JP3464176B2 - 送信装置および送信方法、受信装置および受信方法、ならびに、送受信システムおよび送受信方法 - Google Patents

送信装置および送信方法、受信装置および受信方法、ならびに、送受信システムおよび送受信方法

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JP3464176B2
JP3464176B2 JP24838199A JP24838199A JP3464176B2 JP 3464176 B2 JP3464176 B2 JP 3464176B2 JP 24838199 A JP24838199 A JP 24838199A JP 24838199 A JP24838199 A JP 24838199A JP 3464176 B2 JP3464176 B2 JP 3464176B2
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善久 権野
和生 原岡
和彦 高林
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、階層構造を有す
ると共に、ネットワーク上に分散されて配置されたデー
タを一斉同報的に配信する際に用いて好適な送信装置お
よび送信方法、受信装置および受信方法、ならびに、送
受信システムおよび送受信方法に関する。
【0002】
【従来の技術】データの配信方法としては、種々の方法
が提案されており、例えば、現在のインターネット上に
おいては、http(Hyper Text Transfer Protocol)の
ような、TCP/IP(Transmission Control Protocol
/Internet Protocol) を基本とするプロトコルが採用さ
れている。TCP/IPでは、データの配信を受ける受
信側からデータのデータの送信側に対して発呼が行わ
れ、さらに、データの送受信を行う毎に、送信側と受信
側との間でコネクションが確立されるようになってい
る。そのため、信頼性の高いデータの配信を行うことが
できる。その反面で、送信側やネットワークの負荷が大
きくなり、効率的なデータ配信を行うことが困難になる
場合があった。
【0003】すなわち、データの提供を受ける端末が増
加し、データを提供するサーバへのアクセスが集中する
と、サーバやネットワークに多大な負荷がかかり、デー
タを要求しても、そのデータを得るまでに多大な時間を
要することがあった。
【0004】そこで、データの配信を、例えば、広い地
域にわたって一斉同報が可能な衛星回線やCATV(Cab
le Television)回線、実用化が予定されている地上波デ
ィジタル放送などを用いて行う方法が提案されている。
この場合、端末の増加によって、サーバやネットワーク
に対する負荷が影響を受けることがない。
【0005】一方、近年では、インターネットなどディ
ジタル通信ネットワークの発達により、ネットワーク上
に膨大なデータが蓄積されるようになり、この膨大なデ
ータを効率的に利用することが求められている。そこ
で、ネットワーク上に分散されて存在するデータを階層
的に管理し、ユーザに提供する、ディレクトリサービス
が注目を集めている。ディレクトリサービスを利用する
ことで、ユーザは、ネットワーク上に分散して存在する
情報の中から、自分が必要な情報を素早く見つけ出し、
アクセスすることが可能になる。
【0006】ディレクトリサービスは、例えば、国際標
準であるOSI(Open Systems Interconnection)などに
よって、X.500シリーズとして規定されている。
X.500によれば、ディレクトリについて、開放型シ
ステムの集合体であり、各開放型システムが協調して、
現実世界のオブジェクトの集合に関する情報の、論理的
なデータベースを持つと定義されている。
【0007】X.500による主なディレクトリサービ
スによれば、ディレクトリが擁する情報の検索や閲覧を
行うことができる。また、例えば電話帳に例えられる一
覧やユーザの認証などもディレクトリサービスで提供さ
れる。さらに、ディレクトリサービスでは、特に人間の
ユーザにとって覚え易く、推測ならびに認識し易いよう
に、オブジェクトの名前が付けられる。
【0008】なお、このX.500によるディレクトリ
サービスは、極めて包括的なものであって、プログラム
サイズが非常に大きく、TCP/IPをプロトコルとす
るインターネットでは実現が非常に難しい。そのため、
LDAP(Lightweight Directory Access Protocol) と
いった、TCP/IP向けに軽量化されたディレクトリ
サービスが提案されている。
【0009】ディレクトリサービスでは、ツリー構成か
らなるディレクトリ構造に基づきデータが管理される。
ディレクトリ構造は、データとデータとの節点に相当す
るコンテナエントリと、ツリーの末端であり、実体的な
データを持つリーフエントリとからなる。コンテナエン
トリは、自分の配下に他のコンテナエントリおよびリー
フエントリを持つことができる。リーフエントリは、配
下に他のエントリを持つことができない。ツリー全体を
表すエントリは、ルートエントリと称される。
【0010】一例として、コンテナエントリによってジ
ャンルによる分類がなされ、リーフエントリに、直上の
コンテナエントリが表すジャンルのより具体的なデータ
が含まれる。
【0011】近年では、上述した一斉同報を行うデータ
伝送手段、すなわち、衛星回線やCATV回線、地上波
ディジタル放送などで、上述のディレクトリサービスを
行うことが提案されている。この場合には、ディレクト
リサービスによる情報が一方向的に提供され、ユーザ側
からの情報の要求ができない。したがって、ディレクト
リサービスによるディレクトリ情報は、同一の情報が繰
り返し送信される。ユーザ側では、送信されてきた情報
を、例えばテレビジョン受像機などに接続して用いられ
る、ディジタル放送用受信機であるIRD(Integrated
Reciever Decoder) や、STB(Set Top Box) に蓄積す
る。
【0012】ここで、ディレクトリサーバ側とユーザ側
との、情報の同期、すなわち同期管理について考える。
ディレクトリサーバ側では、実体的なディレクトリの更
新を検知し、ディレクトリの階層構造の動的な変化に対
応する。ディレクトリの階層構造の変化を反映させたデ
ィレクトリ情報を、ユーザに対して送信する。このと
き、全てのディレクトリ情報を送信するのではデータ量
が膨大になるので、変化の差分だけが抽出されて送信さ
れる。
【0013】ディレクトリサーバ側では、ディレクトリ
情報の更新を検知する度に、あるいは、一定期間毎に、
ユーザに対して変化の差分からなる更新情報を送信す
る。ユーザ側がディレクトリの更新に基づく更新情報を
常に受信し、受信された差分更新データで蓄積されたデ
ィレクトリ情報を更新することで、ディレクトリサーバ
とユーザとの間で、ディレクトリ情報の同期を取ること
ができる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】このとき、ユーザ側に
おいて、例えば受信機の電源が投入されていないなどの
何らかの理由により休止状態とされ、ディレクトリサー
バからの更新情報が一定期間、受信できなかったとす
る。例えば、図12に示されるように、ディレクトリサ
ーバからは、更新情報Msg1、Msg2およびMsg
3が順に送信されている。更新情報Msg2は、更新情
報Msg1によって更新されたディレクトリ情報に対す
る差分であり、更新情報Msg3は、更新情報Msg2
によって更新されたディレクトリ情報に対する差分であ
る。
【0015】一方、受信側が図12の中央付近に示され
るように休止状態となっている場合、受信側は、更新情
報Msg2が取得できていない。このような場合、受信
側では、更新情報Msg3を用いて更新情報Msg1を
更新することになり、正しく更新がなされずに、ディレ
クトリサーバと受信機との間で、情報に不整合が発生す
る可能性がある。
【0016】すなわち、更新情報Msg2は、更新情報
Msg2に依存し、更新情報Msg3は、更新情報Ms
g2に依存する。これらMsg1〜Msg3間の依存関
係が正しく反映されないために、上述の不整合が発生す
る。
【0017】このような不整合の発生を防止するため
に、送信する更新情報に、その更新情報による処理を行
う前に既に処理されていなければならない更新情報のリ
スト、すなわち、更新履歴のリストを更新情報のに付加
して送信することが提案されている。受信側では、この
更新履歴に基づき更新情報の依存関係を追うことで、受
信側で管理されているディレクトリ構造に対して不整合
の無いように、更新処理を行うことができる。
【0018】しかしながら、この更新履歴を更新情報に
付加する方法では、ディレクトリサーバ側で、更新情報
の依存関係や更新履歴を管理し、更新履歴情報を更新情
