JP3490289B2 - 厨芥処理装置 - Google Patents

厨芥処理装置

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JP3490289B2
JP3490289B2 JP10145698A JP10145698A JP3490289B2 JP 3490289 B2 JP3490289 B2 JP 3490289B2 JP 10145698 A JP10145698 A JP 10145698A JP 10145698 A JP10145698 A JP 10145698A JP 3490289 B2 JP3490289 B2 JP 3490289B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般家庭やレスト
ラン等の厨房から出される生ゴミ、樹脂パック、穀類等
の混在する厨芥を加熱乾燥処理するための厨芥処理装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、この種の厨芥処理装置は、収
容槽内を回転する攪拌部材を用いて厨芥を攪拌するとと
もに収容槽に設けられたヒータに通電し、厨芥を加熱乾
燥処理するようになっている。この場合、加熱乾燥処理
が進行すると厨芥の水分が減少するので、厨芥が焦付き
やすくなる。従って、例えば特開平8−29058号公
報に開示された厨芥処理装置においては、厨芥から発生
する水蒸気が少なくなるにつれてヒータの設定温度を低
下させ、同設定温度と収容槽に設けられた温度検出手段
の検出結果とに基づいてヒータの通電・非通電を制御す
ることで、厨芥の焦付きを抑制する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の厨芥処理装置にあっては、収容槽の底部等に設けら
れた温度検出手段の出力に基づいてヒータの通電制御を
実行しているため、温度検出手段と厨芥の位置関係によ
っては一部の厨芥が高温になっているにも拘らずヒータ
を通電し続けてしまい、結果として厨芥が焦付くことが
あった。この問題の対策として、収容槽に多数の温度検
出手段を設置することが考えられるが、それではコスト
の大幅上昇を招いてしまう。従って、本発明の目的は、
コストの大幅上昇を招くことなく厨芥の焦付きを回避し
得る厨芥処理装置を提供することにある。
【0004】
【発明の概要】上記目的を達成するための、本発明の第
1の特徴は、温度検出手段の出力に基づいて収容槽の温
度が所定の下限温度(TDN)以下であると判定された
ときにヒータに通電し、収容槽の温度が所定の上限温度
(TUP)以上であると判定されたときにヒータを非通
電とするヒータ制御を行う収容槽温度制御手段を備えた
厨芥処理装置において、ヒータの連続通電時間が第1の
所定時間(TH1)以上となったとき収容槽温度制御手
段によるヒータ制御に優先してヒータを強制的に非通電
とし、強制的な非通電の開始から第2の所定時間(TH
2)が経過するまでは前記ヒータへの通電を禁止するヒ
ータ通電時間制御手段を具備したことにある。
【0005】この構成によれば、温度検出手段が厨芥の
高温部分の温度を検出できない場合にあっても確実にヒ
ータを非通電とし、その後の所定時間(TH2)におけ
るヒータの再通電を禁止するので、厨芥の焦付きを効果
的に防止することができる。
【0006】本発明の第2の特徴は、収容槽の温度を検
出する温度検出手段の検出結果に基づいて収容槽の温度
が所定の下限温度(TDN)以下であると判定されたと
きにヒータに通電し、所定の上限温度(TUP)以上で
あると判定されたときにヒータを非通電とするヒータ制
御を行う収容槽温度制御手段と、攪拌部材を連続的に回
転する連続運転状態、又は攪拌部材を一時停止しながら
回転する間欠運転状態の何れかの状態を選択的に達成す
る攪拌部材制御手段とを備え、収容槽内の厨芥を攪拌し
ながら加熱乾燥処理する厨芥処理装置において、攪拌部
材が間欠運転状態にある場合に、ヒータの連続通電時間
が第1の所定時間(TH1)以上となったとき収容槽温
度制御手段によるヒータ制御に優先してヒータを強制的
に非通電とし、強制的な非通電の開始から第2の所定時
間(TH2)が経過するまでは前記ヒータへの通電を禁
止するヒータ通電時間制御手段を具備したことにある。
【0007】第2の特徴によれば、攪拌部材の間欠的な
運転中、即ち厨芥の移動が一時的に停止して焦付き易い
状況が発生する運転状態において、ヒータの連続通電時
間を第1の所定時間(TH1)までに制限し、更に強制
的な非通電から第2の所定時間(TH2)が経過するま
ではヒータへの再通電を禁止するので、厨芥の焦付きを
有効に回避することができる。
【0008】また本発明の第3の特徴は、上記第2の特
徴における攪拌部材制御手段が、厨芥の加熱乾燥処理の
初期において前記連続運転状態を選択し、前記厨芥の加
熱乾燥処理の後期において前記間欠運転状態を選択する
よう構成したことにある。
【0009】これにより、加熱乾燥処理の初期において
は厨芥の加熱乾燥効率を向上し、また加熱乾燥処理の後
期においては厨芥の過度の攪拌を回避しつつ表面のみが
乾燥して厨芥全体の加熱乾燥効率が低下することを防止
し、加えて厨芥の焦付きを有効に回避する厨芥処理装置
が提供される。
【0010】
【発明の実施の形態】a.第1の実施形態 以下、本発明の第1の実施形態を図面を用いて説明す
る。図1及び図2は同実施形態に係る厨芥処理装置の外
観を示しており、図3及び図4は同厨芥処理装置の外装
パネルを外した内部構成を示している。この厨芥処理装
置は、収容槽10、撹拌部材20、駆動装置30、熱風
循環装置40、排気装置50及び制御ボックス60を備
えており、収容槽10内に投入される厨芥(図示省略)
を加熱及び撹拌して加熱乾燥処理するように構成されて
いる。
【0011】収容槽10は、前面上部の縦壁に矩形の投
入口11aを有するとともに前面中間部の縦壁に矩形の
排出口11bを有して底部11cが断面半円形状に形成
されたタンク11、タンク11の投入口11aを開閉可
能に密閉する投入口蓋12、及びタンク11の排出口1
1bを開閉可能に密閉する排出口蓋13を備え、フレー
ム90に一体的に組付けられている。
【0012】タンク11の底部11cの外側には、同底
部11cを加熱するタンクヒータ14が蛇行状に取付け
られている。なお、同底部11cの外側全体は断熱材
(図示省略)によって被覆されており、熱の放散防止が
図られている。また、同底部11cには、同底部11c
の温度を検出するタンク温度センサ15も組付けられて
いる。タンク11の投入口11aと排出口11bはそれ
ぞれ左右方向幅がタンク11の左右方向幅と略等しくさ
れており、排出口11bに対応してホッパ16、カバー
17及び容器18が配設されている。ホッパ16及びカ
バー17は、排出口11bから容器18に加熱乾燥処理
後の厨芥を導くためのものである。容器18は加熱乾燥
処理後の厨芥を収容するものであり、上端に開口を有す
るとともに、図4に示したように下端にてフレーム90
に傾動可能に組付けられ、内部には市販のごみ袋(図示
省略)が脱着可能に組付けられるようになっている。ま
た、フレーム90には容器セットスイッチ19も組付け
られており、同スイッチ19は、容器18が図4の実線
の状態にあって排出口11bからの厨芥の導入が可能な
状態にあるときオン状態となり、容器18が同図4の二
点鎖線の状態にあって排出口11bからの厨芥の導入が
不可能な状態にあるときオフ状態となる。
【0013】投入口蓋12は、下端にてブラケット81
を介してタンク11に傾動可能に組付けられており、上
端外側に設けたバーハンドル12bによって開閉される
ようになっている。投入口蓋12の裏面にはロック機構
(図1に鍵穴12aのみ図示)が設けられており、同ロ
ック機構は、鍵穴12aに挿入されるキーにより同蓋1
2が開かれることを許容又は禁止する。また、投入口蓋
12の内側には、厨芥の投入時に厨芥をタンク11内に
導くシュート12cが取付けられている。
【0014】排出口蓋13は、図5の側面図に詳細に示
すように、上端にてヒンジ13aを介してタンク11に
揺動可能に組付けられているとともに、下端部の左右両
端にてそれぞれ外側に向けて突出したピン13b,13
bを備えている。各ピン13b,13bは、それぞれカ
ムプレート13c,13cに設けられたL字状の長孔1
3c1,13c1を、それらの内周面に沿って摺動可能
に貫通している。各カムプレート13c,13cは、カ
バー17内にて左右方向に延設された軸13dに固着さ
れている。軸13dはカバー17内適宜箇所に同軸13
d回りに回動可能に組付けられており、カバー17内に
設けた排出口蓋モータ13aにより回動されるようにな
っている。これにより、排出口蓋13は、排出口蓋モー
タ13eの回転により左右一対のカムプレート13c,
13cを介して揺動され、排出口11bを図5(A)に
示す閉状態と図5(B)に示す開状態とに切換えるよう
に構成されている。
【0015】また、カバー16内には、閉状態検出セン
サ13f及び開状態検出センサ13gも設けられてい
る。各センサ13f,13gはリードスイッチにより構
成され、軸13dに固着されて両カムプレート13c,
13cと共に回動する突出片13hの近接を感知するこ
とにより、それぞれ排出口13の閉状態及び開状態を検
出する。
【0016】撹拌部材20は、回転軸21、6本の連結
