JP3496413B2 - ミシン - Google Patents

ミシン

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JP3496413B2
JP3496413B2 JP30271196A JP30271196A JP3496413B2 JP 3496413 B2 JP3496413 B2 JP 3496413B2 JP 30271196 A JP30271196 A JP 30271196A JP 30271196 A JP30271196 A JP 30271196A JP 3496413 B2 JP3496413 B2 JP 3496413B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、ミシンベッド上に
設けられた送り台により、加工布を前後方向及び横方向
に自在に移動させながら模様縫いなどの縫製動作を行う
いわゆるR−θ制御のミシンに関するものである。 【0002】 【発明が解決しようとする課題】図6は、従来のこの種
のR−θ制御のミシンの外観構成を概略的に示してい
る。ここで、ミシンテーブル上に設けられたミシン本体
1は、ミシンベッド2、このミシンベッド2の後部から
上方に立上る立上り部3、この立上り部3の上部から前
方に延びるアーム部4を有して構成されている。そし
て、前記ミシンベッド2の上面部には、送り台5及び図
示しない押え腕が一体的に前後方向に移動可能且つ左右
方向に揺動可能に設けられている。図示しない加工布
は、それら送り台5の先端部に設けられた布保持枠5a
及び押え腕の先端部に設けられた布保持枠間に挟まれて
保持されるようになっている。この場合、前記送り台5
は、ミシンベッド2上に設けられた案内板6上を摺動す
るようになっている。 【0003】一方、図示はしないが、前記ミシンベッド
2の内部には、前記送り台5(及び押え腕)を前後方向
に移動させるための、モータ、カム機構、レバー等から
なる直線駆動機構が設けられていると共に、前記送り台
5(及び押え腕)を横方向に揺動させるための、やはり
モータ、カム機構、レバー等からなる揺動機構が設けら
れている。そして、前記送り台5と前記直線駆動機構及
び揺動機構とは、前記案内板6(ミシンベッド2)を上
下に貫通する2つの連結部によって夫々連結されてい
る。このとき、前記案内板6には、一方の連結部の前後
方向移動を許容するための直線穴7が設けられると共
に、他方の連結部の横方向の揺動を許容するための弧状
穴8が設けられるようになっている。 【0004】しかしながら、上記したような直線穴7及
び弧状穴8は、案内板6(ミシンベッド2)の上面にお
いて一部が露呈しており、また作業者の手指がはいる程
度の大きさとされているので、安全性の面で改善が望ま
れる。 【0005】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的は、ミシンベッド上に送り台を移動させる
ために必要な穴を有するものにあって、安全性の向上を
図ることができるミシンを提供するにある。 【0006】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のミシンは、ミシンベッド上に移動可能に配
置され加工布を保持し移動させる送り台と、前記ミシン
ベッドの上面部に設けられた前後方向に延びる直線穴
と、前記ミシンベッドの上面部に設けられた横方向に湾
曲して延びる弧状穴と、前記ミシンベッド内に配設され
前記送り台を前後方向に移動させるための直線駆動機構
と、前記ミシンベッド内に配設され前記送り台を横方向
に揺動させるための揺動機構と、前記直線駆動機構の駆
動力を前記直線穴を通して前記送り台に伝達する第1の
伝達部材と、前記揺動機構の駆動力を前記弧状穴を通し
て前記送り台に伝達する第2の伝達部材と、前記直線穴
に対して前後方向に長く構成され、前記第1の伝達部材
と一体的に前後方向に移動して前記直線穴の上面を常に
閉塞する第1のカバーと、前記弧状穴に対して湾曲方向
に長く構成され、前記第2の伝達部材と一体的に揺動し
て前記弧状穴の上面を常に閉塞する第2のカバーとを具
すると共に、前記ミシンベッドの上面に、前記送り台
が摺動する案内板を、相互間に前記弧状穴を含む円弧状
の間隙を存して二分割状に設けると共に、前記第2のカ
バーを、その間隙部分に位置して設けたところに特徴を
有する。 【0007】これによれば、送り台を前後方向に移動さ
せるために必要な直線穴は、第1のカバーにより塞が
れ、送り台を横方向に揺動させるために必要な弧状穴
は、第2のカバーにより塞がれ、もって穴が外面部に露
