JP3496926B2 - 画像データ復号化方法 - Google Patents

画像データ復号化方法

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JP3496926B2
JP3496926B2 JP21744799A JP21744799A JP3496926B2 JP 3496926 B2 JP3496926 B2 JP 3496926B2 JP 21744799 A JP21744799 A JP 21744799A JP 21744799 A JP21744799 A JP 21744799A JP 3496926 B2 JP3496926 B2 JP 3496926B2
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  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、直交変換によって高能率符号
化された画像データを復号化する画像データ復号化方法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】画像信号を高能率符号化する方式とし
て、例えば、所謂MPEG(Moving Picture Experts G
roup)による標準化案では、所謂ディジタルストレージ
メディア用の画像信号の高能率符号化方式が規定されて
いる。このMPEGによる画像信号の高能率符号化方式
の原理は、以下に示すようなものである。
【0003】すなわち、この高能率符号化方式では、先
ず、画像間の差分を取ることで時間軸方向の冗長度を落
とし、その後、所謂離散コサイン変換(DCT:Discre
te Cosine Transform)処理と可変長符号化(VLC:V
ariable Length Coding)処理とを使用して空間軸方向
の冗長度を落とすようにしている。
【0004】先ず、時間軸方向の冗長度について以下に
述べる。
【0005】一般に、連続した動画では、時間的に前後
の画像と、ある注目している画像(すなわちある時刻の
画像)とはよく似ているものである。このため、例えば
図1に示すように、今から符号化しようとしている画像
と、時間的に前方の画像との差分を取り、その差分を伝
送するようにすれば、時間軸方向の冗長度を減らして伝
送する情報量を少なくすることが可能となる。このよう
にして符号化される画像は、後述する前方予測符号化画
像(Predictive-coded picture、Pピクチャ或いはPフ
レーム)と呼ばれる。
【0006】同様に、今から符号化しようとしている画
像と、時間的に前方或いは後方若しくは、前方及び後方
から作られた補間画像との差分を取り、それらのうちの
小さな値の差分を伝送するようにすれば、時間軸方向の
冗長度を減らして伝送する情報量を少なくすることが可
能となる。このようにして符号化される画像は、後述す
る両方向予測符号化画像(Bidirectionally Predictive
-coded picture、Bピクチャ或いはBフレーム)と呼ば
れる。なお、この図1において、図中Iで示す画像は後
述する画像内符号化画像(イントラ符号化画像:Intra-
coded picture、Iピクチャ或いはIフレーム)を示
し、図中Pで示す画像はPピクチャを示し、図中Bで示
す画像はBピクチャを示している。
【0007】また、各予測画像を作るためには、所謂動
き補償が行われる。すなわち、この動き補償によれば、
例えば8×8画素の単位ブロックにより構成される、例
えば16×16画素のブロック(以下、マクロブロック
(Macroblock)という)を作り、前画像の当該マクロブロ
ックの位置の近傍で一番差分の少ないところを探索し、
この探索されたマクロブロックとの差分を取ることによ
り、送らなければならないデータを削減することができ
る。実際には、例えば、Pピクチャ(前方予測符号化画
像)では、動き補償後の予測画像と差分を取ったもの
と、当該動き補償後の予測画像と差分を取らないものと
のうち、データ量の少ないものを16×16画素のマク
ロブロック単位で選択して符号化する。
【0008】しかし、上述のような場合、例えば物体が
動いた後ろから出てきた部分(画像)に関しては、多く
のデータを送らなければならない。そこで、例えばBピ
クチャ(両方向予測符号化画像)では、既に復号化され
た動き補償後の時間的に前方或いは後方の画像及び、そ
の両者を足して作った補償画像と今から符号化しようと
している画像との差分と、当該差分を取らないものすな
わち今から符号化しようとしている画像の四者のうち、
一番データ量の少ないものが符号化される。
【0009】つぎに、空間軸方向の冗長度について以下
に述べる。
【0010】画像データの差分は、そのまま伝送するの
ではなく、8×8画素の単位ブロック毎に離散コサイン
変換(DCT)をかける。当該DCTは、画像を画素レ
ベルでなくコサイン関数のどの周波数成分がどれだけ含
まれているかで表現するものであり、例えば2次元DC
Tにより、8×8画素の単位ブロックのデータは、8×
8のコサイン関数の成分の係数ブロックに変換される。
例えば、テレビカメラで撮影したような自然画の画像信
号は滑らかな信号になることが多く、この場合、当該画
像信号に対してDCT処理を施すことにより効率よくデ
ータ量を落とすことができる。
【0011】ここで、上述した符号化方式が取り扱うデ
ータの構造を図2に示す。すなわち、この図2に示すデ
ータ構造は、下から順に、ブロック層と、マクロブロッ
ク層と、スライス層と、ピクチャ層と、GOP(Group
of Picture)層と、ビデオシーケンス層とからなる。以
下、この図2において下の層から順に説明する。
【0012】先ず、ブロック層において、当該ブロック
層のブロックは、図2Fに示すように、輝度又は色差の
隣合った8×8の画素(8ライン×8画素の画素)から
構成される。上述したDCT(離散コサイン変換)は、
この単位ブロック毎にかけられる。
【0013】マクロブロック層において、当該マクロブ
ロック層のマクロブロックは、図2Eに示すように、左
右及び上下に隣合った4つの輝度ブロック(輝度の単位
ブロック)Y0,Y1,Y2,Y3と、画像上では輝度
ブロックと同じ位置に当たる色差ブロック(色差の単位
ブロック)Cr,Cbとの全部で6個のブロックで構成
される。これらブロックの伝送の順は、Y0,Y1,Y
2,Y3,Cr,Cbの順である。ここで、当該符号化
方式において、予測画像(差分を取る基準の画像)に何
を用いるか、或いは差分を送らなくてもよいか等は、こ
のマクロブロック単位で判断される。
【0014】スライス層は、図2Dに示すように、画像
の走査順に連なる1つ又は複数のマクロブロックで構成
されている。このスライスの頭(ヘッダ)では、画像内
における動きベクトル及びDC(直流)成分の差分がリ
セットされ、また、最初のマクロブロックは、画像内で
の位置を示すデータを持っており、したがってエラーが
起こった場合でも復帰できるようになされている。その
ため、スライスの長さや始まる位置は任意となり、伝送
路のエラー状態によって変えられるようになっている。
【0015】ピクチャ層において、ピクチャすなわち1
枚1枚の画像は、図2Cに示すように、少なくとも1つ
