JP3485065B2 - 複数の送り量を組み合わせた副走査を行う印刷処理 - Google Patents

複数の送り量を組み合わせた副走査を行う印刷処理

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JP3485065B2
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  • Quality & Reliability (AREA)
  • Ink Jet (AREA)
  • Dot-Matrix Printers And Others (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、複数のノズルを
有する印刷ヘッドを用いて印刷を実行する印刷技術に関
する。
【0002】
【従来の技術】近年、コンピュータの出力装置として、
インクをヘッドから吐出するインクジェットプリンタが
広く普及している。インクジェットプリンタは、各イン
ク毎に複数のノズルを有する印刷ヘッドを用いている。
【0003】プリンタで印刷を行う際には、副走査送り
量や、使用するノズル数などで規定される特定の印刷方
式が設定される。この際、印刷媒体上の画素位置を、抜
けや不要な重複無く記録するためには、副走査送り量や
使用ノズル数に、ある程度の制約が存在する。
【0004】ところで、印刷速度を向上させるために、
実装されているノズルの中の可能な限り多数のノズルを
使用して印刷を実行したいという要望がある。このよう
な要望に対処するために、本出願人により開示された特
開平10−278247号公報に記載されている技術で
は、副走査送り量として複数の異なる値を組み合わせて
使用している。また、この公報には、各主走査ライン上
の記録を2回以上の主走査で完了する「オーバーラップ
方式」も記載されている。例えば、各主走査ライン上の
記録を2回の主走査で完了するオーバーラップ方式で
は、各主走査ラインが、2つの異なるノズルでそれぞれ
走査される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のオーバ
ーラップ方式では、1本の主走査ラインの記録を担当す
るノズル同士の組合せが限定されてしまうという問題が
あった。例えば、1番ノズルが記録を実行する主走査ラ
イン上では必ず25番ノズルが記録を実行し、また、2
番ノズルが記録を実行する主走査ライン上では必ず26
番ノズルが記録を実行する、というように、ノズル同士
の組合せが1つに限定されていた。
【0006】同一の主走査ラインの記録を担当するノズ
ル同士の組合せが1つに限定されてしまうと、ノズル同
士の組合せによっては、主走査ラインの間に「バンディ
ング」と呼ばれる筋状の画像劣化領域が現れることがあ
る。例えば、同一の主走査ラインを記録する1番ノズル
と25番ノズルが、ノズルの製造誤差に起因して、理想
的な位置(設計された位置)から副走査方向に沿って同
一の方向にずれた位置にドットを記録する場合がある。
このような場合には、その主走査ラインと隣接する主走
査ラインとの間に隙間(すなわちバンディング)が発生
してしまい、画質を劣化させるという問題があった。
【0007】この発明は、従来技術における上述の課題
を解決するためになされたものであり、オーバーラップ
方式における画質劣化を緩和する技術を提供することを
目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】上
述の課題の少なくとも一部を解決するため、本発明で
は、同一色のドットを形成するための複数のノズルを含
む1つ以上のノズル列を有する印刷ヘッドを備えた印刷
装置を用いて、主走査を行いつつ印刷媒体上に印刷を行
う。同一色のドットを形成するための複数のノズルは、
副走査方向に沿って一定のノズルピッチk・D(kは2
以上の整数、Dは副走査方向の印刷解像度に対応するド
ットピッチ)を有している。各主走査ラインは、異なる
ノズルを用いてそれぞれs回(sは2以上の整数)ずつ
走査される。s×k回の副走査の際の副走査送り量とし
ては、複数の異なる値が組み合わせて使用される。ま
た、s×k回分の副走査送りを、それぞれ連続するk回
分の副走査送り量を含むs組に区分したときに、s組の
副走査送り量のうちの少なくとも1組における副走査送
り量の配列が他の組とは異なる配列を有している。
【0009】本発明によれば、s組の副走査送り量の配
列が同一ではないので、同一の主走査ラインの記録を担
当するノズル同士の組合せが1つに限定されず、多様な
組合せが使用される。この結果、バンディングの発生を
低減して画質劣化を緩和することができるという効果が
ある。
【0010】なお、主走査ライン上で行われるs回の主
走査のそれぞれにおいて、s画素に1画素の割合の間欠
的な画素位置がドットの記録対象となるとともに、s回
の主走査によって前記主走査ライン上のすべての画素位
置がドットの記録対象となることが好ましい。
【0011】このような場合には、同一の主走査ライン
の記録を担当するノズル同士の組合せが1つに限定され
てしまうことに起因するバンディングが特に目立ち易い
傾向にある。従って、このような場合には、上述の効果
が特に顕著である。
【0012】なお、s×k回分の副走査送り量の最大値
と最小値との比は、約4以上に設定されていることが好
ましい。
【0013】こうすれば、何らかの原因でバンディング
が発生した場合にも、バンディングの発生周期が副走査
送り量に依存して大きく変化するので、バンディングが
目立ち難くなる。この結果、画質の劣化をより緩和する
ことができるという効果がある。
【0014】なお、副走査送り量の累算値を前記整数k
で除算した余りをオフセットFと定義したとき、s組の
副走査送り量の少なくとも1組に関するオフセットFの
配列が、他の組とは異なる配列を有しているようにして
もよい。
【0015】オフセットFの配列は、副走査送りの累積
誤差と密接な関係がある。オフセットFの配列が異なる
と副走査送りの累積誤差が低減される傾向にあり、この
結果、バンディングを低減することが可能である。
【0016】なお、各組の副走査送り量に関するオフセ
ットFの配列が、隣接する組に関するオフセットFの配
列とは逆にすることが好ましい。
【0017】こうすれば、副走査送りの累積誤差を更に
