JP3483344B2 - トナーカートリッジ及びプロセスカートリッジ - Google Patents

トナーカートリッジ及びプロセスカートリッジ

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JP3483344B2 JP10313895A JP10313895A JP3483344B2 JP 3483344 B2 JP3483344 B2 JP 3483344B2 JP 10313895 A JP10313895 A JP 10313895A JP 10313895 A JP10313895 A JP 10313895A JP 3483344 B2 JP3483344 B2 JP 3483344B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、トナー収納容器を備え
たトナーカートリッジ、及び、画像形成装置に着脱可能
に設けられ、前記トナーカートリッジによりトナーが供
給されるプロセスカートリッジに関する。
【0002】ここで画像形成装置としては、例えば電子
写真複写機、電子写真プリンター(例えば、LEDプリ
ンター、レーザービームプリンター等)、電子写真ファ
クシミリ装置、及び電子写真ワードプロセッサー等が含
まれる。
【0003】また、プロセスカートリッジとしては、帯
電手段、現像手段又はクリーニング手段と、電子写真感
光体とを一体的にカートリッジ化し、このカートリッジ
を、画像形成装置本体に対して着脱可能とするものであ
る。及び帯電手段、現像手段、クリーニング手段の少な
くとも一つと、電子写真感光体とを一体的にカートリッ
ジ化して画像形成装置本体に対して着脱可能とするもの
である。更に、少なくとも現像手段と電子写真感光体と
を一体的にカートリッジ化して画像形成装置本体に対し
て着脱可能とするものをいう。
【0004】
【従来の技術】従来、電子写真画像形成プロセスを用い
た電子写真画像形成装置においては、電子写真感光体及
び電子写真感光体に作用するプロセス手段を一体的にカ
ートリッジ化して、このカートリッジを画像形成装置本
体に着脱可能とするプロセスカートリッジ方式が採用さ
れている。このプロセスカートリッジによれば、装置の
メンテナンスをサービスマンによらずにユーザー自身で
行なうことができるので、格段に操作性を向上させるこ
とができた。そこでこのプロセスカートリッジ方式が画
像形成装置において広く用いられている。
【0005】一方、このプロセスカートリッジ方式にお
いて、トナーの補給を可能とするプロセスカートリッジ
が知られている(例えば、特公平03−56474号公
報、特開平02−186375号公報等)。
【0006】ここで前記特公平03−56474号公報
には、操作者がトナーの補給回数を認識することのでき
るプロセスカートリッジが記載されている。
【0007】また特開平02−186375号公報に
は、プロセスカートリッジの空間内に複数個のトナー補
給容器が挿入可能なプロセスカートリッジが記載されて
いる。
【0008】前述のいずれの従来技術も、トナーの補給
を可能とするプロセスカートリッジにおいて、非常に有
効なものである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前述従来技
術を更に発展させたものである。
【0010】そこで、本発明の目的は、複数個のトナー
カートリッジよりトナーを補給するプロセスカートリッ
ジにおいて、プロセスカートリッジの大型化を抑制でき
共に、補給トナー量の増大を達成できるトナー収納
容器を備えたトナーカートリッジ、及びプロセスカート
リッジを提供することである。
【0011】又、本発明の他の目的は、複数個のトナー
カートリッジよりトナーを補給するプロセスカートリッ
ジにおいて、トナーカートリッジのプロセスカートリッ
ジへの装着を小さな力で容易に行なうことのできるトナ
ー収納容器を備えたトナーカートリッジ、及びプロセス
カートリッジを提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的は本発明に係る
トナー収納容器を備えたトナーカートリッジ、及びプロ
セスカートリッジにて達成される。要約すれば、本発明
は、トナーを補給するトナーカートリッジにおいて、
ナーを収納し圧縮自在に設けられたトナー収納容器と、
前記トナー収納容器を外部から保持し前記トナー収納容
器の圧縮をガイドするガイド手段と、を有し、 前記ガイ
ド手段は、前記トナー収納容器の長手方向両端面に対向
配置され前記トナー収納容器の長手方向両端面を内側に
折り畳ませる一対のガイド部材と、前記ガイド部材間を
連結する連結部材と、を備えていることを特徴とするト
ナーカートリッジである。
【0013】好ましくは、前記トナー収納容器の長手方
向両端面は折り畳みの起点となる部分が内側に突出した
形状とされている。
【0014】本発明による他の態様によれば、画像形成
装置に着脱自在に設けられたプロセスカートリッジにお
いて、 電子写真感光体と、 前記電子写真感光体に作用す
るプロセス手段と、 請求項1又は2の前記トナーカート
リッジを装着する装着手段と、を有し、 前記装着手段は
前記トナーカートリッジの圧縮によって生じた空間に新
たなトナーカートリッジを装着可能に構成されているこ
とを特徴とするプロセスカートリッジが提供される。
【0015】好ましくは、前記ガイド手段は前記ガイド
