JP3497370B2 - 送信装置および送信方法、並びに受信装置および受信方法 - Google Patents

送信装置および送信方法、並びに受信装置および受信方法

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JP3497370B2
JP3497370B2 JP03672198A JP3672198A JP3497370B2 JP 3497370 B2 JP3497370 B2 JP 3497370B2 JP 03672198 A JP03672198 A JP 03672198A JP 3672198 A JP3672198 A JP 3672198A JP 3497370 B2 JP3497370 B2 JP 3497370B2
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和生 原岡
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、送信装置および送
信方法、並びに受信装置および受信方法に関し、特に、
例えば、分散型データベースにおける多数のデータベー
スへのデータの配信を行う場合や、IP(Internet Pro
tocol)マルチキャストによりデータを配信する場合、
その他データを不特定多数に配信する場合などに用いて
好適な送信装置および送信方法、並びに受信装置および
受信方法に関する。
【0002】
【従来の技術】データの配信手法としては、種々の手法
が提案されているが、例えば、現在のインターネット上
においては、HTTP(Hyper Text Transfer Protoco
l)のようなTCP/IP(Transmission Control Prot
ocol/Internet Protocol)を基本とするプロトコルが採
用されている。TCP/IPでは、データの配信を受け
る受信側から、データの送信側に対して、発呼が行わ
れ、さらに、データの送受信を行うごとに、送信側と受
信側との間で、コネクションが確立されるので、信頼性
の高いデータの配信を行うことができる。しかしなが
ら、その反面、送信側やネットワークの負荷が大きくな
り、効率的なデータ配信を行うことが困難になる場合が
あった。
【0003】即ち、データの提供を受ける端末が増大
し、データを提供するサーバへのアクセスが集中する
と、サーバやネットワークに多大な負荷がかかり、デー
タを要求しても、そのデータを得るまでに、多大な時間
を要することがあった。
【0004】そこで、データの配信を、例えば、広い地
域に亘って、一斉同報が可能な衛星回線やCATV網な
どを用いて行う方法が提案されている。この場合、端末
の増加によって、サーバやネットワークに対する負荷が
影響を受けることはない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、衛星回線な
どを用いて、データの配信を行う場合、受信側では、所
望のデータが、どのチャンネル(衛星回線であれば、ど
のトランスポンダの、どの周波数帯域か)で、さらに
は、いつ放送されてくるか分からないため、常時、すべ
てのチャンネルを監視している必要があり、受信側の負
担が大になる。
【0006】本発明は、このような状況に鑑みてなされ
たものであり、受信側の負担の増加を抑えつつ、効率的
なデータ配信を行うことができるようにするものであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の送信装置は、デ
ータベースに登録されたコンテンツが更新された場合
に、その更新を行うための更新データであって、その更
新データによって更新されるコンテンツを識別するため
の識別情報が付加されたデータを生成する更新データ生
成手段と、更新データを取得するための取得データであ
って、更新データによって更新されるコンテンツの識別
情報および同報ネットワークを介して送信される更新デ
ータを受信するのに必要な受信必要情報が付加されたデ
ータを生成する取得データ生成手段と、更新データおよ
び取得データを、同報ネットワークを介して送信する第
1の送信手段とを備え、取得データには、更新データに
付加された識別情報と同一の識別情報が付加されること
を特徴とする。双方向の通信が可能な双方向ネットワー
クを介して送信されてくる更新データの要求に対応し
て、その更新データを、双方向ネットワークを介して送
信する第2の送信手段をさらに備え、取得データ生成手
段は、双方向ネットワークを介して更新データを要求す
るのに必要な要求必要情報を、取得データに含めるよう
にすることができる。専用回線を介して更新データを受
信して記憶し、その更新データを、双方向の通信が可能
な双方向ネットワークを介して送信する情報処理装置が
存在する場合において、取得データ生成手段は、双方向
ネットワークを介して情報処理装置に対して更新データ
要求するのに必要な要求必要情報を取得データに含め
るようにすることができる。
【0008】本発明の送信方法は、データベースに登録
されたコンテンツが更新された場合に、その更新を行う
ための更新データであって、その更新データによって更
新されるコンテンツを識別するための識別情報が付加さ
れたデータを生成するとともに、更新データを取得する
ための取得データであって更新データによって更新さ
れるコンテンツの識別情報および同報ネットワークを介
して送信される更新データを受信するのに必要な受信必
要情報が付加されたデータを生成し、更新データおよび
取得データを、同報ネットワークを介して送信し、取得
データには、更新データに付加された識別情報と同一の
識別番号が付加されていることを特徴とする。
【0009】本発明の受信装置は、データベースに登録
されたコンテンツが更新された場合に、その更新を行う
ための更新データを取得するための取得データであっ
更新データによって更新されるコンテンツを識別す
るための識別情報および同報ネットワークを介して送信
されてくる更新データを受信するのに必要な受信必要情
が付加されたデータを受信する第1の受信手段と、取
得データに基づいて、それに付加されている識別情報と
同一の識別情報が付加されている更新データを取得する
取得手段と、更新データによって、それに付加されてい
る識別情報に対応するコンテンツを更新する更新手段と
を備えることを特徴とする。取得手段は、同報ネットワ
ークを介して送信されてくる更新データを受信する第2
の受信手段を有し、受信必要情報に、更新データが送信
されてくる送信時刻が含まれる場合において、第2の受
信手段が、その送信時刻に、動作可能な状態にないと
き、第2の受信手段を、動作可能な状態にするようにす
ることができる。 更新データが、一斉同報が可能な一方
向の同報ネットワークを介して送信されるとともに、更
新データの要求に対応して、双方向の通信が可能な双方
向ネットワークを介して送信され、かつ、取得データ
が、同報ネットワークを介して送信されてくる更新デー
タを受信するのに必要な受信必要情報を含むとともに、
双方向ネットワークを介して、更新データを要求するの
に必要な要求必要情報を含む場合において、取得手段
は、受信必要情報に基づいて、同報ネットワークを介し
て送信されてくる更新データを取得するか、または要求
必要情報に基づいて、双方向ネットワークを介して、更
新データを要求し、その要求に対応して、双方向ネット
ワークを介して送信されてくる更新データを取得するよ
うにすることができる。 取得手段は、同報ネットワーク
または双方向ネットワークのうちのいずれを介して送信
されてくる更新データを取得するかを、更新データのサ
イズ、または更新データが双方向ネットワークを介して
送信される頻度に基づいて選択するようにすることがで
きる。 所定の入力を与えるときに操作される操作手段を
さらに備え、取得手段は、同 報ネットワークまたは双方
向ネットワークのうちのいずれを介して送信されてくる
更新データを取得するかを、操作手段の操作に基づいて
選択するようにすることができる。
【0010】本発明の受信方法は、データベースに登録
されたコンテンツが更新された場合に、その更新を行う
ための更新データを取得するための取得データであっ
て、更新データによって更新されるコンテンツを識別す
るための識別情報および同報ネットワークを介して送信
されてくる更新データを受信するのに必要な受信必要情
が付加されたデータを受信し、取得データに基づい
て、それに付加されている識別情報と同一の識別情報
付加されている更新データを取得し、更新データによっ
て、それに付加されている識別情報に対応するコンテン
ツを更新することを特徴とする。
【0011】
【0012】
【0013】本発明の送信装置および送信方法において
データベースに登録されたコンテンツが更新された
場合に、その更新を行うための更新データであって、そ
の更新データによって更新されるコンテンツを識別する
ための識別情報が付加されたデータが生成され、更新デ
ータを取得するための取得データであって更新データ
によって更新されるコンテンツの識別情報および同報ネ
ットワークを介して送信される更新データを受信するの
に必要な受信必要情報が付加されたデータが生成され、
更新データおよび取得データが、同報ネットワークを介
して送信される。なお、取得データには、更新データに
付加された識別情報と同一の識別情報が付加される。
【0014】
【0015】本発明の受信装置および受信方法において
データベースに登録されたコンテンツが更新された
場合に、その更新を行うための更新データを取得するた
めの取得データであって更新データによって更新され
るコンテンツを識別するための識別情報および同報ネッ
トワークを介して送信されてくる更新データを受信する
のに必要な受信必要情報が付加されたデータが受信
れ、取得データに基づいて、それに付加されている識別
情報と同一の識別情報が付加されている更新データ
される。そして、更新データによって、それに付加さ
れている識別情報に対応するコンテンツ更新される。
【0016】
【0017】
【0018】
【0019】
【0020】
【0021】
【0022】
【0023】
【0024】
【0025】
【0026】
【発明の実施の形態】 図1は、本発明を適用したデータ
配信システム(本明細書中において、システムとは、複
数の装置が論理的に集合した物をいい、各構成の装置が
同一筐体中にあるか否かは問わない)の一実施の形態の
構成例を示している。
【0027】情報提供者A乃至Cは、各種のデータが記
憶されたデータベース1a乃至1cを有している。な
お、データベース1a乃至1cには、例えば、交通情
