JP3490285B2 - カードリーダ - Google Patents

カードリーダ

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JP3490285B2
JP3490285B2 JP06022198A JP6022198A JP3490285B2 JP 3490285 B2 JP3490285 B2 JP 3490285B2 JP 06022198 A JP06022198 A JP 06022198A JP 6022198 A JP6022198 A JP 6022198A JP 3490285 B2 JP3490285 B2 JP 3490285B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カードリーダに関
する。更に詳述すると、本発明は、カードリーダに挿入
されたカードをロックするためのロック機構の改良に関
する。
【0002】
【従来の技術】手動でカードを挿入し、引き抜くように
して利用するマニュアル式カードリーダでは、挿入され
たカードをデータ通信が行われている間ロックするため
のカードロック機構としてシャッタレバーが利用されて
いるものがある。このようなカードロック機構では、例
えばソレノイドを用い、シャッタ連動レバーなどを介し
てシャッタレバーを動作させカードロックを行うように
している。またソレノイドを動作させる信号を検出する
手段としては、カードがカードリーダ内に挿入されたこ
とを検出する例えば光検出手段などの装置を用い、カー
ドをロックするタイミングを測るようにしている。この
ような検出手段では、挿入されたカードが最奥のカード
挿入終了位置まで到達したことを検出してからソレノイ
ドなどを動作させるようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこのよう
な検出手段が用いられたカードロック機構では、カード
リーダ内でロックされているカードにがたつきがあるよ
うな場合に、データ通信中でも誤ってカードロックが解
除されてしまうおそれがある。即ち、ロックされデータ
通信が行われているカードを引き抜こうとしたりあるい
はカード走行方向前後に動かしたりすると、がたつきの
分だけカードが動く結果カード検出手段の検出範囲から
ずれてしまい、ソレノイドが誤動作してロックを解除し
てしまうことがあるという問題がある。したがってデー
タ通信が終了していない状態でカードが引き抜かれてし
まうことがあり、データ利用上問題がある。
【0004】そこで、本発明は、機器内に挿入されたカ
ードを確実にロックすることができ、データ通信が行わ
れている間に誤って解除することのないカードリーダを
提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
め、請求項1記載の発明では、ソレノイドによって移動
されるカードロック部材を備え、挿入されたカードがカ
ード挿入終了位置でカードロック部材のロック部により
ロックされるように構成してなるカードリーダにおい
て、カードの挿入を検知する検知スイッチを設けるとと
もに、カードロック部材をソレノイドを動作させてカー
ドロック位置側に移動する一方ソレノイドの動作解除で
非ロック位置に復帰するように設け、カードの先端部が
カードロック部材のロック部よりカード挿入終了位置側
となったときにソレノイドを動作させてカードロック部
材をカードロック位置側に移動させるように構成し、尚
かつ、ソレノイドはカードロック部材と係合する係合ピ
ンを有し、該係合ピンが嵌入するカードロック部材の係
合孔には係合ピンによって移動する移動孔部とロック位
置に保持する保持孔部とを備えてなり、さらに、ソレノ
イドのプランジャにはこのプランジャを突出させる方向
に付勢する復帰用ばねが設けられ、ソレノイドのコイル
に通電していないオフ状態のときこのプランジャは復帰
用ばねの付勢力によって突出している一方、コイルをオ
ン状態としてソレノイドを動作させると電磁力によって
本体側へと引き込まれることを特徴としている。
【0006】したがって、カードが挿入されると検知ス
イッチがはたらき、ソレノイドが動作し、カードロック
部材が移動して当該カードをカード挿入終了位置にロッ