出することがなくなる。このとき、第1のカバーは直線
穴に対して前後方向に長く構成されていると共に、第2
のカバーは弧状穴に対して湾曲方向に長く構成されてい
るので、送り台の移動に伴って第1及び第2のカバーが
移動しても、常に直線穴及び弧状穴を閉塞した状態とす
ることができる。そして、第2のカバーを案内板間に嵌
込んだ形態で面一状態に設けることができ、案内板の縁
部を第2のカバーが移動する際のガイドとして利用する
ことができる。 【0008】 【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例につい
て、図1ないし図5を参照しながら説明する。まず、図
5は、本実施例に係るミシンの本体11の外観を概略的
に示しており、ここで、ミシン本体11は、図4にも示
すように、図示しないミシンテーブル上に設置されるミ
シンベッド12、このミシンベッド12の後部から上方
に立上る立上り部13、この立上り部13の上部から前
方に延びるアーム部14を有して構成されている。 【0009】図示は省略しているが、前記アーム部14
の先端部には、縫い針を有する針棒が設けられている。
一方、前記ミシンベッド12の前端部の上面には、前記
縫い針に対応した針穴15a(図3参照)を有する針板
15が設けられており、ミシンベッド12内には、その
針板15の下方に位置して糸捕捉器等が設けられてい
る。この場合、前記ミシンテーブル側に設けられた主軸
モータの駆動力が、ベルト伝達機構を介してアーム部1
4内の主軸に伝達されて針棒が駆動されるようになって
おり、またその主軸の回転力が、ミシンベッド12内の
下軸に伝達されて前記糸捕捉器等が前記針棒と同期して
駆動されるようになっている。 【0010】また、前記ミシンベッド12の上面を構成
する上板部12a上には、図1,図3,図4にも示すよ
うに、針板15の後方において該針板15から前記立上
り部13まで延びるように位置して、後述する送り台が
摺動する案内板が設けられる。この場合、案内板は、前
部案内板16と後部案内板17との二分割状に設けられ
ており、図1及び図3に示すように、それらの間には円
弧状の間隙が設けられている。 【0011】さらに、図1,図3に破線で示すように、
後述する送り台を移動させるために、前記後部案内板1
7には、ミシンベッド12の上面を貫通し前後方向に延
びる直線穴18が形成されていると共に、ミシンベッド
12の上板部12aのうち前部案内板16と後部案内板
17との間隙部分には、同方向に円弧状に湾曲して延び
る弧状穴19が形成されている。尚、前記針板15及び
前部案内板16の側方に張出すようにして、補助板20
が着脱可能に取付けられている。それら針板15,前部
案内板16及び後部案内板17並びに補助板20は、上
面が面一状態となり、ミシンベッド12の上板部12a
の上面はそれより一段(案内板16,17の板厚分だ
け)低く位置されるように設けられている。 【0012】そして、ミシンベッド12上には、送り台
21及び押え腕22が設けられる。このうち送り台21
は、前記前部案内板16及び後部案内板17上を前後方
向に延び、基端側(後端側)がやや広がったほぼ長方形
状をなしている。また、図3〜5に示すように,その先
端部(前端部)に、前記針板15上に位置される矩形枠
状をなす下枠23が取付けられている。尚、この送り台
21の上面には、上面カバー21a(図4参照)が被せ
られるようになっている。 【0013】一方、前記押え腕22は、図4に示すよう
に、基端部が前記送り台21の基端部に連結され、先端
側がアーム部14の下方を前方に延び、先端部に矩形枠
状の押え枠24(図3,4参照)を有している。この押
え腕22は、トグル機構25により、前記押え枠24が
前記下枠23の上面に所定のばね力で押付けられる作用
位置と、押え枠24が上方に退避する退避位置との間で
変位可能とされている。この押え腕22は、前記送り台
21と一体的に前後方向移動及び揺動するようになって
いる。 【0014】図示しない加工布は、前記下枠23と押え
枠24との間に挟まれるようにして保持されるようにな
っている。このとき、送り台21(及び押え腕22)
は、ミシンベッド部12に設けられた後述する駆動機構
により、案内板16,17上を前後方向(矢印X方向)
に移動されると共に、その基端側部分を中心に横方向に
揺動(矢印θ方向)されるように構成されており、もっ
て、加工布を針棒に対して水平に縦横に自在に移動させ
ながら、模様縫いなどの縫製動作が実行されるようにな
っているのである。 【0015】さて、前記送り台21を移動させるための
駆動機構について述べる。図2は、ミシンベッド12の
内部構成を概略的に示しており、ここで、駆動機構は、
