JP3481913B2 - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JP3481913B2
JP3481913B2 JP2000384031A JP2000384031A JP3481913B2 JP 3481913 B2 JP3481913 B2 JP 3481913B2 JP 2000384031 A JP2000384031 A JP 2000384031A JP 2000384031 A JP2000384031 A JP 2000384031A JP 3481913 B2 JP3481913 B2 JP 3481913B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像メモリに蓄積
された複数の画像データを合成して表示装置(モニタ)
の表示画面に表示させる画像処理装置に係わるものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年、マイクロコンピュータやメモリが
高機能化及び低価格化されてきたことにより、家庭電化
製品やゲーム等において画像処理が可能となり、表示画
面に多様の画像が表示されるようになっている。上述し
た画像処理において、複数のソース画像データを合成し
て作成した1画面(フレーム)を時系列に、表示装置の
表示画面に表示させて、動画像を形成する手法がある。
ここで、画像処理装置は、フレームバッファ方式とする
と、フレームバッファを2つ有しており、一方のフレー
ムバッファから画像合成された画像の画素データを表示
回路に出力しているとき、他方のフレームバッファにお
いて、次のフレームの画像合成が複数のソース画像の画
像合成を行う描画処理を行っている。そして、画像処理
装置は、上記2つのフレームバッファを交互に、出力用
と描画処理用とに使い分けている。
【0003】以下、図8を用いて上述のフレームバッフ
ァ方式の画像の合成処理について簡単に説明する。描画
装置100は、描画回路101,RAM(Random Acces
s Memory)調停回路102,転送回路103,表示回路
104から構成されており、ROM・105に記憶され
ているソース画像データを読み出し、RAM・106に
おいて複数のソース画像データの画像合成のための描画
処理を行う。RAM・106には、2つのフレームバッ
ファとして、表示領域111及び描画領域112とが設
けられている。ここで、RAM・106においては、説
明のため、各々のフレームバッファを表示領域111及
び描画領域112として機能を特定して示してあるが、
上述したようにこれらの2つのフレームバッファを交互
に、表示用と描画用とに使い分けている。領域110に
は、RAM・106内のバッファメモリの領域(表示領
域111及び描画領域112)及びソース画像データ領
域113のメモリマップが示されている。
【0004】図示しないCPUなどにより、画像処理装
置が起動されると、転送回路103は、ROM(Read On
ly Memory)・105から、画像合成に使用する複数のソ
ース画像データを読み出し、RAM調停回路102を介
して、対応するソース画像データ領域113に各々展開
させて記憶させる。描画回路101は、複数のソース画
像データの画像合成を行い、画像合成の結果得られた合
成画像の画素データを描画領域112に書き込む。この
とき、表示回路104は、表示領域111からすでに合
成された画像データの読み出しを行い、モニタ107へ
画素データ単位で出力する。RAM調停回路102は、
転送回路103がROM・105からソース画像データ
を読み出し、RAM・106へ書き込むとき、ROM・
105から読み出した各ソース画像データを、RAM・
106において書き込むソース画像データ領域113の
アドレスを決定する。
【0005】また、RAM調停回路102は、描画領域
112で画像合成をするとき、各ソース画像データ領域
113から読み出したソース画像データを、ソース画像
データ領域113のアドレスと、描画領域112におい
て配置されるアドレスとに基づき、描画領域112に書
き込むアドレスの計算を行う。上述した構成により、描
画装置100は、RAMに展開されているソース画像デ
ータに基づき、フレーム毎に複数のソース画像データの
画像合成の処理を行い、この合成された合成画像を順次
出力することで、モニタ107に所定の動画の表示を行
っている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のフレー
ムバッファ方式の画像表示装置は、1フレームの合成画
像の処理時間内に画像を合成することが出来ない場合が
ある。すなわち、上記画像表示装置では、モニタ107
に表示する画像を合成するとき、合成に必要なソース画
像データの全てをソース画像データ領域113から読み
出し、1つのソース画像データを読み出す毎に、順に読
み出したソース画像データを描画領域112に書き込ん
で行く処理が必要である。
【0007】また、画像処理装置が起動されたときに、
必要なソース画像データがROM・105から読み出さ
れ、RAM・106のソース画像データ領域113に展
開されているが、フレームによって、転送回路103は
新たなソース画像データを読み出し、使用しないソース
画像データが格納されているソース画像データ領域11
3に上書きして、展開する必要がある。上述したよう
に、1フレームの合成画像を生成するために、RAM・
106におけるソース画像データの読み出し及び書き込
みと、ROM・105からのソース画像データの読み出