棒22、及び6枚の羽根23からなる。回転軸21は、
タンク11に左右一対の軸支装置29を介して回転可能
に組付けられてタンク11を貫通してなり、駆動装置3
0により回転駆動される。連結棒22は、各一端にて回
転軸21に固定されるとともに、径方向に延設されてい
る。羽根23はそれぞれ各連結棒22の先端に固着され
ており、回転軸21の回転に連動してタンク11の底部
11cの半円形内壁に沿って回転し、同タンク11内の
厨芥を攪拌する。
【0017】駆動装置30は、攪拌モータ31、攪拌モ
ータ31の出力軸に一体的に組付けられた駆動スプロケ
ット32、撹拌部材20の回転軸21のタンク11外に
突出した右端部に一体的に組付けられた従動スプロケッ
ト33、両スプロケット32,33を繋ぐチェーン34
によって構成されている。また、駆動装置30は、回転
軸21の回転位置を検出するための回転板35及び回転
位置センサ36も備えている。回転板35は回転軸21
のタンク11外に突出した右端に組付けられ、図6に詳
細に示すように、周方向45度毎に径方向外側へ突出し
た突出部35aを備えている。回転位置センサ36は、
タンク11に組付けられたブラケット82により回転板
35の近傍に配設され、攪拌部材20と共に回転板35
が45度回動する毎に、同回転板35の突出部35aの
近接を検出する。
【0018】熱風循環装置40は、タンク11内の空気
を熱風(図3及び図4に幅広の矢印にて示した)として
循環させるものであり、タンク11内の上端背面側に設
けた還流ダクト41を有する。還流ダクト41は、前面
上部に左右方向に長い流入口41aを有するとともに、
下面後方に左右方向に長い流出口41bを有し、内部に
熱風ファン42を収容している。熱風ファン42は、タ
ンク11外に組付けた熱風ファンモータ43により回転
駆動され、流入口41aを介してタンク11上方の内気
を環流ダクト41内に導入するとともに、環流ダクト4
1の右側前面下部に組付けた吸気ダクト47を介して収
容槽10の外気を環流ダクト41内に導入し、導入した
空気を流出口41bを介して導出する。還流ダクト41
の下面前方には左右方向に長い誘導板44が組付けられ
ており、誘導板44は還流ダクト41の流出口41bか
ら下方に導出された空気をタンク11の底部11c後方
に導くとともに、タンク11の底部11c前方から上方
に向けて流れる空気を環流ダクト41の流出口41a及
び排気装置50に導くものである。誘導板44とタンク
11の背壁との間に形成される通路には同通路を通過す
る空気を加熱するための熱風ヒータ45と、同ヒータ4
5によって加熱された熱風の温度を検出する熱風温度セ
ンサ46とが設けられている。
【0019】排気装置50は、タンク11の内気の一部
を大気中に放出するものであり、タンク11の上方に設
けられてタンク11内に連通した排気ダクト51を有す
る。排気ダクト51は、同ダクト51外に組付けた排気
ファンモータ52によって回転駆動される排気ファン
(図示省略)を収容しており、同ファンはタンク11の
内気を脱臭装置53及び放出ダクト54を介して大気中
に放出する。脱臭装置53は、排気ファンにより送出さ
れたタンク11の内気を脱臭した上で通過させるもので
あり、通過する内気に含まれる厨芥から発生したガスや
水蒸気を酸化及び分解するための触媒53aと、同触媒
53aの上流にて同触媒53aを通過する空気を加熱す
るための触媒ヒータ53bとを収容している。また、触
媒ヒータ53bと触媒53aの間には触媒温度センサ5
3cが設けられており、同センサ52は上記触媒ヒータ
53bにより加熱された空気の温度を検出する。
【0020】制御ボックス60には、使用者が操作する
ためのパネル61が組付けられている。パネル61は、
起動スイッチ61a、第1及び第2厨芥量設定スイッチ
61b1,61b2、排出スイッチ61c、停止スイッ
チ61d、乾燥処理ランプ61e及び排出ランプ61f
を備えている。起動スイッチ61aは、厨芥の加熱乾燥
処理の開始を指示するためのスイッチである。第1及び
第2厨芥量設定スイッチ61b1,61b2は、加熱乾
燥処理する厨芥の質量(例えば、10kg,20kg)
をそれぞれに指示するためのスイッチである。排出スイ
ッチ61cは、厨芥の排出を指示するためのスイッチで
ある。停止スイッチ61dは、厨芥の加熱乾燥処理又は
排出の停止を指示するためのスイッチである。加熱乾燥
処理ランプ61eは、厨芥の加熱乾燥処理中に点灯する
ランプである。排出ランプ61fは、厨芥の排出中に点
灯するランプである。
【0021】制御ボックス60内には、図7に示すよう
に、上記各センサ13f,13g,15,36,46,
53c、容器セットスイッチ19、モータ13e,3
1,43,52、ヒータ14,45,53b及びパネル
61に接続された電気制御回路70が設けられている。
電気制御回路70はマイクロコンピュータにより構成さ
れ、図10〜19に示すフローチャートに対応したプロ
グラムを実行し、各モータ13e,31,43,52及
びヒータ14,45,53bの作動(通電・非通電)を
制御する。また、電気制御回路70には、キースイッチ
71も接続されている。キースイッチ71は、投入口蓋
12のロック機構と連動してその状態を切換えられ、同
蓋12の開操作が禁止されているときオン状態となり、
同開操作が許容されているときオフ状態となる。また、
電気制御回路70は、それぞれに時間を計測する第1〜
第5タイマ72〜76を内蔵している。
【0022】次に、上記のように構成した当該実施形態
の動作を、図8,9のタイムチャート及び図10〜19
のフローチャートを用いて説明する。
【0023】a−1.概要 図示しない電源スイッチが投入されると、電気制御回路
70は図10のステップ100にてプログラムの実行を
開始し、まずステップ102の初期設定処理を実行す
る。この初期設定処理は、後述するフラグFLG1〜F
LG8及びカウント値CNT1,CNT2、タイマTO
N、タイマTOFFをそれぞれ値“0”に設定するとと
もに、時間データTDの値を第5所定時間T5(例え
ば、21.4秒)に設定する処理である。そして、ステ
ップ104〜110からなる循環処理を繰返し実行し続
けて、投入口蓋12がロックされていてキースイッチ7
1がオン状態にあることを条件に、起動スイッチ61a
又は排出スイッチ61cの操作を待ち続ける。また、こ
のとき、ステップ106にて、第2、第3及び第4所定
時間T2,T3,T4を、パネル61の第1及び第2厨
芥量設定スイッチ61b1,61b2の操作に応じて、
同操作により指示された厨芥の質量に対応した値にそれ
ぞれ設定する(例えば、厨芥量10kgに対してはそれ
ぞれ1時間、2時間及び4時間、厨芥量20kgに対し
てはそれぞれ1時間半、3時間及び6時間)。
【0024】上記ステップ104〜110の循環処理
中、投入口11aから厨芥がタンク11内に投入された
後、投入口蓋12が閉じられてロックされることにより
キースイッチがオン状態になり、起動スイッチ61aが
オン操作されると、電気制御回路70はステップ108
にて「YES」と判定し、プログラムを図11のステッ
プ114以降へ進める。以後、電気制御回路70は、ス
テップ114〜134からなる処理の実行により、タン
ク11内の厨芥を加熱乾燥処理する(図8参照)。
【0025】また、この加熱乾燥処理後、図12のステ
ップ136〜150からなる処理の実行により、加熱乾
燥処理したタンク11内の厨芥を冷却する。さらに、こ
の冷却後、容器18が排出口11bからの厨芥の導入が
可能な状態にあって容器セットスイッチ19がオン状態
にあれば、ステップ154における「YES」との判定
の基に図13のステップ156〜174からなる処理を
実行して、冷却した厨芥を排出する。
【0026】また、上記ステップ104〜110の循環
処理中、排出スイッチ61cがオン操作されると、電気
制御回路70はステップ110にて「YES」と判定
し、容器18が排出口11bからの厨芥の導入が可能な
状態にあって容器セットスイッチ19がオン状態にある
ことを条件にプログラムをステップ156以降へ進め、
上記加熱乾燥処理を介さず直接タンク11内の厨芥の排
出を開始する。
【0027】a−2.加熱乾燥処理 次に、上記加熱乾燥処理について詳しく説明する。タン
ク11内の厨芥を加熱乾燥処理するとき、電気制御回路
70は、まず、ステップ114にて、第1タイマ72を
リセットスタートして計時を開始させる。ステップ11
6においては、乾燥処理ランプ61eを点灯させる。ス
テップ118においては、閉状態検出センサ13fが排
出口11bの閉状態を検出するまで排出口蓋モータ13
eを作動させて、排出口11bを閉状態にする。ステッ
プ120においては、熱風ファンモータ43及び排気フ
ァンモータ52を作動させて熱風ファン42及び排気フ
ァンの回転を開始し、タンク11の内気を循環させ始め
るとともに同内気を脱臭装置53を介して大気中に放出
させ始める。そして、これら各処理後、ステップ122
〜134からなる循環処理を繰返し実行する。
【0028】ステップ122においては、タンクヒータ
制御処理を実行する。この制御内容については後に図1
8及び図19を用いて詳述するが、制御の概略として
は、タンク温度センサ15の検出に基づいて、タンク1
1の底部11cの温度が所定の下限温度TDN(例え
ば、127℃)以下まで下降したときタンクヒータ14
を作動させ(通電し)、同作動により同底部11cの温