報、天気情報、株価情報その他のリアルタイムで変化す
るデータや、そのようにリアルタイムでは変化しないも
の、さらには、テキストデータ、画像データ、音声デー
タ、コンピュータプログラムなどのあらゆるもの(ポイ
ントキャストによって提供されるフォーマットのデータ
や、WWW(World Wide Web)で提供されるホームペー
ジを構成するデータなども含む)を記憶させることがで
きるようになされている。ここで、例えば、交通情報
や、天気情報などのひとまとまりの情報(例えば、1の
ファイル)を、以下、適宜、コンテンツ(contents)ま
たはオブジェクト(object)という。
【0028】データベース1a乃至1cに記憶されたオ
ブジェクト(コンテンツ)が更新されると、即ち、デー
タベース1a乃至1cに記憶されたオブジェクトが変更
されたり、また、そこにオブジェクトが新規に登録され
たり、あるいは、そこに記憶されているオブジェクトが
削除されると、その更新を行うための更新オブジェクト
情報が、放送局を構成するサーバ2に送信され、サーバ
2では、その更新オブジェクト情報に基づいて、データ
ベース3が更新される。
【0029】ここで、更新オブジェクト情報としては、
オブジェクトが変更された場合は、例えば、その変更後
のオブジェクトが、新規のオブジェクトが登録された場
合は、例えば、その新規のオブジェクトが、オブジェク
トが削除された場合は、例えば、そのオブジェクトの削
除指令が、それぞれデータベース1a乃至1cからサー
バ2に対して送信される。この場合、更新オブジェクト
情報は、オブジェクトが変更されたときには、その変更
後のオブジェクトに等しく、また、新規のオブジェクト
が登録されたときには、その新規のオブジェクトに等し
い。
【0030】サーバ2は、更新オブジェクト情報に基づ
き、データベース3の登録内容を更新すると、その更新
オブジェクト情報を、例えば、アナログ公衆網や、IS
DN(Integrated Services Digital Network)、イン
ターネット、その他の、少なくとも双方向通信が可能な
ネットワークである通信ネットワーク6や専用線などを
介してミラーサーバ7に送信する。ミラーサーバ7は、
サーバ2からの更新オブジェクト情報を受信し、その更
新オブジェクト情報に基づいて、データベース8を更新
する。従って、データベース3と8との登録内容は、常
時、同一になるようになされている。
【0031】さらに、サーバ2は、データベース3の登
録内容を更新すると、更新オブジェクト情報に、その更
新オブジェクト情報によって更新されるオブジェクトを
識別するための識別子(識別情報)を付加したデータ
(以下、適宜、サブジェクト(subject)という)(更
新データ)を生成する。即ち、データベース3に記憶さ
れたオブジェクトには、各オブジェクトを識別するため
の識別子が対応付けられており、更新オブジェクト情報
によって更新されるオブジェクトの識別子が、更新オブ
ジェクト情報に付加されることで、サブジェクトが生成
される。
【0032】また、サーバ2では、サブジェクトを取得
するためのデータも生成される。即ち、サブジェクト
は、後述するように、サーバ2から放送ネットワーク4
を介して送信される場合があり、この場合、サブジェク
トを取得するには、サブジェクトが放送される時刻やチ
ャンネルなどが必要となる。また、サブジェクトは、後
述するように、URL(Uniform Resorce Locator)な
どと対応付けられ、サーバ2やミラーサーバ7で管理さ
れる場合があり、この場合、サブジェクトを取得するに
は、そのURLが必要となる。そこで、サーバ2では、
このような情報が、サブジェクトを取得するためのデー
タとして生成される。
【0033】さらに、サーバ2は、サブジェクトを取得
するためのデータに、そのデータに基づいて取得される
サブジェクトによって更新されるオブジェクトの識別子
を付加したデータ(以下、適宜、イベント(event)と
いう)を生成する。
【0034】サーバ2において、サブジェクトと、その
サブジェクトの取得するためのイベントが生成される
と、これらは、所定の送信スケジュールにしたがい、例
えば、衛星回線や、CATV網、地上波、その他の、少
なくとも、多数のユーザに一斉同報が可能な一方向(双
方向でもよい)のネットワークである放送ネットワーク
4を介して、例えば、IRD(Integrated Receever an
d Decoder)やSTB(Set Top Box)などでなる受信端末
5に対して送信される。
【0035】即ち、サブジェクトが生成され、その取得
のためのイベント(そのサブジェクトと同一の識別子が
付加されたイベント)が生成されると、基本的には、ま
ず最初に、イベントが、放送ネットワーク4を介して送
信される。さらに、このようにして送信されたイベント
の中に、サブジェクトの放送時刻やチャンネルなどが記
述されたものがある場合には、その放送時刻に、そのチ
ャンネルで、サブジェクトが、放送ネットワーク4を介
して送信される。
【0036】ここで、サーバ2においては、例えば、サ
ブジェクトの送信スケジュールがたてられ(放送時刻お
よび放送チャンネルなどが決められ)、その送信スケジ
ュールにしたがって、イベントに、そのサブジェクトの
放送時刻や放送チャンネルなどが記述される。そして、
そのイベントの送信スケジュールがたてられる。
【0037】また、サブジェクトが、例えば、URLに
対応付けられ、サーバ2やミラーサーバ7の管理下にお
かれる場合には、そのURLを含むイベントが生成さ
れ、放送ネットワーク4を介して送信される。即ち、サ
ブジェクトがサーバ2またはミラーサーバ7の管理下に
おかれる場合には、それぞれ、サーバ2またはミラーサ
ーバ7のIPアドレスをドメイン名として有するURL
を含むイベントが生成されて送信される。
【0038】以上のようにして放送ネットワーク4を介
して送信(配信)されてくるイベントは、ユーザの受信
端末5で受信される。受信端末5では、受信したイベン
トのうち、ユーザが所望するオブジェクトについてのも
のが選択され、その選択されたイベントに基づいて、サ
ブジェクトが取得される。
【0039】即ち、例えば、イベントに、サブジェクト
の放送時刻やチャンネルが含まれている場合には、サー
バ2において、上述したように、その放送時刻に、その
チャンネルで、サブジェクトが、放送ネットワーク4を
介して送信されてくるから、受信端末5では、そのよう
にして送信されてくるサブジェクトが受信される。
【0040】また、例えば、イベントに、サブジェクト
に対応付けられたURLが含まれている場合には、受信
端末5は、そのURLのドメイン名に対応するサーバに
対して、通信ネットワーク6を介してアクセスし、サブ
ジェクトを要求して受信する。
【0041】具体的には、イベントに含まれるURLの
ドメイン名に対応するサーバが、例えば、サーバ2であ
れば、サブジェクトは、サーバ2の管理下におかれてい
るから、受信端末5は、通信ネットワーク6を介して、
サーバ2にアクセスし、サブジェクトを取得する。
【0042】また、イベントに含まれるURLのドメイ
ン名に対応するサーバが、例えば、ミラーサーバ7であ
れば、サブジェクトは、ミラーサーバ7の管理下におか
れているから、受信端末5は、通信ネットワーク6を介
して、ミラーサーバ7にアクセスし、サブジェクトを取
得する。
【0043】受信端末5は、以上のようにしてサブジェ
クトを取得した後、そのサブジェクトに基づいて、オブ
ジェクトを更新する。
【0044】なお、サブジェクトは、サーバ2から放送
ネットワーク4を介して送信されるとともに、サーバ2
やミラーサーバ7の管理下にもおかれることがある。さ
らに、図1の実施の形態では、1のミラーサーバ7だけ
を図示してあるが、ミラーサーバ7と同様の処理を行う
ミラーサーバ(情報処理装置)は、通信ネットワーク6
上に複数台設けることができ、この場合、サブジェクト
は、その複数のミラーサーバの管理下におくこともでき
る。また、サブジェクトは、サーバ2から放送ネットワ
ーク4を介して、あるチャンネルの、ある時刻において
だけ送信されるのではなく、複数のチャンネルや複数の
時刻に送信される場合もある。
【0045】このように、あるサブジェクトを取得する
方法が複数ある場合には、イベントには、その複数の方
法それぞれについての情報(放送時刻や、放送チャンネ
ル、URLなど)が含められるが、このうちのいずれの
方法によってサブジェクトを取得するかは、受信端末5
において決定される。即ち、例えば、イベントに、放送
ネットワーク4を介してサブジェクトを送信する時刻が
複数含まれている場合には、受信端末5では、例えば、
現在時刻に最も近い時刻に放送されてくるサブジェクト
が受信されることで、サブジェクトが取得される。ま
た、例えば、イベントに、複数のURLが含まれている
場合には、受信端末5から最も近い位置にあるサーバの
ものが選択され、そのサーバに対して、通信ネットワー
ク6を介して、サブジェクトの要求が行われることによ
り、サブジェクトが取得される。さらに、例えば、イベ
ントに、放送ネットワーク4を介してサブジェクトを送
信する時刻と、URLとが含まれている場合において、
例えば、放送ネットワーク4の回線状態が悪いとき(S
/N(Signal/Noise)が低いときなど)には、URLに
基づき、上述したようにして、サブジェクトが取得され
る。また、その他、いずれの方法によってサブジェクト
を取得するかは、受信端末5のユーザの操作などに基づ
いて決定するようにすることもできる。
【0046】以上のようなデータ配信システムによれ
ば、サブジェクトの取得方法が記述されたイベントが、
放送ネットワーク4を介して配信され、受信端末5にお
いて、そのイベントに基づき、サブジェクトが取得さ
れ、オブジェクトの更新が行われるので、受信端末5の
負荷の増大を抑えつつ、効率的なデータ配信を行うこと
ができる。
【0047】即ち、一般に、オブジェクトの更新(特
に、オブジェクトの変更と新規登録)のための更新オブ
ジェクト情報を含むサブジェクトのデータ量は多く、さ
らに、サブジェクトは、オブジェクトの更新に対応して
生成されるため、いつ発生するか分からない。従って、
そのような不定期に発生し、かつデータ量の多いサブジ
ェクトだけを、なるべく早期に、放送ネットワーク4を
介して送信するとすれば、サーバ2は、現時点において
空いているチャンネルを使用して、サブジェクトを送信
する必要がある。しかしながら、この場合、受信端末5
では、いつ、どのチャンネルで送信されてくるか分から
ないサブジェクトを待つ必要があり、負担が大になる。