クする。カードは、早ければその先端がロック部先端を
通過した直後に検知され得るので、その位置からカード
挿入終了位置までの広い範囲がカード検知可能範囲とな
る。よって、ロックされているカードを前後に動かした
としても、そのがたつき範囲が検知可能な範囲を超える
ことがない。また、ソレノイドはカードロック部材と係
合する係合ピンを有し、該係合ピンが嵌入するカードロ
ック部材の係合孔には係合ピンによって移動する移動孔
部とロック位置に保持する保持孔部とを備えているの
で、カードロック部材はソレノイドと連動してカードロ
ック位置と非ロック位置の間で動く。この場合カードロ
ック部材は、係合ピンが移動孔部に位置しているときは
ソレノイドの動きに伴うようにして揺動し、係合ピンが
保持孔部に位置しているときはロック位置に保持され
る。
【0007】請求項2記載の発明のカードリーダにおい
ては、カードはICカードであり、カードリーダは、I
Cカードの先端部が当接するカード当接部とICカード
のコンタクト端子パターンと接触する弾性を備えた接触
子を有するとともにICカードの挿入に伴って斜めに移
動してカード挿入終了位置で接触位置に移動する接触子
キャリッジを備え、カード当接部とカードロック部材の
ロック部とによりICカードを挟むように構成してい
る。
【0008】この場合、ICカード先端部がカード当接
部に当接した後は、接触子キャリッジは当該ICカード
とともに平行移動しながら斜めに移動し、その接触子を
ICカードのコンタクト端子パターンに接触させる。こ
こで、ICカードがデータ通信可能な位置であるカード
挿入終了位置に到達したときの接触子はICカードに押
圧されていることから、接触が確実なものとされ、デー
タ通信を正確に行うことができるようになる。
【0009】請求項3記載の発明のカードリーダにおい
ては、カードの挿入を検知する検知スイッチはカードが
カード挿入終了位置に到達したことを検出する検出スイ
ッチである。したがって、カードのカード挿入終了位置
への到達が検出されるとソレノイドが動作し、カードロ
ック部材が移動して当該カードがロックされる。
【0010】
【0011】請求項記載の発明のカードリーダにおい
ては、接触子キャリッジは平行リンク機構により斜めに
移動するものである。したがって、接触子キャリッジは
接触子をカードのコンタクト端子パターンに対向させな
がら接近して接触子を接触させ、押圧させる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の構成を図面に示す
実施の形態の一例に基づいて詳細に説明する。
【0013】図1および図2に、本発明のカードリーダ
1の一実施形態を示す。このカードリーダ1はソレノイ
ド3によって移動されるカードロック部材2を備え、挿
入されたカード9がカード挿入終了位置9aでカードロ
ック部材2のロック部21によりロックされるように構
成されている。さらにカードリーダ1にはカード9の挿
入を検知する検知スイッチ4が、カード9が挿入された
ことを早い段階で検知することができるように設けられ
ている。なお、以下に説明する本発明のカードリーダ1
はICカードのデータ通信を行うICカードリーダであ
る。
【0014】カードロック部材2は、その位置を変化さ
せることによってカードロック位置24およびカード非
ロック位置25との間を移動可能に設けられている部材
であり、本実施形態では図1に示すようにカードリーダ
1のフレームに支点23を中心として揺動可能に取り付
けられている。カードロック部材2は、カード9の基端
部92と当接して当該カード9を引き抜き不可能となる
ようにロックするロック部21を有している。このロッ
ク部21は、カード9の基端部92が引っ掛かるように
その基端部92と当接する部分は例えば鈎形状となるよ
うに形成されており、カードロック位置24においては
カード通路8を横切りカード9が基端部92側に移動し
ないようにロックしている。またロック部21先端のカ
ード上面93と摺接する部分は、当該カード上面93に
傷を付けたりすることのないように例えば丸みが付けら
れた形状とされ、さらに好ましくはその部分がプラスチ
ックなど傷を付け難い材料によって形成されている。
【0015】このカードロック部材2の揺動中心である
