JP3497587B2 - 手書き入力表示装置 - Google Patents

手書き入力表示装置

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JP3497587B2 JP33467894A JP33467894A JP3497587B2 JP 3497587 B2 JP3497587 B2 JP 3497587B2 JP 33467894 A JP33467894 A JP 33467894A JP 33467894 A JP33467894 A JP 33467894A JP 3497587 B2 JP3497587 B2 JP 3497587B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、手書き入力された軌跡
の座標をサンプリングして検出し、その検出座標に基づ
いて、手書き入力軌跡を表示する手書き入力表示装置に
関する。 【0002】 【従来の技術】例えば、テレライティング装置のよう
に、手書き入力された情報をやりとりする情報処理装置
では、タッチパネルを入力手段として用い、このタッチ
パネルがタッチペンなどが用いられてタッチ操作されて
入力される座標を、所定のサンプリング周期でサンプリ
ングし、ユーザの操作入力座標を判定するようにしてい
る。 【0003】ところで、このような手書き入力表示装置
では、入力座標のサンプリングタイミングと手書き操作
の動き態様との関係、手書き操作でなぞったタッチペン
のタッチ軌跡と入力センサ部の検出グリッドとの距離関
係、および、タッチパネルの入力センサ部の検出精度が
原因となり、手書き操作してなぞったペンのタッチ軌跡
と、タッチパネル装置で検出される座標との間に誤差を
生じ、そのために、線のつながりの部分で凹凸を生じた
り、ぎざぎざの線が得られるなどの不都合を生じる。 【0004】このような不都合を解消するものとして
は、例えば、特開平4−56471号公報に開示されて
いるもののように、手書き入力の軌跡をサンプリング
し、そのサンプリングして得た座標に基づき、最小二乗
法による近似曲線を算出し、その近似曲線を、描画曲線
として表示するようにしたものがある。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来装置では、描画曲線を算出するときに参照する
座標のサンプル数が一定であったため、ユーザの描画態
様によっては、滑らかな描画曲線が得られないという不
都合を生じる。 【0006】本発明は、かかる実情に鑑みてなされたも
のであり、ユーザの描画態様によらず、滑らかな描画曲
線を得ることができる手書き入力表示装置を提供するこ
とを目的としている。 【0007】 【課題を解決するための手段】本発明は、手書き入力さ
れた軌跡の座標をサンプリングして検出し、その検出座
標に基づいて、手書き入力軌跡を表示する手書き入力表
示装置において、指定された手書き入力範囲に対応して
検出座標の第1のサンプル数を設定する第1のサンプル
数設定手段と、指定された手書き入力範囲に対応した検
出座標の第2のサンプル数を設定入力するサンプル数入
力手段と、手書き入力の描画速度を検出する描画速度検
出手段と、上記描画速度検出手段が検出した描画速度に
対応した検出座標の第3のサンプル数を設定する第2の
サンプル数設定手段と、手書き入力の座標のばらつきを
算出する座標ばらつき算出手段と、上記座標ばらつき算
出手段が算出した座標のばらつきに対応した検出座標の
第4のサンプル数を設定する第3のサンプル数設定手段
と、上記第1のサンプル数設定手段が設定した第1のサ
ンプル数、上記サンプル数入力手段により入力された第
2のサンプル数、上記第2のサンプル数設定手段が設定
した第3のサンプル数、あるいは、上記第3のサンプル
数設定手段が設定した第4のサンプル数のいずれかを選
択するとともに、その選択したサンプル数だけの検出座
標を入力するたびに、その検出したサンプル数の座標に
基づいて、手書き入力軌跡を算出する手書き入力軌跡算
出手段と、上記手書き入力軌跡算出手段が算出した手書
き入力軌跡を表示する表示手段を備えたものである。 【0008】 【0009】 【0010】 【0011】 【0012】 【作用】したがって、手書き入力軌跡を算出するときに