又は複数のスライスから構成される。そして、それぞれ
が符号化の方式に従って、上述のようなイントラ符号化
画像(Iピクチャ或いはIフレーム)、前方予測符号化
画像(Pピクチャ或いはPフレーム)、両方向予測符号
化画像(Bピクチャ或いはBフレーム)、DCイントラ
符号化画像(DC coded(D)picture)の4種類の画像に分
類される。
【0016】ここで、イントラ符号化画像(Iピクチ
ャ)においては、符号化されるときに、その画像1枚の
中だけで閉じた情報のみを使用する。したがって、換言
すると、復号するときにIピクチャ自身の情報のみで画
像が再構成できることになる。実際には、差分を取らず
にそのままDCT処理して符号化を行う。この符号化方
式は、一般的に効率が悪いが、これを随所に入れておけ
ば、ランダムアクセスや高速再生が可能となる。
【0017】前方予測符号化画像(Pピクチャ)におい
ては、予測画像(差分を取る基準となる画像)として、
入力で時間的に前に位置し既に復号化されたIピクチャ
又はPピクチャを使用する。実際には、動き補償された
予測画像との差を符号化するのと、差を取らずにそのま
ま符号化する(イントラ符号)のと何れか効率の良い方
をマクロブロック単位で選択する。
【0018】両方向予測符号化画像(Bピクチャ)にお
いては、予測画像として時間的に前に位置し既に復号化
されたIピクチャ又はPピクチャ及び、その両方から作
られた補間画像の3種類を使用する。これにより、3種
類の動き補償後の差分の符号化とイントラ符号との中で
一番効率の良いものをマクロブロック単位で選択でき
る。
【0019】DCイントラ符号化画像は、DCTにおけ
るDC係数のみで構成されるイントラ符号化画像であ
り、他の3種の画像と同じシーケンスには存在できない
ものである。
【0020】GOP層は、図2Bに示すように、1又は
複数枚のIピクチャと、0又は複数枚の非Iピクチャと
から構成されている。Iピクチャの間隔(例えば9)及
びIピクチャ又はBピクチャの間隔(例えば3)は自由
である。またIピクチャ又はBピクチャの間隔は、当該
GOP層の内部で変わってもよいものである。
【0021】ビデオシーケンス層は、図2Aに示すよう
に、画像サイズ、画像レート等が同じ1又は複数のGO
P層から構成される。
【0022】上述したように、MPEGによる高能率符
号化方式で標準化された動画像を伝送する場合には、先
ず1枚の画像をピクチャ内で圧縮した画像が送られ、次
にこの画像を動き補償した画像との差分が伝送される。
【0023】ところが、符号化される画像がインターレ
ース画像である場合に、次のような問題が生じることが
わかった。
【0024】インターレース画像を、フィールド単位で
ピクチャとして符号化処理すると、フィールドで交互に
垂直位置が異なることになる。よって動画像のうちの静
止部分を伝送する場合には、静止部分にもかかわらず、
フィールドが替わる毎に差分情報が発生し、それを伝送
しなければならないので、動画像のうちの静止部分で
は、符号化効率が低下する。
【0025】また、フィールド単位で符号化処理する
と、フィールド単位でブロックを構成するので、フレー
ム単位でブロックを構成する場合に比べて、画素間の間
隔が広くなり、相関が低下するので、符号化効率が低下
する。
【0026】一方、インターレース画像を、フレーム単
位でピクチャとして符号化処理すると、フレーム内で動
いている部分については所謂櫛形にぶれた画像を処理し
なければならなくなる。例えば、図3に示すように、静
止した動体の手前に自動車等の動体CAがある場合、I
フレームを見るとフィールド間で動きがあるため、その
ような部分は図4で示すような櫛型KSの画像となって
しまう。このため、元々の画像には存在しない高周波成
分を伝送することになり、符号化効率が低下する。
【0027】さらに、フレーム単位の符号化処理では、
1つのフレームを構成する連続する2つのフィールドを
まとめて符号化するので、その2つのフィールド間では
予測符号化を用いることができない。このため、予測符
号化の最小距離が1フレーム(2フィールド)となるの
で、予測符号化の最小距離が1フィールドであるフィー
ルド単位の符号化処理に比べると、動きの速い、若しく
は動きの複雑な画像については、フレーム単位の符号化
処理は不利である。
【0028】上述したように、フィールド単位の符号化
処理、フレーム単位の符号化処理それぞれに符号化効率
が低下する場合があり、逆にそれらは他方で符号化効率
が高い場合である。
【0029】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明は、上
述のような実情に鑑みて提案されたものであり、インタ
ーレース画像について、動きの少ない画像、動きの多い
画像及びこれら両者が混在した画像を符号化して得られ
る画像データを復号化する画像データ復号化方法を提供
することを目的とするものである。
【0030】
【課題を解決するための手段】本発明に係る画像データ
復号化方法は、複数の画素の2次元配置からなるブロッ
クを単位として符号化処理された画像データの復号を行
い、インターレース構造を有する2枚のフィールドから
なる1フレームの画像を得る際に、画像データのヘッダ
の一部に設けられた画像データがフィールド単位又はフ
レーム単位で処理されたことを識別するための第1のフ
ラグと、各ブロックの離散コサイン変換がフィールド単
位又はフレーム単位で行われたことを識別するための第
2のフラグとを検出し、これらの第1及び第2のフラグ
に基づいて、復号処理がフィールド単位であるときは、
ブロックの逆離散コサイン変換をフィールド単位で、又
は復号処理がフレーム単位であるときは、ブロックの逆
コサイン変換をフィールド単位又はフレーム単位で適応
的に切り換えて行う。
【0031】上述した画像データは階層構造を有し、本
発明に係る画像データ復号化方法は、第1及び第2のフ
ラグを画像データの所定の階層のヘッダから検出し、第
1及び第2のフラグに基づいて、所定の階層毎に復号処
理を、フィールド単位又はフレーム単位で適応的に切り
換えて行う。
【0032】
【0033】
【0034】
【発明の実施の形態】以下、本発明を適用した具体的な
実施例を図面を参照して説明する。
【0035】1.画像データ符号化方法/画像データ復
号化方法 本発明を適用したフィールド単位及びフレーム単位の符
号化/復号化処理について説明する。
【0036】上述した図1に示すピクチャがフィールド
単位である場合、フィールド構造を考慮して図示する
と、例えば図5となる。この図5において、上段が第1
フィールド(例えば奇数フィールド)を表し、下段が第
2フィールド(例えば偶数フィールド)を表す。 1/
6 0秒の間隔で時間的に隣り合わせた2つのフィール
ドが、フレームを構成する。そして、フィールド単位の
符号化/復号化処理では、各ピクチャがフィールド単位
で符号化/復号化される。
【0037】また、上述した図2Bに示すGOP層内の
Iピクチャ(画像内符号化画像)/Pピクチャ(前方予
測符号化画像)/Bピクチャ(両方向予測符号化画像)
の構成パターンを変更した具体例を図6に示す。図5と
図6では、GOP層内のピクチャの構成パターンだけが
異なっているだけで、フィールド単位で符号化/復号化
処理を行うことは同一である。ところで、この図6に示
すように、第1フィールドと第2フィールドの符号化の