支点23とロック部21との間には係合孔22が設けら
れている。この係合孔22にはソレノイド3のプランジ
ャ32の先端に設けられた係合ピン31が嵌入され、カ
ードロック部材2をソレノイド3の動きに連動させるこ
とができるようになっている。係合孔22は、プランジ
ャ32の軸に対して斜めとされる移動孔部22aと、同
軸にほぼ平行な保持孔部22bとが滑らかに連続するよ
うに設けられ、図1に示すように途中で曲がる形状とさ
れている。本実施形態では、移動孔部22aが保持孔部
22bよりも図中a側、つまりカード先端部91側に位
置するように、かつカード通路8側に向けて曲がるよう
に設けられている。したがって、プランジャ32がソレ
ノイド3の本体側から突出している状態では、係合ピン
31が移動孔部22aの端側に位置し、カードロック部
材2はそのロック部21をカード通路8から引っ込める
カード非ロック位置25に位置することになる。この状
態からプランジャ32をソレノイド3本体側に引き込む
ようにすると、係合ピン31が移動孔部22aの縁に摺
接しながら移動することから、カードロック部材2がカ
ードロック位置24側へと揺動する。そして係合ピン3
1が保持孔部22bに位置すると、カードロック部材2
はそのカードロック位置24に位置した状態のまま、揺
動不可能に保持されることになる。一方、プランジャ3
2が逆に突出する方向に移動すると、カードロック部材
2はロック状態から開放され、カード非ロック位置25
へと揺動する。このように係合孔22は、ソレノイド3
の動きに合わせてカードロック部材2を適宜位置に案内
する形状に設けられている。この場合、各孔部22a,
22bのストローク長さや移動孔部22aの角度を変更
することによりカードロック部材2の動きを適宜変化さ
せることができるのはいうまでもない。
【0016】また、プランジャ32を往復動させること
によりカードロック部材2をカードロック位置24とカ
ード非ロック位置25との間で揺動させるソレノイド3
は、その本体側をフレームに固定されて設けられてい
る。往復直線運動するプランジャ32の先端には、係合
ピン31が、図2に示すようにプランジャ32の軸方向
とほぼ直角となるように取り付けられている。プランジ
ャ32の周囲には復帰用コイルばね33が設けられ、こ
のプランジャ32を突出させる方向に付勢している。し
たがってプランジャ32は、ソレノイド3のコイルに通
電していないオフ状態のときは復帰用コイルばね33の
付勢力によって突出している一方、コイルをオン状態と
してソレノイド3を動作させると電磁力によって本体側
へと引き込まれる。つまり、本実施形態ではソレノイド
3を動作させてオン状態とすると、カードロック部材2
をカードロック位置24まで揺動させその状態に保持す
ることができ、ソレノイド3の動作を解除してオフ状態
にすればカードロック部材2をカード非ロック位置25
に復帰させることができる。
【0017】検知スイッチ4は、カード9がカードリー
ダ1内へ挿入されたことを検出し、ソレノイド3を動作
させる手段として設けられている。この検知スイッチ4
はカード9が最奥のカード挿入終了位置9aに到達した
ことを検出するように、あるいはカード9の挿入を少な
くとも当該カード9がそのカード挿入終了位置9aに到
達するまでに検出することができるように設けられてい
る。後者の場合は、カードロック部材2が移動したとき
にカード9が未だ完全に挿入されていない状態であって
も構わない。この場合、カード9の挿入を検知するとソ
レノイド3が動作してカードロック部材2を移動させる
ため、ロック部21の先端がカード上面93に接触す
る。カード9をさらに挿入すると、カードロック部材2
はこのように先端を摺接させた状態のままであり、カー
ド9がほぼカード挿入終了位置9aに到達したところで
カード基端部92から外れてカードロック位置24まで
移動する。なお、カード9の挿入検出が行われるのは、
早くても、挿入されたカード9の先端部91がカードロ
ック部材2のロック部21を通過してから後である。
【0018】本実施形態では、この検知スイッチ4とし
て図1に示すようなセンサばね41とフォトインタラプ
タ43との組み合わせが用いられている。センサばね4
1はその一部がカード走行路8内に位置し、カード9の
先端部91が当接することにより撓曲するように設けら