用いる検出座標のサンプル数が、ユーザが指定した入力
領域の大きさ、または、ユーザの入力値、または、ユー
ザの手書き入力の描画速度、または、ユーザが手書き入
力した軌跡の振幅の大きさに応じて、設定されるので、
適切な手書き入力軌跡を得ることができる。 【0013】 【0014】 【0015】 【0016】 【0017】 【実施例】以下、添付図面を参照しながら、本発明の実
施例を詳細に説明する。 【0018】図1は、本発明の一実施例にかかる会議通
信端末装置を示している。この会議通信端末装置は、I
SDNの基本インタフェースを伝送路として用いるもの
であり、音声情報の通信機能、動画情報の通信機能、静
止画情報の通信機能、ファクシミリ通信機能、テレライ
ティング機能、および、これらの通信機能の多重化通信
機能を備え、また、ISDNの基本インタフェースに接
続し、2つの情報チャネル(Bチャネル)を用いたデー
タ通信が可能である。 【0019】同図において、システム制御部1は、この
会議通信端末装置の各部の制御処理、テレビ会議通信の
上位レイヤの処理、この会議通信端末装置が備えている
各種のアプリケーションプログラムの実行処理、およ
び、ユーザからのヘルプ要求に対応したヘルプ表示処理
などの各種制御処理を実行するものであり、ROM(リ
ード・オンリ・メモリ)2は、システム制御部1が実行
する制御処理プログラムの一部や、制御処理プログラム
を実行するために必要な各種のデータなどを記憶するも
のであり、RAM(ランダム・アクセス・メモリ)3
は、システム制御部1のワークエリアなどを構成するも
のである。 【0020】時計回路4は、現在日時情報を出力するた
めのものであり、スキャナ5は、所定の解像度で原稿画
像を読取入力するためのものであり、プロッタ6は、所
定の解像度で画像を記録出力するためのものであり、符
号化復号化部7は、スキャナ5が読み取って得た画信号
をグループ4ファクシミリ機能の符号化方式で符号化圧
縮するとともに、符号化された画情報を元の画信号に復
号化するためのものであり、画像処理部8は、画像デー
タの変倍処理や解像度変換処理などの各種画像処理を実
行するものであり、磁気ディスク装置9は、システムソ
フトウェア、複数のアプリケーションプログラム、およ
び、多数のユーザデータなどを記憶するためのものであ
る。 【0021】液晶表示装置10は、テレライティング通
信機能を表示装置として用いられるとともに、ユーザが
この会議通信端末装置を操作するときの表示部として用
いられるものであり、LCD表示制御部11は、液晶表
示装置10の表示内容を制御するためのものである。 【0022】タッチパネル装置12は、液晶表示装置1
0の表示画面に設けられて、タッチ操作された座標デー
タや、タッチ状態データなどを出力するものであり、タ
ッチパネル制御部13は、タッチパネル装置12の動作
を制御するものである。 【0023】音声入出力装置14は、通話のための音声
をマイク入力するとともにスピーカ出力するためのもの
であり、音声入出力装置14からマイク入力されたアナ
ログ音声信号は音声CODEC15に出力され、また、
音声入出力装置14からスピーカ出力するアナログ音声
信号は、音声CODEC15から出力されて音声入出力
装置14に加えられている。 【0024】音声CODEC15は、ISDNのBチャ
ネルを用いてアナログ音声信号を伝送するためのアナロ
グ信号/デジタルデータの信号変換処理を行なうための
ものである。また、音声制御部16は、音声入出力装置
14の動作を制御するためのものである。 【0025】ビデオカメラ装置17は、この会議通信端
末装置のユーザ側の映像を撮影するためのものであり、
このビデオカメラ装置17から出力される動画信号は、
動画CODEC18の映像信号入力端に加えられるとと
もに、表示制御部19の動画信号入力端に加えられてい
る。ビデオカメラ制御部20は、ビデオカメラ装置17
の撮影オン/オフ、ズームイン/ズームアウト、およ
び、パンなどの各種の操作動作を制御するためのもので
ある。 【0026】動画CODEC18は、ビデオカメラ装置
17の動画信号を、TTC標準JT−H.261の符号
化方式で符号化圧縮して動画情報を形成するとともに、