低減することが可能であり、従ってバンディングを更に
低減できる可能性がある。
【0018】なお、上述したオフセットFの配列に関す
る構成の効果は、特に、印刷ヘッドが顔料インクを用い
てドットを形成する場合に顕著である。
【0019】なお、本発明の具体的な形態としては、印
刷装置および印刷方法、これらの装置または方法の機能
を実現するためのコンピュータプログラム、そのコンピ
ュータプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能
な記録媒体、そのコンピュータプログラムを含み搬送波
内に具現化されたデータ信号等の種々の形態を取りう
る。
【0020】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を実施
例に基づいて以下の順序で説明する。 A.装置の全体構成: B.通常の記録方式の基本的条件: C.実施例における記録方式の具体例: D.変形例:
【0021】A.装置の全体構成:図1は、本発明の一
実施例としてのカラーインクジェットプリンタ20の主
要な構成を示す概略斜視図である。このプリンタ20
は、用紙スタッカ22と、図示しないステップモータで
駆動される紙送りローラ24と、プラテン板26と、キ
ャリッジ28と、ステップモータ30と、ステップモー
タ30によって駆動される牽引ベルト32と、キャリッ
ジ28のためのガイドレール34とを備えている。キャ
リッジ28には、多数のノズルを備えた印刷ヘッド36
が搭載されている。
【0022】印刷用紙Pは、用紙スタッカ22から紙送
りローラ24によって巻き取られて、プラテン板26の
表面上を副走査方向へ送られる。キャリッジ28は、ス
テップモータ30により駆動される牽引ベルト32に牽
引されて、ガイドレール34に沿って主走査方向に移動
する。主走査方向は、副走査方向に垂直である。
【0023】図2は、プリンタ20の電気的な構成を示
すブロック図である。プリンタ20は、ホストコンピュ
ータ100から供給された信号を受信する受信バッファ
メモリ50と、印刷データを格納するイメージバッファ
52と、プリンタ20全体の動作を制御するシステムコ
ントローラ54とを備えている。システムコントローラ
54には、キャリッジモータ30を駆動する主走査駆動
ドライバ61と、紙送りモータ31を駆動する副走査駆
動ドライバ62と、印刷ヘッド36を駆動するヘッド駆
動ドライバ63とが接続されている。
【0024】ホストコンピュータ100のプリンタドラ
イバ(図示せず)は、ユーザの指定した記録方式(後述
する)に基づいて、印刷動作を規定する各種のパラメー
タ値を決定する。このプリンタドライバは、さらに、こ
れらのパラメータ値に基づいて、その記録方式で印刷を
行うための印刷データを生成して、プリンタ20に転送
する。転送された印刷データは、一旦、受信バッファメ
モリ50に蓄えられる。プリンタ20内では、システム
コントローラ54が、受信バッファメモリ50から印刷
データの中から必要な情報を読取り、これに基づいて、
各ドライバ61,62,63に対して制御信号を送る。
【0025】イメージバッファ52には、受信バッファ
メモリ50で受信された印刷データを色成分毎に分解し
て得られた複数の色成分のイメージデータが格納され
る。ヘッド駆動ドライバ63は、システムコントローラ
54からの制御信号に従って、イメージバッファ52か
ら各色成分のイメージデータを読出し、これに応じて印
刷ヘッド36に設けられた各色のノズルアレイを駆動す
る。なお、ヘッド駆動ドライバ63は、複数種類の異な
る駆動信号波形を生成可能である。ヘッド駆動ドライバ
63の内部構成と動作については更に後述する。
【0026】図3は、印刷ヘッド36の下面におけるノ
ズル配列を示す説明図である。印刷ヘッド36の下面に
は、ブラックインクを吐出するためのブラックインクノ
ズル群KD と、濃シアンインクを吐出するための濃シア
ンインクノズル群CD と、淡シアンインクを吐出するた
めの淡シアンインクノズル群CL と、濃マゼンタインク
を吐出するための濃マゼンタインクノズル群MD と、淡
マゼンタインクを吐出するための淡マゼンタインクノズ
ル群ML と、イエローインクを吐出するためのイエロー
インクノズル群YD とが形成されている。
【0027】なお、各ノズル群を示す符号における最初
のアルファベットの大文字はインク色を意味しており、
また、添え字の「D 」は濃度が比較的高いインクである
ことを、添え字の「L 」は濃度が比較的低いインクであ
ることを、それぞれ意味している。
【0028】各ノズル群の複数のノズルは、副走査方向
SSに沿って一定のノズルピッチkでそれぞれ整列して
いる。ノズルピッチkは、副走査方向における印刷解像
度(「ドットピッチ」と呼ぶ)の整数倍の値に設定され
ている。また、各ノズルには、各ノズルを駆動してイン
ク滴を吐出させるための駆動素子としてのピエゾ素子
(図示せず)が設けられている。印刷時には、キャリッ
ジ28(図1)とともに印刷ヘッド36が主走査方向M
Sに移動しつつ、各ノズルからインク滴が吐出される。
【0029】B.通常の記録方式の基本的条件:本発明
の実施例に用いられている記録方式の詳細を説明する前
に、以下ではまず、通常の記録方式の基本的な条件につ
いて説明する。なお、本明細書においては、「記録方
式」と「印刷方式」とは同義語である。
【0030】図4は、通常のドット記録方式の基本的条
件を示すための説明図である。図4(A)は、4個のノ
ズルを用いた場合の副走査送りの一例を示しており、図
4(B)はそのドット記録方式のパラメータを示してい
る。図4(A)において、数字を含む実線の丸は、各パ
スにおける4個のノズルの副走査方向の位置を示してい
る。ここで、「パス」とは1回分の主走査を意味してい
る。丸の中の数字0〜3は、ノズル番号を意味してい
る。4個のノズルの位置は、1回の主走査が終了する度
に副走査方向に送られる。但し、実際には、副走査方向
の送りは紙送りモータ31(図2)によって用紙を移動
させることによって実現されている。
【0031】図4(A)の左端に示すように、この例で
は副走査送り量Lは4ドットの一定値である。従って、
副走査送りが行われる度に、4個のノズルの位置が4ド
ットずつ副走査方向にずれてゆく。各ノズルは、1回の
主走査中にそれぞれのラスタライン上のすべてのドット
