JP3496455B2 - 複写機における代替出力機器の指定プログラムを記録した記録媒体および複写機ならびに複写機における代替出力機器の指定方法 - Google Patents

複写機における代替出力機器の指定プログラムを記録した記録媒体および複写機ならびに複写機における代替出力機器の指定方法

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JP3496455B2
JP3496455B2 JP14608397A JP14608397A JP3496455B2 JP 3496455 B2 JP3496455 B2 JP 3496455B2 JP 14608397 A JP14608397 A JP 14608397A JP 14608397 A JP14608397 A JP 14608397A JP 3496455 B2 JP3496455 B2 JP 3496455B2
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武典 出原
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機における代
替出力機器の指定方法およびその方法を実施するための
複写機ならびに複写機における代替出力機器の指定プロ
グラムを記録した記録媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】複数のコンピュータが通信ケーブル等に
より互いに接続されたネットワークにおいては、ネット
ワークの規模がますます大きくなってきており、入出力
機器としてもデジタル複写機、プリンタ、スキャナ、フ
ァクシミリ装置等の多種類の入出力機器がそれぞれ複数
台接続されるようになってきている。このようなネット
ワーク上では個々のコンピュータから全ての入出力機器
が使用できるため、入出力機器の使用効率が向上し、設
備全体としてのコストが低減する。また、入出力機器が
障害等により使用不能である場合でも、他の互換性のあ
る入出力機器を代わりに使用することができ、作業効率
が向上する。
【0003】ネットワーク上で出力機器を代替して使用
するものとしては、特開平6−59833号公報に記載
されているようなものがあった。これは、コンピュータ
からプリンタに印字データが送られてきた場合に、その
プリンタが印字できない状態であるとネットワークに接
続された他のプリンタに印字データを転送するというプ
リンタに関するものである。このプリンタは、印字デー
タを転送する転送先を表示するものではない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】例に挙げたようなもの
も含む従来の代替出力機器の指定方法では、出力データ
を転送する転送先を表示しないので、転送されたデータ
がどの出力機器で出力されるのか分からず不便であっ
た。ネットワークの範囲が広い場合等には、出力された
文書が行方不明になってしまうこともあった。
【0005】そこで、本発明は、代替出力の転送先を表
示し、かつ、転送先の位置が分かりやすい複写機におけ
る代替出力機器の指定方法および複写機ならびに複写機
における代替出力機器の指定プログラムを記録した記録
媒体を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の複写機における代替出力機器の指定プログ
ラムを記録した記録媒体は、ネットワークに接続された
複写機に、前記複写機の機能を使用するに際して、当該
機能が不足または使用不可能な場合に、作業の一部また
は全部を振り分けることが可能な出力機器の配置を示す
レイアウト画像を表示手段に表示すると共に、前記出力
機器を示すアイコンを前記レイアウト画像上の前記出力
機器の実際の配置位置に対応する位置に表示する第1の
手順と、表示された前記出力機器の中から前記作業を振
り分けるべき代替出力機器を自動選択する第2の手順
と、自動選択された出力機器を示すアイコンを他のアイ
コンと区別して表示する第3の手順と、前記自動選択
れた出力機器を操作者が変更して、他の出力機器を選択
することを可能とする第4の手順と、選択された出力機
器を代替出力機器として出力先に指定する第5の手順と
を実行させるためのプログラムを記録したものである。
【0007】また、上記の複写機における代替出力機器
の指定プログラムを記録した記録媒体において、前記第
2の手順は、自機に最も距離の近い出力機器を選択する
ものである。
【0008】また、上記の複写機における代替出力機器
の指定プログラムを記録した記録媒体において、前記第
1の手順における機能が不足または使用不可能な場合と
は、前記複写機に設定された作業が前記複写機の機能を
上回る場合であることを特徴とする。
【0009】また、上記の複写機における代替出力機器
の指定プログラムを記録した記録媒体において、前記第
1の手順における機能が不足または使用不可能な場合と
は、前記複写機に設定された作業の作業時間が所定時間
を上回る場合であることを特徴とする。
【0010】本発明の複写機は、ネットワークに接続さ
れた複写機であって、自機の各機能を代替できる出力機
器を格納する機器情報テーブルを記憶する機器情報テー
ブル記憶手段と、前記出力機器を示す機器表示を表示す
る表示手段と、自機の機能を使用するに際して、当該機
能が不足または使用不可能な場合に、作業の一部または
全部を振り分けることが可能な出力機器の配置を示すレ
イアウト画像を表示手段に表示すると共に、前記出力機
器を示すアイコンを前記レイアウト画像上の前記出力機
器の実際の配置位置に対応する位置に表示する第1の手
順、表示された前記出力機器の中から前記作業を振り分
けるべき代替出力機器を自動選択する第2の手順、自動
選択された出力機器を示すアイコンを他のアイコンと区
別して表示する第3の手順、前記自動選択された出力機
器を操作者が変更して、他の出力機器を選択することを
可能とする第4の手順、および、前記選択された出力機
器を出力先の代替出力機器として作業データを出力する
第5の手順を実行するデータ転送手段とを有することを
特徴とする。
【0011】また、本発明の複写機における代替出力機
器の指定方法は、ネットワークに接続された複写機にお
いて、前記複写機の各機能を代替できる出力機器を記憶
しておき、前記複写機の機能を使用するに際して、当該
機能が不足または使用不可能な場合に、作業の一部また
は全部を振り分けることが可能な出力機器の配置を示す
レイアウト画像を表示手段に表示すると共に、前記出力
機器を示すアイコンを前記レイアウト画像上の前記出力
機器の実際の配置位置に対応する位置に表示し、表示さ
れた前記出力機器の中から前記作業を振り分けるべき代
替出力機器を自動選択し、自動選択された出力機器を示
すアイコンを他のアイコンと区別して表示し、前記自動
選択された出力機器を操作者が変更して、他の出力機器
を選択することを可能とし、表示した前記出力機器の中
から選択された出力機器を代替出力機器として出力先に
指定するようにしたことを特徴とする。
【0012】本発明の代替出力機器の指定方法は、ネッ
トワークに接続されている第1出力機器が受け付けたジ
ョブに対して、第1出力機器が出力処理できない場合、
第1出力機器の表示部に、そのジョブの一部又は全部の
処理を振り替えることが可能な出力機器のレイアウトを
表示し、表示部に表示された出力機器の中から振替先と
すべき第2出力機器を自動選択すると共に、他の出力機
器と区別して表示し、自動選択された第2出力機器を操
作者が変更して、他の出力機器を第2出力機器として選
択する動作を受け付け、選択された第2出力機器を振替
先として指定することを特徴とする。
【0013】また、本発明の代替出力機器の指定方法
は、上記代替出力機器の指定方法において、第1出力機
器はネットワークを介せずにジョブを受け付けるもので
あることを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の複写機における代替出力
機器の指定プログラムを記録した記録媒体は、ネットワ
ークに接続されたデジタル複写機等の複写機に、前記複
写機の機能を使用するに際して、当該機能が不足または
使用不可能な場合に、当該機能の一部または全部を振り
分けることが可能なFAXやプリンタ等の出力機器を液
晶ディスプレイやCRT等の表示手段に表示する手順
