JP3490541B2 - エンジン回転数検出装置 - Google Patents

エンジン回転数検出装置

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JP3490541B2
JP3490541B2 JP12644695A JP12644695A JP3490541B2 JP 3490541 B2 JP3490541 B2 JP 3490541B2 JP 12644695 A JP12644695 A JP 12644695A JP 12644695 A JP12644695 A JP 12644695A JP 3490541 B2 JP3490541 B2 JP 3490541B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はクランク軸の回転に同
期して所定クランク角毎に生成されるパルスに基づいて
エンジン回転数を検出する装置に関し、特にエンジンの
4つの作動行程(吸気→圧縮→燃焼→排気)のうちの1
行程分に対応したパルス数に限定して周期演算を行うこ
とにより、1行程中に発生するパルス数の疎密状態を平
均化させ、安定したエンジン回転数を演算することので
きるエンジン回転数検出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、エンジン制御装置においては、
運転状態を把握して制御パラメータを決定するために、
常にエンジン回転数を検出している。このため、従来よ
り、たとえば、クランク軸に関連したセンサ手段を設
け、センサ手段からのパルスを計数してエンジン回転数
を演算するエンジン回転数検出装置が提案されている。
【0003】しかしながら、クランク軸の回転に同期し
て生成されるパルスの計数値(エンジン回転数に対応す
る)は、各エンジン気筒の作動行程に応じて時間的に変
動することが知られている。なぜなら、1つの気筒に注
目すれば、一定期間内のパルス数は、燃焼行程において
最大となり、以下、排気行程、吸気行程、圧縮行程の順
に減少し、圧縮行程において最小となるからである。
【0004】図8は一定期間内に計数されるパルス数N
p(回転数情報)の時間変化を示す特性図である。ここ
では、クランク軸の1回転に対して2行程が行われる4
気筒ディーゼルエンジンの場合を示し、前述のように、
エンジン作動行程は4行程で1サイクルとなり、1サイ
クルの間にクランク軸は2回転することになる。
【0005】また、4気筒エンジンの場合、各気筒は、
#1気筒、#3気筒、#4気筒、#2気筒の順で燃焼行
程(残りの気筒は、それぞれ4行程のうちの他の行程)
となるため、1行程(各気筒の1/2往復分に相当する
1ストローク)毎にパルス数Npはピーク値を示し、次
行程に移行する間にパルス数Npは最小値を示す。した
がって、図8のように、パルス数Npは、エンジン回転
数に応じて周期的に変動し、1行程(クランク軸1/2
回転)中に1つのピーク値を示すことになる。
【0006】図9は一定期間内のパルス数Npを用いた
従来のエンジン回転数検出装置を概略的に示す構成図で
あり、図において、1はエンジン(図示せず)に直結さ
れて回転駆動されるクランク軸、1aはクランク軸1の
外周に沿って等間隔(所定クランク角毎)に設けられた
磁性体からなる突起である。2は突起1aに対向配置さ
れた電磁ピックアップ等からなるセンサであり、突起1
aが対向する毎にパルスPを出力する。
【0007】30はパルスPに基づいてエンジン回転数
Reを求めるマイクロコンピュータからなるECU(電
子制御ユニット)であり、一定期間内に入力されたパル
スPの数Npを計数するパルス計数手段301と、パル
ス数Npに基づいてエンジン回転数Reを演算する回転
数演算手段302とを備えている。
【0008】図10は図9内のパルス計数手段301の
動作を示す説明図であり、(a)はエンジン回転数Re
が大きい(パルスPの発生数Npが大きい)場合、
(b)はエンジン回転数Reが小さい(パルスPの発生
数Npが小さい)場合をそれぞれ示す。
【0009】図10において、Tはパルス数Npを計数
するための一定期間であり、所望のデータ(パルス数N
p)が得られる程度の時間にあらかじめ設定されてい
る。tcはエンジン回転数Reを演算するタイミング
(微小時間)であり、各演算タイミングtcにおいて
は、直前の一定期間T内で計数されたデータ(パルス数
