JP3498692B2 - チップ部品の供給装置 - Google Patents

チップ部品の供給装置

Info

Publication number
JP3498692B2
JP3498692B2 JP2000266634A JP2000266634A JP3498692B2 JP 3498692 B2 JP3498692 B2 JP 3498692B2 JP 2000266634 A JP2000266634 A JP 2000266634A JP 2000266634 A JP2000266634 A JP 2000266634A JP 3498692 B2 JP3498692 B2 JP 3498692B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
chip
feed lever
feed
lever
chip mounter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2000266634A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2001189591A (ja
Inventor
章 根本
繁己 高橋
仁平 甲斐下
光弘 名村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Murata Manufacturing Co Ltd filed Critical Murata Manufacturing Co Ltd
Priority to JP2000266634A priority Critical patent/JP3498692B2/ja
Priority to SG200005617A priority patent/SG105469A1/en
Priority to GB0024067A priority patent/GB2356394B/en
Priority to US09/678,096 priority patent/US6705819B1/en
Priority to KR10-2000-0075922A priority patent/KR100371305B1/ko
Priority to CNB001307983A priority patent/CN1170750C/zh
Publication of JP2001189591A publication Critical patent/JP2001189591A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3498692B2 publication Critical patent/JP3498692B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65GTRANSPORT OR STORAGE DEVICES, e.g. CONVEYORS FOR LOADING OR TIPPING, SHOP CONVEYOR SYSTEMS OR PNEUMATIC TUBE CONVEYORS
    • B65G23/00Driving gear for endless conveyors; Belt- or chain-tensioning arrangements
    • B65G23/38Driving gear for endless conveyors; Belt- or chain-tensioning arrangements for effecting intermittent movement of belts or chains
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65GTRANSPORT OR STORAGE DEVICES, e.g. CONVEYORS FOR LOADING OR TIPPING, SHOP CONVEYOR SYSTEMS OR PNEUMATIC TUBE CONVEYORS
    • B65G27/00Jigging conveyors
    • B65G27/10Applications of devices for generating or transmitting jigging movements
    • B65G27/12Applications of devices for generating or transmitting jigging movements of shaking devices, i.e. devices for producing movements of low frequency and large amplitude
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65GTRANSPORT OR STORAGE DEVICES, e.g. CONVEYORS FOR LOADING OR TIPPING, SHOP CONVEYOR SYSTEMS OR PNEUMATIC TUBE CONVEYORS
    • B65G47/00Article or material-handling devices associated with conveyors; Methods employing such devices
    • B65G47/02Devices for feeding articles or materials to conveyors
    • B65G47/04Devices for feeding articles or materials to conveyors for feeding articles
    • B65G47/06Devices for feeding articles or materials to conveyors for feeding articles from a single group of articles arranged in orderly pattern, e.g. workpieces in magazines
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K13/00Apparatus or processes specially adapted for manufacturing or adjusting assemblages of electric components
    • H05K13/02Feeding of components
    • H05K13/022Feeding of components with orientation of the elements