度が上昇して所定の上限温度TUP(例えば、130
℃)に達したとき同作動を停止させる(非通電とする)
ヒータ制御(収容槽温度制御)を基本としている。ま
た、後述の攪拌モータ制御処理における間欠攪拌処理
(図14のステップ214)が実行されている場合に
は、タンクヒータ14の連続作動時間(連続通電時間)
が第1ヒータ制御時間TH1(例えば、5分)以上にな
ると上述のタンク温度センサ15に基づくヒータ制御に
優先して、タンクヒータ14の作動を強制的に停止し、
その後第2ヒータ制御時間TH2(例えば、3分)が経
過するまではタンクヒータ14の作動を禁止する制御
(ヒータ通電時間制御)を実行する。
【0029】ステップ124においては、熱風ヒータ制
御処理を実行する。この熱風ヒータ制御処理において
は、熱風温度センサ46により検出される温度が所定の
下限温度(例えば、127℃)以下まで下降したとき熱
風ヒータ45を作動させ、同作動により同検出温度が上
昇して所定の上限温度(例えば、130℃)に達したと
き同作動を停止させる。これにより、上記ステップ12
2〜134の循環処理中、熱風ヒータ45により加熱さ
れた熱風の温度は上記所定の上限温度と下限温度の間に
保たれる。そして、同熱風が熱風ファン42によりタン
ク11内の厨芥に吹きつけられて循環し、同厨芥を加熱
する。ただし、この加熱乾燥処理が開始されてから所定
時間(例えば、1時間)の間は、上記上限温度を高く
(例えば、150℃に)設定しておくことにより、上記
熱風の温度を上記高い上限温度まで上昇させる。これに
より、当該厨芥処理装置の加熱乾燥効率が向上する。
【0030】ステップ126においては、触媒ヒータ制
御処理を実行する。この触媒ヒータ制御処理において
は、触媒温度センサ53cにより検出される温度が所定
の下限温度(例えば、400℃)以下まで下降したとき
触媒ヒータ53bを作動させ、同作動により同検出温度
が上昇して所定の上限温度(例えば、600℃)に達し
たとき同作動を停止させる。これにより、上記ステップ
122〜134の循環処理中、大気中に放出されるタン
ク11の内気の触媒53aを通過するときの温度が上記
所定の上限温度と下限温度の間に保たれるため、同触媒
53aの脱臭効率が安定する。
【0031】ステップ128においては、攪拌モータ制
御処理を実行する。この攪拌モータ制御処理は、攪拌モ
ータ31の作動を制御してタンク11内の厨芥を攪拌
し、同厨芥の全体が加熱されるようにするとともに同厨
芥に含まれる水分を蒸発しやすくするための処理であ
る。その詳細については後述する。
【0032】なお、上記ステップ122〜128の各処
理における各制御は、プログラムの進行を止めることな
く、上記ステップ122〜134の循環処理中に随時実
行されるものである。
【0033】上記ステップ122〜134の循環処理
中、この加熱乾燥処理が開始されてから前記図10のス
テップ106にて設定した第4所定時間T4が経過し、
上記ステップ114にてリセットスタートした第1タイ
マ72が同所定時間T4を計時すると、ステップ134
における「YES」との判定の基に電気制御回路70は
プログラムを図12のステップ136以降へ進め、この
加熱乾燥処理を終了する。
【0034】また、上記ステップ122〜134の循環
処理中、投入口蓋12のロックが解除されてキースイッ
チ71がオフ状態となった場合、又は停止スイッチ61
dがオン操作された場合、電気制御回路70はステップ
130,132の各判定処理によりプログラムを図12
のステップ152へ進め、この加熱乾燥処理を中止す
る。ステップ152においては、タンクヒータ14、攪
拌モータ31、熱風ファンモータ43、熱風ヒータ4
5、排気ファンモータ52及び触媒ヒータ53cの作動
をすべて停止させる。なお、既に作動を停止しているも
のについてはその停止状態を継続させる。また、乾燥処
理ランプ61eを消灯する。そして、これら各処理後、
プログラムを前記ステップ102以降へ進める。
【0035】a−2−1.攪拌モータ制御処理 次に、上記ステップ128の攪拌モータ制御処理につい
て詳しく説明する。この攪拌モータ制御処理において
は、図8,14に示すように、上記図11のステップ1
14にてリセットスタートされた第1タイマ72の計時
に基づき、時間経過に従って異なる攪拌処理が実行され
る。
【0036】即ち、図14のステップ200にてこの攪
拌モータ制御処理の実行が開始されたとき、第1タイマ
72の計時が予め設定された第1所定時間T1(例え
ば、3分)に達していなければ、ステップ202におけ
る「NO」との判定の基に、電気制御回路70はステッ
プ204の連続攪拌処理を実行する。この連続攪拌処理
においては、所定時間(例えば、30秒)毎にその方向
を切換えながら攪拌モータ31を作動させ続け、攪拌部
材20を連続的に回転させ続けてタンク11内の厨芥を
攪拌する。これにより、加熱乾燥処理される厨芥が予め
粉砕されるとともにタンク11内に全体的に均質化され
るため、厨芥全体の加熱乾燥効率が向上する。
【0037】一方、第1タイマ72の計時が上記第1所
定時間T1以上かつ前記図10のステップ106にて設
定された第2所定時間T2未満であれば、ステップ20
2における「YES」及びステップ206における「N
O」との判定の基に、電気制御回路70はステップ20
8の分割攪拌処理を実行する。また、第1タイマ72の
計時が同第2所定時間T2以上かつ同様にステップ10
6にて設定された第3所定時間T3未満であれば、ステ
ップ202,206における「YES」及びステップ2
10における「NO」との判定の基に、ステップ212
の処理を実行した上で、ステップ208の分割攪拌処理
を実行する。この分割攪拌処理においては、攪拌モータ
31を制御して、攪拌部材20に、45度だけ回動して
時間データTDの表す時間だけ停止する動作を繰返さ
せ、タンク11内の厨芥を攪拌する。その詳細及びステ
ップ212については後述する。
【0038】一方、第1タイマ72の計時が上記第3所
定時間T3以上であれば、ステップ202,206,2
10における「YES」との判定の基に、ステップ21
4の間欠攪拌処理を実行する。この間欠攪拌処理におい
ては、攪拌モータ31に所定時間TK(例えば、15
秒)の作動と所定時間TS(例えば、5秒)の停止を繰
返させて、攪拌部材20に少なくとも1回転以上回転し
て所定時間だけ停止する動作を繰返させ、タンク11内
の厨芥を攪拌する。また、上記回転の方向は所定回数
(例えば、1回)毎に切換える。これにより、加熱乾燥
処理が進行してタンク11内の厨芥の含む水分量が減少
したとき、同厨芥を過度に攪拌することを回避した上
で、表面のみが乾燥して同厨芥全体の加熱乾燥効率が低
下することを回避できる。
【0039】なお、上記ステップ204,208,21
4の各処理における各制御も、前記ステップ122〜1
28の各処理における各制御と同様にプログラムの進行
を止めるものではなく、前記ステップ122〜134の
循環処理中この攪拌モータ制御処理が実行されたときに
随時実行されるものである。これらステップ204,2
08,214の各処理が一旦終了する毎に、電気制御回
路70はステップ216にてこの攪拌モータ制御処理を
終了する。
【0040】a−2−2.分割攪拌処理 次に、上記ステップ208の分割攪拌処理について詳し
く説明する。図15のステップ300にてこの分割攪拌
処理の実行を開始した後、電気制御回路70は、ステッ
プ302にてカウント値CNT1が予め設定された所定
値N(例えば、4)以上であるか否かを判定するととも
に、ステップ304にてフラグFLG1が値“1”であ
るか否かを判定する。カウント値CNT1は、攪拌部材
20の回動方向を切換えた回数を計測するためのもので
ある。フラグFLG1は、値“1”にて第2タイマ73
のリセットスタートを禁止し、値“0”にて同リセット
スタートを許容するフラグである。最初、カウント値C
NT1及びフラグFLG1は図10のステップ102に
て値“0”に設定されているため、電気制御回路70は
ステップ302,304にて共に「NO」と判定し、プ
ログラムをステップ306以降へ進める。ステップ30
6においては、第2タイマ73をリセットスタートして
計時を開始させる。また、ステップ308においては、
フラグFLG1を値“1”に設定する。これにより、次
回以降この分割攪拌処理を実行するとき、電気制御回路
70は上記ステップ304にて「YES」と判定し、ス
テップ306にて第2タイマ73を再びリセットスター
トすることなくプログラムをステップ310以降へ進め
るようになる。
【0041】ステップ310〜336は、フラグFLG
2の値に基づいて、攪拌モータ31の作動を制御する処
理である。フラグFLG2は、攪拌モータ31が作動中
であるとき値“1”に設定され、同モータ31が非作動
中であるとき値“0”に設定されているフラグである。
【0042】最初、攪拌モータ31は、前記図14のス
テップ204の連続攪拌処理の制御により連続的に作動
し続けており、フラグFLG2は値“1”に設定されて
いるため、電気制御回路70はステップ310にて「Y
ES」と判定してプログラムをステップ312以降へ進
める。ステップ312においては、回転位置センサ36
が回転板35の突出部35aの近接を新たに検出したか
否かを判定する。そして、このとき同新たな検出がなけ
れば、「NO」との判定の基にステップ340にてこの