Np)に基づいてエンジン回転数Reが演算される。
【0010】図10から明らかなように、一定期間T内
で計数されるパルス数Np(パルスPの発生頻度)は、
エンジン回転数Reが大きい場合(a)には大きく、エ
ンジン回転数Reが小さい場合(b)には小さくなる。
また、図10(b)のように、低回転時においては、エ
ンジン作動行程中の回転数変動が大きくなり、パルスP
の発生頻度が1行程中に変動する(図8参照)。
【0011】特に、低回転時においては、一定期間T内
で計数されるパルス数Npが著しく減少し、1行程分
(クランク軸1の1/2回転分)に満たない場合もあり
得る。したがって、パルス数Npの計数値は、計数タイ
ミング(一定期間T)に依存して増減し、たとえば、図
8のように、各行程中の燃焼制御時に最大となり、各行
程の過渡時に最小となる。
【0012】このように、従来装置においては、パルス
数Npの計数値に基づいてエンジン回転数Reを演算し
ているが、演算タイミングtc(作動行程)毎にパルス
数Npが変化するうえ、計数対象となるパルスPの対応
する行程が不明であるため、正確なエンジン回転数Re
を求めることができない。特に、低回転時においては、
エンジン回転数Reの変動が大きいため、エンジン回転
数Reの演算値に大きな誤差が発生することになる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】従来のエンジン回転数
検出装置は以上のように、一定期間T内で計数されたパ
ルス数Npに基づいてエンジン回転数Reを演算してい
るので、実際のエンジン作動行程中のエンジン回転数
(パルス数Np)が変動することから、1行程中のパル
スPの発生頻度の疎密による影響によって、パルス数N
pの計数値に変動が生じてしまい、結局、エンジン回転
数Reの演算値に誤差を生じるという問題点があった。
また、パルス数Npの変動を抑制しようとすると、その
ための処理装置がさらに必要となり、コストアップにつ
ながるという問題点があった。
【0014】この発明は上記のような問題点を解決する
ためになされたもので、1行程分に対応した一定のパル
ス数に限定して周期演算を行うことにより、行程中のパ
ルスの発生頻度の疎密を平均化して安定した回転数を演
算することのできるエンジン回転数検出装置を得ること
を目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に係
るエンジン回転数検出装置は、エンジンのクランク軸に
関連して設けられ、クランク軸の回転に同期してエンジ
ン回転数に比例した周波数のパルスを所定クランク角毎
に出力するセンサ手段と、センサ手段から出力されるパ
ルスに基づいてエンジン回転数を演算するECUとを備
え、ECUは、パルスの各々の時刻差を演算する時刻差
演算手段と、エンジンの作動行程のうちの1行程分に相
当する一定個数の時刻差を総和する総和演算手段と、総
和された時刻差の演算値に基づいてエンジン回転数を演
算する回転数演算手段と、パルスに基づいてエンジン回
転数の低回転状態を判定するための判定手段と、判定結
果に応答してエンジン回転数のデータを固定するデータ
固定手段とを含み、回転数演算手段は、判定結果に応答
して演算機能が禁止されるものである。
【0016】
【0017】
【0018】
【0019】また、この発明の請求項2に係るエンジン
回転数検出装置は、請求項1において、判定手段は、エ
ンジン回転数の低回転状態のみならず回転数0状態を判
定するための判定しきい値を有し、データ固定手段は、
判定結果に応答して、エンジン回転数を低回転数または
回転数0状態に切り換えるものである。
【0020】
【作用】この発明の請求項1においては、1行程(クラ
ンク軸1/2回転)分に相当する一定個数のパルス検出
期間を演算して、エンジン作動行程中のパルスの発生頻
度の疎密(回転変動)の影響を平均化して抑制すること
により、安定したエンジン回転数を求める。また、時刻
差データが低回転異常値を示す場合、エンジン回転数を
無条件に固定データとして無駄な時間浪費を防止する。
【0021】
【0022】
【0023】
【0024】また、この発明の請求項2においては、低
回転異常値の判定しきい値を有し、固定データを低回転
数状態または回転数0状態に切り換え、固定データの信
頼性を向上させる。
【0025】
【実施例】
実施例1.以下、この発明の実施例1を図について説明