し及びRAM・106へのソース画像データの書き込み
とのアクセスが必要となる。これらの各アクセス処理
は、全て1フレームの合成画像の処理時間内に行われる
必要がある。
【0008】特に、RAM・106におけるソース画像
データの読み出し及び書き込みのアクセスは、合成する
ソース画像データの数だけ必要となり、バス幅の占有率
を大きく取ることとなり、画像処理の時間的な余裕を圧
迫する原因となる。このため、従来の画像処理装置に
は、合成処理を行うソース画像データの数が増加する
と、RAM・106におけるアクセス回数が増加し、必
要な数のソース画像データの合成が、1フレーム内の処
理時間で出来なくなるという欠点がある。解決策として
は、メモリからの画像データの転送量を増加させること
が考えられる。しかしながら、単位時間当たりのデータ
の転送量を示すバンド幅(例えば、転送クロックの周波
数が100MHzで8ビットのバスの場合、100Mバ
イト/秒)を広げるには、転送クロックを上げて、デー
タバス幅を広げる必要があるが、これはハードウェア的
にコスト高になるため、転送量を増加させるには限界が
ある。
【0009】したがって、従来の画像処理装置では、他
の解決策として、あらかじめ合成するソース画像データ
に必要な画像を描画しておく必要がある。しかしなが
ら、この様にソース画像データに多くの画像(例えば、
キャラクタ)を描画しておくと、これらのソース画像デ
ータの利用が特定のフレームにおいてのみで限られてし
まい、各ソース画像データの利用の自由度が少なくなる
という問題が生じる。これにより、従来の画像処理装置
には、各フレームの画像を合成するために、ROM・1
05により多くのソース画像データを記憶させる必要が
あり、かつ、フレーム毎に、合成に必要なソース画像デ
ータをROM・105から読み出し、RAM・106に
展開する時間が必要となり、やはり時間的な余裕を減少
させる問題を生じさせる。更に、他の解決策として、1
秒間当たりに表示するフレーム数(フレームレート)を
減らせば、1フレーム当たりに使用可能なメモリアクセ
ス回数を増加させることができるが、この解決方法に
は、フレームレートを減らすと表示がちらつき表示画面
に表示される画像の品質が低下する問題がある。
【0010】本発明はこのような背景の下になされたも
ので、合成するソース画像データのメモリアクセスの回
数を減少させ、1フレームの画像合成の処理時間におい
て従来例より多くのソース画像データの合成を可能とす
る画像処理装置を提供する事にある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の画像処理装置
は、所定の複数のソース画像データを合成処理し、合成
された合成画像を出力し、表示装置においてこの合成画
像を順次表示し、動画を生成する画像処理装置におい
て、前記合成画像の生成に用いる複数のソース画像デー
タが記憶された第1のメモリと、複数のソース画像デー
タを前記第1のメモリから読み出して合成し、前記合成
画像を生成する描画回路と、前記合成画像を画像表示装
置へ出力する表示回路と、一方の記憶領域において前記
描画回路により前記合成画像の合成が行われていると
き、他方の記憶領域から合成された合成画像が前記表示
回路により読み出される、交互に描画用または表示用と
して用いられる2つの記憶領域を有する第2のメモリと
を具備し、前記表示回路が表示用の記憶領域から読み出
した合成画像の画素データと、前記第1のメモリから読
み出したこの合成画像に含まれない他のソース画像デー
タの他の画素データとを、画像表示装置の表示画面にお
いて対応するアドレスのドット毎に演算処理して、この
画像表示装置へ出力することを特徴とする。
【0012】また、本発明の画像処理回路は、前記表示
装置がラインバッファを有しており、このラインバッフ
ァへ合成画像の1走査線分の画素データを記憶させ、こ
の画素データと、前記他のソース画像データにおいて上
記走査線に対応する位置の他の画素データとを、順次、
演算処理することを特徴とする。
【0013】本発明の画像処理装置は、前記表示回路
が、前記演算処理の結果において、前記他の画素データ
が透明である場合、前記合成画像の画素データを前記表
示装置へ出力し、前記他の画素データが半透明である場
合、この他の画素データと前記合成画像の画素データと
に基づき半透明処理を行った後、新たに得られた画素デ
ータを前記表示装置へ出力し、前記他の画像データが透
明でも半透明でも無い場合、この他の画素データを前記
表示装置へ出力することを特徴とする。
【0014】本発明の画像処理装置は、前記表示回路
が、前記合成画像のいずれの位置に前記他のソース画像
データを重ねるかを示す、この合成画像及びこの他のソ
ース画像データの相対位置情報を記憶する記憶部を有
し、この相対位置情報に基づいて、前記演算処理を行う
前記合成画像の画素データと前記他の画素データとのア
ドレスを生成することを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】構成の説明の前に本発明の概要を
簡単に説明する。従来例で説明した様に、フレームバッ
ファ方式ではフレームバッファを2つ有しており(第2
のメモリ)、一方のフレームバッファ(表示用)から記
憶されている合成画像が読み出しされているとき、他方
のフレームバッファ(描画用)へソース画像データが書
き込まれている。ここで、描画用のフレームバッファに
おいて、ソース画像データを合成し、合成された合成画
像のデータを表示装置へ出力するために、ソース画像デ