部材の折り畳みを阻止するストッパを有し、このストッ
パは前記新たなトナーカートリッジの装着動作に伴って
解除される。
【0016】
【0017】
【0018】
【実施例】以下、本発明に係る電子写真画像形成装置、
プロセスカートリッジ及びトナーカートリッジを図面に
即して説明する。
【0019】先ず、図22〜図29を参照して、本発明
に従って構成されるプロセスカートリッジを装着可能な
電子写真画像形成装置の一実施例について説明する。
【0020】説明の順序として、画像形成装置及びプロ
セスカートリッジの概略構成を説明し、次にプロセスカ
ートリッジのハウジングについて説明する。
【0021】{全体構成}この画像形成装置Aは、図2
2及び図23に示すように、画像情報に応じて発光した
レーザー光源からの光を回転するポリゴンミラー1aで
走査すると共に、レンズ1b及び反射ミラー1cを介し
て照射する光学手段1を有し、この光学手段1から画像
情報に基づいた光像を照射して電子写真感光体である感
光体ドラム7に潜像を形成し、これを現像手段9により
トナーを現像してトナー像を形成する。
【0022】トナー像の形成と同期して、記録媒体2を
給紙カセット3aからピックアップローラ3b、搬送ロ
ーラ対3c、3d及びレジストローラ対3e等からなる
搬送手段3で反転搬送し、且つプロセスカートリッジB
としてカートリッジ化された画像形成部において、感光
体ドラム7に形成したトナー像を転写手段としての転写
ローラ4に電圧印加することによって記録媒体2に転写
する。
【0023】更にトナー像転写後の記録媒体2をガイド
部材3fでガイドしつつヒータ5aを内蔵する定着ロー
ラ5b及び該ローラ5bに記録媒体2を押圧して搬送す
る駆動ローラ5cからなる定着手段5へ搬送し、転写ト
ナー像を記録媒体2に定着する。そしてこの記録媒体2
を排出ローラ対3g、3h、3iで搬送し、反転径路3
jを通して排出部6へと排出する。尚、前記排出に関し
ては、揺動可能なフラッパ3kを動作させ、排出ローラ
対3mによって反転搬送径路3jを介することなく直接
的に排出することも可能である。
【0024】一方、画像形成部を構成するプロセスカー
トリッジBは、図24及び図25に示すように、感光層
を有する感光体ドラム7を回転し、その表面に帯電手段
である帯電ローラ8への電圧印加によって一様に帯電
し、光学手段1からの光像を露光部を介して感光体ドラ
ム7に露光して潜像を形成し、現像手段9によって現像
するように構成している。
【0025】現像手段9は、トナー収納部9a内のトナ
ーをトナー送り部材9bで送り出し、固定磁石を内蔵し
た現像ローラ9cを回転させると共に、現像ブレード9
dによって摩擦帯電電荷を付与したトナー層を現像ロー
ラ9cの表面に形成し、そのトナーを前記潜像に応じて
感光体ドラム7へ転移させることによってトナー像を形
成して可視像化する。
【0026】転写ローラ4にトナー像と逆極性の電圧を
印加してトナー像を記録媒体2に転写した後は、クリー
ニングブレード10aによって感光体ドラム7に残留し
たトナーを掻き落とすと共に、廃トナー溜め10bへ集
めるクリーニング手段10によって感光体ドラム7上の
残留トナーを除去し、次の工程に備える。
【0027】尚、感光体ドラム7等の各部品は、トナー
容器11と現像枠体12とを結合し、これにクリーニン
グ枠体13を結合して構成したハウジング内に収納して
カートリッジ化し、このプロセスカートリッジBを装置
本体14に設けたカートリッジ装着手段に対して着脱可
能に装着するものである。
【0028】カートリッジ装着手段は、開閉部材15を
開くと、図26及び図27に示すように、カートリッジ
装着スペースが設けてあり、装置本体14の左右内側面
にカートリッジ装着部材16が取付けてあり、この左右
ガイド部材16にはプロセスカートリッジBを挿入する
ためのガイド部16aが対向して設けてある。このガイ
ド部16aに沿ってプロセスカートリッジBを挿入し、
開閉部材15を閉じることによってプロセスカートリッ
ジBを画像形成装置Aに装着するものである。
【0029】{ハウジングの構成}本実施例に係るプロ
セスカートリッジBは、前述したように、トナー容器1
1、現像枠体12及びクリーニング枠体13を結合して
ハウジングを構成しているが、次にその構成について説
明する。
【0030】図24に示すように、トナー容器11には
トナー収納部9aを形成すると共にトナー送り部材9b
を取付けている。また現像枠体12には現像ローラ9c
及び現像ブレード9dを取付け、更に現像ローラ9cの
近傍には現像室内のトナーを循環させる撹拌部材9eを
回動可能に取付けている。そしてトナー容器11と現像
枠体12を溶着して一体的な現像ユニットを構成してい
る。
【0031】またクリーニング枠体13には感光体ドラ
ム7、帯電ローラ8及びクリーニング手段10の各部材
を取付け、更にプロセスカートリッジBを装置本体14
から取外したときに感光体ドラム7を覆い、これを保護
するドラムシャッタ部材18を取付けてクリーニングユ
ニットを構成している。
【0032】そして現像ユニットとクリーニングユニッ
トとを結合することによって、プロセスカートリッジB
を構成する。そのために、現像枠体12の長手方向両側
には現像ローラ9cの両端を回動可能に支持する図に示
さないカバー部材が取付けてあり、このカバー部材に形
成したアーム部19の先端には、図28、29に示すよ
うに、回動軸20が設けてある(図28、29は一方側