【0048】これに対して、イベントは、サブジェクト
の取得方法の記述を含むものであるから、一般に、その
データ量は、更新オブジェクト情報を含むサブジェクト
よりも、はるかに少なく、このため、例えば、ある狭帯
域のチャンネルの、決まった時間において送信すること
が可能である。従って、この場合、受信端末5では、そ
のチャンネルにおいて、決まった時間に送信されてくる
イベントを受信すれば良く、その負荷は、サブジェクト
の送信を待つ場合に比較して、はるかに小さくて済む。
【0049】さらに、本実施の形態では、イベントが、
広い地域に亘って一斉同報が可能な放送ネットワーク4
を介して送信されるため、受信端末5の数の増加が、サ
ーバ2や放送ネットワーク4の負荷に影響を与えること
もない。
【0050】そして、本実施の形態では、サブジェクト
は、通信ネットワーク6を介して提供されるだけでな
く、放送ネットワーク4を介しても提供されるので、サ
ブジェクトの取得のために、サーバ2やミラーサーバ7
にアクセスが集中することはほとんどなく、従って、サ
ブジェクトの効率的な配信が可能となる。
【0051】なお、放送ネットワーク4と通信ネットワ
ーク6とは、物理的に別々のネットワークである必要は
ない。即ち、放送ネットワーク4を、例えば、CATV
網で構成する場合においては、そのCATV網は通信ネ
ットワーク6として利用することも可能である。また、
放送ネットワーク4によるデータの配信を、例えば、イ
ンターネットなどを利用したIP(Internet Protoco
l)マルチキャストで行う場合においては、通信ネット
ワーク6は、そのインターネットで構成することも可能
である。
【0052】さらに、サーバ2からの受信端末5へのデ
ータ(イベントおよびサブジェクト)の送信は、例え
ば、スクランブルをかけて行い、これにより、特定のユ
ーザ(受信契約を結んだユーザ)のみ、データの受信が
可能なようにすることも可能である。
【0053】次に、図2は、図1のサーバ2の構成例を
示している。
【0054】通信制御部11は、例えば、モデムや、T
A(Terminal Adapter)などで構成され、通信ネットワ
ーク6を介しての通信を制御するようになされている。
資源割当部12は、放送ネットワーク4を介してのデー
タの送信のための資源割当を行うようになされている。
即ち、資源割当部12は、登録部15からのオブジェク
トの更新の知らせを受け、その更新に伴い、イベントお
よびサブジェクトを、放送ネットワーク4を介して送信
するための資源の割当(例えば、イベントおよびオブジ
ェクトの送信チャンネルや、送信時刻(時間)、データ
レート、送信回数(送信頻度)などの決定)を行うよう
になされている。資源割当部12によるイベントおよび
サブジェクトの送信のための資源の割当結果は、データ
構成部17および伝送部18に供給されるようになされ
ている。
【0055】データ検索部13は、通信ネットワーク6
を介して受信端末5から送信されているサブジェクトの
要求を、通信制御部11から受信し、そのサブジェクト
を構成する更新オブジェクト情報を、データベース3か
ら検索する。そして、データ検索部13は、後述するデ
ータ構成部17と同様にして、サブジェクトを構成し、
通信制御部11に供給するようになされている。複製管
理部14は、ミラーサーバ7(さらには、通信ネットワ
ーク6上の、図示せぬミラーサーバ)を特定するための
情報を管理している。即ち、複製管理部14は、例え
ば、通信ネットワーク4がインターネットである場合に
は、ミラーサーバ7のIPアドレスを記憶している。そ
して、複製管理部14は、登録部15からのオブジェク
トの更新の知らせを受けると、その更新のための更新オ
ブジェクト情報を、データベース3から読み出し、通信
制御部11を制御することで、その更新オブジェクト情
報を、例えば、ミラーサーバ7その他の自身が管理して
いるIPアドレスの、通信ネットワーク6上のサーバに
送信するようになされている。なお、複製管理部14
は、自身が管理している情報を、必要に応じて、データ
構成部17に供給するようにもなされている。
【0056】登録部15は、情報提供者A乃至Cのデー
タベース1a乃至1cから供給される更新オブジェクト
情報を受信し、その更新オブジェクト情報に基づいて、
オブジェクト(データベース3)を更新するようになさ
れている。即ち、情報提供者A乃至Cのデータベース1
a乃至1cからは、更新オブジェクト情報とともに、そ
の更新オブジェクト情報によって更新されるオブジェク
トの識別子も供給されるようになされている。登録部1
5は、この更新オブジェクト情報および識別子を受信
し、その識別子に対応するオブジェクトを、データベー
ス3から検索する。さらに、登録部15は、そのように
して検索したオブジェクトを、更新オブジェクト情報に
基づいて更新し、その後、オブジェクトを更新した旨
を、資源割当部12、複製管理部14、およびデータ構
成部17に出力する。なお、登録部15は、データベー
ス1a乃至1cからの更新オブジェクト情報および識別
子も、データベース3に登録するようになされている。
【0057】データ構成部17は、登録部15からオブ
ジェクトを更新した旨を受信すると、その更新がなされ
たオブジェクトについての更新オブジェクト情報を、デ
ータベース3から読み出し、その更新オブジェクト情報
が配置されたサブジェクトを生成して、伝送部18に出
力するようになされている。さらに、データ構成部17
は、そのサブジェクトを取得するためのイベントも生成
し、伝送部18に出力するようになされている。なお、
データ構成部17において、イベントの生成は、資源割
当部12による資源の割当結果や、複製管理部14から
供給される情報を用いて行われるようになされている。
即ち、データ構成部17は、サブジェクトが送信される
チャンネルや時刻、データレート、さらには、それを管
理するサーバに関する情報その他を、資源割当部12に
よる資源の割当結果や、複製管理部14からの情報から
認識し、イベントに含めるようになされている。
【0058】伝送部18は、データ構成部17からのイ
ベントやサブジェクトを、資源割当部12の資源の割当
結果にしたがって、即ち、例えば、所定のチャンネル
で、所定の時刻に、所定のデータレートなどで、放送ネ
ットワーク4を介して送信するようになされている。
【0059】次に、図3は、図1のミラーサーバ7の構
成例を示している。なお、図中、図2のサーバ2におけ
る場合と対応する部分については、同一の符号を付して
ある。即ち、ミラーサーバ7は、資源割当部12、複製
管理部14、データ構成部17、および伝送部18が設
けられていない他は、基本的に、サーバ2と同様に構成
されている。なお、ミラーサーバ7を構成する登録部1
5には、サーバ2を構成する複製管理部14が、通信制
御部11を制御することにより、通信ネットワーク6な
どを介して送信されてくる更新オブジェクト情報が供給
されるようになされている。
【0060】以上のように構成されるサーバ2では、デ
ータベース3にデータを登録(データベースの登録内容
を更新)する登録処理、サブジェクトおよびイベントを
生成し、放送ネットワーク4を介して伝送するデータ伝
送処理、および受信端末5から通信ネットワーク6を介
してサブジェクトの要求があった場合に、そのサブジェ
クトを通信ネットワーク6を介して送信する要求データ
送信処理などが行われ、また、ミラーサーバ7では、登
録処理および要求データ送信処理などが行われるように
なされている。
【0061】まず、図4のフローチャートを参照して、
サーバ2が行う登録処理について説明する。
【0062】登録処理では、まず最初に、ステップS1
において、情報提供者A乃至Cのデータベース1a乃至
1cのうちのいずれかから更新オブジェクト情報と識別
子が配信されてきたか否かが、登録部15によって判定
され、配信されてきていないと判定された場合、ステッ
プS1に戻る。また、ステップS1において、更新オブ
ジェクト情報および識別子が配信されてきたと判定され
た場合、ステップS2に進み、登録部15は、例えば、
その更新オブジェクト情報に、その識別子を付加し、デ
ータベース3に登録する。
【0063】ここで、データベース1a乃至1cから
は、更新オブジェクト情報と識別子とが、例えば、図5
に示すようなフォーマットで供給されるようになされて
いる。
【0064】識別子は、ここでは、例えば、交通情報
や、天気情報、株価情報、さらには、それらの情報を構
成する構成要素などのオブジェクトの種類ごとにあらか
じめ割り当てられているユニークなID(Identificati
on)、およびオブジェクトの新しさを示すバージョン情
報などからなる。バージョン情報は、例えば、オブジェ
クトが更新されるごとに1ずつインクリメントされる整
数値などが用いられるようになされており、従って、同
一のIDが付加されているオブジェクトについては、そ
のバージョン情報を比較することで、最新のオブジェク
トを認識することができる。
【0065】なお、IDおよびバージョン情報は、ここ
では、例えば、ともに固定長とされている。
【0066】登録部15は、データベース1a乃至1c
から配信されてきた更新オブジェクト情報に、同じくデ
ータベース1a乃至1cから配信されてきた識別子を付
加する(対応付ける)と、さらに、ステップS2におい
て、その識別子を構成するIDと同一のIDを有する識
別子が付加されているオブジェクトを、データベース3
から検索し、更新オブジェクト情報に基づいて更新す
る。そして、登録部15は、その更新したオブジェクト
に付加されている識別子のバージョン情報を、例えば、
1だけインクリメントする。
【0067】その後、登録部15は、ステップS3にお
いて、オブジェクトが更新された旨を、資源割当部1
2、複製管理部14、およびデータ構成部17に出力
し、ステップS1に戻る。
【0068】以上のようにして供給されるオブジェクト
が更新された旨を受信した複製管理部14では、ステッ
プS2でデータベース3に登録された更新オブジェクト
情報およびそれに付加されている識別子が読み出され、
自身が管理しているサーバ、即ち、ここでは、例えば、
ミラーサーバ7に対し、通信ネットワーク6を介して送
信される。また、複製管理部14は、更新オブジェクト
情報および識別子を送信したサーバを特定するための特
定情報、即ち、ここでは、例えば、ミラーサーバ7のI
Pアドレスを、データ構成部17に出力する。
【0069】なお、ミラーサーバ7では、図3のステッ
プS1乃至S3のうちのステップS3を除いた処理が、
登録処理として行われる。即ち、ミラーサーバ7では、