する。図1はこの発明の実施例1を示す機能ブロック図
であり、3はECU30に対応しており、1、1a、
2、PおよびReは前述と同様のものである。この場
合、ECU3は、以下の要素31〜39により構成され
ている。
【0026】31はパルスPが入力される毎に各パルス
間の所要時間すなわち時刻差Δt(i)を演算する時刻
差演算手段、32は時刻差Δt(i)を常に一定個数分
の最新データ列として確保する一定バイト数の確保RA
M、33は確保RAM32内のアドレスを順次移動させ
て常に一定個数の時刻差Δt(i)を確保するためのポ
インタである。
【0027】34はエンジンの作動行程のうちの1行程
分に相当する一定個数の時刻差Δt(i)を総和する総
和演算手段、35は総和演算手段34におけるデータ総
和演算数を計数する個数カウンタ、36は時刻差Δt
(i)の総和演算値Tiに基づいてエンジン回転数Re
1を演算する回転数演算手段である。
【0028】37はパルスPに基づいてエンジン回転数
の低回転状態を判定するための判定カウンタ(判定手
段)、38は判定カウンタ37の判定結果Dに応答して
エンジン回転数のデータをRe2に固定するデータ固定
手段、39は演算されたエンジン回転数Re1または固
定されたエンジン回転数Re2を最終的なエンジン回転
数Reとして出力するデータ出力手段である。
【0029】なお、回転数演算手段36は、低回転状態
を示す判定結果Dに応答して演算機能が禁止される。し
たがって、データ出力手段39は、通常時には演算され
たエンジン回転数Re1を出力し、低回転状態が判定さ
れた場合には、固定されたエンジン回転数Re2を出力
することになる。
【0030】また、判定手段37は、エンジン回転数の
低回転状態のみならず回転数0状態を判定するための判
定しきい値(後述する)を有し、データ固定手段38
は、判定結果Dに応答して、エンジン回転数Re2を低
回転数または回転数0状態に切り換えるようになってい
る。
【0031】図2〜図5は図1内のECU3の動作を示
すフローチャートであり、図2は時刻差演算手段31〜
ポインタ33によるパルスPの検出処理動作、図3は総
和演算手段34および個数カウンタ35による確保デー
タの演算処理動作、図4は回転数演算手段36によるエ
ンジン回転数Re1の演算処理動作、図5は判定カウン
タ37およびデータ固定手段38による低回転状態の判
定処理動作を、それぞれ示す。
【0032】図6は時刻差演算手段31〜個数カウンタ
35の動作を図式的に示す説明図であり、(a)はエン
ジン回転数Reが大きい(パルスPの発生数Npが大き
い)場合、(b)はエンジン回転数Reが小さい(パル
スPの発生数Npが小さい)場合をそれぞれ示す。
【0033】図6において、tcは前述と同様の演算タ
イミングであり、Ti11およびTi12はエンジン回
転数Reが大きい場合の総和演算値(一定個数分のパル
ス周期)、Ti21およびTi22はエンジン回転数R
eが小さい場合の総和演算値である。また、ここでは、
クランク軸1に18個の突起1aを設けた場合を想定し
て、一定個数(クランク軸1の1/2回転分に対応した
突起1aの個数)を9個としている。
【0034】図7は確保RAM32内のメモリ空間をポ
インタ33と関連させて示す説明図であり、Zはクラン
ク軸1に設けられた突起1aの数に相当するクランク軸
1の1回転分のパルス数、Z/2は1行程分のパルスP
の数すなわち一定個数、t(i−3)、…、t(i)は
各パルスPの検出時刻である。ポインタ33は、各パル
スPの検出時に、前回の検出時刻t(i−1)からの経
過時間を時刻差Δt(i)として確保RAM32内の現
在アドレスに対応したメモリ空間に格納し、次のアドレ
スに移動するようになっている。
【0035】次に、図6および図7を参照しながら、図
1に示したこの発明の実施例1の動作について説明す
る。まず、ECU3内の時刻差演算手段31は、時刻t
(i)においてセンサ2からのパルスPを検出したと
き、1つ前のパルスPの検出時刻t(i−1)からの所
要時間を時刻差Δt(i)として計測する。このとき、
時刻差Δt(i)は、以下の式(1)で表わされる。
【0036】 Δt(i)=t(i)−t(i−1) …(1)
【0037】式(1)で演算された時刻差Δt(i)の
計測量は、ポインタ33が指定した確保RAM32内の
アドレス空間に順次格納される。実際には、後述するよ