と、表示された前記出力機器の中からタッチパネル等に
より選択された出力機器を代替出力機器として出力先に
指定する手順とを実行させるためのプログラムを記録し
たものである。このようなプログラムにより、複写機に
障害が発生しても、データを代替出力機器に転送して複
写機の機能を代替することができるので、複写機に発生
している障害を取り除いている間にも他の代替出力機器
により出力が可能であり、出力時間が短縮され作業効率
が向上する。また、転送先が表示されるので転送先で出
力された文書が行方不明になることもない。
【0015】また、上記の複写機における代替出力機器
の指定プログラムを記録した記録媒体において、前記プ
ログラムは、前記出力機器の配置を示すレイアウト画像
を表示手段に表示する手順と、前記出力機器を示すアイ
コンを前記レイアウト画像上の前記入出力機器の実際の
配置位置に対応する位置に表示する手順と、選択された
前記アイコンを他のアイコンと区別して表示する手順
と、選択された前記アイコンに対応する前記出力機器を
出力先として指定する手順とを実行する部分プログラム
を含むものであることが好ましい。なお、アイコンの形
状は、アイコンが示す対象物をシンボリックに表現した
ものである。このようなプログラムにより、データを転
送する際、転送先の代替出力機器がレイアウト図上に表
示されるので、転送先が分かり易く、転送先で出力され
た文書を迅速に取得することができる。
【0016】また、上記の複写機における代替出力機器
の指定プログラムを記録した記録媒体において、前記プ
ログラムは、代替出力が可能な全ての出力機器を前記表
示手段に表示する手順と、代替出力が可能な全ての出力
機器の中から、自機に最も距離の近い出力機器を選択す
る手順とを実行する部分プログラムを含むものであるこ
とが好ましい。距離はレイアウト図上のアイコンの位置
から判断することができる。このようなプログラムによ
り、複写機が自機に最も近い代替出力機器を自動的に選
択するので、操作者は簡単な操作で最適な代替出力機器
を選択することができる。
【0017】また、上記の複写機における代替出力機器
の指定プログラムを記録した記録媒体において、前記プ
ログラムは、前記複写機が選択した出力機器を操作者が
タッチパネルを押す等により変更して、他の出力機器を
選択することを可能とする手順を実行する部分プログラ
ムを含むものであることが好ましい。このようなプログ
ラムにより、操作者が代替出力機器を変更することがで
きるので、最も都合のよい出力機器を選択することがで
きる。
【0018】また、上記の複写機における代替出力機器
の指定プログラムを記録した記録媒体において、前記プ
ログラムは、自機に設定された作業が自機の機能を上回
る場合、例えばソートコピーの上限が10部であるのに
20部のソートコピーが指示された場合等に、作業の一
部を代替出力機器に振り分ける手順を実行する部分プロ
グラムを含むものとすることができる。このようなプロ
グラムにより、単独の複写機では実行不可能の作業で
も、ネットワークを介して代替出力機器にデータを転送
し、自機と代替出力機器とで共同して作業を遂行するこ
とができる。そのため、作業時間が短縮し作業能率が向
上する。また、複写機単独での機能制限を超えた設定が
可能となるので、操作者が各複写機ごとの機能制限を意
識することなく作業の設定を行える。
【0019】また、上記の複写機における代替出力機器
の指定プログラムを記録した記録媒体において、前記プ
ログラムは、自機に設定された作業の作業時間が所定時
間を上回る場合、例えば20分を超える場合等に、作業
の一部を代替出力機器に振り分ける手順を実行する部分
プログラムを含むものとすることができる。このような
プログラムにより、複写機単体で実行すると過大の時間
がかかってしまうような作業を、代替出力機器に出力デ
ータの一部を転送して共同して作業を行うことにより、
作業時間を大幅に短縮することができる。
【0020】本発明の複写機は、ネットワークに接続さ
れたデジタル複写機等の複写機であって、自機の各機能
を代替できるFAXやプリンタ等の出力機器を格納する
機器情報テーブルを記憶する機器情報テーブル記憶手段
と、前記出力機器を示す機器表示を表示する液晶ディス
プレイやCRT等の表示手段と、自機の機能を使用する
に際して、当該機能が不足または使用不可能な場合に、
当該機能の一部または全部を振り分けることが可能な代
替出力機器に対応する機器表示を表示手段に表示し、前
記機器表示の中のタッチパネル等により選択された機器
表示に対応する前記代替出力機器を出力先の代替出力機
器として作業データを出力するデータ転送手段とを有す
る。複写機に障害が発生しても、データを代替出力機器
に転送して複写機の機能を代替することができるので、
複写機に発生している障害を取り除いている間にも他の
代替出力機器により出力が可能であり、出力時間が短縮
され作業効率が向上する。また、転送先が表示されるの
で転送先で出力された文書が行方不明になることもな
い。
【0021】また、上記の複写機において、前記出力機
器の配置を示すレイアウト画像を記憶するレイアウト画
像記憶手段を有し、前記データ転送手段は、前記出力機
器を示す機器表示としてのアイコンを前記レイアウト画
像上の前記出力機器の実際の配置位置に対応する位置に
表示し、前記アイコンの中の選択されたアイコンに対応
する前記出力機器を出力先として作業データを出力する
ものであることが好ましい。データを転送する際、転送
先の代替出力機器がレイアウト図上に表示されるので、
転送先が分かり易く、転送先で出力された文書を迅速に
取得することができる。
【0022】また、上記の複写機において、前記データ
転送手段は、代替出力が可能な全ての出力機器を前記表
示手段に表示し、代替出力が可能な全ての出力機器の中
から、自機に最も距離の近い出力機器を選択するもので
あることが好ましい。距離はレイアウト図上のアイコン
の位置から判断することができる。複写機が自機に最も
近い代替出力機器を自動的に選択するので、操作者は簡
単な操作で最適な代替出力機器を選択することができ
る。
【0023】また、上記の複写機において、前記データ
転送手段は、選択した出力機器を操作者がタッチパネル
を押す等により変更して、他の出力機器を選択すること
が可能なものであることが好ましい。操作者が代替出力
機器を変更することができるので、最も都合のよい出力
機器を選択することができる。
【0024】また、上記の複写機において、前記データ
転送手段は、自機に設定された作業が自機の機能を上回
る場合、例えばソートコピーの上限が10部であるのに
20部のソートコピーが指示された場合等に、作業の一
部を代替出力機器に振り分けるものとすることができ
る。単独の複写機では実行不可能の作業でも、ネットワ
ークを介して代替出力機器にデータを転送し、自機と代
替出力機器とで共同して作業を遂行することができる。
そのため、作業時間が短縮し作業能率が向上する。ま
た、複写機単独での機能制限を超えた設定が可能となる
ので、操作者が各複写機ごとの機能制限を意識すること
なく作業の設定を行える。
【0025】また、上記の複写機において、前記データ
転送手段は、自機に設定された作業の作業時間が所定時
間を上回る場合、例えば20分を超える場合等に、作業
の一部を代替出力機器に振り分けるものとすることがで
きる。複写機単体で実行すると過大の時間がかかってし
まうような作業を、代替出力機器に出力データの一部を
転送して共同して作業を行うことにより、作業時間を大
幅に短縮することができる。
【0026】本発明の複写機における代替出力機器の指
定方法は、ネットワークに接続されたデジタル複写機等
の複写機において、前記複写機の各機能を代替できるF
AXやプリンタ等の出力機器を記憶しておき、前記複写
機の機能を使用するに際して、当該機能が不足または使
用不可能な場合に、当該機能の一部または全部を振り分
けることが可能な出力機器を液晶ディスプレイやCRT
等の表示手段に表示し、表示した前記出力機器の中から
タッチパネル等により選択された出力機器を代替出力機
器として出力先に指定するようにしたものである。この
ようにすれば、複写機に障害が発生しても、データを代
替出力機器に転送して複写機の機能を代替することがで
きるので、複写機に発生している障害を取り除いている
間にも他の代替出力機器により出力が可能であり、出力