報に付加しなければならないという問題点があった。
【0019】これは、特にサーバ側で管理されるディレ
クトリ構造が巨大になるにつれ、サーバ側の負担が増大
すると共に、送信されるデータ量も膨大になってしまう
という問題を引き起こす。
【0020】したがって、この発明の目的は、ディレク
トリサーバ側ににおける更新情報の依存関係の管理を簡
便に行うようにした送信装置および送信方法、受信装置
および受信方法、ならびに、送受信システムおよび送受
信方法を提供することにある。
【0021】
【課題を解決するための手段】この発明は、上述した課
題を解決するために、コンテンツの所在を木構造のデー
タ構造で管理するディレクトリデータを送信する送信装
置において、複数のエントリによって構成され、木構造
のデータ構造を持ったディレクトリデータを記憶するデ
ィレクトリ記憶手段と、ディレクトリ記憶手段に記憶さ
れたディレクトリデータを更新するディレクトリ操作手
段と、ディレクトリ操作手段により更新されたディレク
トリデータの更新の内容を表す更新情報を生成する更新
情報生成手段と、更新情報生成手段で生成された更新情
報を同報ネットワークに対して送信する送信手段と、
新情報を受信する受信装置と双方向で通信を行う双方向
通信手段とを備え、ディレクトリ記憶手段に記憶された
ディレクトリデータの複数のエントリのそれぞれは、自
身の配下のエントリに対して更新が起きる度に変化する
更新の段階を示す値を有し、更新情報生成手段は、該更
新の段階を示す値を生成される更新情報に含めるように
し、双方向通信手段を介して受信装置が取得できなかっ
た更新情報を提供するようにしたことを特徴とする送信
装置である。
【0022】また、この発明は、コンテンツの所在を木
構造のデータ構造で管理するディレクトリデータを送信
する送信方法において、複数のエントリによって構成さ
れ、木構造のデータ構造を持ったディレクトリデータを
ディレクトリ記憶手段に記憶するステップと、ディレク
トリ記憶手段に記憶されたディレクトリデータを更新す
るディレクトリ操作のステップと、ディレクトリ操作の
ステップにより更新されたディレクトリデータの更新の
内容を表す更新情報を生成する更新情報生成のステップ
と、更新情報生成のステップで生成された更新情報を同
報ネットワークに対して送信する伝送のステップとを備
え、ディレクトリ記憶手段に記憶されたディレクトリデ
ータの複数のエントリのそれぞれは、自身の配下のエン
トリに対して更新が起きる度に変化する更新の段階を示
す値を有し、更新情報生成のステップは、該更新の段階
を示す値を生成される更新情報に含めるようにし、受信
装置が取得できなかった更新情報を双方向通信によって
提供するようにしたことを特徴とする送信方法である。
【0023】また、この発明は、送信された、コンテン
ツの所在を木構造のデータ構造で管理するディレクトリ
データを受信する受信装置において、複数のエントリに
よって構成され、木構造のデータ構造を持ったディレク
トリデータを記憶するディレクトリ記憶手段と、ディレ
クトリ記憶手段に記憶されたディレクトリデータを更新
するための更新情報を受信する受信手段と、受信手段に
よって受信された更新情報の内容に基づきディレクトリ
記憶手段に記憶されるディレクトリデータを更新する更
新操作手段と、更新情報を送信する送信側と双方向で通
信を行う双方向通信手段とを備え、ディレクトリ記憶手
段に記憶されたディレクトリデータの複数のエントリの
それぞれは、自身の配下のエントリに対して更新が起き
る度に変化する更新の段階を示す第1の値を有し、更新
操作手段は、受信手段によって受信された更新情報が有
する更新の段階を示す第2の値と第1の値とを比較し、
第1の値と第2の値とが一致したときに、受信手段によ
って受信された更新情報に基づきディレクトリ記憶手段
に記憶されたディレクトリデータを更新し、第1の値と
第2の値とが一致しないときに、第1の値と第2の値と
が一致するような第2の値を有する更新情報が受信手段
により受信されるのを一定期間待機し、第1の値と第2
の値とが一致するような第2の値を有する更新情報が、
一定期間を経過しても受信手段により受信されない場合
に、第1の値と一致するような第2の値を有する更新情
報を、双方向通信手段を介して取得することを特徴とす
る受信装置である。
【0024】また、この発明は、送信された、コンテン
ツの所在を木構造のデータ構造で管理するディレクトリ
データを受信する受信方法において、複数のエントリに
よって構成され、木構造のデータ構造を持ったディレク
トリデータをディレクトリ記憶手段に記憶するステップ
と、ディレクトリ記憶手段に記憶されたディレクトリデ
ータを更新するための更新情報を受信する受信のステッ
プと、受信のステップによって受信された更新情報の内
容に基づきディレクトリ記憶手段に記憶されるディレク
トリデータを更新する更新操作のステップとを備え、デ
ィレクトリ記憶手段に記憶されたディレクトリデータの
複数のエントリのそれぞれは、自身の配下のエントリ
対して更新が起きる度に変化する、更新の段階を示す第
1の値を有し、更新操作のステップは、受信のステップ
によって受信された更新情報が有する更新の段階を示す
第2の値と第1の値とを比較し、第1の値と第2の値と
が一致したときに、受信のステップによって受信された
更新情報に基づきディレクトリ記憶手段に記憶されたデ
ィレクトリデータを更新し、第1の値と第2の値とが一
致しないときに、第1の値と第2の値とが一致するよう
な第2の値を有する更新情報が受信のステップにより受
信されるのを一定期間待機し、第1の値と第2の値とが
一致するような第2の値を有する更新情報が、一定期間
を経過しても受信のステップにより受信されない場合
に、第1の値と一致するような第2の値を有する更新情
報を、双方向通信によって取得することを特徴とする受
信方法である。
【0025】また、この発明は、コンテンツの所在を木
構造のデータ構造で管理するディレクトリデータを送信
し、送信されたディレクトリデータを受信する送受信シ
ステムにおいて、複数のエントリによって構成され、木
構造のデータ構造を持った第1のディレクトリデータを
記憶する第1のディレクトリ記憶手段と、第1のディレ
クトリ記憶手段に記憶された第1のディレクトリデータ
を更新するディレクトリ操作手段と、ディレクトリ操作
手段により更新された第1のディレクトリデータの更新
の内容を表す更新情報を生成する更新情報生成手段と、
更新情報生成手段で生成された更新情報を同報ネットワ
ークに対して送信する送信手段と、更新情報を受信する
受信装置と双方向で通信を行う第1の双方向通信手段
と、複数のエントリによって構成され、木構造のデータ
構造を持った第2のディレクトリデータを記憶する第2
のディレクトリ記憶手段と、送信手段によって同報ネッ
トワークに送信された更新情報を受信する受信手段と、
受信手段によって受信された更新情報の内容に基づき第
2のディレクトリ記憶手段に記憶される第2のディレク
トリデータを更新する更新操作手段と、更新情報を送信
する送信側と双方向で通信を行う第2の双方向通信手段
を備え、第1のディレクトリ記憶手段に記憶された第
1のディレクトリデータの複数のエントリのそれぞれ
は、自身の配下のエントリに対して更新が起きる度に変
化する更新の段階を示す第1の値を有し、更新情報生成
手段は、更新の段階を示す第1の値を生成される更新情
報に含めるようにされ、第2のディレクトリ記憶手段に
記憶された第2のディレクトリデータの複数のエントリ
のそれぞれは、自身の配下のエントリに対して更新が起
きる度に変化する更新の段階を示す第2の値を有し、更
新操作手段は、受信手段によって受信された更新情報が
有する第1の値と第2の値とを比較し、第1の値と第2
の値とが一致したときに、受信手段によって受信された
更新情報に基づき第2のディレクトリ記憶手段に記憶さ
れた第2のディレクトリデータを更新し、第1の値と第
2の値とが一致しないときに、第1の値と第2の値とが
一致するような第2の値を有する更新情報が受信手段に
より受信されるのを一定期間待機し、第1の値と第2の
値とが一致するような第2の値を有する更新情報が、一
定期間を経過しても受信手段により受信されない場合
に、第1の値と一致するような第2 の値を有する更新情
報を、第1および第2の双方向通信手段を介して取得
るようにしたことを特徴とする送受信システムである。
【0026】また、この発明は、コンテンツの所在を木
構造のデータ構造で管理するディレクトリデータを送信
し、送信されたディレクトリデータを受信する送受信方
法において、複数のエントリによって構成され、木構造
のデータ構造を持った第1のディレクトリデータを第1
のディレクトリ記憶手段に記憶するステップと、第1の
ディレクトリ記憶手段に記憶された第1のディレクトリ
データを更新するディレクトリ操作のステップと、ディ
レクトリ操作のステップにより更新された第1のディレ
クトリデータの更新の内容を表す更新情報を生成する更