うに、前回および今回の各パルス検出時刻が時刻RAM
(図示せず)に一旦取り込まれた後、時刻差Δt(i)
が演算される。続いて、総和演算手段34は、1行程分
の各パルス間の所要時間すなわち時刻差Δt(i)の総
和演算値Tiを、確保RAM32内のデータの合計によ
り、以下の式(2)のように求める。
【0038】Ti=Σ{Δt(k)} …(2)
【0039】但し、式(2)において、時刻差Δt
(k)は、k=i−Z/2+1、…、i−1、i、の範
囲で、Z/2個(一定個数)分のデータが総和される。
なお、時刻差演算手段31によりパルス間の時刻差Δt
(i)を演算し確保RAM32に格納する処理動作は、
パルスPが生成される毎に行われるが、総和演算手段3
4による処理動作は、一定演算周期毎に行われる。これ
により、総和演算値Tiは、常に1行程に相当する一定
個数分のパルス周期を示し、1行程内で変動するパルス
Pの発生頻度の疎密状態が平均化されて、変動による影
響が抑制される。
【0040】すなわち、エンジン回転数Reが大きい場
合には、図6(a)のように小さい総和演算値Ti11
およびTi12となり、エンジン回転数Reが小さい場
合には、図6(b)のように大きい総和演算値Ti21
およびTi22となり、いずれの場合も安定した値が算
出される。特に、図6(b)のように、エンジン回転数
Reが小さくパルスPの発生頻度が不安定な場合にも、
変動に関係なく安定した総和演算値Ti21およびTi
22が得られる。
【0041】また、このとき、総和演算手段34による
処理は、演算タイミングtcで示すように一定周期毎に
行われるので、図6(b)のように、各演算対象期間す
なわち前々回の総和演算値Ti21と前回の総和演算値
Ti22とが重なり会う場合もあり得る。しかし、図7
のように、確保RAM32内に常に一定個数分のデータ
が格納されているので、総和演算処理動作に何ら支障を
及ぼすことはない。
【0042】このように、エンジン作動行程の1行程分
(クランク軸1の1/2回転分)のパルスPを平均化す
ることにより、作動行程内での回転変動による影響を抑
制することができる。また、一定個数のデータ総和演算
処理を行うのみでフィルタ処理演算を行う必要がないの
で、演算精度を向上させることができる。
【0043】また、各パルスPの入力所要時間を確保R
AM32内に格納する際、ポインタ33を移動させるこ
とにより、常に一定個数分の最新データ列を確保してお
くことにより、確保RAM32内のデータを移動させる
必要がなく、データ移動処理時間を短くすることができ
る。なお、演算異常の発生を防ぐため、たとえば確保R
AM32内のデータの総和演算処理中においては、パル
スPを検出するための割り込み処理を禁止する。
【0044】一方、判定カウンタ37は、各パルスPの
発生間隔を参照し、確保RAM32内のデータ異常(オ
ーバーフロー状態)を示す場合に、判定結果Dを出力し
て、データ固定手段38を介して、エンジン回転数を無
条件に固定データRe2とする。すなわち、エンジン回
転数が極端に減少した場合に、異常な回転数を演算する
ことなく、積極的に固定データRe2とする。
【0045】また、判定カウンタ37は、パルスPの発
生間隔検出のための判定しきい値を有し、判定しきい値
を越えたか否かにより、固定データを低回転数状態と回
転数なし(0rpm)状態とに切り換える。
【0046】以下、図2〜図5を参照しながら、この発
明の実施例1の具体的な制御処理動作について説明す
る。まず、ECU3内の時刻差演算手段31は、クラン
ク軸1に関連したセンサ2からのパルスPに応答して、
パルス検出時の割り込み処理ルーチン(図2)を実行す
る。
【0047】すなわち、ステップS210において、各
パルス間の時刻差Δt(i)を演算するのに先立って、
必要な時刻データとなる前回のパルス検出時刻t(i−
1)および今回のパルス検出時刻t(i)を、時刻差演
算手段31内の時刻RAMに取り込む。
【0048】また、ステップS212において、確保R
AM32に対するアドレス移動用のポインタ33(図7
参照)をカウント(インクリメント)することにより、
1つ下にシフトされた確保RAM32内のアドレスを示
す処理を行う。これにより、後述するステップS218
において演算される時刻差Δt(i)(=t(i)−t
(i−1))のデータ値は、一定バイト数の確保RAM
32に対してポインタ33が示す最新パルス用のアドレ