のみ図示)。
【0033】一方、クリーニング枠体13の長手方向両
側2箇所には、回動軸20を位置決め係止するための凹
部21が設けてある。この凹部21に回動軸20を挿入
し、凸部22aを有する結合部材22をクリーニング枠
体13にネジ止めすることにより、現像ユニットとクリ
ーニングユニットは回動軸20を中心に回動可能に結合
され、現像ユニットの自重によって現像ローラ9cが感
光体ドラム7へ押付けられる。
【0034】このとき結合部材22に取付けた圧縮バネ
22bによって現像枠体12を下方へ付勢することによ
り、現像ローラ9cを感光体ドラム7へ確実に押付け
る。従って現像ローラ9cの長手方向両端にスペーサリ
ング(図示せず)を取付けることにより、このリングが
感光体ドラム7に押付けられ、感光体ドラム7と現像ロ
ーラ9cとが一定間隔をもって対向する。
【0035】尚、図25に示すように、プロセスカート
リッジBにはその開口部を開閉する蓋部材44が設けら
れており、蓋部材44にはその開閉動作を容易にするた
めの把持部50が略中央部分に設けられている。又、後
で詳しく説明するが、トナーカートリッジをプロセスカ
ートリッジBに装着し、蓋部材44を閉じた状態におい
て、トナーカートリッジのトナーを供給するための開封
動作を行なうテアテープ把手30がプロセスカートリッ
ジBの外部に突出している。
【0036】又、蓋部材44を閉じた場合における把持
部50の近傍に、蓋部材44をロックするためのロック
手段52が配設されており、図中右斜め上方に回動する
ことにより、ロックを解除することができ、それによっ
て、蓋部材44の開動作が可能となる。
【0037】更に、プロセスカートリッジBの側方に
は、画像形成装置本体に装着するためのガイド54、5
6が設けられている。
【0038】次に本発明に従ったプロセスカートリッジ
Bに取付けるトナーカートリッジCの一実施例について
説明する。
【0039】図1〜図3に示すように、トナーカートリ
ッジCは、概略三角柱の形状を有し、内部にトナーを蔵
したトナー収納容器23を保持手段であるところの上ガ
イド板24、下ガイド板25、及び上、下ガイド板2
4、25の両端部を連結する略三角形の側板26、26
で挟み込んだ構成を備えている。
【0040】トナー収納容器23は、図4〜図6に示す
ように、略三角柱状に形成され、トナーを収納するV形
状の胴部23a、胴部23aの長手方向両端に位置する
側壁部23b、V形状の開放部分に相当するトナー排出
用の開口部23c、開口部23cの全周囲に亙って設け
られたフランジ23d、及び開口部23cを封止するた
めの後述する封止部材から構成されている。
【0041】本実施例のトナー収納容器23は、前述の
ように、略三角柱状をなしており、トナー補給後、V形
状の胴部23aが側方より押圧されて圧縮され、側壁部
23bが確実に胴部23aの内側に折り畳まれるように
(図6)、側壁部23b及びそのフランジ23d1 が胴
部23aの内側に突出されている。換言すると、側壁部
23bのフランジ23d1 の中央部、及び側壁部23b
の中央部即ち三角形状をなす側壁部23bの頂点から延
びる鉛直線に相当する部分が胴部23aの内側に凹んだ
状態とされている。従って、トナー収納容器23を開口
部23c側から見た場合、図5に示されるように、トナ
ー収納容器23の両側壁は略M形状を有する。
【0042】本実施例ではより確実に小さな押圧力で圧
縮できるように、ポリプロピレン、ポリエチレン、塩化
ビニル、ナイロン等の軟らかい材料を用いて、更に、肉
厚を小さくするために真空成型でトナー収納容器23を
成型した。具体的には、厚さ0.6mmのポリエチレ
ン、ポリプロピレン積層シートを用いて成型し、成型品
の肉厚は0.2〜0.6mmであった。尚、成形品の肉
厚において、圧縮的に潰れて変形する側壁部23b及び
そのフランジ23d1 は小さな力で容易に圧縮するため
に、0.1〜1.0mmの範囲内であることが望まし
い。すなわち、肉厚が0.1mmより小さくなると、容
器本体にピンホールが発生し易くなって、トナー漏れが
発生する可能性がある。又、1mmより大きくなると、
圧縮強度が大きくなって圧縮しづらくなる傾向がある。
【0043】上記如き構成を備えていることにより、小
さな力で容易に且つ確実に圧縮し、折り畳むことができ
る。
【0044】また、トナー収納容器23の開口部23c
はフランジ23cに封止部材を接着、溶着等の手段で固
定することにより封止されている。
【0045】この封止部材は、従来のトナー収納容器に
用いられているように単体のイージーピールフィルムで
もよいが、本実施例では、開封時の強度低下即ちの開封
の容易さを目的として、図5に示すようなテアテープユ
ニットを適用している。テアテープユニットは、開口部
23cを覆うカバーフィルム27と、カバーフィルム2
7に引き裂き線27aを介して接続され、開口部23c
の長手方向の一部(開口形成部)を覆うテアテープ28
とを備え、テアテープ28が一方のフランジ23d1
固定された後逆方向に折り返された構成とされている。
開封時には、テアテープ28の折り返し部28aの先端
を引っ張ることにより、カバーフィルム27の引き裂き
線27aに沿ってカバーフィルム27を引き裂くと共
に、フランジ23dから引き剥し、カバーフィルム27
を開口部23cの一部に残した状態で開口を形成し、ト
ナーを供給可能とする。
【0046】尚、本実施例において、トナー収納容器2