ータを1種類しか用いない場合でも、最低3回のメモリ
に対するアクセス処理が必要である。すなわち、以下の
アクセスが必要となる。 (1)ソース画像データの読み出しにおける第1のアク
セス処理 (2)(1)で読み出したソース画像データの描画用の
フレームバッファへの書き込みにおける第2のアクセス
処理 (3)画像合成が終了し、描画用から表示用に機能が変
更されたフレームバッファから、合成画像のデータの読
み出しを行う第3のアクセス処理 上述した第1〜第3のアクセス処理では、ソース画像デ
ータや合成画像のデータにおける複数の画素データを1
画素データ(1ドット)毎に取り扱うため、表示装置に
表示される画素データ数に対応した複数のメモリアクセ
スが行われる。
【0016】この(1)〜(3)において、(3)の第
3のアクセス処理のにおけるメモリアクセスの回数は、
上記表示装置の表示サイズ(例えば、VGA(Video Gra
phics Array),SVGA(Super Video Graphics Array)
やXGA(eXtended GraphicsArray)など)により、固定
的に決まるため、減少させることが出来ない。このた
め、フレームバッファ方式の画像処理装置では、第1の
アクセス処理及び第2のアクセス処理におけるメモリア
クセスの回数を減少させることが、メモリのバンド幅に
余裕を持たせ、合成画像の描画性能を向上させる解決方
法となる。図1は、横軸が1フレームにおける可能なメ
モリアクセスの回数を示すものであり、例えば、合成す
るソース画像データが2種類として記述されている。説
明上、1フレームにおけるメモリアクセス回数が、第1
及び第2のアクセス処理が各々2回と、第3のアクセス
処理が1回とに限られているとする。ここで、本願発明
では、一のソース画像データを第1及び第2のアクセス
処理を行い、描画用のフレームバッファに描画し、この
フレームバッファが描画用から表示用に変換されたの
ち、他のソース画像データを読み出し、一のソース画像
データと重ねて表示装置に出力する方式を用いる。すな
わち、本願発明では、ソース画像データの合成を、描画
領域における画像合成時と、画素データを表示装置(図
2のモニタ18)へ出力する時点とで分割して行い、他
のソース画像データの描画領域への書き込み(第2のア
クセス処理)のメモリアクセス回数を削減している。
【0017】したがって、表示用のフレームバッファか
ら合成画像を読み出す機能の他に、上述した他のソース
画像データの任意の領域の画素データを読み出し(第4
のアクセス処理)、合成画像にこの画素データを重ねて
表示装置へ出力する合成出力機能を描画装置に搭載させ
ることで、上記他のソース画像データの(2)のアクセ
スを省略できるため、大幅にメモりアクセスの回数を削
減でき、画像処理装置の描画性能を向上させることが可
能となる。本願発明の第4のアクセス処理は、実質的に
第1のアクセス処理に対応する。結果的に、本願発明の
フレームバッファ方式は、従来のフレームバッファ方式
に対して、第2のアクセス処理を削減することができ、
メモリのバンド幅に余裕を持たせることが可能となる。
また、半透明処理を行う場合、第1のアクセス処理と第
2のアクセス処理との間に、描画用フレームバッファに
おいて半透明処理を行う領域を読み出す第5のアクセス
も必要となるが、上記合成出力機能に半透明演算を行う
機能を付加することにより、この第5のアクセス処理に
ついても省略することが可能となる。
【0018】以下、上述した本発明の概要に基づき、本
願発明の実施形態について図を用いて説明する。図2は
本願発明の一実施形態による画像処理装置の構成例を示
すブロック図である。この図において、描画装置1は、
描画回路5,RAM調停回路6,転送回路4,表示回路
7から構成されており、ROM・2に記憶されているソ
ース画像データを読み出し、RAM・3(第1及び第2
のメモリ)において複数のソース画像データの画像合成
のための描画処理を行う。RAM・3には、図3に示す
様に、2つのフレームバッファとして、表示領域(また
は描画領域)30及び描画領域(または表示領域)31
とが設けられている。ここで、RAM・3においては、
説明のため、各々のフレームバッファを表示領域30及
び描画領域31(第2のメモリ)として機能を特定して
示してあるが、上述したようにこれらの2つのフレーム
バッファ(表示領域30及び描画領域31)は、交互
に、表示用と描画用との表示領域及び描画領域として使
い分けて用いられる。
【0019】図2に戻り、転送回路4は、図示しないC
PUなどにより、画像処理装置が起動されると、ROM
・105から、描画領域31における次に出力するフレ
ーム(モニタ18の表示画像に表示される1画面)の画
像合成に使用する複数のソース画像データA,B,Cを
読み出し、RAM調停回路102を介して、これらのソ
ース画像データA,B,Cを対応するソース画像データ
領域32,33,34(図3参照)に各々展開させて記
憶させる。RAM調停回路6は、転送回路5がROM・
2からソース画像データを読み出し、RAM・3へ書き
込むとき、ROM・2から読み出した各ソース画像デー
タを、各ソース画像データA,B,Cに対応させ、RA
M・3において書き込むソース画像データ領域32,3
4,35(第1のメモリ)のアドレスを決定する。描画
回路5は、各々のソース画像データ領域32及び34か
らソース画像データA及びBを読み出し(第1のアクセ
ス処理)、これら複数のソース画像データの画像合成を
行い、画像合成の結果得られた合成画像の画素データを