タイプが同じである場合、第1フィールドと第2フィー
ルドをまとめて符号化/復号化処理すると、フレーム単
位の符号化/復号化処理となり、これを図7に示す。
【0038】これら図5,6,7に示す符号化/復号化
処理における動き予測/補償は、種々のバリエーション
が考えられるが、そのうちの簡潔な具体例を図8,9,
10に示す。これらの図において、例えば図8に示すピ
クチャI2からピクチャP5、例えば図9に示すピクチ
ャI3からピクチャP6等の太い破線の矢印は、Pピク
チャヘの動き予測を表し、例えば図8,9に示すピクチ
ャI2からピクチャB0等の細い破線の矢印は、Bピク
チャヘの動き予測を表す。さらに、図10A,Bでは、
実線の矢印は、後述するフレーム構成のマクロブロック
の動き予測を表し、破線の矢印は、フィールド構成のマ
クロブロックの動き予測を表す。
【0039】そして、フィールド単位の符号化/復号化
処理では、Pピクチャ、例えば図8に示すピクチャP5
は、予測画像(差分を取る基準となる画像)として時間
的に前に位置し既に復号化されたピクチャI2を使用
し、ピクチャP8は、予測画像として時間的に前に位置
し既に復号化されたピクチャP5を使用する。また、例
えば図9に示すピクチャP6は、予測画像としてピクチ
ャI3を使用し、ピッチャP7は、予測画像としてピク
チャP6を使用する。つぎに、Bピクチャ、例えば図8
に示すピクチャB4は、予測画像として時間的に前に位
置し既に復号化されたピクチャI2又はピクチャP5及
び、その両方から作られた補間画像の3種類を使用す
る。また、例えば図9に示すピクチャB4は、予測画像
としてピクチャI3又はピクチャP6及び、その両方か
ら作られた補間画像の3種類を使用する。
【0040】一方、フレーム単位の符号化/復号化処理
では、Pピクチャ(フレーム)、例えば図10Aに示す
ピクチャP6,P7から構成されるフレームは、予測画
像としてピクチャI2,I3から構成されるフレームを
使用し、ピクチャP10,P11から構成されるフレー
ムは、予測画像としてピクチャP6,P7から構成され
るフレームを使用する。つぎに、Bピクチャ(フレー
ム)、例えば図10Bに示すピクチャB4,B5から構
成されるフレームは、予測画像として時間的に前に位置
し既に復号化されたピクチャI2,I3から構成される
フレーム又はピクチャP6,P7から構成されるフレー
ム及び、その両方から作られた補間画像の3種類を使用
する。
【0041】以上のように、フィールド単位及びフレー
ム単位の符号化/復号化処理は、符号化/復号化処理手
順は同一であるが、以下に述べるように、ブロック構成
と動き予測/補償に差異がある。
【0042】(1)ブロック構成 フレーム単位の符号化/復号化処理では、第1フィール
ドと第2フィールドをまとめて符号化/復号化するの
で、第1フィールドと第2フィールドをまとめたブロッ
クを構成できるが、フィールド単位の処理では、どちら
かのフィールドのみでブロックを構成する。
【0043】(2)動き予測/補償 フレーム単位の符号化/復号化処理では、第1フィール
ドと第2フィールドをまとめて、符号化/復号化するの
で、第1フィールドから、同一フレームに属する第2フ
ィールドヘの動き予測は用いられないが、フィールド単
位の処理では、第1フィールドから第2フィールドヘの
動き予測が用いられる。
【0044】ここで、上述の(1)ブロック構成及び
(2)動き予測/補償の詳細について説明する。
【0045】(1)ブロック構成 図11は、フィールド単位の符号化/復号化処理におけ
るマクロブロックの内部のブロックの構成を示す図であ
り、この図11に示すように、フィールド単位の符号化
/復号化処理では、フィールド構成のマクロブロック
は、第1フィールドだけ、若しくは第2フィールドだけ
から構成される。
【0046】これに対し、図12は、フレーム単位の符
号化/復号化処理におけるマクロブロックの内部のブロ
ックの構成を示す図である。フレーム単位の符号化/復
号化処理では、図12A,Bに示すフィールド構成のマ
クロブロックの他に、図12Cに示すように、フレーム
構成のマクロブロックをとることができる。すなわち、
フィールド構成のマクロブロックでは、図12Aに示す
ように、上述の図11に示すフィールド単位の符号化/
復号化処理と同じマクロブロックの構成の第1フィール
ド、第2フィールドの他に、図12Bに示すように、マ
クロブロックを上下の2ブロックずつに分けて、上半分
が第1フィールドだけ、下半分が第2フィールドだけか
ら構成することも可能である。また、フレーム構成のマ
クロブロックは、図12Cに示すように、マクロブロッ
クが第1フィールドと第2フィールドから構成される。
【0047】このように、フレーム単位の符号化/復号
化処理では、フィールド単位の符号化/復号化処理にお
けるフィールド構成のマクロブロックの他にも、フレー
ム構成のマクロブロックが可能である。
【0048】ところで、上述のフィールド構成のマクロ
ブロックとフレーム構成のマクロブロックの切り換え
は、例えば、後述する画像データ符号化装置を構成する
符号化方式判定回路21(図23参照)が決定したフィ
ールド単位の符号化処理かフレーム単位の符号化処理か
を識別する識別情報(以下符号化方式の情報という)に
よって、バッファメモリ7,8からブロックを読み出す
際に、読出アドレスをコントロールすることにより、実
現することができる。また、後述する画像データ復号化
装置では、逆可変長符号化回路31(図27参照)にお
いて、画像データ符号化装置等から受信される符号化ビ
ットストリーム(Bitstream)内に書かれている(重畳
されている)フラグを検出すると共に、このフラグに基
づいて符号化方式がフィールド単位かフレーム単位かを
判断し、その情報を動き補償回路42,43等に供給し
てバッファメモリ37,38の読出アドレスをコントロ
ールすることで実現することができる。
【0049】すなわち、上述のバッファメモリ7,8,
37,38を 例えば図13,14に示すように480
×720画素の記憶容量を有するメモリで構成し、フレ
ーム構成では、図13に示すように、画像データをフレ
ームの構成で記憶し、フィールド構成では、画像データ
をフィールドの構成で記憶するようにする。なお、図1
4において、2つのフィールドは、時間的に連続する必
要はない。また、この例では、バッファメモリの大きさ
をフレームの大きさとしたが、大きさに制限はなく、よ
り大きくてもよく、若しくは複数枚のフレームを記憶す
る構成でもよい。さらに、図23、27のブロック図で
は、バッファメモリを符号化/復号化処理との対応をと
りやすくするために、2つに分割したが、実際の構成上
では、分割する必要はないので、1つのバッファメモリ
にまとめてよい。
【0050】(2)動き予測/補償 フィールド単位の符号化/復号化処理においては、動き
予測/補償の際に、例えば図8に示すピクチャI2から
ピクチャB3への予測や、図9に示すピクチャP6から
ピクチャP7への予測のように、同一フレームに属する
第1フィールドから第2フィールドヘの動き予測を用い
る。
【0051】しかし、フレーム単位の符号化/復号化処
理においては、図7に示すように、2つのフィールドを
まとめて符号化/復号化するので、第1フィールドか
ら、同一フレームに属する第2フィールドへの動き予測
