JPH11177285A - チップ部品供給装置 - Google Patents

チップ部品供給装置

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JPH11177285A
JPH11177285A JP9338688A JP33868897A JPH11177285A JP H11177285 A JPH11177285 A JP H11177285A JP 9338688 A JP9338688 A JP 9338688A JP 33868897 A JP33868897 A JP 33868897A JP H11177285 A JPH11177285 A JP H11177285A
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belt
speed
chip component
lever
component
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JP9338688A
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Inventor
Tatsuichi Ito
達一 伊藤
Koji Saito
浩二 斉藤
Taro Yasuda
太郎 安田
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Taiyo Yuden Co Ltd
Original Assignee
Taiyo Yuden Co Ltd
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    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K13/00Apparatus or processes specially adapted for manufacturing or adjusting assemblages of electric components
    • H05K13/02Feeding of components
    • H05K13/028Simultaneously loading a plurality of loose objects, e.g. by means of vibrations, pressure differences, magnetic fields

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Supply And Installment Of Electrical Components (AREA)
  • Automatic Assembly (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 レバー機構の操作部に加わる押圧動作の速度
が速くなっても、ベルトによる部品搬送を的確に行える
チップ部品供給装置を提供する。 【解決手段】 操作レバー11の操作部11bに加わる
押圧動作が等速度運動である場合でも、カム面13cの
形状に基づいて、ラチェット駆動レバー14(=ベルト
9)には図7に示した速度線VLに準じた初動速度の遅
い非等速度運動、詳しくは速度が徐々に速くなる加速度
運動、好ましくは等加速度運動が付与されることにな
る。依って、チップ部品Pの高速供給に対応するため
に、操作レバー11の操作部11bに加える押圧動作の
速度を速くしてもこれに比例した高速度でベルト9が移
動するようなことはなく、ベルト9の初動速度を遅くす
ることによって該ベルト9とチップ部品Pとの間に生じ
る滑りを未然に防止して、ベルト9による部品搬送を的
確且つ安定に行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ベルトを間欠移動
させてチップ部品の搬送を行うチップ部品供給装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のチップ部品供給装置を開
示するものとして、特開平6−232596号公報があ
る。同公報に開示されたチップ部品供給装置は、チップ
部品を搬送する無端状ベルトと、ベルトを間欠移動する
ラチェット機構と、ラチェット機構を駆動するレバー機
構とを備えており、レバー機構の操作部を押圧すること
によりラチェット機構を介してベルトを所定距離ずつ間
欠移動させることができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来のチップ部品
供給装置では、レバー機構の駆動部をラチェット機構の