描画領域31(図3参照)に書き込む(第2のアクセス
処理)。このとき、表示回路17は、表示領域30(図
3参照)からすでに合成された画像データの読み出しを
行い(第3のアクセス処理)、モニタ18へ画素データ
単位で出力する。
【0020】表示回路7は、レジスタ8,レジスタ9,
レジスタ10,レジスタ12,アドレス生成器,透明・
半透明処理回路14,ポインタ生成回路15,ラインバ
ッファ16,セレクタ17とから構成されている。レジ
スタ8〜レジスタ12の図2における( )内に示され
ているのは、これらのレジスタに記憶されるデータの名
称である。レジスタ8には、表示領域30の範囲を示す
アドレス及びアドレス幅の数値「X1,Y1,H1,W1」
が記憶されている。「X1」及び「Y1」は表示領域30
の始点を示すアドレスであり、また、「W1」及び「H
1」は、表示領域30の上記始点からの各々x方向及び
y方向のアドレスの幅を示す数値である。レジスタ9に
は、表示回路7において表示領域30の合成画像に重ね
られるソース画像データ、例えばソース画像データCの
記憶されているソースアドレス領域、例えばソースアド
レス領域34の範囲を示すアドレス及びアドレス幅の数
値「X2,Y2,H2,W2」が記憶されている。このと
き、表示領域30に記憶されている合成画像は、ソース
画像データ領域32及び33に記憶されている各々のソ
ース画像データA及びソース画像データBが合成された
ものとする。「X2及び「Y2」はソース画像領域34の
始点を示すアドレスであり、また、「W2」及び「H2」
はソース画像領域34の上記始点からの各々x方向及び
y方向のアドレスの幅を示す数値である。
【0021】レジスタ10には、ソース画像データCが
表示回路7において表示領域30の合成画像に重ねられ
る位置を示すアドレスの数値「X3,Y3」が記憶されて
いる。ここで、数値「X3,Y3」は、図4に示すよう
に、表示領域30の始点を原点として、表示領域30に
重ねられるソース画像データCの始点の位置を示す相対
アドレスである。レジスタ11には、表示領域30の合
成画像に重ねられるソース画像データCが透明な画素デ
ータを含むか否かを示すMODEフラグが設定される。
ここで、MODEフラグが「1」の場合、ソース画像デ
ータCは透明な画素データを含み、一方、MODEフラ
グが「0」の場合、ソース画像データCは透明な画素デ
ータを含まない。レジスタ12には、半透明演算に用い
られる、ソース画像データCの半透明な画素データの透
明度α(0≦α≦1の範囲内の割合のデータ)の数値が
記憶されている。ここで、半透明演算は、表示領域30
の合成画像の階調データが「D」で、ソース画像データ
Cの半透明の画素データの階調データが「E」である
と、新たに重ねられた画素データの「R」,「G」,
「B」(Red,Green,Blueの信号方式)の各輝度毎に、例
えばRに対して「DR×(1−α)+ER×α」と演算す
る。ここで、DR及びERは、各々階調データD,Eの
「R」の数値を示している。上述したレジスタ8〜レジ
スタ12は、フレームの画像の合成処理毎にCPUによ
り予め設定される。
【0022】ラインバッファ16には、表示領域30に
記憶されている水平方向の水平データ列の画素データ,
もしくはソース画像データCの水平方向の水平データ列
の画素データが、モニタ18における走査線に対応して
記憶される。すなわち、MODEフラグが「1」のと
き、ソース画像データCが透明な画素データを含むた
め、表示回路7は、表示領域30の対応する水平データ
列の画素データをラインバッファに書き込む。一方、M
ODEフラグが「0」のとき、ソース画像データCが透
明な画素データを含まないため、表示回路7は、ソース
画像データCの対応する水平データ列の画素データと、
このソース画像データCと重なっていない部分の表示領
域30の対応する水平データ列の画素データとをライン
バッファに書き込む。アドレス生成器13は、表示回路
7からモニタ18への水平同期信号の出力に応じて、上
記水平データ列がモニタ18に表示される走査線の位置
に対応させ、表示領域30及びソース画像データ領域3
4の対応する垂直位置のこの水平データ列を画素データ
毎に、順次、ラインバッファ16に転送するためのRA
M・3におけるアドレスを生成する。また、アドレス生
成器13は、レジスタ8〜レジスタ10に記憶されてい
る数値に基づき、アドレスバッファ16に記憶された上
記水平データ列における重なり合う画素データ(表示領
域30の画素データ)に対応させて、表示回路7がソー
ス画像データCの画素データを読み出す(第4のアクセ
ス処理)アドレスを生成する。ポインタ生成回路15
は、モニタ18の上記走査線に画素データを表示させる
タイミングに同期させて、モニタ18に転送するこの画
素データのラインバッファにおける位置を示すポインタ
Pを生成する。
【0023】セレクタ17は、ポインタPの生成タイミ
ングに同期して、ラインバッファ16のポインタPの示
す位置から読み出された画素データと、透明・半透明処
理回路14から出力される画素データとのいずれを、モ
ニタ18へ出力するかの切り替え(選択)を行う。透明
・半透明処理回路14には、ソース画像データCの画素
データが、ソース画像データ領域34から、ポインタP
の生成タイミングに同期してアドレス生成回路6におい
て生成されたアドレスに対応して入力される。このと
き、モニタ18に最終的に表示される画像は、ソース画
像データA,B,Cを合成した画像であるとする。
【0024】ここで、透明・半透明処理回路14は、レ
ジスタ11に記憶されているMODEフラグが「0」の