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Supply And Installment Of Electrical Components (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はチップ部品の供給装
置、特にチップマウンタの駆動力を利用してチップ部品
を一方向に間欠供給する装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、チップ部品の供給装置として、ホ
ッパ内に溜められたチップ部品をチップマウンタの動作
に連動して上下動するパイプによって、ホッパ底部の排
出穴から1個ずつ無端ベルト上へ落下させるとともに、
ベルト送り機構によって無端ベルトを前方へ間欠駆動さ
せ、ベルトの先端部に運ばれたチップ部品をチップマウ
ンタによって1個ずつ取り出すようにしたものが知られ
ている(例えば特開平8−48419号公報参照)。
【0003】上記供給装置の場合、ホッパ内のチップ部
品を排出穴から落下させるためのパイプは、チップマウ
ンタによって押し下げられる駆動レバーによって上下方
向に作動され、ベルト送り機構もチップマウンタに同期
して移動する引込み手段によって駆動レバーを揺動さ
せ、ラチェット爪を介してベルト駆動用プーリを間欠回
転させるようになっている。このようにチップマウンタ
による入力荷重を利用してチップ部品をホッパからベル
ト上へ取り出し、かつベルトによってチップ部品を間欠
搬送するようにしてあるので、格別な駆動源を必要とせ
ず、しかもチップマウンタと供給装置との同期性を容易
に得ることができるという利点がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年、この
種の供給装置には高い供給能力が要求され、1個当たり
のチップ部品の供給時間が0.1秒以下のものも実用化
されつつある。このような短時間にチップ部品を供給し
ようとすると、ベルト上のチップ部品に跳ね上がりや滑
りが生じ、安定した供給ができなくなるという問題が生
じる。その理由を図1にしたがって説明する。
【0005】図1の(a)と(b)は供給装置を駆動す
るチップマウンタとベルトの動作の一例を示す。チップ
マウンタは(a)のように時刻t1 で降下を開始し、時
刻t2 で下死点に到達する。そして、時刻t2 〜t3
間チップマウンタを停止させ、その間にベルト上を搬送
された先頭のチップ部品の吸着を行なう。時刻t3 でチ
ップマウンタは上昇を開始し、時刻t4 で上死点に到達
する。時刻t4 〜t5 の間に、吸着ノズルの移動、チッ
プ部品の姿勢認識を行い、吸着したチップ部品を回路基
板などにマウントする。一方、ベルトは(b)のよう
に、チップマウンタの上昇に同期して駆動されるので、
チップマウンタが上昇している間Δta (t3 〜t4
のみ前方へ駆動され、その他の時間は停止している。
【0006】上記のようにタクトタイムTが0.1秒に
もなる高速運転では、ベルトの駆動時間Δta もそれに
比例して短くなる。そのため、ベルトを高速で駆動しな
ければならず、チップ部品とベルトとの間で摩擦力が有
効に働かず、チップ部品がベルト上で跳ね上がったり滑
ったりして、安定した供給ができない。
【0007】そこで、本発明の目的は、チップマウンタ
の動作速度より低速に、かつチップマウンタが停止して
いる間も搬送部を動作させ、高速運転時にも安定してチ
ップ部品を供給できるチップ部品の供給装置を提供する
ことにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明は、チップマウンタの荷重入
力に応じてフィードレバーを作動させ、フィードレバー
に一方向送り機構を介して連結された搬送ベルトを一方
向に間欠駆動させて、搬送ベルト上のチップ部品を一方
向に供給する装置において、上記チップマウンタの作動
方向の荷重入力をエネルギーとして蓄え、フィードレバ
ーを復帰方向に付勢する付勢手段を設けるとともに、上
記チップマウンタの復帰方向への動作に対して、フィー
ドレバーの復帰動作を遅延させる渦電流ダンパまたはヒ
ステリシスブレーキよりなる遅延機構を設け、上記チッ
プマウンタが作動方向に動作した時、上記フィードレバ
ーをチップマウンタに連動して作動方向へ動作させ、上
記一方向送り機構によって搬送ベルトを停止状態で維持
させるとともに、上記チップマウンタが復帰方向に動作
した時、上記付勢手段および上記遅延機構により上記フ
ィードレバーをチップマウンタに対して遅延して復帰動
作させ、上記一方向送り機構を介して搬送ベルトを駆動
することを特徴とするチップ部品の供給装置を提供す
る。
【0009】請求項1にかかるチップ部品の供給装置の
動作を図1の(c)にしたがって説明する。本供給装置
では、チップマウンタが作動する時(t1 〜t2 )には
ベルトは停止しており、チップマウンタが復帰する時
(t3 〜t4 )にベルトが駆動される。但し、遅延機構
のためにベルトはチップマウンタの復帰動作と同期せ
ず、チップマウンタが上死点に到達した後もベルトは低
速で駆動を続ける。そのため、ベルトの駆動時間Δtb
(t3 〜t6 )を従来の駆動時間Δta (t3 〜t4
に比べて長くでき、同じ搬送量であれば低速で駆動する
ことができる。そのため、ベルトとチップ部品との間の
摩擦力を有効に働かせることができ、高速運転であって
もチップ部品を安定して供給できる。特に、本供給装置
では、チップマウンタの入力荷重によってベルトが駆動
されるのではなく、チップマウンタが復帰動作すると
き、付勢手段に蓄えられたエネルギーによってベルトが
駆動される。そのため、チップマウンタの動作に制約を
受けず、ベルトを低速で駆動することが可能となる。
【0010】ベルトの駆動終了時刻t6 は、次のチップ
マウンタの降下開始時刻t5 以前であればよく、ベルト
の駆動時間を時刻t3 〜t5 の間でできるだけ長く確保
することができる。ベルトの動作速度は、遅延機構によ
って調整可能である。
【0011】遅延機構としては、渦電流ダンパ、流体の
粘性を利用したダンパ、エアダンパなど公知の遅延機構
の中で渦電流ダンパを用いるのがよい。遅延機構を設け
る位置は、フィードレバーの部分に限らず、一方向送り
機構部分やベルトの駆動部に設けてもよい。遅延機構の
作用特性は、フィードレバーの作動方向および復帰方向
の双方向に抵抗力を作用させるようにしてもよいが、フ
ィードレバーの作動方向へは抵抗力が作用せず、復帰方
向にのみ作用するようにしてもよい。付勢手段として
は、スプリングのように弾性エネルギーとして蓄えるも
のや、重りのように位置エネルギーとして蓄えるものが
使用可能である。
【0012】請求項2では、請求項1におけるベルトに
代えて往復移動する搬送部材を用いたものである。すな
わち、チップマウンタの荷重入力に応じてフィードレバ