被駆動部に直接連結しているため、ベルトの速度はレバ
ー機構の操作部に加わる押圧動作の速度とほぼ比例した
ものなる。ちなみに、モータ等を動力源とする駆動機器
によってレバー機構の操作部を押圧する場合、通常この
押圧動作は等速度運動であるため、ベルトもこれと同様
の等速度運動にて移動することになる。
【0004】しかし、チップ部品の高速供給に対応する
ために、レバー機構の操作部に加える押圧動作の速度を
速くすると、ベルト上のチップ部品がベルト初動速度に
追従できなくなり、両者間に滑りが発生してベルトのみ
が移動する現象を生じ、ベルトによる部品搬送が満足に
行えなくなる不具合がある。
【0005】本発明は前記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、レバー機構の操作部に加
わる押圧動作の速度が速くなっても、ベルトによる部品
搬送を的確に行えるチップ部品供給装置を提供すること
にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明は、チップ部品を搬送するベルトと、ベルト
を間欠移動するベルト送り機構と、ベルト送り機構を駆
動するレバー機構とを備えたチップ部品供給装置におい
て、入力運動を初動速度の遅い非等速度運動に変換する
運動変換機構を設け、該運動変換機構を介してレバー機
構からベルト送り機構に動力を伝達する、ことをその主
たる特徴としている。
【0007】このチップ部品供給装置では、レバー機構
の操作部に加わる押圧動作の速度が速くなっても、該運
動を運動変換機構によって初動速度の遅い非等速度運動
に変換してからベルト送り機構に伝えることができ、こ
れによりベルトを初動速度の遅い非等速度運動で移動さ
せて、ベルトと該ベルト上のチップ部品との間に生じる
滑りを未然に防止できる。
【0008】
【発明の実施の形態】図1乃至図5は本発明の一実施形
態を示すもので、図中の1はフレーム、2はホッパー、
3は固定パイプ、4は可動パイプ、5は第1部品ガイ
ド、6は第2部品ガイド、7はベルトガイド、8はブラ
ケット、9はベルト、10は前後一対のプーリー、11
は操作レバー、12はパイプ駆動レバー、13はカム部
材、14はラチェット駆動レバー、15はカム接触部
材、16はラチェット、17はラチェットホイールであ
る。
【0009】フレーム1は、図1に示すように、後述す
る各構成機器を支持する役目を果たす。このフレーム1
の下面には、テーブル等の被取付相手の孔(図示省略)
に挿入可能な取付ピン1aが2個設けられている。
【0010】ホッパー2は、図1と図5に示すように、
貯蔵室2aと、貯蔵室2aの上端開口を開閉自在に覆う
蓋2bと、貯蔵室2aの底面に貫通形成された可動パイ
プ用の摺動孔2cとを備えており、フレーム1に着脱自
在に取り付けられている。貯蔵室2a内には、図2
(A)〜図2(C)に示すような角柱形状や円柱形状を
有するチップ部品P、例えば、チップコンデンサやチッ
プ抵抗器やチップインダクタ等で代表されるチップ部品
Pの1種類がバルク状に多数個貯蔵されている。貯蔵室
2a内のチップ部品Pは、部品供給に従い底面傾斜に沿
って摺動孔2cに向けて自重移動する。
【0011】固定パイプ3は、図5に示すように、所定
長さの金属パイプ材または硬質樹脂パイプ材から成る。
この固定パイプ3は、第1部品ガイド5に下端を固着さ
れ、その上端が摺動孔2cの上端よりも僅かに高くなる
ような位置関係となるように、該摺動孔2cの中心位置
に垂直に挿通配置されている。この固定パイプ3の厚み
は、供給対象となるチップ部品Pの端面最大長よりも小
さく、また、内孔の横断面形状は、供給対象となるチッ
プ部品Pの端面形状と相似形で僅かに大きい。つまり、
貯蔵室2a内のチップ部品Pは、固定パイプ3の上端開
口に長手向きで1個ずつ取り込まれ、同向きのまま固定
パイプ3内を自重移動する。
【0012】可動パイプ4は、図5に示すように、摺動
孔2cよりも僅かに小さな外形と固定パイプ3よりも僅
かに大きな内形を備えた所定長さの金属パイプ材または
硬質樹脂パイプ材から成る。この可動パイプ4は、下降
状態においてその上端が摺動孔2cの上端よりも僅かに
低くなるような位置関係となるように、摺動孔2cと固
定パイプ3との間に上下動可能に配置されている。この
可動パイプ4の厚みは、供給対象となるチップ部品Pの
端面最大長よりも大きい。また、可動パイプ4の上端に
は、パイプ中心に向かって下向きに傾斜するすり鉢状の
案内面4aが設けられている。さらに、可動パイプ4の
外面中間部と外面下端部には係合鍔4b,4cがそれぞ
れ形成されており、中間鍔4bの上下にはS1<S2の
力関係を有するコイルバネS1とS2が装着されてい