場合、モニタ18への画素データの読み出しにおいて、
ラインバッファ16からの画素データを出力させるよう
にセレクタ17を制御する。一方、透明・半透明処理回
路14は、レジスタ11に記憶されているMODEフラ
グが「1」の場合、ソース画像データCが透明な画素デ
ータを含むため、以下に示すように、ソース画像データ
Cの画素データが透明か否かの判定を画素データ毎に行
い(演算処理)、ソース画像データCの画素データを選
択するか、ラインバッファ16から出力される画素デー
タを選択するかの制御を行う選択信号をセレクタ17へ
出力する。すなわち、透明・半透明処理回路14は、ソ
ース画像データCの画素データが透明の場合、ラインバ
ッファ16からの画素データをモニタ18へ出力し、ソ
ース画像データCの画素データが透明でない場合、ソー
ス画像データCの画素データをモニタ18へ出力するす
る。上述した演算処理は、ラインバッファ16に記憶さ
れている1走査線分の画素データと、この画素データの
モニタ18の表示画面の表示位置に対応するソース画像
データCの画素データとのいずれかを、または半透明処
理した結果の画素データを用いるかなどの演算を、モニ
タ18の表示画面のドット単位(各画素データ毎)に処
理する。
【0025】また、透明・半透明処理回路14は、入力
されるソース画像データCの上記画素データが透明な場
合、セレクタ17に対して、ラインバッファ16から読
み出される画素データを選択してモニタ18へ出力させ
る。一方、透明・半透明処理回路14は、入力されるソ
ース画像データCの上記画素データが透明でない場合、
セレクタ17に対して、入力されたソース画像データC
の画素データを選択してモニタ18へ出力させる。ここ
で、各画素データは、例えば、図5に示すデータ構成を
している。図5において、フラグTは透明フラグであ
り、「1」の場合、画素データが透明であることを示
し、「0」の場合、画素データが非透明であることを示
す。また、レジスタR,G,Bは、複数のビット、例え
ば5ビットで構成され、各々赤,緑,青の輝度(階調
度)の数値を示している。さらに、透明・半透明処理回
路14は、レジスタ12の半透明度αが「0」で無い場
合、ソース画像データCの透明でない画素データの全て
に対して、この画素毎とラインバッファ16の対応する
画素データとで上述した半透明演算を行い(これによ
り、発明の概要で述べたように第5のアクセス処理を省
略することが可能となる)、この半透明演算によって得
られた新たな画素データを選択して、モニタ18へ出力
させる選択信号をセレクタ16へ出力する。
【0026】RAM調停回路102は、描画回路5が描
画領域31(図3参照)において画像合成をするとき、
描画回路5の制御により、ソース画像データ領域32,
33の配置されたアドレスと、描画領域31においてソ
ース画像データA,Bが配置されるアドレスとに基づ
き、各ソース画像データ領域32,33から読み出した
ソース画像データA,Bを描画領域31に書き込むアド
レスの計算を行う。また、RAM調停回路102は、表
示回路7の制御により、アドレス生成器13の生成する
アドレスに基づき、表示領域30の合成画像の画素デー
タをラインバッファ16へ転送し、ソース画像データ領
域34のソース画像データCの画素データを透明・半透
明処理回路14へ転送する。上述した構成により、描画
装置1は、RAMに展開されているソース画像データに
基づき、フレーム毎に複数のソース画像データの画像合
成の処理を行い、この合成された合成画像を順次出力す
ることで、モニタ107に所定の動画の表示を行ってい
る。
【0027】次に、図1、図2および図3を参照し、一
実施形態の動作例を説明する。例えば、図示しないCP
Uが画像処理装置を起動したとする。このとき、領域3
0が描画領域、領域31が表示領域に設定されていると
する。そして、描画領域30において、合成されるソー
ス画像データA及びBが各々ソース画像データ領域3
2,33に展開されている。また、モニタ18に出力さ
れる時点に上記合成画像と重ねられるソース画像データ
Cは、ソース画像データ領域34に展開されている。さ
らに、モニタ18に最終的に表示される画像は、ソース
画像データA,B,Cを合成した画像であるとする。一
方、このとき、平行してバンド幅の許容範囲において、
表示領域31から合成画像の画素データがラインバッフ
ァ16へ出力されたり、図示しない他のソース画像デー
タ領域から読み出された画素データと、ラインバッファ
16の画素データとが各々読み出され、レジスタ8〜レ
ジスタ12に格納された数値に基づき、モニタ18へ表
示する画素データの出力処理を行っている。
【0028】そして、転送回路4は、合成を開始するた
めに必要となり、RAM・3に展開されていないソース
画像データを、ROM・2から読み出し、RAM・3に
おいて不必要となったソース画像データの展開されてい
るソース画像データ領域に上書きすることで展開する。
次に、描画回路5は、ソース画像データA及びBを、各
々ソース画像データ32,33から読み出し、描画領域
30において、これらソース画像データA及びBの合成
処理を行う。描画回路5におけるソース画像データA及
びBの合成処理、及び表示回路31からモニタ18への
表示される画素データの転送が終了すると、表示領域3
1が描画領域31へと、すなわち表示用から描画用へと
フレームバッファとしての機能が変換され、描画領域3
0が表示領域30へと、すなわち描画用から表示用へと
フレームバッファとしての機能が変換される。これによ
り、描画回路5は、描画領域31における合成画像の生
