた。 〔実施例4〕前記実施例1における酸化マグネシウムの
粒に代えて、粒径が5〜10〔μm〕の球形シリカを使
用して、現像ローラ21を形成した。
ることができた。また、現像ローラ21の表面の表面粗
度Rzを維持することができた。 〔実施例5〕前記実施例1における酸化マグネシウムの
粒に代えて、粒径が5〜20〔μm〕のガラスビーズを
使用して、現像ローラ21を形成した。
ることができた。また、現像ローラ21の表面の表面粗
度Rzを維持することができた。 〔実施例6〕ジメチルビニルシロキサン基によって分子
両末端鎖が封鎖されたジメチルポリシロキサンの生ゴム
を100部と、表面積が70〔m2 /g〕のカーボンブ
ラックを20〔g〕と、ヒュームドシリカを20部とを
混合し、半導電性のシリコーンゴムストックを調整し
た。次に、加硫剤としてジ−t−ブチル−パーオキサイ
ドを0.5部配合し、均一に混練した。
形し、成形品によって心金31を挟んで型に組み込み、
170〔℃〕の温度、200〔kg/cm2 〕の圧力を
加えてプレス加硫を約15分間施した後、200〔℃〕
の温度で二次加硫を21時間施し、所定の寸法になるよ
うに研磨して弾性層32を形成した。次に、弾性層32
の表面に均一でかつ微細な粗面を形成するために、サン
ドペーパーによって弾性層32の表面を研磨し、表面粗
度Rzを5〜20〔μm〕にした。
カーボン又は導電性の金属酸化物を配合して混練し、ス
プレーガンを使用して弾性層32の外周に混練物が3〜
15〔μm〕の厚さになるように被覆し、加熱炉内にお
いて120〔℃〕の温度で加硫を20分間施して現像ロ
ーラ21を形成した。その結果、実施例1と同様の印刷
結果を得ることができた。また、現像ローラ21の表面
の表面粗度Rzを維持することができた。しかも、コー
ト層33の摩耗も全く生じなかった。
るものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させ
ることが可能であり、それらを本発明の範囲から排除す
るものではない。
れば、現像ローラにおいては、心金の外周に被覆された
弾性層と、該弾性層の外周に被覆されたコート層とを有
する。そして、該コート層は、フッ素ゴム製のコート基
材に、導電性材、及び粒径が5〜20〔μm〕の絶縁性
の微粉末を配合することによって形成され、表面に前記
微粉末による凹凸が形成される。
分散させられ、該微粉末によってコート層の表面に凹凸
が形成されるとともに、前記コート基材自体が耐摩耗性
を有するので、現像ローラの耐久性を向上させることが
でき、印刷を繰り返しても表面粗度を維持することがで
き、印刷濃度が低くなるのを防止することができる。
の断面図である。
の要部拡大図である。
リンタの概略図である。
の要部拡大図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 (a)心金の外周に被覆された弾性層
と、 (b)該弾性層の外周に被覆されたコート層とを有する
とともに、 (c)該コート層は、フッ素ゴム製のコート基材に、導
電性材、及び粒径が5〜20〔μm〕の絶縁性の微粉末
を配合することによって形成され、表面に前記微粉末に
よる凹凸が形成されることを特徴とする現像ローラ。 - 【請求項2】 前記微粉末は、前記コート基材に3〜2
0部配合される請求項1に記載の現像ローラ。 - 【請求項3】 前記微粉末は、酸化マグネシウム、水酸
化カルシウム、ジメチルポリシロキサン、シリコーンボ
ール、球形シリカ及びガラスビーズのうちのいずれかに
よって形成される請求項1に記載の現像ローラ。 - 【請求項4】 前記コート層は、表面粗度が15〜17
〔μm〕の粗面を有する請求項1に記載の現像ローラ。 - 【請求項5】 静電潜像にトナーを付着させる請求項1
に記載の現像ローラを備えた現像装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23793396A JP3499689B2 (ja) | 1996-09-09 | 1996-09-09 | 現像ローラ及び現像装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23793396A JP3499689B2 (ja) | 1996-09-09 | 1996-09-09 | 現像ローラ及び現像装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1083116A JPH1083116A (ja) | 1998-03-31 |
JP3499689B2 true JP3499689B2 (ja) | 2004-02-23 |
Family
ID=17022614
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23793396A Expired - Lifetime JP3499689B2 (ja) | 1996-09-09 | 1996-09-09 | 現像ローラ及び現像装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3499689B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4612697B2 (ja) | 2008-02-26 | 2011-01-12 | 株式会社沖データ | 現像装置及び画像形成装置 |
-
1996
- 1996-09-09 JP JP23793396A patent/JP3499689B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH1083116A (ja) | 1998-03-31 |
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