符号化圧縮された状態の動画情報を元の動画信号に変換
するものである。 【0027】静止画カメラ装置21は、静止画像を撮影
するためのものであり、この静止画カメラ装置21から
出力される静止画信号は、静止画CODEC22に加え
られている。 【0028】静止画CODEC22は、静止画カメラ装
置21から加えられる静止画信号を所定の符号化方式
(例えば、JPEG方式)で符号化圧縮するとともに、
圧縮された状態の静止画情報を元の静止画信号に復号化
するものであり、形成した1フレーム分の静止画信号、
あるいは、復号化して得た静止画信号を表示制御部19
の静止画信号入力端に出力している。 【0029】表示制御部19は、ビデオモニタ装置24
に表示する画面の表示内容を制御するものであり、シス
テム制御部1からの指令により、ビデオカメラ装置17
から出力される動画信号の表示画面情報、動画CODE
C18から出力される動画信号の表示画面情報、およ
び、静止画CODEC22から加えられる静止画信号の
表示画面情報を形成し、それらの表示画面情報を適宜に
組み合わせた態様で、ビデオモニタ装置24の表示画面
を構成する。 【0030】ISDNインタフェース回路25は、IS
DNに接続するとともに、ISDNのレイヤ1の信号処
理機能およびDチャネルの信号と2つのBチャネルの信
号の統合/分離機能を備えたものであり、Dチャネルの
信号はDチャネル伝送制御部26とやりとりし、また、
2つのBチャネルの信号は多重化/分離装置27とやり
とりしている。 【0031】Dチャネル伝送制御部26は、Dチャネル
のレイヤ2の信号処理機能、および、1つまたは2つの
Bチャネルを呼接続/解放するための呼制御処理機能を
備えたものである。 【0032】多重化/分離装置27は、Bチャネルを用
いてやりとりする音声、動画、および、汎用データ(静
止画データなどのその他のデータ)などの複数のメディ
アのデータを多重化し、TTC標準JT−H.221に
規定されているフレームデータを形成して回線側に送出
するとともに、受信したフレームデータに多重化されて
いる複数のメディアのデータを分離するものである。こ
の多重化/分離装置28は、音声データを音声CODE
C15との間でやりとりし、動画データを動画CODE
C18との間でやりとりし、また、汎用データをシステ
ム制御部1との間でやりとりしている。 【0033】これらのシステム制御部1、ROM2、R
AM3、時計回路4、スキャナ5、プロッタ6、符号化
復号化部7、画像処理部8、磁気ディスク装置9、LC
D表示制御部11、タッチパネル制御部13、音声CO
DEC15、音声制御部16、動画CODEC18、表
示制御部19、ビデオカメラ制御部20、Dチャネル伝
送制御部26、および、多重化/分離装置27は、内部
バス28に接続されており、これらの各要素関のデータ
のやりとりは、主として、内部バス28を介して行われ
る。 【0034】図2は、図1に示した会議通信端末装置の
操作表示部の一例を示している。 【0035】この操作表示部30には、液晶表示装置1
0と、この液晶表示装置10の表示画面に付設されたタ
ッチパネル装置12が設けられている。また、タッチペ
ン31は、タッチパネル装置12の操作面を適宜にタッ
チ操作するためのものである。 【0036】タッチパネル装置12は、タッチ操作面の
タッチ座標を、所定分解能のXY座標で検出する入力セ
ンサ部が設けられており、また、この入力センサ部は、
タッチペン31が入力センサ部をタッチしていない状態
からタッチしている状態に状態変化したことをあらわす
事象(以下、ペンタッチイベントとという)、および、
タッチペン31が入力センサ部から離れたことをあらわ
す事象(以下、ペンリリースイベントという)を検出す
る機能も備えている。 【0037】さて、タッチパネル装置12をタッチペン
31で手書き入力すると、例えば、図3に示すように、
タッチパネル装置12で検出される座標(同図に黒丸で
示す)が、実際に手書き入力した軌跡(同図に実線で示
す)からずれる。 【0038】したがって、タッチパネル装置12で検出
される座標をそのままつなぐ線分により描画曲線をあら
わすと、描画曲線がぎざぎざしたものとなり、非常に見
苦しい。そこで、この検出した座標を通る描画曲線を、