新情報生成のステップと、更新情報生成のステップで生
成された更新情報を同報ネットワークに対して送信する
送信のステップと、複数のエントリによって構成され、
木構造のデータ構造を持った第2のディレクトリデータ
を第2のディレクトリ記憶手段に記憶するステップと、
送信のステップによって同報ネットワークに送信された
更新情報を受信する受信のステップと、受信のステップ
によって受信された更新情報の内容に基づき第2のディ
レクトリ記憶手段に記憶される第2のディレクトリデー
タを更新する更新操作のステップとを備え、第1のディ
レクトリ記憶手段に記憶された第1のディレクトリデー
タの複数のエントリのそれぞれは、自身の配下のエント
に対して更新が起きる度に変化する更新の段階を示す
第1の値を有し、更新情報生成のステップは、更新の段
階を示す第1の値を生成される更新情報に含めるように
され、第2のディレクトリ記憶手段に記憶された第2の
ディレクトリデータの複数のエントリのそれぞれは、自
身の配下のエントリに対して更新が起きる度に変化する
更新の段階を示す第2の値を有し、更新操作のステップ
は、受信のステップによって受信された更新情報が有す
る第1の値と第2の値とを比較し、第1の値と第2の値
とが一致したときに、受信のステップによって受信され
た更新情報に基づき第2のディレクトリ記憶手段に記憶
された第2のディレクトリデータを更新し、第1の値と
第2の値とが一致しないときに、第1の値と第2の値と
が一致するような第2の値を有する更新情報が受信のス
テップにより受信されるのを一定期間待機し、第1の値
と第2の値とが一致するような第2の値を有する更新情
報が、一定期間を経過しても受信のステップにより受信
されない場合に、第1の値と一致するような第2の値を
有する更新情報を、双方向通 信によって取得することを
特徴とする送受信方法である。
【0027】上述したように、請求項1および請求項2
に記載の発明は、ディレクトリ記憶手段に記憶された、
複数のエントリによって構成され、木構造のデータ構造
を持ったディレクトリデータが更新された更新の内容を
表す更新情報を、同報ネットワークに対して送信するよ
うにされ、送信される更新情報には、ディレクトリ記憶
手段に記憶されたディレクトリデータの複数のエントリ
のそれぞれが有する、自身の直下に対して更新が起きる
度に変化する更新の段階を示す値が含まれるようにされ
ているため、受信側では、受信された更新情報から、デ
ィレクトリ記憶手段に記憶されるディレクトリデータに
なされた更新の段階を知ることができる。
【0028】また、請求項3および請求項6に記載の発
明は、ディレクトリ記憶手段に記憶された、複数のエン
トリによって構成され、木構造のデータ構造を持ったデ
ィレクトリデータが受信された更新情報に基づき更新で
きるようにされ、ディレクトリ記憶手段に記憶されたデ
ィレクトリデータの複数のエントリのそれぞれは、自身
の直下に対して更新が起きる度に変化する、更新の段階
を示す第1の値を有し、第1の値と、更新情報が有する
更新の段階を示す第2の値とを比較し、第1の値と第2
の値とが一致したときにディレクトリ記憶手段に記憶さ
れたディレクトリデータを受信された更新情報に基いて
更新するようにされているため、受信された更新情報に
よる更新の段階と、ディレクトリ記憶手段に記憶される
ディレクトリデータの更新の段階とが一致したときに、
受信された更新情報によるディレクトリデータの更新が
行われる。
【0029】また、請求項7および請求項10に記載の
発明は、第1のディレクトリ記憶手段に記憶された、複
数のエントリによって構成され、木構造のデータ構造を
持った第1のディレクトリデータが更新された際の、第
1のディレクトリデータの更新の内容を表す更新情報
が、第1のディレクトリ記憶手段に記憶された第1のデ
ィレクトリデータの複数のエントリのそれぞれが有す
る、自身の直下に対して更新が起きる度に変化する更新
の段階を示す第1の値を含められて同報ネットワークに
対して送信され、第2のディレクトリ記憶手段に記憶さ
れた、木構造のデータ構造を持った第2のディレクトリ
データを更新する更新情報を、同報ネットワークから受
信するようにされ、更新情報に含まれる第1の値と、第
2のディレクトリ記憶手段に記憶された第2のディレク
トリデータの複数のエントリのそれぞれが有する、自身
の直下に対して更新が起きる度に変化する、更新の段階
を示す第2の値とが一致したときに、受信された更新情
報に基づき第2のディレクトリ記憶手段に記憶された第
2のディレクトリデータを更新するようにしているた
め、受信された更新情報による更新の段階と、ディレク
トリ記憶手段に記憶されるディレクトリデータの更新の
段階とが一致したときに、受信された更新情報によるデ
ィレクトリデータの更新が行われる。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態
を、図面を参照しながら説明する。図1は、この発明に
適用できるデータ配信システムの一例の構成を概略的に
示す。送信側ディレクトリサーバ10は、ディレクトリ
データの保持ならびに管理を行う。送信側ディレクトリ
サーバ10で管理されるディレクトリデータは、現実世
界のコンテンツをツリー構造で表したものであって、例
えば、送信側ディレクトリサーバ10に接続される、よ
り上位のネットワーク上に分散的に存在するコンテンツ
の位置情報と名前とが関連付けられ、ツリー構造で表さ
れる。
【0031】送信側ディレクトリサーバ10では、管理
されるディレクトリデータに対して追加、修正(更
新)、削除などの変更を加え、ディレクトリデータの更
新を行うことができる。例えば現実世界のコンテンツの
構造の変化が、送信側ディレクトリサーバ10で管理さ
れるディレクトリデータに反映され、ディレクトリデー
タが変更される。
【0032】送信側ディレクトリサーバ10は、例えば
放送ネットワークからなる同報ネットワーク11を介し
て、サーバ10で管理されるディレクトリデータを、受
信側ディレクトリサーバ12、12、・・・に供給し、
ディレクトリデータをユーザに提供する。また、送信側
ディレクトリサーバ10から受信側ディレクトリサーバ
12に供給されたディレクトリデータは、受信側ディレ
クトリサーバ12に蓄積される。
【0033】送信側ディレクトリサーバ10と受信側デ
ィレクトリサーバ12、12、・・・とは、双方向ネッ
トワーク13で互いに接続される。送信側ディレクトリ
サーバ10で管理されるディレクトリデータの全て、あ
るいはその一部が所定のタイミングで同報ネットワーク
11および双方向ネットワーク13を介して受信側ディ
レクトリサーバ12、12、・・・に供給される。これ
により、送信側ディレクトリサーバ10で生じた、ディ
レクトリデータの変更が受信側ディレクトリサーバ1
2、12、・・・に反映され、送信側ディレクトリサー
バ10と受信側ディレクトリサーバ12、12、・・・
との間で、ディレクトリデータの内容の同期が取られ
る。
【0034】図2は、ディレクトリデータの構造を概念
的に示す。このように、ディレクトリデータは、ツリー
構造をなすデータである。ツリー構造を構成する各ノー
ドのうち、配下にさらにノードを持つことができるもの
を、コンテナエントリと称する。一方、配下に他のノー
ドを持つことができず、最下位に位置するものを、リー
フエントリと称する。図2では、C1、C2、C3およ
びC4がコンテナエントリであり、L1、L2およびL
3がリーフエントリである。各コンテナエントリおよび
リーフエントリは、容易に互いを識別可能な名前が付け
られて管理される。
【0035】図示しないが、コンテナエントリは、コン
テナエントリ自身の属性と、自分の配下のコンテナエン
トリおよびリーフエントリのリストとを有する。配下の
エントリのリストは、要素を含まないこともできる。コ
ンテナエントリ自身の属性は、複数持つことができる。
リーフエントリは、リーフエントリの属性を複数、有
し、各属性は、属性名と属性値とからなる。例えばリー
フエントリがコンテンツの検索情報である場合には、属
性名の一つにアドレスがあり、その属性値としてURL
(Uniform Resource Locator)などのコンテンツのアドレ
ス情報が記述される。
【0036】図3は、送信側ディレクトリサーバ10の
一例の構成を示す。この送信側ディレクトリサーバ10
は、例えば1台あるいはネットワークなどで互いに接続
された複数台のコンピュータにより構成される。上述し
た図2に示される構造のディレクトリデータがディレク
トリ記憶部21に記憶される。
【0037】ディレクトリ記憶部21に記憶されたディ
レクトリデータに対して、ディレクトリ操作部20か
ら、コンテナエントリやリーフエントリの追加、更新お
よび削除といった、ディレクトリ構造の変更を行うこと
ができる。ディレクトリ操作部20に、例えば所定の表
示手段や入力手段からなるユーザインターフェイス22
が接続される。ディレクトリ構造の変更は、このユーザ