位置(「画素位置」とも呼ぶ)を記録対象としている。
なお、本明細書では、各ラスタライン(「主走査ライ
ン」とも呼ぶ)上で行われる主走査の延べ回数を、「ス
キャン繰り返し数s」と呼ぶ。
【0032】図4(A)の右端には、各ラスタライン上
のドットを記録するノズルの番号が示されている。な
お、ノズルの副走査方向位置を示す丸印から右方向(主
走査方向)に伸びる破線で描かれたラスタラインでは、
その上下のラスタラインの少なくとも一方が記録できな
いので、実際にはドットの記録が禁止される。一方、主
走査方向に伸びる実線で描かれたラスタラインは、その
前後のラスタラインがともにドットで記録され得る範囲
である。このように実際に記録を行える範囲を、以下で
は有効記録範囲(または「有効印刷範囲」、「印刷実行
領域」、「記録実行領域」)と呼ぶ。
【0033】図4(B)には、このドット記録方式に関
する種々のパラメータが示されている。ドット記録方式
のパラメータには、ノズルピッチk[ドット]と、使用
ノズル個数N[個]と、スキャン繰り返し数sと、実効
ノズル個数Neff[個]と、副走査送り量L[ドット]
とが含まれている。
【0034】図4の例では、ノズルピッチkは3ドット
である。使用ノズル個数Nは4個である。なお、使用ノ
ズル個数Nは、実装されている複数個のノズルの中で実
際に使用されるノズルの個数である。スキャン繰り返し
数sは、各ラスタライン上においてs回の主走査が実行
されることを意味している。例えば、スキャン繰り返し
数sが2のときには、各ラスタライン上において2回の
主走査が実行される。このとき、通常は、一回の主走査
において1ドットおきに間欠的にドットが形成される。
図4の場合には、スキャン繰り返し数sは1である。実
効ノズル個数Neff は、使用ノズル個数Nをスキャン繰
り返し数sで割った値である。この実効ノズル個数Nef
f は、一回の主走査でドット記録が完了するラスタライ
ンの正味の本数を示しているものと考えることができ
る。
【0035】図4(B)の表には、各パスにおける副走
査送り量Lと、その累計値ΣLと、ノズルのオフセット
Fとが示されている。ここで、オフセットFとは、最初
のパス1におけるノズルの周期的な位置(図4では4ド
ットおきの位置)をオフセットが0である基準位置と仮
定した時に、その後の各パスにおけるノズルの位置が基
準位置から副走査方向に何ドット離れているかを示す値
である。例えば、図4(A)に示すように、パス1の後
には、ノズルの位置は副走査送り量L(4ドット)だけ
副走査方向に移動する。一方、ノズルピッチkは3ドッ
トである。従って、パス2におけるノズルのオフセット
Fは1である(図4(A)参照)。同様にして、パス3
におけるノズルの位置は、初期位置からΣL=8ドット
移動しており、そのオフセットFは2である。パス4に
おけるノズルの位置は、初期位置からΣL=12ドット
移動しており、そのオフセットFは0である。3回の副
走査送り後のパス4ではノズルのオフセットFは0に戻
るので、3回の副走査を1サイクルとして、このサイク
ルを繰り返すことによって、有効記録範囲のラスタライ
ン上のすべてのドットを記録することができる。
【0036】図4の例からも解るように、ノズルの位置
が初期位置からノズルピッチkの整数倍だけ離れた位置
にある時には、オフセットFはゼロである。また、オフ
セットFは、副走査送り量Lの累計値ΣLをノズルピッ
チkで割った余り(ΣL)%kで与えられる。ここで、
「%」は、除算の余りをとることを示す演算子である。
なお、ノズルの初期位置を周期的な位置と考えれば、オ
フセットFは、ノズルの初期位置からの位相のずれ量を
示しているものと考えることもできる。
【0037】スキャン繰り返し数sが1の場合には、有
効記録範囲において記録対象となるラスタラインに抜け
や重複が無いようにするためには、以下のような条件を
満たすことが必要である。
【0038】条件c1:1サイクルの副走査送り回数
は、ノズルピッチkに等しい。
【0039】条件c2:1サイクル中の各回の副走査送
り後のノズルのオフセットFは、0〜(k−1)の範囲
のそれぞれ異なる値となる。
【0040】条件c3:副走査の平均送り量(ΣL/
k)は、使用ノズル数Nに等しい。換言すれば、1サイ
クル当たりの副走査送り量Lの累計値ΣLは、使用ノズ
ル数Nとノズルピッチkとを乗算した値(N×k)に等
しい。
【0041】上記の各条件は、次のように考えることに
よって理解できる。隣接するノズルの間には(k−1)
本のラスタラインが存在するので、1サイクルでこれら
(k−1)本のラスタライン上で記録を行ってノズルの
基準位置(オフセットFがゼロの位置)に戻るために
は、1サイクルの副走査送りの回数はk回となる。1サ
イクルの副走査送りがk回未満であれば、記録されるラ
スタラインに抜けが生じ、一方、1サイクルの副走査送
りがk回より多ければ、記録されるラスタラインに重複
が生じる。従って、上記の第1の条件c1が成立する。
【0042】1サイクルの副走査送りがk回の時には、
各回の副走査送りの後のオフセットFの値が0〜(k−
1)の範囲の互いに異なる値の時にのみ、記録されるラ
スタラインに抜けや重複が無くなる。従って、上記の第
2の条件c2が成立する。
【0043】上記の第1と第2の条件を満足すれば、1
サイクルの間に、N個の各ノズルがそれぞれk本のラス
タラインの記録を行うことになる。従って、1サイクル
ではN×k本のラスタラインの記録が行われる。一方、
上記の第3の条件c3を満足すれば、図4(A)に示す
ように、1サイクル後(k回の副走査送り後)のノズル
の位置が、初期のノズル位置からN×kラスタライン離
れた位置に来る。従って、上記第1ないし第3の条件c
1〜c3を満足することによって、これらのN×k本の
ラスタラインの範囲において、記録されるラスタライン
に抜けや重複を無くすることができる。
【0044】図5は、スキャン繰り返し数sが2以上の
場合のドット記録方式の基本的条件を示すための説明図
である。スキャン繰り返し数sが2以上の場合には、同
一のラスタライン上でs回の主走査が実行される。以下
では、スキャン繰り返し数sが2以上のドット記録方式
を「オーバーラップ方式」と呼ぶ。
【0045】図5に示すドット記録方式は、図4(B)
に示すドット記録方式のパラメータの中で、スキャン繰
り返し数sと副走査送り量Lとを変更したものである。