成を開始し、表示回路7は表示領域30における合成画
像の画素データを、モニタ18へ転送する処理を開始す
る。
【0029】次に、アドレス生成器13は、水平同期信
号に同期して、この水平同期信号に対応するモニタ18
の画面における走査線位置に出力される、表示領域30
における水平データ列のアドレスを生成する。そして、
表示回路7は、アドレス生成器13の生成したアドレス
に基づき、RAM調停回路6を介して、レジスタ11の
MODEフラグが「0」の場合、上記アドレスに基づ
き、モニタ18の表示画面における1走査線分の水平デ
ータ列の画素データを表示領域30及びソース画像デー
タ領域34から読み出し、ラインバッファ16におい
て、水平データ列の画素データを各々対応する位置に格
納する。一方、表示回路7は、アドレス生成器13の生
成したアドレスに基づき、RAM調停回路6を介して、
レジスタ11のMODEフラグが「1」の場合、上記ア
ドレスに基づき、モニタ18の表示画面における1走査
線分の水平データ列の画素データを表示領域30から読
み出し、ラインバッファ16において、水平データ列の
画素データを各々対応する位置に格納する。
【0030】このとき、アドレス生成器13は、レジス
タ8に記憶されている表示領域30のRAM・3におけ
る位置及び範囲を示す数値,及びレジスタ9に記憶され
ているソース画像データCが展開されている領域(ソー
ス画像データ領域34)のRAM・3における位置及び
範囲を示す数値,さらにレジスタ10に記憶されてい
る、表示領域30のアドレス範囲においてソース画像デ
ータCが配置される相対アドレスの数値に基づき、表示
領域30の合成画像の画素データと、重なり合う位置の
ソース画像データCの画素データのRAM・3における
アドレスを算出する。例えば、図4に示すようにソース
画像データCが合成画像に対して重ねられるとすると、
合成画像上における点Dの位置の画素データのソース画
像データ領域34における位置は、「x2,y2」であ
る。このため、アドレス生成器13は、表示領域30に
おいてソース画像データCの配置される始点「x1+x
3,y1+y3」から、順次、この始点のアドレスに対応
させて、ソース画像データ領域34における始点「x
2,y2」のソース画像データCから読み出す画素データ
のアドレスを生成する。
【0031】そして、表示する画素データをモニタ18
へ出力するため、合成画像の画素データとソース画像デ
ータCの画素データとの演算処理を行い、モニタ18の
表示画面に表示する画素データを生成するが、上述した
ように、レジスタ11に記憶されているMODEフラグ
が「1」の場合と、「0」の場合とで、この出力の演算
処理が異なるため、以下にモニタ18への画素データを
出力するための関連処理を、図6のモニタ18の表示画
面に表示される所定の走査線の各ドットにおける合成画
像の画素データとソース画像データCの画素データとの
関連を示す概念図を用いて説明する。レジスタ11に記
憶されているMODEフラグが「0」の場合、ソース画
像データCに透明な画素データが含まれていないことを
示しているため、ソース画像データCの画素データに重
なる位置の、すなわちソース画像データの下部の合成画
像の画素データは表示されない。このため、ラインバッ
ファ16には、表示回路7により、ソース画像データC
と重ならない位置の画素データのみが、表示領域30に
おけるモニタ18の表示画面の走査線に対応した水平デ
ータ列から読み込まれる。このとき、アドレス生成器1
3は、表示領域30の水平データ列から合成画像の画素
データを読み出すアドレスを生成するとき、ソース画像
データCと重なる領域のアドレスをスキップして生成
し、ソース画像データCをソース画像データ領域34か
ら読み出すとき、スキップされた部分のソース画像デー
タCの水平データ列の各画素データのアドレスを生成す
る。
【0032】すなわち、アドレス生成器13は、例え
ば、垂直位置「y1+y3」の走査線方向のアドレスを、
「x1,y1+y3」から「x1+x3,y1+y3」まで
と、「x1+x3+w2,y1+y3」から「x1+w1,y1
+y3」までを生成する。そして、表示回路7は、モニ
タ18の水平同期信号に対応して、「x1,y1+y3」
から「x1+x3,y1+y3」までと、「x1+x3+w
2,y1+y3」から「x1+w1,y1+y3」までとのア
ドレス範囲において、表示領域30から画素データを読
み出し、ラインバッファ16へ書き込み、「x1+x3+
1,y1+y3」から「x1+x3+w2−1,y1+y3」
までのアドレス範囲において、ソース画像データCの画
素データをラインバッファ16へ書き込む。次に、ポイ
ンタ生成回路15は、表示領域30からラインバッファ
16への、1走査線分の水平データ列の画素データの格
納が終了すると、順次、ラインバッファ16の各々の画
素データの記憶されているアドレス位置を示すポインタ
Pを出力する。そして、表示回路7は、ポインタPの出
力タイミングに対応して、ラインバッファ16に記憶さ
れている合成画像の画素データまたはソース画像データ
Cの画素データを、セレクタ17を介してモニタ18
へ、ドット毎に順次、出力する。すなわち、以下に説明
するMODEフラグが「1」の場合のラインバッファ1
6へ画素データを記憶させるときのメモリアクセス回数
は、「表示領域30の水平データ列すべての画素データ
のアクセス回数」と「ソース画像データCの水平データ
列すべての画素データのアクセス回数」とを加えたもの
である。しかしながら、MODEフラグが「0」の場合