れている。センサばね41の先端には遮蔽板42が取り
付けられ、センサばね41が撓曲することによりフォト
インタラプタ43を横切って遮光するようにされてい
る。したがってこの検知スイッチ4では、遮光されるこ
とによってカード9の挿入が検知される。ただし検知ス
イッチ4はこのような光検知型のものに限られることは
なく、例えばマイクロスイッチを利用して検知するよう
にしたものであっても良い。さらにカード挿入を検知す
るタイミングについても、上述したようにカード先端部
91がロック部21先端を通過した後であればどのタイ
ミングで検知するようにしても良く、この範囲内であれ
ば検知スイッチ4を設ける位置も特に限定されることは
ない。本実施形態での検知スイッチ4は、上述したよう
にカード挿入終了位置9aに到達するまでに検知し得る
ように設けられていることから、カード挿入終了位置9
aにロックされているカード9を前後動させても検知範
囲から外れないだけの余裕を形成させている。
【0019】また、カードリーダ1にはカード9の先端
部91が当接するカード当接部6と、カード9のコンタ
クト端子パターン95と接触する弾性を備えた接触子7
とを有し、カード9の挿入に伴って斜めに移動してカー
ド挿入終了状態では接触位置5aに移動する接触子キャ
リッジ5が設けられている。接触子キャリッジ5は、図
1に示すように、平行リンク機構12によりカード走行
路8と平行を保ちながら斜めに移動するようにカードリ
ーダ1を構成するフレームに設けられている。フレーム
は例えば鋼板や基板などであり、接触子キャリッジ5は
このフレームに対して図2に示すようにカード9の中心
からやや角側にずれた位置に設けられている。平行リン
ク機構12は図1に示すような同形状の2本のリンクで
構成され、揺動することによって接触子キャリッジ5を
平行移動させている。本実施形態における接触子キャリ
ッジ5は図示するように円弧上を斜めに移動するように
設けられていることから、平行移動しながらカード走行
路8との距離を変化させ、その接触子7をカード9のコ
ンタクト端子パターン95に接触させたり離れさせたり
することが可能である。この接触子キャリッジ5は、付
勢手段11によって図1中a方向と反対側、即ちカード
基端部91側に付勢されているため、カード9が挿入さ
れていないときは図1中の実線で示す非接触位置5bで
待機している。
【0020】この接触子キャリッジ5の図中a方向側に
は、カード当接部6が、カード走行路8を横切るように
突出して設けられている。したがってこのカード当接部
6は、カード走行路8を走行するカード9の先端部91
が当接すると、a方向に押されて接触子キャリッジ5を
平行移動させる。
【0021】また接触子キャリッジ5の片側面には、カ
ード9と接触してデータ通信を行う接触子7が設けられ
ている。本実施形態では、鋼線などが図示するように接
触子キャリッジ5の内部に巻かれ、その一端側が揺動可
能とされると共に、その途中の撓曲部がカード9のコン
タクト端子パターン95と接触するように接触子キャリ
ッジ5の片側面から突出して設けられている。したがっ
て接触子7としては、銅線の弾性がカード9への押圧力
として利用されている。この接触子7は、カード9の先
端部91が接触子キャリッジ5のカード当接部6に当接
した時にカード9のコンタクト端子パターン95と対向
しているような所定位置に設けられている。ここからカ
ード9がさらに挿入されると、接触子キャリッジ5はa
方向へカード9と同量だけ移動することから、接触子7
はコンタクト端子パターン95に対向しながら接近して
接触する。この場合、接触子7は、カード9がカード挿
入終了位置9aに到達するまでにコンタクト端子パター
ン95と接触するようにされていることはいうまでもな
い。また、このようにして接触した接触子7はさらにカ
ード9に近づくこととなるが、接触子7自体の弾性を利
用し、コンタクト端子パターン95に押圧状態で接触す
ることとなるため、互いの接触状態が良好に保たれてい
る。このような状態においてカード9への通信を行う接
触子7としては、例えば銅線など、電導性と弾性とを兼
ね備えたものを使用することが好ましい。
【0022】以上のように構成されたカードリーダ1で
は、カード先端部91がロック部21の先端を通過して