インターフェイス22を用いてユーザによってなされた
指示に基づき行われる。
【0038】また、ディレクトリ操作部20には、カウ
ンタ23が接続される。カウンタ23では、ディレクト
リ操作部20によってディレクトリ構造が変更された際
の、各コンテナエントリ毎、各リーフエントリ毎の処理
回数がカウントされる。各コンテナエントリおよび各リ
ーフエントリ毎のカウント値は、ディレクトリ操作部2
0を介してディレクトリ記憶部21に供給され、記憶さ
れる。
【0039】更新情報生成部24によって、ディレクト
リ操作部20によるディレクトリ構造の変更に伴う、デ
ィレクトリ構造の更新情報が生成される。生成された更
新情報は、更新情報記憶部25に記憶される。ディレク
トリ構造の更新情報については、後述する。
【0040】伝送部26は、同報ネットワーク11に対
するデータの伝送の制御を行う。情報更新記憶部25に
記憶されたディレクトリ構造の更新情報は、伝送部26
により同報ネットワーク11に対して、繰り返し送信さ
れる。一方、ディレクトリ記憶部21に記憶されるディ
レクトリ構造全体のディレクトリデータが、定期的に伝
送部26から送信される。送信側ディレクトリサーバ1
0は、受信側ディレクトリサーバ12、12、・・・で
の更新情報の取りこぼしに対応するために、更新情報野
繰り返しての送信や、定期的なディレクトリ構造全体の
送信を行う。
【0041】通信制御部27は、双方向ネットワーク1
3に接続され、双方向ネットワーク13での通信の制御
を行う。受信側ディレクトリサーバ12から送信側ディ
レクトリサーバ10に対して、双方向ネットワーク13
での通信によって、例えば取りこぼした更新情報が要求
される。送信側ディレクトリ10では、この要求に基づ
き、更新情報記憶部25に記憶された更新情報の中から
該当するものを取り出し、取り出された更新情報を、通
信制御部27の制御により、双方向ネットワーク13を
介して受信側ディレクトリサーバ12に送信する。
【0042】全体制御部28は、ディレクトリ記憶部2
1の監視、更新情報記憶部25の制御および伝送部26
の制御などを行う。ディレクトリ記憶部21に記憶され
たディレクトリデータが変更されると、その変更が全体
制御部28に検知される。検知結果に基づき、全体制御
部28の制御により更新情報記憶部25に記憶される更
新情報の中から該当する更新情報が読み出される。読み
出された更新情報は、全体制御部28にタイミングなど
を制御されて、伝送部26から送信される。
【0043】図4は、受信側ディレクトリサーバ12の
一例の構成を示す。受信側ディレクトリサーバ12は、
例えば各家庭に配置されるSTBやIRD、あるいはパ
ーソナルコンピュータである。受信部30は、送信側デ
ィレクトリサーバ10から同報ネットワーク11に送信
された更新情報やディレクトリ構造全体のディレクトリ
データを受信する。一方、ディレクトリ記憶部33に
は、過去に受信された情報に基づき構成されたディレク
トリデータが記憶されている。
【0044】受信部30で受信された情報は、更新操作
部32において解釈される。解釈結果に基づき、更新操
作部32によってディレクトリ記憶部33に記憶される
ディレクトリデータが更新される。
【0045】通信制御部31は、双方向ネットワーク1
3と接続され、双方向ネットワーク13での通信を制御
する。例えば、受信部30で受信された更新情報に取り
こぼしがある場合、更新操作部32によって、取りこぼ
した更新情報を送信するように、双方向ネットワーク1
3を介して送信側ディレクトリサーバ10に対する要求
が送信される。また、この要求に基づき送信側ディレク
トリサーバ10から双方向ネットワーク13を介して送
信された更新情報は、通信制御部31の制御により受信
側ディレクトリサーバ12に受信される。
【0046】なお、ディレクトリ操作部34は、例えば
所定の表示手段や入力手段からなるユーザインターフェ
イスを有し(図示しない)、ディレクトリ記憶部33に
記憶されたディレクトリデータの表示などを行う。ま
た、ディレクトリ操作部34がインターネットに接続さ
れ、ディレクトリデータが例えばインターネット上の情
報アクセス方法を示すURL(Uniform Resource Locate
r)を含む場合には、そのURLに基づくインターネット
上のコンテンツへのアクセスならびにアクセスされたコ
ンテンツの表示を行うこともできる。
【0047】次に、ディレクトリデータの更新について
説明する。例えば、現実世界のコンテンツのツリー構造
が変更されると、その変更が送信側ディレクトリサーバ
10のディレクトリ記憶部21に記憶されているディレ
クトリデータに反映され、ディレクトリデータが更新さ
れる。ディレクトリデータの更新は、ディレクトリ操作
部20によって行われる。上述したように、ディレクト
リデータの更新に伴い、更新情報生成部24で更新情報
が生成される。
【0048】図5は、ディレクトリデータの更新および
更新に伴い生成される更新情報の例について説明するた
めの図である。ディレクトリ記憶部21に記憶されたデ
ィレクトリデータが全体制御部28によって所定の間隔
で監視され、ディレクトリ構造の変更が検知される。こ
の例では、図5A〜図5Dに示されるように、ディレク
トリ構造が変更されたことが検知され、ディレクトリ記
憶部21に記憶されたディレクトリデータが、ツリー4
0A、40B、40Cおよび40Dの順に更新される。
図5B〜図5Dの右側には、ディレクトリデータの更新
操作の内容を示す更新情報がそれぞれ示されている。
【0049】初期のディレクトリ構造では、ツリー40
Aに示されるように、コンテナエントリC10の配下に
コンテナエントリC11およびC12が存在している。
ディレクトリ構造に変更が生じ、ツリー40Aがツリー
40Bのように更新される。すなわち、コンテナエント
リC11の配下にリーフエントリL11が追加され、コ
ンテナエントリC12の配下にリーフエントリL12が
追加される。このディレクトリ構造の変更により、図5
Bの右側に一例が示されるように、更新操作内容を示す
情報として、(C11,+L11)と記述される更新情
報41Aと、(C12,+L12)と記述される更新情
報41Bとが生成される。
【0050】更新情報の表現は、この例では、コンマの
右側に対象となるエントリが記され、コンマの左側に変
更内容が記される。記号「+」がエントリの追加を示
し、記号「−」がエントリの削除を示す。勿論、これは
一例であって、更新情報は、他の表記で以て表現しても
よい。
【0051】ツリー40BにおけるリーフエントリL1
1がコンテナエントリC11の配下からコンテナエント
リC12の配下へと移動され、ツリー40Cのような構
造になる。言い換えると、コンテナエントリC11の配
下からリーフエントリL11が削除され、削除されたリ
ーフエントリL11がコンテナエントリC12の配下に
追加される。このとき、(C11,−L11)である更
新情報42Aと、(C12,+L11)である更新情報
42Bとが生成される。
【0052】さらに、ツリー40Cにおけるリーフエン
トリL12がコンテナエントリC12の配下からコンテ
ナエントリC11の配下へと移動され、ツリー40Dの
ような構造になる。言い換えると、コンテナエントリC
12の配下からリーフエントリL12が削除され、削除
されたリーフエントリL12がコンテナエントリC11
の配下へと追加される。このときは、(C11,+L1
2)である更新情報43Aと、(C12,−L12)で
ある更新情報43Bとが生成される。
【0053】受信側ディレクトリサーバ12、12、・
・・では、同報ネットワーク11を介してこれらの更新
情報を受信する。例えばディレクトリ記憶部33に、ツ
リー40Aに対応するディレクトリデータが予め記憶さ
れているとして、更新操作部32により、先ず、最初に
受信された更新情報41Aおよび41Bを用いて、コン
テナエントリC11の配下にリーフエントリL11を追
加し、コンテナエントリC12の配下にリーフエントリ
L12を追加する。以下同様にして、ツリー40Bに対
して更新情報42Aおよび42Bに従った処理を施すこ
とで、ツリー40Bが更新されてツリー40Cが生成さ
れ、ツリー40Cに対して更新情報43Aおよび43B
に従った処理を施すことで、ツリー40Cが更新されて
ツリー40Dが生成される。
【0054】ここで、一例として、受信側ディレクトリ
サーバ12が更新情報42Aおよび42Bを取りこぼし
た場合を考える。例えば、更新情報42Aおよび42B
が送信されたタイミングに、受信側ディレクトリサーバ
12が電源がオフ状態となっていて稼働していないよう
な場合、更新情報42Aおよび42Bは、受信側ディレ
クトリサーバ12に受信されず、取りこぼされる。
【0055】受信側ディレクトリサーバ12では、次に
送信される更新情報43Aおよび43Bを受信した時点
で、それより以前の更新情報、例えば更新情報42Aお
よび42Bを取りこぼしているかどうかを判断すること
ができない。