分割攪拌処理を終了する。
【0043】以後、この分割攪拌処理を実行する毎に、
電気制御回路70は上記ステップ312の判定処理を繰
返し実行する。同繰返し実行中、攪拌モータ31は作動
を継続しており、攪拌部材20と共に回転板35は回転
を継続している。そして、回転位置センサ36が回転板
35の突出部35aの近接を新たに検出したとき、上記
ステップ312における「YES」との判定の基に、電
気制御回路70はステップ314にて攪拌モータ31の
作動を停止させ、ステップ316にてフラグFLG2を
値“0”に設定するとともに、ステップ318にて第3
タイマ74をリセットスタートして計時を開始させる。
そして、これら各処理後、ステップ340にてこの分割
攪拌処理を終了する。
【0044】上記ステップ316におけるフラグFLG
2の設定により、次回以降、この分割攪拌処理を実行す
るとき、電気制御回路70はステップ310にて「N
O」と判定し、プログラムをステップ320以降へ進め
る。ステップ320においては、第2タイマ73の計時
が予め設定された第6所定時間T6(例えば、3分)以
上であるか否かを判定する。そして、このとき同タイマ
73の計時が同所定時間T6に達していなければ、「N
O」と判定してプログラムをステップ322以降へ進め
る。ステップ322においては、第3タイマ74の計時
が時間データTDの表す時間以上であるか否かを判定す
る。そして、このとき同タイマ74の計時が同データT
Dの表す時間に達していなければ、「NO」との判定の
基にステップ340にてこの分割攪拌処理を終了する。
【0045】上記ステップ320,322の繰返し実行
中、前記ステップ314にて攪拌モータ31の作動が停
止されてから時間データTDの表す時間が経過して、前
記ステップ318にてリセットスタートされた第3タイ
マ74が同データTDの表す時間を計時すると、ステッ
プ322における「YES」との判定の基に、電気制御
回路70はプログラムをステップ324以降へ進める。
ステップ324〜328においては、攪拌モータ31を
作動させて攪拌部材20の回動を開始させる。ただし、
このとき、同回動の方向はフラグFLG3の値に基づい
て決定される。フラグFLG3は、値“0”にて攪拌モ
ータ31の正方向(図4における反時計回り方向)への
作動を表し、値“1”にて逆方向への作動を表すフラグ
である。ステップ330においては、フラグFLG2
を、攪拌モータ31が作動中であることを表す値“1”
に設定する。これにより、次回以降この分割攪拌処理を
実行するとき、電気制御回路70はステップ310にて
「YES」と判定し、再びプログラムを前記ステップ3
12以降へ進めるようになる。そして、これら各処理
後、ステップ340にてこの分割攪拌処理を終了する。
【0046】上述のように、この分割攪拌処理を実行す
る毎に電気制御回路70は上記ステップ310〜330
からなる処理を繰返し実行し、攪拌モータ31の作動
は、回転位置センサ36が回転板35の突出部35aの
近接を新たに検出する毎に停止され、同停止後時間デー
タTDの表す時間が経過する毎に開始される。したがっ
て、攪拌部材20は、45度だけ回動して時間データT
Dの表す時間だけ停止する動作を繰返す(図9参照)。
これによれば、タンク11内の厨芥を過度に攪拌するこ
とを回避した上で、同厨芥を必要以上に長時間静止させ
ることを回避し、表面のみが乾燥して同厨芥全体の加熱
乾燥処理効率が低下したり、同厨芥が焦げついてタンク
11の内壁に固着したりすることを回避できる。
【0047】一方、この分割攪拌処理の繰返し実行中、
前記ステップ306にてリセットスタートされた第2タ
イマ73が第6所定時間T6を計時すると、電気制御回
路70はステップ320にて「YES」と判定してプロ
グラムをステップ332以降へ進める。ステップ332
においては、フラグFLG3の値を反転させる。すなわ
ち、それまでフラグFLG3が攪拌モータ31の正方向
への作動を表す値“0”であったなら同フラグFLG3
を同モータ31の逆方向への作動を表す値“1”に設定
し、それまでフラグFLG3が値“1”であったなら同
フラグFLGを値“0”に設定する。これにより、前記
ステップ330〜334からなる処理が実行されたとき
攪拌モータ31が作動される方向が切換えられて、次回
以降に攪拌部材20が回動される方向が切換えられる。
ステップ334においては、カウント値CNT1に値
“1”を加算する。これにより、上記ステップ332の
処理により攪拌モータ31の回動方向が切換えられた回
数が計測される。ステップ336においては、フラグF
LG1を値“0”に設定する。これにより、次に前記ス
テップ304の判定処理が実行されたとき電気制御回路
70は「NO」と判定し、ステップ306にて再び第2
タイマ73をリセットスタートして計時を開始させるよ
うになる。そして、これら各処理後、ステップ340に
てこの分割攪拌処理を終了する。
【0048】以後、第2タイマ73が第6所定時間T6
を計時する毎に、上述のように、ステップ332にて攪
拌モータ31の作動方向が切換えられる。したがって、
攪拌部材20は、上記45度だけ回動して時間データT
Dの表す時間だけ停止する動作の繰返し中、第6所定時
間T6毎にその回動方向を切換えられる(図9参照)。
これにより、タンク11内の厨芥がより均等に加熱され
るようになるため、同厨芥全体の加熱乾燥処理効率が向
上する。
【0049】一方、この分割攪拌処理の繰返し実行中、
攪拌モータ31の作動方向が切換えられた回数が所定値
Nに達し、カウント値CNT1の値が同所定値Nに達す
ると、電気制御回路70は前記ステップ302における
「YES」との判定の基に、ステップ338のはぎ取り
制御処理を実行する。このはぎ取り攪拌処理は、フラグ
FLG2の値に基づき攪拌モータ31を制御して攪拌部
材20を1回転半連続的に回転させ、タンク11内の厨
芥を攪拌する処理である。
【0050】最初、フラグFLG2は前記図15のステ
ップ316にて値“0”に設定されているため、電気制
御回路70は、図16のステップ400にてこのはぎ取
り攪拌処理の実行を開始した後、ステップ402にて
「NO」と判定してプログラムをステップ404以降へ
進める。ステップ404〜408においては、攪拌モー
タ31を作動させて攪拌部材20の回転を開始させる。
ただし、このとき、同回転の方向はフラグFLG4の値
に基づいて決定される。フラグFLG4は、前述したよ
うに攪拌モータ31の作動方向を表すフラグであり、値
“0”にて攪拌モータ31の正方向への作動を表し、値
“1”にて逆方向への作動を表す。ステップ410にお
いては、フラグFLG2を、攪拌モータ31が作動中で
あることを表す値“1”に設定する。ステップ412に
おいては、カウント値CNT2を値“0”に設定する。
カウント値CNT2は、上記ステップ404〜408に
よる攪拌モータ31の作動開始後、回転位置センサ36
が回転板35の突出部35aの近傍を新たに検出した回
数を計測するためのものである。そして、これら各処理
後、ステップ428にてこのはぎ取り攪拌処理を終了
し、図15のステップ340にてこの分割攪拌処理を終
了する。
【0051】上記ステップ410におけるフラグFLG
2の設定により、次回以降、このはぎ取り攪拌処理を実
行するとき、電気制御回路70はステップ402におけ
る「YES」との判定の基に、プログラムをステップ4
14以降へ進める。ステップ414においては、回転位
置センサ36が回転板35の突出部35aの近接を新た
に検出したか否かを判定する。そして、このとき同新た
な検出がなければ、「NO」との判定の基にステップ4
28にてこのはぎ取り攪拌処理を終了し、図15のステ
ップ340にてこの分割攪拌処理を終了する。
【0052】以後、このはぎ取り攪拌処理を実行する毎
に、電気制御回路70は上記ステップ414の判定処理
を繰返し実行する。同繰返し実行中、攪拌モータ31は
作動を継続しており、攪拌部材20と共に回転板35は
回転を継続している。そして、回転位置センサ36が回
転板35の突出部35aの近接を新たに検出したとき、
上記ステップ414における「YES」との判定の基
に、電気制御回路70はステップ416にてカウント値
CNT2に値“1”を加算するとともに、ステップ41
8にて同加算したカウント値CNT2が値“12”以上
であるか否かを判定する。そして、このとき同カウント
値CNT2が値“12”に達していなければ、「NO」
と判定してステップ428にてこのはぎ取り攪拌処理を
終了し、図15のステップ340にてこの分割攪拌処理
を終了する。
【0053】上記ステップ414〜418からなる処理
の繰返し実行により、攪拌部材20及び回転板35が4
5度回動して、回転位置センサ36が回転板35の突出
部35aの近接を新たに検出する毎に、カウント値CN
T2が“1”づつ加算される。そして、カウント値CN
T2が値“12”に達したとき、すなわち前記ステップ
404〜408にて攪拌モータ31の作動が開始されて
から攪拌部材20及び回転板35が1回転半回転したと
き、電気制御回路70はステップ418における「YE
S」との判定の基に、ステップ420にて攪拌モータ3
1の作動を停止させるとともに、ステップ422にてフ
ラグFLG2を値“0”に設定する。また、ステップ4
24においては、カウント値CNT1を値“0”に設定
する。これにより、次回以降この分割攪拌処理を実行す