送り台21を前後方向(矢印X方向)に移動させるため
の直線駆動機構26、及び、送り台21を横方向に揺動
(矢印θ方向)させるための揺動機構27から構成され
る。 【0016】このうち直線駆動機構26は、ミシンベッ
ド12内の右側部に設けられた直線状レバー28をパル
スモータ29を駆動源として揺動させるように構成され
ている。前記直線状レバー28は、左右方向に長尺状を
なし、その先端部(左端部)に左右方向に長い長穴28
aが形成されている。そして、前記後部案内板17の下
面側部分に沿う高さに位置して(図4参照)、その基端
部(右端部)が軸30によってミシンベッド12内の右
端部に軸支され、もって先端側が図2に矢印Aで示す方
向に揺動可能とされている。 【0017】これに対し、前記パルスモータ29の出力
軸は、伝達機構31を介して、円筒ウォームギア形状を
なす円筒カム32に接続されている。そして、この円筒
カム32の溝に、前記直線状レバー28の下面中間部に
設けられた円筒ころ(図示せず)が係合している。これ
にて、前記パルスモータ29によって円筒カム32を正
逆回転させることにより、前記直線状レバー28を矢印
A方向に自在に揺動させることができるようになってい
る。 【0018】そして、図1にも示すように、前記直線状
レバー28の長穴28a内には、角こま33が横方向に
摺動自在に嵌合している。この角こま33には左右方向
に長い長穴33aが設けられ、その長穴33aに下方か
らピン34(図1参照)が挿通されている。そして、そ
のピン34が前記後部案内板17に形成された直線穴1
8を通って上方に突出し、その上端部が前記送り台21
の基端部に連結されている。 【0019】これにて、角こま33及びピン34が第1
の伝達部材として機能し、前記直線状レバー28の揺動
が送り台21に伝達されるのである。このとき、角こま
33が長穴28a内を左右方向にずれ移動する(ピン3
4の左右方向位置は固定)ことにより、直線状レバー2
8の先端部の矢印A方向の揺動のうちの左右方向の成分
が吸収され、前後方向の駆動力のみが送り台21に伝達
されるようになっている。また、前記直線穴18によ
り、この際のピン34の前後方向移動が許容されるので
ある。尚、この場合、前記ピン34が送り台21の揺動
軸となる。また、後述するように、前記ピン34には第
1のカバー35が接続されるようになっている。 【0020】一方、前記揺動機構27は、ミシンベッド
12内の左側部に設けられたL字状レバー36をパルス
モータ37を駆動源として揺動させるように構成されて
いる。前記L字状レバー36は、図2に示すように、中
間部から基端側が横方向(左方向)に延び、先端側が前
方に延びるL字状をなし、図4に示すように、その中間
部が、前記直線状レバー28の下側に位置して軸38に
よってミシンベッド12に揺動可能に支持されている。
また、L字状レバー36の先端部は、上端部が前記弧状
穴19に対応して上方に凸形状を有し(図4参照)、図
2に示すように、その部分にピン連結穴36aが形成さ
れている。 【0021】これに対し、前記パルスモータ37の出力
軸は、伝達機構39を介して、円筒ウォームギア形状を
なす円筒カム40に接続されている。そして、この円筒
カム40の溝に、前記L字状レバー36の基端部の下面
に設けられた円筒ころ41が係合している。これにて、
前記パルスモータ37によって円筒カム40を正逆回転
させることにより、前記L字状レバー36の基端部を矢
印B方向に自在に揺動させることができ、これに伴い、
L字状レバー36の先端部が矢印C方向に揺動するよう
になっている。尚、前記弧状穴19(及び案内板16,
17間の間隙)は、矢印C方向の揺動に沿うような円弧
状をなしている。 【0022】ここで、図1に示すように、前記送り台2
1には、前後方向に延びる凹溝部42が形成され、更に
この凹溝部42の中央を前後方向に延びて長穴42aが
形成されている。そして、前記凹溝部42内には、角こ
ま43が前後方向に摺動自在に嵌合している。この角こ
ま43には、ピン挿通穴が設けられ、このピン挿通穴に
上方からピン44が挿通されている。このピン44は、
前記長穴42a及びミシンベッド12の上板部12aに
形成された弧状穴19を通して、その下端部が前記L字
状レバー36のピン連結穴36aに連結されている。 【0023】これにて、角こま43及びピン44が第2
の伝達部材として機能し、前記L字状レバー36の先端
部の矢印C方向の揺動が角こま43を介して送り台21
に伝達されて、送り台21が前記ピン34を揺動軸とし
てθ方向に自在に揺動するようになっている。この際、
前記弧状穴19により、ピン44の矢印C方向の揺動が
