JP3489271B2 - ディスク駆動装置および傾き調整方法 - Google Patents

ディスク駆動装置および傾き調整方法

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JP3489271B2
JP3489271B2 JP15002595A JP15002595A JP3489271B2 JP 3489271 B2 JP3489271 B2 JP 3489271B2 JP 15002595 A JP15002595 A JP 15002595A JP 15002595 A JP15002595 A JP 15002595A JP 3489271 B2 JP3489271 B2 JP 3489271B2
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    • GPHYSICS
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    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B7/00Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
    • G11B7/08Disposition or mounting of heads or light sources relatively to record carriers
    • G11B7/09Disposition or mounting of heads or light sources relatively to record carriers with provision for moving the light beam or focus plane for the purpose of maintaining alignment of the light beam relative to the record carrier during transducing operation, e.g. to compensate for surface irregularities of the latter or for track following
    • G11B7/095Disposition or mounting of heads or light sources relatively to record carriers with provision for moving the light beam or focus plane for the purpose of maintaining alignment of the light beam relative to the record carrier during transducing operation, e.g. to compensate for surface irregularities of the latter or for track following specially adapted for discs, e.g. for compensation of eccentricity or wobble
    • G11B7/0956Disposition or mounting of heads or light sources relatively to record carriers with provision for moving the light beam or focus plane for the purpose of maintaining alignment of the light beam relative to the record carrier during transducing operation, e.g. to compensate for surface irregularities of the latter or for track following specially adapted for discs, e.g. for compensation of eccentricity or wobble to compensate for tilt, skew, warp or inclination of the disc, i.e. maintain the optical axis at right angles to the disc

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ディスク駆動装置およ
び傾き調整方法に関し、特に、ディスクに対して情報を
記録または再生するヘッドとディスクとの傾きを常に正
しい状態に調整することが可能な、ディスク駆動装置お
よび傾き調整方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図15は、従来の光ディスク再生装置の
構成例を表している。この例においては、光ディスク1
が、スピンドルモータ2により所定の速度で回転される
ようになされている。光ヘッド3は、光ディスク1に対
してレーザ光を照射し、光ディスク1からの反射光を受
光するようになされている。スキューセンサ4は、光ヘ
ッド3と共通のベース(図示せず)に固定され、光ヘッ
ド3と光ディスク1との相対的な傾きを検出する。
【0003】PLL回路5は、光ヘッド3が光ディスク
1に記録されている信号を再生して出力するRF信号を
2値化して、2値化RF信号を生成するとともに、RF
信号に含まれるクロックを抽出し、同期クロック信号を
生成する。CLV回路6は、PLL回路5が出力する2
値化RF信号と同期クロック信号の入力を受け、両者の
位相の誤差信号を出力するようになされている。スイッ
チ8は、制御回路17により制御され、CLV回路6の
出力または初期駆動回路7の出力の一方を選択し、スピ
ンドルモータ2に出力している。
【0004】光ヘッド3は、例えば非点収差法の原理に
従って、フォーカスエラー信号を生成するとともに、例
えばプッシュプル法の原理に従って、トラッキングエラ
ー信号を生成する。フォーカスサーボ回路9は、光ヘッ
ド3が出力するフォーカスエラー信号の供給を受け、こ
のフォーカスエラー信号に対応して、フォーカスコイル
12を駆動し、光ヘッド3を光ディスク1に対して垂直
な方向にフォーカス制御するようになされている。トラ
ッキングサーボ回路10は、光ヘッド3が出力するトラ
ッキングエラー信号の供給を受け、このトラッキングエ
ラー信号に対応してトラッキングコイル13を駆動し、
光ヘッド3を光ディスク1のトラックと垂直な方向にト
ラッキング制御するようになされている。
【0005】また、スキューセンサ4は、光ヘッド3と
光ディスク1の傾きに対応するスキューエラー信号を発
生し、スキューサーボ回路11に出力している。スキュ
ーサーボ回路11は、このスキューエラー信号に対応し
てスキューモータ14を駆動し、光ヘッド3の光ディス
ク1に対する相対的傾きを調整するようになされてい
る。
【0006】トラッキングサーボ回路10が出力する信
号は、スレッドサーボ回路15に供給され、スレッドサ
ーボ回路15は、この信号に対応してスレッドモータ1
6を駆動し、光ヘッド3を光ディスク1の半径方向に移
動させるようになされている。制御回路17は、フォー
カスサーボ回路9、トラッキングサーボ回路10、スキ
ューサーボ回路11、スレッドサーボ回路15の他、ス