【0056】したがって、受信側ディレクトリサーバ1
2では、ツリー40Bに対して更新情報43Aおよび4
3Bを用いて更新処理を行うことになる。すなわち、更
新情報43Aに基づき、コンテナエントリC11の配下
にリーフエントリL12が追加されると共に、更新情報
43Bに基づき、コンテナエントリC12の配下からリ
ーフエントリL12が削除される。その結果、コンテナ
エントリC11の配下にリーフエントリL11およびL
12が存在し、コンテナエントリC12の配下にはリー
フエントリが存在しないことになり、図5Dに示される
ツリー40Dの構造と矛盾する。すなわち、送信側ディ
レクトリサーバ10のディレクトリ記憶部21に記憶さ
れるディレクトリデータと、受信側ディレクトリサーバ
12のディレクトリ記憶部33に記憶されるディレクト
リデータとの間に、不整合が生じてしまう。
【0057】この発明では、送信側ディレクトリサーバ
12において、各コンテナエントリ毎にシーケンシャル
な値を管理し、これによって、受信側ディレクトリサー
バ12における更新情報の取りこぼしの検知を可能にす
るものである。
【0058】各コンテナエントリに対して、当該コンテ
ナエントリの配下のコンテナエントリおよびリーフエン
トリに更新が発生する度に、1ずつ値が増加されるカウ
ンタを設ける。コンテナエントリの状態は、コンテナエ
ントリ名にカウント値を付随させて、(コンテナエント
リ名Cn,カウント値Sn)このように表すことができ
る。
【0059】カウント値は、ディレクトリ操作部20に
接続されるカウンタ23によってカウントされる。例え
ば、ディレクトリ操作部20によってディレクトリデー
タを更新する際に、対象となるコンテナエントリの管理
情報のカウント値を、カウンタ23によって1だけ増加
する。すなわち、カウント値は、更新情報によるディレ
クトリデータの更新の段階毎に増加される値であり、更
新の段階を示す。
【0060】一方、更新情報には、上述した、更新が検
知されたコンテナエントリ名Cnと更新操作内容とに対
し、更新が検知された時点での当該コンテナエントリの
カウント値Snが加えられる。すなわち、更新情報’
は、コンテナエントリ名Cnおよび更新操作内容にカウ
ント値Snを付随させて、(コンテナエントリ名Cn,
カウント値Sn,<更新操作内容>)例えばこのように
記述される。以下、上述した更新情報は、全てこの更新
情報’に置き替えて考える。
【0061】図6および図7は、上述の図5に示される
例に、各コンテナエントリに対してカウント値を導入し
た場合のディレクトリデータの更新処理について示す。
左側の2列は、送信側ディレクトリサーバ10で扱われ
る情報である。左端の送信側管理情報の列は、送信側デ
ィレクトリサーバのディレクトリ記憶部21に記憶され
るディレクトリデータである。左から2列目は、更新情
報生成部24で生成された更新情報’である。
【0062】左から3列目以降は、受信側ディレクトリ
サーバ12、12、・・・で扱われる情報であり、左か
ら3列目が、送信側ディレクトリサーバ10から送信さ
れた更新情報’が同報ネットワーク11を介して受信さ
れた受信更新情報である。また、右端の列の受信側管理
情報は、ディレクトリ記憶部33に記憶されるディレク
トリデータである。
【0063】送信側および受信側管理情報は、一例とし
て、図5に示されるツリー40Aは、図6および図7の
左端の列の最上行に示されるように、ツリー40Aを構
成するコンテナエントリの状態が列挙されて、((C1
0,0)(C11,0)(C12,0))と表現されて
いる。
【0064】図6は、受信側ディレクトリサーバ12、
12、・・・において、更新情報’の取りこぼしが無い
場合の一例のシーケンスチャートである。送信側ディレ
クトリサーバ10では、送信側管理情報に対して更新情
報’で配下のエントリが更新されたコンテナエントリの
カウント値を、1だけ増加させる。更新情報’には、更
新を行う直前のカウント値が記述される。すなわち、最
初の送信側管理情報50のコンテナエントリC11に対
してリーフエントリL11が追加され、送信側管理情報
52が生成される。このとき生成される更新情報’51
は、カウント値として、更新される直前の送信側管理情
報50のカウント値
〔0〕が適用されて(C11,0,
+L11)とされる。更新された送信側管理情報52で
は、このカウント値に1が加えられ、コンテナエントリ
C11に付随するカウント値が〔1〕とされる。
【0065】以下同様にして、この例では、コンテナエ
ントリC11およびC12の配下に対して、それぞれ3
回ずつの更新がなされ、最終的な送信側管理情報54で
は、コンテナエントリC11およびC12のカウント値
がそれぞれ「3」とされ、更新情報’55における、コ
ンテナエントリC11およびC12それぞれのカウント
値は、直前の送信側管理情報に基づき「2」とされる。
【0066】受信側ディレクトリサーバ12、12、・
・・では、受信された受信更新情報56により、ディレ
クトリ記憶部33に記憶されている受信側管理情報57
が更新される。このとき、受信更新情報56に記述され
るカウント値Siと、受信側管理情報57の、受信更新
情報56に対応するコンテナエントリ名Cnに付随され
るカウント値Snとが比較される。比較の結果、両者が
一致していれば、受信側管理情報57と受信更新情報5
6とが正しく対応しているものとされ、受信更新情報5
6を用いて、受信側管理情報57の更新処理が行われ
る。更新処理の結果、コンテナエントリC11に付随さ
れるカウント値Snが〔1〕にされた受信側管理情報5
8が生成される。
【0067】以下同様にして、送信側ディレクトリサー
バ10において、送信側管理情報の更新が生じる度に更
新情報’が生成され、受信側ディレクトリサーバ12で
管理されるコンテナエントリの状態が変更されてゆく。
すなわち、受信された受信更新情報に記述されるカウン
ト値Siと、受信側管理情報の、受信更新情報に対応す
るコンテナエントリ名Cnに付随されたカウント値Sn
とを比較し、両者が一致していれば受信更新情報による
受信側管理情報の更新処理を行う。そして、受信側管理
情報のうち、受信更新情報によって更新されたコンテナ
エントリに付随するカウント値Snに1を加える。
【0068】図7は、受信側ディレクトリサーバ12に
おいて、更新情報’を一部、取りこぼした場合の一例の
シーケンスチャートである。送信側ディレクトリサーバ
10において、送信側管理情報60に対して更新がなさ
れ、送信側管理情報62が生成される。このとき更新情
報’61が生成され、送信される。さらに、送信側管理
情報62に対して更新がなされ、送信側管理情報64が
生成される。このとき、更新情報’63が生成され、送
信される。
【0069】受信側ディレクトリサーバ12では、受信
側管理情報65に対して更新を行おうとする際に、更新
情報’61が取りこぼされている。したがって、受信側
ディレクトリサーバ12において、受信管理情報65に
対して更新情報’61を用いた更新処理は行われない。
次に、受信側ディレクトリサーバ12では、取りこぼさ
れた更新情報’61の次に、更新情報’63が受信され
る。
【0070】ここで、更新情報’63が受信された受信
更新情報63’は、コンテナエントリC11およびC1
2に付随するカウント値がそれぞれ「2」である。一
方、受信側管理情報65は、コンテナエントリC11お
よびC12に付随するカウント値がそれぞれ「1」であ
る。すなわち、受信更新情報63’のカウント値と、受
信側管理情報65の受信更新情報63’に対応するコン
テナエントリに付随するカウント値とが異なる。したが
って、受信側ディレクトリサーバ12における、受信更
新情報63’による、受信側管理情報65の更新は行わ
れない。
【0071】上述したように、送信側ディレクトリサー
バ10からは、同一の更新情報’が繰り返し送信され
る。受信側ディレクトリサーバ12では、取りこぼした
更新情報’61を受信するまで待機して、更新情報’6
1を受信したら、受信された更新情報’61を用いて受
信側管理情報65の更新を行う。
【0072】なお、受信され、受信側管理情報の更新に
未だ用いられていない受信更新情報63’は、例えばデ
ィレクトリ記憶部33の所定の記憶領域に記憶され、更
新情報’61による受信側管理情報の更新を行った後
に、用いられるようにするとよい。
【0073】なお、上述では、受信側ディレクトリサー
バ12は、取りこぼした更新情報’が受信されるまで待
機するように説明したが、実際には、例えば受信された
受信更新情報63’に基づき、取りこぼした更新情報’
があると判断されれば、受信側ディレクトリサーバ12
から送信側ディレクトリサーバ10に対して、双方向ネ
ットワーク13を用いて取りこぼした更新情報’が要求
される。
【0074】送信側ディレクトリサーバ10では、受信
側ディレクトリサーバ12から送信されたこの要求に基
づき、更新情報記憶部25から所定の更新情報’を取り
出して、通信制御部27の制御により双方向ネットワー