る。
【0013】第1部品ガイド5は、図1と図5に示すよ
うに、固定パイプ3の内孔と連通する湾曲通路5aを備
えており、フレーム1に着脱自在に取り付けられてい
る。この湾曲通路5aは通路中心に所定の曲率半径を有
しており、図示例では90度の角度範囲を有している。
また、湾曲通路5aの横断面形は固定パイプ3の内孔の
横断面形と一致している。
【0014】第2部品ガイド6は、図1と図3〜図5に
示すように、下面開口の直線溝6aを備えており、直線
溝6aが第1部品ガイド5の湾曲通路5aと連続するよ
うに、フレーム1に着脱自在に取り付けられている。直
線溝6aの横断面形は第1部品ガイド5の湾曲通路5a
の横断面形と一致している。また、直線溝6aの前端部
には、整列搬送されるチップ部品Pを停止させるストッ
パ部6b(図4と図9(A)(B)参照)が設けられ、
その後側には、単一のチップ部品Pの露出を可能とした
部品取出口6c(図4と図9(A)(B)参照)が設け
られている。ちなみに、この直線溝6aはその下面開口
をベルト9によって塞がれることにより、チップ部品P
を整列状態で直線的に搬送可能な搬送通路となる。
【0015】ベルトガイド7は、図1と図3と図5に示
すように、ベルト9に対応した所定の幅及び深さの直線
溝7aを上面に備えており、該直線溝7aの幅方向中心
が前記第2部品ガイド6の直線溝6aの幅方向中心と一
致するように、第1,第2部品ガイド5,6の下側に配
置され、フレーム1に着脱自在に取り付けられている。
また、ベルトガイド7の略中央側面には、操作レバー1
1及びパイプ駆動レバー12を支持するためのブラケッ
ト8が取り付けられている。
【0016】ベルト9は、図1と図3〜図5に示すよう
に、合成ゴムまたは軟質樹脂等から形成された非磁性の
タイミングベルトまたは平ベルトから成る。このベルト
9は、ベルトガイド7の前後位置においてフレーム1に
回動自在に支持された一対のプーリー10に所定のテン
ションをもって巻き付けられている。また、プーリー1
0間の上側部分をベルトガイド7の直線溝7a内に位置
し、巻き付けテンションによって同部分を第1,第2部
品ガイド5,6の下面に移動可能な状態で接している。
【0017】操作レバー11は、図1と図3と図4に示
すように、その屈曲部分を軸ピン11aを介してブラケ
ット8に回動自在に取り付けられている。また、操作レ
バー11の上端部には、吸着ノズル(図9(A)の符号
AN)の一部または他の駆動機器によって下方に押圧さ
れる操作部11bが設けられ、下端部には、長穴11c
が設けられている。この長穴11cは、ガイドピン11
dを介してカム部材13の右端部に連結されている。
【0018】パイプ駆動レバー12は、図1と図3〜図
5に示すように、略中央部分を軸ピン12aを介してブ
ラケット8に回動自在に取り付けられ、左端部を軸ピン
12bを介して操作レバー11に回動自在に取り付けら
れている。また、パイプ駆動レバー12の右端部にはU
字形部または丸穴部から成る係合部12cが設けられて
おり、該係合部12cは、可動パイプ4の下端鍔4cと
下側コイルバネS2との間に装着されている。このパイ
プ駆動レバー12は、前記操作レバー11を図1中で反
時計回り方向に回動させることにより、軸ピン12aを
中心として同方向に回動させることができる。
【0019】カム部材13は、図1と図3と図4に示す
ように、所定の厚みを有する平板から成る。このカム部
材13は、2つの長穴13aを前後位置に有しており、
各長穴13aを通じてフレーム1に固着されたガイドピ
ン13bによって、図1中で左右方向の直線移動を可能
としている。また、カム部材13の上面左側には、凹曲
面から成るカム面13cが形成されている。さらに、カ
ム部材13は、フレーム1との間に張設されたコイルバ
ネS3によって図1中で左方向に付勢されている。ちな
みに、前記操作レバー15の復帰位置は、カム部材13
の長穴13aとガイドピン13bとの相互当接によって
規定されている。勿論、操作レバー15の復帰位置をピ
ン等の他の部品によって規定するようにしてもよい。
【0020】ラチェット駆動レバー14は、図1と図3
と図4に示すように、前側プーリー10の軸またはこれ
を支持する軸に回動自在に取り付けられている。このラ
チェット駆動レバー14は、フレーム1との間に張設さ
れたコイルバネS4によって図1中で時計回り方向に付
勢されている。カム接触部材15は、このラチェット駆
動レバー14に設けられており、その下端を、前記カム
部材13のカム面13cにコイルバネS4の付勢力によ
って圧接している。また、ラチェット駆動レバー14に
は、ラチェットホイール17の谷部に係合するラチェッ
ト16が回動自在に設けられている。このラチェット1