ステップS1において、サーバ2から更新オブジェクト
情報と識別子が配信されてきたか否かが、登録部15に
よって判定され、配信されてきていないと判定された場
合、ステップS1に戻る。また、ステップS1におい
て、更新オブジェクト情報および識別子が配信されてき
たと判定された場合、ステップS2に進み、ミラーサー
バ7の登録部15は、更新オブジェクト情報に、識別子
を付加し、データベース8に登録する。さらに、ミラー
サーバ7の登録部15は、ステップS2において、サー
バ2から受信した識別子を構成するIDと同一のIDを
有する識別子が付加されているオブジェクトを、データ
ベース8から検索し、そのオブジェクトを、サーバ2か
ら受信した更新オブジェクト情報に基づいて更新する。
そして、ミラーサーバ7の登録部15は、その更新した
オブジェクトに付加されている識別子のバージョン情報
を、1だけインクリメントし、ステップS3をスキップ
して、ステップS1に戻る。
【0070】サーバ2において、上述したような登録処
理が行われることにより、そのステップS3において登
録部15が出力するオブジェクトが更新された旨は、複
製管理部14に供給される他、資源割当部12およびデ
ータ構成部17にも供給される。
【0071】資源割当部12は、オブジェクトが更新さ
れた旨を受信すると、その更新に関するイベントおよび
サブジェクトを、放送ネットワーク4を介して送信する
ための資源の割当を行い、その割当結果を、データ構成
部17および伝送部18に出力する。データ構成部17
は、オブジェクトが更新された旨を受信すると、その更
新がなされたオブジェクトについての更新オブジェクト
情報を、データベース3から読み出し、サブジェクトを
生成して、伝送部18に出力する。さらに、データ構成
部17は、そのサブジェクトを取得するためのイベント
を、資源割当部12の資源割当結果や、複製管理部14
からの情報(例えば、上述したように、ミラーサーバ7
のIPアドレス)を用いて生成し、伝送部18に出力す
る。そして、伝送部18では、データ構成部17からの
イベントやサブジェクトが、資源割当部12の資源の割
当結果にしたがって、放送ネットワーク4を介して送信
される。即ち、資源割当部12、データ構成部17、お
よび伝送部18では、図6に示すようなデータ伝送処理
が行われる。
【0072】即ち、データ伝送処理では、まず最初に、
ステップS11において、資源割当処理が行われる。具
体的には、ステップS11では、資源割当部12におい
て、オブジェクトが更新された旨を受信すると、その更
新に関するイベントおよびオブジェクトを、放送ネット
ワーク4を介して送信するための放送チャンネルや、放
送時刻、データレート、送信回数などを決定する。これ
らの資源割当結果は、データ構成部17および伝送部1
8に供給される。
【0073】そして、ステップS12において、データ
構成部17は、イベントおよびサブジェクトを生成す
る。即ち、データ構成部17は、データベース3から、
オブジェクトの更新に用いられた更新オブジェクト情報
と、それに付加されている識別子とを読み出し、例え
ば、図7(A)に示すようなサブジェクトを構成する。
なお、図7(A)においては(同図(B)においても同
様)、識別子と更新オブジェクト情報との間に、判別フ
ラグが配置されているが、この判別フラグは、データが
サブジェクトか、またはイベントであるかを表す。
【0074】また、データ構成部17は、サブジェクト
について、そのサブジェクトに付加されている識別子と
同一の識別子を付加した、例えば、図7(B)に示すよ
うなイベントを構成する。即ち、イベントは、サブジェ
クトに付加されている識別子と同一の識別子に、判別フ
ラグ、放送スケジュール情報、およびサーバアクセス情
報を順次配置して構成される。
【0075】放送スケジュール情報は、サブジェクト
が、放送ネットワーク4を介して放送される場合に、そ
れを受信するのに必要な情報(受信必要情報)で、これ
には、資源割当部12からの資源割当結果であるサブジ
ェクトの放送チャンネル、放送時刻(時間)、データレ
ート、送信回数などが含まれる。従って、イベントを構
成する放送スケジュール情報を参照することで、そのイ
ベントを構成する識別子のオブジェクトを更新するため
のサブジェクトの放送チャンネルや放送時刻などを認識
することができ、これにより、そのサブジェクトを受信
することが可能となる。
【0076】サーバアクセス情報は、サブジェクトが、
サーバ2やミラーサーバ7から通信ネットワーク6を介
して送信される場合に、通信ネットワーク6を介して、
そのサブジェクトを要求するのに必要な情報(要求必要
情報)で、これには、例えば、サーバ2やミラーサーバ
7のIPアドレスなどが含まれる。そして、このIPア
ドレスなどは、サーバ2やミラーサーバ7を特定するた
めの特定情報として、複製管理部14からデータ構成部
17に供給されるようになされている。
【0077】即ち、サーバ2やミラーサーバ7は、デー
タベース3や8に記憶された更新オブジェクト情報およ
びそれに付加されている識別子とから、図7(A)に示
したサブジェクトを構成し、受信端末5からの要求に対
応して、そのサブジェクトを、通信ネットワーク6を介
して送信するようになされており、このようにして、サ
ブジェクトを取得する場合に、サーバアクセス情報が参
照される。
【0078】ここで、サーバ2やミラーサーバ7におい
ては、更新オブジェクト情報およびそれに付加されてい
る識別子から構成されるサブジェクトに、例えば、その
識別子をIPアドレスに付加して構成されるURLを対
応付けて、サブジェクトの管理が行われるようになされ
ている。この場合、イベントを受信した受信端末5で
は、そのイベントを構成するサーバアクセス情報と識別
子とから、そのイベントと同一の識別子が付加されてい
るサブジェクトのURLを認識することができる。
【0079】なお、サブジェクトは、放送ネットワーク
4を介してのみ提供することが可能であるが、この場合
には、そのサブジェクトについてのイベントには、サー
バアクセス情報は配置されない。逆に、サブジェクト
は、通信ネットワーク6を介してのみ提供することも可
能であるが、この場合には、そのサブジェクトについて
のイベントには、放送スケジュール情報は配置されな
い。
【0080】また、サブジェクトが、放送ネットワーク
4を介して、複数のチャンネルや、複数の時刻に送信さ
れる場合には、そのサブジェクトについてのイベントに
は、その複数のチャンネルや複数の時刻それぞれに対応
する放送スケジュール情報が配置される。同様に、サブ
ジェクトが、通信ネットワーク6を介して、複数のサー
バから提供され得る場合には、そのサブジェクトについ
てのイベントには、その複数のサーバそれぞれに対応す
るサーバアクセス情報が配置される。
【0081】なお、放送スケジュール情報とサーバアク
セス情報の両方が存在する場合や、放送スケジュール情
報またはサーバアクセス情報のいずれか一方だけが複数
存在する場合には、それらのすべてを、1のイベントに
含めるのではなく、それらの1つごとに、イベントを生
成しても良い。
【0082】図6に戻り、ステップS12において、以
上のようなイベントおよびサブジェクトが生成される
と、そのイベントやサブジェクトは、データ構成部17
から伝送部18に供給される。伝送部18では、ステッ
プS13において、データ構成部17からのイベントや
サブジェクトが、資源割当部12からの資源割当結果に
したがって、放送ネットワーク4を介して送信される。
即ち、イベントやサブジェクトは、例えば、所定の送信
チャンネルで、所定の送信時刻に、所定のデータレート
で、放送ネットワーク4を介して送信され、ステップS
14に進む。
【0083】ステップS14では、データ構成部17か
らのイベントやサブジェクトの送信を、資源割当部12
からの資源割当結果に含まれる送信回数だけ繰り返し行
ったかどうかが、伝送部18によって判定され、行って
いないと判定された場合、ステップS13に戻り、イベ
ントやサブジェクトの伝送が繰り返される。即ち、放送
ネットワーク4によるデータの送信は、サーバ2から受
信端末5の一方向にのみ行われるため、それらの間で、
データの送受信が正確に行われたかどうかの確認を行う
ことができない。そこで、サーバ2では、データの送信
が、資源割当部12による資源の割当結果である送信回
数だけ繰り返されるようになされており、これにより、
受信端末5において、正確なデータの受信が行われる確
率を向上させるようになされている。
【0084】一方、ステップS14において、データ構
成部17からのイベントやサブジェクトの送信を、資源
割当部12からの資源割当結果に含まれる送信回数だけ
繰り返し行ったと判定された場合、ステップS11に戻
り、以下、同様の処理が繰り返される。
【0085】なお、上述したように、一般に、イベント
はデータ量が少なく、サブジェクトはデータ量が多いか
ら、資源割当部12では、送信回数は、基本的に、イベ
ントについては多くなり、サブジェクトについては少な
くなるように、資源割当が行われる。従って、受信端末
5において、放送ネットワーク4を介して送信されてく
るイベントを取りこぼす確率(受信できない確率)は小
さくなり、さらに、イベントを正常受信することができ
れば、例えば、それに含まれる放送スケジュール情報を
参照することで、サブジェクトが、放送ネットワーク4
を介して送信されてくるチャンネルや時刻などを認識す
ることができ、その結果、送信回数の少ないイベントを
取りこぼす確率も小さくすることができる。また、仮
に、イベントに基づいて、放送チャンネルや放送時刻な
どを認識したサブジェクトの受信に失敗した場合であっ
ても、あるいは、放送時刻より先に、サブジェクトを必
要とする場合などであっても、イベントに、サーバアク
セス情報が含まれていれば、そのサーバアクセス情報に
基づき、通信ネットワーク6を介して、サーバ2やミラ
ーサーバ7にアクセスすることで、サブジェクトを、早
期、かつ確実に取得することができる。
【0086】次に、図8のフローチャートを参照して、
サーバ2やミラーサーバ7で行われる要求データ送信処
理について説明する。
【0087】この場合、ステップS21において、受信
端末5から通信ネットワーク6を介して、サブジェクト
の要求としての、例えば、URLが送信されてきたかど
うかが、通信制御部11によって判定され、送信されて
きていないと判定された場合、ステップS21に戻る。
また、ステップS21において、URLが送信されてき
たと判定された場合、通信制御部11は、そのURL
を、データ検索部13に転送する。データ検索部13