図5(A)からも解るように、図5のドット記録方式に
おける副走査送り量Lは2ドットの一定値である。但
し、図5(A)においては、偶数回目のパスのノズルの
位置を、菱形で示している。通常は、図5(A)の右端
に示すように、偶数回目のパスで記録されるドット位置
は、奇数回目のパスで記録されるドット位置と、主走査
方向に1ドット分だけずれている。従って、同一のラス
タライン上の複数のドットは、異なる2つのノズルによ
ってそれぞれ間欠的に記録されることになる。例えば、
有効記録範囲内の最上端のラスタラインは、パス2にお
いて2番のノズルで1ドットおきに間欠的に記録された
後に、パス5において0番のノズルで1ドットおきに間
欠的に記録される。このオーバーラップ方式では、各ノ
ズルは、1回の主走査中に1ドット記録した後に(s−
1)ドット記録を禁止するように、間欠的なタイミング
でノズルが駆動される。
【0046】このように、各主走査時にラスタライン上
の間欠的な画素位置を記録対象とするオーバーラップ方
式を、「間欠オーバーラップ方式」と呼ぶ。なお、間欠
的な画素位置を記録対象とする代わりに、各主走査時に
ラスタライン上のすべての画素位置を記録対象としても
よい。すなわち、1本のラスタライン上でs回の主走査
を実行するときに、同じ画素位置でドットの重ね打ちを
許容してもよい。このようなオーバーラップ方式を、
「重ね打ちオーバーラップ方式」または「完全オーバー
ラップ方式」と呼ぶ。
【0047】なお、間欠オーバーラップ方式では、同一
ラスタを記録する複数のノズルの主走査方向の位置が互
いにずれていればよいので、各主走査時における実際の
主走査方向のずらし量は、図5(A)に示すもの以外に
も種々のものが考えられる。例えば、パス2では主走査
方向のずらしを行わずに丸で示す位置のドットを記録
し、パス5において主走査方向のずらしを行なって菱形
で示す位置のドットを記録するようにすることも可能で
ある。
【0048】図5(B)の表の最下段には、1サイクル
中の各パスのオフセットFの値が示されている。1サイ
クルは6回のパスを含んでおり、パス2からパス7まで
の各パスにおけるオフセットFは、0〜2の範囲の値を
2回ずつ含んでいる。また、パス2からパス4までの3
回のパスにおけるオフセットFの変化は、パス5からパ
ス7までの3回のパスにおけるオフセットFの変化と等
しい。図5(A)の左端に示すように、1サイクルの6
回のパスは、3回ずつの2組の小サイクルに区分するこ
とができる。このとき、1サイクルは、小サイクルをs
回繰り返すことによって完了する。
【0049】一般に、スキャン繰り返し数sが2以上の
整数の場合には、上述した第1ないし第3の条件c1〜
c3は、以下の条件c1’〜c3’のように書き換えら
れる。
【0050】条件c1’:1サイクルの副走査送り回数
は、ノズルピッチkとスキャン繰り返し数sとを乗じた
値(k×s)に等しい。
【0051】条件c2’:1サイクル中の各回の副走査
送り後のノズルのオフセットFは、0〜(k−1)の範
囲の値であって、それぞれの値がs回ずつ繰り返され
る。
【0052】条件c3’:副走査の平均送り量{ΣL/
(k×s)}は、実効ノズル数Neff (=N/s)に等
しい。換言すれば、1サイクル当たりの副走査送り量L
の累計値ΣLは、実効ノズル数Neff と副走査送り回数
(k×s)とを乗算した値{Neff ×(k×s)}に等
しい。
【0053】上記の条件c1’〜c3’は、スキャン繰
り返し数sが1の場合にも成立する。従って、条件c
1’〜c3’は、スキャン繰り返し数sの値に係わら
ず、ドット記録方式に関して一般的に成立する条件であ
る。すなわち、上記の3つの条件c1’〜c3’を満足
すれば、有効記録範囲において、記録されるドットに抜
けや不要な重複が無いようにすることができる。但し、
間欠オーバーラップ方式を採用する場合には、同じラス
タラインを記録するノズルの記録位置を互いに主走査方
向にずらすという条件も必要である。また、重ね打ちオ
ーバーラップ方式を採用する場合には、上記の条件c
1’〜c3’が満足されていればよく、各パスにおいて
すべての画素位置が記録対象とされる。
【0054】C.実施例における記録方式の具体例:図
6は、第1実施例における走査パラメータを示す説明図
である。この記録方式は、ノズルピッチkが6ドット、
使用ノズル個数Nが48、スキャン繰り返し数sが2、
実効ノズル数Neff が24のオーバーラップ方式であ
る。
【0055】図6の下部の表には、1回目から13回目
までの各パスに関するパラメータが示されている。1サ
イクルを構成する12(=s×k)回分の副走査送り量
L[ドット]は、(20,21,22,28,27,3
2,32,27,28,16,15,20)であり、複
数の異なる値が使用されていることが解る。パス7とパ
ス8の間の破線で示されているように、1サイクルを構
成する12回分の副走査送り量は、それぞれ6回分の副
走査送り量を含む2つの組に区分されている。この2組
は、互いに異なる副走査送り量の配列(並び順)を有し
ている。
【0056】図6の表には、各パスにおける副走査送り
量Lの累計値ΣLと、オフセットFも記載されている。
これらのパラメータから、第1実施例の記録方式は、前
述した条件c1’〜c3’を満足していることが解る。
【0057】図6の表の最下段の行には、各パスにおい
て記録対象となる画素位置が記載されている。この行の
「0」は、そのパスにおいて偶数画素位置が記録対象と
なることを意味しており、「1」は奇数画素位置が記録
対象となることを意味している。すなわち、第1実施例
では、2画素に1画素の割合で間欠的に画素位置が記録
対象となる間欠オーバーラップ方式が採用されている。
【0058】なお、第1実施例は、双方向印刷と単方向
印刷のいずれにも適用可能である。双方向印刷のときに
は、奇数番目のパスは往路で実行され、偶数番目のパス
は復路で実行される。単方向印刷の場合には、各バスは
常に往路で実行される。この事情は、後述する他の実施
例も同様である。
【0059】図7は、第1実施例の各パスにおいて各ラ
スタライン上の記録を担当するノズル番号を示してい
る。図7の左端に示す「ラスタ番号」は、記録不可範囲
(図5)も含めて、印刷ヘッド36のノズルが位置決め
される最上端位置からの番号である。上端の234本の
ラスタラインは図示の便宜上省略しており、235番目