6はラチェット駆動レバー14との間に張設された巻き
バネS5によって図1中で反時計回り方向に付勢され、
ラチェットホイール20の谷部に圧接している。
【0021】本実施形態では、前記カム部材13と前記
カム接触部材15によって、入力運動を初動速度の遅い
非等速度運動に変換する運動変換機構が構成されてお
り、操作レバー11からベルト駆動レバー14には該運
動変換機構を介してベルト送り用の動力が伝達される。
動力伝達方法や運動変換方法は後の説明において明らか
となる。
【0022】ラチェットホイール17は、図1と図3と
図4に示すように、前側プーリー10の軸またはこれを
支持する軸に固着されており、該前側プーリー10と一
緒に回動する。このラチェットホイール17の周面に
は、所定の角度ピッチで山部と谷部が交互に連続して形
成されている。
【0023】以下に、図1〜図5に示したチップ部品供
給装置の動作を、図6〜図9(A)(B)を引用して説
明する。
【0024】操作レバー11の操作部11bは、吸着ノ
ズル(図9(A)の符号AN)によって先頭のチップ部
品Pを部品取出口6cから取り出すときに、該吸着ノズ
ルANの一部または他の駆動機器によって図6中の白抜
き矢印方向に所定ストローク押圧される。勿論、操作レ
バー11の回動限界位置をピン等の部品で規定しておけ
ば、前記の押圧ストロークを装置側で管理することもで
きる。
【0025】可動パイプ4が下降位置にある状態では、
図5に示すように、該可動パイプ4の上端と摺動孔2c
の内面と固定パイプ3の外面との間に環状凹部Hが形成
され、該環状凹部Hには少量のチップ部品Pが入り込ん
でいる。
【0026】同状態で、操作レバー11の操作部11b
が下向きに押圧されると、図6に示すように、該操作レ
バー11が軸ピン11aを中心としコイルバネS3の付
勢力に抗して反時計回り方向に所定角度回動し、これと
同期してパイプ駆動レバー12が軸ピン12aを中心と
して反時計回り方向に所定角度回動する。そして、この
パイプ駆動レバー16の回動によって、図8に示すよう
に、可動パイプ4がコイルバネS1の付勢力に抗して所
定ストローク上昇してその上端が貯蔵室2a内に入り込
む。
【0027】可動パイプ4が下降位置から上昇位置まで
移動する過程では、図8に示すように、環状凹部H内の
チップ部品Pが上方に持ち上げられると同時に貯蔵室2
a内のチップ部品Pが解し作用を受ける。また、固定パ
イプ3上に横たわるチップ部品Pがあっても、該チップ
部品Pは同位置から押し退けられる。この過程では、貯
蔵室2a内のチップ部品Pが、可動パイプ4上端の案内
面4aを利用して固定パイプ3の上端開口に長手向きで
1個ずつ取り込まれる。そして、取り込まれたチップ部
品Pは、同向きのまま固定パイプ3内を自重移動する。
【0028】操作レバー11の操作部11bへの押圧が
解除されると、該操作レバー11がコイルバネS3の付
勢力によって元の位置に復帰し、これと同期してパイプ
駆動レバー12も元の位置に復帰する(図3参照)。そ
して、このパイプ駆動レバー16の復帰によって、可動
パイプ4がコイルバネS1の付勢力を利用しつつ元の位
置に下降復帰する(図5参照)。
【0029】可動パイプ4が上昇位置から下降位置まで
移動する過程では、図5に示すように、環状凹部H内に
再び少量のチップ部品Pが入り込み、貯蔵部品全体が降
下する。この過程でも、前記の上昇過程と同様に、貯蔵
室2a内のチップ部品Pが、可動パイプ4上端の案内面
4aを利用して固定パイプ3の上端開口に長手向きで1
個ずつ取り込まれる。そして、取り込まれたチップ部品
Pは、同向きのまま固定パイプ3内を自重移動する。
【0030】このように、固定パイプ3内へのチップ部
品Pの取り込みは、可動パイプ4の上昇過程と下降過程
の両方で行われる。固定パイプ3の上端開口に長手向き
で1個ずつ取り込まれたチップ部品Pは、同向きのまま
固定パイプ3内を自重移動し、その下側の湾曲通路5a
内に入り込む。湾曲通路5a内に入り込んだチップ部品
Pは、該湾曲通路5a内をその曲率に従って自重移動す
る過程でその姿勢を縦向きから横向きに約90度変更さ
れ、そして姿勢変更後のチップ部品Pがベルト9表面に
排出される。
【0031】一方、操作レバー11の操作部11bが下
向きに押圧されるときには、図6に示すように、該操作
レバー11の回動によってカム部材13が右方向に所定
距離移動する。そして、このカム部材13の移動によっ
て、カム面13cに接しているカム接触部材15がカム
面形状に従って徐々に押し上げられ、これによりラチェ
ット駆動レバー14がコイルバネS4の付勢力に抗して
反時計回り方向に所定角度回動する。
【0032】ラチェット駆動レバー14が待機位置から