周知の最小二乗法による演算により算出すると、手書き
入力された軌跡からずれの少ない描画曲線が得られる。 【0039】ここで、液晶表示装置10の表示画面に
は、例えば、図4に示すように、複数のウインドW1,
W2,W3が形成され、おのおののウインドW1,W
2,W3が、独立した描画範囲として適用される。した
がって、ユーザが手書き入力することを指定したウイン
ドの大きさに応じて、ユーザの手書き入力範囲が決定さ
れる。 【0040】そして、ユーザが手書き入力を指定したウ
インドのサイズが大きい場合には、描画曲線を算出する
ために用いる座標のサンプル数を多くし、また、ウイン
ドのサイズが小さい場合には、サンプル数を小さくす
る。 【0041】これにより、大きなウインドに描画された
曲線は、滑らかな曲線となり、また、小さなウインドに
描画された曲線の表示までの応答時間が短くなる。 【0042】この場合の描画処理の一例を図5に示す。 【0043】まず、ユーザが手書き入力するウインドを
選択すると(処理101)、その選択したウインドのサ
イズに対応したサンプル数SKを決定する(処理10
2)。そして、タッチパネル装置12がペンタッチイベ
ントを出力するまで待ち(判断103のNOループ)、
ユーザが液晶表示装置10の表示画面をタッチ操作し
て、タッチパネル装置12からペンタッチイベントが出
力されて、判断103の結果がYESになると、サンプ
ル数を管理するためのカウンタiの値を0に初期設定す
る(処理104)。 【0044】そして、タッチパネル装置12から出力さ
れる検出座標をサンプリングすると(処理105)、カ
ウンタiの値を1つ増やし(処理106)、そのカウン
タiの値がサンプル数SK以上になったかどうかを調べ
る(判断107)。 【0045】判断107の結果がNOになるときには、
処理105に戻り、次の検出座標をサンプリングする。
判断107の結果がYESになるときには、必要なサン
プル数の検出座標を得たので、カウンタiの値を0に初
期設定した後に(処理108)、そのときにサンプリン
グして得たSK個の検出座標に基づき、描画曲線を周知
の最小二乗法による演算により算出し(処理109)、
その算出した描画曲線を液晶表示装置10に表示する
(処理110)。 【0046】次いで、タッチパネル装置12がペンリリ
ースイベントを出力しているかどうかを調べ(判断11
1)、判断111の結果がNOになるときには、処理1
05に戻り、次に操作入力された描画曲線を表示する。
また、判断111の結果がYESになるときには、この
処理を終了する。 【0047】図6は、描画処理の他の例を示している。 【0048】まず、ユーザが手書き入力するウインドを
選択すると(処理201)、ユーザに、その選択したウ
インドに対応したサンプル数SKを入力させる(処理2
02)。そして、タッチパネル装置12がペンタッチイ
ベントを出力するまで待ち(判断203のNOルー
プ)、ユーザが液晶表示装置10の表示画面をタッチ操
作して、タッチパネル装置12からペンタッチイベント
が出力されて、判断203の結果がYESになると、サ
ンプル数を管理するためのカウンタiの値を0に初期設
定する(処理204)。 【0049】そして、タッチパネル装置12から出力さ
れる検出座標をサンプリングすると(処理205)、カ
ウンタiの値を1つ増やし(処理206)、そのカウン
タiの値がサンプル数SK以上になったかどうかを調べ
る(判断207)。 【0050】判断207の結果がNOになるときには、
処理205に戻り、次の検出座標をサンプリングする。
判断207の結果がYESになるときには、必要なサン
プル数の検出座標を得たので、カウンタiの値を0に初
期設定した後に(処理208)、そのときにサンプリン
グして得たSK個の検出座標に基づき、描画曲線を周知
の最小二乗法による演算により算出し(処理209)、
その算出した描画曲線を液晶表示装置10に表示する
(処理210)。 【0051】次いで、タッチパネル装置12がペンリリ
ースイベントを出力しているかどうかを調べ(判断21
1)、判断211の結果がNOになるときには、処理2
05に戻り、次に操作入力された描画曲線を表示する。
また、判断211の結果がYESになるときには、この