るとき、電気制御回路70は図15のステップ302に
て「NO」と判定し、プログラムを再び前記ステップ3
04以降へ進めるようになる。
【0054】また、ステップ426においては、フラグ
FLG4の値を反転させる。すなわち、それまでフラグ
FLG4が、このはぎ取り攪拌処理における攪拌モータ
31の正方向への作動を表す値“0”であったなら、同
フラグFLG4を同モータ31の逆方向への作動を表す
値“1”に設定し、それまでフラグFLG4が値“1”
であったなら同フラグFLG4を値“0”に設定する。
これにより、次にこのはぎ取り攪拌処理が実行されて上
記ステップ404〜408からなる処理が実行されたと
き、攪拌モータ31が作動されて攪拌部材20が回転さ
れる方向が切換えられる。
【0055】以後、前記図15のステップ332による
攪拌モータ31の作動方向の切換えが所定値N回だけ実
行される毎に、上述のように、ステップ338のはぎ取
り攪拌処理が実行されて、攪拌部材20が1回転半回転
される(図8参照)。これにより、タンク11内の厨芥
がより効率的に攪拌されるため、同厨芥のタンク11の
内壁への固着がより確実に回避される。
【0056】ところで、上記a−2−1項で述べたよう
に、第1タイマ72の計時が第2所定時間T2以上かつ
第3所定時間T3未満であるとき、電気制御回路70は
図14のステップ212の処理を実行した上で、この分
割攪拌処理を実行する。このステップ212の処理は、
時間データTDの値を、第7所定時間T7(例えば、1
1秒)に設定する処理である。この第7所定時間T7
は、前記図10のステップ102にて時間データTDに
設定された第5所定時間T5よりも短い時間である。し
たがって、攪拌部材20は、上記45度だけ回動して時
間データTDの表す時間だけ停止する動作の繰返し中、
第1タイマ72が第2所定時間T2を計時した以後は、
その停止する時間をそれまでより短くする。これによ
り、加熱乾燥処理が進行してタンク11内の厨芥の含む
水分量が減少しても、同厨芥を過度に攪拌することを回
避した上で、表面のみが乾燥して同厨芥全体の加熱乾燥
効率が低下したり、同厨芥が焦げついてタンク11の内
壁に固着したりすることを回避できる。
【0057】a−2−3.攪拌モータ制御処理 次に、上記ステップ214の間欠攪拌処理について図1
7に基づいて詳しく説明する。電気制御回路70は、ま
ずステップ500から攪拌処理を開始してステップ50
2にてフラグFLG6の値が“0”か否かを判定する。
フラグFLG6は、間欠攪拌処理において攪拌モータ3
1が停止されたとき値“1”に設定され、同モータ31
が後述する間欠停止時間TS以上停止されたとき値
“0”に設定されるフラグである。また、このフラグF
LG6の初期値は、前述したステップ102の初期設定
処理により“0”に設定されている。従って、電気制御
回路70はステップ502にて「Yes」と判定し、プ
ログラムをステップ504に進める。
【0058】ステップ504では、フラグFLG5の値
が“0”であるか否かを判定する。フラグFLG5は、
値“1”にて第4タイマ75のリセットスタートを禁止
し、値“0”にて同リセットスタートを許容するフラグ
である。このフラグFLG5の値は、前述したステップ
102の初期設定処理により“0”に設定されている。
従って、電気制御回路70はステップ504にて「Ye
s」と判定し、プログラムをステップ506に進め第4
タイマ75をリセットスタートして計時を開始させる。
続くステップ508においてはフラグFLG5を値
“1”に設定し、ステップ510においてフラグFLG
7の値が“0”か否かを判定する。
【0059】フラグFLG7は、値“0”にて攪拌モー
タ31の正方向への作動を表し、値“1”にて逆方向へ
の作動を表すフラグである。このフラグFLG7の初期
値も、ステップ102の初期設定処理により“0”に設
定されている。従って、電気制御回路70はステップ5
10にて「Yes」と判定し、プログラムをステップ5
12に進めて攪拌モータ31を正転する。これにより、
攪拌部材20が正方向に回転され始める。尚、ステップ
510において、フラグFLG7の値が“1”の場合に
は、ステップ514において攪拌モータ31を逆転し、
攪拌部材20を逆方向に回転させる。
【0060】次いで、電気制御回路70はプログラムを
ステップ516に進めて、第4タイマ75の計時が間欠
作動時間TK(例えば、15秒)以上であるか否かを判
定する。現時点は第4タイマ75はステップ506にて
リセットスタートされたばかりであるので、電気制御回
路70はステップ516にて「No」と判定し、プログ
ラムをステップ532に進めて間欠攪拌処理を終了す
る。
【0061】以後、この間欠攪拌処理を実行する毎に、
電気制御回路70はプログラムをステップ500,50
2,504,516と進めて、同ステップ516の判定
処理を繰返し実行する。同判定の繰返し実行中、ステッ
プ512にて攪拌モータ31の正方向への回転を開始し
てから間欠作動時間TKが経過し、第4タイマ75の計
時が間欠作動時間TK以上となると、電気制御回路70
はステップ516にて「Yes」と判定してプログラム
をステップ518に進め、同ステップ518にて攪拌モ
ータ31の作動を停止して攪拌部材20の回転を停止す
る。
【0062】次いで、電気制御回路70は、ステップ5
20にて第5タイマ76をリセットスタートして計時を
開始させた後、ステップ522にて攪拌モータ31が停
止されたことを示すべくフラグFLG6の値に“1”を
設定し、続くステップ524にて第5タイマ76の計時
が間欠停止時間TS(例えば、5秒)以上であるか否か
を判定する。この時点においては、第5タイマ76はス
テップ520にてリセットスタートされたばかりである
ので、電気制御回路70はステップ524にて「No」
と判定し、プログラムをステップ532に進めて間欠攪
拌処理を終了する。
【0063】以後、この間欠攪拌処理がステップ500
から開始されると、フラグFLG6の値が先のステップ
522にて“1”に設定されていることから、電気制御
回路70はステップ502にて「No」と判定して、プ
ログラムをステップ524に直接進め、同ステップ52
4の判定処理を繰返し実行する。同繰返し実行中、先の
ステップ518にて攪拌モータ31の回転を停止してか
ら間欠停止時間TSが経過し、第5タイマ76の計時が
間欠作動時間TS以上となると、電気制御回路70はス
テップ524にて「Yes」と判定してプログラムをス
テップ526以降に進め、ステップ526,528にて
フラグFLG5,フラグFLG6の値を共に“0”に設
定した後、ステップ530にてフラグFLG7の値を反
転(“1”であれば“0”に、“0”であれば“1”に
変更)させ、ステップ532にて間欠攪拌処理を終了す
る。フラグFLG5及びフラグFLG6の値が共に
“0”に設定されたことから、次に間欠攪拌処理が実行
されたとき、電気制御回路70はステップ502,50
4での「Yes」との判定の基に、ステップ506にて
再び第4タイマ75をリセットスタートさせ、ステップ
508〜ステップ514にて攪拌モータ31の回転を再
開する。
【0064】これ以降、電気制御回路70は、第1タイ
マ72が第4所定時間T4を計時して、プログラムを図
11のステップ134からステップ136以降へと進め
るまで、攪拌モータ31を間欠作動時間TKだけ回転し
た後に間欠停止時間TSだけ停止する間欠攪拌処理を繰
返して実行する。また、フラグFLG7の操作により攪
拌モータ31の回転方向は間欠停止時間を挟んで切換え
られる。これにより、加熱乾燥処理が進行してタンク1
1内の厨芥の含む水分量が減少したとき、同厨芥を過度
に攪拌することを回避した上で、表面のみが乾燥して同
厨芥全体の加熱乾燥効率が低下することが回避される。
【0065】a−2−4.タンクヒータ制御処理 次に、前述した図11のステップ122におけるタンク
ヒータ制御処理について図18及び図19に基づいて詳
しく説明する。電気制御回路70は、まず図18のステ
ップ600からタンクヒータ制御処理を開始してステッ
プ602にプログラムを進め、タンク温度センサ15の
検出温度TEが上限温度TUP以上か否かを判定する。
電気制御回路70は、検出温度TEが上限温度TUP以
上の場合にはステップ604にてタンクヒータ14を非
通電(オフ,非作動)とした後、図19のステップ61
2へとプログラムを進める。
【0066】一方、検出温度TEが上限温度TUP以上
でなければ、電気制御回路70はステップ602にて
「No」と判定してステップ606にプログラムを進
め、検出温度TEが(上限温度TUPよりも低い)下限
温度TDN以下か否かを判定する。検出温度TEが下限
温度TDN以下でなければ、電気制御回路70はステッ
プ606にて「No」と判定し図19のステップ612
へとプログラムを進め、検出温度TEが下限温度TDN
以下であればプログラムをステップ608に進めてフラ
グFLG8の値が“1”であるか否かを判定する。この
フラグFLG8は、後述するように値“1”にてタンク
ヒータ14が強制的に非通電とされていることを示し、
タンク温度センサ15の検出温度TEに基づくタンクヒ
ータ14の通電を禁止するためのフラグである。
【0067】最初、フラグFLG8の初期値は、前述し
た図10のステップ102において“0”に設定されて
いる(後述する図19のステップ614においても確認