3の形状を断面略三角形としたが、図7に示すように、
トナー収納容器23Aの三角形の頂点部分を切欠いて円
孤状とし、更に開口部23cを円孤状に密閉した断面略
扇形のトナー収納容器23Aとすることもできる。
【0047】再度図1〜図3において、テアテープ28
の端には把手固定板29が取付けられ、更に把手固定板
29にはテアテープ把手30が結合されており、また把
手固定板29は上ガイド板24に取外し可能に取付けら
れている。トナー供給時には、このテアテープ把手30
を引くことでテアテープ28を引張りカバーフィルム2
7の引き裂き線27aに沿ってカバーフィルム27を引
き裂き開口を形成してトナーを排出する。
【0048】トナー収納容器23のV形状部分にはそれ
ぞれ上、下ガイド板24、25が適宜手段により取付け
られている。上ガイド板24の長手方向端部近傍には、
テアテープ28が通過するための円孤状のガイド穴32
が穿設され、また上ガイド板24の上面にはその長手方
向中央部に挿入把手31が設けられている。
【0049】挿入把手31は、トナーカートリッジCを
プロセスカートリッジBに挿入するときに、その操作を
し易くするためのもので、材質がPP、PA等の可撓性
の一体成形品よりなり、図1に示すように、厚みが1〜
2mmのコの字状に形成され、その脚31a、31aの
基部である折曲部が0.3〜0.8mmと薄肉に形成さ
れている。これによりこの脚31a、31aの折曲部が
ヒンジの役目をなす。また、挿入把手31は脚部31a
の折曲部にて折曲自在であることにより、上ガイド板2
4の上面に設けられた、挿入把手31に対応した形状の
凹部24a内に折り畳むことができる。この凹部24a
の深さは挿入把手31の厚みと等しく、従って、凹部2
4aに挿入把手31が嵌合された場合、上ガイド板24
の上面は平面状態となり、省スペース化を達成できる。
【0050】尚、挿入把手31は、通常上ガイド板24
の上面から斜め上方に立ち上げられた把持し易い形態と
されている。
【0051】上ガイド板24の長手方向両端部の側面に
は対向するように4個のガイドローラ33が長手方向に
延びるようにそれぞれ付設されており、これらのガイド
ローラ33がプロセスカートリッジBの後述するガイド
溝に沿って動くことにより上ガイド板24の位置を規制
することができる。また上ガイド板24の下面にはガイ
ド穴32に沿ってしごきシール34が付設されている。
【0052】上ガイド板24の下面の長手方向両端部に
は側板26の一方の斜辺部が回動可能に結合されてい
る。
【0053】同様に、下ガイド板25の上面の長手方向
両端部には上記側板26の他の斜辺部が回動可能に結合
されている。
【0054】下ガイド板25の下面にはテアテープ28
の幅方向端部をその長手方向に沿って覆うようにカバー
35が付設されており、これにより、トナーカートリッ
ジCをプロセスカートリッジBに挿入する際にテアテー
プ28が引っ掛かるのを防止している。
【0055】又、下ガイド板25の長手方向端部の側面
における一端、即ちカバー35の取付位置の反対側には
長手方向に突出する突起部25aが設けられており、上
ガイド板24のガイドローラ33と同様にプロセスカー
トリッジBへ挿入時に下ガイド板25の動きを規制して
いる。
【0056】側板26は、上記のように略三角形の両斜
辺部を上、下ガイド板24、25に回動可能に結合され
た板状をなしており、中央部即ち頂点からの鉛直線上に
蝶番部26aを有し、内方へ折り曲げ可能な構成とされ
ている。
【0057】さらに、特に図2に示すように、側板26
の板厚の内部の、折り曲げ部にまたがる領域にスリット
26bが設けてある。スリット26bには側板26の内
方への折り曲げを規制する略扇形のストッパ36が嵌合
されている。ストッパ36にはスリット26bの位置決
め部26b1 、26b2 に噛み合う爪部36aと、側板
26の上ガイド板24側に設けられた穿設部26cに沿
って移動可能な円柱状の突起部36bとを有している。
【0058】通常ストッパ36は、爪部36aが第1位
置決め部26b1 に噛み合っていて、側板26の折り曲
げ部に跨がるように位置し、側板26の折り曲げを阻止
している。一方、ストッパ36をその枢軸36cを中心
にして突起部36bによって図中反時計回りに回動させ
ることにより、爪部36aの第1位置決め部26b1
の噛み合いを第2位置決め部26b2 との噛み合いに変
更することにでき、これにより、ストッパ36が上ガイ
ド板24側に移動して折り曲げ部から退避し、側板26
の折り曲げが可能となる。
【0059】更に、側板26の下ガイド板25側に、突
起部36bに対応した大きさの円形の孔26dが穿設さ
れており、側板26が折り曲げられたとき、突起部36
が孔26dに緩く嵌合し、側板26の折り曲げを阻害し
ない構成とされている。
【0060】尚、上、下ガイド板24、25の長手方向
端部の側面中央部には、プロセスカートリッジBの後述
するバネ部材との干渉を回避するための切欠き部24
b、25bがそれぞれ設けられている。
【0061】次に図8〜図10を用いて本発明に従った
プロセスカートリッジBについて再度詳しく説明する。
【0062】トナー収納部9aの上部に位置する開口部
は開閉部材である蓋部材44によって開閉自在とされて
いる。蓋部材44は扇状の側板部44aを有し、側板部
44aの扇の要に当たる部位には回転突起44bが設け
てあり、この回転突起44bが上記プロセスカートリッ