イッチ8を制御するようになされている。
【0007】この光ディスク再生装置を製造するとき、
制御回路17は、光ディスク1として調整用ディスク
(標準ディスク)を装着し、スレッドサーボ回路15を
制御し、スレッドモータ16を駆動して、光ヘッド3を
光ディスク1(調整用ディスク)の所定の基準位置(例
えば最内周トラック位置)に移送させる。次に、制御回
路17は、スイッチ8を初期駆動回路7側に切り替え、
初期駆動回路7が出力する初期駆動信号をスイッチ8を
介してスピンドルモータ2に供給し、スピンドルモータ
2を駆動させる。
【0008】さらに、制御回路17は、フォーカスサー
ボ回路9とトラッキングサーボ回路10を制御し、フォ
ーカスコイル12とトラッキングコイル13を、光ヘッ
ド3が出力するフォーカスエラー信号とトラッキングエ
ラー信号に対応して駆動し、フォーカスサーボとトラッ
キングサーボを実行させる。
【0009】スイッチ8は、スピンドルモータ2が所定
の時間駆動されたとき、CLV回路6側に切り替えられ
る。PLL回路5は、光ヘッド3が光ディスク1に記録
されている信号を再生して出力するRF信号を2値化し
て、2値化RF信号を生成するとともに、RF信号から
同期クロック信号を生成し、両者をCLV回路6に供給
する。CLV回路6は、この2値化RF信号と同期クロ
ック信号の位相を比較し、その誤差信号をスイッチ8を
介してスピンドルモータ2に供給する。これにより、ス
ピンドルモータ2は、光ディスク1を、その線速度が一
定となるように回転する。
【0010】この状態において、光ヘッド3が出力する
RF信号を測定装置(図示せず)で測定し、RF信号の
振幅が最大となるようにスキューサーボ回路11を制御
する。スキューサーボ回路11は、制御回路17からの
制御に対応してスキューモータ14を制御し、光ヘッド
3の光ディスク1に対する相対的角度を調整する。最適
の調整角度になったとき、RF信号の振幅は最大とな
る。この最大の振幅のRF信号が得られたとき、スキュ
ーサーボ回路11の調整を終了し、その調整値を固定す
る。その結果、以後スキューサーボ回路11は、その固
定された値をスキューモータ14に供給するようにな
る。
【0011】この光ディスク再生装置に通常の光ディス
ク1を装着し、再生した場合、光ヘッド3の光ディスク
1に対する相対的角度に対応するスキューエラー信号が
スキューセンサ4より出力される。スキューサーボ回路
11は、このスキューエラー信号を調整時に設定された
値と比較し、その誤差信号を出力する。スキューモータ
14は、この誤差信号に対応して光ヘッド3の光ディス
ク1に対する相対的角度を調整する。これにより、光ヘ
ッド3は、光ディスク1に対して適正な角度に調整され
る。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】従来の装置において
は、このように、工場出荷時に調整用ディスクを用いて
光ヘッド3の傾きを調整し、以後、その傾きを固定する
ようにしているため、光ディスク1の個々のばらつきに
対応して、光ヘッド3を適正な角度に調整することがで
きない課題があった。
【0013】また、経時変化により、光ヘッド3やスキ
ューセンサ4の傾きが変化した場合、光ディスク1に記
録されているデータを正しく再生することが困難になる
課題があった。特に光ディスク1が、例えばデジタルビ
デオディスク(DVD)のように、高密度記録が行われ
ているディスクである場合においては、光ヘッド3の適
正な角度からのずれが再生結果に大きく影響することに
なる。
【0014】本発明はこのような状況に鑑みてなされた
ものであり、製造時における調整を不要とし、かつ経時
変化に拘らず、データを正しく再生することができるよ
うにするものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明のディスク駆動装
置は、ディスクに対して情報を記録または再生する記録
再生手段と、記録再生手段のディスクに対する相対的傾
きを変化させる変化手段と、記録再生手段によりディス
クから再生された、記録再生手段のディスクに対する相
対的傾きを所定値ずつ順次変化させ、各値で得られる
号を検出する信号検出手段と、信号検出手段による検出
結果に対応して、変化手段を制御する制御手段とを備
え、制御手段は、信号検出手段により検出された複数の
信号において、参照点とその1つ前の点で得られた信号
の差に基づいて変化率を算出し、変化率が大きい区間か
ら小さくなる区間へ変化した第1の変化点と、変化率が
小さい区間から大きくなる区間へ変化した第2の変化点
の中間の点に当たる信号を検出することを特徴とする。
【0016】本発明の傾き調整方法は、ヘッドとディス
クとの相対的傾きを所定値ずつ順次変化させ、ヘッドに
よりディスクから再生された、ヘッドのディスクに対す
る相対的傾きに応じて順次変化する複数の信号におい
て、参照点とその1つ前の点で得られた信号の差に基づ
いて変化率を算出し、変化率が大きい区間から小さくな
る区間へ変化した第1の変化点と、変化率が小さい区間
から大きくなる区間へ変化した第2の変化点の中間の点
に当たる信号を検出し、その検出結果に対応して、ヘッ
ドのディスクに対する相対的傾きを調整することを特徴
とする。
【0017】
【作用】本発明のディスク駆動装置においては、記録ま
たは再生されるディスクに対する相対的傾きが所定値ず
つ順次変化され、ディスクから再生された、ディスクに
対する相対的傾きに応じて順次変化する信号において、
参照点とその1つ前の点で得られた信号の差に基づいて
変化率が算出され、変化率が大きい区間から小さくなる
区間へ変化した第1の変化点と、変化率が小さい区間か
ら大きくなる区間へ変化した第2の変化点の中間の点に
当たる信号が検出され、その検出結果に対応して、ディ
スクに対する相対的傾きの変化が制御される。
【0018】本発明の傾き調整方法においては、ヘッド
とディスクとの相対的傾きが所定値ずつ順次変化され、
ヘッドによりディスクから再生された、ヘッドのディス
クに対する相対的傾きに応じて順次変化する信号におい
て、参照点とその1つ前の点で得られた信号の差に基づ
いて変化率が算出され、変化率が大きい区間から小さく
なる区間へ変化した第1の変化点と、変化率が小さい区
間から大きくなる区間へ変化した第2の変化点の中間の
点に当たる信号が検出され、その検出結果に対応して、
ヘッドのディスクに対する相対的傾きが調整される。
【0019】
【実施例】図1は、本発明のディスク駆動装置を応用し
た光ディスク再生装置の構成例を表しており、図15に
おける場合と対応する部分には、同一の符号を付してあ
る。この実施例においては、トラッキングエラー信号振
幅最大サーチ回路31が設けられている。このトラッキ
ングエラー信号振幅最大サーチ回路31は、レベル検出
回路41を有し、このレベル検出回路41は、光ヘッド
3が出力するトラッキングエラー信号のレベルを検出
し、検出結果を制御回路42に出力するようになされて
いる。制御回路42は、レベル検出回路41の出力か
ら、光ヘッド3と光ディスク1の最適な相対的角度位置
を検出するようになされている。
【0020】光ヘッド3の光ディスク1に対する相対的
角度を変化させると、トラッキングエラー信号は図2に
示すように変化する。すなわち、最適な角度位置(最適
点)に光ヘッド3の光ディスク1に対する相対的角度が
調整されたとき(スキューセンサ4の出力が、光ヘッド
3の傾きが最適となった状態に対応する値となるよう
に、角度調整がなされたとき)、トラッキングエラー信
号の振幅は最大となり、最適点からずれると、トラッキ