的に“0”に設定される)。従って、電気制御回路70
はステップ608にて「No」と判定し、ステップ61
0にてタンクヒータ14に通電(オン,作動)した後
に、プログラムをステップ612へと進める。
【0068】電気制御回路70は、ステップ612にて
第1タイマ72の計時が第3所定時間T3と第4所定時
間T4の間にあるか否か、即ち間欠攪拌処理が実行され
ているか否かを判定する。厨芥の加熱乾燥処理を開始し
てから(第1タイマ72が図11のステップ114にて
リセットスタートされてから)、第3所定時間T3が経
過するまでは、電気制御回路70はステップ612にて
「No」と判定してプログラムをステップ614へと進
め、前述のフラグFLG8の値を“0”に設定する。こ
れにより、次回以降このタンクヒータ制御処理を実行す
るとき、電気制御回路70は、検出温度TEが上限温度
UP以上であればステップ604にてタンクヒータ14
に通電し、検出温度TEが下限温度TDN以下であれば
ステップ606における「Yes」及びステップ608
における「No」との判定の基にステップ610にてタ
ンクヒータ14を非通電とする。
【0069】厨芥の加熱乾燥処理を開始してから第3所
定時間T3が経過し加熱乾燥処理後期になると、電気制
御回路70はステップ612において「Yes」と判定
し、ステップ616以降にプログラムを進めるようにな
る。ステップ616以降の処理は、攪拌部材20が間欠
攪拌処理(図17参照)を行っている場合に、タンクヒ
ータ14が所定の時間(第1ヒータ制御時間)TH1以
上に渡り継続して通電されたときはタンクヒータ14を
強制的に非通電とするとともに、その後所定時間(第2
ヒータ制御時間)TH2が経過するまではタンクヒータ
14に通電することを禁止し、所定時間TH2が経過し
た後にタンクヒータ14に通電する(又は通電を許可す
る)制御を実行するためのものである。
【0070】具体的には、電気制御回路70はステップ
616にてフラグFLG8の値が“1”であるか否かを
判定する。フラグFLG8の値は、前述したステップ6
14において“0”に設定されているので、ここでは
「No」と判定してプログラムをステップ618へと進
め、同ステップ618にてタンクヒータ14が通電状態
であるか否かを判定する。
【0071】ここで、前述のステップ610(又は、後
述するステップ634)の処理が行われていてタンクヒ
ータ14が通電状態にある場合には、電気制御回路70
はプログラムを620へと進め、タンクヒータ14の通
電状態が継続している時間を計測する連続通電時間計測
タイマTONの値を「1」だけ増加し、続くステップ6
22にて連続通電時間計測タイマTONの値が第1ヒー
タ制御時間TH1以上であるか否かを判定する。現時点
は、図10のステップ102にて値“0”が設定されて
いた連続通電時間計測タイマTONが増大され始めた直
後であるので、電気制御回路70はステップ622にて
「No」と判定してプログラムをステップ642へと進
めタンクヒータ制御処理を終了する。
【0072】その後、タンク温度センサ15の検出温度
TEが上限温度TUPを上回らない状態が続くと前述の
ステップ604にてタンクヒータ14が非通電とされる
ことがないため、タンクヒータ14は通電状態を継続す
る。このため、ステップ620が繰返し実行されて連続
通電時間計測タイマTONの値が次第に増大する。この
状態が第1ヒータ制御時間TH1以上継続すると、電気
制御回路70はステップ622にて「Yes」と判定し
てプログラムをステップ624に進め、タンクヒータ1
4を強制的に非通電とする。即ち、検出温度TEが上限
温度TUPを上回らない状態であっても、タンクヒータ
14を非通電として厨芥の焦付きを防止する。
【0073】続いて、電気制御回路70は、プログラム
をステップ626へと進めてフラグFLG8の値を
“1”に設定し、ステップ628にて連続通電時間計測
タイマTONの値に“0”を設定する。その後、電気制
御回路70はステップ630にて、先のステップ624
にてタンクヒータ14が非通電とされてからの経過時間
を計時する強制非通電時間計測タイマTOFFの値を
「1」だけ増大し、ステップ632にて強制非通電時間
計測タイマTOFFの値が第2ヒータ制御時間TH2以
上となったか否かを判定する。現時点は、図10のステ
ップ102にて値“0”が設定されていた強制非通電時
間計測タイマTOFFが増大され始めた直後であるの
で、電気制御回路70はステップ632にて「No」と
判定し、ステップ642にてタンクヒータ制御処理を一
旦終了する。
【0074】次回以降に、電気制御回路70がタンクヒ
ータ制御処理を実行するとき、フラグFLG8の値が前
述のステップ626にて“1”に設定されたため、仮に
ステップ606にて「Yes」と判定してもステップ6
08にて「Yes」と判定してプログラムをステップ6
12へと直接進める。従って、電気制御回路70はタン
クヒータ14に通電するステップであるステップ610
にプログラムを進めることがなく、タンクヒータ14は
非通電の状態を保ち続ける。また、電気制御回路70
は、ステップ616にて「Yes」と判定するので、プ
ログラムをステップ616からステップ630に直接進
め、強制非通電時間計測タイマTOFFの値を増大し続
ける。
【0075】その後、タンクヒータ14が先のステップ
624にて強制的に非通電とされてから第2ヒータ制御
時間TH2が経過すると、電気制御回路70はステップ
632にて「Yes」と判定してプログラムをステップ
634に進めてタンクヒータ14に通電し、続くステッ
プ636にてフラグFLG8の値に“0”を設定した後
にステップ638にて非通電時間計測タイマTOFFの
値に“0”を設定する。
【0076】これ以降にタンクヒータ制御処理が実行さ
れたとき、フラグFLG8の値は“0”に設定されてい
るため、ステップ610の実行が禁止されることはな
く、検出温度TEに基づいて収容槽の温度を上限温度T
UPと下限温度TDNの間に保つためのヒータ制御が行
われる。そして、このヒータ制御下でタンクヒータ14
の通電状態が継続するとステップ618における「Ye
s」との判定の基に連続通電時間計測タイマTONの値
が増大され、ステップ622での「Yes」との判定の
基に再びステップ624にてタンクヒータ14が非通電
とされる。
【0077】尚、上記タンクヒータ制御処理におけるス
テップ618において、タンクヒータ14が非通電の状
態にある場合には、電気制御回路70はステップ618
での「No」との判定の基にステップ640にて連続通
電時間計測タイマTONの値に“0”を設定し、次のタ
ンクヒータ14の連続通電時間の計測に備える。
【0078】以上説明したように、攪拌モータ制御処理
における間欠攪拌処理が実行されている場合には、タン
クヒータ14の連続通電時間が第1ヒータ制御時間TH
1以上になるとタンク温度センサ15の検出温度TEに
拘らずタンクヒータ14を強制的に非通電とし、その後
第2ヒータ制御時間TH2が経過すると強制的にタンク
ヒータ14を通電する。これにより、厨芥が加熱乾燥処
理後期であるために半液体状となっていて、しかも攪拌
部材20が間欠的に停止されるため一層焦付き易い状況
において、タンクヒータ14の通電・非通電制御が適切
に実行され、厨芥の焦付きが防止される。また、この結
果、厨芥の焦付きにより攪拌部材20が収容槽10の壁
面へ固着してしまうことも防止される。
【0079】尚、上記のステップ634は省略すること
ができる。即ち、タンクヒータを強制的に非通電状態と
している時間が第2ヒータ制御時間TH2以上となった
後は、ステップ636にてフラグFLG8に値“0”を
設定し、タンクヒータ14の通電はステップ606及び
ステップ610により検出温度TEに従って行うように
構成することもできる。これによれば、検出温度TEが
下限温度TDN以下の場合にのみタンクヒータ14に通
電するので、厨芥の焦付きを一層効果的に抑制するとと
もに、無駄な電力の消費も抑制する。
【0080】a−3.冷却 次に、タンク11内の厨芥を冷却する処理について詳し
く説明する。上記加熱乾燥処理が終了すると、電気制御
回路70はプログラムを図12のステップ136以降へ
進めて、加熱乾燥処理した厨芥の冷却を開始する。ステ
ップ136においては、第1タイマ72をリセットスタ
ートして計時を開始させる。ステップ138において
は、タンクヒータ14、熱風ヒータ45及び触媒ヒータ
53cの作動を停止させる。そして、これら各処理後、
ステップ140〜146からなる循環処理を繰返し実行
する。
【0081】上記ステップ140〜146の循環処理
中、電気制御回路70は、ステップ140にて前記図1
4のステップ204と同様の連続攪拌処理を繰返し実行
する。これにより、同循環処理中、攪拌部材20は、所
定時間毎にその方向を切換えながら連続的に回転し続け
る。一方、このとき、前記図11のステップ120にて
開始された熱風ファン42及び排気ファンの回転は継続
しており、同各回転によりタンク11内の内気は循環し
続けているとともに、同内気の一部は大気中に放出され
続けている。したがって、このとき、タンク11内の厨
芥は、タンクヒータ14及び熱風ヒータ45の余熱によ
り加熱乾燥されながら、徐々に冷却する。これにより、
後述する同厨芥の排出時に、同厨芥を収容する容器18
内のごみ袋が同厨芥の熱で溶けるなどの不具合が回避さ
れ、同厨芥が扱いやすくなる。また、上記熱風ファン4