は、URLを受信すると、ステップS22において、そ
のURLを構成するデータ識別子と同一の識別子が付加
されている更新オブジェクト情報を検索する(サーバ2
では、データベース2から検索し、ミラーサーバ7で
は、データベース8から検索する)。
【0088】即ち、本実施の形態では、上述したよう
に、イベントを受信した受信端末5において、そのイベ
ントを構成するサーバアクセス情報としてのIPアドレ
スと、識別子とから、そのイベントと同一の識別子が付
加されているサブジェクトのURLが認識されるように
なされている。そして、受信端末5は、通信ネットワー
ク6を介して、サブジェクトを要求する場合には、その
URLを送信するようになされている。従って、受信端
末5からのURLには、識別子が含まれており、サーバ
2やミラーサーバ7では、この識別子を、いわば、更新
オブジェクト情報のファイル名として、その検索が行わ
れる。
【0089】ステップS22において、更新オブジェク
ト情報が検索されると、データ検索部13は、その更新
オブジェクトに、それとともに記憶されていた識別子を
付加することにより、サブジェクトを構成し、通信制御
部11に供給する。通信制御部11は、データ検索部1
3からのサブジェクトを受信し、ステップS23におい
て、それを、URLを送信してきた受信端末(ここで
は、受信端末5)に、通信ネットワーク6を介して送信
して、ステップS21に戻る。
【0090】次に、図9は、図1の受信端末5の構成例
を示している。
【0091】受信部21は、サーバ2から放送ネットワ
ーク4を介して送信されてくるデータ、即ち、ここで
は、イベントやサブジェクトを受信し、選択部22に出
力するようになされている。選択部22は、受信部21
からのイベントやサブジェクトの選択を行うようになさ
れている。さらに、選択部22は、選択したイベントを
データベース23に一時記憶させるようにもなされてい
る。また、選択部22は、選択したサブジェクトに含ま
れる識別子に対応するオブジェクトを、データベース2
3から検索し、そのサブジェクトに含まれる更新オブジ
ェクト情報に基づいて更新するようにもなされている。
【0092】データベース23は、例えば、大容量のハ
ードディスクや光磁気ディスク、その他の記録媒体で構
成され、オブジェクトを記憶し、また、選択部22から
のイベントを一時記憶するようになされている。
【0093】通信制御部24は、通信ネットワーク6を
介しての通信制御を行うようになされており、これによ
り、要求部25からのサブジェクトの要求を、通信ネッ
トワーク6を介してサーバ2やミラーサーバ7などに送
信したり、また、サーバ2やミラーサーバ7などから通
信ネットワーク6を介して送信されてくるサブジェクト
を受信するようになされている。
【0094】要求部25は、データベース23に記憶さ
れているイベントに含まれる放送スケジュール情報にし
たがって、放送ネットワーク4を介して送信されてくる
サブジェクトを受信するように、受信部21を制御する
ようになされている。また、要求部25は、データベー
ス23に記憶されたイベントに含まれるサーバアクセス
情報にしたがい、通信ネットワーク6を介して、サーバ
2やミラーサーバ7に、サブジェクトを要求し、その要
求に対応して、サーバ2やミラーサーバ7から、通信ネ
ットワーク6を介して送信されてくるサブジェクトを受
信するように、通信制御部24を制御するようにもなさ
れている。さらに、要求部25は、通信制御部24に受
信させたサブジェクトに含まれる識別子に対応するオブ
ジェクトを、データベース23から検索し、そのサブジ
ェクトに含まれる更新オブジェクト情報に基づいて更新
するようにもなされている。なお、要求部25は、以上
のような処理を、例えば、定期的に行う他、読み出し部
26から、オブジェクトの更新の要求があった場合にも
行うようになされている。
【0095】読み出し部26は、操作部28の操作に対
応して、データベース23に記憶されたデータを読み出
し、出力部27に供給するようになされている。出力部
27は、例えば、ディスプレイやスピーカなどで構成さ
れ、読み出し部26などからのデータを表示し、または
音声として出力するようになされている。操作部28
は、読み出し部26に対して、所定の入力を与える場合
に操作される。
【0096】以上のように構成される受信端末5では、
サーバ2から放送ネットワーク4を介して送信されてく
るデータを受信する受信処理、データベース23に記憶
されたイベントに基づいて、サブジェクトを要求するデ
ータ要求処理、およびデータベース23に登録されたデ
ータを出力する出力処理などが行われるようになされて
いる。
【0097】まず、図10のフローチャートを参照し
て、受信処理について説明する。
【0098】サーバ2から放送ネットワーク4を介して
データが送信されてくると、受信部21では、ステップ
S31において、そのデータ、即ち、イベントまたはサ
ブジェクトが受信され、選択部22に供給される。選択
部22では、ステップS32において、受信部21から
のイベントまたはサブジェクトが選択すべきものである
かどうかが判定される。
【0099】即ち、サーバ2から放送ネットワーク4を
介して送信されてくるすべてのイベントやサブジェクト
を受信するとした場合には、データベース23として、
記憶容量の膨大なものが必要となる。また、ユーザには
好みがあり、各ユーザが、サーバ2のデータベースに記
憶されたオブジェクトすべてを必要としていることはほ
とんどない。それにもかかわらず、サーバ2のデータベ
ース3の登録内容すべてを、データベース23に反映す
るのは好ましくない。
【0100】そこで、選択部22に、例えば、ユーザが
所望するオブジェクトについてのID(上述した識別子
を構成するID)を登録しておくと、選択部22は、そ
のIDと同一のIDを有するイベントおよびオブジェク
トだけを選択するようになされている。従って、ステッ
プS32における判定は、ユーザが登録したIDと、受
信部21から供給されるイベントやサブジェクトの識別
子を構成するIDとを比較することで行われる。
【0101】ステップS32において、受信部21から
のイベントまたはサブジェクトが選択すべきものでない
と判定された場合、即ち、例えば、ユーザが登録したI
Dと、受信部21から供給されたイベントまたはサブジ
ェクトに記述されているIDとが一致しない場合、次の
イベントまたはサブジェクトが、放送ネットワーク4を
介して送信されてくるのを待って、ステップS31に戻
る。従って、この場合、イベントはデータベース23に
記憶されず、また、サブジェクトに基づくデータベース
23の更新も行われない。
【0102】一方、ステップS32において、受信部2
1からのイベントまたはサブジェクトが選択すべきもの
であると判定された場合、即ち、例えば、ユーザが登録
したIDと、受信部21から供給されたイベントまたは
サブジェクトに記述されているIDとが一致する場合、
ステップS33に進み、選択部22は、そのイベントま
たはサブジェクトが、新規のオブジェクトに関するもの
かどうかを判定する。
【0103】ステップS33において、ステップS32
で選択されたイベントまたはサブジェクトが、新規のオ
ブジェクトに関するものであると判定された場合、即
ち、そのイベントまたはサブジェクトに含まれているI
Dと同一のIDのオブジェクトが、データベース23に
登録されていない場合、ステップS34をスキップし
て、ステップS35に進む。
【0104】また、ステップS33において、ステップ
S32で選択されたイベントまたはサブジェクトが、新
規のオブジェクトに関するものでないと判定された場
合、即ち、そのイベントまたはサブジェクトに含まれて
いるIDと同一のIDのオブジェクトが、データベース
23に登録されている場合、ステップS34に進み、選
択部22において、その既にデータベース23に登録さ
れているオブジェクト(以下、適宜、既登録オブジェク
トという)の識別子に記述されているバージョン情報
が、ステップS32で選択されたイベントまたはサブジ
ェクトの識別子に記述されているバージョン情報と等し
いかどうかが判定される。
【0105】ステップS34において、既登録オブジェ
クトに記述されているバージョン情報が、ステップS3
2で選択されたイベントまたはサブジェクトに記述され
ているバージョン情報と等しくないと場合、即ち、ここ
では、図6のデータ伝送処理で説明したように、信頼性
を向上させるため、サーバ2からは、同一のサブジェク
トが放送ネットワーク4を介して繰り返し送信される
が、そのように繰り返し行われる送信のうちの、過去に
行われた送信によるサブジェクトによって、既登録オブ
ジェクトの更新が、既に行われている場合、ステップS
35乃至S37をスキップし、次に、イベントまたはサ
ブジェクトが送信されてくるのを待って、ステップS3
1に戻る。従って、この場合、イベントは、データベー
ス23に記憶されず、また、サブジェクトに基づくデー
タベース23の更新も行われない。
【0106】一方、ステップS34において、既登録オ
ブジェクトに記述されているバージョン情報が、ステッ
プS32で選択されたイベントまたはサブジェクトに記
述されているバージョン情報と等しいと判定された場
合、ステップS35に進み、選択部22において、ステ
ップS32で選択されたデータが、イベントまたはサブ
ジェクトのうちのいずれであるかが、判別フラグを参照
することで判定される。
【0107】ステップS35において、ステップS32
で選択されたデータがサブジェクトであると判定された
場合、ステップS36に進み、選択部22は、そのサブ
ジェクトに基づき、データベース23を更新する。
【0108】即ち、サブジェクトにおいて、更新オブジ
ェクト情報として、新規のオブジェクトが配置されてい
る場合には、サブジェクトに含まれる識別子に、その新
規のオブジェクトが対応付けられ、データベース23に
新規登録される。
【0109】また、サブジェクトにおいて、更新オブジ
ェクト情報として、更新後のオブジェクトが配置されて
いる場合には、サブジェクトに含まれるIDと同一のI
Dを有する識別子が対応付けられたオブジェクトが、デ
ータベース23から検索され、その検索されたオブジェ
クトが、更新後のオブジェクトに変更される。さらに、
そのオブジェクトに対応付けられていたバージョン情報
が、例えば、1だけインクリメントされる。
【0110】さらに、サブジェクトにおいて、更新オブ
ジェクト情報として、オブジェクトの削除指令が配置さ
れている場合には、サブジェクトに含まれるIDと同一
のIDを有する識別子が対応付けられたオブジェクト