ングエラー信号の振幅は小さくなる。制御回路42は、
この原理に従って、最適点を求めるのである。
【0021】そして、制御回路42は、この最適点を求
めるために、オフセット発生回路43を制御し、所定の
オフセット信号を発生させる。このオフセット信号は、
スキューセンサ4の出力するスキューエラー信号と加算
器32において、加算され、加算器32の出力がスキュ
ーサーボ回路11に出力されるようになされている。
【0022】その他の構成は、図15における場合と同
様である。
【0023】次に、その動作について説明する。光ディ
スク1が装着された状態において再生の開始が指令され
たとき、制御回路17はスレッドサーボ回路15を制御
し、光ヘッド3を初期位置に移動させる。すなわち、ス
レッドサーボ回路15は、この制御に対応してスレッド
モータ16を制御し、光ヘッド3を光ディスク1の最内
周の信号記録領域のトラックに移動させる。
【0024】次に、制御回路17は、スイッチ8を初期
駆動回路7側に切り替え、初期駆動回路7が出力する初
期駆動信号をスイッチ8を介してスピンドルモータ2に
供給し、スピンドルモータ2を回転させる。また、制御
回路17は、フォーカスサーボ回路9を制御し、フォー
カスコイル12を、光ヘッド3が出力するフォーカスエ
ラー信号に対応して駆動し、フォーカスサーボを実行さ
せる。
【0025】スピンドルモータ2を所定の時間回転した
とき、あるいは、スピンドルモータ2が所定の回転速度
に達したとき、制御回路17はスイッチ8をCLV回路
6側に切り替える。
【0026】PLL回路5は、光ヘッド3が光ディスク
1にレーザ光を照射し、その反射光から光ディスク1に
記録されているデータに対応するRF信号の供給を受け
る。PLL回路5は、このRF信号を2値化するととも
に、そこに含まれる同期クロック信号を検出する。CL
V回路6は、PLL回路5より供給される同期クロック
信号と2値化RF信号の位相を比較し、その位相誤差に
対応する信号を出力する。
【0027】この誤差信号は、スイッチ8を介してスピ
ンドルモータ2に供給され、スピンドルモータ2は、光
ディスク1の、線速度が一定になるように光ディスク1
を回転させる。
【0028】また、この時、制御回路17はスキューサ
ーボ回路11を制御し、スキューサーボを開始させる。
すなわち、スキューセンサ4は、光ディスク1にLED
(図示せず)から発生する光を照射し、その反射光のバ
ランスを検出することで、スキューセンサ4(光ヘッド
3)の光ディスク1に対する相対的角度に対応するスキ
ューエラー信号を出力する。このスキューエラー信号
は、加算器32を介してスキューサーボ回路11に供給
され、スキューサーボ回路11は、このスキューエラー
信号に対応してスキューモータ14を制御する。スキュ
ーモータ14は、このスキューエラー信号に対応して、
光ヘッド3の光ディスク1に対する相対的角度を調整す
る。
【0029】ところで、この時、トラッキングサーボは
まだ開始されていない。その結果、光ヘッド3は、光デ
ィスク1の複数のトラックを周期的に横切る状態とな
る。すなわち、光ディスク1とスピンドルモータ2の回
転中心は、偏心によりずれているため、トラッキングサ
ーボをかけないと、光ヘッド3の情報再生点(レーザ光
による光スポット)は複数のトラックを周期的に横切る
ことになる。その結果、光ヘッド3は、例えば図3に示
すようなトラッキングエラー信号を出力する。同図に示
すように、トラッキングエラー信号が周期的に変化して
いる。
【0030】トラッキングエラー信号振幅最大サーチ回
路31のレベル検出回路41は、このトラッキングエラ
ー信号のピークホールド値とボトムホールド値とを検出
し、両者の差をトラッキングエラー信号の振幅として検
出する。そして、この振幅検出信号は、制御回路42に
供給される。このトラッキングエラー信号の振幅は、図
2に示したように、光ヘッド3の光ディスク1に対する
相対的角度(スキューセンサ4の出力)に対応して変化
する。制御回路42は、トラッキングエラー信号の最大
の振幅が得られるスキューエラー信号の最適点を、いわ
ゆる山登り法により検出する。
【0031】すなわち、図4に示すように、スキューセ
ンサ4の出力するスキューエラー信号(スキューサーボ
回路11へ入力する信号)を、S0,S1,S2,・・・
とαずつ順次増加させる。そして、連続する3つのサン
プリング点Si-1,Si,Si+ 1におけるトラッキングエ
ラー信号の振幅値Ri-1,Ri,Ri+1を比較し、Riが最
大となる(Ri-1<Ri>Ri+1となる)とき、そのサン
プリング点Siを最適点とする。このため、制御回路4
2はオフセット発生回路43を制御し、所定の初期値と
以後αずつ変化するオフセット信号を出力し、加算器3
2においてスキューセンサ4の出力と加算させ、スキュ
ーサーボ回路11に出力する。
【0032】図5は、この山登り法により、スキュー位
置を調整する場合の処理例を表している。最初にステッ
プS1において、Snに初期値S0を設定する。そし
て、スキュー位置をSn(いまの場合、Sn=S0)と
して、その場合におけるトラッキングエラー信号の振幅
値を測定し、その測定結果をRn(いまの場合、Rn=
0)に設定する。
【0033】すなわち、制御回路42は、オフセット発
生回路43にオフセット信号S0を発生させる。スキュ
ーサーボ回路11は、加算器32によりこのオフセット
信号S0が加算されたスキューエラー信号に対応してス
キューモータ14を制御し、光ヘッド3の傾きを調節す
る。
【0034】レベル検出回路41は、この時、光ヘッド
3が出力するトラッキングエラー信号の振幅を検出し、
制御回路42に出力する。制御回路42は、この時検出
されたトラッキングエラー信号の振幅値をRn(いまの
場合、Rn=R0)に設定する。
【0035】次にステップS2に進み、Sn+にS0
αを加算した値を設定する。すなわち次式を演算する。 Sn+=S0+α
【0036】そして、オフセット発生回路43に、この
オフセット信号Sn+(=S1)を発生させる。すなわ
ち、ステップS1で発生していたオフセット信号Snよ
りαだけ大きいオフセット値をオフセット発生回路43
に発生させる。スキューサーボ回路11は、このオフセ
ット値が加算されたスキューエラー信号に対応してスキ
ューモータ14を制御するので、光ヘッド3は、このオ
フセット値αの分だけ光ヘッド3の角度をさらに変化さ
せる。
【0037】レベル検出回路41は、この時、光ヘッド
3が出力するトラッキングエラー信号の振幅を検出す
る。制御回路42は、レベル検出回路41が検出する、
この時のトラッキングエラー信号の振幅をRn+(いま
の場合、R0+=R1)に設定する。
【0038】次にステップS3に進み、Sn−に、S0
よりαだけ小さい値を設定する。すなわち次式を演算す
る。 Sn−=S0−α
【0039】すなわち、制御回路42は、オフセット発
生回路43を制御し、ステップS1において発生してい
たオフセット信号Sn(いまの場合、Sn=S0)より
αだけ小さい値を発生させる。このオフセット信号Sn
−が加算されたスキューエラー信号が、スキューサーボ
回路11を介してスキューモータ14に供給されるた
め、光ヘッド3は、オフセット値S0を発生していた場
合より、オフセット値−αの分だけ角度が変更される。
【0040】そして、レベル検出回路41は、この時、
光ヘッド3が出力するトラッキングエラー信号の振幅を
検出し、制御回路42に出力する。制御回路42は、こ
の時のトラッキングエラー信号の振幅値をRn−(いま