時間が短縮され作業効率が向上する。また、転送先が表
示されるので転送先で出力された文書が行方不明になる
こともない。
【0027】また、上記の複写機における代替出力機器
の指定方法において、前記出力機器の配置を示すレイア
ウト画像を表示手段に表示し、前記出力機器を示すアイ
コンを前記レイアウト画像上の前記入出力機器の実際の
配置位置に対応する位置に表示し、選択された前記アイ
コンを反転表示等により他のアイコンと区別して表示
し、選択された前記アイコンに対応する前記出力機器を
出力先として指定することが好ましい。データを転送す
る際、転送先の代替出力機器がレイアウト図上に表示さ
れるので、転送先が分かり易く、転送先で出力された文
書を迅速に取得することができる。
【0028】また、上記の複写機における代替出力機器
の指定方法において、代替出力が可能な全ての出力機器
を前記表示手段に表示し、代替出力が可能な全ての出力
機器の中から、自機に最も距離の近い出力機器を選択す
ることが好ましい。距離はレイアウト図上のアイコンの
位置から判断することができる。複写機が自機に最も近
い代替出力機器を自動的に選択するので、操作者は簡単
な操作で最適な代替出力機器を選択することができる。
【0029】また、上記の複写機における代替出力機器
の指定方法において、前記複写機が選択した出力機器を
操作者がタッチパネルを押す等により変更して、他の出
力機器を選択することを可能とすることが好ましい。操
作者が代替出力機器を変更することができるので、最も
都合のよい出力機器を選択することができる。
【0030】また、上記の複写機における代替出力機器
の指定方法において、自機に設定された作業が自機の機
能を上回る場合、例えばソートコピーの上限が10部で
あるのに20部のソートコピーが指示された場合等に、
作業の一部を代替出力機器に振り分けるようにすること
ができる。単独の複写機では実行不可能の作業でも、ネ
ットワークを介して代替出力機器にデータを転送し、自
機と代替出力機器とで共同して作業を遂行することがで
きる。そのため、作業時間が短縮し作業能率が向上す
る。また、複写機単独での機能制限を超えた設定が可能
となるので、操作者が各複写機ごとの機能制限を意識す
ることなく作業の設定を行える。
【0031】また、上記の複写機における代替出力機器
の指定方法において、自機に設定された作業の作業時間
が所定時間を上回る場合、例えば20分を超える場合等
に、作業の一部を代替出力機器に振り分けるようにする
ことができる。複写機単体で実行すると過大の時間がか
かってしまうような作業を、代替出力機器に出力データ
の一部を転送して共同して作業を行うことにより、作業
時間を大幅に短縮することができる。
【0032】
【実施例】[実施例1] 本発明の実施例について図面を参照して説明する。ま
ず、第1の実施例である実施例1について説明する。図
1に、実施例1の前提となるネットワークの構成を示
す。事務所内等におけるLAN(ローカル・エリア・ネ
ットワーク)の通信媒体1には、個人用コンピュータ
(以下、パソコンという)と入出力機器であるプリン
タ、ファクシミリ装置(以下、FAXという)、デジタ
ル複写機等が接続されている。ここでは、LANの通信
媒体1に、6台のパソコン(PCサーバ10、パソコン
A11〜パソコンE15)と3台のプリンタ(プリンタ
A21〜プリンタC23)と1台のFAX(FAX3
1)と2台のデジタル複写機(デジタル複写機A41、
デジタル複写機B42)と2台のスキャナ(スキャナA
51、スキャナB52)が接続されている。
【0033】6台のパソコンの中で、PCサーバ10は
サーバ専用機であり、他のパソコンよりも処理能力の大
きなCPUと、大容量の固定ディスク装置を備えてい
る。各パソコンからの印刷データは、印刷指示を行った
パソコン内に一旦スプールされ、その後スケジューリン
グに従って通信媒体1を介してLAN上のプリンタのい
ずれかに送られる。通信媒体1としては、具体的には通
信ケーブル、無線通信、光ファイバ等が使用できる。
【0034】図2は、デジタル複写機A41の構成を示
す図である。デジタル複写機A41は、スキャナ部41
6とプリンタ部417を含み、スキャナ部416とプリ
ンタ部417以外の部分はコントローラ部を構成する。
コントローラ部はCPU410とバス411を備え、ま
た、主メモリとしてのRAM412とROM414、操
作者が設定したユーザ設定情報等を記憶する不揮発性の
RAMであるNVRAM413、固定ディスク装置41
5、操作パネル43、スキャナ部416を接続するため
のインターフェース回路、プリンタ部417を接続する
ためのインターフェース回路、通信制御ユニット(NC
U)418、ネットワークインターフェース回路419
がバス411を介してCPU410に接続されている。
【0035】CPU410はRAM412上にロードさ
れた各種プログラムを実行し、各種処理や周辺装置の制
御を行う。また、RAM412内の表示データは、液晶
ディスプレイ431に表示される。固定ディスク装置4
15は、RAM412にロードされる各種プログラムや
データおよび各種ファイルを保存しておくためのもので
ある。固定ディスク装置415に換えて、または固定デ
ィスク装置415とともに交換可能な光磁気ディスク装
置やフレキシブルディスク装置等のディスク装置を設け
てもよい。操作パネル43は、液晶ディスプレイ431
と、液晶ディスプレイ431に一体的に設けられたタッ
チパネルと、複数個のキーとを備えている。操作者から
の入力データや指示は液晶ディスプレイ431と一体の
タッチパネル、操作パネル43上の各種キーから入力さ
れる。
【0036】通信制御ユニット418は、電話回線を介
して別のFAXとFAXデータのやり取りを行うための
ものである。ネットワークインターフェース回路419
は、デジタル複写機A41をLANの通信媒体1に接続
するための回路である。デジタル複写機A41は、ネッ
トワークインターフェース回路419を介してLANに
接続された入出力機器や他のパソコンとのデータのやり
取りを行う。
【0037】図3は、操作パネル43の構成を示す図で
ある。操作パネル43は、液晶ディスプレイ431と、
液晶ディスプレイ431に一体的に設けられたタッチパ
ネルと、「外部機器指定」キー432と、「COPY」
キー433、「FAX」キー434、「PRINT」キ
ー435、「SCAN」キー436からなるファンクシ
ョンキーと、「START」キーと、「STOP」キー
と、テンキーとを備えている。タッチパネルは、指等に
より液晶ディスプレイの表示面を押すことにより、その
押した位置が検出できるもので、マウスと同様にポイン
ティング装置として機能するものである。
【0038】ファンクションキーを押すと、各機能を設
定するための画面や機械の状態を伝えるメッセージが液
晶ディスプレイに表示される。「COPY」キー433
を押せば、コピーの枚数、倍率、濃度、仕上げ等の複写
条件の設定画面やメッセージ画面が表示される。「FA
X」キーを押せば、送信先のFAX番号、読み取り密度
等の設定画面やメッセージ画面が表示される。「PRI
NT」キーを押せば、印刷するための画像データを固定
ディスク装置415内から選ぶ選択画面が表示される。
「SCAN」キーを押せば、読み取り画像データを格納
するデバイスを選ぶための選択画面が表示される。
【0039】図4は、RAM412にロードされるソフ
トウェアとその階層関係を示す図である。階層関係は、
下位のものがより低レベルすなわちハードウェアに近い
レベルであることを示している。最上位の「外部出力機
器選択プログラム」は、操作パネル43の「外部機器指
定」キーを押すことにより起動するプログラムであり、
画像データの出力先を指定するためのプログラムであ
る。デジタル複写機A41は、固定ディスク装置415
等に格納した画像データを、外部出力機器選択プログラ
ムによって指定した出力機器やパソコンに出力すること
ができる。外部出力機器選択プログラムは、部屋の配置
を示すレイアウト図を表示し、そのレイアウト図上に各
出力機器を示すアイコンを表示する。
【0040】その下位には、プリンタに出力するための
「プリンタドライバ」、FAXに出力するための「FA
Xドライバ」がプリンタ、FAXの機種ごとに存在す
る。また、これらのドライバの出力するデータは、「ス
プーラ」により固定ディスク装置415に一旦蓄えら
れ、待ち行列を形成する。その後、スケジューリングに