ーを作動させ、フィードレバーに伝達機構を介して連結
された搬送部材を往復作動させて、搬送部材上のチップ
部品を摩擦力により一方向に供給する装置において、上
記チップマウンタの作動方向の荷重入力をエネルギーと
して蓄え、フィードレバーを復帰方向に付勢する付勢手
段を設けるとともに、上記チップマウンタの復帰方向へ
の動作に対して、フィードレバーの復帰動作を遅延させ
渦電流ダンパまたはヒステリシスブレーキよりなる
延機構を設け、上記チップマウンタが作動方向に動作し
た時、上記フィードレバーをチップマウンタに連動して
作動方向へ動作させ、上記伝達機構を介して搬送部材を
高速後退させることでチップ部品を搬送部材に対して滑
らせるとともに、上記チップマウンタが復帰方向に動作
した時、上記遅延機構により上記フィードレバーをチッ
プマウンタに対して遅延して復帰動作させ、上記伝達機
構を介して搬送部材を低速前進させることでチップ部品
を搬送部材と一体的に搬送することを特徴とするチップ
部品の供給装置である。
【0013】まずチップマウンタが作動方向に動作する
と、これに追随してフィードレバーが動作し、伝達機構
を介して搬送部材を高速後退させる。これにより、搬送
部材上のチップ部品には摩擦力が殆ど働かず、チップ部
品はその位置で保持されて搬送部材のみが後退する。次
に、チップマウンタが復帰方向に動作すると、フィード
レバーは遅延機構によりチップマウンタに遅れて復帰動
作する。そのため、伝達機構を介して連結された搬送部
材もチップマウンタに遅れて低速で前進する。搬送部材
が低速で前進するので、その上に載置されたチップ部品
に摩擦力が作用し、搬送部材と一体にチップ部品も前進
する。搬送部材が前進している時間は、遅延機構によっ
てチップマウンタが次に作動を開始する直前まで延長す
ることができる。そのため、搬送部材の駆動時間をでき
るだけ長く確保でき、搬送部材を低速前進させることが
できるので、高速運転であってもチップ部品を安定して
供給することができる。
【0014】請求項3は、請求項2における伝達機構
が、フィードレバーの作動に連れて一方向に間欠回転す
るカムと、搬送部材をカム面に追随接触させるスプリン
グとを備えることを特徴とする。すなわち、チップマウ
ンタが作動方向に動作した時、フィードレバーを介して
カムを回転させ、搬送部材をカムの山から谷へ落とし込
む。これにより、搬送部材は高速で後退する。チップマ
ウンタが復帰方向に動作した時、搬送部材をカムの谷か
ら山へ乗り上げさせ、搬送部材を低速で前進させる。こ
の搬送部材の前進速度を、カムの形状と遅延機構との働
きによって遅くすることで、搬送部材とチップ部品との
間に十分な摩擦力を働かせ、チップ部品を滑りなく供給
できる。
【0015】請求項4は、請求項2における伝達機構
が、揺動軸を間にして両側に突設された腕部にフィード
レバーと搬送部材とが回転自在に連結されたベルクラン
クを備えることを特徴とする。フィードレバーと搬送部
材とをベルクランクを介して連結すると、フィードレバ
ーと搬送部材は同期して作動される。このとき、フィー
ドレバーを作動時には速く、復帰時には遅延機構によっ
て遅く動作させることで、搬送部材を高速後退、低速前
進させることができる。
【0016】請求項1,2のように、遅延機構として渦
電流ダンパを用いるのが望ましい。渦電流ダンパは周知
のように、磁束発生手段(例えば磁石など)に対して導
体を対向させて配置し、磁束発生手段および導体の一方
を他方に対して対向方向と垂直方向に相対移動可能とす
る。導体に誘導される渦電流が磁束の変化を妨げる向き
に生じるので、この渦電流によって可動部材に抵抗力を
与えるとともに、可動部材の変位速度が大きいほど大き
な抵抗力を与えるものである。つまり、渦電流ダンパは
速度に比例した荷重が得られるので、ばね力との関係に
より決まる速度に達したところで加速が止まる。そのた
め、高速動作時において、確実な搬送を実現できる。例
えばフィードレバーと固定部との間に渦電流ダンパを設
けた場合、フィードレバーがある方向へ移動しようとす
ると、フィードレバーにはその方向への動きを妨げる抵
抗力が作用する。フィードレバーの作動方向への駆動力
はチップマウンタによって与えられるので、渦電流ダン
パの抵抗力が働いても、その抵抗力に妨げられることな
くフィードレバーはチップマウンタと一体に作動方向へ
移動するが、フィードレバーの復帰方向への駆動力は付
勢手段によって与えられるので、付勢手段の付勢力が渦
電流ダンパによって抑制され、フィードレバーを低速で
復帰させることができる。渦電流ダンパは摺動部を有し
ないので、長期間使用しても特性が変化しないという利
点がある。
【0017】また、遅延機構としてヒステリシスブレー
キを用いてもよい。ヒステリシスブレーキは、N,S極
が交互に設けられた複合磁極と、複合磁極に対面し、対
面方向と垂直方向に相対移動自在に配置された磁性体と
からなり、磁性体のヒステリシス損失を利用してブレー
キ力を発生するものである。ヒステリシスブレーキの場
合、渦電流ダンパと異なり、ブレーキ力が速度に依存せ
ず、低速動作時でもブレーキ力を得やすい利点がある。
例えばこのヒステリシスブレーキをフィードレバーと固
定部との間に設けた場合、フィードレバーが低速で動作
した場合でも、十分なブレーキ力を得ることができ、遅
延動作を確実に実行できる。なお、ヒステリシスブレー
キも摺動部を有しないので、長期間使用しても特性が変
化しない。
【0018】請求項7のように、ヒステリシスブレーキ
を構成する磁性体の全部または一部を導電性材料で形成
することにより、渦電流ダンパとしての機能を付加する
のが望ましい。上記のようにヒステリシスブレーキは速
度に依存しないため、これ単体で用いると、フィードレ
バーは加速を続けることになり、速度コントロールおよ
び上死点における衝撃と音の発生を抑制することが難し
くなることがある。そこで、ヒステリシスブレーキに渦
電流タンバの機能を追加することにより、低速から高速
までのあらゆる動作に対して、安定した供給を行うこと
が可能となる。
【0019】
【発明の実施の形態】図2〜図6は本発明にかかるチッ
プ部品の供給装置の第1実施例を示す。なお、この実施
例では、チップ部品Pとして両端部に電極を有する角形
のチップ型電子部品を用いた。この供給装置は、フィー
ドレバー1と、フィードレバー1を上方へ復帰付勢する
スプリング2とを備えており、フィードレバー1は装置
本体に対してリンク3およびベルクランク4を介して上
下方向に移動自在に支持されている。フィードレバー1
の上部にはチップマウンタのマウンタレバーAが配置さ
れており、マウンタレバーAはチップマウンタの動作に
連動して上下に所定ストローク範囲だけ移動する。その
ため、フィードレバー1はマウンタレバーAによって下
方向に押される。
【0020】フィードレバー1の下端部は、ベルクラン
ク4を介してリンク5と連結され、さらに駆動プーリ1