の場合、Rn−=R0−)に設定する。
【0041】以上のステップS1乃至S3の処理によ
り、図4に示したように、スキューエラー信号に加算す
るオフセット値を初期値S0に設定した場合におけるト
ラッキングエラー信号の振幅値Rn(=R0)と、オフ
セット信号をαだけ大きくした場合におけるトラッキン
グエラー信号の振幅値Rn+(=R0+=R1)と、オフ
セット信号をαだけ小さくした場合におけるトラッキン
グエラー信号の振幅値Rn−(=R0−)が得られたこ
とになる。
【0042】そこで、ステップS4に進み、RnがRn
+と等しいか、それより大きく、かつ、RnがRn−と
等しいか、それより大きいか否かが判定される。すなわ
ち、RnがRn−およびRn+より大きいか否か(Rn
が最大値であるか否か)が判定される。
【0043】通常、図4に示すように、オフセット信号
がS0である時のトラッキングエラー信号の振幅Rn
(=R0)は、オフセット信号がαだけ小さいときの振
幅値Rn−(=R0−)より大きいが、オフセット信号
がαだけ大きい場合におけるトラッキングエラー信号の
振幅Rn+(=R0+=R1)より小さい。そこでこの場
合においては、ステップS5に進み、Rn+がRn−よ
り大きいか否かが判定される。いまの場合、Rn+(=
0+=R1)はRn−(=R0−)より大きいため(図
4において右上がりの区間であるため)、ステップS6
に進む。
【0044】ステップS6においては、Sn−に、それ
までのSn(=S0)を設定する。そして、新たなSn
に、それまでのSn+(=S1)を設定し、Rn−に、
それまでのRn(=R0)を設定し、Rnに、それまで
のRn+(=R1)を設定する。そして、さらにSn+
に、新たなSn(=S0+α=S1)にαを加算した値
(=S0+2α=S2)を設定する。すなわち次式を演算
する。Sn+=Sn+α
【0045】制御回路42は、オフセット発生回路43
を制御し、オフセット信号として、Sn+(=S2)を
発生させる。すなわち、ステップS2で発生していたS
n+(=S0+α)よりαだけ大きいオフセットSn+
(=S0+2α=S2)を発生させる。そして、そのとき
検出されるトラッキングエラー信号の振幅をRn+(=
1+=R2)に設定する。
【0046】すなわち、これにより、図4に示す状態に
おいて、それまでの場合よりαだけ右側に移動した3つ
のサンプリング点S0,S1,S2におけるトラッキング
エラー信号の振幅値が、Rn−(=R0)、Rn(=
1)およびRn+(=R2)に設定されたことになる。
【0047】そこで、ステップS4に戻り、Rnが、R
n−およびRn+より大きいか否かが判定される。Rn
が最大値でない場合は、ステップS5に進み、再びRn
+がRn−より大きいか否かが判定される。Rn+がR
n−より大きい場合においてはステップS6進み、同様
の処理が繰り返される。
【0048】そして、図4においてサンプリングする区
間が右方向に移動し、Snが最適点に達すると、その時
得られる振幅値Rnは、Rn−より大きくかつRn+よ
り大きくなる。すなわち、Rnが最大値となる。そこ
で、この場合においては、ステップS4からステップS
8に進み、その時のSnの値が、トラッキングエラー信
号の振幅Rnを最大とする最適値として設定される。す
なわち、制御回路42は、以後、オフセット発生回路4
3より、この最適値としてのオフセット信号Snを継続
して発生させる。
【0049】一方、図4において右下がりの区間におい
て、サンプリングが行われている場合においては、Rn
+の値は、Rn−より小さくなる。そこで、この場合に
おいてはステップS5からステップS7に進み、Sn+
に、それまでのSnを設定し、Snに、それまでのSn
−を設定し、Rn+に、それまでのRnを設定し、Rn
に、それまでのRn−を設定する。そして、さらに新た
なSnよりαだけ小さい値をSn−に設定する。すなわ
ち、次式を演算する。 Sn−=Sn−α
【0050】すなわち、図4において、より左側のサン
プリング点をSn−によりサンプリングするようにす
る。そして、オフセット発生回路43よりオフセット信
号Sn−を発生させた場合におけるトラッキングエラー
信号の振幅値を検出し、その検出した振幅値をRn−に
設定する。
【0051】そしてステップS4に戻り、Rnが、Rn
−およびRn+より大きいか否かが判定される。図4に
おいて、右下がりの区間においては、まだRnはRn−
より小さいからステップS5に進み、ステップS5から
さらにステップS7に進み、同様の処理が繰り返され
る。そして、サンプリング点が図4において、順次左方
向に(最適点の方向に)進み、Snが最適点に達したと
き、RnはRn+より大きくかつRn−よりも大きくな
る。この時、ステップS4からステップS8に進み、そ
のときのオフセット信号Snの値が最適値とされる。そ
して、以後、制御回路42は、オフセット発生回路43
に、この最適値を継続して発生させる。
【0052】以上においては、いわゆる山登り法によ
り、最適点(最大値)を検出するようにしたが、例えば
図6に示すようにして、最適点を求めることができる。
すなわち、図6の実施例においては、オフセット信号を
αずつ順次変化させ、S0からSnまでの間を最初にす
べてサンプリングする。そして、その時、サンプリング
して得られるトラッキングエラー信号の急激な上り変化
点に対応するオフセット信号をSm1として検出し、ト
ラッキングエラー信号の急な下り変化点に対応するオフ
セット信号をSm2として検出する。そして、変化点S
1とSm2の中点を最適点(調整点)とする。
【0053】図7は、図6に示した方法により、最適点
を求める場合の処理例を表している。この実施例におい
ては、最初にステップS21において、変数nに0を初
期設定し、ステップS22において次式を演算する。 S[n]=SMIN+α×n
【0054】ここで、SMINはスキュー調整値(オフ
セット値)の最小値を表しており、αはオフセット信号
をステップ上に変化させる幅を表している。
【0055】いまの場合、n=0であるから、S[0]
は、SMINとされる。
【0056】制御回路42は、オフセット発生回路43
を制御し、このS[n](いまの場合、S[0]=SM
IN)を発生させる。そして、この時のトラッキングエ
ラー信号の振幅をレベル検出回路41で検出し、その値
をR[n](=R[0])に設定する。
【0057】次にステップS23に進み、変数nを1だ
けインクリメントする(n=1とする)。ステップS2
4においてインクリメントした変数nが、NUMより小
さいか否かが判定される。このNUMは、オフセット値
の最大値をSMAXとするとき、(SMAX−SMI
N)/αで得られる値である。すなわち、スキュースキ
ャン範囲のサンプリング数を表す。
【0058】nがNUMより小さい場合においては、ま
だすべてのサンプリング点をサンプリングしていないの
で、ステップS22に戻り、次式を演算する。 S[n]=SMIN+α×n
【0059】すなわち、いまの場合、これにより、SM
INよりαだけ大きい値が、オフセット信号S[1]と
して設定される。そしてオフセット信号S[1]を発生
した場合におけるトラッキングエラー信号の振幅が測定
され、その値がR[1]として設定される。
【0060】その後、ステップS23に進み、変数nを
1だけインクリメントして、いまの場合、n=2とす
る。ステップS24において、変数n(=2)がNUM
より小さいと判定された場合においては、ステップS2
2に戻り、同様の処理が繰り返し実行される。このよう
にして、図6に示すS0からSnまでのサンプリング点