従って出力機器に出力される。「プロトコル制御プログ
ラム」は、ネットワークでの通信プロトコルを制御す
る。すなわち、TCP/IP等のプロトコルにおけるパ
ケットに乗せるための指示コマンドを作成する。
【0041】図5は、操作パネル43の「外部機器指
定」キー432を押下し、さらに「PRINT」キー4
35を押下したときの液晶ディスプレイ431の表示を
示す図である。「外部機器指定」キー432が押下され
ると、外部出力機器選択プログラムが起動され、操作パ
ネル43は選択モードとなる。選択モード中は、ファン
クションキーは表示する出力機器の種類を切り替えるた
めのキーとして機能する。「FAX」キー434が押さ
れるとFAX機能を持つ出力機器のみを表示し、「PR
INT」キー435が押されるとプリンタ機能を持つ出
力機器のみを表示し、「SCAN」キー434が押され
るとパソコンのみを表示する。
【0042】図5では各出力機器はプリンタを示すアイ
コンとして表示される。各アイコンは指等により押すこ
とにより表示が反転し選択状態となる。タッチパネルに
より押した位置が検出されるからである。選択されたア
イコンに対応する機器の機器名が、画面下部の「選択さ
れたプリンタ」の欄に表示される。そしてその下にその
機器の仕様等の固有情報すなわち送受信速度等が表示さ
れ、さらにその下にその機器の現在の状況が表示され
る。
【0043】選択するアイコンを変更する場合は、希望
するアイコンを押せば、現在の選択アイコンは選択状態
が解除され、新しく押したアイコンが選択状態となる。
プリンタの選択方法は、所望のアイコンを選択状態に
し、画面最下部の「OK」ボタンを押せばよい。「O
K」ボタンまたは「キャンセル」ボタンを押せば、選択
モードは解除され、液晶ディスプレイ431には通常モ
ードの画面が表示される。「キャンセル」ボタンが押さ
れた場合は出力機器の設定は変更せずに通常モードに戻
る。ここで選択した外部出力機器に、固定ディスク装置
415等に格納した画像データを出力することができ
る。
【0044】図6は、操作パネル43の「外部機器指
定」キー432を押下し、さらに「FAX」キー434
を押下したときの液晶ディスプレイ431の表示を示す
図である。図6では各出力機器はFAXを示すアイコン
として表示される。各アイコンは指等により押すことに
より表示が反転し選択状態となる。選択されたアイコン
に対応する機器の機器名が、画面下部の「選択されたF
AX」の欄に表示される。そしてその下にその機器の仕
様等の固有情報すなわち送受信速度等が表示され、さら
にその下にその機器の現在の状況が表示される。
【0045】選択するアイコンを変更する場合は、希望
するアイコンを押せば、現在の選択アイコンは選択状態
が解除され、新しく押したアイコンが選択状態となる。
FAXの選択方法は、所望のアイコンを選択状態にし、
画面最下部の「OK」ボタンを押せばよい。「OK」ボ
タンまたは「キャンセル」ボタンを押せば、選択モード
は解除され、液晶ディスプレイ431には通常モードの
画面が表示される。「キャンセル」ボタンが押された場
合は出力機器の設定は変更せずに通常モードに戻る。
【0046】図7は、操作パネル43の「外部機器指
定」キー432を押下し、さらに「SCAN」キー43
5を押下したときの液晶ディスプレイ431の表示を示
す図である。「SCAN」キーは、選択モードでは出力
機器の機能を有するパソコンを表示させるキーである。
この画面でパソコンを出力先に指定し、固定ディスク装
置415等に格納されている任意の画像データをパソコ
ンに転送することができる。送られてきた画像データを
ビットマップとして保存するには、そのためのプログラ
ムを実行できる環境が必要であり、PCサーバ10、パ
ソコンB12、パソコンC13がその機能を有してい
る。それで、その3つの機器のアイコンが表示されてい
る。パソコンの指定方法は図5、図6の画面と同様の手
順である。
【0047】選択モードの画面に表示されるレイアウト
図は、図9で示すようにパソコンで作成される。作成さ
れたレイアウト図のデータは、パソコンからデジタル複
写機A41に転送され、固定ディスク装置415に格納
される。各出力機器の機器情報は、図11に示すような
機器情報テーブルとしてパソコンの固定ディスク装置に
記憶されているものを参照する。処理を高速化するため
に、機器情報テーブルもパソコンからデジタル複写機A
41の固定ディスク装置415に転送するようにしても
よい。
【0048】図8は、外部出力機器選択プログラムの処
理を示すフローチャートである。操作パネル43の「外
部機器指定」キー432が押下されると、処理101に
おいて外部出力機器選択プログラムが起動され、操作パ
ネル43は選択モードとなる。外部出力機器選択プログ
ラムは、まず処理102において液晶ディスプレイ43
1にレイアウト図を表示する。レイアウト図はファンク
ションキーの押下により、表示する出力機器の種類を切
り替えることができる。
【0049】次に判断103において、いずれかのアイ
コンが押されたか否かを判断する。押されていれば、処
理104に進み、アイコンを選択状態とするとともに、
その出力機器の固有情報を取得してその情報を表示す
る。出力機器の固有情報は、図11のような機器情報テ
ーブルに記憶されているので、その情報を使用する。ま
た、選択した出力機器の現在の状況を取得して表示す
る。処理104の次は処理102に戻る。
【0050】判断103においてアイコンが押されてい
なければ、判断105に進み、「キャンセル」ボタンが
押されたか否かを判断する。押されていれば、何も行わ
ず選択モードを解除して通常モードに戻る。「キャンセ
ル」ボタンが押されていなければ、判断106に進み、
「OK」ボタンが押されたか否かを判断する。押されて
いれば、処理107に進んで外部機器選択処理を行い、
選択されたアイコンに対応する出力機器を出力先として
設定する。そして、通常モードに戻る。判断106にお
いて、「OK」ボタンが押されていなければ、処理10
2に戻る。
【0051】図9は、入出力機器の配置された事務所等
のレイアウト図を作成するためのレイアウト作成プログ
ラムをパソコン上で実行した画面を示す図である。レイ
アウト作成プログラムを実行すると、パソコンの画面に
は図9に示すようなウィンドウが表示される。レイアウ
ト作成プログラムは、通常の画像作成用のプログラムと
同様のものであり、ウィンドウ下部のアイコン表示され
た描画ツールの中から適当なツールを選択し、事務所等
のレイアウト図を描画作成する。レイアウト図中には
壁、ドア、机、ついたて等を実際の配置に対応して描画
する。
【0052】ウィンドウ最下部の「保存」ボタンをクリ
ックすることにより、描画したレイアウト図のデータを
適宜のファイル名によりパソコンの固定ディスク装置等
に保存することができる。「アイコン配置」ボタンをク
リックすることにより、アイコンをレイアウト図上に配
置するための、図10のようなウインドウに進むことが
できる。「終了」ボタンをクリックするとレイアウト作
成プログラムを終了する。その際、現在作成中のレイア
ウト図がまだ保存されていない場合は、その旨を表示し
て改めてレイアウト図の保存を行うことができる。
【0053】図10は、レイアウト図上にアイコンを配
置するためのウィンドウを示す図である。図9のように
作成したレイアウト図が表示されている。レイアウト図
の下部のアイコン表示部には、全機種のレイアウト図作
成に必要な全てのアイコンが並べられている。アイコン
表示部から、実際の入出力機器の配置に対応する位置ま
で各機種用のアイコンをドラッグ(クリックしたまま移
動)して、クリック解除することによりその位置に配置
する。このようにして全ての入出力機器に対応してアイ
コンを配置する。アイコンを配置した後に、そのアイコ
ンをダブルクリックすると、そのアイコンに対応する機
器の機器名、ドライバ名、ネットワークにおけるアドレ
ス、仕様等の機器情報が入力できる。入力した情報は、
図11に示すような機器情報テーブルとして固定ディス
ク装置に記憶される。
【0054】レイアウト図が完成したら、「保存」ボタ
ンをクリックして、レイアウト図のデータを所定のファ
イル名で保存してから、「終了」ボタンをクリックして
レイアウト作成プログラムを終了する。ここで保存され
る最終的なレイアウト図のデータには、アイコンの位
置、機器名、アイコン形状等のアイコン表示に関するデ