許容されるのである。 【0024】また、このとき、角こま43が凹溝部42
内を相対的に前後方向に摺動することにより、角こま4
3(及びピン44)の前後方向の位置を変更せずに、送
り台21を前後方向に移動させることができるようにな
っている。尚、後述するように、前記ピン44には、第
2のカバー45が接続されるようになっている。また、
送り台21の上面に設けられる上部カバー21aによ
り、前記凹溝部42やピン44,角こま43等は全て覆
われて外観に現れないようになっている。 【0025】そして、図1,図3等に示すように、前記
後部案内板17の上面部(送り台21の下面側)には、
前記直線穴18の上面を塞ぐための第1のカバー35が
摺動自在に設けられる。この第1のカバー35は、前後
方向に長い薄板状をなし、その前端寄り部分に前記ピン
34が通る挿通穴が形成されている。この第1のカバー
35は、角こま33と送り台21との間に位置して前記
挿通穴に前記ピン34が挿通されることにより、ピン3
4ひいては送り台21と一体的に前後方向に移動される
よう取付けられている。 【0026】このとき、前記ミシン本体11の立上り部
13の前壁部13aには、図5にも示すように、スリッ
ト46が設けられ、第1のカバー35の後部部分がその
スリット46に挿通され、立上り部13の内部に位置さ
れている。この場合、第1のカバー35は、送り台21
が最前部まで移動しても、常に前記直線穴18を塞ぎ且
つ後端部が前記スリット46から外れない長さに構成さ
れている。 【0027】一方、前記ミシンベッド12の上板部12
aのうち、前記前部案内板16と後部案内板17との間
の円弧状の間隙部分には、前記弧状穴19の上面を塞ぐ
ための第2のカバー45が摺動自在に設けられる。この
第2のカバー45は、前記案内板16,17等とほぼ同
等の厚みの板状をなし、前記間隙部分に嵌合するような
円弧状に形成され、その中央部には前記ピン44が通る
挿通穴が設けられている。 【0028】この第2のカバー45は、前記L字状レバ
ー36の先端部と前記送り台21との間に位置して前記
挿通穴に前記ピン44が挿通されることにより、ピン4
4及び角こま43ひいては送り台21と一体的に矢印C
方向に揺動(上板部12a上を摺動)されるように取付
けられている。このとき、前記前部案内板16の後縁部
と前記後部案内板17の前縁部とが、第2のカバー45
の揺動のガイドとなるようになっている。また、この場
合、この第2のカバー45は、送り台21が左右方向の
最端部まで揺動しても、常に前記弧状穴19全体を塞ぐ
ような長さに構成されている。 【0029】さて、上記のように構成されたミシンにお
いては、針棒等の駆動に同期して、所定のプログラムに
従ってパルスモータ29,37が通電される。上述のよ
うに、パルスモータ29への通電によって直線状レバー
28が揺動し、もって直線駆動機構26の駆動力が、角
こま33さらには直線穴18を貫通するピン34を介し
て送り台21に伝達され、送り台21(及び押え腕2
2)が前後方向(矢印X方向)に移動する。 【0030】また、パルスモータ37への通電によって
L字状レバー36が揺動し、もって揺動機構27の駆動
力が、弧状穴19を貫通するピン44及び角こま43を
介して送り台21に伝達され、送り台21(及び押え腕
22)が、ピン34部分を中心として左右方向(矢印θ
方向)に揺動する。これにより、送り台21及び押え腕
22の先端部に保持された加工布が、前後及び左右方向
に自在に移動されながら、模様縫いなどの縫製動作が実
行されるのである。 【0031】しかして、このように送り台21を移動さ
せるために必要な直線穴18及び弧状穴19は、作業者
の手指がはいる程度の大きさとされており、これらが外
部に露出することは望ましくない。ところが、本実施例
では、直線穴18は、ピン34と一体的に前後移動する
第1のカバー35により塞がれ、弧状穴19は、ピン4
4と一体的に揺動する第2のカバー45により塞がれて
おり、もって直線穴18及び弧状穴19が外部に露出す
ることがなくなる。 【0032】この場合、第1のカバー35は直線穴18
に対して前後方向に長く構成されていると共に、第2の
カバー45は弧状穴19に対して湾曲方向に長く構成さ
れているので、送り台21の移動に伴って第1及び第2
のカバー35及び45が移動しても、常に直線穴18及
び弧状穴19を閉塞した状態とすることができるのであ
る。 【0033】従って、本実施例によれば、第1のカバー
35及び第2のカバー45を設けたことにより、常に直
線穴18及び弧状穴19を閉塞した状態とすることがで
き、安全性の向上を図ることができるものである。この
場合、伝達部材を構成するピン34及びピン44に、第