反時計回り方向に所定角度回動する過程では、ラチェッ
ト16が係合しているラチェットホイール17がラチェ
ット駆動レバー14と一緒に同方向に同角度回動し、前
側プーリ10も同方向に同角度回動する。これにより、
ベルト9が前側プーリ10の回動角に応じた距離、好ま
しくはチップ部品Pの長さ寸法よりも僅かに大きな距離
だけ前方に移動して、湾曲通路5aからベルト9表面に
排出されたチップ部品Pが同距離だけ前方に移動する。
ベルト9の間欠的な前方移動は部品取出口6cから先頭
のチップ部品Pが取り出される度に繰り返されるため、
チップ部品Pは湾曲通路5aから順次ベルト9表面に排
出されると共に、排出されたチップ部品Pは第2部品ガ
イド6の直線溝6aによって整列作用を受けながら一列
に並んだ状態で前方に移動する。そして、整列状態で搬
送されるチップ部品Pは、図9(B)に示すように、そ
の先頭のチップ部品Pが第2部品ガイド6のストッパ部
6bに当接したところで停止する。
【0033】操作レバー11の操作部11bへの押圧が
解除されると、該操作レバー11とカム部材13がコイ
ルバネS3の付勢力によって元の位置に復帰し、これと
同期してラチェット駆動レバー14もコイルバネS4の
付勢力によって元の位置に復帰する(図3参照)。ラチ
ェット駆動レバー14が時計回り方向に回動するときに
はラチェット16はラチェットホイール17の周面を滑
るため、ラチェットホイール17と前側プーリ10は逆
転することなく前記の回動位置を維持する。
【0034】ちなみに、吸着ノズルANによる先頭のチ
ップ部品Pの取り出しは、図9(A)(B)に示すよう
に、先頭のチップ部品Pが第2部品ガイド6のストッパ
部6bに当接している状態で、部品取出口6cから露出
する先頭のチップ部品Pに向かって吸着ノズルANを降
下させ、部品吸着後に吸着ノズルANを上昇させること
より実施される。
【0035】先の説明から分かるように、本実施形態の
チップ部品供給装置では、操作レバー11の操作部11
bが押圧されたときに、該操作レバー11の回動力を利
用してカム部材13を直線移動させ、該カム部材13の
直線移動によってカム面13cに接しているカム接触部
材15をカム面形状に従って押し上げてラチェット駆動
レバー14にベルト送り用の動力を伝達するようにして
いる。
【0036】つまり、操作レバー11の操作部11bに
加わる押圧動作が等速度運動である場合でも、カム面1
3cの形状に基づいて、ラチェット駆動レバー14(=
ベルト9)には図7に示した速度線VLに準じた初動速
度の遅い非等速度運動、詳しくは速度が徐々に速くなる
加速度運動、好ましくは等加速度運動が付与されること
になる。ちなみに、図7中の横軸Tは時間を縦軸Lは距
離を示すもので、T1は押圧開始点でT2は押圧終了
点、0〜L1はベルト移動距離である。
【0037】依って、チップ部品Pの高速供給に対応す
るために、操作レバー11の操作部11bに加える押圧
動作の速度を速くしてもこれに比例した高速度でベルト
9が移動するようなことはなく、ベルト9の初動速度を
遅くすることによって該ベルト9とチップ部品Pとの間
に生じる滑りを未然に防止して、ベルト9による部品搬
送を的確且つ安定に行うことができる。
【0038】図10は本発明の他の実施形態を示すもの
で、図1〜図9に示した実施形態とは、カム部材13’
に設けた湾曲状長穴13dの内面をカム面13eとして
利用すると共に、ラチェット駆動レバー14に該長穴1
3dに挿入されるピン形状のカム接触部材15’を設け
た点で異なる。他の構成は図1〜図9に示した実施形態
と同じであるため、同一符号を引用してその説明を省略
する。
【0039】本実施形態でも、図1〜図9に示した実施
形態と同様に、カム部材13’が右方向に移動するとき
にカム面形状に従ってカム接触部材15’を徐々に押し
上げて、ラチェット駆動レバー14(=ベルト9)に図
7に示した速度線VLに準じた非等速度運動を付与する
ことができる。
【0040】尚、図1〜図9に示した実施形態と図10
に示した実施形態では、カム接触部材15,15’をカ
ム面13c,13eに沿って摺動させるものを例示した
が、カム接触部材15,15’のカム接触部分にカム面
13c,13eと接触するローラを回動自在に取り付
け、該ローラを回動させながらカム接触部材15,1
5’をカム面13c,13eに沿って移動させるように
してもよく、このようにすればカム接触部材15,1
5’がカム面13c,13eに沿って移動するときの抵
抗を低減することができる。
【0041】また、図1〜図9に示した実施形態と図1
0に示した実施形態では、凹曲面から成るカム面13
c,13eを例示したが、凸曲面や傾斜面等の他の形状
をカム面として利用することも可能である。勿論、カム