0と同軸に取り付けられた揺動プレート6と連結されて
いる。ベルクランク4は、装置本体に軸4aを支点とし
て揺動可能に設けられ、2本の腕部先端がピン4b,4
cを介してフィードレバー1の下端部とリンク5とに連
結されている。揺動プレート6には駆動プーリ10と噛
み合う送り爪7が取り付けられており、揺動プレート6
を揺動させることにより、駆動プーリ10を一方向にの
み回転させることができる。
【0021】駆動プーリ10と従動プーリ11との間に
は無端状の搬送ベルト12が水平に巻きかけられてお
り、ベルト12上には複数のチップ部品Pが一列に整列
されて載置されている。フィードレバー1を上下動させ
ることにより、送り爪7によって駆動プーリ10を反時
計回り方向にのみ回転させ、ベルト12上のチップ部品
Pを1ピッチずつ間欠的に前進させることができる。
【0022】フィードレバー1の側部には遅延機構の一
例である渦電流ダンパ8が設けられている。この渦電流
ダンパ8は、フィードレバー1に設けられた断面コ字形
のヨーク8aと、ヨーク8aに取り付けられた磁石8b
と、ヨーク8aの隙間を移動自在で装置本体に固定され
た非磁性導体板8cとからなり、ヨーク8aに発生する
磁界が導体板8cに対して直交方向に作用する。この実
施例では、フィードレバー1にヨーク8aを設け、装置
本体に非磁性導体板8cを設けたが、装置本体にヨーク
8aを設け、フィードレバー1に非磁性導体板8cを設
けてもよい。また、ヨーク8aの断面形状はコ字形であ
る必要はなく、断面四角形(平板状)でもよい。
【0023】渦電流ダンパ8の働きにより、フィードレ
バー1(ヨーク8a)が下方へ移動しようとすると、フ
ィードレバー1には下方への動きを妨げる抵抗力が作用
し、逆に上方へ移動しようとすると、フィードレバー1
の上方への動きを妨げる抵抗力が作用する。フィードレ
バー1の下方への動作力はマウンタレバーAによって与
えられるので、渦電流ダンパ8の抵抗力が働いても、そ
の抵抗力に妨げられることなくフィードレバー1はマウ
ンタレバーAと一体に下方へ移動するが、フィードレバ
ー1の上方への動作力はスプリング2によって与えられ
るので、スプリング2の付勢力が渦電流ダンパ8によっ
て抑制され、フィードレバー1は低速で上昇する。
【0024】次に、上記供給装置の動作を図2、図4〜
図6にしたがって説明する。図2はマウンタレバーAが
上死点にある状態を示し、フィードレバー1もマウンタ
レバーAと接触した位置で停止している。図2の状態か
らマウンタレバーAが下降すると、これに同期してフィ
ードレバー1も下降する(図4参照)。このとき、スプ
リング2が引っ張り変形し、マウンタレバーAの入力エ
ネルギーを弾性エネルギーとして蓄える。同時に、ベル
クランク4、リンク5および揺動プレート6によって送
り爪7は駆動プーリ10の回りを時計回り方向に空転す
る。そのため、搬送ベルト12は静止している。図5は
マウンタレバーAが下死点で停止した状態を示す。この
状態で、チップマウンタに設けられた吸着ノズルBがベ
ルト12上の先頭の部品P1 を吸着する。マウンタレバ
ーAが下死点から上昇を始めると、図6のように吸着ノ
ズルBが先頭部品P1 を持ち上げた後、スプリング2に
蓄えられていた弾性エネルギーによってフィードレバー
1が上昇する。フィードレバー1が上昇すると、送り爪
7によって駆動プーリ10を反時計回り方向へ回転さ
せ、搬送ベルト12を前方へ1ピッチ分だけ送る。その
ため、ベルト12上のチップ部品Pも1ピッチ分だけ搬
送され、2番目のチップ部品P2 が吸着位置へ到達す
る。
【0025】フィードレバー1が上昇する時、渦電流ダ
ンパ8の作用により、破線矢印で示すようなブレーキ力
が作用し、スプリング2に蓄えられていた弾性エネルギ
ーを徐々に放出し、フィードレバー1の上昇速度および
搬送ベルト12の送り速度を低速度に抑える。そのた
め、マウンタレバーAが上死点に到達しても、フィード
レバー1は上昇を続ける。よって、マウンタレバーAが
上死点で停止してチップマウンタからの荷重入力がない
時でも、フィードレバー1は動作を続けるため、これに
接続されたベルト12も送り動作を続ける。
【0026】上記マウンタレバーAの動作に伴う搬送ベ
ルト12の動作は、図1の(c)に示した通りである。
上記遅延機構(渦電流ダンパ8)の作用により、搬送ベ
ルト12の駆動時間Δtb を長くできるので、同一搬送
量であればよりベルト12を低速で駆動することがで
き、ベルト12上のチップ部品Pを跳ね上がりや滑りを
発生させずに安定して供給できる。
【0027】なお、上記実施例では、フィードレバー1
の下降時にスプリング2を変形させてエネルギーを蓄
え、上昇時に蓄えたエネルギーを放出する動作を示した
が、逆の動作であっても構わない。また、スプリング2
は引張スプリングに限らず、圧縮スプリングでもよく、
さらにコイルスプリングに代えて板ばねや捩りばねなど
を使用することが可能である。したがって、スプリング
2の取付位置はフィードレバー1の側部に限らず、ベル
クランク4の軸部や揺動プレート6の軸部に設けてもよ
い。
【0028】図7〜図10は本発明にかかるチップ部品
の供給装置の第2実施例を示す。この実施例では、搬送
部材として第1実施例におけるベルトに代えて前後方向
に往復運動するブレードを用いたものである。なお、図
2と同一機能部品には同一符号を付して重複説明を省略
する。
【0029】フィードレバー1の下端部はベルクランク
20を介してブレード21に連結されている。ベルクラ
ンク20は装置本体に軸20aを支点として揺動可能に
設けられ、2本の腕部先端がピン20b,20cを介し
てフィードレバー1の下端部とブレード21とに連結さ
れている。そのため、フィードレバー1の上下運動がブ
レード21の前後往復運動に変換される。ブレード21
は水平方向に移動自在にガイドされており、ブレード2
1の上面にチップ部品Pが整列されて載置されている。
なお、図示しないが、ブレード21はチップ部品Pを1
列に整列させる案内溝の底部を構成している。
【0030】上記実施例の供給装置の動作を図7〜図1
0を参照して説明する。図7はマウンタレバーAが上死
点にある状態を示し、フィードレバー1もマウンタレバ
ーAと接触した位置にある。なお、フィードレバー1が
上端位置にあるので、ベルクランク20を介して連結さ
れたブレード21は前端位置にある。図8はマウンタレ
バーAが下降を開始した状態を示し、マウンタレバーA
に同期してフィードレバー1も下降する。このとき、ス
プリング2が引っ張り変形し、マウンタレバーAの入力
エネルギーを弾性エネルギーとして蓄える。同時に、ベ
ルクランク4を介してブレード21は高速で後退し、ブ
レード21とチップ部品Pとの間で滑りが生じ、チップ
部品Pはその位置を保ったままブレード21のみが後退
する。図9はマウンタレバーAが下死点に停止した状態
を示す。この時点で、チップ部品Pはブレード21の前