が、データベース23から検索され、そのオブジェクト
に対応付けられている識別子とともに削除される。
【0111】なお、上述の図4で説明した登録処理のス
テップS2において行われる、更新オブジェクト情報に
基づくオブジェクトの更新も、これと同様にして行われ
る。
【0112】ステップS36において、以上のようにし
て、データベース23の更新が行われた後は、次に、イ
ベントまたはサブジェクトが送信されてくるのを待っ
て、ステップS31に戻る。
【0113】一方、ステップS35において、ステップ
S32で選択されたデータがイベントであると判定され
た場合、ステップS37に進み、選択部22は、そのイ
ベントを、データベース23に供給して一時記憶させ
る。そして、次に、イベントまたはサブジェクトが送信
されてくるのを待って、ステップS31に戻る。
【0114】なお、ステップS37において、データベ
ース23に記憶されたイベントは、後述するデータ要求
処理(図11)や、データ出力処理(図12)におい
て、要求部25によって、データベース23から読み出
された後に消去されるようになされている。
【0115】次に、図11を参照して、データ要求処理
について説明する。なお、このデータ要求処理は、受信
端末5において定期的に行われる。但し、データ要求処
理は、不定期に行うことも可能である。
【0116】データ要求処理では、まず最初に、ステッ
プS41において、データベース23の登録内容が、要
求部25によって検索され、ステップS42に進み、デ
ータベース23に、イベントが記憶されているかどうか
が判定される。ステップS42において、イベントが記
憶されていないと判定された場合、データ要求処理を終
了する。
【0117】また、ステップS42において、データベ
ース23にイベントが記憶されていると判定された場
合、そのイベントが読み出され(複数のイベントが記憶
されている場合には、そのうちの1つが読み出され)、
ステップ43に進み、要求部25において、そのイベン
トに基づくサブジェクトの受信を、同報可能な放送ネッ
トワーク4または双方向通信が可能な通信ネットワーク
6のうちのいずれを介して行うのが有利かが判定され
る。
【0118】ここで、ステップS42の判定は、例え
ば、次のようにして行われる。
【0119】即ち、要求部25では、イベントに含まれ
る放送スケジュール情報を参照することにより、そのイ
ベントに付加されている識別子と同一の識別子のサブジ
ェクトが送信されてくる送信回数(送信頻度)や、送信
時刻が認識される。そして、例えば、送信回数が多い場
合や、送信時刻が、現在時刻に近い場合には、サブジェ
クトの受信時間その他の受信のためのコストが低いと予
想される放送ネットワーク4を介して、サブジェクトの
受信を行うのが有利であると判定される。
【0120】また、例えば、送信回数が少ない場合や、
送信時刻が、現在時刻から離れている場合には、双方向
ネットワーク6を介して、サブジェクトの受信を行うの
が有利であると判定される。
【0121】なお、その他、例えば、イベントに含まれ
る放送スケジュール情報に、サブジェクトのデータ量が
記述されている場合には(データ量そのものが記述され
ていなくても、データレートと、送信に要する時間とが
記述されていれば、データ量を認識することができ
る)、そのデータ量に基づき、放送ネットワーク4また
は通信ネットワーク6のうちのいずれを介して、サブジ
ェクトの受信を行うのが有利であるのかを判定すること
も可能である。
【0122】さらに、放送ネットワーク4または通信ネ
ットワーク6のうちのいずれを介して、サブジェクトの
受信を行うのが有利であるのかは、ユーザに操作部28
を操作してもらい、その操作に対応して決定することも
可能である。
【0123】また、双方向ネットワーク6を介してサブ
ジェクトを受信する場合において、双方向ネットワーク
6が、複数の伝送レートに対応しており、受信端末5
が、そのような複数の伝送レートの回線を介しての通信
の可能なものであるときには、サブジェクトのデータ量
によって、使用する回線を変えるようにすることも可能
である。
【0124】ここで、上述したように、イベントには、
放送スケジュール情報またはサーバアクセス情報のうち
のいずれか一方しか含まれていない場合がある。イベン
トに、放送スケジュール情報しか含まれていない場合、
ステップS43では、放送ネットワーク4を介して、サ
ブジェクトの受信を行うのが有利であると判定される。
また、逆に、イベントに、サーバアクセス情報しか含ま
れていない場合は、ステップS43では、通信ネットワ
ーク6を介して、サブジェクトの受信を行うのが有利で
あると判定される。
【0125】ステップS43において、放送ネットワー
ク4を介して、サブジェクトの受信を行うのが有利であ
ると判定された場合、ステップS44に進み、要求部2
5は、受信部21が動作可能な状態であるかどうか(例
えば、電源が供給されているかどうか(スリープ状態に
ないかどうか))を判定する。ステップS44におい
て、受信部21が動作可能な状態にないと判定された場
合、ステップS45に進み、要求部25は、例えば、イ
ベントの放送スケジュール情報に配置されているサブジ
ェクトの送信時刻の直前まで待って、受信部21を動作
可能な状態にし、即ち、受信部21がスリープ状態にな
っている場合には、電源の供給を開始し、ステップS4
6に進む。
【0126】また、ステップS44において、受信部2
1が動作可能な状態にあると判定された場合、ステップ
S45をスキップして、ステップS46に進み、要求部
21は、受信部21を制御することにより、データベー
ス23から読み出したイベントの放送スケジュール情報
に配置されている送信チャンネルで、同じくその放送ス
ケジュール情報に配置されている送信時刻に、放送ネッ
トワーク4を介して送信されてくるサブジェクト、即
ち、イベントに付加されている識別子と同一の識別子の
サブジェクトを受信させ、選択部22に供給させる。そ
して、ステップS47において、選択部22では、図1
0のステップS36における場合と同様にして、受信部
21からのサブジェクトに基づき、データベース23の
更新が行われ、データ要求処理を終了する。
【0127】ここで、受信端末5において、データの取
りこぼしは、受信部21の電源がオフ状態になっている
ことに起因して生じることが多い。そこで、上述のよう
に、受信部21が動作可能な状態になっているかどうか
を判定し、なっていない場合には、受信部21を動作可
能な状態にすることで、受信部21の電源がオフ状態に
なっていることに起因するサブジェクトの取りこぼしを
防止することができる。
【0128】一方、ステップS43において、双方向ネ
ットワーク6を介して、サブジェクトを受信するのが有
利であると判定された場合、ステップS48に進み、要
求部25は、通信制御部24を制御することで、データ
ベース23から読み出したイベントに含まれる識別子と
同一の識別子が付加されているサブジェクトを、通信ネ
ットワーク6を介して、サーバ2やミラーサーバ7に要
求させる。
【0129】即ち、要求部25は、データベース23か
ら読み出したイベントに含まれる識別子と、同じくそこ
に含まれるサーバアクセス情報(ここでは、上述したよ
うに、IPアドレス)とから、その識別子と同一の識別
子が付加されているサブジェクトに対応付けられている
URLを構成し、通信制御部24を制御することで、通
信ネットワーク6を介して、サーバ2やミラーサーバ7
に送信させる。
【0130】URLが送信されたサーバ2やミラーサー
バ7では、図8で説明した要求データ送信処理が行わ
れ、これにより、そのURLに対応付けられているサブ
ジェクトが、通信ネットワーク6を介して送信されてく
る。このサブジェクトは、ステップS49において、通
信制御部24によって受信され、要求部25に供給され
る。要求部25は、通信制御部24からサブジェクトを
受信すると、ステップS47に進み、上述したようにし
て、そのサブジェクトに基づき、データベース23の更
新を行い、データ要求処理を終了する。
【0131】以上のように、サブジェクトを、放送ネッ
トワーク4または通信ネットワーク36のうちのいずれ
を介して受信する方が有利かどうかを判定し、有利な方
を介して送信されるサブジェクトを受信するようにした
ので、受信端末5では、効率的に、サブジェクトの受
信、およびオブジェクトの更新を行うことが可能とな
る。
【0132】なお、サブジェクトを、放送ネットワーク
4を介して受信する場合において、イベントの放送スケ
ジュール情報に、複数の送信時刻が配置されているとき
には、例えば、そのうちの、現在時刻に最も近い送信時
刻(但し、現在時刻よりも前(過去)の時刻を除く)に
送信されてくるサブジェクトが受信される。但し、ユー
ザに操作部28を操作してもらい、送信時刻を選択させ
ることも可能である。
【0133】また、サブジェクトを、通信ネットワーク
6を介して要求、受信する場合において、イベントのサ
ーバアクセス情報に、複数のサーバのIPアドレスが配
置されているときには、例えば、そのうちの、受信端末
5に最も近い位置にあるサーバのIPアドレスを用いて
URLが構成される。但し、ユーザに操作部28を操作
してもらい、サーバを選択させることも可能である。
【0134】次に、図12のフローチャートを参照し
て、データ出力処理について説明する。なお、データ出
力処理も、例えば、図11のデータ要求処理と同様に、
基本的には、定期的に起動されるようになされている。
【0135】データ出力処理では、まず最初に、ステッ
プS51において、操作部28が、データ(本実施の形
態では、オブジェクト)を出力するように操作されたか
否かが、読み出し部26によって判定され、そのように
は操作されていないと判定された場合、データ出力処理
を終了する。
【0136】また、ステップS51において、操作部2
8が、オブジェクトを出力するように操作されたと判定
された場合、ステップS52に進み、出力の要求された
オブジェクトについてのイベント、即ち、そのオブジェ
クトの識別子と同一の識別子が付加されているイベント
が、データベース23に記憶されているかどうかが、読
み出し部26によって判定される。ステップS52にお
いて、出力の要求されたオブジェクトについてのイベン
トが、データベース23に記憶されていないと判定され
た場合、即ち、出力の要求されたオブジェクトとして
は、いまデータベース23に記憶されているものが最新
のものである場合(但し、イベントの取りこぼしがない
ものとする)、ステップS53に進み、読み出し部26
は、出力の要求されたオブジェクトを、データベース2