部材とカム接触部材から成る運動変換機構以外の機構を
用いて同様の運動変換を行うようにしてもよい。
【0042】さらに、図1〜図9に示した実施形態と図
10に示した実施形態では、整列搬送されるチップ部品
Pを第2部品ガイド6のストッパ部6bに当接させて停
止させるようにしたものを例示したが、図11(A)
(B)(C)に示すように、第2部品ガイド6からスト
ッパ部6bを排除する代わりに、該第2部品ガイド6の
前側に部品ストッパ21を前後動可能に配置し、該部品
ストッパ21の部品対向部位に永久磁石Mを埋設した構
成を採用してもよい。ベルト9が前方移動するときに部
品ストッパ21を第2部品ガイド6の前端に当接させて
おき(図11(A)参照)、そしてベルト9の移動が停
止した後に部品ストッパ21を前方に移動させれば(図
11(B)参照)、先頭のチップ部品Pを永久磁石Mで
吸着したまま部品ストッパ21と一緒に前方移動させて
後続のチップ部品Pから引き離すことができる。操作レ
バー11の回動力を利用してストッパ21に前記の動作
を付与できるようにしておけば、吸着ノズルANによっ
て取り出される先頭のチップ部品Pを後続のチップ部品
Pと干渉することなく安定に取り出すことができる。
【0043】さらにまた、図12に示すように、直線溝
6a内に出没可能な部品保持ピン22を第2部品ガイド
6に設けて、部品ストッパ21を前方に移動させるとき
に2番目のチップ部品Pを該部品保持ピン22で保持し
ておけば、2番目のチップ部品Pが先頭のチップ部品P
に引きつられて動いてしまうことを未然に防止できる。
ちなみに、部品保持ピン22の代わりにエア吸引孔やバ
ネ部材等を用いても2番目を含む後続部品の保持は可能
である。
【0044】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
チップ部品の高速供給に対応するために、レバー機構の
操作部に加える押圧動作の速度を速くしてもこれに比例
した高速度でベルトが移動するようなことはなく、ベル
トの初動速度を遅くすることによって該ベルトとチップ
部品との間に生じる滑りを未然に防止して、ベルトによ
る部品搬送を的確且つ安定に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示すチップ部品供給装置
の側面図
【図2】図1に示した装置で供給可能なチップ部品の斜
視図
【図3】図1に示した装置の要部拡大図
【図4】図3の上面図
【図5】図1に示した装置の要部拡大縦断面図
【図6】図1に示した装置の図3に対応する動作説明図
【図7】ラチェット駆動レバー(ベルト)の動作速度を
示す図
【図8】図1に示した装置の図5に対応する動作説明図
【図9】部品取出動作と部品停止動作を示す図
【図10】本発明の他の実施形態を示すチップ部品供給
装置の要部側面図
【図11】可動式ストッパを採用した例を示す図とその
動作説明図
【図12】後続部品保持用ピンを採用した例を示す図
【符号の説明】
1…フレーム、2…ホッパー、3…固定パイプ、4…可
動パイプ、5…第1部品ガイド、6…第2部品ガイド、
7…ベルトガイド、8…ブラケット、9…ベルト、10
…前後一対のプーリー、11…操作レバー、11b…操
作部、12…パイプ駆動レバー、13,13’…カム部
材、13c,13e…カム面、14…ラチェット駆動レ
バー、15,15’…カム接触部材、16…ラチェッ
ト、17…ラチェットホイール。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 チップ部品を搬送するベルトと、ベルト
    を間欠移動するベルト送り機構と、ベルト送り機構を駆
    動するレバー機構とを備えたチップ部品供給装置におい
    て、 入力運動を初動速度の遅い非等速度運動に変換する運動
    変換機構を設け、該運動変換機構を介してレバー機構か
    らベルト送り機構に動力を伝達する、 ことを特徴とするチップ部品供給装置。
  2. 【請求項2】 前記非等速度運動が加速度運動である、 ことを特徴とする請求項1記載のチップ部品供給装置。
  3. 【請求項3】 前記運動変換機構が相対移動可能なカム
    部材とカム接触部材とを備え、カム部材とカム接触部材
    の一方がレバー機構の駆動部に連結され他方がベルト送
    り機構の被駆動部に連結されている、ことを特徴とする
    請求項1または2記載のチップ部品供給装置。
JP9338688A 1997-12-09 1997-12-09 チップ部品供給装置 Pending JPH11177285A (ja)

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