端位置付近に位置している。
【0031】マウンタレバーAが下死点から上昇を始め
ると、図10のようにスプリング2に蓄えられていた弾
性エネルギー(ばね力)によってフィードレバー1が上
昇する。フィードレバー1が上昇すると、ベルクランク
20を介してブレード21が前進する。この時、遅延機
構(渦電流ダンパ8)の作用によって、フィードレバー
1の上昇速度が低速度に抑えられるので、ブレード21
の前進速度も低速度となる。つまり、ブレード21を低
速前進させることで、ブレード21の摩擦力によってチ
ップ部品P全体を1ピッチ分だけ前方へ移動させる。そ
して、チップ部品Pが前端位置へ搬送された時点で図示
しない吸着ノズルによって先頭の部品を吸着すればよ
い。
【0032】図11(a)〜(c)は図7に示した供給
装置のマウンタレバーAとブレード21の動きを示す。
なお、図11の(b)は遅延機構(渦電流ダンパ8)を
有しない場合のブレード21の動きを示す。遅延機構を
有しない場合には、(b)のようにマウンタレバーAの
上昇に同期してブレード21が前進するので、ブレード
21の前進時間Δta が短く、ブレード21とチップ部
品Pとの間で滑りが発生する可能性がある。これに対
し、遅延機構8を設けることにより、(c)のようにマ
ウンタレバーAの上昇に同期せずにブレード21が前進
するので、ブレード21の前進時間Δtb を長くでき、
ブレード21とチップ部品Pとの間で十分な摩擦力を発
生させることができる。そのため、チップ部品Pを安定
して供給することが可能となる。
【0033】図12〜図15は本発明にかかるチップ部
品の供給装置の第3実施例を示す。この実施例は、搬送
部材として第2実施例と同様にブレード21を用いたも
のであるが、ブレード21を往復動作させるためにカム
機構を用いている。また、フィードレバー1は装置本体
に設けられたガイド部29によって上下動自在にガイド
されている。なお、図7と同一機能部品には同一符号を
付して重複説明を省略する。
【0034】ブレード21はスプリング22によって後
方へ常時付勢されており、そのためブレード21の後端
部に設けられた突起21aがカム23の周面に接触して
いる。カム23には同軸にラチェットギヤ(図示せず)
が連結されており、このラチェットギヤにはフィードレ
バー1の下端部に設けられた一対の送り爪24,25が
噛み合い、カム23は反時計回り方向にのみ間欠駆動さ
れる。
【0035】ここで、上記供給装置の動作を図12〜図
15にしたがって説明する。図12はマウンタレバーA
が上死点にある状態を示し、フィードレバー1もマウン
タレバーAと接触した上端位置にある。そして、ブレー
ド21の後端部の突起21aはカム23の山部に接触し
ており、ブレード21は前端位置にある。
【0036】図13はマウンタレバーAの下降途中の状
態を示し、マウンタレバーAに同期してフィードレバー
1も下降する。このとき、スプリング2が引っ張り変形
し、マウンタレバーAの入力エネルギーを弾性エネルギ
ーとして蓄える。同時に、前側の送り爪24がカム23
(ラチェットギヤ)を反時計回り方向に回転させるの
で、ブレード21の後端部の突起21aはカム23の谷
部に落ち込み、ブレード21は高速で後退する。そのた
め、ブレード21とチップ部品Pとの間で滑りが生じ、
チップ部品Pはその位置を保ったままブレード21のみ
が後退する。図14はマウンタレバーAが下死点に停止
した状態を示す。この時点で、ブレード21は後端位置
にあり、チップ部品Pはブレード21の先端部付近に位
置している。
【0037】マウンタレバーAが下死点から上昇を始め
ると、図15のようにスプリング2に蓄えられていた弾
性エネルギーによってフィードレバー1が上昇する。フ
ィードレバー1が上昇すると、後側の送り爪25がカム
23(ラチェットギヤ)を反時計回り方向に回転させる
ので、ブレード21の後端部の突起21aはカム23の
谷部から山部へと乗り上げ、ブレード21は低速で前進
する。この時、遅延機構(渦電流ダンパ8)の作用によ
って、フィードレバー1の上昇速度が低速度に抑えられ
るので、カム23の回転速度が低速となり、ひいてはブ
レード21の前進速度も低速度となる。つまり、ブレー
ド21を低速前進させることで、ブレード21の摩擦力
によってチップ部品P全体を1ピッチ分だけ前方へ移動
させる。
【0038】図16は図12に示した供給装置のマウン
タレバーAとブレード21の動きを示す。なお、図16
の(b)は遅延機構(渦電流ダンパ8)を有しない場合
のブレード21の動きを示す。遅延機構を有しない場合
には、(b)のようにマウンタレバーAの上昇に同期し
てブレード21が前進するので、ブレード21の前進時
間Δta が短いが、遅延機構8を有する場合には、
(c)のようにマウンタレバーAの上昇に同期せずにブ
レード21が前進するので、ブレード21の前進時間Δ
b を長くでき、ブレード21とチップ部品Pとの間で
十分な摩擦力を発生させることができる。なお、後退時
には(b)および(c)のいずれの場合も、ブレード2
1の後端部の突起21aがカム23の谷部に落ち込むこ
とで、ブレード21は高速で後退する。
【0039】この実施例の場合、カム23のカム形状と
遅延機構8との相乗効果によってブレード21の前進速
度を一層低くすることができ、ブレード21とチップ部
品Pとの間の摩擦力をより効果的に作用させることがで
きる。また、ブレード21の後退速度はマウンタレバー
Aの速度に依存せず、カム23の山部から谷部への落ち
込みによって決定されるので、後退速度を大きくでき、
後退時にチップ部品Pをブレード21に対して確実に滑
らせることができる。したがって、極めて安定した供給
が可能となる。
【0040】図17,図18は本発明にかかるチップ部
品の供給装置の第4実施例を示す。この実施例は、第2
実施例(図7参照)と同様に搬送部材としてブレード2
1を用いるとともに、遅延機構としてヒステリシスブレ
ーキ30を用いたものである。なお、図7と同一機能部
品には同一符号を付して重複説明を省略する。ヒステリ
シスブレーキ30は、複合磁極32が設けられたヨーク
31と、複合磁極32に対向して配置された軟質磁性体
33とで構成されている。ヨーク31はフィードレバー
1と一体に設けられ、軟質磁性体33は、例えば装置本
体に固定されている。この実施例の複合磁極32は、図
18に示すように、複数個の磁石32a〜32cをN,
S極が交互になるように配置したものであり、軟質磁性
体33は複合磁極32に対面し、対面方向と垂直方向に
相対移動自在に配置されている。なお、複合磁極32を
複数の磁石で構成する場合に代えて、1個の磁石に複数
の磁極を交互に設けてもよい。
【0041】ここで、ヒステリシスブレーキ30の作動
原理を図19に従って説明する。磁石32a〜32cに
よる起磁力Hが図19の(b)のように正弦波状である
場合、それに伴って磁化される磁性体33の磁束密度B