から275番目のラスタラインのみが例示されている。
偶数画素位置を記録するノズルは実線の太い矩形枠で示
しており、奇数画素位置を記録するノズルは破線の矩形
枠で示している。各ラスタライン上のドットの記録は、
偶数画素位置を記録するノズルと、奇数画素位置を記録
するノズルと、の異なる2つのノズルを用いて実行され
ていることが理解できる。例えば、244番目のラスタ
ラインは、パス4におい30番ノズルによって奇数画素
位置が記録され、パス0においては1番ノズルによって
偶数画素位置が記録される。
【0060】図8は、比較例における走査パラメータを
示す説明図である。比較例の記録方式は、副走査送り量
の配列が異なる他は、第1実施例と同じである。また、
1サイクルを構成する12(=s×k)回分の副走査送
り量のうち、パス2からパス7までの前半の6回の副走
査送り量の配列と、パス8からパス13までの後半の6
回の副走査送り量の配列とは同一である。なお、比較例
の記録方式も、前述した条件c1’〜c3’を満足する
オーバーラップ方式である。
【0061】図9は、比較例の各パスにおいて各ラスタ
ライン上の記録を担当するノズル番号を示している。図
9においても、前述した図7と同じ229番目から27
5番目のラスタラインが例示されている。この比較例に
おいて、各ラスタライン上のドットの記録を担当するノ
ズルの組合せは、常に一定である。例えば、1番ノズル
と同じラスタライン上の記録を行うノズルは常に25番
ノズルであり、2番ノズルと同じラスタライン上の記録
を行うノズルは常に26番ノズルである。一方、図7に
示した第1実施例では、30番ノズル(244番目のラ
スタライン)と、28番ノズル(260番目のラスタラ
イン)と、26番ノズル(275番目のラスタライン)
と、の3つが、1番ノズルと同じラスタライン上の記録
を行う。
【0062】なお、以下では、スキャン繰り返し数sが
2のオーバーラップ方式において、同一のラスタライン
の記録を実行する2つのノズルの組合せを「ノズルペ
ア」と呼ぶ。また、あるノズルとともにノズルペアを構
成する他のノズルを「ペア構成ノズル」と呼ぶ。例え
ば、図7に示した第1実施例において、244番目のラ
スタライン上を記録する30番ノズルと1番ノズルとは
ペアノズルを構成する。また、1番ノズルとともにペア
ノズルを構成するペア構成ノズルとしては、30番ノズ
ルの他に、28番ノズルや26番ノズルなどが存在す
る。
【0063】図10は、第1実施例と比較例のそれぞれ
における1番ノズルのペア構成ノズルと、そのペアノズ
ルに対する上下隣接ラスタ記録ノズルとを比較して示す
説明図である。ここで、「上隣接ラスタ記録ノズル」と
は、あるペアノズルで記録される特定のラスタラインの
上に隣接するラスタラインの記録に使用されるノズルを
言い、「下隣接ラスタ記録ノズル」とは、その特定のラ
スタラインの下に隣接するラスタラインの記録に使用さ
れるノズルを言う。例えば図7に示した第1実施例にお
いて、244番目のラスタラインは、1番ノズルと30
番ノズルとで記録されており、その上隣接ラスタライン
は37番ノズルと10番ノズルとで記録されている。こ
のとき、30番ノズルが1番ノズルのペア構成ノズルと
なり、また、37番ノズルと10番ノズルとが、その上
隣接ラスタ記録ノズルとなる。但し、図10(A)で
は、30番ノズルがペア構成ノズルであるときの上隣接
ラスタ記録ノズルとして、37番ノズルのみが記載され
ており、10番ノズルは省略されている。なお、図10
の表にはペア構成ノズルはすべて記載されているが、そ
の上隣接ノズルや下隣接ノズルは一部が省略されてい
る。
【0064】図10(A)に示されているように、第1
実施例では、1番ノズルのペア構成ノズルとして、8個
の異なるノズルが使用されている。一方、図10(B)
に示されている比較例では、1番ノズルのペア構成ノズ
ルとして、25番ノズルのみが使用されている。これら
の状況は、1番以外の他のノズルにも共通している。
【0065】比較例のようにk(=6)回分の副走査送
り量の同一の配列をs(=2)回繰り返す場合には、ノ
ズルペアが常に同一になる。ノズルペアが常に同一にな
ると、画質が劣化する可能性がある。すなわち、ノズル
ペアによるドットの形成位置が、理想的な位置(設計さ
れた位置)よりも副走査方向に互いに逆方向にずれてい
るときには、そのラスタラインの近傍でバンディングが
発生してしまい、画質が劣化する可能性がある。一方、
第1実施例のように、2組のk(=6)回分の副走査送
り量の配列を互いに異なる配列に設定すると、各ノズル
に対するペア構成ノズルとして複数のノズルが使用され
る。このときには、多様なノズルペアによってドット記
録が実行されるので、上述したノズルの製造誤差に起因
するバンディングは、発生し難くなる傾向にある。従っ
て、オーバーラップ方式においてバンディングの発生に
よる画質劣化を緩和することができる。
【0066】図11は、第2ないし第4実施例の走査パ
ラメータを示す説明図である。第2ないし第4実施例の
記録方式は、副走査送り量の配列が異なる他は、第1実
施例と同じである。また、1サイクルを構成する12
(=s×k)回分の副走査送り量のうち、パス2からパ
ス7までの前半の6回の副走査送り量の配列と、パス8
からパス13までの後半の6回の副走査送り量の配列と
は、互いに異なっている点でも第1実施例と共通してい
る。
【0067】図12は、第2ないし第4実施例のそれぞ
れにおける1番ノズルのペア構成ノズルと上下隣接ラス
タ記録ノズルとを比較して示す説明図である。第2実施
例では、1番ノズルのペア構成ノズルとして6個の異な
るノズルが使用されている。また、第3、第4実施例で
は、図10(A)に示した第1実施例と同様に、1番ノ
ズルのペア構成ノズルとして、8個の異なるノズルが使
用されている。従って、第2ないし第4実施例において
も、第1実施例と同様に、オーバーラップ方式において
バンディングの発生による画質劣化を緩和することがで
きるという利点を有している。
【0068】なお、実際に第1ないし第4実施例のいず
れが最も高い画質を達成できるかは、個々の印刷装置に
おける各ノズルの製造誤差に依存する。従って、例え
ば、第1ないし第4実施例の記録方式の走査パラメータ
をシステムコントローラ(図2)内の図示しないメモリ
に予め格納しておき、これらの4種類の記録方式に従っ