ク13を介して受信側ディレクトリサーバ12に送信す
る。受信側ディレクトリサーバ12では、双方向ネット
ワーク13を介して送信された更新情報’を受信し、受
信された受信更新情報を通信制御部31を介して更新操
作部32に供給する。更新操作部32では、この受信更
新情報を用いて、対応する受信側管理情報の更新を行
う。
【0075】さらに、取りこぼした更新情報’の受信を
待機する待機時間が予め設定されたタイムアウト時間を
超過したら、双方向ネットワーク13を介して、送信側
ディレクトリサーバ10に取りこぼした更新情報’の要
求が出される。
【0076】図8は、送信側ディレクトリサーバ10に
おけるディレクトリデータの一例の更新処理を示すフロ
ーチャートである。先ず、最初のステップS10で、デ
ィレクトリ操作部20により、ディレクトリ記憶部21
に記憶されたディレクトリデータ中の、あるコンテナエ
ントリCnの配下に対する更新処理が行われる。例え
ば、あるコンテナエントリCnの直下のリーフエントリ
やコンテナエントリの削除や修正、あるコンテナエント
リCnの直下へのリーフエントリやコンテナエントリの
追加などが行われる。
【0077】次のステップS11で、コンテナエントリ
Cnの管理情報からカウント値Snを取り出し、取り出
されたカウント値Snを用いて、更新情報’(コンテナ
エントリCn,カウント値Sn,<更新内容>)が生成
される。更新情報’を生成した後、ステップS12で、
コンテナエントリCnのカウント値Snに1が加えられ
る。
【0078】なお、ステップS11で生成された更新情
報’は、更新情報記憶部25に記憶され、例えば所定の
タイミングで伝送部26により同報ネットワーク11に
対して送信される。このとき、図9に一例が示されるよ
うに、受信側ディレクトリサーバ12における更新情
報’の取りこぼしを考慮して、同一の更新情報’が同報
ネットワーク11に対して繰り返して送信される。
【0079】なお、図9において、左側から右側へと時
間の経過が表現され、送信側から送信される同一の更新
情報’には同一の番号が付されている。更新情報’に付
される番号は、ディレクトリデータに対する更新の順番
を示している。また、受信側において太線で示される期
間(期間101および期間103)は、受信側ディレク
トリサーバ12が稼働している期間であり、更新情報’
が受信される。他の期間100および102は、受信側
ディレクトリサーバ12が休止しており、更新情報’が
受信されない期間である。
【0080】図9に示されるように、送信側からは、1
番〜6番の更新情報’が繰り返して送信される。期間1
00では、受信側が休止しており、1番および2番の更
新情報’が取りこぼされている。1番および2番の更新
情報’は、受信側による受信動作がなされる期間101
でも繰り返して送信されるため、受信側では、1番およ
び2番の更新情報’を受信することができる。ところ
が、次の期間102では、受信側が休止しており、3番
および4番の更新情報’が受信側に取りこぼされてい
る。
【0081】3番および4番の更新情報’は、受信側が
稼働している次の期間103にも送信されている。一
方、期間103では、3番および4番の更新情報’が送
信されるより前に5番および6番の更新情報’が送信さ
れている。受信側において、上述の1番および2番の更
新情報’によって更新されたディレクトリデータを、先
に送信された5番および6番の更新情報’を用いて更新
すると、送信側において管理されるディレクトリデータ
と受信側で管理されるディレクトリデータとの間に、上
述したような不整合が生じてしまう。この発明では、図
6および図7を用いて既に説明した処理を行うことによ
って、この不整合が発生しないようにしている。
【0082】図10および図11は、上述した図6およ
び図7の処理を実行する際の、受信側ディレクトリサー
バ12における、ディレクトリデータの一例の更新処理
を示すフローチャートである。受信側ディレクトリサー
バ12によるディレクトリデータの更新処理は、更新情
報’を受信する受信処理(図10)と、取りこぼした更
新情報’を要求するタイムアウト処理(図11)とに分
けられる。これら2つの処理は、互いに並列的に実行さ
れる。
【0083】先ず、図10を用いて、更新情報’の受信
処理について説明する。図10のフローチャートの実行
に先立って、上述した図4では省略されているタイマT
nが所定の時間にセットされる。タイマTnの起動およ
び停止は、更新操作部32の指示により制御される。な
お、タイマTnは、ディレクトリ記憶部33に記憶され
ているコンテナエントリCnのそれぞれについて、個別
にカウントできるように設けられる。
【0084】最初のステップS20で、受信側ディレク
トリサーバ12において、更新情報’(Cn,Si,<
更新内容>)が受信される。なお、〔Cn〕はコンテナ
エントリ名、〔i〕はカウント値をそれぞれ示す。更新
情報’が受信された受信更新情報は、更新操作部32に
供給され、カウント値Siが取り出される。また、更新
操作部32によって、ディレクトリ記憶部33に記憶さ
れているディレクトリデータのうちの、対応するコンテ
ナエントリCnの管理情報に含まれるカウント値Snが
取り出される。次のステップS21では、これらカウン
ト値Siとカウント値Snとが比較される。
【0085】ステップS21での比較の結果、若し、カ
ウント値Siとカウント値Snとが一致していると判断
されれば、処理はステップS22に移行する。ステップ
S22では、若し、後述する処理により、コンテナエン
トリCnに対応するタイマTnが起動されていれば、タ
イマTnが停止され、次のステップS23で、ステップ
S20で得られた受信更新情報を用いて、ディレクトリ
記憶部33に記憶されるディレクトリデータが更新され
る。
【0086】ディレクトリデータの更新が行われると、
次のステップS24で、カウント値Siに1を加えた値
が、ディレクトリ記憶部33に記憶されるディレクトリ
データの、更新の対象となったコンテナエントリCnに
付随されるカウント値Snとされる。このようにしてカ
ウント値Snが更新されると、一連の受信処理が終了さ
れる。
【0087】一方、上述のステップS21で、カウント
値Siとカウント値Snとが一致していないと判断され
たら、処理はステップS25に移行する。ステップS2
5では、タイマTnが起動されているかどうかが判定さ
れる。若し、タイマTnが起動されていると判定されれ
ば、一連の受信処理が終了される。また、ステップS2
5でタイマTnが起動されていないと判断されれば、処
理はステップS26に移行し、タイマTnが起動され、
一連の受信処理が終了される。
【0088】なお、この図10のフローチャートは、実
際にはループ処理である。すなわち、ステップS24、
ステップS25あるいはステップS26の処理を終え、
一連の処理が終了されると、処理がステップS20に戻
され、次の更新情報’(Cn,Si’,<更新内容>)
の受信処理が開始される。
【0089】図11は、タイムアウト処理の一例のフロ
ーチャートである。上述したように、この図11のフロ
ーチャートによる処理は、上述の図10のフローチャー
トの処理と並列的に実行される。このフローチャートの
実行に先立って、タイマTnが所定の時間にセットされ
る。タイマTnの計測する時間がこのセットされた時間
を超過すると、タイムアウトしたとされる。
【0090】最初のステップS30で、タイマTnが起
動されているかどうかが判定される。タイマTnは、上
述したように、図10のステップS21で得られた受信
更新情報のカウント値Siと、ディレクトリ記憶部33
に記憶されている、対応するコンテナエントリCnに付
随されるカウント値Snとが一致しない場合に起動され
る。すなわち、カウント値Snとカウント値Siとが一
致しない場合、受信側ディレクトリサーバ12におい
て、取りこぼした更新情報’があるものと考えられる。
以下の処理で、この取りこぼした更新情報’を入手す
る。
【0091】若し、上述のステップS30で、タイマT
nが起動されていないと判定された場合は、一連のタイ
ムアウト処理が終了される。タイマTnが起動されてい
ない状態とは、上述の図10のフローチャートにおける
ステップS20、S21およびS22の処理によりタイ
マTnが停止された状態であって、得られた受信更新情
報が適切なものであったことを意味する。
【0092】一方、ステップS30で、若し、タイマT
nが起動されていると判定されれば、次のステップS3
1で、タイマTnがタイムアウトしたかどうかが判定さ
れる。若し、タイムアウトしていないとされれば、処理
はステップS30に戻される。このように、タイマTn
がタイムアウトしているどうかを再度、確認するのは、
起動されたタイマTnがタイムアウトする前に適切な更
新情報’が受信され、上述の図10のフローチャートに
おけるステップS22の処理に従い、タイマTnが停止
されてしまうことがあるからである。