は図19の(c)のようになる。起磁力Hと磁束密度B
との位相遅れθは、図19の(d)に示す磁性体33の
ヒステリシスカーブ(B−H曲線)に起因する。つま
り、B−H曲線がヒステリシス特性を有するので、空間
的に正弦波分布した複合磁極32の作る起磁力Hに対し
て、これによって磁化される磁性体33の磁束密度B
は、その形が正弦波からずれた歪波形となり、かつ起磁
力Hに対して位相がθだけずれる。ここで、フレミング
左手の法則を用いて力Tを求めると、次式のようにな
る。T=k・H・B・sin θ (但し、kは定数)した
がって、ヒステリシス損失の大きな磁性体33を使用す
れば、θが大きくなるので、それだけブレーキ力Tを大
きくすることができる。
【0042】ヒステリシスブレーキ30は、発生するブ
レーキ力が速度に依存しないという特性を持つので、低
速動作時でもブレーキ力を得やすい。したがって、ヒス
テリシスブレーキ30をフィードレバー1と装置本体と
の間に設けた場合、フィードレバー1が低速で動作した
場合でも、十分なブレーキ力を得ることができ、確実な
遅延動作を実行できる。すなわち、フィードレバー1が
スプリング2に蓄えられていた弾性エネルギー(ばね
力)によって上昇する時、ヒステリシスブレーキ30の
作用によって、フィードレバー1の上昇速度が低速度に
抑えられるので、ブレード21の前進速度も低速度とな
る。つまり、ブレード21を低速前進させることで、ブ
レード21の摩擦力によってチップ部品P全体を1ピッ
チ分だけ確実に前方へ移動させることができる。
【0043】第4実施例において、ヒステリシスブレー
キ30を構成する磁性体33として、導電性を有する材
料を用いるか、あるいは磁性体に導電性材料を貼り合わ
せてもよい。この場合には、ヒステリシスブレーキ30
が渦電流ダンパの機能も兼ね備えることができる。つま
り、ヒステリシスブレーキの効果として、低速動作時に
も強力なブレーキ力が得られるとともに、フィードレバ
ー1の速度が高速になると、渦電流ダンパとしての効果
が強くなり、より強い減速がかかる。これにより、フィ
ードレバー1の過度な加速を抑制し、確実な搬送を行う
ことができる。
【0044】往復移動する搬送部材としてはブレードに
限るものではなく、チップ部品の案内通路の底面を構成
でき、かつ前後移動しうるものであれば、如何なる部材
を用いてもよい。ただ、ブレードのような薄肉部材とし
た場合には、軽量化できるので、往復移動時の慣性の影
響を小さくできる。本発明において、チップマウンタ
(マウンタレバーA)の動作方向は上下方向に限らず、
横方向であってもよいし、斜め方向であってもよく、動
作方向は任意に選択できる。同様に、フィードレバーの
動作方向も上下方向に限らず、水平方向または斜め方向
でもよい。さらに、フィードレバーは直線移動するもの
に限らず、回転軸を中心として揺動するものでもよい。
【0045】第4実施例では、遅延機構であるヒステリ
シスブレーキ30をブレード21を用いた供給装置に適
用したが、図2に示すようなベルト12を用いた供給装
置にも同様に適用できることは勿論である。上記実施例
では、渦電流ダンパ8やヒステリシスブレーキ30など
の遅延機構を、フィードレバー1と装置本体(固定部)
との間に設けたが、これに限るものではない。例えば、
フィードレバーと別部材との間に設けてもよく、この別
部材は、少なくともフィードレバーが復帰動作中は動か
ない部材であればよい。また、フィードレバー以外に、
ブレードと装置本体との間に遅延機構を設けてもよい。
【0046】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、請求項1
に記載の供給装置によれば、遅延機構を設けることによ
り、搬送ベルトはチップマウンタの復帰動作と同期せ
ず、チップマウンタが停止した後も低速で駆動を続け
る。そのため、ベルトを低速で長い時間駆動でき、ベル
トとチップ部品との間に働く摩擦力を有効に作用させ、
高速運転であってもチップ部品を安定して供給できる。
また、遅延機構が渦電流ダンパまたはヒステリシスブレ
ーキよりなるので、摺動部を有さず、長期間使用しても
特性が変化しないという利点がある。
【0047】また、請求項2に記載の供給装置は、搬送
部材の送り(前進)と戻り(後退)にスピード差をつ
け、摩擦力の違いによってチップ部品を一方向に供給す
るものであって、遅延機構によってフィードレバーはチ
ップマウンタに遅れて復帰動作し、これに追随して搬送
部材もチップマウンタに遅れて低速前進するので、搬送
部材上に載置されたチップ部品に摩擦力を有効に作用さ
せることができる。そのため、高速運転であってもチッ
プ部品を安定して供給することができる。また、遅延機
構が渦電流ダンパまたはヒステリシスブレーキよりなる
ので、摺動部を有さず、長期間使用しても特性が変化し
ないという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の供給装置と本発明にかかる供給装置との
動作を比較するためのタイムチャート図である。
【図2】本発明にかかる供給装置の第1実施例の側面図
である。
【図3】図2のX−X線断面図である。
【図4】図2の供給装置の下降時の側面図である。
【図5】図2の供給装置の下死点の側面図である。
【図6】図2の供給装置の上昇時の側面図である。
【図7】本発明にかかる供給装置の第2実施例の側面図
である。
【図8】図7の供給装置の下降時の側面図である。
【図9】図7の供給装置の下死点の側面図である。
【図10】図7の供給装置の上昇時の側面図である。
【図11】遅延機構を有しない供給装置と遅延機構を有
する図7の供給装置との動作を比較するためのタイムチ
ャート図である。
【図12】本発明にかかる供給装置の第3実施例の側面
図である。
【図13】図12の供給装置の下降時の側面図である。
【図14】図12の供給装置の下死点の側面図である。
【図15】図12の供給装置の上昇時の側面図である。
【図16】遅延機構を有しない供給装置と遅延機構を有
する図12の供給装置との動作を比較するためのタイム
チャート図である。
【図17】本発明にかかる供給装置の第4実施例の側面
図である。
【図18】図17のY−Y線断面図である。
【図19】ヒステリシスブレーキの作動原理図である。
【符号の説明】
A マウントレバー 1 フィードレバー 2 スプリング(付勢手段) 8 渦電流ダンパ(遅延機構) 12 搬送ベルト 20 ベルクランク 21 ブレード(搬送部材) 22 スプリング 23 カム 30 ヒステリシスブレーキ(遅延機構)
フロントページの続き (72)発明者 名村 光弘 京都府長岡京市天神2丁目26番10号 株 式会社村田製作所内 (56)参考文献 特開 平11−238999(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H05K 13/02