におけるトラッキングエラー信号の振幅値R0乃至Rn
が得られる。
【0061】以上のようにして、サーチ範囲のサンプリ
ングが完了したとき、変数nがNUMと等しくなるた
め、ステップS24からステップS25に進み、変数n
を1に初期設定する。そして、ステップS26におい
て、現在の参照点の振幅値R[n]と、その1つ前の振
幅値R[n−1]の差が、予め設定してある基準値Th
より大きいか否かが判定される。いまの場合、R[1]
−R[0]の値がThより大きいか否かが判定される。
図6に示すように、サンプリング範囲の最初の期間は、
右上がりの特性となっているため、R[1]は、R
[0]より充分大きい(その差(R[1]−R[0])
はThより大きい)。そこでステップS27に進み、変
化点Sm1として、サンプリング点S[n]とS[n−
1]の間の値を設定する。すなわち、次式を演算する。 Sm1=(S[n]+S[n−1])/2
【0062】いまの場合、S[1]とS[0]の間の点
がSm1に設定される。
【0063】次にステップS28に進み、変数nを1だ
けインクリメントして(n=2として)、ステップS2
9において、その変数nがNUMより小さいか否かを判
定する。変数nがNUMより小さい場合においては、ス
テップS26に戻り、R[2]−R[1]の値がThよ
り大きいか否かが判定される。図6に示すように、トラ
ッキングエラー信号が大きく変化している期間において
は、2つのサンプリング値の差は、基準値Thより大き
い。そこで、再びステップS27に進み、Sm1に、
(S[2]+S[1])/2の値を設定する。すなわ
ち、前回よりαだけ右側の値がSm1に設定されたこと
になる。
【0064】そして、ステップS28において、再び変
数nを1だけインクリメントして、n=3とし、ステッ
プS29からステップS26に戻り、同様の処理を繰り
返し実行する。
【0065】そして、サンプリング点が、図6において
右側に移動するに従って、トラッキングエラー信号の変
化率は次第に小さくなる。そして、R[n]−R[n−
1]の値がThより小さくなったと判定された場合、ス
テップS26からステップS30に進む。すなわち、こ
の時、Sm1には、トラッキングエラー信号の振幅の変
化率が大きい区間から小さくなる区間への変化点(急な
上り変化点)がSm1として設定されることになる。
【0066】ステップS30以降においては、トラッキ
ングエラー信号の振幅の変化率が徐々に小さくなる期間
から、急激に小さくなる変化点を急な下り変化点Sm2
として求めるようにする。
【0067】このため、ステップS30においては、R
[n−1]−R[n]の値が、基準値Thより小さいか
否かが判定される。図6に示すように、左側のサンプリ
ング値R[n−1]の方が、右側のサンプリング値R
[n]より小さい期間(右上がりの期間)、並びに右側
のサンプリング値R[n]の方が、左側のサンプリング
値R[n−1]より小さくても、その差が小さい期間に
おいては、R[n−1]−R[n]の値は基準値Thよ
り小さくなる。このため、ステップS30からステップ
S31に進み、Sm2に、S[n]とS[n−1]の間
の値を設定する。すなわち、次式を演算する。 Sm2=(S[n]+S[n−1])/2
【0068】そして、ステップS32においてnを1だ
けインクリメントし、ステップS33において、変数n
がNUM−1より小さいか否か(サーチ範囲が図6にお
ける右端にまだ達していないか否か)が判定される。変
数nがNUM−1より小さい場合においては、ステップ
S30に戻り、図6において、1サンプルだけ右側の2
つのサンプル値について同様の処理を繰り返す。そし
て、2つのサンプル値の差が基準値Thより小さい場合
においては、再びステップS31に進み、Sm2にその
2つのサンプリング点の中間の値を設定する。
【0069】このようにして、サンプリング点が図6に
おいて右方向に順次移動し、図中右側のサンプリング値
R[n]が、左側のサンプリング値R[n−1]より急
激に小さくなると、両者の差(R[n−1]−R
[n])は、基準値Thと等しいか、それより大きくな
る。このとき、Sm2には、サンプリング点S[n−
1]とS[n−2]の中間の値が設定されていることに
なる。そして、この時の値が、急な下り変化点Sm2
される。
【0070】以上のようにして、ステップS27で急な
上り変化点Sm1が求められ、ステップS31で急な下
り変化点Sm2が求められたので、ステップS34に進
み、変化点Sm1とSm2の中間の点を最適点として求め
る。すなわち、(Sm1+Sm2)/2の値を最適点とし
て設定する。
【0071】なお、ステップS29において変数nがN
UMと等しいか、それより大きい値になったと判定され
た場合においては、ステップS29からステップS30
に進む。また、ステップS33において、変数nがNU
M−1と等しいかそれより大きくなったと判定された場
合においては、ステップS33からステップS34に進
む。
【0072】図8は、本発明のディスク駆動装置を応用
した光ディスク再生装置の他の実施例を表している。こ
の実施例においては、図1のトラッキングエラー信号振
幅最大サーチ回路31に代えて、RF信号振幅最大サー
チ回路51が設けられている。そして、光ヘッド3が出
力するRF信号が、RF信号振幅最大サーチ回路51に
入力されている。
【0073】RF信号振幅最大サーチ回路51は、図1
に示したトラッキングエラー信号振幅最大サーチ回路3
1と同様に、レベル検出回路、制御回路およびオフセッ
ト発生回路により構成されている。
【0074】その他の構成は、図1における場合と同様
である。
【0075】すなわち、図8の実施例においては、再生
動作の開始が指令されたとき、制御回路17は、図1の
実施例における場合と同様に、光ヘッド3を光ディスク
1の最内周トラック位置に移送した後、スピンドルモー
タ2を駆動し、光ディスク1を回転させる。その後、さ
らにスキューサーボ回路11、フォーカスサーボ回路9
およびトラッキングサーボ回路10が、いずれも動作状
態とされる。すなわち、スキューサーボ、フォーカスサ
ーボおよびトラッキングサーボがかかった状態となる。
【0076】この状態において、スキューエラー信号と
RF信号の振幅の関係をグラフに示すと、図2、図4お
よび図6に示すようになる。すなわち、光ヘッド3の光
ディスク1に対する相対的角度を最適な角度に設定した
とき、RF信号の振幅は最大となる。従って、RF信号
振幅最大サーチ回路51において、トラッキングエラー
信号の振幅の最大値を求めた場合と同様に、RF信号の
振幅の最大値を求めることで、最適点をサーチし、設定
することができる。その処理は、図1の実施例における
場合と同様であるので、その説明は省略する。
【0077】図9は、さらに他の実施例を表している。
この実施例においては、図1の実施例におけるトラッキ
ングエラー信号振幅最大サーチ回路31に代えて、ジッ
タ最小サーチ回路61が設けられている。そして、ジッ
タ計測回路62が、PLL回路5の出力からジッタを検
出し、検出したジッタをジッタ最小サーチ回路61に出
力している。ジッタ最小サーチ回路61は、図1に示し
たトラッキングエラー信号振幅最大サーチ回路31と同
様に、レベル検出回路、制御回路およびオフセット発生
回路により構成されている。
【0078】その他の構成は、図1における場合と同様
である。
【0079】ジッタ計測回路62は、PLL回路5が出
力する2値化RF信号と同期クロック信号の位相差の絶
対値を検出し、これをジッタとして、ジッタ最小サーチ
回路61に出力する。このジッタと、スキューエラー信