ータが含まれている。レイアウト図のデータはパソコン
からデジタル複写機に転送される。デジタル複写機内の
外部出力機器選択プログラムは、アイコン表示に関する
データを含むレイアウト図のデータから図5〜7に示す
ようなレイアウト図を表示する。
【0055】図11は、機器情報テーブルの内容を示す
図である。機器情報は、図10のレイアウト図作成時に
配置したアイコンをダブルクリックすることにより入力
する。また、レイアウト図作成後に機器情報を修正、追
加、削除することも可能である。複数の機能を有する機
器に対しては、その機能の数だけ機器情報を入力する。
例えば、デジタル複写機A41に関しては、プリンタ機
能、FAX機能のそれぞれに対して、機器情報が登録さ
れる。横1行が1つの機器情報となっている。機器情報
テーブルのドライバ名から、それぞれの機器情報がプリ
ンタ機能、FAX機能のどれに関するものであるのかが
判別できる。
【0056】図10のように作成したレイアウト図の全
機種の表示から、図5のようなプリンタの表示に切り替
えるには、図11の機器情報テーブルからプリンタ機能
を有する機器を検索し、プリンタ機能を有する機器のみ
をプリンタアイコンにより表示すればよい。図6、図7
のような各機種ごと表示も同様に行える。以上のように
パソコン上で作成した機器情報テーブルは、各デジタル
複写機に転送して固定ディスク装置415に格納してお
く。
【0057】以上に説明したレイアウト図のデータおよ
び機器情報テーブルのデータは、各パソコンA11〜パ
ソコンE15および各デジタル複写機A41、デジタル
複写機B42のそれぞれに格納してもよいが、PCサー
バ10に格納して一括管理することもできる。PCサー
バで一括管理する場合は、削除、挿入、変更等の修正作
業が容易となる。各パソコンおよび各デジタル複写機か
らは、PCサーバ10上のレイアウト図、機器情報テー
ブルのデータを自由に参照できるようにしておく。
【0058】デジタル複写機B42もデジタル複写機A
41と同様の構成であり、操作パネル43と同様の操作
パネルを有している。図12は、デジタル複写機B42
において、FAX受信中に紙詰まり、用紙切れ等により
その後の出力が不可能となった場合の、操作パネルの液
晶ディスプレイの表示を示す図である。デジタル複写機
B42の液晶ディスプレイには、デジタル複写機B42
が現在出力不可能の状態であることが表示され、受信し
たFAXデータを他のFAX機能を有する出力機器に転
送するかどうかを操作者に問い合わせる表示がされてい
る。
【0059】画面のレイアウト図上には、デジタル複写
機B42自身を表すアイコンと、現在障害が発生してい
る機能を代替できる出力機器を表すアイコンが全て表示
されている。自分自身を示すアイコンは点滅表示、表示
色の変更等して他と区別できるように表示する。デジタ
ル複写機B42は、代替可能な出力機器の中から自分自
身と一番距離が近いものを選択状態としてアイコンを反
転表示する。図12ではデジタル複写機A41が選択さ
れている。出力機器の間の距離の大小は、レイアウト図
上のアイコン間の距離により判断する。
【0060】デジタル複写機B42が自動的に選択した
代替出力機器は、操作者が変更することも可能である。
図12ではデジタル複写機Aが選択されているが、操作
者が他のアイコンを押すことにより他の出力機器に代替
出力先を変更することができる。例えば、操作者がPC
サーバを選択すると、「選択されたFAX」の表示領域
に「PCサーバ」が表示され、その下に「PCサーバに
出力しますか?」の表示がなされる。選択変更の際に、
当然、デジタル複写機Bを選択することはできない。
【0061】出力機器が選択された状態で、「転送」ボ
タンを押せばFAXデータが選択された出力機器に転送
され、代替動作が行われる。代替動作を行わせることに
より、紙詰まりの解消、用紙の補充等を行って、発生し
ている障害を取り除いている間にも他の代替出力機器に
より出力が可能であるから、出力時間が短縮され作業効
率が向上する。FAXデータを他の出力機器に転送させ
たくない場合は、紙詰まりの解消、用紙の補充等を行っ
て、発生している障害を取り除いた後に、「出力再開」
ボタンを押す。そうすれば、FAXデータの転送は行わ
ず、デジタル複写機Bにおいて出力を再開する。
【0062】図13は、図12において「転送」ボタン
を押した場合の、データ転送中の液晶ディスプレイの表
示を示す図である。画面下部には「複写機Aに転送して
います。」の表示がなされる。データの転送が終了する
か、「確認」ボタンが押されると、この画面は消去さ
れ、液晶ディスプレイは通常モードの画面となる。
【0063】図14は、FAX受信時の障害による代替
出力機器の選択の処理の流れを示すフローチャートであ
る。デジタル複写機にFAXが着信すると、判断201
において受信可能か否か判断する。故障等により受信不
可能の場合は、処理202において回線を切断し、FA
X着信処理を終了する。判断201において受信可能で
あれば、処理203に進みFAXデータを受信してRA
Mや固定ディスク装置に格納する。処理203と並行し
て、判断204以降の処理も行う。
【0064】判断204では、デジタル複写機Bのプリ
ンタ部が出力可能であるか否かを判断する。出力可能で
あれば処理205に進んで、受信したFAXデータを順
次プリンタ部に出力する。処理205の次は、判断20
6において出力時にエラーが発生したか否かを判断す
る。エラーは紙詰まり、用紙切れ等によって発生する。
エラーが発生せずにFAXデータが最後まで出力されれ
ばFAX着信処理を終了する。
【0065】判断204においてプリンタ部が出力不可
能であると判断された場合、および、判断206におい
てプリンタ部にエラーが発生した場合は、処理207に
進み操作パネルの液晶ディスプレイに図12のようなレ
イアウト図を表示する。また、図11の機器情報テーブ
ルを参照して、自機の代替動作が可能な出力機器を検索
し、全ての代替動作可能な出力機器のアイコンをレイア
ウト図上に表示する。次に、処理208において全ての
代替動作可能な出力機器の中から、自機に最も距離の近
いものを検索して、その出力機器のアイコンを反転させ
て選択状態とする。ここで画面は図12のようになる。
【0066】次の判断209では、図12の画面におい
て「転送」ボタンが押されたのか、それとも「出力再
開」ボタンが押されたのかを判断する。エラーが解除さ
れて「出力再開」ボタンが押された場合は、処理205
に進んで自機での出力を再開する。判断209におい
て、「転送」ボタンが押された場合は、処理210に進
みFAXデータの転送を実行する。転送先は、図12の
画面で選択状態の代替出力機器である。転送を開始する
と画面は図13のようになる。次の判断211では、F
AXデータの転送が終了したか否か、または図13の画
面で「確認」ボタンが押されたか否かを判断する。転送
中であり、かつ「確認」ボタンも押されていない場合
は、また判断211に戻りループを繰り返す。転送が終
了するか、または「確認」ボタンが押されると、処理2
12に進みレイアウト図を消去して通常モードに戻り、
FAX着信処理を終了する。
【0067】図15は、デジタル複写機B42におい
て、コピー操作中に紙詰まり、用紙切れ等によりその後
の出力が不可能となった場合の、操作パネルの液晶ディ
スプレイの表示を示す図である。デジタル複写機B42
の液晶ディスプレイには、デジタル複写機B42が現在
出力不可能の状態であることが表示され、未出力の画像
データを他のプリンタ機能を有する出力機器に転送する
かどうかを操作者に問い合わせる表示がされている。
【0068】画面のレイアウト図上には、デジタル複写
機B42自身を表すアイコンと、現在障害が発生してい
る機能を代替できる出力機器を表すアイコンが全て表示
されている。自分自身を示すアイコンは点滅表示、表示
色の変更等して他と区別できるように表示する。デジタ
ル複写機B42は、代替可能な出力機器の中から自分自
身と一番距離が近いものを選択状態としてアイコンを反
転表示する。図15ではプリンタC23が選択されてい
たが、操作者が代替出力機器をプリンタA21に変更し
た状態を示している。
【0069】この状態で、「転送」ボタンを押せば未出
力の画像データが選択された出力機器に転送され、代替
動作が行われる。代替動作を行わせることにより、紙詰
まりの解消、用紙の補充等を行って、発生している障害