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】チップマウンタの荷重入力に応じてフィー
    ドレバーを作動させ、フィードレバーに一方向送り機構
    を介して連結された搬送ベルトを一方向に間欠駆動させ
    て、搬送ベルト上のチップ部品を一方向に供給する装置
    において、 上記チップマウンタの作動方向の荷重入力をエネルギー
    として蓄え、フィードレバーを復帰方向に付勢する付勢
    手段を設けるとともに、 上記チップマウンタの復帰方向への動作に対して、フィ
    ードレバーの復帰動作を遅延させる渦電流ダンパまたは
    ヒステリシスブレーキよりなる遅延機構を設け、 上記チップマウンタが作動方向に動作した時、上記フィ
    ードレバーチップマウンタに連動して作動方向へ動作
    させ、上記一方向送り機構によって搬送ベルトを停止状
    態で維持させるとともに、 上記チップマウンタが復帰方向に動作した時、上記付勢
    手段および上記遅延機構により上記フィードレバーをチ
    ップマウンタに対して遅延して復帰動作させ、上記一方
    向送り機構を介して搬送ベルトを駆動することを特徴と
    するチップ部品の供給装置。
  2. 【請求項2】チップマウンタの荷重入力に応じてフィー
    ドレバーを作動させ、フィードレバーに伝達機構を介し
    て連結された搬送部材を往復作動させて、搬送部材上の
    チップ部品を摩擦力により一方向に供給する装置におい
    て、 上記チップマウンタの作動方向の荷重入力をエネルギー
    として蓄え、フィードレバーを復帰方向に付勢する付勢
    手段を設けるとともに、 上記チップマウンタの復帰方向への動作に対して、フィ
    ードレバーの復帰動作を遅延させる渦電流ダンパまたは
    ヒステリシスブレーキよりなる遅延機構を設け、 上記チップマウンタが作動方向に動作した時、上記フィ
    ードレバーをチップマウンタに連動して作動方向へ動作
    させ、上記伝達機構を介して搬送部材を高速後退させる
    ことでチップ部品を搬送部材に対して滑らせるととも
    に、 上記チップマウンタが復帰方向に動作した時、上記遅延
    機構により上記フィードレバーをチップマウンタに対し
    て遅延して復帰動作させ、上記伝達機構を介して搬送部
    材を低速前進させることでチップ部品を搬送部材と一体
    的に搬送することを特徴とするチップ部品の供給装置。
  3. 【請求項3】上記伝達機構は、フィードレバーの作動に
    連れて一方向に間欠回転するカムと、搬送部材をカム面
    に追随接触させるスプリングとを備えることを特徴とす
    る請求項2に記載のチップ部品の供給装置。
  4. 【請求項4】上記伝達機構は、揺動軸を間にして両側に
    突設された腕部にフィードレバーと搬送部材とが回転自
    在に連結されたベルクランクを備えることを特徴とする
    請求項2に記載のチップ部品の供給装置。
  5. 【請求項5】上記ヒステリシスブレーキを構成する磁性
    体の全部または一部を導電性材料で形成することによ
    り、渦電流ダンパとしての機能を付加したことを特徴と
    する請求項1または2に記載のチップ部品の供給装置。
JP2000266634A 1999-10-18 2000-09-04 チップ部品の供給装置 Expired - Lifetime JP3498692B2 (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000266634A JP3498692B2 (ja) 1999-10-18 2000-09-04 チップ部品の供給装置
SG200005617A SG105469A1 (en) 1999-10-18 2000-09-29 Feeder for chip components
GB0024067A GB2356394B (en) 1999-10-18 2000-10-02 Feeder for chip components
US09/678,096 US6705819B1 (en) 1999-10-18 2000-10-04 Feeder for chip components
KR10-2000-0075922A KR100371305B1 (ko) 2000-09-04 2000-12-13 칩 부품의 공급 장치
CNB001307983A CN1170750C (zh) 2000-09-04 2000-12-13 芯片元件进给器