スのメモリ空間に格納可能な状態になる。
【0049】なお、前述のように、ポインタ33の示す
アドレス位置は、パルスPの検出毎に、次のパルス用の
確保RAM32内のアドレスに順次下方にシフト変更さ
れ、確保RAM32の最下点に達したときには最上点に
戻り、常に確保RAM32内のメモリ空間をサイクリッ
クに指示するように設定されている。
【0050】このため、ポインタ33の移動ステップS
212に続いて、ステップS214において、ポインタ
33のカウント値(パルス検出時刻のデータ数に依存す
る)が確保RAM32内の所定データ個数(すなわち、
図7内のZ/2)に達したか否かを判定する。もし、判
定結果がNOであって、カウント値が確保RAM32の
バイト数以下(すなわち、確保RAM32の最下点Z/
2またはそれより上)を示していれば、そのままステッ
プS218に進む。
【0051】一方、ステップS214の判定結果がYE
Sであって、ポインタ33のカウント値が確保RAM3
2の最下点Z/2より下(大きい値)を示していれば、
ステップS216において、ポインタ33内のポインタ
カウンタをクリアする。これにより、ポインタ33が次
回に示すアドレス位置を確保RAM32の最上点とし、
且つ、少数パルス(低回転)処理における演算禁止フラ
グ(後述する)をクリアした後、ステップS218に進
む。以上のステップS210〜S216により、以下の
時刻差Δt(i)のデータを確保するためのメモリ空間
が確実に割り当てられる。
【0052】続いて、ステップS218において、今回
のパルス検出時刻t(i)から前回のパルス検出時刻t
(i−1)を減算し、これをパルス間の所要時間すなわ
ち時刻差Δt(i)として、上記処理ステップS212
でカウントされたポインタ33の示す確保RAM32の
アドレス内に演算結果を格納する。
【0053】このとき、移動式のポインタ33は、パル
スPの検出毎に最新パルスに関する時刻差Δt(i)を
確保するためのアドレスを示すので、確保RAM32内
には常に最新データが確実に格納される。また、確保R
AM32には、常に一定パルス数分(1行程分に相当す
るZ/2個)の最新パルス間の時刻差Δt(i)が確保
される。
【0054】続いて、ステップS220において、次回
のパルス検出時の時刻差演算に使用可能にするために、
今回のパルス検出時刻t(i)を、前回のパルス検出時
刻t(i−1)として時刻RAMに確保する。また、ス
テップS222において、パルス間の時刻差Δt(i)
が正常に確保されたことから、少数パルス(低回転)判
定用のカウンタ(後述する)をクリアする。
【0055】以上のステップS210〜S222からな
る時刻差データ演算ルーチンは、パルスPが検出される
毎に、時刻差演算手段31の割り込み処理により繰り返
し実行され、常に最新の時刻差データ列を確保RAM3
2内に格納する。
【0056】次に、総和演算手段34による一定周期の
演算処理ルーチン(図3)について説明する。まず、総
和演算処理中において、パルス検出用の割り込み処理
(図2)が行われて確保RAM32内の時刻差データが
更新されると、総和演算処理に異常が発生するため、総
和演算中には図1の割り込み処理を禁止する必要があ
る。
【0057】したがって、ステップS310において、
確保RAM32内の時刻差データの総和演算中にはパル
ス検出による割り込み処理(図1)を実行しないよう
に、割り込み禁止処理を行う。続いて、ステップS31
2において、確保RAM32内の時刻差データの総和デ
ータを格納する総和用RAM(図示せず)を初期化し、
また、ステップS314において、確保RAM32内の
データ個数を計数する個数カウンタを初期化する。
【0058】なお、確保RAM32内の時刻差データ
(確保データ)を総和したデータを格納するための総和
用RAMと、確保データの個数を計数するための個数カ
ウンタとは、ともに総和演算手段34内に設けられてい
るものとする。
【0059】続いて、ステップS316において、総和
用RAMに確保データを加算し、ステップS318にお
いて、確保データの個数カウンタをカウント(インクリ
メント)する。続いて、ステップS320において、確
保データの個数カウンタの計数値を参照することによ
り、確保データ数(Z/2)の全てが加算終了したか否
かをチェックする。
【0060】もし、ステップS320の判定結果がNO
であって、全確保データのカウントがまだ終了していな