からカード挿入終了位置9aに到達するまでの範囲で当
該カード挿入を検知可能であることから、カード挿入を
検知してからカード9がカード挿入終了位置9aに到達
するまでの検知範囲に余裕がある。したがって、カード
ロック位置24にあるカード9を引き抜こうとしてカー
ド9を前後方向に動かすなどしても、カード9の可動範
囲が検知可能範囲を上回ることがなく、カード9がロッ
クされている限り常にカード検知状態のままである。よ
って、カードへのデータ通信が行われている間に、カー
ド検知が解かれて誤ってロックが解除されてしまうよう
なことが防止される。
【0023】また、本実施形態のICカードリーダで
は、ソレノイド3を動作させてカード9をロックさせる
ようにしているので、データ通信を行っているカードロ
ック時だけソレノイド3に通電すれば良い。したがっ
て、カード通信中に万が一停電などにより機器が停止し
たとしても、それと同時にソレノイド3への通電も停止
されるので自動的にカード9のロックが解除される。よ
って、そのような場合において使用者がカード9を引き
抜くことができなくなるといった事態の発生を防止する
ことができる。
【0024】なお、上述の実施形態は本発明の好適な実
施の一例ではあるがこれに限定されるものではなく本発
明の要旨を逸脱しない範囲において種々変形実施可能で
ある。例えば本実施形態では、カードリーダ1の一例と
してICカードリーダを例示しながら説明を行ったが、
本発明のようなカードロック機構の改良はICカードリ
ーダに限られず磁気カードリーダなどにおいても実施可
能である。
【0025】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、請求項
1記載の発明のカードリーダでは、カードの挿入を検知
する検知スイッチを設けるとともに、カードロック部材
をソレノイドを動作させてカードロック位置側に移動す
る一方ソレノイドの動作解除で非ロック位置に復帰する
ように設け、カードの先端部がカードロック部材のロッ
ク部よりカード挿入終了位置側となったときにソレノイ
ドを動作させてカードロック部材をカードロック位置側
に移動させるように構成しているので、カード挿入を検
知した位置からカード挿入終了位置までの広い範囲をカ
ード検知可能範囲とすることができる。したがって、カ
ードロック位置でロックされているカードを前後方向に
動かしたりしても、カードの可動範囲が検知可能範囲を
上回ることがなく、カードがロックされている限り常に
カード検知状態を保つことができる。よって、カードへ
のデータ通信が行われている間に、カード検知が解かれ
て誤ってロックが解除されるようなことを防止すること
ができる。しかも、ソレノイドはカードロック部材と係
合する係合ピンを有し、該係合ピンが嵌入するカードロ
ック部材の係合孔には係合ピンによって移動する移動孔
部とロック位置に保持する保持孔部とを備えてなるの
で、カードロック部材をソレノイドと連動して移動させ
ることができる。この場合、係合ピンが移動孔部に位置
しているときはソレノイドの動きに伴うようにしてカー
ドロック部材を揺動させ、係合ピンが保持孔部に位置し
ているときはロック位置に保持することができる。
【0026】また請求項2記載の発明のカードリーダで
は、カードはICカードであり、カードリーダは、IC
カードの先端部が当接するカード当接部とICカードの
コンタクト端子パターンと接触する弾性を備えた接触子
を有するとともにICカードの挿入に伴って斜めに移動
してカード挿入終了位置で接触位置に移動する接触子キ
ャリッジを備え、カード当接部とカードロック部材のロ
ック部とによりICカードを挟むように構成しているの
で、接触子をICカードのコンタクト端子パターンに押
圧状態で確実に接触させ、データ通信を正確に行うこと
ができる。
【0027】さらに請求項3記載の発明のカードリーダ
では、カードの挿入を検知する検知スイッチはカードが
カード挿入終了位置に到達したことを検出する検出スイ
ッチであるので、カードのカード挿入終了位置への到達
が検出されるとソレノイドが動作し、カードロック部材
が移動して当該カードをロックすることができる。
【0028】
【0029】さらに請求項記載の発明のカードリーダ
では、接触子キャリッジが平行リンク機構により斜めに