【0093】一方、ステップS31で、タイマTnがタ
イムアウトしていないと判定されれば、処理はステップ
S32に移行する。ステップS32では、受信側ディレ
クトリサーバ12から送信側ディレクトリサーバ10に
対して、双方向ネットワーク13を介して、取りこぼし
た更新情報’(Cn,Sn,<更新内容>)が要求され
る。この要求に基づき、送信側ディレクトリサーバ10
から受信側ディレクトリサーバ12に対して、双方向ネ
ットワーク13を介して、要求した更新情報’(Cn,
Sn,<更新内容>)が送信される。
【0094】受信側ディレクトリサーバ12では、この
更新情報’(Cn,Sn,<更新内容>)を受信し、受
信された更新情報’(Cn,Si,<更新内容>)を用
いて、ディレクトリ記憶部33に記憶されたディレクト
リデータの更新を行う(ステップS33)。そして、次
のステップS34で、カウント値Siに1を加えた値
が、ディレクトリ記憶部33に記憶されるディレクトリ
データの、更新の対象となったコンテナエントリCnに
付随されるカウント値Snとされる。そして、ステップ
S35でタイマTnが停止され、一連のタイムアウト処
理が終了される。
【0095】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、送信側で管理されるディレクトリデータの更新に基
づく受信側で管理されるディレクトリデータの更新を行
う場合において、各コンテナエントリに更新の回数を示
すカウンタを設けている。そして、送信側および受信側
の各々において、コンテナエントリの直下のエントリに
更新が発生する度に、カウンタのカウント値を増加させ
るようにしている。そのため、送信側で更新情報の履歴
管理を行うこと無く、送信側から送信された更新情報に
含まれるカウント値と、受信側で管理されているコンテ
ナエントリのカウント値とを比較することで、受信側で
の更新情報の取りこぼしの有無が判断でき、適切な順序
で更新情報を適用することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に適用できるデータ配信システムの一
例の構成を概略的に示す略線図である。
【図2】ディレクトリデータの構造を概念的に示す略線
図である。
【図3】送信側ディレクトリサーバの一例の構成を示す
ブロック図である。
【図4】受信側ディレクトリサーバの一例の構成を示す
ブロック図である。
【図5】ディレクトリデータの更新および更新に伴い生
成される更新情報の例について説明するための略線図で
ある。
【図6】各コンテナエントリに対してカウント値を導入
した場合のディレクトリデータの更新処理について示す
シーケンスチャートである。
【図7】各コンテナエントリに対してカウント値を導入
した場合のディレクトリデータの更新処理について示す
シーケンスチャートである。
【図8】送信側ディレクトリサーバにおけるディレクト
リデータの一例の更新処理を示すフローチャートであ
る。
【図9】同一の更新情報を同報ネットワークに送信する
ことを示す略線図である。
【図10】受信側ディレクトリサーバにおけるディレク
トリデータの一例の更新処理を示すフローチャートであ
る。更新情報を受信する一例の受信処理を示すフローチ
ャートである。
【図11】受信側ディレクトリサーバにおけるディレク
トリデータの更新処理の一例を示すフローチャートであ
る。取りこぼした更新情報’を要求するタイムアウト処
理の一例を示すフローチャートである。
【図12】更新情報を取りこぼす例を説明するための略
線図である。
【符号の説明】
10・・・送信側ディレクトリサーバ、11・・・同報
ネットワーク、12・・・受信側ディレクトリサーバ、
13・・・双方向ネットワーク、20・・・ディレクト
リ操作部、21・・・ディレクトリ記憶部、23・・・
カウンタ、24・・・更新情報生成部、25・・・ディ
レクトリ記憶部、26・・・伝送部、27・・・通信制
御部、30・・・受信部、31・・・通信制御部、32
・・・更新操作部、33・・・ディレクトリ記憶部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 原岡 和生 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソ ニー株式会社内 (72)発明者 高林 和彦 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソ ニー株式会社内 (72)発明者 山岸 靖明 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソ ニー株式会社内 (56)参考文献 特開 平11−220493(JP,A) 特開 平11−219330(JP,A) 特開 平8−185348(JP,A) 特開 平7−141310(JP,A) 特開 平4−335451(JP,A) 特開 平5−265829(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 12/00 G06F 13/00 H04L

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンテンツの所在を木構造のデータ構造
    で管理するディレクトリデータを送信する送信装置にお
    いて、 複数のエントリによって構成され、木構造のデータ構造
    を持ったディレクトリデータを記憶するディレクトリ記
    憶手段と、 上記ディレクトリ記憶手段に記憶された上記ディレクト
    リデータを更新するディレクトリ操作手段と、 上記ディレクトリ操作手段により更新された上記ディレ
    クトリデータの上記更新の内容を表す更新情報を生成す
    る更新情報生成手段と、 上記更新情報生成手段で生成された上記更新情報を同報
    ネットワークに対して送信する送信手段と、上記更新情報を受信する受信装置と双方向で通信を行う
    双方向通信手段と を備え、 上記ディレクトリ記憶手段に記憶された上記ディレクト
    リデータの複数の上記エントリのそれぞれは、自身の
    下のエントリに対して更新が起きる度に変化する更新の
    段階を示す値を有し、上記更新情報生成手段は、該更新
    の段階を示す値を上記生成される上記更新情報に含める
    ようにし、上記双方向通信手段を介して上記受信装置が取得できな
    かった更新情報を提供するように したことを特徴とする
    送信装置。
  2. 【請求項2】 コンテンツの所在を木構造のデータ構造
    で管理するディレクトリデータを送信する送信方法にお
    いて、 複数のエントリによって構成され、木構造のデータ構造
    を持ったディレクトリデータをディレクトリ記憶手段に
    記憶するステップと、 上記ディレクトリ記憶手段に記憶された上記ディレクト
    リデータを更新するディレクトリ操作のステップと、 上記ディレクトリ操作のステップにより更新された上記
    ディレクトリデータの上記更新の内容を表す更新情報を
    生成する更新情報生成のステップと、 上記更新情報生成のステップで生成された上記更新情報
    を同報ネットワークに対して送信する伝送のステップと
    を備え、 上記ディレクトリ記憶手段に記憶された上記ディレクト
    リデータの複数の上記エントリのそれぞれは、自身の
    下のエントリに対して更新が起きる度に変化する更新の
    段階を示す値を有し、上記更新情報生成のステップは、
    該更新の段階を示す値を上記生成される上記更新情報に
    含めるようにし、上記受信装置が取得できなかった更新情報を双方向通信
    によって提供するように したことを特徴とする送信方
    法。
  3. 【請求項3】 送信された、コンテンツの所在を木構造
    のデータ構造で管理するディレクトリデータを受信する
    受信装置において、 複数のエントリによって構成され、木構造のデータ構造
    を持ったディレクトリデータを記憶するディレクトリ記
    憶手段と、 上記ディレクトリ記憶手段に記憶された上記ディレクト
    リデータを更新するための更新情報を受信する受信手段
    と、 上記受信手段によって受信された上記更新情報の内容に
    基づき上記ディレクトリ記憶手段に記憶される上記ディ
    レクトリデータを更新する更新操作手段と、上記更新情報を送信する送信側と双方向で通信を行う双
    方向通信手段と を備え、 上記ディレクトリ記憶手段に記憶された上記ディレクト
    リデータの複数の上記エントリのそれぞれは、自身の
    下のエントリに対して更新が起きる度に変化する更新の
    段階を示す第1の値を有し、 上記更新操作手段は、上記受信手段によって受信された
    上記更新情報が有する更新の段階を示す第2の値と上記
    第1の値とを比較し、上記第1の値と上記第2の値とが
    一致したときに、上記受信手段によって受信された上記