ジBのトナー収納部9aの側壁の外側に設けられた凹部
に嵌ることでプロセスカートリッジBに対して回動可能
に結合されている。
【0063】また、蓋部材44の裏面には、トナーカー
トリッジCをトナー収納部9aに押し込む動作を行なう
押し込み突起44d及びテアテープ28を外部に案内す
るためのガイドリブ44eが設けられている。
【0064】プロセスカートリッジBのトナー収納部9
aを囲む前後、左右の内壁面には、例えばモルトプレー
ン等のシール部材37が所定の厚さで貼り付けられてい
る。左右の側壁の内側には、トナーカートリッジCを挿
入するためのガイド溝38、及び挿入されたトナーカー
トリッジCを折り畳むためのバネ部材39が設けてあ
る。
【0065】ガイド溝38は、トナーカートリッジCの
入口近傍にては円孤状に、その奥側では直線状に形成さ
れ、それぞれ平行に設けられている。
【0066】さらに、図9に示すように、トナー収納部
9aの左右の側壁には、第1係止爪40がその中心に設
けられた軸部材40aにより回動可能に取付けられてお
り、その両端から互いに反対方向、即ち外方及び内方に
延びる第1及び第2突起部40b、40cを備えてお
り、第1突起部40bが外方に突出する窓41も設けら
れている。窓41は外側から可撓性の幕42で覆われて
いる。又、第2突起部40cの裏面には第2突起部40
cを内方に付勢するバネ部材40dが取付けられてい
る。
【0067】又、図10に示すように、トナー収納部9
aの後部内壁には第2係止爪43が回動可能に設けられ
ており、第1係止爪40とともにトナーカートリッジC
の挿入を規制する働きをする。第2係止爪43は一端を
軸部材43aにより軸支され、他端の内側には凹状の係
合部43bが設けられ、係合部43bの裏面にはバネ部
材43cが係合部43bを内方に付勢するように配設さ
れている。
【0068】更に、トナー収納部9aの開口部近傍に
は、初期においてプロセスカートリッジBの内部に収納
されたトナーを封止するための遮蔽板45が、第1係止
爪40及び第2係止爪43により固定されている。遮蔽
板45は、トナーカートリッジBの上ガイド板24から
挿入把手31及びガイド穴32を除いた構造を備えてい
る。
【0069】トナー収納部9aの内部に収納されたトナ
ーは、遮蔽板45及びトナー収納部9aの側壁及び前後
壁に貼り付けられたシール部材37とによって封止され
ているため、外に漏れ出ることはない。又、遮蔽板45
により、補給時において、開口部より異物やごみ等のト
ナーへの混入を防止できる。
【0070】尚、遮蔽板45は第1及び第2係止爪4
0、43の係止を解除することにより、両端部のガイド
ローラ33をトナー収納部9aの側壁のガイド溝38に
沿って移動できる。
【0071】次に、上記のように構成されたプロセスカ
ートリッジB及びトナーカートリッジCのトナー補給に
伴う動作について説明する。
【0072】図10に示すように、初期において、プロ
セスカートリッジBの内部はトナーで満たされており、
トナー収納部9aの開口部は位置Dにおいて、即ちトナ
ー収納部9aの開口部近傍において遮蔽板45によって
塞がれている。この状態で、プロセスカートリッジBは
画像形成装置本体Aに挿入され画像形成を行ない、トナ
ーを消費する。
【0073】次に、図11を用いて画像形成の結果トナ
ー収納部9a内のトナーを消費した後、第1トナーカー
トリッジCによりトナーを補給する場合について説明す
る。
【0074】まず、画像形成装置本体Aの開閉部材15
を開きプロセスカートリッジBの蓋部材44を露出させ
る。そして、蓋部材44を回転突起44bを中心に回動
し、トナー収納部9aの開口部を開く。そこで、作業者
が第1トナーカートリッジCの挿入把手31を持って、
第1トナーカートリッジCをトナー収納部9aの開口部
上に移動させ、これを開口部に置く。
【0075】このとき、第1トナーカートリッジCの断
面にて頂点を蓋部材44の回転突起44b側に、また下
ガイド板25を遮蔽板45側になるようにして開口部に
載置し、更に、下ガイド板25の端部側壁に設けられた
突起部25aがトナー収納部9aの上側のガイド溝38
に係合した状態とする。
【0076】尚、第1トナーカートリッジCの下ガイド
板25の面積は、トナー収納部9aの側壁及び前後壁に
シール部材37を貼り付けた場合のシール部材37の表
面をなす開口面積より小さく設定されている。一方、上
ガイド板24の面積は、トナー収納部9aの側壁及び前
後壁にシール部材37を貼り付けた場合のシール部材3
7の表面のなす開口面積より大きく、シール部材37を
含まないトナー収納部9aの開口面積より小さく設定さ
れている。このため、第1トナーカートリッジCを開口
部においた状態では、下ガイド板25は開口部に挿入さ
れるが上ガイド板24は開口部に達したところで制止さ
れる。
【0077】このとき、第1トナーカートリッジCのテ
アテープ把手30は把手固定板29によって外側に飛び
出るように保持されているため、テアテープ把手30が
トナー収納部9aの外部に出た状態になっている。
【0078】次いで、蓋部材44を閉める方向に回動
し、蓋部材44の押し込み突起44dを第1トナーカー
トリッジCの上ガイド板24の上面に押し当て、上ガイ
ド板24の外周とトナー収納部9aの側壁及び前後壁と
の間でシール部材37を押し潰しながら第1トナーカー
トリッジCをガイド溝38に沿って押し込む。
【0079】このとき図9に示したように、遮蔽板45