ければ、ステップS316に戻って確保データの加算処
理を繰り返す。一方、ステップS320の判定結果がY
ESであって、全確保データの加算が終了していれば、
ステップS322に進み、総和演算が終了したことか
ら、割り込み禁止処理を解除して割り込み許可状態に復
帰させる。
【0061】こうして、確保データの総和演算値を求め
ることで、一定パルス数分(1行程分)のパルス間の所
要時間Ti(=ΣΔt(i))が求められる。総和演算
ルーチン(図3)の終了時点において、総和演算手段3
4内の総和用RAM内には全確保データの総和時間(つ
まり、一定個数前のパルス検出時刻から今回のパルス検
出時刻までの所要時間)が確保されていることになる。
【0062】次に、回転数演算手段36によりエンジン
回転数Re1を求めるためのメイン演算処理ルーチン
(図4)について説明する。まず、ステップS410に
おいて、エンジン回転数Re1が演算可能か否かを示す
演算禁止フラグをチェックする。なお、演算禁止フラグ
は、少数パルス(低回転)チェック判定時(後述する)
において、エンジン回転数Reを固定データRe2とし
た場合にセットされる。
【0063】もし、ステップS410の判定結果がYE
Sであって、演算禁止フラグがセットされていれば、エ
ンジン回転数Re1の演算が不可能であるから、図4の
メインルーチンを直ちに終了する。一方、ステップS4
10の判定結果がNOであって、演算禁止フラグがクリ
アされていれば、ステップS412において、一定パル
ス数分のパルス間の所要時間Ti(クランク軸1の1/
2回転分)を2倍し、クランク軸1の1回転分の所要時
間2Tiを求める。
【0064】なお、前述のように、確保パルス数(Z/
2)は、エンジン作動行程の1行程(クランク軸1の1
/2回転)分のパルス数とする。続いて、ステップS4
14において、ステップS412で演算された1回転分
の所要時間2Tiの逆数をとることにより、以下の式
(3)のように、エンジン回転数Re1の演算値を求め
る。
【0065】Re1=(1/2)/Ti …(3)
【0066】上記式(3)のように、一定パルス数分の
パルス間の所要時間Tiを用いた演算により、エンジン
回転数Re1を求めることができる。こうして演算され
たエンジン回転数Re1は、最終的なエンジン回転数R
eとしてデータ出力手段39から出力される。
【0067】しかしながら、図4の演算処理のみでは、
パルス間の所要時間t(i)がECU3内のフリーラン
ニングカウンタの計測範囲を越えオーバーフローした場
合(つまり、検出対象であるエンジン回転数が極端に減
少または0となった場合)において、一定数の最新パル
ス間の各所要時間Δt(i)が確保されていることか
ら、演算異常を起こすおそれがある。これを防ぐため検
出パルスの数について、少数パルス判定を行う必要があ
る。
【0068】したがって、パルスPによる割り込み処理
(図2)、確保RAM32内のデータ総和処理(図3)
およびエンジン回転数演算処理(図4)とは別に、判定
カウンタ37による少数パルス判定処理(図5)を設け
る必要がある。少数パルス判定処理を実行する判定カウ
ンタ37は、その判定処理内においてパルスPの検出時
にクリアされるカウンタを有し、次のパルスPが検出さ
れるまで常にカウントを行うようになっている。
【0069】次に、判定カウンタ37およびデータ固定
手段38による少数パルス(低回転状態)判定時の処理
ルーチン(図5)について説明する。まず、ステップS
510において、一定のタイミングで、少数パルス用の
判定カウンタ37のカウント(インクリメント)を行
い、ステップS512において、判定カウンタ37のカ
ウント値が低回転数の設定時間を超過しているか否かを
チェックする。
【0070】もし、ステップS512の判定結果DがN
Oであって、カウント値が設定時間を超過していなけれ
ば、図5の判定処理ルーチンを直ちに終了する。一方、
ステップS512の判定結果DがYESであって、カウ
ント値が設定時間を超過していれば、ステップS514
において、カウント値がエンジン回転数Re=0に相当
する第2の設定時間(判定しきい値)を超過しているか
否かをチェックする。
【0071】もし、ステップS514の判定結果DがY
ESであって、カウント値が第2の設定時間を超過して
いれば、ステップS516において、エンジン回転数R
e2を0に固定する。一方、ステップS514の判定結