て同一のテスト画像を印刷し、その印刷結果を比較し
て、どの記録方式を採用するかを決定するようにしても
よい。
【0069】図13は、第5実施例の走査パラメータを
示す説明図である。第5実施例の記録方式も、副走査送
り量の配列が異なる他は第1ないし第4実施例と同じで
ある。また、1サイクルを構成する12(=s×k)回
分の副走査送り量のうち、パス2からパス7までの前半
の6回の副走査送り量の配列と、パス8からパス13ま
での後半の6回の副走査送り量の配列とは、互いに異な
っている点でも第1ないし第4実施例と共通している。
【0070】第5実施例が、第1ないし第4実施例と異
なる点は、送り量の範囲である。すなわち、第5実施例
では8〜62ドットの範囲の送り量が使用されている。
一方、第1ないし第4実施例では15〜32ドットの範
囲(第1、第2実施例)、または、14〜32ドットの
範囲(第3、第4実施例)の送り量が使用されている。
【0071】このような第5実施例の利点は、以下の通
りである。一般に、何らかの原因でバンディングが発生
したときには、バンディングの発生周期は副走査送り量
に依存する傾向にある。すなわち、副走査送り量が大き
いほどバンディングの発生周期は大きく、副走査送り量
が小さいほどバンディングの発生周期も小さくなる。従
って、第1ないし第4実施例のように、副走査送り量が
比較的狭い範囲に入っている場合には、何らかの原因で
バンディングが発生したときに、バンディングの発生周
期も比較的狭い範囲に集中すると予想される。このよう
にバンディングの発生周期が比較的狭い範囲に集中する
と、肉眼で目立ちやすく、画質を劣化させる原因にな
る。一方、第5実施例のように、副走査送り量が比較的
広い範囲に亘っている場合には、バンディングの発生周
期も比較的広い範囲に分散して変化するので、バンディ
ングが肉眼で目立ち難くなり、画質劣化を緩和すること
が可能である。
【0072】なお、第5実施例のように、副走査送り量
として比較的広い範囲の値を使用する場合には、その最
大値と最小値との比を約4以上に設定することが好まし
い。第5実施例では、最大値と最小値との比は約8(=
62/8)である。一方、第1ないし第4実施例では、
約2(=32/15)である。
【0073】図14は、第5実施例のそれぞれにおける
1番ノズルのペア構成ノズルと上下隣接ラスタ記録ノズ
ルとを比較して示す説明図である。第5実施例では、1
番ノズルのペア構成ノズルとして、11個の異なるノズ
ルが使用されている。すなわち、第5実施例は、第1な
いし第4実施例よりも多くのペアノズルを使用してお
り、これによって、バンディングの発生による画質劣化
を緩和することができるという点からも好ましい。
【0074】図15は、第6実施例の走査パラメータを
示す説明図である。また、図16は、第6実施例の各パ
スにおいて各ラスタライン上の記録を担当するノズル番
号を示す説明図である。図15(A)に示すように、こ
の記録方式は、ノズルピッチkが4ドット、使用ノズル
個数Nが48、スキャン繰り返し数sが2、実効ノズル
数Neff が24のオーバーラップ方式である。この記録
方式も、1サイクルを構成する8(=s×k)回分の副
走査送り量のうち、パス2からパス5までの前半の4回
の副走査送り量の配列と、パス6からパス9までの後半
の4回の副走査送り量の配列とは、互いに異なってい
る。従って、図示は省略するが、第6実施例においても
第1ないし第5実施例と同様に、多くのペアノズルが使
用されており、バンディングの発生による画質劣化が緩
和される。
【0075】第6実施例の記録方式は、更に、図15
(B)に示すオフセットFの変化パターンに特徴を有し
ている。すなわち、第6実施例においては、オフセット
Fの値は、{0,1,2,3}と1ずつ増加した後に、
これとは逆に、{3,2,1,0}と1ずつ減少してい
る。すなわち、1サイクルの前半と後半では、副走査送
り量の配列が異なるだけでなく、オフセットFの配列も
異なっている。これに対して、上述した第1ないし第5
実施例では、オフセットFの値は一定の配列{2,5,
3,1,4,0}が繰り返されている。
【0076】このようなオフセットFの配列を採用する
と、副走査送りの累積誤差を減少できる可能性がある。
例えば、オフセットFの値が増加するときには副走査送
りの累積誤差が増加し、オフセットFの値が減少すると
きには副走査送りの累積誤差が減少するような副走査送
り機構を想定する。このような機構を用いた場合には、
図15(B)のパス2からパス5までは副走査送りの累
積誤差が増加するが、パス6からパス9までは反対に副
走査送りの累積誤差は減少する。この結果、バンディン
グを更に低減することができる可能性がある。
【0077】図17は、第7実施例の走査パラメータを
示す説明図である。また、図18は、第7実施例の各パ
スにおいて各ラスタライン上の記録を担当するノズル番
号を示す説明図である。図17(A)に示すように、こ
の記録方式は、図15に示した第6実施例の記録方式と
は副走査送り量が異なるだけである。この記録方式も、
1サイクルを構成する8(=s×k)回分の副走査送り
量のうち、パス2からパス5までの前半の4回の副走査
送り量の配列と、パス6からパス9までの後半の4回の
副走査送り量の配列とが互いに異なっている、という第
1の特徴を有している。また、1サイクルの前半と後半
とでオフセットFの配列が異なっているという第2の特
徴も有している。従って、この第7実施例も、上述した
第6実施例と同様に、バンディングの発生による画質劣
化を緩和することが可能である。
【0078】なお、図15(B)と図17(B)を観察
すると理解できるように、第6および第7実施例では、
1サイクルの前半と後半におけるオフセットFのパター
ンが逆転しており、前半と後半とで対称となっていた。
オフセットFの配列は前半と後半とで逆転している必要
は無いが、オフセットFが前半と後半とで異なる配列に
なるように副走査送り量が設定されていることが好まし
い。但し、オフセットFの配列が逆転している場合に
は、上述した副走査送りの累積誤差によるバンディング
の低減の効果をより大きくできる可能性がある。
【0079】なお、副走査送りの累積誤差のバンディン
グへの影響は、顔料インクを用いた場合の方が、染料イ
ンクを用いた場合よりも大きい傾向にある。この理由
は、顔料インクは紙面上であまり広がらないので、副走