を用いない。
【0052】以上のように、フィールド単位の符号化/
復号化処理の動き予測は、同一フレームに属する第1フ
ィールドから第2フィールドへの動き予測を用いるの
で、動き予測するピクチャ間の最小間隔が短く、フレー
ム単位の符号化/復号化処理の動き予測を包含する。な
お、上述の具体例では、特別にフレーム構成のマクロブ
ロックの動き予測を示したが、それはマクロブロック内
の2つのフィールドについて、同じ動き予測をすること
にすぎないので、フィールド構成のマクロブロックの動
き予測2回で代用できる。さらに、フレーム単位での動
き予測は、フレーム単位の符号化/復号化処理に不可欠
の動き予測ではなく、フィールド単位の動き予測だけで
もよい。
【0053】このように、本発明に係るインターレース
画像の符号化/復号化方法では、フィールド単位、フレ
ーム単位の符号化/復号化処理は、ブロックの構成と動
き予測のコントロールの方法を両方の符号化/復号化処
理に対応させることにより、両方法における符号化/復
号化が可能である。
【0054】この場合には、画像データ符号化装置でど
のような範囲で、どちらの符号化処理を行ったか、すな
わち、フィールド単位かフレーム単位かを画像データ復
号化装置に伝達する必要がある。
【0055】これを実現するために、本発明では、符号
化ビットストリーム(符号化画像データ)の一部に、こ
の符号化画像のある範囲が、フィールド単位或いはフレ
ーム単位で処理されたかを示すフラグを設ける。なお、
ある範囲とは、例えばシーケンス、GOP、ピクチャで
ある。具体的には、画像データ符号化装置では、画像の
ある範囲が、フィールド単位若しくはフレーム単位のど
ちらを単位として符号化処理されたかを識別する識別情
報を符号化ビットストリームの所定の位置にフラグとし
てセット(重畳)する。画像データ復号化装置では、符
号化ビットストリームの所定の位置を、上述したように
逆可変長符号化回路31によって解読することによっ
て、復号化処理の単位を決定し、それに基づいて復号す
ることにより、画像を再生することができる。
【0056】なお、フィールド単位及びフレーム単位の
符号化/復号化処理における動き予測は、上述した図
8,9,10に示す具体例に限定されるものではなく、
例えば図15,16に示す動き予測を用いたフィールド
単位の符号化/復号化処理についても、フレーム単位の
符号化/復号化処理と画像のある階層毎に、切り換える
ことができる。
【0057】具体的には、図15Aは、図5に示すGO
P層内のI/P/Bピクチャの構成パターンにおける図
8に示したフィールド単位の符号化/復号化処理のPピ
クチャの予測方法と異なる具体例を示す図であり、図1
5Bは、図8に示したフィールド単位の符号化/復号化
処理のBピクチャの予測方法と異なる具体例を示す図で
ある。すなわち、例えばピクチャP8の予測画像とし
て、図8に示す具体例ではピクチャP5を使用している
のに対して、図15Aに示すように、例えばピクチャI
2等を使用するようにしてもよい。また、例えばピクチ
ャB4の予測画像として、図8に示す具体例ではピクチ
ャI2又はピクチャP5及び、その両方から作られた補
間画像の3種類を使用しているのに対して、図15Bに
示すように、ピクチャI2、ピクチャP5、ピクチャP
8又はピクチャP11及び、それらから合成される補間
画像を使用するようにしてもよい。
【0058】図16Aは、図6に示すGOP層内のI/
P/Bピクチャの構成パターンにおける図9に示したフ
ィールド単位の符号化/復号化処理のPピクチャの予測
方法と異なる具体例を示す図であり、図16Bは、図9
に示したフィールド単位の符号化/復号化処理のBピク
チャの予測方法と異なる具体例を示す図である。すなわ
ち、例えばピクチャP6の予測画像として、図9に示す
具体例ではピクチャI3を使用しているのに対して、図
16Aに示すように、例えばピクチャI2等を使用する
ようにしてもよい。また、例えばピクチャB4の予測画
像として、図9に示す具体例ではピクチャI3又はピッ
チャP6及び、その両方から作られた補間画像の3種類
を使用しているのに対して、図16Bに示すように、ピ
クチャI2、ピクチャI3、ピクチャP6又はピクチャ
P7及び、それらから合成される補間画像を使用するよ
うにしてもよい。
【0059】さらに、なお、例えばフィールド単位の符
号化/復号化処理とフレーム単位の符号化/復号化処理
を組み合わせるようにしてもよい。
【0060】例えば、ある複数のピクチャをフレーム単
位で符号化/復号化処理した後、それに続くピクチャを
フィールド単位で符号化/復号化処理する場合の具体例
を図17,20に示す。この図17は、図7に示すフレ
ーム単位の符号化/復号化処理例と図5に示すフィール
ド単位の符号化/復号化処理例の組合せを示す図であ
り、図20は、図7に示すフレーム符号化/復号化処理
例と図6に示すフィールド符号化/復号化処理例の組合
せを示す図である。
【0061】先ず、図17において、例えばピクチャP
6,P7から構成されるフレームは、図18に示すよう
に、予測画像としてピクチャI2,I3から構成される
フレームを用い、例えばピクチャP10は、予測画像と
して例えばピクチャP6等を使用するようにしてもよ
い。
【0062】一方、例えばピクチャB4,B5から構成
されるフレームは、図19に示すように、ピクチャI
2,I3から構成されるフレーム又はピクチャP6,P
7から構成されるフレーム及び、それらから合成される
補間画像を用い、例えばピクチャB8は、図19に示す
ように、ピクチャP6、ピクチャP7又はピクチャP1
0及び、それらから合成される補間画像を使用するよう
にしてもよい。
【0063】つぎに、図20において、例えばピクチャ
P6,P7から構成されるフレームは、図21に示すよ
うに、予測画像としてピクチャI2,I3から構成され
るフレームを用い、例えばピクチャP10は、予測画像
として例えばピクチャP6等を使用するようにしてもよ
い。一方、例えばピクチャB4,B5から構成されるフ
レームは、図22に示すように、ピクチャI2,I3か
ら構成されるフレーム又はピクチャP6,P7から構成
されるフレーム及び、それらから合成される補間画像を
用い、例えばピクチャB8は、図22に示すように、ピ
クチャP6、ピクチャP7、ピクチャP10又はピクチ
ャP11及び、それらから合成される補間画像を使用す
るようにしてもよい。
【0064】かくして、図17〜図22に示すように、
フレーム単位の符号化/復号化処理とフィールド単位の
符号化/復号化処理を組み合わせても問題がない。換言
すると、本発明に係る画像データ符号化方法及び画像デ
ータ復号化方法では、インターレース画像について、フ
レーム単位の符号化/復号化処理とフィールド単位の符
号化/復号化処理を切り換えることにより、動きの少な
い画像も動きの多い画像も、また、これら両者が混在し
た画像でも、効率よく符号化を行うことができる。
【0065】2.画像データ符号化装置 図23は、本発明を適用した画像データ符号化装置の具
体的な回路構成を示すブロック図である。
【0066】この画像データ符号化装置(エンコーダ)
は、図23に示すように、後述する画像データ復号化装
置と同じ回路構成の逆量子化回路2〜ゲート17からな
る局所復号化回路を有する。
【0067】先ず、端子1を介してピクチャ(フィール