を取り除いている間にも他の代替出力機器により出力が
可能であるから、出力時間が短縮され作業効率が向上す
る。画像データを他の出力機器に転送させたくない場合
は、紙詰まりの解消、用紙の補充等を行って、発生して
いる障害を取り除いた後に、「出力再開」ボタンを押
す。そうすれば、画像データの転送は行わず、デジタル
複写機Bにおいて出力を再開する。
【0070】図16は、図15において「転送」ボタン
を押した場合の、データ転送中の液晶ディスプレイの表
示を示す図である。画面下部には「プリンタAに転送し
ています。」の表示がなされる。データの転送が終了す
るか、「確認」ボタンが押されると、この画面は消去さ
れ、液晶ディスプレイは通常モードの画面となる。
【0071】図17は、コピー操作時の障害による代替
出力機器の選択の処理の流れを示すフローチャートであ
る。デジタル複写機においてコピー操作が開始される
と、まず処理301においてコピー機能の設定処理が行
われる。次の処理302は、操作者によるスタートの指
示を表している。
【0072】判断303では、デジタル複写機Bのプリ
ンタ部が出力可能であるか否かを判断する。出力可能で
あれば処理304に進んで、スキャナ部によって読み取
った画像データをプリンタ部に出力する。処理304の
次は、判断305において出力時にエラーが発生したか
否かを判断する。エラーは紙詰まり、用紙切れ等によっ
て発生する。エラーが発生せずに画像データが全て出力
されればコピー操作処理を終了する。
【0073】判断303においてプリンタ部が出力不可
能であると判断された場合、および、判断305におい
てプリンタ部にエラーが発生した場合は、処理306に
進み操作パネルの液晶ディスプレイに図15のようなレ
イアウト図を表示する。また、図11の機器情報テーブ
ルを参照して、自機の代替動作が可能な出力機器を検索
し、全ての代替動作可能な出力機器のアイコンをレイア
ウト図上に表示する。次に、処理307において全ての
代替動作可能な出力機器の中から、自機に最も距離の近
いものを検索して、その出力機器のアイコンを反転させ
て選択状態とする。
【0074】次の判断308では、図15の画面におい
て「転送」ボタンが押されたのか、それとも「出力再
開」ボタンが押されたのかを判断する。エラーが解除さ
れて「出力再開」ボタンが押された場合は、処理304
に進んで自機での出力を再開する。判断308におい
て、「転送」ボタンが押された場合は、処理309に進
み画像データの転送を実行する。転送先は、図15の画
面で選択状態の代替出力機器である。転送を開始すると
画面は図16のようになる。次の判断310では、画像
データの転送が終了したか否か、または図16の画面で
「確認」ボタンが押されたか否かを判断する。転送中で
あり、かつ「確認」ボタンも押されていない場合は、ま
た判断310に戻りループを繰り返す。転送が終了する
か、または「確認」ボタンが押されると、処理311に
進みレイアウト図を消去して通常モードに戻り、コピー
操作処理を終了する。
【0075】以上に説明した実施例1によれば、デジタ
ル複写機に障害が発生しても、データを代替出力機器に
転送してデジタル複写機の機能を代替することができる
ので、デジタル複写機に発生している障害を取り除いて
いる間にも他の代替出力機器により出力が可能であり、
出力時間が短縮され作業効率が向上する。データを転送
する際、転送先の代替出力機器がレイアウト図上に表示
されるので、出力された文書が行方不明になることもな
い。転送先が分かり易く、転送先で出力された文書を迅
速に取得することができる。
【0076】デジタル複写機が自機に最も近い代替出力
機器を自動的に選択するので、操作者は「転送」ボタン
を押すだけの簡単な操作で最適な代替出力機器を選択す
ることができる。また、操作者が代替出力機器を変更す
ることができるので、最も都合のよい出力機器を選択す
ることができる。さらに、転送を行うか否かも操作者が
選択できるので、操作者がその場の状況に応じて最も適
切な動作を選択することができる。
【0077】[実施例2] 次に、実施例2について説明する。基本的な構成は実施
例1と共通である。実施例1は、デジタル複写機に障害
が発生した場合の代替出力機器の選択処理に関するもの
であったが、実施例2においては、コピー機能等の設定
が自機の能力を超えるような場合に、出力データの一部
を転送して代替出力機器と共同して操作者の設定した機
能を達成する。例えば、デジタル複写機A41、デジタ
ル複写機B42が10ビンのソートトレイを有するもの
であり、デジタル複写機A41に対して20部のソート
コピーが指示された場合について述べる。デジタル複写
機A41単独では実行不可能であるから、自機では10
部のソートコピーを実行し、画像データをデジタル複写
機B42に転送し、デジタル複写機B42に対しても1
0部のソートコピーを指示することにより、共同して2
0部のソートコピーが可能となる。
【0078】図18は、デジタル複写機A41において
単独で実行不可能な作業が設定された場合の操作パネル
43の液晶ディスプレイ431の表示を示すものであ
る。画面には、デジタル複写機A41が現在単独では出
力不可能の状態であることが表示され、画像データを他
のソート機能を有する出力機器に転送するかどうかを操
作者に問い合わせる表示がされている。画面のレイアウ
ト図上には、デジタル複写機A41自身を表すアイコン
と、共同で作業を遂行できる出力機器を表すアイコンが
全て表示されている。自分自身を示すアイコンは点滅表
示等して他と区別できるように表示される。デジタル複
写機B42が自動的に選択され、アイコンが反転表示さ
れている。複数の代替出力機器がある場合は、その中か
ら自機と一番距離が近いものを選択すればよい。
【0079】図19は、実施例2における処理の流れを
示すフローチャートである。デジタル複写機においてコ
ピー操作が開始されると、まず処理501においてコピ
ー機能の設定処理が行われる。次の処理502は、操作
者によるスタートの指示を表している。判断503で
は、設定された作業が単独で出力可能であるか否かを判
断する。出力可能であれば処理504に進んで、スキャ
ナ部によって読み取った画像データをプリンタ部に出力
する。処理504が終了すればコピー操作処理を終了す
る。
【0080】判断503において単独で出力不可能であ
ると判断された場合は、処理505に進み操作パネルの
液晶ディスプレイに図18のようなレイアウト図を表示
する。また、機器情報テーブルを参照して、自機の作業
を共同して実行することのできる代替出力機器を検索
し、全ての代替出力機器のアイコンをレイアウト図上に
表示する。この実施例2における機器情報テーブルに
は、図11のような情報に加えて、ソート作業が可能か
どうかの情報、可能であればソートできる最大部数の情
報等を格納しておく。次に、処理506において全ての
代替動作可能な出力機器の中から、自機に最も距離の近
いものを検索して、その出力機器のアイコンを反転させ
て選択状態とする。
【0081】次の判断507では、図18の画面におい
て「転送」ボタンが押されたのか、それとも「中止」ボ
タンが押されたのかを判断する。「中止」ボタンが押さ
れた場合は、コピー操作の処理を終了して作業の設定を
最初からやり直す。判断507において、「転送」ボタ
ンが押された場合は、処理508に進み代替出力機器へ
の画像データの転送を実行し、ソート作業の指示を行
う。同時に自機での出力とソート作業を実行する。
【0082】転送を開始すると図18の画面のメッセー
ジ欄は、「複写機Aと複写機Bで出力しています。」と
「確認」ボタンを表示する。次の判断509では、画像
データの転送が終了したか否か、または画面で「確認」
ボタンが押されたか否かを判断する。転送中であり、か
つ「確認」ボタンも押されていない場合は、また判断5
09に戻りループを繰り返す。転送が終了するか、また
は「確認」ボタンが押されると、処理510に進みレイ
アウト図を消去して通常モードに戻り、コピー操作処理
を終了する。
【0083】なお、この実施例2においては作業を2台
のデジタル複写機で分担する場合を説明したが、3台以
上のデジタル複写機により分担することもできる。ま
た、作業を分担する際に、作業量を単純に等分する場合
を説明したが、印字速度、ソート速度等にかなり差があ
る場合は作業速度に比例した作業量を分配することが好