果DがNOであって、カウント値が第2の設定時間を超
過していなければ、ステップS518において、エンジ
ン回転数Re2を低回転数の固定値に設定する。
【0072】続いて、ステップS520において、少数
パルス(低回転)判定後の通常判定時の確保データの格
納のために、ポインタ33のカウンタの初期化を行う。
このとき、ポインタ33のカウンタは、確保RAM32
内のアドレスの最上点の1つ上(アドレス0に相当)を
示し、正常演算復帰後に、パルス間データの確保RAM
32の最上点からデータ格納動作が始まるようにする。
【0073】最後に、ステップS522において、通常
演算復帰後に、確保RAM32内の所定個数分(1行程
分)のZ/2個のデータ列がそろうまで、総和演算およ
びエンジン回転数演算を禁止とするための演算禁止フラ
グをセットする。このように、判定カウンタ37のカウ
ント数がある一定値(設定時間)に達した場合、低回転
数または回転数なし(0)と判定し、エンジン回転数R
e2のデータを低回転数の固定データまたは0とするこ
とにより、時刻差Δt(i)の計測時のオーバーフロー
による無駄時間を防止することができる。
【0074】また、低回転判定期間中、および、通常検
出復帰後における1行程間のデータ確保完了までは、エ
ンジン回転数Re1の演算処理を中断することにより、
異常演算結果をエンジン回転数Reとして出力すること
を防止することができる。
【0075】実施例2.なお、上記実施例1では、各パ
ルスPの前回の検出時刻t(i−1)および今回の検出
時刻t(i)を、それぞれ時刻差演算手段31内の時刻
RAMに取り込んだ後、時刻差Δt(i)を演算した
が、前回の検出時刻t(i−1)を保持しておき、今回
のパルス検出と同時に時刻差Δt(i)を確保RAM3
2内に格納してもよい。
【0076】実施例3.また、判定カウンタ37のカウ
ント値を第2の設定時間(判定しきい値)と比較し、2
段階の低回転状態および回転数0状態を判定するように
したが、低回転状態のみを判定して固定のエンジン回転
数Re2を1段階に設定してもよい。
【0077】
【発明の効果】以上のようにこの発明の請求項1によれ
ば、エンジンのクランク軸に関連して設けられ、クラン
ク軸の回転に同期してエンジン回転数に比例した周波数
のパルスを所定クランク角毎に出力するセンサ手段と、
センサ手段から出力されるパルスに基づいてエンジン回
転数を演算するECUとを備え、ECUは、パルスの各
々の時刻差を演算する時刻差演算手段と、エンジンの作
動行程のうちの1行程分に相当する一定個数の時刻差を
総和する総和演算手段と、総和された時刻差の演算値に
基づいてエンジン回転数を演算する回転数演算手段と
パルスに基づいてエンジン回転数の低回転状態を判定す
るための判定手段と、判定結果に応答してエンジン回転
数のデータを固定するデータ固定手段とを含み、回転数
演算手段は、判定結果に応答して演算機能が禁止される
ようにしたので、エンジン作動行程中の回転変動の影響
を平均化して抑制し、機械的部分や回路的部分の改変を
必要とせずに、システムの制御変更のみで安定したエン
ジン回転数を演算精度を損なうことなく求めることがで
きるうえ、時刻差データが低回転異常値を示す場合、エ
ンジン回転数を無条件に固定データとして無駄な時間浪
費を防止することのできるエンジン回転数検出装置が得
られる効果がある。
【0078】
【0079】
【0080】
【0081】また、この発明の請求項2によれば、請求
項1において、判定手段は、エンジン回転数の低回転状
態のみならず回転数0状態を判定するための判定しきい
値を有し、データ固定手段は、判定結果に応答して、エ
ンジン回転数を低回転数または回転数0状態に切り換え
るようにしたので、固定データの信頼性を向上させたエ
ンジン回転数検出装置が得られる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施例1を示す機能ブロック図で
ある。
【図2】 この発明の実施例1によるパルス検出時の割
り込み処理ルーチンを示すフローチャートである。
【図3】 この発明の実施例1による確保データの総和
演算ルーチンを示すフローチャートである。
【図4】 この発明の実施例1によるエンジン回転数の
メイン演算ルーチンを示すフローチャートである。
【図5】 この発明の実施例1による少数パルス判定ル
ーチンを示すフローチャートである。