ド若しくはフレーム)の画像データが入力されると、こ
れらの画像データは、バッファメモリ18に一旦記憶さ
れる。具体的には、例えば、図24Aに示すように、画
像データがピクチャI0,B1,B2,P3・・・の順
に入力され、図24Bに示すように、エンコーダ処理順
序に並べ変えられる。この並べ変えられたピクチャ間
で、上述した図1に示すような動き予測が行われる。な
お、入力されるピクチャI0,B1,B2,P3・・・
は、図5,6ではフィールドに対応し、図7ではフレー
ムに対応するものである。
【0068】並べ変えられたピクチャは、動きベクトル
検出回路19における動きベクトルの検出に用いられ
る。動きベクトル検出回路19は、既に符号化されたピ
クチャをもとにして、予測のためのピクチャを生成する
ために必要な動きベクトルを検出する。すなわち、バッ
ファメモリ18に前方ピクチャと後方ピクチャを保持し
て、現在の参照ピクチャとの間で、動きベクトルの検出
を行う。ここで、動きベクトルの検出は、例えば、マク
ロブロック単位でのピクチャ間差分の絶対値和が最小に
なるものを、その動きベクトルとする。
【0069】このマクロブロック単位での動きベクトル
とピクチャ間差分の絶対値和は、符号化方式判定回路2
1に送られる。符号化方式判定回路21は、後述するア
ルゴリズムにより、ある階層のピクチャの符号化方式、
すなわちフィールド単位の符号化処理かフレーム単位の
符号化処理かを決定する。この符号化方式の情報(フィ
ールド単位かフレーム単位か)及び動きベクトルは、動
き補償回路12,13、可変長符号化回路25等に送ら
れ、バッファメモリ7,8の管理に用いられると共に、
後述する画像データ復号化装置に伝送される。また、符
号化方式の情報は、コントロール回路16に送られる。
コントロール回路16からは、ゲート5,17、切換ス
イッチ6,9,10,15に対して、符号化方式を制御
するコントロール信号が出力される。
【0070】さらに、マクロブロック単位での動きベク
トルとピクチャ間差分の絶対値和は、ピクチャ内/前方
/後方/両方向予測判定(以下単に予測判定という)回
路20に送られる。予測判定回路20は、この値をもと
に、参照マクロブロックの予測モードを決定する。
【0071】この予測モードは、コントロール回路16
に送られる。コントロール回路16はこの予測モードを
もとに、マクロブロック単位でピクチャ内/前方/後方
/両方向予測の切換を行うように、ゲート5,17等に
対して、コントロール信号を出力する。また、コントロ
ール回路16は、選択された予測モードに対応する動き
ベクトルを、バッファメモリ7,8に送り、予測画像を
発生させる。具体的には、ピクチャ内符号化モードの場
合は入力画像そのものを、前方/後方/両方向予測モー
ドのときはそれぞれの予測画像を発生させる。なお、ゲ
ート5,17、切換スイッチ6,9,10,15の具体
的な動作は後述する画像データ復号化装置のゲート3
5,47、切換スイッチ36,39,40,45と同じ
であるので、ここでは説明を省略する。
【0072】バッファメモリ7,8からの予測画像は、
差分器22に供給され、差分器22は、予測画像と現画
像との差分データを発生する。当該差分データは、離散
コサイン変換(以下DCT:Discrete Cosine Transfor
mという)回路23に入力される。
【0073】DCT回路23は、画像信号が有する2次
元相関を利用して、人力画像データ又は差分データをブ
ロック単位で離散コサイン変換し、その結果得られるD
CT変換データを量子化回路24に供給する。
【0074】量子化回路24は、例えばマクロブロック
及びスライス毎に定まる量子化ステップサイズ(スケー
ル)でDCT変換データを量子化し、その結果につい
て、所謂ジグザグスキャン(Zigzag Scan)を行う。そ
して、得られる量子化データを可変長符号化(以下VL
C:Variable Length Codeという)回路25及び逆量子
化回路2に供給する。
【0075】量子化に用いる量子化ステップサイズは、
送信バッファメモリ26のバッファ残量をフィードバッ
グすることによって、送信バッファメモリ26が破綻し
ない値に決定される。この量子化ステップサイズも、V
LC回路25及び逆量子化回路2に、量子化データと共
に供給される。
【0076】ここでVLC回路25は、量子化データ、
量子化ステップサイズ、予測モード、動きベクトル、符
号化方式の情報等を可変長符号化処理すると共に、符号
化方式の情報(フィールド単位かフレーム単位か)を所
定の階層のヘッダに付加し、伝送データとして送信バッ
ファメモリ26に供給する。
【0077】送信バッファメモリ26は、伝送データを
一旦メモリに格納した後、所定のタイミングでビットス
トリームとして出力すると共に、メモリに残留している
残留データ量に応じてマクロブロック単位の量子化制御
信号を量子化回路24にフィードバックして量子化ステ
ップサイズを制御する。これにより送信バッファメモリ
26は、ビットストリームとして発生されるデータ量を
調整し、メモリ内に適正な残量(オーバーフロー又はア
ンダーフローを生じさせないようなデータ量)のデータ
を維持するようになされている。
【0078】例えば送信バッファメモリ26のデータ残
量が許容上限にまで増量すると、送信バッファメモリ2
6は量子化制御信号によって量子化回路24の量子化ス
テップサイズを大きくすることにより、量子化データの
データ量を低下させる。
【0079】またこれとは逆に送信バッファメモリ26
のデータ残量が許容下限値まで減量すると、送信バッフ
ァメモリ26は量子化制御信号によって量子化回路24
の量子化ステップサイズを小さくすることにより、量子
化データのデータ量を増大させる。
【0080】以上のようにして、データ量が調整された
送信バッファメモリ26からのビットストリームは、符
号化されたオーディオ信号、同期信号等と多重化され、
さらにエラー訂正用のコードが付加され、所定の変調が
加えられた後、例えばレーザ光を介して所謂マスターデ
ィスク上の凹凸のピットとして記録される。そして、マ
スターディスクを利用して、所謂スタンパが形成され、
さらに、そのスタンパにより、大量の複製ディスク(例
えば光ディスク等の画像記録媒体)が形成される。ま
た、例えば伝送路を介して後述する画像データ復号化装
置に送信される。なお、画像記録媒体としては、光ディ
スク等に限定されるものではなく、例えば磁気テープ等
でもよい。
【0081】一方、逆DCT回路3の出力データは、加
算回路4によって、予測画像と加算され、局所復号が行
われる。この局所復号の動作は、後述する画像データ復
号化装置と同じなので、ここでは説明を省略する。
【0082】なお、ピクチャの構成パターンは、図3に
示すパターンに限定されるものではなく、例えばエンコ
ーダ処理順序が異なると、ピクチャの構成パターンも異
なる。具体的には、Pピクチャと、その間に時間的に挟
まれるBピクチャの符号化の処理順序には種々のバリエ
ーションがあるが、それらは処理の順序の変更だけであ
るので、バッファメモリ7,8等コントロールを変える
ことにより、対応することができる。
【0083】ここで、符号化方式判定回路21の具体的
なアルゴリズムについて、図25に示すフローチャート
を用いて説明する。
【0084】符号化方式判定回路21は、符号化される