2及び排出ファンの回転により、熱風ヒータ45及び触
媒ヒータ53bの表面温度が低下されるため、同各ヒー
タ45,53bの耐久性が向上する。
【0082】上記ステップ140〜146の循環処理
中、この厨芥を冷却する処理が開始されてから予め設定
された第8所定時間T8(例えば、10分)が経過し、
上記ステップ136にてリセットスタートされた第1タ
イマ72が同所定時間T8を計時すると、ステップ14
6における「YES」との判定の基に、電気制御回路7
0はステップ146にて攪拌モータ31、熱風ファンモ
ータ43及び排気ファンモータ52の作動を停止させる
とともに、ステップ148にて乾燥処理ランプ61eを
消灯して、この厨芥を冷却する処理を終了する。
【0083】また、上記ステップ140〜146の循環
処理中、投入口蓋12のロックが解除されてキースイッ
チ71がオフ状態となった場合、又は停止スイッチ61
dがオン操作された場合、電気制御回路70はステップ
142,144の各判定処理によりプログラムを前記ス
テップ152以降へ進め、この厨芥を冷却する処理を中
止する。
【0084】a−4.排出 次に、タンク11内の厨芥を排出する処理について詳し
く説明する。上記厨芥を冷却する処理が終了すると、容
器18が排出口11bからの厨芥の導入が可能な状態に
あることを条件に、電気制御回路70はプログラムを図
13のステップ156以降へ進め、冷却した厨芥の排出
を開始する。ステップ156においては、第1タイマ7
2をリセットスタートして計時を開始させる。ステップ
158においては、排出ランプ61fを点灯させる。ス
テップ160においては、開状態検出センサ13gが排
出口11bの開状態を検出するまで排出口蓋モータ13
eを作動させて、排出口蓋11bを開状態にする。ステ
ップ162においては、攪拌モータ31を作動させて攪
拌部材20を逆方向へ回転させ始める。そして、これら
各処理後、ステップ164〜170からなる循環処理を
繰返し実行する。
【0085】上記ステップ164〜170の循環処理
中、上記ステップ162にて開始された撹拌部材20の
逆方向への回転は、連続的に継続される。これにより、
タンク11内の厨芥は撹拌部材20の羽根23によって
排出口11bに向けて持ち上げられ、その多くは羽根2
3から排出口11bに向けて滑落してタンク11外に排
出される。同排出された厨芥は、ホッパ16を通して容
器18内に収容され、同容器18が傾動した状態(図4
の仮想線の状態)にあるとき、ごみ袋とともに取り出さ
れる。
【0086】上記ステップ164〜170の循環処理
中、この厨芥を排出する処理が開始されてから予め設定
された第9所定時間T9(例えば、4分)が経過し、上
記ステップ156にてリセットスタートされた第1タイ
マ72が同所定時間T9を計時すると、ステップ170
における「YES」との判定の基に、電気制御回路70
はステップ172にて攪拌モータ31を停止させるとと
もに、ステップ174にて排出ランプ61fを消灯し
て、このタンク11内の厨芥を排出する処理を終了す
る。そして、同終了後、プログラムを再び前記ステップ
102以降へ進める。
【0087】また、上記ステップ164〜170の循環
処理中、投入口蓋12のロックが解除されてキースイッ
チ71がオフ状態となった場合、停止スイッチ61dが
オン操作された場合、又は容器18が傾動されて排出口
11bからの厨芥の導入が不可能な状態になり、容器セ
ットスイッチ19がオフ状態となった場合、電気制御回
路70はステップ164〜168の各判定処理によりプ
ログラムを上記ステップ172以降へ進め、この厨芥を
排出する処理を中止する。
【0088】上述のように、上記実施形態においては、
タンク11内への厨芥の投入後に起動スイッチ61aが
オン操作されると、各モータ31,43,52及びヒー
タ14,45,53bの選択的な作動により、同厨芥が
加熱乾燥処理されて、冷却後容器18内に排出される。
この場合、排出口11bは排出口蓋モータ13eの作動
により自動的に開閉を切換えられ、加熱乾燥処理から排
出へは自動的に移行するため、当該厨芥処理装置の使い
勝手が良好となる。また、上記加熱乾燥処理、冷却及び
排出は、投入口蓋12がロックされていない場合には開
始及び継続されないため、投入口11aが開いているに
も関わらず上記各モータ31,43,52及びヒータ1
4,45,53bが作動することが回避され、当該厨芥
処理装置の使い勝手が良好となる。また、上記排出は、
容器18が排出口11bからの厨芥の導入が不可能な状
態にある場合には開始及び継続されないため、タンク1
1内の厨芥が確実に容器18内に排出され、当該厨芥処
理装置の使い勝手が良好となる。
【0089】b.第2の実施形態 以下、加熱乾燥処理の開始後第2所定時間T2が経過し
たときに、攪拌部材20が回動する角度をそれまでより
大きくするようにした、本発明の第2の実施形態を図面
を用いて説明する。この第2の実施形態においては、図
11のステップ128の攪拌モータ制御処理の詳細を示
すフローチャートとして、図14に代えて図20のもの
を採用する。また、図15の分割攪拌処理には、図21
のステップ342〜346の処理を挿入する。
【0090】図20の攪拌モータ制御処理は、図14の
ステップ212の処理に代えて、値データNDを値
“2”に設定するステップ218の処理を採用したもの
である。したがって、同実施形態において電気制御回路
70は、上記攪拌モータ制御処理を実行するとき、第1
タイマ72の計時が第1所定時間T1以上かつ第2所定
時間T2未満であるときは上記第1の実施形態と同様に
ステップ208の分割攪拌処理を実行するが、同タイマ
72が第2所定時間T2以上かつ第3所定時間T3未満
であるときは、このステップ218の処理を実行した上
でステップ208の分割攪拌処理を実行する。なお、値
データNDは、攪拌部材20の回動角度を定めるための
ものであり、図10のステップ102の初期設定処理に
て最初は値“1”に設定される。
【0091】また、上記分割攪拌処理においては、攪拌
モータ31の作動中に回転位置センサ36が回転板35
の突出部35aの近接を新たに検出したとき、図15の
ステップ312における「YES」との判定の基に、電
気制御回路70は図21のステップ342にてカウント
値CNT3に“1”を加算して同検出の回数を計測し、
ステップ350にて同加算したカウント値CNT3が値
データNDの表す値以上であるか否かを判定する。な
お、このカウント値CNT3は、図10のステップ10
2の初期設定処理にて最初は値“0”に設定される。そ
して、このとき同カウント値CNT3が同データNDに
達していなければ、「NO」と判定して図15のステッ
プ340にてこの分割攪拌処理を終了する。
【0092】上記ステップ312,342,344から
なる処理の繰返し実行により、攪拌部材20及び回転板
35が45度回動して、回転位置センサ36が回転板3
5の突出部35aの近接を新たに検出する毎に、カウン
ト値CNT3が“1”づつ加算される。そして、カウン
ト値CNT3が値データNDの表す値に達したとき、電
気制御回路70はステップ344における「YES」と
の判定の基に、ステップ346にてカウント値CNT3
を値“0”に設定した後、プログラムを前記図15のス
テップ314以降へ進めて攪拌モータ31の作動を停止
させる。
【0093】上述のように、この分割攪拌処理を実行す
る毎に、電気制御回路70は上記ステップ312,34
2〜346からなる処理を含んだステップ310〜33
0,342〜346からなる処理を繰返し実行し、攪拌
モータ31の作動は、回転位置センサ36が回転板35
の突出部35aの近接を値データNDの表す値だけ検出
する毎に停止され、同停止後時間データTDに基づいて
第5所定時間T5が経過する毎に開始される。
【0094】ところで、上記値データNDは、前述した
ように、図10のステップ102の初期設定処理により
最初は値“1”に設定されている。このとき、攪拌モー
タ31の作動は回転位置センサ36が回転板35の突出
部35aの近接を1回検出する毎に停止されるため、攪
拌部材20は45度だけ回動して第5所定時間T5だけ
停止する動作を繰返す。一方、厨芥の加熱乾燥処理が開
始されてから第2所定時間が経過して、第1タイマ72
が同第2所定時間T2を計時した以後は、値データND
は図20のステップ218にて値“2”に設定される。
このとき、攪拌モータ31の作動は回転位置センサ36
が回転板35の突出部35aの近接を2回検出する毎に
停止されるようになるため、攪拌部材20が回動する角
度は90度となり、それまでより大きくなる。
【0095】したがって、同実施形態によっても、上記
第1の実施形態と同様に、加熱乾燥処理が進行してタン
ク11内の厨芥の含む水分量の減少しても、同厨芥を過
度に攪拌することを回避した上で、表面のみが乾燥して
同厨芥全体の加熱乾燥処理効率が低下したり、同厨芥が
焦げついてタンク11の内壁に固着したりすることを回
避できる。
【0096】c.変形例 上記第1及び第2の実施形態においては、図14,20
のステップ208の分割攪拌処理において、攪拌部材2
0に、45度又は90度だけ回動して時間データTDの
表す時間だけ停止する動作を繰返させているが、この攪
拌部材20を回動させる角度は、360度未満、好まし
くは360度を3以上12以下の整数で除算した角度に
ほぼ等しい値又は30度以上120度以下の値であれば