処理を終了する。 【0052】このようにして、この場合には、ユーザに
より、描画曲線を算出するときの座標のサンプル数を入
力させているので、ユーザの所望する描画曲線を得るこ
とができる。 【0053】なお、この場合、描画曲線を算出するとき
の座標のサンプル数の入力は、ユーザがウインドを選択
したときに行わせているが、例えば、ウインドをユーザ
が定義あるいは作成したときに、その定義あるいは作成
したウインドについて、描画曲線を算出するときの座標
のサンプル数を入力させることもできる。また、ウイン
ドがシステム上で固定的に表示される場合、その固定的
なウインドにあらかじめ描画曲線を算出するときの座標
のサンプル数を設定しておくこともできる。 【0054】さて、ユーザが手書き入力するとき、その
描画速度が大きい場合には、図7(a)に示したよう
に、タッチパネル装置12が検出する座標の間隔が大き
くなる。また、描画速度が小さい場合には、同図(b)
に示したように、タッチパネルが検出する座標の間隔が
小さくなる。 【0055】そこで、ユーザの描画速度が大きい場合に
は、描画曲線を算出するときの座標のサンプル数を少な
くすると、液晶表示装置10への描画曲線の表示の応答
性を良好にすることができる。 【0056】また、ユーザの描画速度が小さい場合に
は、描画曲線を算出するときの座標のサンプル数を大き
く設定すると、液晶表示装置10に表示させる描画曲線
をより滑らかにすることができる。 【0057】この場合の描画処理の一例を図8に示す。 【0058】まず、タッチパネル装置12がペンタッチ
イベントを出力するまで待ち(判断301のNOルー
プ)、ユーザが液晶表示装置10の表示画面をタッチ操
作して、タッチパネル装置12からペンタッチイベント
が出力され、判断301の結果がYESになると、サン
プル数を管理するためのカウンタiの値を0に初期設定
する(処理302)。 【0059】そして、タッチパネル装置12から出力さ
れる検出座標をサンプリングすると(処理303)、カ
ウンタiの値を1つ増やし(処理304)、そのカウン
タiの値が描画速度を算出するために必要なサンプル数
である「2」以上になったかどうかを調べる(判断30
5)。判断305の結果がNOになるときには、処理3
03に戻る。 【0060】判断305の結果がYESになるときに
は、そのときに入力した2つの検出座標に基づき、その
検出座標の間隔を算出し、その算出した間隔に基づい
て、描画速度を算出する(処理306)。 【0061】次いで、その算出した描画速度に対応した
サンプル数SKを設定し(処理307)、タッチパネル
装置12から出力される検出座標をサンプリングすると
(処理308)、カウンタiの値を1つ増やし(処理3
09)、そのカウンタiの値がサンプル数SK以上にな
ったかどうかを調べる(判断310)。判断310の結
果がNOになるときには、処理308に戻り、次の検出
座標をサンプリングする。 【0062】判断310の結果がYESになるときに
は、必要なサンプル数の検出座標を得たので、カウンタ
iの値を0に初期設定した後に(処理311)、そのと
きにサンプリングして得たSK個の検出座標に基づき、
描画曲線を周知の最小二乗法による演算により算出し
(処理312)、その算出した描画曲線を液晶表示装置
10に表示する(処理313)。 【0063】次いで、タッチパネル装置12がペンリリ
ースイベントを出力しているかどうかを調べ(判断31
4)、判断314の結果がNOになるときには、処理3
08に戻り、次に操作入力された描画曲線を表示する。
また、判断314の結果がYESになるときには、この
処理を終了する。 【0064】さて、ユーザが描画入力した軌跡が、図9
(a)に破線で示したような直線の場合には、描画曲線
を算出するときの座標のサンプル数を少なくして、描画
曲線のつなぎ目を滑らかにし、また、同図(b)に破線
で示したような起伏の大きなものである場合には、描画
曲線を算出するときの座標のサンプル数を多くして、描
画曲線がユーザの描画軌跡に応じた起伏の多いものにす
るとよい。 【0065】これにより、ユーザの描画操作の態様に応
じた描画曲線を、液晶表示装置10に表示することがで
きる。 【0066】この場合の描画処理の一例を図10に示
す。 【0067】まず、タッチパネル装置12がペンタッチ