    更新情報に基づき上記ディレクトリ記憶手段に記憶され
    た上記ディレクトリデータを更新し、 上記第1の値と上記第2の値とが一致しないときに、上
    記第1の値と上記第2の値とが一致するような上記第2
    の値を有する上記更新情報が上記受信手段により受信さ
    れるのを一定期間待機し、上記第1の値と上記第2の値
    とが一致するような上記第2の値を有する上記更新情報
    が、上記一定期間を経過しても上記受信手段により受信
    されない場合に、上記第1の値と一致するような上記第
    2の値を 有する上記更新情報を、上記双方向通信手段を
    介して取得 するようにしたことを特徴とする受信装置。
  4. 【請求項4】 送信された、コンテンツの所在を木構造
    のデータ構造で管理するディレクトリデータを受信する
    受信方法において、 複数のエントリによって構成され、木構造のデータ構造
    を持ったディレクトリデータをディレクトリ記憶手段に
    記憶するステップと、 上記ディレクトリ記憶手段に記憶された上記ディレクト
    リデータを更新するための更新情報を受信する受信のス
    テップと、 上記受信のステップによって受信された上記更新情報の
    内容に基づき上記ディレクトリ記憶手段に記憶される上
    記ディレクトリデータを更新する更新操作のステップと
    を備え、 上記ディレクトリ記憶手段に記憶された上記ディレクト
    リデータの複数の上記エントリのそれぞれは、自身の
    下のエントリに対して更新が起きる度に変化する、更新
    の段階を示す第1の値を有し、 上記更新操作のステップは、上記受信のステップによっ
    て受信された上記更新情報が有する更新の段階を示す第
    2の値と上記第1の値とを比較し、上記第1の値と上記
    第2の値とが一致したときに、上記受信のステップによ
    って受信された上記更新情報に基づき上記ディレクトリ
    記憶手段に記憶された上記ディレクトリデータを更新
    し、上記第1の値と上記第2の値とが一致しないときに、上
    記第1の値と上記第2の値とが一致するような上記第2
    の値を有する上記更新情報が上記受信のステップにより
    受信されるのを一定期間待機し、上記第1の値と上記第
    2の値とが一致するような上記第2の値を有する上記更
    新情報が、上記一定期間を経過しても上記受信のステッ
    プにより受信されない場合に、上記第1の値と一致する
    ような上記第2の値を有する上記更新情報を、双方向通
    信によって取得 することを特徴とする受信方法。
  5. 【請求項5】 コンテンツの所在を木構造のデータ構造
    で管理するディレクトリデータを送信し、送信されたデ
    ィレクトリデータを受信する送受信システムにおいて、 複数のエントリによって構成され、木構造のデータ構造
    を持った第1のディレクトリデータを記憶する第1のデ
    ィレクトリ記憶手段と、 上記第1のディレクトリ記憶手段に記憶された上記第1
    のディレクトリデータを更新するディレクトリ操作手段
    と、 上記ディレクトリ操作手段により更新された上記第1の
    ディレクトリデータの上記更新の内容を表す更新情報を
    生成する更新情報生成手段と、 上記更新情報生成手段で生成された上記更新情報を同報
    ネットワークに対して送信する送信手段と、上記更新情報を受信する受信装置と双方向で通信を行う
    第1の双方向通信手段と、 複数のエントリによって構成され、木構造のデータ構造
    を持った第2のディレクトリデータを記憶する第2のデ
    ィレクトリ記憶手段と、 上記送信手段によって上記同報ネットワークに送信され
    た上記更新情報を受信する受信手段と、 上記受信手段によって受信された上記更新情報の内容に
    基づき上記第2のディレクトリ記憶手段に記憶される上
    記第2のディレクトリデータを更新する更新操作手段
    と、上記更新情報を送信する送信側と双方向で通信を行う第
    2の双方向通信手段と を備え、 上記第1のディレクトリ記憶手段に記憶された上記第1
    のディレクトリデータの複数の上記エントリのそれぞれ
    は、自身の配下のエントリに対して更新が起きる度に変
    化する更新の段階を示す第1の値を有し、 上記更新情報生成手段は、該更新の段階を示す第1の値
    を上記生成される上記更新情報に含めるようにされ、 上記第2のディレクトリ記憶手段に記憶された上記第2
    のディレクトリデータの複数の上記エントリのそれぞれ
    は、自身の配下のエントリに対して更新が起きる度に変
    化する更新の段階を示す第2の値を有し、 上記更新操作手段は、上記受信手段によって受信された
    上記更新情報が有する上記第1の値と上記第2の値とを
    比較し、上記第1の値と上記第2の値とが一致したとき
    に、上記受信手段によって受信された上記更新情報に基
    づき上記第2のディレクトリ記憶手段に記憶された上記
    第2のディレクトリデータを更新し、 上記第1の値と上記第2の値とが一致しないときに、上
    記第1の値と上記第2の値とが一致するような上記第2
    の値を有する上記更新情報が上記受信手段により受信さ
    れるのを一定期間待機し、上記第1の値と上記第2の値
    とが一致するような上記第2の値を有する上記更新情報
    が、上記一定期間を経過しても上記受信手段により受信
    されない場合に、上記第1の値と一致するような上記第
    2の値を有する上記更新情報を、上記第1および第2の
    双方向通信手段を介して取得 するようにしたことを特徴
    とする送受信システム。
  6. 【請求項6】 コンテンツの所在を木構造のデータ構造
    で管理するディレクトリデータを送信し、送信されたデ
    ィレクトリデータを受信する送受信方法において、 複数のエントリによって構成され、木構造のデータ構造
    を持った第1のディレクトリデータを第1のディレクト
    リ記憶手段に記憶するステップと、 上記第1のディレクトリ記憶手段に記憶された上記第1
    のディレクトリデータを更新するディレクトリ操作のス
    テップと、 上記ディレクトリ操作のステップにより更新された上記
    第1のディレクトリデータの上記更新の内容を表す更新
    情報を生成する更新情報生成のステップと、 上記更新情報生成のステップで生成された上記更新情報
    を同報ネットワークに対して送信する送信のステップ
    と、 複数のエントリによって構成され、木構造のデータ構造
    を持った第2のディレクトリデータを第2のディレクト
    リ記憶手段に記憶するステップと、 上記送信のステップによって上記同報ネットワークに送
    信された上記更新情報を受信する受信のステップと、 上記受信のステップによって受信された上記更新情報の
    内容に基づき上記第2のディレクトリ記憶手段に記憶さ
    れる上記第2のディレクトリデータを更新する更新操作
    のステップとを備え、 上記第1のディレクトリ記憶手段に記憶された上記第1
    のディレクトリデータの複数の上記エントリのそれぞれ
    は、自身の配下のエントリに対して更新が起きる度に変
    化する更新の段階を示す第1の値を有し、上記更新情報
    生成のステップは、該更新の段階を示す第1の値を上記
    生成される上記更新情報に含めるようにされ、 上記第2のディレクトリ記憶手段に記憶された上記第2
    のディレクトリデータの複数の上記エントリのそれぞれ
    は、自身の配下のエントリに対して更新が起きる度に変
    化する、更新の段階を示す第2の値を有し、 上記更新操作のステップは、上記受信のステップによっ
    て受信された上記更新情報が有する上記第1の値と上記
    第2の値とを比較し、上記第1の値と上記第2の値とが
    一致したときに、上記受信のステップによって受信され
    た上記更新情報に基づき上記第2のディレクトリ記憶手
    段に記憶された上記第2のディレクトリデータを更新
    し、上記第1の値と上記第2の値とが一致しないときに、上
    記第1の値と上記第2の値とが一致するような上記第2
    の値を有する上記更新情報が上記受信のステップにより
    受信されるのを一定期間待機し、上記第1の値と上記第
    2の値とが一致するような上記第2の値を有する上記更
    新情報が、上記一定期間を経過しても上記受信のステッ
    プにより受信されない場合に、上記第1の値と一致する
    ような上記第2の値を有する上記更新情報を、双方向通
    信によって取得 することを特徴とする送受信方法。
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