現フレームの第1フィールド(例えば奇数フィールド)
から第2フィールド(例えば偶数フィールド)ヘの動き
ベクトルを利用して符号化方式を選択する。
【0085】具体的には、ステップST1において、符
号化方式判定回路21は、この動きベクトルを、符号化
されるフレーム中の全てのマクロブロックについて求
め、ステップST2に進む。
【0086】ステップST2において、符号化方式判定
回路21は、動きベクトルの水平(x)成分、垂直(y)
成分のメディアンを求め、ステップST3に進む。具体
的には、水平成分のメディアンは次のようにして計算さ
れる。先ず、動きベクトルの水平成分を降羃の順に並べ
る。そして、その中央のデータの値を水平成分のメディ
アンMvxとする。同様にして垂直成分のメディアンM
yを求める。
【0087】ステップST3において、符号化方式判定
回路21は、ステップST2で求めたベクトルMV(M
x,Mvy)は両面全体の動きを表すパラメータである
ことから、両面全体の動きの大きさを表すパラメータと
してこのベクトルMVの大きさRを求め、ステップST
4に進む。このRは下記式1によって求められる。
【0088】 R=|MV|=sqrt(Mvx 2+Mvy 2)・・・式1 ステップST4において、符号化方式判定回路21は、
ステップST3で求めたRによって符号化方式の切換を
行う。動きの速い画像ではフィールド単位の符号化方式
(符号化処理)、動きの少ない画像ではフレーム単位の
符号化方式(符号化処理)が有利であるので、符号化方
式判定回路21は、Rが所定の闇値TH以下のときはス
テップST5に進み、フレーム単位の符号化方式を選択
する。それ以外のときはステップST6に進み、フィー
ルド単位の符号化方式を選択する。
【0089】かくして、本発明を適用した画像データ符
号化装置では、画像の動きに応じて、具体的には同一フ
レームの第1フィールドと第2フィールド間の動きベク
トル、或いはその動きベクトルのメディアンの大きさに
基づいて、符号化処理をフィールド単位で行うか、フレ
ーム単位で行うを決定することにより、動きの少ない画
像も動きの多い画像も、また、これら両者が混在した画
像でも、効率よく符号化を行うことができる。
【0090】3.画像データフォーマット つぎに、この画像データ符号化装置から出力されるビッ
トストリーム、すなわち画像データフォーマットの具体
例について説明する。 図26Aは、ビデオシーケンス
層のヘッダに、符号化処理がフレーム単位かフィールド
単位かで行われたことを識別するための識別情報(符号
化方式の情報)をフラグとして付加した例を示す図であ
る。ビデオシーケンス層は、図26Aに示すように、ス
タートコード、水平サイズ、垂直サイズ等が所定のビッ
ト(図中数字で示す)にて書き込まれている。この例で
は、フレーム周波数の後に、符号化処理がフィールド単
位又はフレーム単位で行われたかを識別する識別情報が
1ビットのフラグとして付加されている。なお、このフ
ラグを付加する位置は、他の場所でもよい。
【0091】また、図26Bに示すように、GOP層の
ヘッダにフラグを加えてもよい。すなわち、この例では
タイムコードの後に識別情報が1ビットのフラグとして
付加されている。このフラグを付加する位置は、同様に
他の場所でもよい。
【0092】さらに上述の図26はMPEGの規格にフ
ラグを加えた例であるが、MPEGで予め定められてい
る各層の拡張用の領域を利用して、フラグを書き込んで
もよい。例えばビデオシーケンス層ならば、拡張領域
(Sequence Extension Byte)に書き込んでもよいし、
ユーザデータに書き込んでもよい。具体的には、例えば
図26Cに示すように、MPEGの規格のピクチャ層の
拡張領域にフラグを付加するようにしてもよい。このと
き、符号化方式を表すために、2ビットのフラグを使
う。この2ビットのフラグは、次のような情報を示す。
【0093】 00:フレーム単位で符号化処理されたピクチャ 01:フィールド単位で符号化処理されたピクチャの第
1フィールド 10:フィールド単位で符号化処理されたピクチャの第
2フィールド 11:予備
【0094】4.画像データ復号化装置 図27は、本発明を適用した画像データ復号化装置(デ
コーダ)の具体的な回路構成を示すブロック図である。
【0095】逆可変長符号化(以下、逆VLC: Inver
se Variable Length Codingという)回路31は、上述
の図23に示す画像データ符号化装置(エンコーダ)か
ら供給されるビットストリームや、光ディスク等の画像
記録媒体を再生して得られるビットストリ一ムを逆可変
長符号化処理して逆量子化回路32に出力する。また、
同時に、逆VLC回路31は、符号化時に画像データと
共に書き込まれて(重畳されて)いる動きベクトル、量
子化幅(量子化ステップサイズ)、符号化の情報等のデ
ータを解読する。
【0096】特に、逆VLC回路31は、ビデオシーケ
ンス層、GOP層又はピクチャ層等のヘッダに付加され
ているフラグを解読し、復号化の処理がフレーム単位か
若しくはフィールド単位かの情報を得る。この情報はコ
ントロール回路46に供給され、このコントロール回路
46は、フレーム処理若しくはフィールド処理のための
コントロール信号を発生する。具体的には、コントロー
ル回路46は、逆VLC回路31の出力に対応して種々
のコントロール信号を生成し、ゲート35の他、ゲート
47、切換スイッチ36,39,40,45等を所定の
接点の方向に切り換える。
【0097】すなわち、フレーム処理の場合には、1ピ
クチャを、例えば720(ピクセル)×480(ライ
ン)とし、1マクロブロックを16×16画素とすれ
ば、1350マクロブロックを1つのピクチャ処理の完
了として、次のピクチャを処理するためのコントロール
信号を発生する。一方、フィールド処理の場合には、同
様に675マクロブロックを1つのピクチャ処理の完了
として、次のピクチャを処理するためのコントロール信
号を発生する。また、バッファメモリ37,38のスケ
ジューリングを管理することにより、フレーム単位若し
くはフィールド単位の復号を行う。
【0098】また、逆VLC回路31は、復号化の処理
がフレーム単位若しくはフィールド単位であるかのコン
トロール信号を、動き補償回路42,43にも送り、動
き補償回路42,43が、バッファメモリ37,38の
アドレスをコントロールすることにより、次に述べるよ
うに、フレーム単位若しくはフィールド単位の復号を行
う。
【0099】逆量子化回路32は、逆VLC処理された
データを逆スキャンすると共に逆量子化して、逆DCT
回路33に出力する。逆DCT回路33は、入力された
データを逆DCT(逆離散コサイン変換)処理して加算
回路34に出力する。この加算回路34には切換スイッ
チ45により切り換え選択された予測画像データがゲー
ト47を介して入力されており、この予測画像データが
逆DCT回路33の出力データと加算され、復号された
画像データが生成される。
【0100】加算回路34の出力がIピクチャ又はPピ
クチャであるとき、ゲート35が開かれ、復号された画
像データが切換スイッチ36を介してバッファメモリ3
7又はバッファメモリ38に供給され、記憶される。
【0101】具体的には、加算回路34の出力がIピク
チャ又はPピッチャであるとき、切換スイッチ39,4