1のカバー35及び第2のカバー45を嵌挿させるだけ
で、第1のカバー35及び第2のカバー45を取付ける
ことができるので、簡単な取付構造で済ませることがで
きる。 【0034】しかも、特に本実施例では、立上り部13
の前壁部13aにスリット46を設けて、これを第1の
カバー35のガイドとしたので、別途に部品を付加する
ようなことなくガイドを設けることができる。さらに、
前部案内板16及び後部案内板17を二分割状に設け、
それらの間隙部分に第2のカバー45を設けるようにし
たので、それら案内板16,17を第2のカバ−45の
ガイドとすることができると共に、第2のカバ−45を
案内板上に載置状に設ける場合と比較して、厚みが増加
することを未然に防止することもできるものである。 【0035】尚、本発明は上記し且つ図面に示した実施
例に限定されるものではなく、例えば駆動機構や伝達部
材等の構成については様々な変形が可能であるなど、要
旨を逸脱しない範囲内で適宜変更して実施し得るもので
ある。 【0036】 【発明の効果】以上の説明にて明らかなように、本発明
のミシンによれば、ミシンベッド上に送り台を移動させ
るために必要な直線穴及び弧状穴を有するものにあっ
て、第1のカバー及び第2のカバーを設けたことによ
り、常に直線穴及び弧状穴を閉塞した状態とすることが
でき、安全性の向上を図ることができるという優れた実
用的効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の一実施例を示すもので、上部カバーを
取外した状態の送り台及びその周辺部分の構造を示す平
面図 【図2】駆動機構部分の構成を示すミシンベッドの横断
平面図 【図3】アーム部を取除いて示すミシン本体の平面図 【図4】一部を縦断面にて示すミシン本体の側面図 【図5】ミシン本体を概略的に示す斜視図 【図6】従来例を示す図5相当図 【符号の説明】 図面中、11はミシン本体、12はミシンベッド、12
aは上板部、16は前部案内板、17は後部案内板、1
8は直線穴、19は弧状穴、21は送り台、21aは上
部カバー、26は直線駆動機構、27は揺動機構、28
は直線状レバー、39はパルスモータ、33は角こま、
34はピン、35は第1のカバー、36はL字状レバ
ー、37はパルスモータ、42は凹溝部、42aは長
穴、43は角こま、44はピン、45は第2のカバー、
46はスリットを示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−75684(JP,A) 特開 平5−321124(JP,A) 特開 平5−192468(JP,A) 特開 昭51−59561(JP,A) 特開 昭64−34395(JP,A) 実開 昭62−204576(JP,U) 特公 平1−38516(JP,B2) 特公 平4−11237(JP,B2) 特公 平2−15236(JP,B2) 実公 昭48−5513(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) D05B 1/00 - 97/12

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 ミシンベッド上に移動可能に配置され加
    工布を保持し移動させる送り台と、 前記ミシンベッドの上面部に設けられた前後方向に延び
    る直線穴と、 前記ミシンベッドの上面部に設けられた横方向に湾曲し
    て延びる弧状穴と、 前記ミシンベッド内に配設され前記送り台を前後方向に
    移動させるための直線駆動機構と、 前記ミシンベッド内に配設され前記送り台を横方向に揺
    動させるための揺動機構と、 前記直線駆動機構の駆動力を前記直線穴を通して前記送
    り台に伝達する第1の伝達部材と、 前記揺動機構の駆動力を前記弧状穴を通して前記送り台
    に伝達する第2の伝達部材と、 前記直線穴に対して前後方向に長く構成され、前記第1
    の伝達部材と一体的に前後方向に移動して前記直線穴の
    上面を常に閉塞する第1のカバーと、 前記弧状穴に対して湾曲方向に長く構成され、前記第2
    の伝達部材と一体的に揺動して前記弧状穴の上面を常に
    閉塞する第2のカバーとを具備すると共に、 前記ミシンベッドの上面には、前記送り台が摺動する案
    内板が、相互間に前記弧状穴を含む円弧状の間隙を存し
    て二分割状に設けられると共に、前記第2のカバーは、
    その間隙部分に位置して設けられていることを特徴とす
    ミシン。
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