移動するように設けられているため、接触子をカードの
コンタクト端子パターンに対向させながら接近、接触さ
せ、さらに押圧させることができる。したがって、カー
ドリーダの接触子をカードの所定位置に確実に接触させ
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のカードリーダの一実施形態を示す、図
2のI−I線による断面図である。
【図2】本発明のカードリーダを示す平面図である。
【符号の説明】
1 カードリーダ 2 カードロック部材 3 ソレノイド 4 検出手段 5 接触子キャリッジ 6 カード当接部 7 接触子 9 カード 9a カード挿入終了位置 21 ロック部 22 係合孔 22a 移動孔部 22b 保持孔部 31 係合ピン 91 先端部 95 コンタクト端子パターン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平9−147058(JP,A) 特開 平8−315088(JP,A) 特開 平3−174689(JP,A) 実開 昭63−271676(JP,U) 実開 昭62−271287(JP,U) 実開 昭61−156384(JP,U) 実開 昭63−107072(JP,U) 実開 昭63−61074(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06K 17/00 G06K 13/067

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ソレノイドによって移動されるカードロ
    ック部材を備え、挿入されたカードがカード挿入終了位
    置で前記カードロック部材のロック部によりロックされ
    るように構成してなるカードリーダにおいて、前記カー
    ドの挿入を検知する検知スイッチを設けるとともに、前
    記カードロック部材を前記ソレノイドを動作させてカー
    ドロック位置側に移動する一方前記ソレノイドの動作解
    除で非ロック位置に復帰するように設け、前記カードの
    先端部が前記カードロック部材のロック部より前記カー
    ド挿入終了位置側となったときに前記ソレノイドを動作
    させて前記カードロック部材をカードロック位置側に移
    動させるように構成したことを特徴とし、尚かつ、前記
    ソレノイドは前記カードロック部材と係合する係合ピン
    を有し、該係合ピンが嵌入する前記カードロック部材の
    係合孔には前記係合ピンによって移動する移動孔部と前
    記ロック位置に保持する保持孔部とを備えてなり、さら
    に、前記ソレノイドのプランジャにはこのプランジャを
    突出させる方向に付勢する復帰用ばねが設けられ、前記
    ソレノイドのコイルに通電していないオフ状態のときこ
    のプランジャは前記復帰用ばねの付勢力によって突出し
    ている一方、コイルをオン状態として前記ソレノイドを
    動作させると電磁力によって本体側へと引き込まれるこ
    とを特徴とするカードリーダ。
  2. 【請求項2】 前記カードはICカードであり、前記カ
    ードリーダは、前記ICカードの先端部が当接するカー
    ド当接部と前記ICカードのコンタクト端子パターンと
    接触する弾性を備えた接触子を有するとともに前記IC
    カードの挿入に伴って斜めに移動してカード挿入終了位
    置で接触位置に移動する接触子キャリッジを備え、前記
    カード当接部と前記カードロック部材のロック部とによ
    り前記ICカードを挟むように構成したことを特徴とす
    る請求項1記載のカードリーダ。
  3. 【請求項3】 前記カードの挿入を検知する検知スイッ
    チは、前記カードが前記カード挿入終了位置に到達した
    ことを検出する検出スイッチであることを特徴とする請
    求項1または2記載のカードリーダ。
  4. 【請求項4】 前記接触子キャリッジは平行リンク機構
    により斜めに移動するものであることを特徴とする請求
    項2記載のカードリーダ。
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