3から読み出し、出力部27に供給する。出力部27で
は、読み出し部26からのオブジェクトが表示、または
音声で出力され、データ出力処理を終了する。
【0137】また、ステップS52において、出力の要
求されたオブジェクトについてのイベントが、データベ
ース23に記憶されていると判定された場合、即ち、出
力の要求されたオブジェクトは、サーバ2では更新され
ているが、受信端末5では、まだ更新されていない場
合、ステップS54に進み、そのオブジェクトの更新を
行うかどうかが、読み出し部26によって判定される。
【0138】即ち、ステップS54では、読み出し部2
6は、オブジェクトの更新を行うかどうかを問い合わせ
るメッセージを、出力部27に表示させ、ユーザに、操
作部28の操作を促す。そして、ステップS54では、
操作部28の操作に対応して、オブジェクトの更新を行
うかどうかが判定される。
【0139】あるいは、また、ステップS54では、出
力の要求されたオブジェクトについてのイベントの放送
スケジュール情報が参照され、そのオブジェクトを更新
するためのサブジェクトが、放送ネットワーク4を介し
て送信されてくる送信時刻のうち、現在時刻に最も近い
ものが認識される。そして、ステップS54では、その
現在時刻に最も近い送信時刻が、現在時刻から、あらか
じめ受信端末5に設定された所定の時間内であるかどう
かに対応して、オブジェクトの更新を行うかどうかが判
定される(送信時刻が、現在時刻から所定の時間内であ
る場合には、オブジェクトの更新を行うと判定され
る)。
【0140】ステップS54において、出力の要求され
たオブジェクトの更新を行わないと判定された場合、ス
テップS55に進み、読み出し部26は、出力の要求さ
れたオブジェクト、即ち、更新前のオブジェクトを、デ
ータベース23から読み出し、以下、ステップS53に
おける場合と同様にして、出力部27に出力させて、デ
ータ出力処理を終了する。なお、この場合、出力部27
には、オブジェクトを出力させるとともに、そのオブジ
ェクトが更新前のものである旨のメッセージを表示させ
るようにしても良い。
【0141】一方、ステップS54において、出力の要
求されたオブジェクトの更新を行うと判定された場合、
ステップS56に進み、そのオブジェクトの更新するた
めのデータベース更新処理が行われる。即ち、ステップ
S56では、出力の要求されたオブジェクトについての
イベントを用いて、図11のデータ要求処理のステップ
S43乃至S49における処理と同様の処理が行われ、
これにより、出力の要求されたオブジェクトが更新され
る。そして、ステップS53に進み、その更新後のオブ
ジェクトが、上述したようにして、出力部27から出力
され、データ出力処理を終了する。
【0142】ところで、イベントのサーバアクセス情報
に、複数のサーバのIPアドレスが配置されている場合
において、いずれのサーバに、サブジェクトを要求する
かを、例えば、上述したように、受信端末5からの位置
や、ユーザによる操作部28の操作に対応して決定した
のでは、あるサーバへのアクセスが集中することがあ
る。
【0143】そこで、通信ネットワーク6を介して、受
信端末5に対してサブジェクトを送信するサーバが複数
存在する場合(例えば、図1に示すように、サーバ2以
外に、ミラーサーバ7が存在する場合や、ミラーサーバ
7以外のミラーサーバがさらに存在する場合など)に
は、サーバへのアクセスを分散させるために(1のサー
バにアクセスを集中させないために)、受信端末5また
はそのユーザに、固有のID(以下、適宜、ユーザID
という)を与え、サーバ2には、各サーバのIPアドレ
スを、所定のユーザIDと対応付け、サーバアクセス情
報として、イベントに配置する処理(以下、適宜、負荷
分散処理という)を行わせてから、イベントを送信させ
るようにすることができる。一方、受信端末5には、自
身のユーザIDと対応付けられているIPアドレスのサ
ーバを認識する処理(以下、適宜、アクセスサーバ決定
処理)を行わせてから、そのサーバに、サブジェクトを
要求させるようにすることができる。
【0144】そこで、図13のフローチャートを参照し
て、サーバ2が行う負荷分散処理について説明する。な
お、この負荷分散処理は、受信端末5に対して、通信ネ
ットワーク6を介して、サブジェクトを送信するサーバ
が複数存在する場合(サーバ2以外に、通信ネットワー
ク6を介して、サブジェクトを送信することのできるサ
ーバが存在する場合)に、図6のデータ伝送処理におけ
るステップS12の処理の一部として行われる。
【0145】負荷分散処理では、まず最初に、ステップ
S61において、通信ネットワーク6を介して、サブジ
ェクトを送信する1のサーバに割り当てる受信端末の数
(以下、適宜、割当数という)Nが算出される。即ち、
ステップS61では、例えば、受信端末の総数が、サブ
ジェクトを通信ネットワーク6を介して送信するサーバ
の総数で除算され、その除算値(小数点以下は、例え
ば、切り上げ)が、割当数Nとされる。なお、サーバ2
では、受信端末の総数が管理されているものとする。ま
た、サーバ2では、サブジェクトを通信ネットワーク6
を介して送信するサーバの総数は、複製管理部14で管
理されている情報から認識されるようになされている。
【0146】その後、ステップS62において、通信ネ
ットワーク6を介して、サブジェクトを送信する複数の
サーバのうちの1が選択され(この選択されたサーバ
を、以下、適宜、選択サーバという)、ステップS63
に進み、例えば、その選択サーバに近い位置にある受信
端末が、割当数Nだけ検出される。なお、選択サーバお
よび受信端末5の位置は、サーバ2において管理されて
いるものとする。
【0147】そして、ステップS64に進み、選択サー
バのIPアドレスに、ステップS63で検出されたN個
の受信端末それぞれのユーザIDが対応付けられ、その
IPアドレスとN個のユーザIDとの組(要求先情報)
が、サーバアクセス情報として、イベントに配置され
る。その後、ステップS65に進み、通信ネットワーク
6を介して、サブジェクトを送信する複数のサーバすべ
てを、選択サーバとして、ステップS62乃至S64の
処理を行ったかどうかが判定される。ステップS65に
おいて、複数のサーバすべてを、まだ、選択サーバとし
ていないと判定された場合、ステップS62に戻り、ま
だ選択サーバとして選択されていないサーバが、新たに
選択サーバとされ、以下、同様の処理を繰り返す。一
方、ステップ65において、複数のサーバすべてを選択
サーバとして処理を行ったと判定された場合、負荷分散
処理を終了する。
【0148】以上のようにして、負荷分散処理では、1
のサーバに、N個(またはN−1個)の受信端末が割り
当てられる。
【0149】なお、上述の場合においては、単純に、受
信端末の総数を、サブジェクトを通信ネットワーク6を
介して送信するサーバの総数で除算した除算値を、1の
サーバに割り当てる受信端末の数としたが、複数のサー
バそれぞれに割り当てる受信端末の数は、例えば、さら
に、各サーバの処理能力などを考慮して決めても良い。
【0150】次に、図14のフローチャートを参照し
て、受信端末5が行うアクセスサーバ決定処理について
説明する。なお、このアクセスサーバ決定処理は、受信
端末5において、図11のデータ要求処理のステップS
48で送信するURLを構成する前に行われる。
【0151】アクセスサーバ決定処理では、ステップS
71において、受信端末5は、イベントのサーバアクセ
ス情報の中から、自身に割り当てられているユーザID
を検索し、ステップS72に進む。ステップS72で
は、自身のユーザIDに対応付けられているIPアドレ
ス、即ち、サブジェクトを要求すべきサーバが認識さ
れ、アクセスサーバ決定処理を終了する。
【0152】そして、受信端末5では、図11で説明し
たように、ステップS48において、ステップS72で
認識されたIPアドレスを用いてURLが構成されて送
信される。
【0153】以上のように、サーバ2または受信端末5
において、負荷分散処理またはアクセスサーバ決定処理
をそれぞれ行うことで、受信端末からのサブジェクトの
要求を、複数のサーバに分散させることができ、効率の
良いサブジェクトの配信が可能となる。
【0154】なお、上述の場合においては、受信端末の
ユーザIDとIPアドレスとを対応付け、受信端末がア
クセスすべきサーバを制限するようにしたが、その他、
例えば、受信端末のユーザIDと、サーバに対して通信
ネットワーク6を介してアクセス可能な時間帯(要求タ
イミング情報)とを対応付け、受信端末がサーバにアク
セスする時間帯を制限するようにすることなどによって
も、サーバに対するアクセスを分散させることが可能で
ある。
【0155】以上、本発明を適用したデータ配信システ
ムについて説明したが、このようなデータ配信システム
は、例えば、分散型データベースにおける多数のデータ
ベースへのデータの配信を行う場合や、IPマルチキャ
ストによりデータを配信する場合、その他、データを不
特定多数に配信する場合に、特に有用である。
【0156】なお、本実施の形態では、イベントは、放
送ネットワーク4を介して送信するようにしたが、その
他、例えば、受信端末5からの要求に応じて、通信ネッ
トワーク6を介して送信するようにしても良い。さら
に、本発明において、放送ネットワーク4および通信ネ
ットワーク6の両方を備えることは必須ではない。即
ち、本発明は、放送ネットワーク4または通信ネットワ
ーク6のいずれか1つだけを備えるシステムにも適用可
能である。
【0157】また、本実施の形態では、サーバアクセス
情報に、サーバ2やミラーサーバ7のIPアドレスを配
置するようにしたが、サーバアクセス情報には、その
他、例えば、サーバ2やミラーサーバ7で管理されてい
るサブジェクトのURLや、サーバ2やミラーサーバ7
へアクセスするための電話番号などを配置することも可
能である。
【0158】また、ミラーサーバ7には、受信端末5と
同様にして、イベントやサブジェクトを受信させて、デ
ータベース8の更新を行わせるようにすることが可能で
ある。
【0159】さらに、本実施の形態では、サブジェクト
に含める更新オブジェクト情報として、更新後のオブジ
ェクトそのものなどを配置するようにしたが、更新オブ
ジェクト情報としては、その他、例えば、更新前のオブ
ジェクトに、更新後のオブジェクトへの変更内容を反映
させるためのデータ(例えば、更新前のオブジェクト
を、更新後のオブジェクトに変更する実行形式のコンピ
ュータプログラムや、更新後のオブジェクトと更新前の
オブジェクトとの差分など)などを配置することも可能