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29494299 1999-10-18
JP11-294942 1999-10-18
JP2000266634A JP3498692B2 (ja) 1999-10-18 2000-09-04 チップ部品の供給装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001189591A JP2001189591A (ja) 2001-07-10
JP3498692B2 true JP3498692B2 (ja) 2004-02-16

Family

ID=26560057

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000266634A Expired - Lifetime JP3498692B2 (ja) 1999-10-18 2000-09-04 チップ部品の供給装置

Country Status (4)

Country Link
US (1) US6705819B1 (ja)
JP (1) JP3498692B2 (ja)
GB (1) GB2356394B (ja)
SG (1) SG105469A1 (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20080011771A1 (en) * 2006-07-11 2008-01-17 The Coca-Cola Company Flexible Vending Machine
CN106240981B (zh) * 2016-09-30 2019-04-30 山东省计算中心(国家超级计算济南中心) 一种高压电缆薄膜行星转动式拆除装置
US10781049B2 (en) * 2017-06-26 2020-09-22 David Christensen Magnetic material handler
CN109677006B (zh) * 2019-02-26 2023-04-07 龙口锦昇包装有限公司 一种自动包角机
CN110683278A (zh) * 2019-10-10 2020-01-14 中国医学科学院北京协和医院 一种多功能测重传输装置
CN114873166B (zh) * 2022-05-20 2023-12-15 南京嘉翼精密机器制造股份有限公司 一种自动装配生产线
CN116453995B (zh) * 2023-06-16 2023-08-29 淄博美林电子有限公司 一种igbt全自动生产线

Family Cites Families (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55118698A (en) * 1979-03-05 1980-09-11 Matsushita Electric Ind Co Ltd Device for mounting electronic part
US5117963A (en) * 1990-12-12 1992-06-02 Micron Technology, Inc. System for automated handling of symmetrical supply tubes
JP2714295B2 (ja) * 1991-12-19 1998-02-16 三洋電機株式会社 部品装着装置
TW348933U (en) * 1992-12-10 1998-12-21 Matsushita Electric Ind Co Ltd Chip component supply equipment
JP3081400B2 (ja) * 1993-01-18 2000-08-28 三洋電機株式会社 電子部品自動装着装置
DE69503566T2 (de) * 1994-05-18 1999-03-25 Taiyo Yuden Kk Einrichtung und Verfahren für die Ablieferung von Chipkomponenten
JP3663651B2 (ja) * 1994-06-15 2005-06-22 松下電器産業株式会社 チップ部品供給装置
JPH09107196A (ja) 1995-10-09 1997-04-22 Sony Corp 部品供給方法及びその装置
EP0805620B1 (en) * 1996-05-01 2002-02-20 Pop Man Corporation Apparatus for feeding chip components
KR100279368B1 (ko) * 1996-11-15 2001-01-15 가와다 미쓰구 칩부품공급장치및이에사용되는흡착플레이트
JPH10178297A (ja) * 1996-12-17 1998-06-30 Taiyo Yuden Co Ltd 部品供給装置の部品取込機構
US6041964A (en) * 1997-10-02 2000-03-28 Universal Instruments Corporation Method and apparatus for supplying components
JPH11177285A (ja) * 1997-12-09 1999-07-02 Taiyo Yuden Co Ltd チップ部品供給装置
JPH11238999A (ja) 1998-02-19 1999-08-31 Fuji Mach Mfg Co Ltd 電気部品供給方法および装置

Also Published As

Publication number Publication date
GB2356394A (en) 2001-05-23
GB2356394B (en) 2001-10-10
SG105469A1 (en) 2004-08-27
US6705819B1 (en) 2004-03-16
GB0024067D0 (en) 2000-11-15
JP2001189591A (ja) 2001-07-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3498692B2 (ja) チップ部品の供給装置
KR100371305B1 (ko) 칩 부품의 공급 장치
CN106909053A (zh) 具有杠杆式擒纵机构的机械钟表机芯
JPH10168695A (ja) 電磁式ジャカード制御装置
JPH01306660A (ja) 編機の選針ラッチの作動方法並びに装置
JP3498691B2 (ja) チップ部品の供給装置
JPH0617806Y2 (ja) 板材の積層装置
KR20050083982A (ko) 전자 접촉기
US4392423A (en) Printing hammer driving apparatus
CN209836486U (zh) 一种送扣机的送扣机构
US20170327328A1 (en) Media stack compression
TW479047B (en) Feeding apparatus for chip component
JP3348148B2 (ja) シート供給装置
CS225141B2 (en) The shock absorber for printing hammer mechanism
JPS58197121A (ja) 物品の突上げ送出し装置
JP2004181132A (ja) パチンコ玉搬送装置及び搬送方法
JPH10218456A (ja) 搬送路切替えゲート
JP5772461B2 (ja) 部品搬送装置及び部品搬送方法
JPH0436275Y2 (ja)
CN114474048A (zh) 一种抱紧机构及可抑制末端晃动的scara机器人
CN113021888A (zh) 3d打印喷头的移动机构及其打印机
JPS63228698A (ja) チツプマウンタの電子部品供給装置
JP2570973B2 (ja) ドットインパクト式印字ヘッド装置
US3434371A (en) Silent ratchet
JPS59138400A (ja) Ic間欠給送装置

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3498692

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071205

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081205

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081205

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091205

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101205

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101205

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111205

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111205

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121205

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131205

Year of fee payment: 10

EXPY Cancellation because of completion of term