の上面と第1トナーカートリッジCの下ガイド板25の
下面とが接する直前に、蓋部材44の側板44aの内側
でトナー収納部9aの側壁の外側に設けられた第1係止
爪40の第1突起部40bを幕42と共に押すことで第
1係止爪40を軸部材40を中心として図中反時計回り
に回動させ、第1係止爪40の遮蔽板45に対する係止
を解除する。
【0080】同時に、図12に示すように第1トナーカ
ートリッジCの下ガイド板25の縁部でトナー収納部9
aの後壁の上側に設けられた第2係止爪43の突起部4
3dを押すことにより、バネ部材43cの付勢力に抗し
て第2係止爪43を軸部材43を中心として図中反時計
回りに回動させ、遮蔽板45の端部を凹状係合部43b
より離脱させて、第2係止爪43の遮蔽板45に対する
係止を解除する。
【0081】その後第1トナーカートリッジCは、上ガ
イド板24のガイドローラ33がトナー収納部9aのガ
イド溝38にそれぞれ係合しながら押し込まれる。遮蔽
板45は第1トナーカートリッジCの下ガイド板24に
密着した状態で共にトナー収納部9a内を奥側に移動す
る。
【0082】尚、図13に示すように、遮蔽板45が第
1トナーカートリッジCと共にトナー収納部9a内を奥
側に移動し、トナー収納部9aの側壁及び前後壁に取付
けられたシール部材37から離脱する前に第1トナーカ
ートリッジCの上ガイド板24がトナー収納部9aの側
壁及び前後壁に貼り付けられたシール部材37と接触す
ることにより、トナー収納部9aの密閉がとぎれること
はない。更に説明すると、シール部材37は、トナー収
納部9aの側壁及び前後壁において、トナー収納部9a
の開口部から、第1トナーカートリッジC及び第1トナ
ーカートリッジCの下ガイド板25に密着した遮蔽板4
5を少なくとも覆う領域に貼り付けられており、第1ト
ナーカートリッジCを開口部から挿入したときの上ガイ
ド板24の上面と遮蔽板45の下面とを結ぶ円孤bが上
ガイド板24の上面と下ガイド板25の下面とを結ぶ円
孤aより大きく、その結果、トナー収納部9aの密閉状
態を保持することができる。
【0083】次に、図14に示すように蓋部材44を完
全に閉める。このとき、蓋部材44の押し込み突起44
dは、蓋部材44を閉めた状態で第1トナーカートリッ
ジCの上ガイド板24が再び第1係止爪40(図9参
照)及び第2係止爪43で係止され、且つ第1トナーカ
ートリッジCに対する開口部が下を向いてトナーが吐き
出し易い位置で押し込みが止まる高さになっている。
【0084】この状態でテアテープ把手30を図15に
示す矢印E方向に、即ちトナー収納容器23の長手方向
に直交する方向に引抜く。テアテープ28は矢印F方向
に、即ちその長手方向に移動し、トナー収納容器23を
封止しているカバーフィルム27を引き裂き線27aに
沿って引き裂き、且つ接着部分を引き剥し、トナーを第
1トナーカートリッジCの外に排出する。
【0085】このとき、開封始めのトナー収納容器23
の端部に設けられた引っかけ部23bが側板26の凸部
26eに引っかけられ、又、側板26は後述するストッ
パ36によって固定される状態なので可撓性のトナー収
納容器23はテアテープ28との接着力によって引きつ
られることはない。
【0086】テアテープ28は上ガイド板24のガイド
穴32を通って折り返され、しごきシール34により表
面に付着していたトナーがトナー収納容器9a内に除去
される。ガイド穴32は円孤形状をなしており、テアテ
ープ28をE方向に引っ張ることでガイド穴32の中央
に引き付ける力が働き、テアテープ28がガイド穴32
の端部によってしわになりスムーズな引き剥しが妨げら
れることを防いでいる。
【0087】さらに図16に示すように、テアテープ2
8は蓋部材44のガイドリブ44eで折り返されテアテ
ープ28の引抜き方向Gへと角度を変化させる。このと
き、蓋部材44の外部に至るまでのテアテープ28の一
側縁の距離m〜nと他側縁p〜q〜rとが略等しい長さ
になるように、ガイド穴32(図15)及びガイドリブ
44eが形成されており、テアテープ28はトナーカー
トリッジCの長手方向に対して直交する直線方向に引抜
ける構成とされている。
【0088】上記の構成により、テアテープ28をプロ
セスカートリッジBの蓋部材44を閉めた状態で引抜く
ことができ、操作をスムーズに且つに容易に行なうこと
ができる。
【0089】その後、画像形成装置本体14の開閉部材
15を閉める。このようにしてトナーをプロセスカート
リッジBに供給して画像形成を再び可能にする。
【0090】次に、第1トナーカートリッジCによって
補給されたトナーも消費し、更に第1トナーカートリッ
ジCと同一構成の第2トナーカートリッジDによりトナ
ーを補給する場合について説明する。
【0091】図17に示すように、先ず画像形成装置本
体14の開閉部材15を開き、プロセスカートリッジB
の蓋部材44を開方向に回動し、トナー収納部9aの開
口部を露出させる。次に、第2トナーカートリッジDを
第1トナーカートリッジCと同様にしてトナー収納部9
aに挿入する。そして同様に蓋部材44を矢印方向に回
動して、蓋部材44の押し込み突起44dにより第2ト
ナーカートリッジDの上ガイド板24の上面をトナー収
納部9aの奥側方向に押圧する。
【0092】このとき第1トナーカートリッジCをトナ
ー収納部9aに押し込んだときと同様に第1トナーカー
トリッジCに対する第1係止爪40、第2係止爪43の