査送り誤差によってラスタライン間に隙間が生成され易
いからであると考えられる。従って、第6実施例や第7
実施例のようなオフセットFの配列の効果は、特にイン
クとして顔料インクを用いるような印刷装置において顕
著である。
【0080】D.変形例:なお、この発明は上記の実施
例や実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱
しない範囲において種々の態様において実施することが
可能であり、例えば次のような変形も可能である。
【0081】D1.変形例1:上記各実施例では、スキ
ャン繰り返し数sがいずれも2であったが、本発明は、
スキャン繰り返し数sが2以上の任意の整数の場合に適
用可能である。また、本発明は、ノズルピッチk[ドッ
ト]が2以上の任意の整数である場合に適用可能であ
る。このときには、s×k回分の副走査送り量を、それ
ぞれ連続するk回分の副走査送り量を含むs組に区分し
たときに、s組の副走査送り量のうちの少なくとも1組
における副走査送り量の配列が他の組とは異なる配列を
有するように、副走査送り量が設定される。
【0082】また、オフセットFの配列に関しては、s
組の副走査送り量の少なくとも1組に関するオフセット
Fの配列が他の組とは異なる配列を有するように副走査
送り量を設定することが好ましく、隣接する組とオフセ
ットFの配列が逆になるようにすることが特に好まし
い。
【0083】D2.変形例2:上記各実施例では、間欠
オーバーラップ方式を採用していたが、この代わりに、
各パスにおいて、走査される主走査ライン上のすべての
画素位置を記録対象とする完全オーバーラップ方式を採
用することも可能である。
【0084】通常は、ノズル同士の組合せによるバンデ
ィングは、間欠オーバーラップ方式の方が目立ち易い傾
向にある。従って、特に、間欠オーバーラップ方式にお
いて本発明を適用すると、その効果が顕著である。
【0085】D3.変形例3:この発明はドラムスキャ
ンプリンタにも適用可能である。尚、ドラムスキャンプ
リンタでは、ドラム回転方向が主走査方向、キャリッジ
走行方向が副走査方向となる。また、この発明は、イン
クジェットプリンタのみでなく、一般に、複数のノズル
を有する印刷ヘッドを用いて印刷媒体の表面に記録を行
う印刷装置に適用することができる。このような印刷装
置としては、例えばファクシミリ装置や、コピー装置な
どがある。
【0086】D4.変形例4:上記実施例において、ハ
ードウェアによって実現されていた構成の一部をソフト
ウェアに置き換えるようにしてもよく、逆に、ソフトウ
ェアによって実現されていた構成の一部をハードウェア
に置き換えるようにしてもよい。例えば、システムコン
トローラ54(図2)の機能の一部をホストコンピュー
タ100が実行するようにすることもできる。
【0087】このような機能を実現するコンピュータプ
ログラムは、フロッピディスクやCD−ROM等の、コ
ンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録された形態で
提供される。ホストコンピュータ100は、その記録媒
体からコンピュータプログラムを読み取って内部記憶装
置または外部記憶装置に転送する。あるいは、通信経路
を介してプログラム供給装置からホストコンピュータ1
00にコンピュータプログラムを供給するようにしても
よい。コンピュータプログラムの機能を実現する時に
は、内部記憶装置に格納されたコンピュータプログラム
がホストコンピュータ100のマイクロプロセッサによ
って実行される。また、記録媒体に記録されたコンピュ
ータプログラムをホストコンピュータ100が直接実行
するようにしてもよい。
【0088】この明細書において、ホストコンピュータ
100とは、ハードウェア装置とオペレーションシステ
ムとを含む概念であり、オペレーションシステムの制御
の下で動作するハードウェア装置を意味している。コン
ピュータプログラムは、このようなホストコンピュータ
100に、上述の各部の機能を実現させる。なお、上述
の機能の一部は、アプリケーションプログラムでなく、
オペレーションシステムによって実現されていても良
い。
【0089】なお、この発明において、「コンピュータ
読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク
やCD−ROMのような携帯型の記録媒体に限らず、各
種のRAMやROM等のコンピュータ内の内部記憶装置
や、ハードディスク等のコンピュータに固定されている
外部記憶装置も含んでいる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例としてのカラーインクジェッ
トプリンタ20の主要な構成を示す概略斜視図。
【図2】プリンタ20の電気的な構成を示すブロック
図。
【図3】印刷ヘッド36の下面におけるノズル配列を示
す説明図。
【図4】通常のドット記録方式の基本的条件を示すため
の説明図。
【図5】オーバーラップ記録方式の基本的条件を示すた
めの説明図。
【図6】第1実施例の走査パラメータを示す説明図。
【図7】第1実施例の各パスにおいて各ラスタライン上
の記録を担当するノズル番号を示す説明図。
【図8】比較例の走査パラメータを示す説明図。
【図9】比較例の各パスにおいて各ラスタライン上の記
録を担当するノズル番号を示す説明図。
【図10】第1実施例と比較例のそれぞれにおける1番
ノズルのペア構成ノズルと上下隣接ラスタ記録ノズルと
を比較して示す説明図。
【図11】第2ないし第4実施例の走査パラメータを示
す説明図。
【図12】第2ないし第4実施例のそれぞれにおける1
番ノズルのペア構成ノズルと上下隣接ラスタ記録ノズル
とを比較して示す説明図。
【図13】第5実施例の走査パラメータを示す説明図。
【図14】第5実施例のそれぞれにおける1番ノズルの
ペア構成ノズルと上下隣接ラスタ記録ノズルとを比較し
て示す説明図。
【図15】第6実施例の走査パラメータを示す説明図。
【図16】第6実施例の各パスにおいて各ラスタライン
上の記録を担当するノズル番号を示す説明図。
【図17】第7実施例の走査パラメータを示す説明図。
【図18】第7実施例の各パスにおいて各ラスタライン
上の記録を担当するノズル番号を示す説明図。
【符号の説明】