【図6】 この発明の実施例1によるパルスおよび総和
期間を時系列的且つ図式的に示す説明図であり、(a)
は高回転時、(b)は低回転時の状態をそれぞれ示す。
【図7】 この発明の実施例1によるパルス間の所要時
間を格納するための確保RAMのメモリ空間をポインタ
とともに示す説明図である。
【図8】 一般的なエンジン作動行程における回転数変
動を示す説明図である。
【図9】 従来のエンジン回転数検出装置を概略的に示
す構成図である。
【図10】 従来のエンジン回転数検出装置によるパル
スおよび計測期間を時系列的且つ図式的に示す説明図で
あり、(a)は高回転時、(b)は低回転時の状態をそ
れぞれ示す。
【符号の説明】
1 クランク軸、2 センサ、3 ECU、31 時刻
差演算手段、32 確保RAM、33 ポインタ、34
総和演算手段、36 回転数演算手段、37判定カウ
ンタ(判定手段)、38 データ固定手段、D 判定結
果、P パルス、Re エンジン回転数、Re1 演算
されたエンジン回転数、Re2 固定されたエンジン回
転数、Δt(i) 時刻差、Ti、Ti11、Ti1
2、Ti21、Ti22 総和時刻差の演算値、S21
2 ポインタをインクリメントするステップ、S218
時刻差を演算するステップ、S310 割り込み演算
機能を禁止するステップ、S316 時刻差データを総
和演算するステップ、S414 エンジン回転数を演算
するステップ、S512、S514 低回転状態を判定
するステップ、S516 低回転数に固定するステッ
プ、S518 回転数0状態に固定するステップ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−93920(JP,A) 特開 平1−273857(JP,A) 特開 昭59−28666(JP,A) 特開 昭59−540(JP,A) 特開 昭63−241466(JP,A) 特開 昭58−150864(JP,A) 特開 昭60−262056(JP,A) 特開 昭63−235644(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F02D 45/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンのクランク軸に関連して設けら
    れ、前記クランク軸の回転に同期してエンジン回転数に
    比例した周波数のパルスを所定クランク角毎に出力する
    センサ手段と、 前記センサ手段から出力されるパルスに基づいて前記エ
    ンジン回転数を演算するECUとを備えたエンジン回転
    数検出装置において、 前記ECUは、 前記パルスの各々の時刻差を演算する時刻差演算手段
    と、 前記エンジンの作動行程のうちの1行程分に相当する一
    定個数の前記時刻差を総和する総和演算手段と、 前記総和された時刻差の演算値に基づいて前記エンジン
    回転数を演算する回転数演算手段と 前記パルスに基づいて前記エンジン回転数の低回転状態
    を判定するための判定手段と、 前記判定結果に応答して前記エンジン回転数のデータを
    固定するデータ固定手段とを含み、 前記回転数演算手段は、前記判定結果に応答して演算機
    能が禁止される ことを特徴とするエンジン回転数検出装
    置。
  2. 【請求項2】 前記判定手段は、前記エンジン回転数の
    低回転状態のみならず回転数0状態を判定するための判
    定しきい値を有し、 前記データ固定手段は、前記判定結果に応答して、前記
    エンジン回転数を低回転数または回転数0状態に切り換
    える ことを特徴とする請求項1に記載のエンジン回転数
    検出装置。
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JP5490054B2 (ja) * 2011-04-28 2014-05-14 三菱電機株式会社 回転速度算出装置
EP3249411A1 (en) * 2016-05-27 2017-11-29 Schneider Electric Industries SAS Method and device for determining the rotational speed of an engine

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