号との関係は、図10に示すようになる。
【0080】すなわち、図10に示すように、光ヘッド
3の光ディスク1に対する相対的角度が最適であると
き、ジッタは最小となり、この最適な角度からずれる
と、ジッタは増加する。そこで、このジッタの最小値を
求めることで、光ヘッド3の光ディスク1に対する相対
的角度の最適点を求めることができる。
【0081】ジッタの最小値を求めるには、図11に示
すように、山登り法により求めることができる。すなわ
ち、サンプリング点をαずつ順次増加していき、中央の
サンプル値が、その左右のサンプル値より小さくなった
とき、その中央のサンプル値が得られるサンプル点を最
適点として設定するのである。
【0082】図12は、山登り法により、ジッタの最小
値を求める処理例を表している。
【0083】最初にステップS51において、Snに初
期値S0を設定する。そして、スキュー位置をSn(い
まの場合、Sn=S0)として、その場合におけるジッ
タの振幅値(大きさ)を測定し、その測定結果をRn
(いまの場合、Rn=R0)に設定する。
【0084】すなわち、制御回路42は、オフセット発
生回路43にオフセット信号S0を発生させる。スキュ
ーサーボ回路11は、加算器32によりこのオフセット
信号S0が加算されたスキューエラー信号に対応してス
キューモータ14を制御し、光ヘッド3の傾きを調節す
る。
【0085】レベル検出回路41は、この時、ジッタ計
測回路62が出力するジッタの振幅を検出し、制御回路
42に出力する。制御回路42は、この時検出されたジ
ッタの振幅値をRn(いまの場合、Rn=R0)に設定
する。
【0086】次にステップS52に進み、Sn+にS0
とαを加算した値を設定する。すなわち次式を演算す
る。 Sn+=S0+α
【0087】そして、オフセット発生回路43に、この
オフセット信号Sn+(=S1)を発生させる。すなわ
ち、ステップS51で発生していたオフセット信号Sn
よりαだけ大きいオフセット値をオフセット発生回路4
3に発生させる。スキューサーボ回路11は、このオフ
セット値が加算されたスキューエラー信号に対応してス
キューモータ14を制御するので、光ヘッド3は、この
オフセット値αの分だけ光ヘッド3の角度をさらに変化
させる。
【0088】レベル検出回路41は、この時、ジッタ計
測回路62が出力するジッタの振幅を検出する。制御回
路42は、レベル検出回路41が検出する、この時のジ
ッタの振幅をRn+(いまの場合、R0+=R1)に設定
する。
【0089】次にステップS53に進み、Sn−に、S
0よりαだけ小さい値を設定する。すなわち次式を演算
する。 Sn−=S0−α
【0090】すなわち、制御回路42は、オフセット発
生回路43を制御し、ステップS51において発生して
いたオフセット信号Sn(いまの場合、Sn=S0)よ
りαだけ小さい値を発生させる。このオフセット信号S
n−が加算されたスキューエラー信号が、スキューサー
ボ回路11を介してスキューモータ14に供給されるた
め、光ヘッド3は、オフセット値S0を発生していた場
合より、オフセット値−αの分だけ角度が変更される。
【0091】そして、レベル検出回路41は、この時、
ジッタ計測回路62が出力するジッタの振幅を検出し、
制御回路42に出力する。制御回路42は、この時のジ
ッタの振幅値をRn−(いまの場合、Rn−=R0−)
に設定する。
【0092】以上のステップS51乃至S53の処理に
より、図11に示したように、スキューエラー信号に加
算するオフセット値を初期値S0に設定した場合におけ
るジッタの振幅値Rn(=R0)と、オフセット信号を
αだけ大きくした場合におけるジッタの振幅値Rn+
(=R0+=R1)と、オフセット信号をαだけ小さくし
た場合におけるジッタの振幅値Rn−(=R0−)が得
られたことになる。
【0093】そこで、ステップS54に進み、RnがR
n+と等しいか、それより小さく、かつ、RnがRn−
と等しいか、それより小さいか否かが判定される。すな
わち、RnがRn−およびRn+より小さいか否か(R
nが最小値であるか否か)が判定される。
【0094】通常、図11に示すように、オフセット信
号がS0である時のジッタの振幅Rn(=R0)は、オフ
セット信号がαだけ小さいときの振幅値Rn−(=R0
−)より小さいが、オフセット信号がαだけ大きい場合
におけるジッタの振幅Rn+(=R0+=R1)より大き
い。そこでこの場合においては、ステップS55に進
み、Rn+がRn−より小さいか否かが判定される。い
まの場合、Rn+(=R0+=R1)はRn−(=R
0−)より小さいため(図11において右下がりの区間
であるため)、ステップS56に進む。
【0095】ステップS56においては、Sn−に、そ
れまでのSn(=S0)を設定する。そして、新たなS
nに、それまでのSn+(=S1)を設定し、Rn−
に、それまでのRn(=R0)を設定し、Rnに、それ
までのRn+(=R1)を設定する。そして、さらにS
n+に、新たなSn(=S0+α=S1)にαを加算した
値(=S0+2α=S2)を設定する。すなわち次式を演
算する。 Sn+=Sn+α
【0096】制御回路42は、オフセット発生回路43
を制御し、オフセット信号として、Sn+(=S2)を
発生させる。すなわち、ステップS52で発生していた
Sn+(=S0+α)よりαだけ大きいオフセットSn
+(=S0+2α=S2)を発生させる。そして、そのと
き検出されるジッタの振幅をRn+(=R1+=R2)に
設定する。
【0097】すなわち、これにより、図11に示す状態
において、それまでの場合よりαだけ右側に移動した3
つのサンプリング点S0,S1,S2におけるジッタの振
幅値が、Rn−(=R0)、Rn(=R1)およびRn+
(=R2)に設定されたことになる。
【0098】そこで、ステップS54に戻り、Rnが、
Rn−およびRn+より小さいか否かが判定される。R
nが最小値でない場合は、ステップS55に進み、再び
Rn+がRn−より小さいか否かが判定される。Rn+
がRn−より小さい場合においてはステップS56進
み、同様の処理が繰り返される。
【0099】そして、図11においてサンプリングする
区間が右方向に移動し、Snが最適点に達すると、その
時得られる振幅値Rnは、Rn−より小さくかつRn+
より小さくなる。すなわち、Rnが最小値となる。そこ
で、この場合においては、ステップS54からステップ
S58に進み、その時のSnの値が、ジッタの振幅Rn
を最大とする最適値として設定される。すなわち、制御
回路42は、以後、オフセット発生回路43より、この
最適値としてのオフセット信号Snを継続して発生させ
る。
【0100】一方、図11において右上がりの区間にお
いて、サンプリングが行われている場合においては、R
n+の値は、Rn−より大きくなる。そこで、この場合
においてはステップS55からステップS57に進み、
Sn+に、それまでのSnを設定し、Snに、それまで
のSn−を設定し、Rn+に、それまでのRnを設定
し、Rnに、それまでのRn−を設定する。そして、さ
らに新たなSnよりαだけ小さい値をSn−に設定す
る。すなわち、次式を演算する。Sn−=Sn−α
【0101】すなわち、図11において、より左側のサ
ンプリング点をSn−によりサンプリングするようにす
る。そして、オフセット発生回路43よりオフセット信
号Sn−を発生させた場合におけるジッタの振幅値を検
出し、その検出した振幅値をRn−に設定する。
【0102】そしてステップS54に戻り、Rnが、R
n−およびRn+より小さいか否かが判定される。図1