何度であってもよい。この場合、同角度又は同角度を整
数で除算した角度毎に、回転板35に突出部35aを設
けるとよい。
【0097】また、上記第1及び第2の実施形態におい
ては、回転位置センサ36による回転板35の各突出部
35aの近接の検出に基づいて攪拌部材20の回動量を
監視するようにしたが、この回転位置センサ36及び回
転板35を設けずに、攪拌モータ31の作動時間を計測
することによって攪拌部材20の回動量を監視するよう
にしてもよい。すなわち、例えば、攪拌モータ31に所
定時間(例えば、1.1秒)の作動と所定時間の停止を
繰返させることにより、攪拌部材20に所定量の回動と
所定時間の停止を繰返させるようにしてもよい。また、
回転板35の突出部35aを少数にし、回転位置センサ
36による各突出部35aの近接の検出、及び攪拌モー
タ31の作動時間の計測の両方を併用して上記回動量を
監視するようにしてもよい。
【0098】また、上記第1及び第2の実施形態におい
ては、予め第1所定時間T1を設定しておくとともに加
熱乾燥処理する厨芥の量に基づいて第2〜第4所定時間
T2〜T4を設定し、加熱乾燥処理の開始から同各所定
時間T1〜T4がそれぞれ経過したとき、図11のステ
ップ128の攪拌モータ制御処理にて実行する攪拌処理
を切換えて攪拌部材20の動作を切換えたり、ステップ
122〜134の循環処理を終了して同加熱乾燥処理を
終了したりするようにしたが、この各切換又は終了の条
件は他のものを採用してもよい。例えば、タンク11内
への厨芥の投入時に同厨芥の重量を計測しておき、同投
入時の重量に対して加熱乾燥処理中の厨芥の重量が所定
比率(例えば、それぞれ95%,60%,50%,10
%)になったとき、上記各切換又は終了を実行するよう
にしてもよい。また、厨芥の加熱乾燥処理中、所定時間
(例えば、10分)毎にタンクヒータ14の同所定時間
内における延べ作動時間を計測し、同延べ作動時間が同
所定時間に対して所定比率(例えば、それぞれ90%,
50%,40%,20%)になったとき、上記各切換又
は終了を実行するようにしてもよい。また、パネル61
に新たにスイッチを設けて、同スイッチの操作時に上記
各切換又は終了を実行するようにしてもよい。また、環
流ダクト41内に導入されるタンク11上方の内気の温
度を検出し、同検出温度と熱風温度センサ46の検出温
度の差が所定温度(例えば、25℃)になったとき、上
記終了を実行するようにしてもよい。
【0099】また、上記第1及び第2の実施形態におい
ては、キースイッチ71により投入口蓋12のロックが
検出されているときにタンク11内の厨芥の加熱乾燥処
理、冷却及び排出の開始及び継続を許容するようにした
が、キースイッチ71に代えて投入口11bの閉状態を
検出するスイッチを設けて、同スイッチにより投入口1
1bの閉状態が検出されているときに上記開始及び継続
を許容するようにしてもよい。
【0100】また、上記第1及び第2の実施形態におい
ては、タンク11内の厨芥の加熱乾燥処理及び排出の開
始に伴って排出口11bが自動的に開閉するようにした
が、手動により排出口蓋13を操作して排出口11bを
開閉するようにしてもよい。この場合、排出口11bの
開状態及び閉状態を検出するスイッチをそれぞれ設け
て、これらのスイッチによる検出に基づき、排出口11
bの閉状態が検出されているときに上記加熱乾燥処理を
許容し、排出口11bの開状態が検出されているときに
上記排出を許可するようにするとよい。
【0101】更に、上記第1及び第2の実施形態におい
ては、加熱乾燥処理が間欠攪拌処理にあるときにのみ
(厨芥が半液状態となったとき、又は加熱乾燥処理後期
にあるとき)、タンクヒータ14の連続通電時間が第1
ヒータ制御時間TH1以上になるとタンク温度センサ1
5の検出温度TEに拘らずタンクヒータ14を強制的に
非通電とし、その後第2ヒータ制御時間TH2が経過す
ると強制的にタンクヒータ14を通電又は通電を許容す
る制御(ヒータ通電時間制御)を行っていたが、分割攪
拌処理が実行されている場合(加熱乾燥処理中期)にも
同ヒータ通電時間制御を行うこともできる。この場合、
厨芥の水分を考慮し、間欠攪拌処理が実行されている場
合よりも上記第1ヒータ制御時間TH1を長く、或は、
第2ヒータ制御時間TH2を短く設定しておくと好都合
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1及び第2の実施形態に係る厨芥
処理装置を示す正面図である。
【図2】 前記厨芥処理装置の右側面図である。
【図3】 前記厨芥処理装置の内部構成を示した部分破
断正面図である。
【図4】 前記厨芥処理装置の部分破断右側面図であ
る。
【図5】 (A)は図4の排出口の閉状態を示す右側面
図であり、(B)は同排出口の開状態を示す右側面図で
ある。
【図6】 図3の回転板の平面図である。
【図7】 前記厨芥処理装置の電気制御部の全体を示す
ブロック図である。
【図8】 前記厨芥処理装置の動作の概略を示すタイム
チャートである。
【図9】 前記厨芥処理装置の動作の詳細を示すタイム
チャートである。
【図10】 図7の電気制御回路にて実行されるメイン
プログラムの最初の部分を示すフローチャートである。
【図11】 前記メインプログラムの2番目の部分を示
すフローチャートである。
【図12】 前記メインプログラムの3番目の部分を示
すフローチャートである。
【図13】 前記メインプログラムの4番目の部分を示
すフローチャートである。
【図14】 図11の攪拌モータ制御処理の詳細を示す
フローチャートである。
【図15】 図14の分割攪拌処理の詳細を示すフロー
チャートである。
【図16】 図15のはぎ取り攪拌処理の詳細を示すフ
ローチャートである。
【図17】 図14の間欠攪拌処理の詳細を示すフロー
チャートである。
【図18】 図11のタンクヒータ制御処理の詳細を示
すフローチャートである。
【図19】 図11のタンクヒータ制御処理の詳細を示
すフローチャートである。
【図20】 本発明の第2の実施形態に係り、図11の
攪拌モータ制御処理の詳細を示すフローチャートであ
る。
【図21】 本発明の第2の実施形態に係り、図15に
挿入されるプログラムを示すフローチャートである。
【符号の説明】
10…収容槽、14…タンクヒータ、15…タンク温度
センサ、20…撹拌部材、30…駆動装置、40…熱風
循環装置、50…排出装置、60…制御ボックス、70
…電気制御回路(マイクロコンピュータ)。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F26B 9/06 B09B 3/00 B09B 5/00 ZAB F26B 11/16 F26B 25/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ヒータにより加熱される収容槽と、 前記収容槽の温度を検出する温度検出手段の出力に基づ
    いて前記収容槽の温度が所定の下限温度以下であると判
    定されたときに前記ヒータに通電し、前記収容槽の温度
    が所定の上限温度以上であると判定されたときに前記ヒ
    ータを非通電とするヒータ制御を行う収容槽温度制御手
    段とを備えた厨芥処理装置において、 前記ヒータの連続通電時間が第1の所定時間以上となっ
    たとき前記収容槽温度制御手段によるヒータ制御に優先
    して前記ヒータを強制的に非通電とし、前記強制的な非
    通電の開始から第2の所定時間が経過するまでは前記ヒ
    ータへの通電を禁止するヒータ通電時間制御手段を具備
    したことを特徴とする厨芥処理装置。
  2. 【請求項2】ヒータにより加熱される収容槽と、 前記収容槽内に回転可能に組付けられて、駆動手段によ
    り同収容槽内の厨芥を攪拌するように回転される攪拌部
    材と、 前記収容槽の温度を検出する温度検出手段の検出結果に
    基づいて前記収容槽の温度が所定の下限温度以下である
    と判定されたときに前記ヒータに通電し、前記収容槽の
    温度が所定の上限温度以上であると判定されたときに前
    記ヒータを非通電とするヒータ制御を行う収容槽温度制
    御手段と、 前記駆動手段を制御して前記攪拌部材を連続的に回転す
    る連続運転状態、又は前記攪拌部材を一時停止しながら
    回転する間欠運転状態の何れかの状態を選択的に達成す
    る攪拌部材制御手段とを備え、前記収容槽内の厨芥を攪
    拌しながら加熱乾燥処理する厨芥処理装置において、 前記攪拌部材が前記間欠運転状態にある場合に、前記ヒ
    ータの連続通電時間が第1の所定時間以上となったとき
    前記収容槽温度制御手段によるヒータ制御に優先して前
    記ヒータを強制的に非通電とし、前記強制的な非通電の
    開始から第2の所定時間が経過するまでは前記ヒータへ
    の通電を禁止するヒータ通電時間制御手段を具備したこ
    とを特徴とする厨芥処理装置。
  3. 【請求項3】請求項2に記載の厨芥処理装置において、 前記攪拌部材制御手段が、前記厨芥の加熱乾燥処理の初
    期において前記連続運転状態を選択し、前記厨芥の加熱
    乾燥処理の後期において前記間欠運転状態を選択するよ
    う構成した厨芥処理装置。
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