係止が解除され、第1トナーカートリッジCと第2トナ
ーカートリッジDは一緒に移動する。又、第1トナーカ
ートリッジCの上ガイド板24の上面にある挿入把手3
1は折り畳まれて上ガイド板24の凹部24a(図1参
照)内に収納され、上ガイド板24の上面は平面状態と
なる。
【0093】次いで、下ガイド板25が、図8に示すト
ナー収納部9aの側壁に設けられたバネ部材39を、下
ガイド板25に設けられた切欠き25b(図1参照)が
あるため干渉せずに通過し、トナーカートリッジCの側
板26に設けられたストッパ36の突起部36bが、上
記バネ部材39に当接する。
【0094】このとき図18及び図19に示すように、
ストッパ36はバネ部材39より矢印H方向に力を受け
る。ストッパ36は側板26のスリット26b内でスリ
ット26bの第1凹部26cにストッパ36の爪部36
aが噛合い止まっているが(実線)、バネ部材39を介
した力を受けることで矢印J方向に移動して、第2凹部
26dに爪部36aを噛み合わせたまま戻らないように
固定される(点線)。このため、ストッパ36の端が折
り曲げ部を通過したところで側板26が折り畳み可能と
なる。
【0095】また、ストッパ36の突起部36bは矢印
I方向にもバネ部材39より力を受けているため、側板
26は蝶番部26aで内側に折り畳まれる。このとき第
1トナーカートリッジCはすでにトナー収納容器23内
のトナーを吐き出しているため簡単に折り畳まれるのに
支障はない。又、側板26が内側に折り畳まれたとき、
ストッパ36の突起部36bは対応するように穿設され
た孔26d(図1参照)に緩く嵌合するため、突起部3
6bが側板26と干渉しあって折り畳みが妨害されるこ
とはない。
【0096】その後、上ガイド板24が、バネ部材39
を、上ガイド板24に設けられた切欠き24b(図1参
照)があるため干渉せずに通過した後、図20に示すよ
うに、折り畳まれた第1トナーカートリッジCはガイド
溝38が同心円状の領域から平行状の領域に移動する。
このため上ガイド板24と下ガイド板25は平行状態と
なり、第1トナーカートリッジCは折り畳まれた状態で
最小の体積となる。また、側板26の折り畳み途中に不
慮の振動等が加えられても、トナー収納部9aの側壁内
側にガイド溝38と平行に設けられたリブ46がストッ
パ36の突起部36bの動きを規制することにより、折
り畳まれ始めた側板26が基の状態に戻ることはない。
【0097】次いで、第1トナーカートリッジCと同様
にして第2トナーカートリッジDのテアテープ28を引
抜いてプロセスカートリッジBにトナーを供給し、画像
形成装置本体Aの開閉部材15を閉じて画像形成を行な
う。
【0098】以後、補給したトナーが消費される度に新
しいトナーカートリッジを挿入することでトナーを補給
することができる。古いトナーカートリッジは新しいト
ナーカートリッジを挿入することで順次押され、積み重
ねられる。本実施例ではトナーカートリッジC、D、
E、Fを4個まで挿入できる例を図21に示している。
【0099】上記にて説明したように、トナーカートリ
ッジは最小体積となるように折り畳まれることによって
省スペース化を図ることができ、トナー収納部に挿入で
きるトナーカートリッジの数を増加させることによって
補給トナー量を増大させることができるだけでなく、新
しいトナーカートリッジを次々に押し込み、且つ取り出
さないことでトナー補給の操作を単純化してわかりやす
くすることができ、トナーの飛散を防止できる。又、ト
ナー収納容器の前後壁及び両側壁に適当な厚みのシール
材を設けることにより、トナー漏れを確実に防止するこ
とも可能にしている。
【0100】また、断面が略三角形のトナーカートリッ
ジを円孤状のガイドに沿って押し込むことと、断面が長
方形の変形・縮小されたトナーカートリッジを平行状の
ガイドに沿って積み重ねることで、装置のコンパクト化
を実現している。
【0101】さらに、略三角形のトナーカートリッジの
開封面が、トナーホッパー内の装填径路において下向き
になることで、トナー収納容器内のトナーが確実に吐き
出される。
【0102】尚、上記の説明においては、本発明に係わ
るトナーカートリッジをプロセスカートリッジに適用し
た場合について説明したが、例えば電子写真複写等の
画像形成装置のトナーホッパー装置、即ち現像ローラ等
のプロセスユニットを具備せず単にトナーを貯蔵し現像
ユニットにトナーを供給する装置にも適用できることは
勿論である。
【0103】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
のトナーカートリッジ及びトナーカートリッジを装着可
能なプロセスカートリッジによれば、トナーカートリッ
ジが、トナーを収納し圧縮自在に設けられたトナー収納
容器と、トナー収納容器を外部から保持しトナー収納容
器の圧縮をガイドするガイド手段と、を有し、ガイド手
段は、トナー収納容器の長手方向両端面に対向配置され
トナー収納容器の長手方向両端面を内側に折り畳ませる
一対のガイド部材と、ガイド部材間を連結する連結部材
と、を備えている構成とされるので、トナー収納容器を
所定の形状に確実に小さな力で圧縮させることができ、
更に、トナー収納容器の両端面を内側に折り畳ませるこ
とで圧縮後のトナー収納容器が大きくなるのを防止する
ことができる、といった効果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るトナーカートリッジの一実施例を