1において、右上がりの区間においては、まだRnはR
n−より大きいからステップS55に進み、ステップS
55からさらにステップS57に進み、同様の処理が繰
り返される。そして、サンプリング点が図11におい
て、順次左方向に(最適点の方向に)進み、Snが最適
点に達したとき、RnはRn+より小さくかつRn−よ
りも小さくなる。この時、ステップS54からステップ
S58に進み、そのときのオフセット信号Snの値が最
適値とされる。そして、以後、制御回路42は、オフセ
ット発生回路43に、この最適値を継続して発生させ
る。
【0103】また、図6に示した場合と同様に、急な下
り変化点Sm2と、急な上り変化点Sm1を求め、両者の
中点をジッタの最小値を呈する最適点として求めること
ができる。
【0104】すなわち、この場合においては、図13に
示すように、サンプル点S0乃至Snまでの区間におい
て、サンプリング値R0乃至Rnを予め求める。そし
て、これらのサンプル値から変化点Sm1とSm2を求
め、両者の中点を求める。
【0105】図14は、この場合の処理例を表してい
る。この実施例においては、最初にステップS71にお
いて、変数nに0を初期設定し、ステップS72におい
て次式を演算する。 S[n]=SMIN+α×n
【0106】ここで、SMINはスキュー調整値(オフ
セット値)の最小値を表しており、αはオフセット信号
をステップ上に変化させる幅を表している。
【0107】いまの場合、n=0であるから、S[0]
は、SMINとされる。
【0108】制御回路42は、オフセット発生回路43
を制御し、このS[n](いまの場合、S[0]=SM
IN)を発生させる。そして、この時のジッタの振幅を
レベル検出回路41で検出し、その値をR[n](=R
[0])に設定する。
【0109】次にステップS73に進み、変数nを1だ
けインクリメントする(n=1とする)。ステップS7
4においてインクリメントした変数nが、NUMより小
さいか否かが判定される。このNUMは、上述した場合
と同様に、オフセット値の最大値をSMAXとすると
き、(SMAX−SMIN)/αで得られる値である。
すなわち、スキュースキャン範囲のサンプリング数を表
す。
【0110】nがNUMより小さい場合においては、ま
だすべてのサンプリング点をサンプリングしていないの
で、ステップS72に戻り、次式を演算する。 S[n]=SMIN+α×n
【0111】すなわち、いまの場合、これにより、SM
INよりαだけ大きい値が、オフセット信号S[1]と
して設定される。そしてオフセット信号S[1]を発生
した場合におけるジッタの振幅が測定され、その値がR
[1]として設定される。
【0112】その後、ステップS73に進み、変数nを
1だけインクリメントして、いまの場合、n=2とす
る。ステップS74において、変数n(=2)がNUM
より小さいと判定された場合においては、ステップS7
2に戻り、同様の処理が繰り返し実行される。このよう
にして、図13に示すS0からSnまでのサンプリング
点におけるジッタの振幅値R0乃至Rnが得られる。
【0113】以上のようにして、サーチ範囲のサンプリ
ングが完了したとき、変数nがNUMと等しくなるた
め、ステップS74からステップS75に進み、変数n
を1に初期設定する。そして、ステップS76におい
て、現在の参照点の振幅値R[n]と、その1つ前の振
幅値R[n−1]の差が、予め設定してある基準値Th
より小さいか否かが判定される。いまの場合、R[0]
−R[1]の値がThより小さいか否かが判定される。
図13に示すように、サンプリング範囲の最初の期間
は、右下がりの特性となっているため、R[0]は、R
[1]より充分大きい(その差(R[0]−R[1])
はThより大きい)。そこでステップS77に進み、変
化点Sm2として、サンプリング点S[n]とS[n−
1]の間の値を設定する。すなわち、次式を演算する。 Sm2=(S[n]+S[n−1])/2
【0114】いまの場合、S[1]とS[0]の間の点
がSm2に設定される。
【0115】次にステップS78に進み、変数nを1だ
けインクリメントして(n=2として)、ステップS7
9において、その変数nがNUMより小さいか否かを判
定する。変数nがNUMより小さい場合においては、ス
テップS76に戻り、R[1]−R[2]の値がThよ
り小さいか否かが判定される。図13に示すように、ジ
ッタが大きく変化している期間においては、2つのサン
プリング値の差は、基準値Thより大きい。そこで、再
びステップS77に進み、Sm2に、(S[2]+S
[1])/2の値を設定する。すなわち、前回よりαだ
け右側の値がSm2に設定されたことになる。
【0116】そして、ステップS78において、再び変
数nを1だけインクリメントして、n=3とし、ステッ
プS79からステップS76に戻り、同様の処理を繰り
返し実行する。
【0117】そして、サンプリング点が、図13におい
て右側に移動するに従って、ジッタの変化率は次第に小
さくなる。そして、R[n−1]−R[n]の値がTh
より小さくなったと判定された場合、ステップS76か
らステップS80に進む。すなわち、この時、Sm2
は、ジッタの振幅の変化率が大きい区間から小さくなる
区間への変化点(急な下り変化点)がSm2として設定
されることになる。
【0118】ステップS80以降においては、ジッタの
振幅の変化率が徐々に大きくなる期間から、急激に大き
くなる変化点を急な上り変化点Sm1として求めるよう
にする。
【0119】このため、ステップS80においては、R
[n]−R[n−1]の値が、基準値Thより大きいか
否かが判定される。図13に示すように、左側のサンプ
リング値R[n−1]の方が、右側のサンプリング値R
[n]より大きい期間(右下がりの期間)、並びに右側
のサンプリング値R[n]の方が、左側のサンプリング
値R[n−1]より大きくても、その差が小さい期間に
おいては、R[n]−R[n−1]の値は基準値Thよ
り小さくなる。このため、ステップS80からステップ
S81に進み、Sm1に、S[n]とS[n−1]の間
の値を設定する。すなわち、次式を演算する。 Sm1=(S[n]+S[n−1])/2
【0120】そして、ステップS82においてnを1だ
けインクリメントし、ステップS83において、変数n
がNUM−1より小さいか否か(サーチ範囲が図13に
おける右端にまだ達していないか否か)が判定される。
変数nがNUM−1より小さい場合においては、ステッ
プS80に戻り、図13において、1サンプルだけ右側
の2つのサンプル値について同様の処理を繰り返す。そ
して、2つのサンプル値の差が基準値Thより小さい場
合においては、再びステップS81に進み、Sm1にそ
の2つのサンプリング点の中間の値を設定する。
【0121】このようにして、サンプリング点が図13
において右方向に順次移動し、図中右側のサンプリング
値R[n]が、左側のサンプリング値R[n−1]より
急激に大きくなると、両者の差(R[n]−R[n−
1])は、基準値Thと等しいか、それより大きくな
る。このとき、Sm1には、サンプリング点S[n−
1]とS[n−2]の中間の値が設定されていることに
なる。そして、この時の値が、急な上り変化点Sm1
される。
【0122】以上のようにして、ステップS77で急な
下り変化点Sm2が求められ、ステップS81で急な上
り変化点Sm1が求められたので、ステップS84に進
み、変化点Sm1とSm2の中間の点を最適点として求め
る。すなわち、(Sm1+Sm2)/2の値を最適点とし
て設定する。