0は接点a側に切り換えられている。また、切換スイッ
チ36は、接点aと接点bとに交互に切り換えられ、一
対のバッファメモリ37,38に加算回路34より出力
されたピクチャ(Iピクチャ又はPピクチャ)が交互に
記憶される。
【0102】例えば、上述の図24Aに示すように、ピ
クチャI0,B1,B2,P3,B4,B5,P6,B
7,B8,P9の順で配置された画像データは、画像デ
ータ符号化装置(エンコーダ)において、図24Bに示
すように、ピクチャI0,P3,B1,B2,P6,B
4,B5,P9,B7,B8の順で処理されると、逆V
LC回路31にも、図24Dに示すように、この順序で
データが入力される。
【0103】その結果、例えば図24Eに示すように、
ピクチャI0の復号データがバッファメモリ37に記憶
されたとすると、図24Fに示すように、バッファメモ
リ38にはピクチャP3の復号データが記憶され、さら
に、図24E,Fに示すように、バッファメモリ37の
ピクチャI0のデータはピクチャP6のデータに更新さ
れ、バッファメモリ38のピクチャP3のデータはピク
チャP9のデータに更新される。
【0104】ピクチャI0,P3に続いて、ピクチャB
1又はピクチャB2のデータが逆DCT回路33より加
算回路34に入力されたとき、バッファメモリ37に記
憶されているピクチャI0のデータが動き補償回路42
において、動きベクトルに対応して動き補償された後、
補間回路44に供給される。またバッファメモリ38に
記憶されているピクチャP3のデータが、動き補償回路
43において動きベクトルに対応して動き補償された
後、補間回路44に供給される。補間回路44は逆VL
C回路31より入力されるデータに対応して動き補償回
路42,43からの各入力を所定の割合で合成する。こ
の合成データが切換スイッチ45により選択され、その
接点bとゲート47を介して加算回路34に供給され
る。加算回路34は、逆DCT向路33からのデータと
切換スイッチ45により選択されたデータとを加算し
て、ピクチャB1又はピクチャB2を復号する。
【0105】ピクチャB1,B2が前のピクチャI0の
みから復号されるときは、切換スイッチ45は接点a側
に切り換えられ、後のピクチャP3のみから復号される
ときは、切換スイッチ45は接点c側に切り換えられ、
それぞれピクチャI0又はピクチャP3のデータが加算
回路34に供給される。
【0106】切換スイッチ39は、切換スイッチ36と
反対側に切り換えられるようになっている。すなわち、
切換スイッチ36が接点a側(b側)に切り換えられた
とき、切換スイッチ39は接点b側(a側)に切り換え
られる。したがって、ピクチャI0がバッファメモリ3
7に記憶された後、切換スイッチ36が接点b側に切り
換えられて、ピクチャP3がバッファメモリ38に記憶
されるとき、切換スイッチ39は接点a側に切り換えら
れ、このとき切換スイッチ40は接点a側に切り換えら
れるので、図24Gに示すように、ピクチャI0がバッ
ファメモリ37から読み出され、切換スイッチ39,4
0を介してディスプレイ41に供給され、このディスプ
レイ41において再生画像が表示される。加算回路34
よりピクチャB1,B2が出力されるときには、切換ス
イッチ40が接点b側に切り換えられており、上述の図
24Gに示すように、ピクチャB1,B2がディスプレ
イ41に供給される。次に切換スイッチ39が接点b側
に、切換スイッチ40が接点a側に切り換えられて、図
24G,Fに示すように、既にバッファメモリ38に記
憶されているピクチャP3が読み出され、ディスプレイ
41に供給される。
【0107】ここで、上述した逆VLC回路31の具体
的な回路構成について説明する。
【0108】逆VLC回路31は、図28に示すよう
に、バレルシフタ31aと、コード解読部31bとを備
え、入力されたコードは、バレルシフタ31aにより1
6又は32ビット単位でコード解読部31bに送られ
る。コード解読部31bは、コードテーブルやマッチン
グ回路等(図示せず)により構成され、入力されたコー
ドとコードテーブル内のコードとのマッチングを行い、
一致した場合にそのコードの種類から、そのデータ(da
ta)及びそのコードの長さ(CL)を出力する。
【0109】データ(data)は、図示しない逆VLC回
路31の他の回路に供給され、適切な処理がなされた
後、上述したコントロール回路46、動き補償回路43
等に供給される。
【0110】一方、コードの長さ(CL)は次にシフトす
べきシフト量としてバレルシフタ31aに送られ、バレ
ルシフタ31aはそのシフト量に応じて次のコードを1
6又は32ビット単位でコード解読部31bに出力す
る。
【0111】よってフレーム単位/フィールド単位を識
別するためのフラグも、コードテーブル内にヘッダとし
て他のコードと共に書き込んである。
【0112】かくして、本発明を適用した画像データ復
号化装置では、例えばビデオシーケンス層、GOP層又
はピクチャ層等のヘッダの一部に設けられた画像データ
がフィールド単位又はフレーム単位で符号化処理された
ことを識別するためのフラグを検出し、このフラグに応
じて復号処理を行うことにより、画像データを再生する
ことができる。
【0113】ところで、上述の実施例の画像データ復号
化装置は、フィールド単位とフレーム単位の両方の復号
化処理を実行することができる装置であったが、例えば
何れか一方のみの復号化処理しか実行することができな
い装置では、フラグに基づいてその装置では復号化可能
か否かを判断するようにしてもよい。
【0114】具体的には、例えば上述の図27に示すよ
うに、逆VLC回路31から供給されるフラグに基づい
て復号化可能か否かを判断する判断回路51と、その判
断結果を表示する表示部52を設ける。
【0115】そして、例えばフィールド単位のみの復号
化処理を行う画像データ復号化装置では、例えば図29
に示すフローチャートに従った動作を行い、フレーム単
位のみの復号化処理を行う画像データ復号化装置では、
例えば図30に示すフローチャートに従った動作を行
う。
【0116】すなわち、フレーム単位のみの復号化処理
を行う画像データ復号化装置では、判断回路51は、ス
テップST1において、フラグを入力した後、ステップ
ST2に進む。
【0117】ステップST2において、判断回路51
は、フラグがフレーム単位であるかを判断し、該当する
ときはステップST4に進み。該当しないときはステッ
プST3に進む。
【0118】ステップST3において、判断回路51
は、表示部52に復号ができない旨を表示し、終了す
る。
【0119】ステップST4において、判断回路51
は、表示部52に復号ができる旨を表示する。そして、
ステップST5において、復号化処理が行われる。
【0120】一方、フィールドのみの復号化処理を行う
画像データ復号化装置では、判断回路51は、ステップ
ST1において、フラグを入力した後、ステップST2
に進む。
【0121】ステップST2において、判断回路51
は、フラグがフィールド単位であるかを判断し、該当す
るときはステップST4に進み。該当しないときはステ
ップST3に進む。
【0122】ステップST3において、判断回路51
は、表示部5Dに復号ができない旨を表示し、終了す
る。
【0123】ステップST4において、判断回路51
は、表示部52に復号ができる旨を表示する。そして、