示す斜視図である。
【図2】図1のトナーカートリッジの側面図である。
【図3】図1のトナーカートリッジの断面図である。
【図4】図1のトナーカートリッジに含まれるトナー収
納容器を示す斜視図である。
【図5】図4のトナー収納容器を底部から見た平面図で
ある。
【図6】図4のトナーカートリッジを折り畳む様子を示
す斜視図である。
【図7】本発明に係るトナーカートリッジの他の実施例
を示す斜視図である。
【図8】本発明に係るプロセスカートリッジの一実施例
を示す斜視図である。
【図9】図8のプロセスカートリッジにトナーカートリ
ッジを挿入した状態を示す要部説明図である。
【図10】初期状態のプロセスカートリッジを示す説明
図である。
【図11】第1トナーカートリッジをプロセスカートリ
ッジに挿入する状態を示す説明図である。
【図12】第1トナーカートリッジをプロセスカートリ
ッジの開口部に載置した状態を示す説明図である。
【図13】プロセスカートリッジのシール状態を示す説
明図である。
【図14】第1トナーカートリッジをプロセスカートリ
ッジの定位置に装着した状態を示す説明図である。
【図15】図14の状態で第1トナーカートリッジのテ
アテープを除去する状態を示す説明図である。
【図16】図15の状態で除去されるテアテープの状態
を示す説明図である。
【図17】第2トナーカートリッジをプロセスカートリ
ッジに挿入する状態を示す説明図である。
【図18】第1トナーカートリッジとプロセスカートリ
ッジのバネ部材との関連を示す要部説明図である。
【図19】第1トナーカートリッジのストッパの作用を
説明するための説明図である。
【図20】第2トナーカートリッジをプロセスカートリ
ッジの定位置に装着した状態を示す説明図である。
【図21】第1〜第4トナーカートリッジをプロセスカ
ートリッジに装着した状態を示す説明図である。
【図22】本発明に係るプロセスカートリッジが装着さ
れる電子写真画像形成装置の一実施例を示す全体構成図
である。
【図23】図22の画像形成装置を外部から見た斜視図
である。
【図24】図22の画像形成装置に装着されるプロセス
カートリッジを示す構成図である。
【図25】図24のプロセスカートリッジを外部から見
た斜視図である。
【図26】図25のプロセスカートリッジを装着する画
像形成装置本体の装着部を示す斜視図である。
【図27】図25のプロセスカートリッジを装着する画
像形成装置本体の装着部を図26と異なる方向から見た
斜視図である。
【図28】図25のプロセスカートリッジの装着部材を
示す説明図である。
【図29】図28の装着部材を示す断面図である。
【符号の説明】
9a トナー収納部 23 トナー収納容器 23b 側壁部 23c 開口部 24 上ガイド板(保持手段) 25 下ガイド板(保持手段) 27 カバーフィルム 28 テアテープ 44 蓋部材(開閉部材) A 画像形成装置 B プロセスカートリッジ C、D、E、F トナーカートリッジ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 茶谷 一夫 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (56)参考文献 特開 平4−319974(JP,A) 特開 昭64−90470(JP,A) 特開 平6−43751(JP,A) 実開 平7−16940(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 15/08 112 G03G 15/08 506 G03G 21/16 G03G 21/18

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トナーを補給するトナーカートリッジに
    おいて、 トナーを収納し圧縮自在に設けられたトナー収納容器
    と、 前記トナー収納容器を外部から保持し前記トナー収納容
    器の圧縮をガイドするガイド手段と、を有し、 前記ガイド手段は、前記トナー収納容器の長手方向両端
    面に対向配置され前記トナー収納容器の長手方向両端面
    を内側に折り畳ませる一対のガイド部材と、前記ガイド
    部材間を連結する連結部材と、を備えていることを特徴
    とするトナーカートリッジ。
  2. 【請求項2】 前記トナー収納容器の長手方向両端面は
    折り畳みの起点となる部分が内側に突出した形状とされ
    ていることを特徴とする請求項1のトナーカートリッ
    ジ。
  3. 【請求項3】 画像形成装置に着脱自在に設けられたプ
    ロセスカートリッジにおいて、 電子写真感光体と、 前記電子写真感光体に作用するプロセス手段と、 請求項1又は2の前記トナーカートリッジを装着する装
    着手段と、を有し、 前記装着手段は前記トナーカートリッジの圧縮によって
    生じた空間に新たなトナーカートリッジを装着可能に構
    成されていることを特徴とするプロセスカートリッジ。
  4. 【請求項4】 前記ガイド手段は前記ガイド部材の折り
    畳みを阻止するストッパを有し、このストッパは前記新
    たなトナーカートリッジの装着動作に伴って解除される
    ことを特徴とする請求項3のプロセスカートリッジ。
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