である。
【0160】
【発明の効果】以上の如く、第1の本発明よれば
得データに基づき、更新データを取得し、その更新デー
タに基づいて、コンテンツを更新することが可能とな
る。
【0161】また、第2の本発明よればコンテンツ
の更新を効率的に行うことが可能となる。
【0162】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したデータ配信システムの一実施
の形態の構成例を示す図である。
【図2】図1のサーバ2の構成例を示すブロック図であ
る。
【図3】図1のミラーサーバ7の構成例を示すブロック
図である。
【図4】サーバ2が行う登録処理を説明するためのフロ
ーチャートである。
【図5】図1のデータベース1a乃至1cから供給され
るデータのフォーマットを示す図である。
【図6】サーバ2が行うデータ伝送処理を説明するため
のフローチャートである。
【図7】サブジェクトおよびイベントのフォーマットを
示す図である。
【図8】サーバ2が行う要求データ送信処理を説明する
ためのフローチャートである。
【図9】図1の受信端末5の構成例を示すブロック図で
ある。
【図10】受信端末5が行う受信処理を説明するための
フローチャートである。
【図11】受信端末5が行うデータ要求処理を説明する
ためのフローチャートである。
【図12】受信端末5が行うデータ出力処理を説明する
ためのフローチャートである。
【図13】サーバ2が行う負荷分散処理を説明するため
のフローチャートである。
【図14】受信端末5が行うアクセスサーバ決定処理を
説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
1a乃至1c データベース, 2 サーバ, 3 デ
ータベース, 4 放送ネットワーク, 5 受信端
末, 6 通信ネットワーク, 7 ミラーサーバ,
8 データベース, 11 通信制御部, 12 資源
割当部, 13データ検索部, 14 複製管理部,
15 登録部, 17 データ構成部,18 伝送部,
21 受信部, 22 選択部, 23 データベー
ス,24 通信制御部, 25 要求部, 26 読み
出し部, 27 出力部,28 操作部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 原岡 和生 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソ ニー株式会社内 (72)発明者 山岸 靖明 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソ ニー株式会社内 (56)参考文献 特開 平10−303983(JP,A) 特開 平9−81447(JP,A) 特開 平10−22950(JP,A) 特開 平8−37506(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 12/18 G06F 12/00 545 G06F 13/00 540 H04H 1/00

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データベースに登録されたコンテンツを
    一斉同報が可能な一方向の同報ネットワークを介して提
    供するためのデータの送信を行う送信装置において、 前記データベースに登録されたコンテンツが更新された
    場合に、その更新を行うための更新データであって、そ
    の更新データによって更新される前記コンテンツを識別
    するための識別情報が付加されたデータを生成する更新
    データ生成手段と、 前記更新データを取得するための取得データであって、
    前記更新データによって更新される前記コンテンツの前
    記識別情報および前記同報ネットワークを介して送信さ
    れる前記更新データを受信するのに必要な受信必要情報
    が付加されたデータを生成する取得データ生成手段と、 前記更新データおよび前記取得データを、前記同報ネッ
    トワークを介して送信する第1の送信手段とを備え、 前記取得データには、前記更新データに付加された識別
    情報と同一の識別情報が付加されることを特徴とする送
    信装置。
  2. 【請求項2】 双方向の通信が可能な双方向ネットワー
    クを介して送信されてくる前記更新データの要求に対応
    して、その更新データを、前記双方向ネットワークを介
    して送信する第2の送信手段をさらに備え、 前記取得データ生成手段は、前記双方向ネットワークを
    介して前記更新データを要求するのに必要な要求必要情
    報を、前記取得データに含めることを特徴とする請求項
    1に記載の送信装置。
  3. 【請求項3】 専用回線を介して前記更新データを受信
    して記憶し、その更新データを、双方向の通信が可能な
    双方向ネットワークを介して送信する情報処理装置が存
    在する場合において、 前記取得データ生成手段は、前記双方向ネットワークを
    介して前記情報処理装置に対して前記更新データを要求
    するのに必要な要求必要情報を前記取得データに含める
    ことを特徴とする請求項1に記載の送信装置。
  4. 【請求項4】 データベースに登録されたコンテンツを
    一斉同報が可能な一方向の同報ネットワークを介して提
    供するためのデータの送信方法において、 前記データベースに登録されたコンテンツが更新された
    場合に、その更新を行うための更新データであって、そ
    の更新データによって更新される前記コンテンツを識別
    するための識別情報が付加されたデータを生成するとと
    もに、前記更新データを取得するための取得データであ
    って、前記更新データによって更新される前記コンテン
    ツの前記識別情報および前記同報ネットワークを介して
    送信される前記更新データを受信するのに必要な受信必
    要情報が付加されたデータを生成し、 前記更新データおよび前記取得データを、同報ネットワ
    ークを介して送信し、 前記取得データには、前記更新
    データに付加された識別情報と同一の識別番号が付加さ
    れていることを特徴とする送信方法。
  5. 【請求項5】 データベースに登録されたコンテンツを
    一斉同報が可能な一方向の同報ネットワークを介して提
    供を受けるためのデータの受信を行う受信装置におい
    て、 前記データベースに登録されたコンテンツが更新された
    場合に、その更新を行うための更新データを取得するた
    めの取得データであって、前記更新データによって更新
    される前記コンテンツを識別するための識別情報および
    前記同報ネットワークを介して送信されてくる前記更新
    データを受信するのに必要な受信必要情報が付加された
    データを受信する第1の受信手段と、 前記取得データに基づいて、それに付加されている前記
    識別情報と同一の識別情報が付加されている前記更新デ
    ータを取得する取得手段と、 前記更新データによって、それに付加されている前記識
    別情報に対応するコンテンツを更新する更新手段とを備
    えることを特徴とする受信装置。
  6. 【請求項6】 前記取得手段は、 前記同報ネットワークを介して送信されてくる前記更新
    データを受信する第2の受信手段を有し、 前記受信必要情報に、前記更新データが送信されてくる
    送信時刻が含まれる場合において、前記第2の受信手段
    が、その送信時刻に、動作可能な状態にないとき、前記
    第2の受信手段を、動作可能な状態にすることを特徴と
    する請求項5に記載の受信装置。
  7. 【請求項7】 前記更新データが、一斉同報が可能な一
    方向の同報ネットワークを介して送信されるとともに、
    前記更新データの要求に対応して、双方向の通信が可能
    な双方向ネットワークを介して送信され、かつ、前記取
    得データが、前記同報ネットワークを介して送信されて
    くる前記更新データを受信するのに必要な受信必要情報
    を含むとともに、前記双方向ネットワークを介して、前
    記更新データを要求するのに必要な要求必要情報を含む
    場合において、 前記取得手段は、前記受信必要情報に基づいて、前記同
    報ネットワークを介して送信されてくる前記更新データ
    を取得するか、または前記要求必要情報に基づいて、前
    記双方向ネットワークを介して、前記更新データを要求
    し、その要求に対応して、前記双方向ネットワークを介
    して送信されてくる前記更新データを取得することを特
    徴とする請求項5に記載の受信装置。
  8. 【請求項8】 前記取得手段は、前記同報ネットワーク
    または前記双方向ネットワークのうちのいずれを介して
    送信されてくる前記更新データを取得するかを、前記更
    新データのサイズ、または前記更新データが前記双方向
    ネットワークを介して送信される頻度に基づいて選択す
    ることを特徴とする請求項7に記載の受信装置。
  9. 【請求項9】 所定の入力を与えるときに操作される操
    作手段をさらに備え、 前記取得手段は、前記同報ネットワークまたは前記双方
    向ネットワークのうちのいずれを介して送信されてくる
    前記更新データを取得するかを、前記操作手段の操作に
    基づいて選択することを特徴とする請求項7に記載の受
    信装置。
  10. 【請求項10】 データベースに登録されたコンテンツ
    の提供を一斉同報可能な一方向の同報ネットワークを介
    して受けるためのデータの受信方法において、 前記データベースに登録されたコンテンツが更新された
    場合に、その更新を行うための 更新データを取得するための取得データであって、前記
    更新データによって更新される前記コンテンツを識別す
    るための識別情報および前記同報ネットワークを介して
    送信されてくる前記更新データを受信するのに必要な受
    信必要情報が付加されたデータを受信し、 前記取得データに基づいて、それに付加されている前記
    識別情報と同一の識別情報が付加されている前記更新デ
    ータを取得し、 前記更新データによって、それに付加されている前記識
    別情報に対応するコンテンツを更新することを特徴とす
    る受信方法。
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