20…カラーインクジェットプリンタ 22…用紙スタッカ 24…紙送りローラ 26…プラテン板 28…キャリッジ 30…キャリッジモータ 31…紙送りモータ 32…牽引ベルト 34…ガイドレール 36…印刷ヘッド 50…受信バッファメモリ 52…イメージバッファ 54…システムコントローラ(制御部) 61…主走査駆動ドライバ 62…副走査駆動ドライバ 63…ヘッド駆動ドライバ 100…ホストコンピュータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41J 2/01

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主走査を行いつつ印刷媒体上に印刷を行
    う印刷装置であって、 同一色のドットを形成するための複数のノズルを含む1
    つ以上のノズル列を有する印刷ヘッドと、 前記印刷媒体と印刷ヘッドの少なくとも一方を移動させ
    ることによって主走査を行う主走査駆動部と、 前記印刷媒体と印刷ヘッドの少なくとも一方を移動させ
    ることによって副走査を行う副走査駆動部と、 前記主走査の最中に前記複数のノズルのうちの少なくと
    も一部のノズルを駆動してドットの形成を行わせるヘッ
    ド駆動部と、 印刷動作の制御を行う制御部と、を備え、 前記同一色のドットを形成するための複数のノズルは、
    副走査方向に沿って一定のノズルピッチk・D(kは2
    以上の整数、Dは副走査方向の印刷解像度に対応するド
    ットピッチ)を有しており、 前記制御部は、 異なるノズルを用いて各主走査ラインをそれぞれs回
    (sは2以上の整数)ずつ走査し、 s×k回の副走査の際の副走査送り量として複数の異な
    る値を組み合わせて使用するとともに、 s×k回分の副走査送り量を、それぞれ連続するk回分
    の副走査送り量を含むs組に区分したときに、s組の副
    走査送り量のうちの少なくとも1組における副走査送り
    量の配列が他の組とは異なる配列を有していることを特
    徴とする印刷装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の印刷装置であって、 主走査ライン上で行われるs回の主走査のそれぞれにお
    いて、s画素に1画素の割合の間欠的な画素位置がドッ
    トの記録対象となるとともに、前記s回の主走査によっ
    て前記主走査ライン上のすべての画素位置がドットの記
    録対象となる、印刷装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の印刷装置であって、 前記s×k回分の副走査送り量の最大値と最小値との比
    が、約4以上に設定されている、印刷装置。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれかに記載の印
    刷装置であって、 副走査送り量の累算値を前記整数kで除算した余りをオ
    フセットFと定義したとき、前記s組の副走査送り量の
    少なくとも1組に関するオフセットFの配列が、他の組
    とは異なる配列を有している、印刷装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の印刷装置であって、 各組の副走査送り量に関するオフセットFの配列が、隣
    接する組に関するオフセットFの配列とは逆である、印
    刷装置。
  6. 【請求項6】 請求項4または5記載の印刷装置であっ
    て、 前記印刷ヘッドは、顔料インクを用いてドットを形成す
    る、印刷装置。
  7. 【請求項7】 同一色のドットを形成するための複数の
    ノズルを含む1つ以上のノズル列を有する印刷ヘッドを
    備えた印刷装置を用いて、主走査を行いつつ印刷媒体上
    に印刷を行う印刷方法であって、 (a)前記印刷媒体と印刷ヘッドの少なくとも一方を移
    動させることによって主走査を行うとともに、前記主走
    査の最中に前記複数のノズルのうちの少なくとも一部の
    ノズルを駆動してドットの形成を行う工程と、 (b)前記印刷媒体と印刷ヘッドの少なくとも一方を移
    動させることによって副走査を行う工程と、を備え、 前記同一色のドットを形成するための複数のノズルは、
    副走査方向に沿って一定のノズルピッチk・D(kは2
    以上の整数、Dは副走査方向の印刷解像度に対応するド
    ットピッチ)を有しており、 各主走査ラインが、異なるノズルを用いてそれぞれs回
    (sは2以上の整数)ずつ走査され、 s×k回の副走査の際の副走査送り量として、複数の異
    なる値が組み合わせて使用されるとともに、 s×k回分の副走査送りを、それぞれ連続するk回分の
    副走査送り量を含むs組に区分したときに、s組の副走
    査送り量のうちの少なくとも1組における副走査送り量
    の配列が他の組とは異なる配列を有していることを特徴
    とする印刷方法。
  8. 【請求項8】 同一色のドットを形成するための複数の
    ノズルを含む1つ以上のノズル列を有する印刷ヘッドを
    備えた印刷装置を有するコンピュータに印刷を実行させ
    るためのコンピュータプログラムを記録したコンピュー
    タ読み取り可能な記録媒体であって、 前記同一色のドットを形成するための複数のノズルは、
    副走査方向に沿って一定のノズルピッチk・D(kは2
    以上の整数、Dは副走査方向の印刷解像度に対応するド
    ットピッチ)を有しており、 前記コンピュータプログラムは、 異なるノズルを用いて各主走査ラインをそれぞれs回
    (sは2以上の整数)ずつ走査する機能と、 s×k回の副走査の際の副走査送り量として、複数の異
    なる値を組み合わせて使用する機能と、 s×k回分の副走査送りを、それぞれ連続するk回分の
    副走査送り量を含むs組に区分したときに、s組の副走
    査送り量のうちの少なくとも1組における副走査送り量
    の配列が他の組とは異なる配列を有しているような副走
    査送り量を使用して、印刷を実行する機能と、を前記コ
    ンピュータに実現させるコンピュータ読み取り可能な記
    録媒体。
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