ましい。そうすれば、分配した作業が、各出力機器にお
いて同時に終了することになり、全体の作業時間が短縮
する。
【0084】以上に説明した実施例2によれば、単独の
デジタル複写機では実行不可能のため、設定し直した
り、何回かに分けて実行しなければならなかった作業で
も、ネットワークを介して代替出力機器にデータを転送
し、自機と代替出力機器とで共同して作業を遂行するこ
とができる。そのため、作業時間が短縮し作業能率が向
上する。また、デジタル複写機単独での機能制限を超え
た設定が可能となるので、操作者が各デジタル複写機ご
との機能制限を意識することなく作業の設定を行える。
【0085】[実施例3] 次に、実施例3について説明する。基本的な構成は実施
例1および実施例2と共通である。実施例3は、コピー
作業等の設定が自機単独で行うと時間がかかりすぎる場
合に、出力データの一部を転送して代替出力機器と共同
して作業を実行し、作業時間を短縮しようとするもので
ある。例えば、デジタル複写機A41が10ビンのソー
トトレイを有するものであり、デジタル複写機A41に
対して80頁10部のソートコピーが指示された場合に
ついて述べる。デジタル複写機A41は毎分20枚の出
力が可能であるから、80×10=800枚の出力を単
独で行うには40分の時間が必要である。そこで後半の
40頁分の画像データをデジタル複写機B42に転送
し、デジタル複写機B42に対しても10部のソートコ
ピーを指示することにより、共同して約半分の時間でコ
ピー作業を終了させることができる。
【0086】図20は、デジタル複写機A41において
単独では過大な時間がかかる作業が設定された場合の操
作パネル43の液晶ディスプレイ431の表示を示すも
のである。画面には、デジタル複写機A41が単独で出
力した場合の作業時間が表示され、画像データを他の代
替出力機器に転送するかどうかを操作者に問い合わせる
表示がされている。画面のレイアウト図上には、デジタ
ル複写機A41自身を表すアイコンと、共同で作業を遂
行できる出力機器を表すアイコンが全て表示されてい
る。自分自身を示すアイコンは点滅表示等して他と区別
できるように表示される。デジタル複写機B42が自動
的に選択され、アイコンが反転表示されている。複数の
代替出力機器がある場合は、その中から自機と一番距離
が近いものを選択すればよい。
【0087】図21は、実施例3における処理の流れを
示すフローチャートである。デジタル複写機においてコ
ピー操作が開始されると、まず処理601においてコピ
ー機能の設定処理が行われる。次の処理602は、操作
者によるスタートの指示を表している。判断603で
は、設定された作業を単独で出力した場合の作業時間が
上限値を超えるか否かを判断する。上限値としては例え
ば20分程度を予め設定しておく。作業時間が上限値以
内であれば処理604に進んで、スキャナ部によって読
み取った画像データをプリンタ部に出力する。処理60
4が終了すればコピー操作処理を終了する。
【0088】判断603において単独での作業時間が上
限値を超えるものと判断された場合は、処理605に進
み操作パネルの液晶ディスプレイに図20のようなレイ
アウト図を表示する。また、機器情報テーブルを参照し
て、自機の作業を共同して実行することのできる代替出
力機器を検索し、全ての代替出力機器のアイコンをレイ
アウト図上に表示する。この実施例3における機器情報
テーブルには、図11のような情報に加えて、ソート作
業が可能かどうかの情報、可能であればソートできる最
大部数の情報等を格納しておく。次に、処理606にお
いて全ての代替動作可能な出力機器の中から、自機に最
も距離の近いものを検索して、その出力機器のアイコン
を反転させて選択状態とする。
【0089】次の判断607では、図20の画面におい
て「転送」ボタンが押されたのか、それとも「続行」ボ
タンが押されたのかを判断する。「続行」ボタンが押さ
れた場合は、単独でコピー作業を続行するために処理6
04に進み、スキャナ部によって読み取った画像データ
をプリンタ部に出力する。判断607において、「転
送」ボタンが押された場合は、処理608に進み代替出
力機器への画像データの転送を実行し、ソート作業の指
示を行う。同時に自機での出力とソート作業を実行す
る。
【0090】転送を開始すると図20の画面のメッセー
ジ欄は、「複写機Aと複写機Bで出力しています。」と
「確認」ボタンを表示する。次の判断609では、画像
データの転送が終了したか否か、または画面で「確認」
ボタンが押されたか否かを判断する。転送中であり、か
つ「確認」ボタンも押されていない場合は、また判断6
09に戻りループを繰り返す。転送が終了するか、また
は「確認」ボタンが押されると、処理610に進みレイ
アウト図を消去して通常モードに戻り、コピー操作処理
を終了する。
【0091】なお、実施例3においては作業を2台のデ
ジタル複写機で分担する場合を説明したが、3台以上の
デジタル複写機により分担することもできる。また、作
業を分担する際に、作業量を単純に等分する場合を説明
したが、印字速度、ソート速度等にかなり差がある場合
は作業速度に比例した作業量を分配することが好まし
い。そうすれば、分配した作業が、各出力機器において
同時に終了することになり、全体の作業時間が短縮す
る。
【0092】以上に説明した実施例3によれば、デジタ
ル複写機単体で実行すると過大の時間がかかってしまう
ような作業を、代替出力機器に出力データの一部を転送
して共同して作業を行うことにより、作業時間を大幅に
短縮することができる。
【0093】なお、以上の実施例1〜3においては、代
替出力機器の表示およびその位置の表示をアイコンおよ
びレイアウト図によって表示したが、このようなグラフ
ィック表示に限らず一覧リストのような文字表示によっ
て表示してもよい。ただし、操作者に対する表示の分か
り易さの点からは、アイコンとレイアウト図による表示
が好ましい。また、デジタル複写機による代替出力機器
の選択を、自機からの距離が小さいものを優先するよう
にしたが、印字速度、ソート速度等の処理速度の大きい
ものを優先するようにしてもよく、また、どちらを優先
するかを操作者が選択できるようにしてもよい。
【0094】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、以下のような効果を奏する。
【0095】デジタル複写機に障害が発生しても、デー
タを代替出力機器に転送してデジタル複写機の機能を代
替することができるので、デジタル複写機に発生してい
る障害を取り除いている間にも他の代替出力機器により
出力が可能であり、出力時間が短縮され作業効率が向上
する。また、転送先が表示されるので転送先で出力され
た文書が行方不明になることもない。
【0096】データを転送する際、転送先の代替出力機
器がレイアウト図上に表示されるので、転送先が分かり
易く、転送先で出力された文書を迅速に取得することが
できる。
【0097】デジタル複写機が自機に最も近い代替出力
機器を自動的に選択するので、操作者は「転送」ボタン
を押すだけの簡単な操作で最適な代替出力機器を選択す
ることができる。
【0098】操作者が代替出力機器を変更することがで
きるので、最も都合のよい出力機器を選択することがで
きる。
【0099】単独のデジタル複写機では実行不可能の作
業でも、ネットワークを介して代替出力機器にデータを
転送し、自機と代替出力機器とで共同して作業を遂行す
ることができる。そのため、作業時間が短縮し作業能率
が向上する。また、デジタル複写機単独での機能制限を
超えた設定が可能となるので、操作者が各デジタル複写
機ごとの機能制限を意識することなく作業の設定を行え
る。
【0100】デジタル複写機単体で実行すると過大の時
間がかかってしまうような作業を、代替出力機器に出力
データの一部を転送して共同して作業を行うことによ
り、作業時間を大幅に短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の前提となるネットワークの構成を示
す図である。
【図2】デジタル複写機Aの構成を示す図である。
【図3】デジタル複写機Aの操作パネルを示す図であ
る。
【図4】デジタル複写機AのRAMにロードされるソフ
トウェアと、その階層関係を示す図である。
【図5】外部プリンタ選択用の液晶ディスプレイの表示
を示す図である。