のラインバッファ16へ画素データを記憶させるときの
メモリアクセス回数は、「表示領域30の水平データ列
においてソース画像データCと重ならない部分の画素デ
ータのアクセス回数」と「ソース画像データCの水平デ
ータ列すべての画素データのアクセス回数」とを加えた
ものである。上述したように、本発明の画像処理装置
は、MODEフラグが「0」の場合、後に説明するMO
DEフラグが「1」の場合に比較して、表示する必要の
無い画素データを表示領域30からラインバッファ26
に読み出すためのメモリアクセス回数を削減する事がで
きるため、より全体のメモリアクセス回数を減少させ
て、バンド幅に余裕を持たせ、他の処理のために、バン
ド幅を提供することが可能となる。
【0033】一方、レジスタ11に記憶されているMO
DEフラグが「1」の場合、ソース画像データCに透明
の画素データまたは半透明の画素データが含まれている
ことを示しているため、モニタ18の水平同期信号に対
応して、ソース画像データCの画素データに重なる位置
を含めて、合成画像の各走査線単位(水平データ列)の
画素データが全てラインバッファ16へ読み出される。
次に、ポインタ生成回路15は、表示領域30からライ
ンバッファ16への、1走査線分の水平データ列の画素
データの格納が終了すると、順次、ラインバッファ16
の各々の画素データの記憶されているアドレス位置を示
すポインタPを出力する。そして、表示回路7は、この
ポインタPの指し示すアドレス位置における合成画像の
画素データを読み出すとともに、このポインタPのタイ
ミングに対応して、アドレス生成器13の生成したアド
レスに基づき、ソース画像データ領域34からソース画
像データCの画素データを読み出す。透明・半透明処理
回路14は、ソース画像データCの画素データが透明か
否かの判定を、読み出した画素データ毎に行い(演算処
理)、ソース画像データCの画素データを選択するか、
ラインバッファ16から出力される画素データを選択す
るかの制御を行う制御信号をセレクタ17へ出力する。
このとき、透明・半透明処理回路14は、図7に示すよ
うに、上述の比較を合成画像とソース画像データとが重
なるアドレス「x1+x3、y1+y3」から「x1+x3+
w2,y1+y3」のの範囲で行う。透明・半透明処理
回路14は、「x1,y1+y3」から「x1+x3−1,
y1+y3」までの、及び「x1+x3+w2+1,y1+
y3」から「x1+w1,y1+y3」までのの範囲で比
較を行わず、ラインバッファ16においてポインタPの
示す位置から画素データを読み出し、セレクタ17を介
してモニタ18へ出力させる。
【0034】そして、透明・半透明処理回路14は、レ
ジスタ12の半透明度αが「0」で無く、ソース画像デ
ータCの画素データが透明の場合、ラインバッファ16
から読み出される画素データをモニタ18へ出力し、一
方、ソース画像データCの画素データが透明でない場
合、ソース画像データCの画素データをモニタ18へ出
力する制御信号をセレクタ17へ送出する。すなわち、
透明・半透明処理回路14は、ラインバッファ16に記
憶されている1走査線分の画素データと、この画素デー
タのモニタ18の表示画面の表示位置に対応するソース
画像データCの画素データとのいずれかを出力するか、
すなわち、読み出したソース画像データCの画素データ
が透明か否かを図5の透明フラグTでドット単位(各画
素データ毎)確認して、「T=1(透明)」の場合、合
成画像の画素データをモニタ18へ出力し、「T=0
(非透明)」の場合、ソース画像データCの画素データ
をモニタ18へ出力する制御信号をセレクタ17へ送出
し、モニタ18の表示画面への表示する画素データの選
択の処理を行う。
【0035】さらに、透明・半透明処理回路14は、レ
ジスタ12の半透明度αが「0」で無い場合、ソース画
像データCの透明でない画素データの全てに対して、こ
の画素毎とラインバッファ16の対応する画素データと
で上述した半透明演算を行い、この半透明演算によって
得られた新たな画素データを選択して、モニタ18へ出
力させる制御信号をセレクタ16へ出力する。これによ
り、セレクタ17は、上記制御信号に基づき、合成画像
の画素データまたはソース画像データCの画素データを
モニタ18へ、ドット毎に順次、出力する。上述したよ
うに、本願発明は、モニタ18の表示画面に表示する画
像の最終的な合成処理を、描画領域において一括して行
わずに、表示領域30からモニタ18へ画素データを出
力する時点で、表示領域30の合成画像に、この合成画
像に含まれない他のソース画像データCを重ねて、最終
的な合成画像を生成するため、描画領域において合成画
像を作成するときに、このソース画像データCの画素デ
ータの書き込みにおけるメモリアクセスを削減すること
が出来るため、時間的余裕が無いために合成画像の生成
が行えなくなる問題を防止でき、より多くのソース画像
データの合成が可能となり、かつ、バンド幅に余裕を持
たせ、開いたバンド幅においてROM・2からの新たな
ソース画像データを読み込み、RAM・3へ展開するた
めのアクセス処理が行える。
【0036】
【発明の効果】本願発明によれば、表示装置(モニタ1
8)の表示画面に表示する画像の最終的な合成処理を、
描画用の記憶(描画領域)領域において一括して行わず
に、表示用の記憶領域(表示領域)から表示装置へ画素
データを出力する時点で、表示領域の合成画像に、この
合成画像に含まれない他のソース画像データを重ねて、
最終的な合成画像を生成するため、描画領域において合
成画像を作成するときに、この他のソース画像データの