イベントを出力するまで待ち(判断401のNOルー
プ)、ユーザが液晶表示装置10の表示画面をタッチ操
作して、タッチパネル装置12からペンタッチイベント
が出力され、判断401の結果がYESになると、サン
プル数を管理するためのカウンタiの値を0に初期設定
する(処理402)。 【0068】そして、タッチパネル装置12から出力さ
れる検出座標をサンプリングすると(処理403)、カ
ウンタiの値を1つ増やし(処理404)、そのカウン
タiの値が描画のばらつきを算出するために必要なサン
プル数SP以上になったかどうかを調べる(判断40
5)。判断405の結果がNOになるときには、処理4
03に戻る。 【0069】判断405の結果がYESになるときに
は、そのときに入力したSP個の検出座標に基づき、そ
の検出座標のばらつきを算出し(処理406)、その算
出したばらつきに対応したサンプル数SKを設定する
(処理407)。ここで、検出座標のばらつきは、検出
座標の標準偏差の3σに基づいて算出する。 【0070】次いで、そのカウンタiの値がサンプル数
SK以上になったかどうかを調べる(判断408)。判
断408の結果がNOになるときには、タッチパネル装
置12から出力される検出座標をサンプリングして(処
理409)、カウンタiの値を1つ増やし(処理41
0)、判断408に戻る。 【0071】また、判断408の結果がYESになると
きには、必要なサンプル数の検出座標を得たので、カウ
ンタiの値を0に初期設定した後に(処理411)、そ
のときにサンプリングして得たSK個の検出座標に基づ
き、描画曲線を周知の最小二乗法による演算により算出
し(処理412)、その算出した描画曲線を液晶表示装
置10に表示する(処理413)。 【0072】次いで、タッチパネル装置12がペンリリ
ースイベントを出力しているかどうかを調べ(判断41
4)、判断414の結果がNOになるときには、判断4
08に戻り、次に操作入力された描画曲線を表示する。
また、判断414の結果がYESになるときには、この
処理を終了する。 【0073】図11は、描画処理のさらに他の例を示し
ている。 【0074】まず、ユーザが手書き入力するウインドを
選択すると(処理501)、その選択したウインドのサ
イズに対応したサンプル数SKを決定する(処理50
2)とともに、ユーザの描画速度に対応したサンプル数
SKを設定する描画速度適用サンプル数算出処理を起動
し(処理503)、また、ユーザが検出した座標のばら
つきに対応したサンプル数SKを設定する座標ばらつき
適用サンプル数算出処理を起動する(処理504)。こ
れにより、処理502で決定されたサンプル数SKは、
それ以降、ユーザの描画速度あるいは描画振幅に応じた
値に、適宜に再設定される。 【0075】そして、タッチパネル装置12がペンタッ
チイベントを出力するまで待ち(判断505のNOルー
プ)、ユーザが液晶表示装置10の表示画面をタッチ操
作して、タッチパネル装置12からペンタッチイベント
が出力されて、判断505の結果がYESになると、サ
ンプル数を管理するためのカウンタiの値を0に初期設
定する(処理506)。 【0076】そして、タッチパネル装置12から出力さ
れる検出座標をサンプリングすると(処理507)、カ
ウンタiの値を1つ増やし(処理508)、そのカウン
タiの値がサンプル数SK以上になったかどうかを調べ
る(判断509)。 【0077】判断509の結果がNOになるときには、
処理507に戻り、次の検出座標をサンプリングする。
判断509の結果がYESになるときには、必要なサン
プル数の検出座標を得たので、カウンタiの値を0に初
期設定した後に(処理510)、そのときにサンプリン
グして得たSK個の検出座標に基づき、描画曲線を周知
の最小二乗法による演算により算出し(処理511)、
その算出した描画曲線を液晶表示装置10に表示する
(処理512)。 【0078】次いで、タッチパネル装置12がペンリリ
ースイベントを出力しているかどうかを調べ(判断51
3)、判断513の結果がNOになるときには、処理5
07に戻り、次に操作入力された描画曲線を表示する。
また、判断513の結果がYESになるときには、この
処理を終了する。 【0079】このようにして、この場合には、ユーザが