【図6】外部FAX選択用の液晶ディスプレイの表示を
示す図である。
【図7】パソコン選択用の液晶ディスプレイの表示を示
す図である。
【図8】実施例1における外部出力機器選択の処理の流
れを示すフローチャートである。
【図9】パソコン上でレイアウト作成プログラムを実行
したウィンドウを示す図である。
【図10】レイアウト作成プログラムにおいてアイコン
配置を行うウィンドウを示す図である。
【図11】機器情報テーブルの内容を示す図である。
【図12】FAX受信時に障害が発生した場合の液晶デ
ィスプレイの表示を示す図である。
【図13】データ転送中の液晶ディスプレイの表示を示
す図である。
【図14】実施例1におけるFAX受信時の代替出力機
器選択の処理の流れを示すフローチャートである。
【図15】コピー時に障害が発生した場合の液晶ディス
プレイの表示を示す図である。
【図16】データ転送中の液晶ディスプレイの表示を示
す図である。
【図17】実施例1におけるコピー時の代替出力機器選
択の処理の流れを示すフローチャートである。
【図18】実施例2における液晶ディスプレイの表示を
示す図である。
【図19】実施例2におけるコピー時の代替出力機器選
択の処理の流れを示すフローチャートである。
【図20】実施例3における液晶ディスプレイの表示を
示す図である。
【図21】実施例3におけるコピー時の代替出力機器選
択の処理の流れを示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 通信媒体 10 PCサーバ 11 パソコンA 12 パソコンB 13 パソコンC 14 パソコンD 15 パソコンE 21 プリンタA 22 プリンタB 23 プリンタC 31 FAX 41 デジタル複写機A 42 デジタル複写機B 51 スキャナA 52 スキャナB
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI H04N 1/00 H04N 1/00 C (56)参考文献 特開 平8−204869(JP,A) 特開 平8−139837(JP,A) 特開 平8−305516(JP,A) 特開 平3−150614(JP,A) 特開 平7−219729(JP,A) 特開 平7−319648(JP,A) 特開 平6−22063(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 21/00 396 G03G 21/00 370 - 540 B41J 29/00 - 29/70 G06F 3/09 - 3/12 G06F 3/00 601 - 608 G06F 13/00 351 - 357 H04N 1/00 - 1/00 108

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ネットワークに接続された複写機に、 前記複写機の機能を使用するに際して、当該機能が不足
    または使用不可能な場合に、作業の一部または全部を振
    り分けることが可能な出力機器の配置を示すレイアウト
    画像を表示手段に表示すると共に、前記出力機器を示す
    アイコンを前記レイアウト画像上の前記出力機器の実際
    の配置位置に対応する位置に表示する第1の手順と、 表示された前記出力機器の中から前記作業を振り分ける
    べき代替出力機器を自動選択する第2の手順と、自動選択 された出力機器を示すアイコンを他のアイコン
    と区別して表示する第3の手順と、 前記自動選択された出力機器を操作者が変更して、他の
    出力機器を選択することを可能とする第4の手順と、 選択された出力機器を代替出力機器として出力先に指定
    する第5の手順とを実行させるための複写機における代
    替出力機器の指定プログラムを記録した記録媒体。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載した複写機における代替
    出力機器の指定プログラムを記録した記録媒体におい
    て、前記第2の手順は、自機に最も距離の近い出力機器
    を選択するものである複写機における代替出力機器の指
    定プログラムを記録した記録媒体。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載した複写機にお
    ける代替出力機器の指定プログラムを記録した記録媒体
    において、前記第1の手順における機能が不足または使
    用不可能な場合とは、前記複写機に設定された作業が前
    記複写機の機能を上回る場合である複写機における代替
    出力機器の指定プログラムを記録した記録媒体。
  4. 【請求項4】 請求項1または2に記載した複写機にお
    ける代替出力機器の指定プログラムを記録した記録媒体
    において、前記第1の手順における機能が不足または使
    用不可能な場合とは、前記複写機に設定された作業の作
    業時間が所定時間を上回る場合である複写機における代
    替出力機器の指定プログラムを記録した記録媒体。
  5. 【請求項5】 ネットワークに接続された複写機であっ
    て、 自機の各機能を代替できる出力機器を格納する機器情報
    テーブルを記憶する機器情報テーブル記憶手段と、 前記出力機器を示す機器表示を表示する表示手段と、 自機の機能を使用するに際して、当該機能が不足または
    使用不可能な場合に、作業の一部または全部を振り分け
    ることが可能な出力機器の配置を示すレイアウト画像を
    表示手段に表示すると共に、前記出力機器を示すアイコ
    ンを前記レイアウト画像上の前記出力機器の実際の配置
    位置に対応する位置に表示する第1の手順、表示された
    前記出力機器の中から前記作業を振り分けるべき代替出
    力機器を自動選択する第2の手順、自動選択された出力
    機器を示すアイコンを他のアイコンと区別して表示する
    第3の手順、前記自動選択された出力機器を操作者が変
    更して、他の出力機器を選択することを可能とする第4
    の手順、および、前記選択された出力機器を出力先の代
    替出力機器として作業データを出力する第5の手順を実
    行するデータ転送手段とを有する複写機。
  6. 【請求項6】 ネットワークに接続された複写機におい
    て、 前記複写機の各機能を代替できる出力機器を記憶してお
    き、 前記複写機の機能を使用するに際して、当該機能が不足
    または使用不可能な場合に、作業の一部または全部を振
    り分けることが可能な出力機器の配置を示すレイアウト
    画像を表示手段に表示すると共に、前記出力機器を示す
    アイコンを前記レイアウト画像上の前記出力機器の実際
    の配置位置に対応する位置に表示し、 表示された前記出力機器の中から前記作業を振り分ける
    べき代替出力機器を自動選択し、自動選択 された出力機器を示すアイコンを他のアイコン
    と区別して表示し、 前記自動選択された出力機器を操作者が変更して、他の
    出力機器を選択することを可能とし、 表示した前記出力機器の中から選択された出力機器を代
    替出力機器として出力先に指定するようにした複写機に
    おける代替出力機器の指定方法。
  7. 【請求項7】 ネットワークに接続されている第1出力
    機器が受け付けたジョブに対して、第1出力機器が出力
    処理できない場合、第1出力機器の表示部に、そのジョ
    ブの一部又は全部の処理を振り替えることが可能な出力
    機器のレイアウトを表示し、 表示部に表示された出力機器の中から振替先とすべき第
    2出力機器を自動選択すると共に、他の出力機器と区別
    して表示し、 自動選択された第2出力機器を操作者が変更して、他の
    出力機器を第2出力機器として選択する動作を受け付
    け、 選択された第2出力機器を振替先として指定する、代替
    出力機器の指定方法。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載した代替出力機器の指定
    方法において、第1出力機器はネットワークを介せずに
    ジョブを受け付ける代替出力機器の指定方法。
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