【0123】なお、ステップS79において変数nがN
UMと等しいか、それより大きい値になったと判定され
た場合においては、ステップS79からステップS80
に進む。また、ステップS83において、変数nがNU
M−1と等しいかそれより大きくなったと判定された場
合においては、ステップS83からステップS84に進
む。
【0124】図6または図13に示す方法により、最適
点を求めるようにした場合においては、トラッキングエ
ラー信号、RF信号、またはジッタにノイズが重畳され
ているような場合においても、ノイズによる影響を軽減
することができる。
【0125】以上、本発明を光ディスクを再生する光デ
ィスク再生装置を例として説明したが、本発明は、その
他のディスクにデータを記録または再生するディスク駆
動装置に応用することが可能である。
【0126】
【発明の効果】以上の如く、本発明のディスク駆動装置
によれば、記録または再生されるディスクに対する相対
的傾きを所定値ずつ順次変化させ、ディスクから再生さ
れた、ディスクに対する相対的傾きに応じて順次変化す
る信号において、参照点とその1つ前の点で得られた信
号の差に基づいて変化率を算出し、変化率が大きい区間
から小さくなる区間へ変化した第1の変化点と、変化率
が小さい区間から大きくなる区間へ変化した第2の変化
点の中間の点に当たる信号を検出し、その検出結果に対
応して、ディスクに対する相対的傾きの変化を制御する
ようにしたので、製造時における調整が不要となり、デ
ィスクのばらつきや経時的変化に拘らず、常に最適な状
態でディスクに対して情報を記録または再生することが
可能となる。
【0127】本発明の傾き調整方法によれば、ヘッドと
ディスクとの相対的傾きを所定値ずつ順次変化させ、ヘ
ッドによりディスクから再生された、ヘッドのディスク
に対する相対的傾きに応じて順次変化する信号におい
て、参照点とその1つ前の点で得られた信号の差に基づ
いて変化率を算出し、変化率が大きい区間から小さくな
る区間へ変化した第1の変化点と、変化率が小さい区間
から大きくなる区間へ変化した第2の変化点の中間の点
に当たる信号を検出し、その検出結果に対応して、ヘッ
ドのディスクに対する相対的傾きを調整するようにした
ので、ディスクのばらつきや経時的変化に拘らず、正確
にディスクに対して情報を記録または再生することが可
能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のディスク駆動装置を応用した光ディス
ク再生装置の構成例を示すブロック図である。
【図2】スキューセンサの出力とトラッキングエラー信
号の関係を説明するグラフである。
【図3】トラッキングサーボオフ時におけるトラッキン
グエラー信号を示す図である。
【図4】山登り法によりトラッキングエラー信号の振幅
の最大値を求める原理を説明する図である。
【図5】山登り法によりトラッキングエラー信号の振幅
の最大値を求める処理例を示すフローチャートである。
【図6】2つの変化点からトラッキングエラー信号の振
幅の最大値を求める原理を説明する図である。
【図7】図6の原理に従った処理例を示すフローチャー
トである。
【図8】光ディスク再生装置の他の構成例を示すブロッ
ク図である。
【図9】光ディスク再生装置のさらに他の構成例を示す
ブロック図である。
【図10】スキューセンサ出力とジッタとの関係を示す
グラフである。
【図11】山登り法によりジッタの最小値を求める原理
を説明する図である。
【図12】山登り法によりジッタの最小値を求める処理
例を示すフローチャートである。
【図13】2つの変化点からジッタの最小値を求める原
理を説明する図である。
【図14】図13に示す原理に従ってジッタの最小値を
求める処理例を示すフローチャートである。
【図15】従来の光ディスク再生装置の構成例を示すブ
ロック図である。
【符号の説明】
1 光ディスク 2 スピンドルモータ 3 光ヘッド 4 スキューセンサ 5 PLL回路 9 フォーカスサーボ回路 10 トラッキングサーボ回路 11 スキューサーボ回路 15 スレッドサーボ回路 31 トラッキングエラー信号振幅最大サーチ回路 41 レベル検出回路 42 制御回路 43 オフセット発生回路 51 RF信号振幅最大サーチ回路 61 ジッタ最小サーチ回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−129982(JP,A) 特開 昭63−133324(JP,A) 特開 平8−293126(JP,A) 特開 平8−287497(JP,A) 実開 平4−45315(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 7/09 - 7/10

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスクに対して情報を記録または再生
    する記録再生手段と、 前記記録再生手段の前記ディスクに対する相対的傾きを
    変化させる変化手段と、 前記記録再生手段により前記ディスクから再生された、
    前記記録再生手段の前記ディスクに対する相対的傾き
    所定値ずつ順次変化させ、各値で得られる信号を検出す
    る信号検出手段と、 前記信号検出手段による検出結果に対応して、前記変化
    手段を制御する制御手段とを備え、 前記制御手段は、前記信号検出手段により検出された
    数の前記信号において、参照点とその1つ前の点で得ら
    れた信号の差に基づいて変化率を算出し、前記変化率が
    大きい区間から小さくなる区間へ変化した第1の変化点
    と、前記変化率が小さい区間から大きくなる区間へ変化
    した第2の変化点の中間の点に当たる信号を検出するこ
    とを特徴とするディスク駆動装置。
  2. 【請求項2】 前記信号検出手段は、トラッキングエラ
    ー信号を検出し、 前記制御手段は、前記トラッキングエラー信号のレベル
    が最大となるように、前記変化手段を制御することを特
    徴とする請求項1に記載のディスク駆動装置。
  3. 【請求項3】 前記信号検出手段は、RF信号を検出
    し、 前記制御手段は、前記RF信号のレベルが最大となるよ
    うに、前記変化手段を制御することを特徴とする請求項
    1に記載のディスク駆動装置。
  4. 【請求項4】 前記信号検出手段は、ジッタを検出し、 前記制御手段は、前記ジッタが最小となるように、前記
    変化手段を制御することを特徴とする請求項1に記載の
    ディスク駆動装置。
  5. 【請求項5】 ディスクに対して情報を記録または再生
    するヘッドと前記ディスクとの相対的傾きを調整するデ
    ィスク駆動装置の傾き調整方法において、 前記ヘッドと前記ディスクとの相対的傾きを所定値ずつ
    順次変化させ、 前記ヘッドにより前記ディスクから再生された、前記ヘ
    ッドの前記ディスクに対する相対的傾きに応じて順次
    化する複数の信号において、参照点とその1つ前の点で
    得られた信号の差に基づいて変化率を算出し、前記変化
    率が大きい区間から小さくなる区間へ変化した第1の変
    化点と、前記変化率が小さい区間から大きくなる区間へ
    変化した第2の変化点の中間の点に当たる信号を検出
    し、 その検出結果に対応して、前記ヘッドの前記ディスクに
    対する相対的傾きを調整することを特徴とする傾き調整
    方法。
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