選択したウインドのウインドサイズ、ユーザの描画速
度、および、ユーザの描画振幅に応じて、描画曲線を算
出するときの検出座標のサンプル数が適宜に設定される
ので、ユーザの描画態様に応じた適切な描画曲線が液晶
表示装置10に表示される。 【0080】なお、上述した実施例では、会議通信端末
装置の入力部を構成するタッチパネル装置に本発明を適
用した場合について説明したが、それ以外の手書き入力
装置についても、本発明を同様にして適用することがで
きる。 【0081】 【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
手書き入力軌跡を算出するときに用いる検出座標のサン
プル数が、ユーザが指定した入力領域の大きさ、また
は、ユーザの入力値、または、ユーザの手書き入力の描
画速度、または、ユーザが手書き入力した軌跡の振幅の
大きさに応じて、設定されるので、適切な手書き入力軌
跡を得ることができるという効果を得る。 【0082】 【0083】 【0084】 【0085】
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の一実施例にかかる会議通信端末装置の
一例を示したブロック図。 【図2】図1の装置の操作入力部の一例を示した概略
図。 【図3】ユーザの描画軌跡と検出座標の関係の一例を示
した概略図。 【図4】液晶表示装置の表示画面に形成されるウインド
の一例を示した概略図。 【図5】描画処理の一例を示したフローチャート。 【図6】描画処理の他の例を示したフローチャート。 【図7】描画速度と検出座標のサンプリング数との関係
を説明するための概略図。 【図8】描画処理のさらに他の例を示したフローチャー
ト。 【図9】描画振幅(検出座標のばらつき)と検出座標の
サンプリング数との関係を説明するための概略図。 【図10】描画処理のまたさらに他の例を示したフロー
チャート。 【図11】描画処理の別の例を示したフローチャート。 【符号の説明】 1 システム制御部 2 ROM(リード・オンリ・メモリ) 3 RAM(ランダム・アクセス・メモリ) 10 液晶表示装置 12 タッチパネル装置 13 タッチパネル制御部
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 3/00 G06F 3/03 - 3/037 G06F 3/14 - 3/153

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 手書き入力された軌跡の座標をサンプリ
    ングして検出し、その検出座標に基づいて、手書き入力
    軌跡を表示する手書き入力表示装置において、 指定された手書き入力範囲に対応して検出座標の第1の
    サンプル数を設定する第1のサンプル数設定手段と、 指定された手書き入力範囲に対応した検出座標の第2の
    サンプル数を設定入力するサンプル数入力手段と、 手書き入力の描画速度を検出する描画速度検出手段と、 上記描画速度検出手段が検出した描画速度に対応した検
    出座標の第3のサンプル数を設定する第2のサンプル数
    設定手段と、 手書き入力の座標のばらつきを算出する座標ばらつき算
    出手段と、 上記座標ばらつき算出手段が算出した座標のばらつきに
    対応した検出座標の第4のサンプル数を設定する第3の
    サンプル数設定手段と、 上記第1のサンプル数設定手段が設定した第1のサンプ
    ル数、上記サンプル数入力手段により入力された第2の
    サンプル数、上記第2のサンプル数設定手段が設定した
    第3のサンプル数、あるいは、上記第3のサンプル数設
    定手段が設定した第4のサンプル数のいずれかを選択す
    るとともに、その選択したサンプル数だけの検出座標を
    入力するたびに、その検出したサンプル数の座標に基づ
    いて、手書き入力軌跡を算出する手書き入力軌跡算出手
    段と、 上記手書き入力軌跡算出手段が算出した手書き入力軌跡
    を表示する表示手段を備えたことを特徴とする手書き入
    力表示装置。
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