ステップST5において、復号化処理が行われる。
【0124】この結果、利用者は、表示部52の表示を
見ることで、その画像データ復号化装置で画像データが
再生できない原因を簡単に知ることができる。
【0125】ここで、符号化処理がフィールド単位で行
われたか、フレーム単位で行われたかを識別する識別情
報の具体例を表1,2に示す。この具体例は、所謂IS0/
ICEJTG/SC29/WG11により1992年11月25日にN文
書として発行された25-NOV-92 Test Model 3, Draft Re
vision 1におけるピクチャレイヤの仕様である。
【0126】
【表1】
【0127】
【表2】
【0128】
【発明の効果】本発明では、複数の画素の2次元配置か
らなるブロックを単位として符号化処理された画像デー
タの復号を行い、インターレース構造を有する2枚のフ
ィールドからなる1フレームの画像を得る際に、画像デ
ータのヘッダの一部に設けられた画像データがフィール
ド単位又はフレーム単位で処理されたことを識別するた
めの第1のフラグと、各ブロックの離散コサイン変換が
フィールド単位又はフレーム単位で行われたことを識別
するための第2のフラグとを検出し、これらの第1及び
第2のフラグに基づいて、復号処理がフィールド単位で
あるときは、ブロックの逆離散コサイン変換をフィール
ド単位で、又は復号処理がフレーム単位であるときは、
ブロックの逆コサイン変換をフィールド単位又はフレー
ム単位で適応的に切り換えて行う。これによって、動き
の少ない画像、動きの多い画像及びこれら両者が混在し
た画像を符号化して得られる画像データを復号化するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】MPEGにおけるピクチャの関係を示す図であ
る。
【図2】MPEGにおけるビデオフレームの構成を示す
図である。
【図3】動体を有する画像の具体例を示す図である。
【図4】櫛形にぶれた画像を示す図である。
【図5】フィールド単位の符号化/復号化処理の具体例
を示す図である。
【図6】フィールド単位の符号化/復号化処理の他の具
体例を示す図である。
【図7】フレーム単位の符号化/復号化処理の具体例を
示す図である。
【図8】図5に示すフィールド単位の符号化/復号化処
理における具体的な動き予測の方法を示す図である。
【図9】図6に示すフィールド単位の符号化/復号化処
理における具体的な動き予測の方法を示す図である。
【図10】図7に示すフレーム単位の符号化/復号化処
理における具体的な動き予測の方法を示す図である。
【図11】フィールド単位の符号化/復号化処理におけ
るマクロブロック内のブロックの構成例を示す図であ
る。
【図12】フレーム単位の符号化/復号化処理における
マクロブロック内のブロックの構成例を示す図である。
【図13】本発明を適用した画像データ符号化装置のバ
ッファメモリの具体的な構成例を示す図である。
【図14】画像データ符号化装置のバッファメモリの具
体的な構成例を示す図である。
【図15】図5に示すフィールド単位の符号化/復号化
処理における他の具体的な動き予測の方法を示す図であ
る。
【図16】図6に示すフィールド単位の符号化/復号化
処理における他の具体的な動き予測の方法を示す図であ
る。
【図17】フレーム単位の符号化/復号化処理とフィー
ルド単位の符号化/復号化処理の具体的な組合せの例を
示す図である。
【図18】図17に示す符号化/復号化処理におけるP
ピクチャの具体的な動き予測の方法を示す図である。
【図19】図17に示す符号化/復号化処理におけるB
ピクチャの具体的な動き予測の方法を示す図である。
【図20】フレーム単位の符号化/復号化処理とフィー
ルド単位の符号化/復号化処理の他の具体的な組合せの
例を示す図である。
【図21】図20に示す符号化/復号化処理におけるP
ピッチャの具体的な動き予測の方法を示す図である。
【図22】図20に示す符号化/復号化処理におけるB
ピッチャの動き予測の方法を示す図である。
【図23】本発明を適用した画像データ符号化装置の具
体的な回路構成を示すブロック図である。
【図24】画像データ符号化装置に入力されるピクチャ
の関係を示す図である。
【図25】画像データ符号化装置を構成する符号化方式
判定回路のアルゴリズムを示すフローチャートである。
【図26】符号化された画像データのヘッダの具体的な
フォーマットを示す図である。
【図27】本発明を適用した画像データ復号化装置の具
体的な回路構成を示すブロック図である。
【図28】画像データ復号化装置を構成する逆VLC回
路の具体的な回路構成を示すブロック図である。
【図29】本発明を適用した画像データ復号化装置の動
作を説明するためのフローチャートである。
【図30】本発明を適用した画像データ復号化装置の動
作を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
31 逆可変長符号化回路、32 逆量子化回路、33
逆DCT回路、34加算回路、35 ゲート、36,
39,40,45 切換スイッチ、37,38バッファ
メモリ、42,43 動き補償回路、44 補間回路、
46 コントロール回路、51 判断回路、52 表示
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−234788(JP,A) 特開 平3−1688(JP,A) 特開 平3−276987(JP,A) 1990年画像符号化シンポジウム(PC SJ90)(8−1 適応ライン補間フィ ールド間動き補償方式の検討)画像電子 学会誌、20[4](1991.8.25)「イ ンターレース画像符号化の検討」P. 340−345

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の画素の2次元配置からなるブロッ
    クを単位として符号化処理された画像データの復号を行
    い、インターレース構造を有する2枚のフィールドから
    なる1フレームの画像を得る画像データ復号化方法にお
    いて、上記画像データのヘッダの一部に設けられた上記
    画像データがフィールド単位又はフレーム単位で処理さ
    れたことを識別するための第1のフラグと、上記各ブロ
    ックの離散コサイン変換がフィールド単位又はフレーム
    単位で行われたことを識別するための第2のフラグとを
    検出し、上記第1及び第2のフラグに基づいて、復号処
    理がフィールド単位であるときは、上記ブロックの逆離
    散コサイン変換をフィールド単位で、又は復号処理がフ
    レーム単位であるときは、上記ブロックの逆コサイン変
    換をフィールド単位又はフレーム単位で適応的に切り換
    えて行う画像データ復号化方法。
  2. 【請求項2】 上記画像データは階層構造を有し、上記
    第1及び第2のフラグを上記画像データの所定の階層の
    ヘッダから検出し、該第1及び第2のフラグに基づい
    て、上記所定の階層毎に復号処理を、フィールド単位又
    はフレーム単位で適応的に切り換えて行うことを特徴と
    する請求項1に記載の画像データ復号化方法。
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