画素データの書き込みにおけるメモリアクセスを削減す
ることが出来るため、時間的余裕が無いために合成画像
の生成が行えなくなるということを防止でき、より多く
のソース画像データの合成が可能となり、かつ、バンド
幅に余裕を持たせ、開いたバンド幅において新たなソー
ス画像データを読み込み、第1のメモリへ展開するため
のメモリアクセスが行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明においてアクセス回数が削減できる機
能の概要を説明する概念図である。
【図2】 本発明の一実施形態による画像処理装置の構
成を示すブロック図である。
【図3】 図1におけるRAM・3の内のバッファメモ
リの領域(表示領域111及び描画領域112)及びソ
ース画像データ領域113のメモリマップを示す概念図
である。
【図4】 表示領域30とソース画像データ領域34と
の相対的な位置関係を示す概念図である。
【図5】 画素データの一構成例を説明する概念図であ
る。
【図6】 モニタ18へ転送する画素データ、すなわち
合成画像及びソース画像データCの各画素データに対す
る演算処理を説明するための概念図である。
【図7】 モニタ18へ転送する画素データ、すなわち
合成画像及びソース画像データCの各画素データに対す
る演算処理を説明するための概念図である。
【図8】 従来のフレームバッファ方式の画像処理装置
の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】 1 描画装置 2 ROM 3 RAM 4 転送回路 5 描画回路 6 RAM調停回路 7 表示回路 8,9,10,11,12 レジスタ 13 アドレス生成器 14 透明・半透明処
理回路 15 ポインタ生成回路 16 ラインバッファ 17 セレクタ 18 モニタ 30,31 表示領域(または描画領域) 32,33,34 ソース画像データ領域
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−99189(JP,A) 特開 昭62−182794(JP,A) 特開 昭62−239672(JP,A) 特開2000−89749(JP,A) 特開2000−284776(JP,A) 特開2001−242848(JP,A) 特開2002−123250(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G09G 5/00 - 5/40

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の複数のソース画像データを合成処
    理し、合成された合成画像を出力し、表示装置において
    この合成画像を順次表示し、動画を生成する画像処理装
    置において、 前記合成画像の生成に用いる複数のソース画像データが
    記憶された第1のメモリと、 複数のソース画像データを前記第1のメモリから読み出
    して合成し、前記合成画像を生成する描画回路と、 前記合成画像を画像表示装置へ出力する表示回路と、 一方の記憶領域において前記描画回路により前記合成画
    像の合成が行われているとき、他方の記憶領域から合成
    された合成画像が前記表示回路により読み出される、交
    互に描画用または表示用として用いられる2つの記憶領
    域を有する第2のメモリとを具備し、 前記表示回路が表示用の記憶領域から読み出した合成画
    像の画素データと、前記第1のメモリから読み出したこ
    の合成画像に含まれない他のソース画像データの他の画
    素データとを、画像表示装置の表示画面において対応す
    るアドレスのドット毎に演算処理して、この画像表示装
    置へ出力することを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 前記表示回路がラインバッファを有して
    おり、このラインバッファへ合成画像の1走査線分の画
    素データを記憶させ、この画素データと、前記他のソー
    ス画像データにおいて上記走査線に対応する位置の他の
    画素データとを、順次、演算処理することを特徴とする
    請求項1記載の画像処理装置。
  3. 【請求項3】 前記表示回路が、前記演算処理の結果に
    おいて、前記他の画素データが透明である場合、前記
    成画像の画素データを前記表示装置へ出力し、前記他の
    画素データが半透明である場合、この他の画素データと
    前記合成画像の画素データとに基づき半透明処理を行っ
    た後、新たに得られた画素データを前記表示装置へ出力
    し、前記他の画像データが透明でも半透明でも無い場
    合、この他の画素データを前記表示装置へ出力すること
    を特徴とする請求項1または請求項2記載の画像表示装
    置。
  4. 【請求項4】 前記表示回路が、前記合成画像のいずれ
    の位置に前記他のソース画像データを重ねるかを示す、
    この合成画像及びこの他のソース画像データの相対位置
    情報を記憶する記憶部を有し、この相対位置情報に基づ
    いて、前記演算処理を行う前記合成画像の画素データと
    前記他の画素データとのアドレスを生成することを特徴
    とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の画像処
    理装置。
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